JP2006270491A - デジタル移動通信システムおよび移動局無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動局が無線基地局の通信エリア内か、外かを自動的に検出し、無線キャリアを切換えることのできるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を提供する。
【解決手段】無線基地局と複数の移動局無線装置からなるデジタル移動通信システムにおいて、上記移動局無線装置は、受信部と、上記受信部で受信される当該無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部と、送信部と、当該受信部の受信周波数及び当該送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザ及び当該受信部、当該送信部及び前記周波数シンセサイザを制御する制御部を有し、当該制御部は、当該無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部の検出出力に基いて、前記周波数シンセサイザの周波数を変更するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル移動通信システムおよび移動局無線装置に関し、特に、通信エリアを検出して所定の通信を可能とするデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置に関するものである。
現在、実用化されているデジタル無線通信システムの一例を図7を用いて説明する。図7において、701は、基地局無線装置(以下、無線基地局と称す。)であり、701−1は、常送無線基地局、701−2および701−3は、非常送無線基地局を示す。702−1、702−2、・・・702−Nは、移動局無線装置(以下移動局と略称する。)である。703は、切替装置、704は、通話卓、705−1は、基地局無線装置701−1の通信エリアを、705−2は、基地局無線装置701−2の通信エリアを、そして、705−3は、基地局無線装置701−3の通信エリアを示す。ここで、常送無線基地局とは、無線基地局から常に空線信号を移動局に送信し、移動局は、常にこの空線信号を受信している無線基地局を言う。また、非常送無線基地局とは、空線信号は、送信しないが、非常送無線基地局の通信エリア内では、非常送無線基地局と移動局との間で通信ができる無線基地局を言う。
このシステムは、無線基地局701と基地局701の通信エリア(あるいは通信ゾーンとも言われる。)705内にある複数の移動局702−1、702−2、・・・702−N(移動局を総称する場合は、移動局702と称する。)との通信接続サービス、あるいは、例えば、移動局702−1と移動局702−2とが基地局701−1を介して通信を行う移動局間通信接続サービスが行なわれるように構成されたシステムである。なお、切替装置703は、無線基地局701−1、701−2および701−3を適宜切替、通話卓704と移動局702とが通信できるようにする装置である。例えば、通話卓704が移動局702−6と通話する場合、移動局702−6は、無線基地局701−1の通信エリア705−1の圏外に位置しているので、切替装置703を動作させ、無線基地局701−3を起動して移動局702−6と通信するように動作する。なお、無線基地局701−2についても同様である。また、上記説明では、切替装置703および通話卓704を無線基地局701−1とを独立して設けているが、一体に設けることもできる。
このようなデジタル移動通信システム(アナログ無線通信システムでも同様である。)では、移動局702が他の移動局702と通信を行なう場合、例えば、移動局702−1は、無線基地局701−1の通信エリア705−1のサービスエリア内に位置する移動局702−2および702−5と、無線基地局701−1を介して通信をすることができる。
一方、このようなデジタル移動通信システムで、無線基地局701−1の通信エリア705−1のサービスエリア外に位置する移動局、例えば、移動局702−3、702−4、702−6あるいは702−Nの各移動局と通信することもできる。この場合、前述した非常送無線基地局701−2あるいは701−3を介して通信する場合と、無線基地局701を介さずに、移動局同士が直接通信できる直接通信機能が設けられている。この機能を用いることにより、例えば、無線基地局701の通信エリア以外に位置する移動局、例えば、移動局702−3および702−4が相互に直接通信をしたり、また、無線基地局701−1の通信エリア705−1の圏内に位置する移動局702−2と圏外に位置する移動局702−3との通信を行う機能も有している。
ここで、上記デジタル移動通信システムで使用が許可されている無線キャリアについて説明する。日本におけるデジタル移動通信システムにおける規格は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)Standard T61(発行元 社団法人 電波産業会)(以下、ARIB STD T61と略称する)に定められている。そして、このシステムで使用が許可されている無線キャリア(carrier)周波数割当てを図5に示す。図5において、上り方向、即ち、移動局→基地局の方向では、366.675MHzから366.950MHzで、1波の周波数帯域が6.25KHz巾で、44波(f1、f2、・・・)が認められている。また、下り方向、即ち、基地局→移動局の方向では、上り方向の無線キャリアから18MHz離れた384.675MHzから384.950MHzで、1波の周波数帯域が6.25KHz巾で、44波(F1、F2、・・・)が認められている。従って、デジタル移動通信システムの通信においては、上り方向f1、f2、・・・、下り方向F1、F2、・・・の各周波数が使用される。そして、上述した移動局間直接通信用としては、図5に示すように上り方向の無線キャリアに近接して直接通信用無線キャリアW(帯域幅6.25KHz)一波が認められている。従って、図7に示すデジタル移動通信システムでは、移動局702から無線基地局701への上り方向には、無線キャリアfの内の所定の周波数が使用され、無線基地局701から移動局702への下り方向には、無線キャリアFの内の所定の周波数が使用される。そして、移動局間直接通信には、無線キャリアWを用いて通信がなされるように構成されている。
以上説明したようにデジタル移動通信システムでは、無線基地局701と移動局702との通信および無線基地局701を介した移動局702間の通信は、例えば、上り無線キャリアf1、下り無線キャリアF1を使用する半複信方式であり、移動局702間の直接通信においては、無線キャリアWの同一の周波数を用いて送信・受信を行なう単信方式となっている。
上述したデジタル移動通信システムに使用される移動局702の構成について、図8を用いて説明する。図8は、移動局(無線装置)702の概略構成を示すブロック図であって、移動局801(702と同じ。)は、制御部802、送受信部803、受信部804、送信・受信共用のアンテナ805、受信用アンテナ806、送受信部803のモニタ用スピーカ807、受信部804のモニタ用スピーカ808、マイク809および操作部810で構成されている。
この移動局801の動作について説明する。まず、移動局801は、無線基地局701−1の通信エリア内に位置する場合、送受信部803は、アンテナ805で受信された無線基地局701からの無線キャリアF1の信号を増幅、周波数変換、復調等の処理を行い、モニタスピーカ807から音声を出力する。そして、移動局801(例えば、移動局702−1)が音声を送信する場合は、操作部810を操作して、例えば、プレストークスイッチをONし、マイク809で音声を入力すると、マイク809は、音声を電気信号に変換し、送受信部803に供給する。送受信部803は、この電気信号を変調、周波数変換、増幅し、無線キャリアf1の信号として無線基地局701−1に送信する。なお、移動局702−1が移動局702−2と通話する場合は、無線基地局701−1と移動局702−2との間は、下り無線キャリアF2、上り無線キャリアf2を使用することにより通信を行うことができる。また、無線基地局701−2あるいは701−3の通信エリア705−2および705−3に位置する移動局702−Nあるいは702−3は、切替装置703の制御に基いて、それぞれ無線基地局を介して通話卓704と通話することができる。
一方、受信機804は、アンテナ806で受信された信号を増幅、周波数変換、復調等の処理を行い、モニタスピーカ808から音声を出力する。但し、この場合の受信部804は、移動局間直接通信用に他の移動局、例えば、移動局702−3からの直接通信用無線キャリアWをモニタするためのものである。従って、移動局702−3からの直接通信用無線キャリアWを受信した移動局、例えば、移動局702−2は、操作部810を操作して制御部802を介して送受信部803の動作を移動局間直接通信用の無線キャリアWに切替、移動局702−3と無線キャリアWの同一の周波数を用いて送信・受信を行なう単信方式で通話することができる。
而して、上述の従来のデジタル移動通信システムには、次のような問題がある。即ち、移動局702は、無線基地局701との通話を行う送受信部803と移動局間直接通信波の受信するための受信部804の2つの受信部を設ける必要があり、無線機の小型化及び低コスト化に不利となる。また、無線機を1台の送受信部で構成した場合、
1)無線基地局701のサービスエリア内に位置する移動局702が無線基地局701のサービスエリア外に位置する他の移動局702と通信を行うためには、移動局702の無線周波数を移動局間直接通信用に割当てられた無線キャリアWに切替える必要があるが、この無線キャリアWの送受信に切替操作することにより、移動局702は、無線基地局701からの無線キャリアFを受信することができなくなる。その結果、例えば、移動局702が無線基地局701−1のサービスエリア内に位置しながら無線基地局701−1が提供するサービスを受けられなくなってしまう。即ち、通信卓704が無線基地局701−1を介して移動局702と通信を行おうとしても、通信を行うことができない。
2)無線基地局701の通信エリア外の移動局702同士、あるいは通信エリア内の移動局702と通信エリア外の移動局702が相互に直接無線通信を行うためには、手動操作による周波数の切替操作が必要なことから、前もって運用方法を定めておき、それに従って相互に直接通信波Wに設定をしない限り相互の通信ができない。従って、例えば、通信エリア705−1の外に位置する移動局702−4が、無線基地局701−1の通信エリア705−1の外に位置する移動局702−3に通信エリア705−1内に位置する移動局702−2に対してメッセージの中継を依頼しようとしても、移動局702−3が直接通信波用の無線キャリアWに設定しない限り通信が成立しない。
3)また、無線基地局701の通信エリア705内において、通信エリア705内に位置する移動局702または通信エリア705のサービスエリア外に位置する移動局702と直接無線通信を行うためには、手動で直接通信波への切替を行う必要があるが、移動局702側で無線基地局701の通信エリア内か、外かを認識し、直接通信波への切替を行わない限り、移動局間直接通信の呼び出し、あるいは無線基地局を介した通信の双方が成立しなくなってしまう。特に、非常送無線基地局、例えば、無線基地局701−2および701−3の通信エリア内においては、非常送無線基地局は、空線信号を出していないので、通信エリア内かどうかの判断はできない。
4)無線基地局のエリア内において、無線基地局中継による移動局間通信を行うためには、無線基地局は常に空線信号を送信する、所謂、常送モードでなくてはならない。しかし、前述の1つの切替装置に接続される無線基地局において、隣接する無線基地局エリアが同一周波数を使用する場合、同時に1つの基地局のみしか送信できないため、他の無線基地局エリアにおいては基地局中継による移動局間の通話ができなくなってしまう。
また、移動局が待受け中の時に、受信周波数を基地局通信用から直接通信用に切替えた後、逆に直接通信用に切換えることを繰返す移動無線装置(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
特開2004−254058号公報
以上説明したように従来のデジタル移動通信システムでは、移動局が無線基地局と送受信する無線機と、移動局間直接通信用の無線機とを備える必要がある。また、無線機が1台の場合には、無線基地局との通信用と移動局間直接通信用に周波数を切換えることを繰返す以外に方法がなく、デジタル移動通信システム用の無線機として極めて不便である。
本発明の目的は、容易に無線基地局通信と移動局間直接通信が行えるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を提供することである。
本発明の他の目的は、無線基地局の通信エリア内にて無線基地局の送信する周波数の待ち受けを行ないながら、移動局間で通信できるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を提供することである。
本発明の他の目的は、移動局が無線基地局の通信エリア内か、外かを自動的に検出し、無線キャリアを切換えることのできるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、移動局から無線キャリア切換のための所定信号を送信し、移動局間直接通信に切換えるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を提供することである。
本発明は、無線基地局と複数の移動局無線装置からなるデジタル移動通信システムにおいて、上記移動局無線装置は、受信部と、上記受信部で受信される上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部と、送信部と、上記受信部の受信周波数および上記送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザおよび上記受信部、上記送信部および上記周波数シンセサイザを制御する制御部を有し、上記制御部は、上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部の検出出力に基いて、上記周波数シンセサイザの周波数を変更するように構成される。
また、本発明のデジタル移動通信システムにおいて、上記電界強度検出部の検出結果が所定値以上のときは、上記制御部は、上記周波数シンセサイザの周波数を上記無線基地局との送受信周波数に設定し、上記電界強度検出部の検出結果が所定値以下のときは、上記制御部は、上記周波数シンセサイザの周波数を上記移動局無線装置間の直接通信用の周波数に設定するように構成される。
また、本発明のデジタル移動通信システムにおいて、上記制御部は、更に、記憶部を有し、上記記憶部に上記移動局無線装置間の直接通信波切替信号ビットパターンを記憶すると共に、上記移動局無線装置が同期バースト信号を送信する場合、上記記憶部に記憶されている上記直接通信波切替信号ビットパターンを読出し、上記同期バースト信号に上記直接通信波切替信号ビットパターンを挿入し送信するように構成される。
また、本発明のデジタル移動通信システムにおいて、複数の上記移動局無線装置の内、上記同期バースト信号を送信する移動局無線装置とは異なる他の移動局無線装置は、上記同期バースト信号から上記直接通信波切替信号ビットパターンを検出し、該ビットパターンの検出結果に基づいて、上記他の移動局無線装置は、移動局間無線装置間の直接通信波の送受信周波数に切換えるように構成される。
更に、本発明は、無線基地局と所定の周波数で通信される移動局無線装置であって、上記移動局無線装置は、受信部と、上記受信部で受信される上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部と、送信部と、上記受信部の受信周波数および上記送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザおよび上記受信部、上記送信部および上記周波数シンセサイザを制御する制御部を有し、上記制御部は、上記電界強度検出部の検出出力に基いて上記周波数シンセサイザの周波数を変更するように構成される。
また、本発明の移動局無線装置において、上記制御部は、記憶部を有し、上記記憶部に上記移動局無線装置間の直接通信波切替信号ビットパターンを記憶すると共に、上記移動局無線装置が同期バースト信号を送信する場合、上記記憶部に記憶されている上記直接通信波切替信号ビットパターンを読出し、上記同期バースト信号に上記直接通信波切替信号ビットパターンを挿入し送信するように構成される。
また、本発明の移動局無線装置において、上記制御部は、記憶部を有し、上記記憶部に送受信切替モードテーブルを記憶し、上記制御部は、上記電界強度検出部から出力される電界強度と上記送受信切替モードテーブルに基き上記周波数シンセサイザの周波数を変更するように構成される。
また、本発明の移動局無線装置において、上記記憶部は、更に、周波数切替テーブルを記憶し、上記制御部は、上記電界強度検出部から出力される電界強度と、上記送受信切替モードテーブルおよび上記周波数切替テーブルに基き上記無線基地局との送受信周波数と移動局無線装置間の直接通信用送受信周波数とを切換えるように構成される。
また、本発明の移動局無線装置において、上記移動局無線装置の上記記憶部は、更に、直接通信波切替信号ビットパターンを記憶し、上記受信部は、他の移動局無線装置から送られてくる同期バースト信号を検出すると共に、上記同期バースト信号中に上記直接通信波切替信号ビットパターンと同じビットパターンの信号が含まれている場合には、上記制御部は、上記受信部の受信周波数および上記送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザの周波数を移動局無線装置間の直接通信用の周波数に変更するように構成される。
また、本発明の移動局無線装置において、上記電界強度検出部の検出出力に基いて上記周波数シンセサイザの周波数を変更する場合、上記検出出力に閾値を設けると共に、上記閾値は、音声信号のビットエラーレートに基いて設定される。
以上説明したように、本発明によれば、移動局において無線基地局が送信する無線キャリアの受信レベルを検出し、モード切替を行い、自動的に移動局間直接通信を行うことができる。また、移動局は、直接通信のための所定の信号を送信することで、移動局間直接通信ができるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を実現できる。更に、2つの無線部を用いることなく、また、手動操作による周波数の切換えを行わずとも、無線基地局の通信エリア外または非常送基地局の通信エリアにおいて、移動局相互の通信が可能となる。
本発明の一実施例を図1および図3を用いて説明する。図1において、101は、無線基地局、102−1、102−2、・・・102−Nは、移動局無線装置(以下、移動局と略称する。また、移動局を総称する場合は移動局102と称する。)、103は、無線基地局101の通信エリア(またはサービスエリアとも言う。)を示している。なお、本実施例では、説明の簡単化のため、無線基地局は、1ヶ所のみ示しているが、図7に示すような構成とすることもできることは言うまでもない。この図1に示すシステムでは、一つの無線キャリアが一つの通話チャネルに対応し、通信用のチャネルのみから構成されるSCPC(Single Channel Per Carrier)方式デジタル移動通信システムを示しており、無線基地局101を介しての通信は、上り無線キャリアf1、下り無線キャリアF1を使用する半複信方式、そして、移動局102間の直接通信では、無線キャリアWを使用する単信方式が使用されている。なお、使用される周波数は、ARIB STD T61で定められている図5で示される周波数が使用される。また、本実施では、SCPC方式デジタル移動通信システムで説明するが、これに限定されるものではなく、一般のデジタル移動通信システムにも適用できることは言うまでもない。
次に、図1に示すデジタル移動通信システムの接続制御フローを図3を用いて説明する。まず、無線基地局101の通信エリア103内では、移動局102は、無線基地局101が送信する下り波(空線信号と言う。)を常時受信している。そして、例えば、移動局102−1が移動局102−2と通話を行う場合、移動局102−1は、プレストークスイッチをONし、移動局102−1が送信するバースト信号の同期確立のため、同期信号を所定回数送信する。
一方、無線基地局101においては、移動局102−1が送信する上り波を常時監視し、所定回数以上同期バーストが正しく受信された場合、受信データを下り波に折り返し、無線端末局102−2へ送信を行なう。これにより、無線基地局101内において移動局102−1と移動局102−2が相互に通信可能となり、移動局102−1が音声信号を送信し、通話が開始される。また、移動局102−1がプレストークスイッチをOFFすると、通話は、中断され、無線基地局101からの空線信号が受信される。移動局102−2からの送信は、この逆を行うことで通信ができる。
ここで、移動局102が無線基地局101の通信エリア外に位置する場合について説明する。例えば、無線基地局101では、移動局102−3、あるいは、移動局102−4が送信する上り波を受信できないため、無線基地局101の中継による通信エリア103外に位置する移動局102−3、102−4との通信は不能になる。また、移動局102が、非常送無線基地局のエリア内に位置する場合、例えば、図7に示すような移動局702−6のような場合、無線基地局101では移動局102からの受信データを下り波に折り返さないため、非常送無線基地局のエリア内では、同様に移動局102間の相互の通信を行うことはできない。
そこで、本発明では、移動局102が無線基地局101の通信エリア103内に位置するか、無線基地局101の通信エリア103外に位置するかを判断する機能を移動局102に持たせ、この判断結果に基いて移動局102の動作モードを制御するものである。これについて以下、図2を用いて説明する。図2は、本発明で用いる移動局無線装置(以下、移動局と略称する。)の概略構成を示すブロック図である。図2において、無線基地局101からの信号は、アンテナ201で受信され、切替スイッチ202を介して受信部203に入力される。なお、切替スイッチ202は、操作部213、例えば、プレストークスイッチを操作してアンテナ201の受信信号が受信部203に入力されるようになされている。受信部203では、高周波増幅部204で高周波増幅された後、受信ミキサ205において周波数シンセサイザ211からの局部発信信号により周波数変換され、中間周波(IF)増幅器206を介して復調器207にて復調される。受信部203で復調された受信信号は、受信信号処理部208にて信号処理され、スピーカ209に出力され、また、送信内容によっては制御部212を介して表示部221に出力される。
一方、マイク220からの音声信号を送信する場合には、操作部213、例えば、プレストークスイッチを操作して制御部を制御し、切替スイッチ202を切替、送信部215の出力がアンテナ201から送信されるようになされる。従って、マイク220からの音声信号は、送信信号処理部219において信号処理された後、送信部215に入力される。送信部215では、送信信号処理部219の出力信号を変調部218で所定の変調処理を施された後、周波数シンセサイザ211からの信号が供給される送信ミキサ217で所定の高周波信号に変換され、送信電力増幅部216で電力増幅された後、切替スイッチ202、アンテナ201を介して無線基地局101に向け送信される。
而して、この移動局102は、電界強度検出部210を備え、高周波増幅部204に入力される高周波の電界強度を検出する機能を有している。例えば、高周波増幅部204で使用されるAGC(Automatic Gain Control)の制御電圧から検出することが可能である。そして、検出された電界強度に従って送受信モードを切換るように構成されている。以下これについて説明する。この送受信切替機能は、制御部212により実行される。即ち、制御部212の記憶部214には、表1に示す送受信モードを切換る送受信切替モードテーブルが記憶されている。
Figure 2006270491
表1において、グループAは、移動局102が無線基地局101の通信エリア103内に位置し、移動局102が無線基地局101との通信をしたり、無線基地局101を介して移動局102間の通信ができる場合を示している。そして、その場合の電界強度Eは、無線基地局101のアンテナから送出される無線キャリアの電界強度を示し、例えば、通信エリア103の内側では、電界強度が−5dBμV以上であることを示している。従って、図1で示す楕円の線上での電界強度が、−5dBμVであることを示している。そして、通信エリア103の楕円で示される範囲内では、基地局101との通信が行えることを示している。
一方、グループBは、移動局102が無線基地局101の通信エリア103外に位置し、移動局102が無線基地局101との通信ができないエリアにいることを示している。従って、電界強度Eは、−5dBμV以下で、無線基地局101とは十分な通信ができないことを示している。なお、この電界強度Eによる判定は、通話を行う場合のBER(Bit Error Rate)に基いている。例えば、通常の会話で音声の質が比較的良いとされている場合のBERは、3×10−2であり、この時の電界強度は、6dBμVである。従って、上述の電界強度E=−5dBμVは、かなり音質が悪い状態を境界線T(閾値Tと言う。)としていることになる。また、ここで示す閾値Tは、本発明の一実施例であって、デジタル移動通信システムの仕様、用途、使用する環境等に応じて適宜設定できることは言うまでもない。また、閾値Tは、楕円の線で示しているが、便宜上、模式的に示しているのみである。
さて、移動局102の記憶部214には、上述した切替モードテーブルが記憶されている。そして、移動局102は、常に、基地局101の空線信号を受信しているため、移動局102の移動に従って電界強度検出部210は、基地局101の空線信号の電界強度を検出し、検出結果が制御部212の記憶部214に記憶されている切替モードテーブルと比較し、移動局102の現在地が基地局101の通信エリア103の内か、外かを常に判定している。そして、この判定結果に従い制御部212は、周波数シンセサイザ211の周波数を切換えるか、周波数を制御する。
ここで、周波数シンセサイザ211の制御について説明する。移動局102の制御部212の記憶部214には、更に、表2に示す周波数切替テーブルを有している。
Figure 2006270491
表2において、グループAは、移動局102が無線基地局101の通信エリア内に位置することを意味し、その場合には、制御部212は、周波数シンセサイザ211を制御して、受信ミキサ205は、無線基地局101からの下り無線キャリアFの内の所定の周波数、例えば、周波数F1を受信するように制御される。また、同様に、送信ミキサ217は、移動局102から上り無線キャリアf内の所定の周波数、例えば、周波数f1となるように制御される。なお、周波数(無線キャリア)F1、f1は、それぞれシステムを構成する場合に前もって設定されることは言うまでもない。
一方、グループBの場合は、移動局102は、無線基地局101の通信エリア外に位置することを意味し、その場合には、制御部212は、周波数シンセサイザ211を制御して、受信ミキサ205および送信ミキサ217の周波数は、移動局間直接通信用の無線キャリアWを送受信するように制御される。
即ち、本発明では、移動局102は、移動局の現在位置の無線基地局からの電界強度を電界強度検出部で検出し、その検出結果に基づいて表1を参照してグループAか、Bかを判定し、その判定結果から表2に示す切替周波数を参照し、これにより周波数シンセサイザを制御することにより自動的に無線基地局との通信か、移動局間直接通信か判定し、通話することができる。以上のように構成すると、無線基地局の通信エリア内に位置する移動局同士、あるいは、無線基地局の通信エリア外に位置する移動局間直接通信は、本発明の移動局が所有する電界強度検出部によって無線基地局の通信エリアの電界強度を検出することで自動的に基地局通信あるいは移動局間直接通信かを判断し、動作させることができる。しかしながら、この方法だけでは、無線基地局の通信エリア内に位置する移動局と無線基地局の通信エリア外に位置する移動局との間の通信ができないという問題がある。
この問題を解決するための他の一実施例について、図4および図6を用いて説明する。図4は、本発明の他の一実施例の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。なお、デジタル移動通信システムおよび移動局は、それぞれ図1および図2に示すものと同じであり、制御部212の動作が異なっている。図4において、まず、移動局101は、ステップ401で待ち受け動作状態にある。これは、前述した無線基地局101からの空線信号の受信状態である。
ステップ402では、受信レベルが所定値以下かどうかを判断する。なお、所定値は、前もって設定しておく。即ち、無線基地局101の通信エリア内の電界強度Eを検出し、表1に示す切替モードテーブルに基いて電界強度Eが所定値、即ち、閾値T以下か(通信エリア外)、所定値、即ち、閾値T以上か(通信エリア内)を判断する。閾値T以上であれば、ステップ403に進み、閾値T以下であれば、ステップ404に進む。ここで、閾値Tは、−5dBμVである。
ステップ404では、移動局間相互通信モードを起動する。この移動局間相互通信モードは、移動局102が無線基地局101の通信エリア103の外に位置する移動局102と通信を行うモードであり、前述したように無線キャリアWを使用して送受信できるようにする。従って、制御部212は、ステップ402の判断結果に基づいて周波数シンセサイザ211を制御し、受信ミキサ205および送信ミキサ217を無線キャリアWの送受信ができるように制御する。
ステップ405では、移動局間相互通信モードに設定中に、操作部213、例えば、プレストークボタンが押下された場合は、ステップ406に進み、押下されない場合にはステップ420に進む。ステップ420は、無線基地局101の通信エリア103の外に位置する移動局、例えば、移動局102−4からの通信を受けるための待受け動作である。
ステップ406では、プレストークボタンの押下に基いて、送信チャネルを無線基地局に設定する。即ち、制御部212は、移動局102、例えば、移動局102−3の送信周波数を無線基地局101の無線キャリア(送信周波数)F1に変更する。これによって後述する移動局102−3の同期バースト信号が無線基地局101の通信エリア103内に位置する移動局102で受信が可能となる。
ステップ407では、直接通信波切替信号を送信する。即ち、無線キャリア(送信周波数)F1で図6(A)に示すような同期バースト信号を送信するが、この同期バースト信号の一部に直接通信波切替信号用ビットパターンを挿入して移動局102−3のアンテナ201から送信する。ここで、図6(A)に示す同期バースト信号の信号フォーマットについて説明する。この同期バースト信号の信号フォーマットは、ARIB STD T61で定められており、通信用チャネル上り/下りの同期を確立するために送信される信号である。この信号フォーマットは、384ビットで構成され、具体的には、LP+R:リニアライザー用プリアンブル及びバースト過渡応答用ガードタイム(40ビット)、Pb:プリアンブル(88ビットと56ビット)、RI:無線情報チャネル(RICH)(56チャネル)、SW:同期ワード(32ビット)、PI:パラメータ情報チャネル(PICH)(104ビット)およびG:ガードタイム(8ビット)で構成されている。この内、パラメータ情報チャネルPIは、図6(B)に示すようにバースト識別ビットBと未定義部分が畳込み符号化処理された領域である。
本発明では、この未定義部分に直接通信波切替信号用ビットパターン601を挿入して送信する。例えば、図6(B)では、直接通信波切替信号用ビットパターン601としてビットパターン“1001”とした実施例が示されている。なお、このビットバターンは、適宜、定められ、4ビットに限られるものではなく、他の情報と区別できるようなビットパターンとすれば良い。この直接通信波切替信号用ビットパターン601は、移動局102の制御部212の記憶部214に前もって設定されている。設定の方法は、操作部213を操作して適宜定められたビットパターンを入力する。そして、ステップ407で移動局102−3が直接通信波切替信号を送信する時に、記憶部214からこのビットパターン“1001”を読出し、同期バースト信号を送信する時に、この同期バースト信号の一部にビットパターン“1001”を挿入した図6(A)に示す同期バースト信号として送信部215に供給し、送信部215は、切替スイッチ202、アンテナ201からこの同期バースト信号を送信する。
このようにすると、送信される同期バースト信号は、無線キャリア(送信周波数)F1で送信されるので、無線基地局101の通信エリア103内に位置する全ての移動局102は、この無線キャリア(送信周波数)F1の同期バーストを受信することができる。
一方、全ての移動局102の記憶部214には、上述と同様に直接通信波切替信号用ビットパターンを前もって記憶している。そして、制御部212は、受信部203で受信された同期バースト信号を常時監視し、同期バースト信号の一部に記憶部214に記憶されている直接通信波切替信号用ビットパターンが存在した場合、制御部212は、このビットパターンを検出し、周波数シンセサイザ211、受信ミキサ205および送信ミキサ217を制御して移動局102が移動局間直接通信ができる無線キャリアWに切換える。なお、制御部212は、一般にマイクロコンピュータで構成されているので、このようにプログラム等で構成することは容易である。
ステップ408では、送信チャネル直接通信波設定を行う。即ち、移動局102−3がステップ407で直接通信波切替信号パターンを含む同期バースト信号を所定回数送信した後、送信チャネル直接通信波設定を行う。これは、通話を希望する移動局102−3は、操作部213を操作して周波数シンセサイザ211の周波数を変更する。これによって受信ミキサ205および送信ミキサ217は、移動局102−3の送受信無線キャリアを移動局間直接通信用無線キャリアWに設定される。
ステップ409では、音声データを送信する。即ち、通話したい相手とマイク220で音声信号を入力し、送信信号処理部219、送信部215、切替部202およびアンテナ201を介して音声データが送信される。これによって無線基地局101の通信エリア外に位置する移動局、例えば、移動局102−3から無線基地局101の通信エリア内に位置する移動局102、例えば、移動局102−2と通信を行うことができる。
ステップ410では、プレストークスイッチをOFFする。
ステップ411では、プレストークスイッチOFFにより通話は、中断され、空線信号が送信され、相手からの音声を聞くことができる。
ステップ412では、受信を監視し、相手からの音声信号が所定時間、例えば、10秒間、送信されない場合には、送信中止と判断し、ステップ413に進む。なお、この時間計測は、例えば、制御部212に設けられているタイマーを利用し、記憶部214に受信監視のための所定時間を設定することで実現できる。
ステップ413では、受信チャネルを無線基地局の送信周波数F1に設定する。即ち、移動局間直接通信が終了すると、制御部212は、例えば、上記タイマーの信号に基いて周波数シンセサイザ211、受信ミキサ205および送信ミキサ217を制御して無線基地局101との通話ができる状態にする。以後この動作が繰返される。
次に、ステップ402で表1に示す切替モードテーブルに基いて電界強度Eが閾値T以下でない場合、即ち、閾値T以上であれば、移動局102は、基地局101の通信エリア103内に位置するので、ステップ403に進み、待受け動作となる。
ステップ414では、無線キャリアF1の同期バースト信号を受信する。この同期バースト信号は、無線基地局101からの同期バースト信号と、上述した無線基地局101の通信エリア103の外に位置する移動局102、例えば、移動局102−3からの同期バースト信号である。
ステップ415では、直接通信波切替信号を受信しているかどうかを判定する。直接通信波切替信号を受信していない場合は、ステップ416に進み待受け動作となる。直接通信波切替信号を受信している場合は、ステップ417に進む。ここで、直接通信波切替信号の検出方法について説明する。移動局102の記憶部214には、上述したように直接通信波切替信号用ビットパターンを前もって記憶している。そして、制御部212は、受信部203で受信された同期バースト信号を常時監視し、同期バースト信号の一部に記憶部214に記憶されている直接通信波切替信号用ビットパターンと同じビットパターンが存在した場合、制御部212は、このビットパターンを検出する。
ステップ417では、送信チャネル直接通信波設定が行われる。即ち、ステップ415で直接通信波切替信号用ビットパターンが検出されると、制御部212は、周波数シンセサイザ211の周波数を変更し、受信ミキサ205および送信ミキサ217を制御して移動局102が移動局間直接通信ができる無線キャリアWに切換える。従って、無線基地局101の通信エリア内に位置する移動局102は、無線基地局101の通信エリア外に位置する移動局、例えば移動局102−3と移動局間直接通信用無線キャリアWで通信できることとなる。
ステップ418は、受信監視ステップである。移動局間直接通信中であるが、相手から所定時間の間、通話がない場合、例えば、10秒を越える場合には、タイマーの設定により、移動局間直接通信は中止され、ステップ419に進む。
ステップ419は、受信チャネルを無線基地局の送信周波数F1に設定する。即ち、移動局間直接通信が終了するとタイマーの信号で制御部212を制御し、自動的に無線基地局101と送受信できるようにしている。
以上のように本発明によれば、無線基地局の通信エリアを通話の状態、例えば、ビットエラーレート、電界の強度等から自動的に測定、検出し、これによって移動局と無線基地局との通話、無線基地局を介しての移動局間の通話あるいは移動局間の直接通信かを判断し、使用者が手動で切換える必要がなく、容易に通話を行えるデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置を実現することができる。なお、上記実施例では、例えば、電界強度を検出して制御部が自動的に周波数を切換える方式で説明したが、例えば、移動局の表示部に切替を支持する表示を行い、操作者が操作部を操作して無線キャリアの周波数を切換えるように構成することもできる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載されたデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置の実施例に限定されるものではなく、上記以外のデジタル移動通信システムおよび移動局無線装置に広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例を説明するための概略構成図である。 本発明の一実施例の移動局無線装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の動作を説明するための図である。 本発明の他の一実施例を説明するためのフローチャートを示す。 本発明で使用する無線キャリアを説明するための図である。 図4に示す本発明の他の一実施例の動作を説明するための図である。 従来のデジタル移動通信システムの一例の概略構成を示す図である。 従来の移動局無線装置の一例の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
101、701:無線基地局、102、702:移動局、103、705:通信エリア、201、805、806:アンテナ、202:切替スイッチ、203:受信部、204:高周波増幅部、205:受信ミキサ、206:IF増幅部、207:復調部、208:受信信号処理部、209:スピーカ、210:電界強度検出部、211:周波数シンセサイザ、212、802:制御部、213、810:操作部、214:記憶部、215:送信部、216:送信電力増幅部、217:送信ミキサ、218:変調部、219:送信信号処理部、220、809:マイク、221:表示部、601:直接通信波切替信号用ビットパターン、703:切替装置、704:通話卓、801:移動局無線装置、803:送受信部、804:受信部、807、808:モニタスピーカ。

Claims (5)

  1. 無線基地局と複数の移動局無線装置からなるデジタル移動通信システムにおいて、上記移動局無線装置は、受信部と、上記受信部で受信される上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部と、送信部と、上記受信部の受信周波数および上記送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザおよび上記受信部、上記送信部および上記周波数シンセサイザを制御する制御部を有し、上記制御部は、上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部の検出出力に基いて、上記周波数シンセサイザの周波数を変更することを特徴とするデジタル移動通信システム。
  2. 請求項1記載のデジタル移動通信システムにおいて、上記電界強度検出部の検出結果が所定値以上のときは、上記制御部は、上記周波数シンセサイザの周波数を上記無線基地局との送受信周波数に設定し、上記電界強度検出部の検出結果が所定値以下のときは、上記制御部は、上記周波数シンセサイザの周波数を上記移動局無線装置間の直接通信用の周波数に設定することを特徴とするデジタル移動通信システム。
  3. 請求項1記載のデジタル移動通信システムにおいて、上記制御部は、更に、記憶部を有し、上記記憶部に上記移動局無線装置間の直接通信波切替信号ビットパターンを記憶すると共に、上記移動局無線装置が同期バースト信号を送信する場合、上記記憶部に記憶されている上記直接通信波切替信号ビットパターンを読出し、上記同期バースト信号に上記直接通信波切替信号ビットパターンを挿入し送信することを特徴とするデジタル移動通信システム。
  4. 無線基地局と所定の周波数で通信される移動局無線装置であって、上記移動局無線装置は、受信部と、上記受信部で受信される上記無線基地局からの電波の電界強度を検出する電界強度検出部と、送信部と、上記受信部の受信周波数および上記送信部の送信周波数を制御する周波数シンセサイザおよび上記受信部、上記送信部および上記周波数シンセサイザを制御する制御部を有し、上記制御部は、上記電界強度検出部の検出出力に基いて上記周波数シンセサイザの周波数を変更することを特徴とする移動局無線装置。
  5. 請求項4記載の移動局無線装置において、上記制御部は、記憶部を有し、上記記憶部に上記移動局無線装置間の直接通信波切替信号ビットパターンを記憶すると共に、上記移動局無線装置が同期バースト信号を送信する場合、上記記憶部に記憶されている上記直接通信波切替信号ビットパターンを読出し、上記同期バースト信号に上記直接通信波切替信号ビットパターンを挿入し送信することを特徴とする移動局無線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109617A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Fujitsu General Ltd 移動無線装置及び移動無線装置における中継方法

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