JP2007129484A - 無線通信システム、無線基地局及び無線通信端末 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局及び無線通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信端末との接続を実行することができる無線基地局をさらに確実に選択させることができる無線通信システム、当該無線通信システムにおいて用いられる無線基地局及び無線通信端末を提供する。
【解決手段】本発明に係る無線通信端末200は、無線基地局100Bと異なる無線基地局100Aに対して送信したLCH確立要求が拒否された場合、受信した接続可能メッセージに基づいて、接続可能メッセージを送信した無線基地局100BにLCH確立要求を送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信端末と、接続要求に基づいて当該無線通信端末との接続を実行する複数の無線基地局とを含む無線通信システム、当該無線通信システムにおいて用いられる無線基地局及び無線通信端末に関する。
従来、PHS(personal handyphone system)に準拠した無線通信システムでは、無線通信端末(以下、“PS”と適宜省略する)が無線基地局(以下、“CS”と適宜省略する)との接続を実行する場合、PSが、無線通信の状態(例えば、受信信号強度)に基づいて、“接続候補CS”を検出する。
次いで、PSは、検出した接続候補CSの中から最も無線通信の状態が良好な接続候補CSを選択し、選択した接続候補CSに対して接続要求(リンクチャネル確立要求)を送信する。
ここで、選択した接続候補CSが接続要求を拒否した場合、例えば、必要な無線リソース(例えば、タイムスロット)が不足しているため、当該接続候補CSが接続要求を拒否した場合、PSは、次に無線通信の状態が良好な接続候補CSに対して接続要求を送信する(例えば、特許文献1)。
特開2001−112038号公報(第5−6頁、第4−5図)
しかしながら、上述した従来の無線通信システムには、次のような問題があった。すなわち、PSを接続できるか否かは、必要とする無線リソースの使用状況などによって異なるため、PSが検出した接続候補CSのうち、最も無線通信の状態が良好な接続候補CSが常に当該PSとの接続を実行できるとは限らないといった問題があった。
特に、PSが受信信号強度に基づいて接続するCSを選択する場合、受信信号強度がそれほど強くないものの無線リソースなどに空きがありPSとの接続を実行することができるCSが存在するにも拘わらず、受信信号強度の強いが無線リソースに空きがないCSが選択され得る。この結果、PSとの接続を実行することができるCSが存在するにも拘わらず、PSとの接続を実行することができないCSに接続要求を送信し続けるといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、無線通信端末との接続を実行することができる無線基地局をより確実かつ迅速に選択できる無線通信システム、当該無線通信システムにおいて用いられる無線基地局及び無線通信端末を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、無線通信端末(PS200)と、第1の無線基地局(例えば、CS100A)と、第2の無線基地局(例えば、CS100B)とを少なくとも含む無線通信システム(無線通信システム10)であって、前記第2の無線基地局は、前記第1の無線基地局に対して送信された接続要求である他局宛て接続要求(リンクチャネル確立要求)を受信する他局宛て接続要求受信部(無線信号処理部103及び中央制御部107)と、前記他局宛て接続要求受信部が受信した前記他局宛て接続要求に基づいて、前記他局宛て接続要求を送信した前記無線通信端末との接続を実行できるか否かを判定する接続判定部(中央制御部107)と、前記接続判定部によって前記無線通信端末との接続を実行できると判定された場合、前記第2の無線基地局の識別子(例えば、CSID)を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージ(接続可能メッセージM)を前記無線通信端末に送信する接続可能メッセージ送信部(無線信号処理部103及び中央制御部107)とを備え、前記無線通信端末は、前記第2の無線基地局から前記接続可能メッセージを受信する接続可能メッセージ受信部(無線信号処理部203及び制御部205)と、前記第1の無線基地局に対して送信した前記接続要求が拒否された場合、前記接続可能メッセージ受信部が受信した前記接続可能メッセージに基づいて、前記接続可能メッセージを送信した前記第2の無線基地局に接続要求を送信する接続要求送信部(無線信号処理部203及び制御部205)とを備えることを要旨とする。
このような無線通信システムによれば、無線通信端末は、第1の無線基地局に対して送信した接続要求が拒否された場合、第2の無線基地局から受信した接続可能メッセージに基づいて、第2の無線基地局に接続要求を送信する。
このため、無線通信端末との接続を実行することができる無線基地局が存在するにも拘わらず、無線通信端末との接続を実行することができない無線基地局に接続要求を送信し続けるといった問題を解消することができる。
すなわち、このような無線通信システムでは、無線通信端末との接続を実行することができる無線基地局をより確実かつ迅速に当該無線通信端末に選択させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記接続可能メッセージ送信部は、使用可能な通信チャネル数を含む接続可能メッセージを送信することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記接続可能メッセージ送信部は、前記接続可能メッセージを所定時間(例えば、300ms)に到達するまで繰り返し送信することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、無線通信端末との接続を実行する無線基地局であって、前記無線基地局と異なる他の無線基地局に対して送信された接続要求である他局宛て接続要求を受信する他局宛て接続要求受信部と、前記他局宛て接続要求受信部が受信した前記他局宛て接続要求に基づいて、前記他局宛て接続要求を送信した前記無線通信端末との接続を実行できるか否かを判定する接続判定部と、前記接続判定部によって前記無線通信端末との接続を実行できると判定された場合、前記無線基地局の識別子を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージを前記無線通信端末に送信する接続可能メッセージ送信部とを備えることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記接続可能メッセージ送信部は、使用可能な通信チャネル数を含む接続可能メッセージを送信することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記接続可能メッセージ送信部は、前記接続可能メッセージを所定時間に到達するまで繰り返し送信することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、無線基地局との接続を実行する無線通信端末であって、前記無線基地局から、前記無線基地局の識別子を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージを受信する接続可能メッセージ受信部と、前記無線基地局と異なる他の無線基地局に対して送信した接続要求が拒否された場合、前記接続可能メッセージ受信部が受信した前記接続可能メッセージに基づいて、前記接続可能メッセージを送信した前記無線基地局に接続要求を送信する接続要求送信部とを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、無線通信端末との接続を実行することができる無線基地局をより確実かつ迅速に選択させることができる無線通信システム、当該無線通信システムにおいて用いられる無線基地局及び無線通信端末を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(無線通信システムの全体概略構成)
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システム10は、無線基地局(以下、CS)100A〜CS100Cと、無線通信端末(以下、PS)200とを含む。なお、無線通信システム10に含まれるCS及びPSの数は、図1に示した数に限定されるものではない。
無線通信システム10は、TDMA/TDD方式を用いるPHS(personal handyphone system)に準拠した無線通信システムであり、本実施形態では、1.9GHz帯の周波数を用いて無線通信を実行する。
具体的には、PS200によって送信されるリンクチャネル確立要求(接続要求)に基づいて、CS(例えば、CS100A)は、PS200との接続を実行し、通信チャネル(無線周波数及びタイムスロットの組合せ)をPS200との無線通信に割り当てる。その後、PS200は、割り当てられた通信チャネルを用いて、CS100Aとの無線通信を開始する。
(無線通信システムの機能ブロック構成)
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。図2は、CS100Aの機能ブロック構成図である。また、図3は、PS200の機能ブロック構成図である。なお、CS100B,100CもCS100Aと同様の機能ブロック構成を有している。
なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、CS100A及びPS200は、同装置の機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略したブロック(例えば、PS200における表示部など)を備える場合があることに留意されたい。
(1)無線基地局
図2に示すように、CS100Aは、無線部101、無線信号処理部103、無線制御部105、中央制御部107、回線制御部109及び電源部111を備えている。
無線部101は、アンテナ101aを有し、1.9GHz帯の無線周波数を用いる送信機と受信機とによって構成されている。
無線信号処理部103は、無線部101及び中央制御部107と接続される。また、無線信号処理部103は、無線制御部105とも接続される。
無線信号処理部103は、DSP(digital signal processor)を有し、無線制御部105による制御に基づいて、中央制御部107によって出力された信号のデジタル変調処理、及び無線部101によって出力された信号のデジタル復調処理を実行する。また、無線信号処理部103は、当該信号の多重化(及び分離)処理を実行する。
無線制御部105は、中央制御部107による指示などに応じて、無線信号処理部103を制御する。また、無線制御部105は、無線部101及び無線信号処理部103において用いられる無線通信に関するプロトコルにしたがった処理を実行する。
中央制御部107は、CS100Aを構成する各機能ブロックを制御する。また、中央制御部107は、無線信号処理部103と回線制御部109との間において設定される通話路の設定や解放(交換制御)を実行する。
さらに、中央制御部107は、他の無線基地局に対して送信されたリンクチャネル(LCH)確立要求である他局宛てLCH確立要求(他局宛て接続要求)を受信する。本実施形態において、中央制御部107は、他局宛て接続要求受信部を構成する。
また、中央制御部107は、受信した他局宛てLCH確立要求に基づいて、当該他局宛てLCH確立要求を送信したPS200との接続を実行できるか否かを判定する。本実施形態において、中央制御部107は、接続判定部を構成する。
具体的には、中央制御部107は、PS200との接続を実行するために必要となる通信チャネル、及び回線制御部109に収容される回線(ISDN回線)の使用状況に基づいて、PS200との接続を実行できるか否かを判定する。
より具体的には、中央制御部107は、通信チャネルや回線に使用されていない“空き”がある場合、PS200との接続を実行できると判定する。
中央制御部107は、PS200との接続を実行できると判定した場合、図7に示すように、PS200の識別子(例えば、CSID)を含み、PS200との接続を実行できることを示す接続可能メッセージMをPS200に送信する。本実施形態において、中央制御部107は、接続可能メッセージ送信部を構成する。
図7に示すように、接続可能メッセージMは、“CSID”と、“割当可能チャネル数”とを含む。CSIDは、CS100Aを識別する識別子であり、CS100Aに固有な値が割り当てられる。割当可能チャネル数は、CS100AがPSとの無線通信に割り当てることができる通信チャネル数を示す。
また、中央制御部107は、接続可能メッセージMを所定時間(例えば、300ms)に到達するまで繰り返し送信することができる。
回線制御部109は、ISDN回線(具体的には、I’回線)を接続し、ISDNに関するプロトコルにしたがった処理を実行する。
電源部111は、CS100Aを構成する各機能ブロックに対して必要な電力を供給する。
(2)無線通信端末
図3に示すように、PS200は、無線部201、無線信号処理部203、制御部205、音声信号処理部207、マイク209、スピーカ211及び電源部213を備えている。
無線部201は、アンテナ201aを有し、1.9GHz帯の無線周波数を用いる送信機と受信機とによって構成されている。
無線信号処理部203は、無線部201及び音声信号処理部207と接続される。また、無線信号処理部203は、制御部205とも接続される。
無線信号処理部203は、DSP(digital signal processor)を有し、制御部205による制御に基づいて、音声信号処理部207によって出力された信号のデジタル変調処理、及び無線部101によって出力された信号のデジタル復調処理などを実行する。
制御部205は、無線信号処理部203及び音声信号処理部207を制御する。特に、本実施形態では、制御部205は、無線部201及び無線信号処理部203を介して、CS(例えば、CS100B)から接続可能メッセージMを受信する。本実施形態では、無線信号処理部203と制御部205とによって、接続可能メッセージ受信部が構成される。
また、制御部205は、無線通信の状態、具体的には、受信信号強度に基づいて、“接続候補CS”を検出する。
ここで、図8(a)は、制御部205が検出した接続候補CSに基づいて、制御部205が生成する“接続候補CSリスト”の一例を示している。図8(a)に示すように、接続候補CSリストは、“優先度”、“CSID”及び“受信信号強度(RSSI)”によって構成されている。なお、接続候補CSリストの内容の更新に関する具体的な動作については、後述する。
制御部205は、検出した接続候補CSの中から最も無線通信の状態が良好な接続候補CS(例えば、CS100A)を選択し、CS100Aに対してLCH確立要求を送信する。
さらに、制御部205は、CS100A(第1の無線基地局)に対して送信したLCH確立要求が拒否された場合、受信した接続可能メッセージMに基づいて、当該接続可能メッセージMを送信したCS100B(第2の無線基地局)にLCH確立要求を送信する。本実施形態では、無線信号処理部203と制御部205とによって、接続要求送信部が構成される。
音声信号処理部207は、マイク209によって取得された音声信号、及びスピーカ211に出力される音声信号のデジタル変換処理などを実行する。
電源部213は、PS200を構成する各機能ブロックに対して必要な電力を供給する。本実施形態では、電源部213は、小型のバッテリによって構成される。
(無線通信システムの動作)
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、PS200が接続可能メッセージMを送信したCS100Bとの接続を実行し、通信を開始するまでの動作について説明する。
(1)全体概略動作
図4は、無線通信システム10の全体概略動作を示すシーケンス図である。なお、CS(CS100A,100B)及びPS200における具体的な処理内容については、図5及び図6を参照しながら後述する。
図4に示すように、ステップS10Aにおいて、PS200は、LCH確立要求をCS100A(第1の無線基地局)に対して送信する。
ステップS10Bにおいて、CS100Bは、CS100Aに対して送信されたLCH確立要求を受信する。つまり、CS100B(第2の無線基地局)は、PS200がCS100Aに対して送信したLCH確立要求(他局宛てLCH確立要求)を傍受して、当該LCH確立要求を取得する。なお、ステップS10A及びS10Bの処理は、ほぼ同時に実行される。
ステップS20において、CS100Bは、PS200との接続を実行できることを示す接続可能メッセージMをPS200に送信する。
ステップS30において、CS100Aは、PS200との接続を拒否するLCH割当拒否をPS200に送信する。なお、LCH割当拒否は、無線リソース(無線周波数やタイムスロット)またはI’回線に、使用されていない“空き”がない場合に送信される。
ステップS40において、PS200は、CS100Bから接続可能メッセージMを受信したことに基づいて、CS100Bに対してLCH確立要求を送信する。
ステップS50において、CS100Bは、PS200からLCH確立要求を受信したことに基づいて、PS200との無線通信に用いられる通信チャネル(無線周波数及びタイムスロットの組合せ)を割り当てる。
ステップS60において、PS200及びCS100Bは、割り当てられた通信チャネルを用いて接続を実行し、無線通信を開始する。
(2)無線基地局での処理内容
図5は、上述した無線通信システム10の全体概略動作において、CS100Aが実行する処理フローを示している。なお、CS100BもCS100Aと同様の処理を実行する。
ステップS110において、CS100Aは、PS200から受信したLCH確立要求が自局向け、つまり、CS100A向けに送信されたLCH確立要求であるか否かを判定する。具体的には、CS100Aは、LCH確立要求に含まれるCSIDに基づいて、自局向けのLCH確立要求であるか否かを判定する。
PS200から受信したLCH確立要求が自局向けのLCH確立要求である場合(ステップS110のYES)、ステップS120において、CS100Aは、当該LCH確立要求の内容を受け付けることができるか否かを判定する。具体的には、CS100Aは、PS200との接続に必要となる通信チャネルやI’回線に、使用されていない空きがあるか否かを判定する。
当該LCH確立要求の内容を受け付けることができる場合(ステップS120のYES)、ステップS130において、CS100Aは、通信チャネル選択処理を実行する。具体的には、CS100Aは、使用されていない無線周波数及びタイムスロットの組合せである通信チャネルを選択する。また、CS100Aは、通信チャネルの選択と合わせて、I’回線上のチャネルも選択する。
ステップS140において、CS100Aは、選択した通信チャネルの情報(無線周波数及びタイムスロット番号)を含む“LCH割当”をPS200に送信する。
一方、当該LCH確立要求の内容を受け付けることができない場合(ステップS120のNO)、ステップS150において、CS100Aは、PS200のLCH確立要求を拒否することを示す“LCH割当拒否”をPS200に送信する。
また、PS200から受信したLCH確立要求が自局向けのLCH確立要求ではない場合(ステップS110のNO)、すなわち、当該LCH確立要求が他のCS向けのLCH確立要求(他局宛てLCH確立要求)である場合、ステップS160において、CS100Aは、当該LCH確立要求の内容を受け付けることができるか否かを判定する。具体的には、CS100Aは、ステップS120の処理と同様に、PS200との接続に必要となる通信チャネルやI’回線に、使用されていない空きがあるか否かを判定する。
当該LCH確立要求の内容を受け付けることができる場合(ステップS160のYES)、ステップS170において、CS100Aは、PS200との接続を実行できることを示す接続可能メッセージMをPS200に送信する。
なお、接続可能メッセージMは、上述したように、CSIDと、割当可能チャネル数とを含む(図7参照)。
一方、当該LCH確立要求の内容を受け付けることができない場合(ステップS160のNO)、CS100Aは処理を終了する。
(3)無線通信端末での処理内容
図6は、上述した無線通信システム10の全体概略動作において、PS200が実行する処理フローを示している。
ステップS210において、PS200は、CSとの無線通信を開始するため、接続候補CSを検出する。具体的には、PS200は、CSから送信される無線信号の受信信号強度(RSSI)に基づいて、所定の閾値以上のRSSIを有するCSを接続候補CSとして検出する。
ステップS220において、PS200は、検出した接続候補CSのRSSIに基づいて、図8(a)に示したような接続候補CSリストを生成する。図8(a)に示すように、ここでは、CS100AのRSSIが最も高いため、CS100Aの優先度が最も高く設定されているものとする。
なお、PS200は、受信信号強度が同等の場合は、接続可能メッセージMに含まれる割当可能チャネル数が多いCSの優先度を高く設定してもよい。
次いで、ステップS230において、PS200は、LCH確立フェーズタイマを起動する。
ステップS240において、PS200は、接続候補CSリストに基づいて、最も優先度が高く設定されているCS100Aに対して、LCH確立要求を送信する。
ステップS250において、PS200は、LCH確立フェーズタイマによって計時される所定の時間(例えば、300ms)が経過し、LCH確立フェーズタイマが停止したか否かを判定する。
LCH確立フェーズタイマが停止していない場合(ステップS250のNO)、ステップS260において、PS200は、CS100AからLCH割当を受信したか否かを判定する。
CS100AからLCH割当を受信していない場合(ステップS260のNO)、ステップS270において、PS200は、CS100AからLCH割当拒否を受信したか否かを判定する。
一方、LCH確立フェーズタイマが停止している場合(ステップS250のYES)、及びCS100AからLCH割当を受信した場合(ステップS260のYES)、PS200は、処理を終了する。なお、CS100AからLCH割当を受信した場合(ステップS260のYES)、PS200は、別途CS100Aとの接続を実行する。
CS100AからLCH割当拒否を受信した場合(ステップS270のYES)、ステップS280において、PS200は、LCH割当拒否を送信したCS100Aを、ステップS220において生成した接続候補CSリストから削除する。
具体的には、PS200は、図8(a)に示す接続候補CSリストの内容からCS100Aのエントリを削除する。
CS100AからLCH割当拒否を受信していない場合(ステップS270のNO)、ステップS290において、PS200は、他のCS(例えば、CS100B)から接続可能メッセージMを受信したか否かを判定する。なお、PS200は、各CSの制御チャネルの送信タイミングにおいて、接続可能メッセージMを受信できるように待ち受ける。
他のCSから接続可能メッセージMを受信した場合(ステップS290のYES)、ステップS300において、PS200は、接続候補CSリストに接続可能メッセージMを送信したCS(例えば、CS100B)のエントリを、優先度を最も高く設定した状態に更新する。
具体的には、PS200は、CS100Bから接続可能メッセージMを受信した場合、図8(b)に示すように、受信信号強度に拘わらず、CS100Bの優先度を最も高くした状態に更新する。
なお、ステップS300の処理の後、PS200は、上述したように、更新された接続候補CSリスト(図8(b)参照)に基づいて、CS100Bに対してLCH確立要求を送信する(図4のステップS40参照)。
なお、PS200が複数の接続可能メッセージMを当該所定時間内に受信した場合、PS200は、受信信号強度が強いCSに高い優先度を割り当てる。
一方、接続可能メッセージMを受信しない場合(ステップS290のNO)、PS200は、ステップS250からの処理を繰り返す。
(作用・効果)
以上説明した無線通信システム10によれば、PS200は、CS100A(第1の無線基地局)に対して送信したLCH確立要求が拒否された場合、CS100B(第2の無線基地局)から受信した接続可能メッセージMに基づいて、CS100BにLCH確立要求を送信する。
このため、PS200との接続を実行することができるCS100Bが存在するにも拘わらず、PS200との接続を実行することができないCS100AにLCH確立要求を送信し続けるといった問題を解消することができる。
すなわち、無線通信システム10では、PS200との接続を実行することができるCSをより確実かつ迅速にPS200に選択させることができる。
特に、通信トラフィック量が多く、各CSの通信チャネル(及びI’回線)の空き容量が極端に少なくなっている場合でも、PS200は、接続を実行することができるCSに対して、確実にLCH確立要求を送信することができる。このため、各CSの通信チャネルなどの空き容量が極端に少なくなっている場合において、いわゆる接続率を格段に向上させることができる。
また、本実施形態では、接続可能メッセージMに割当可能チャネル数の情報が含まれるため、PS200は、受信信号強度が同等の場合、割当可能チャネル数が多いCSに対して優先的にLCH確立要求を送信することができる。このため、当該接続可能メッセージMを送信したCSに対してLCH確立要求が集中した場合でも、PS200との接続を実行することができる可能性が高いCSをPS200に選択させることができる。
さらに、本実施形態では、CS(例えば、CS100B)は、接続可能メッセージMを所定時間(例えば、300ms)に到達するまで繰り返し送信するため、PS200はさらに確実に接続可能メッセージMを受信することができる。また、CS100Bは、所定時間経過後、接続可能メッセージMの送信を終了するため、接続可能メッセージMの送信開始から所定時間内に、CS100Bが、PS200からLCH確立要求を受信することができない場合でも、CS100Bは、LCH確立要求の受信待ち受け状態を継続することなく、処理を正常に終了することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態では、CSが接続可能メッセージMを所定時間に到達するまで繰り返し送信する形態としたが、CSは、所定時間に到達するまでではなく、接続可能メッセージMを所定“回数”に到達するまで繰り返し送信するようにしてもよい。
また、上述した本発明の実施形態では、接続可能メッセージMに割当可能チャネル数が含まれる形態としたが、割当可能チャネル数は、必ずしも接続可能メッセージMに含まれなくても構わない。
さらに、上述したCS100Aの無線信号処理部103及び中央制御部107の機能は、コンピュータや通信装置において実行可能なプログラムとしても提供することができる。同様に、PS200の無線信号処理部203及び制御部205の機能も、コンピュータや通信装置において実行可能なプログラムとしても提供することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の処理フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る接続可能メッセージの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る接続候補CSリストの一例を示す図である。
符号の説明
10…無線通信システム、100A〜100C…無線基地局(CS)、101…無線部、101a…アンテナ、103…無線信号処理部、105…無線制御部、107…中央制御部、109…回線制御部、111…電源部、200…無線通信端末(PS)、201…無線部、201a…アンテナ、203…無線信号処理部、205…制御部、207…音声信号処理部、209…マイク、211…スピーカ、213…電源部、M…接続可能メッセージ

Claims (7)

  1. 無線通信端末と、第1の無線基地局と、第2の無線基地局とを少なくとも含む無線通信システムであって、
    前記第2の無線基地局は、
    前記第1の無線基地局に対して送信された接続要求である他局宛て接続要求を受信する他局宛て接続要求受信部と、
    前記他局宛て接続要求受信部が受信した前記他局宛て接続要求に基づいて、前記他局宛て接続要求を送信した前記無線通信端末との接続を実行できるか否かを判定する接続判定部と、
    前記接続判定部によって前記無線通信端末との接続を実行できると判定された場合、前記第2の無線基地局の識別子を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージを前記無線通信端末に送信する接続可能メッセージ送信部と
    を備え、
    前記無線通信端末は、
    前記第2の無線基地局から前記接続可能メッセージを受信する接続可能メッセージ受信部と、
    前記第1の無線基地局に対して送信した前記接続要求が拒否された場合、前記接続可能メッセージ受信部が受信した前記接続可能メッセージに基づいて、前記接続可能メッセージを送信した前記第2の無線基地局に接続要求を送信する接続要求送信部と
    を備える無線通信システム。
  2. 前記接続可能メッセージ送信部は、使用可能な通信チャネル数を含む接続可能メッセージを送信する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記接続可能メッセージ送信部は、前記接続可能メッセージを所定時間に到達するまで繰り返し送信する請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 無線通信端末との接続を実行する無線基地局であって、
    前記無線基地局と異なる他の無線基地局に対して送信された接続要求である他局宛て接続要求を受信する他局宛て接続要求受信部と、
    前記他局宛て接続要求受信部が受信した前記他局宛て接続要求に基づいて、前記他局宛て接続要求を送信した前記無線通信端末との接続を実行できるか否かを判定する接続判定部と、
    前記接続判定部によって前記無線通信端末との接続を実行できると判定された場合、前記無線基地局の識別子を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージを前記無線通信端末に送信する接続可能メッセージ送信部と
    を備える無線基地局。
  5. 前記接続可能メッセージ送信部は、使用可能な通信チャネル数を含む接続可能メッセージを送信する請求項4に記載の無線基地局。
  6. 前記接続可能メッセージ送信部は、前記接続可能メッセージを所定時間に到達するまで繰り返し送信する請求項4に記載の無線基地局。
  7. 無線基地局との接続を実行する無線通信端末であって、
    前記無線基地局から、前記無線基地局の識別子を含み、前記無線通信端末との接続を実行できることを示す接続可能メッセージを受信する接続可能メッセージ受信部と、
    前記無線基地局と異なる他の無線基地局に対して送信した接続要求が拒否された場合、前記接続可能メッセージ受信部が受信した前記接続可能メッセージに基づいて、前記接続可能メッセージを送信した前記無線基地局に接続要求を送信する接続要求送信部と
    を備える無線通信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009071514A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Toshiba Corp 移動通信システム、サーバ装置、基地局装置及び、移動端末装置
JP2009171445A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi Kokusai Electric Inc 基地局切替装置

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