JP4759945B2 - 電気的トリミングシステム - Google Patents

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本発明は、物理量に応じた電気信号を出力するセンサの出力信号を電気的に調整する電気的トリミングを行う電気的トリミングシステムに関するものである。
センサの温度特性の電気的トリミングを行うためには、少なくとも複数温度におけるトリミング値を算出する必要がある。ここで、複数温度におけるトリミング値を算出する装置が、例えば特許文献1に開示されている。
第1の装置として、複数の検査温度を生成することができる恒温槽が開示されている。この場合、1つの恒温槽にて、複数の温度を作り出さなければならない。そのため、この恒温槽を用いる場合には、温度の変更を含めた検査に時間がかかるうえ、装置が大型化して高価になるという問題がある。そこで、第2の装置として、それぞれの検査温度毎に温度空間を形成するカバーを備えるようにした装置が開示されている。この第2の装置は、それぞれの検査温度の温度空間を形成する場所間は、コンベアにより搬送できることが記載されている。
特開2002−372566号公報
それぞれの検査温度毎に検査箇所を分割したとしても、検査時間、すなわちトリミングの算出時間は長く、さらなるトリミング算出時間の短縮が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、トリミング算出時間をさらに短縮することができる電気的トリミングシステムを提供することを目的とする。
そこで、本発明者はこの課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、第1トリミング装置と第2トリミング装置と変温装置とを別個独立な装置とすることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の電気的トリミングシステムは、圧力に応じた電気信号を出力するセンサの出力信号を電気的に調整する電気的トリミングシステムであって、第1トリミング装置と、変温装置と、第2トリミング装置とを備える。ここで、第1トリミング装置は、前記センサに圧力を供給可能な圧力コントローラを備え、第1トリミング基準値を算出する第1トリミング基準値算出手段を有する装置である。第1トリミング基準値とは、第1温度状態の前記センサに対して圧力を付与した状態における第1温度雰囲気の電気的トリミング基準値である。なお、第1トリミング装置は、例えば、第1温度を室温として、室温状態における第1トリミング基準値の算出を行うようにしてもよい。また、他の変温装置にて第1温度に変温させた後に、第1トリミング装置にて第1温度における第1トリミング基準値の算出を行うようにしてもよい。
変温装置は、前記第1トリミング装置により前記第1トリミング基準値の算出後の前記センサの温度を第2温度状態に昇温させる装置である。第2トリミング装置は、前記変温装置と別個独立した装置であり、前記センサに圧力を供給可能な圧力コントローラを備え、第2トリミング基準値を算出する第2トリミング基準値算出手段を有する装置である。第2トリミング基準値とは、前記変温装置により変温された前記第2温度状態の前記センサに対して圧力を付与した状態における第2温度雰囲気の電気的トリミング基準値である。
従来の第2の装置は、それぞれの検査温度毎に、検査対象のセンサを内部側に配置した後に、カバーを閉じることでカバー内に検査温度雰囲気空間を形成していた。そして、検査対象のセンサが検査温度状態に達した後、カバー内の検査温度雰囲気空間にて温度検査を行っていた。つまり、従来の検査装置は、所定の温度雰囲気における検査を行うためには、検査対象のセンサが当該所定の温度状態に達するまでの間、待機しなければならず、検査時間が長くなっていた。
しかし、本発明によれば、第2トリミング装置と変温装置とを別個独立に設けたことにより、トリミング値の算出時間を大幅に短縮することができる。これは、変温装置にてセンサを変温させるため、第2トリミング装置ではセンサを変温させる時間を要しないからである。具体的には、第1トリミング基準値の算出が終了したセンサを順次変温装置に挿入し、それぞれのセンサを所定時間経過するまで変温装置内に配置させることにより、センサを順次変温させることができる。そして、変温装置内にて第2温度状態に変温したセンサに対して、第2トリミング装置にて直ちに第2トリミング基準値の算出を行うことができる。これにより、第2トリミング基準値の算出に際して従来のようにセンサが第2温度状態に変温するまで待機する必要がないので、電気的トリミングの算出時間を大幅に短縮することができる。
なお、従来の第1の装置に対しては、以下の効果を奏する。従来の第1の装置は、多数の圧力センサに対して検査処理を行っているので、例えば、電気的不良センサや圧力漏れ不良センサが含まれている場合には当該センサを特定することができない。そのため、検査処理を行った全てのセンサが検査不良としていた。それに対して、本発明によれば、少数個のセンサに対して、順次トリミングを行っているので、不良センサがある場合にはその不良センサのみを不良とすればよく、他のセンサには影響を及ぼすことがない。さらに、本発明によれば、少数個ずつトリミングを行うので、中間在庫を低減することができる。
ここで、変温装置からセンサが排出された場合には、変温装置外の温度および第2トリミング装置内の温度によっては排出経過時間に従ってセンサの温度が変化する。例えば、変温装置によりセンサが変温される第2温度が室温より高い85℃の場合には、排出経過時間が長くなるにつれてセンサの温度が下降する。しかし、排出経過時間を適切に管理することにより、センサが第2温度状態から大きく変化することを防止することができる。その結果、確実に第2温度状態のセンサに対して第2トリミング基準値を算出することができる。
上述したように、本発明の電気的トリミングシステムは、第1トリミング装置と、変温装置と、第2トリミング装置とを備えている。ここで、これらの各装置は、以下のようにしてもよい。
(1)第2トリミング装置
前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサを前記第2温度状態に保温する保温手段を有するようにすることが好ましい。第2温度が室温よりも高い温度の場合には、保温手段として例えばヒーター等を用いる。このように、保温手段により第2トリミング基準値の算出に際して、確実にセンサを第2温度状態に維持することができる。その結果、確実に第2温度状態のセンサに対して第2トリミング基準値を算出することができる。
また、前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサの温度が指定温度範囲内であるか否かを判定する指定温度範囲内判定手段を有し、前記第2トリミング基準値算出手段は、前記センサの温度が前記指定温度範囲内であると判定された場合に前記第2トリミング基準値の算出を行うようにすることが好ましい。指定温度範囲とは、例えば、第2温度から0.5度以内となる範囲などである。このように、センサの温度が指定温度範囲内にあるか否かを判定することにより、第2トリミング装置は確実に第2温度状態のセンサに対して第2トリミング基準値を算出することができる。なお、上述した排出経過時間に達したか否かとセンサの温度が指定温度範囲内か否かとの何れもを判定することにより、より確実に第2温度状態のセンサに対して第2トリミング基準値を算出することができる。
(2)変温装置
また、前記変温装置は、内部側に前記センサの配置空間を形成する変温槽カバーと、前記変温槽カバーの前記内部側にて前記第2温度雰囲気を形成する第2温度雰囲気形成手段と、前記センサを前記変温槽カバーの前記内部側に挿入排出可能な開閉ドアと、前記センサを前記内部側に挿入後における前記開閉ドアの閉鎖時からの閉鎖経過時間が所定閉鎖時間に達するまで前記開閉ドアの閉鎖状態を維持させるドア開閉制御手段と、を有するようにすることが好ましい。
変温装置は、上述したようにセンサの温度を第2温度状態に変温させている。ところで、第1トリミング基準値の算出後には、開閉ドアを開放してセンサを変温装置の変温槽カバー内へ挿入する必要がある。さらに、第2トリミング基準値の算出の際には、開閉ドアを開放して変温装置の変温槽カバー内からセンサを排出する必要がある。このように開閉ドアが開放されることにより、変温装置の変温槽カバーの内部側にて形成される第2温度雰囲気の温度が変化してしまう。第2温度雰囲気の温度が変化すると、変温装置内に挿入されたセンサの温度が第2温度状態まで変温させることができなくなるおそれが生じる。そこで、変温装置の開閉ドアの閉鎖時からの閉鎖経過時間を管理して、所定閉鎖時間に達するまでは開閉ドアを開放させないようにすることにより、上記問題を解決することができる。つまり、開閉ドアの閉鎖時からの閉鎖経過時間が必ず所定閉鎖時間以上の時間開閉ドアが開放されないことにより、その間に変温槽カバーの内部側にて第2温度雰囲気を再び形成することができる。その結果、変温装置内に挿入されたセンサを確実に第2温度状態に変温させることができる。
また、前記変温装置は、複数のセンサを配置可能で回転可能な回転台と、前記回転台を回転制御する回転台制御手段と、を有するようにしてもよい。センサを配置した回転台を回転させることにより、センサを適切に第2温度状態に変温させることができる。また、例えば、回転台が一回転した場合に、センサの温度が第2温度状態に変温されるようにすることができる。このようにすることで、変温装置内に挿入された複数のセンサのうちどのセンサが第2温度状態に変温されたか否かを容易に判断することができる。
(3)温度特性トリミング値を書き込むシステム構成
(3.1)ホストコンピュータを備えたシステム構成
上記電気的トリミングシステムに加えて、さらに、前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置に通信接続され、前記第1トリミング装置から通信出力された前記第1トリミング基準値を記憶すると共に、記憶した前記第1トリミング基準値を前記第2トリミング装置に通信出力するホストコンピュータを備えるようにする。そして、前記第2トリミング装置は、さらに、前記ホストコンピュータから通信入力した前記第1トリミング基準値及び前記第2トリミング基準値算出手段により算出された前記第2トリミング基準値に基づき前記センサの電気的トリミング調整値である温度特性トリミング値を算出する温度特性トリミング値算出手段と、算出された前記温度特性トリミング値を前記センサに書き込む温度特性トリミング値書込手段と、を有するようにする。
これにより、別個に温度特性トリミング書込装置を設ける必要がない。すなわち、全体として、製造装置コストを低減することができる。ここで、第1トリミング装置と第2トリミング装置とが別個に配置したことにより、第1トリミング装置にて算出した第1トリミング基準値を何れかに記憶させておく必要がある。そこで、本発明によれば、第1トリミング装置に通信接続されたホストコンピュータを設けることにより、容易に第1トリミング基準値をホストコンピュータに記憶させておくことができる。さらに、ホストコンピュータは第2トリミング装置にも通信接続されているので、第2トリミング装置は、ホストコンピュータから通信入力された第1トリミング基準値を参照して温度特性トリミング値を容易に算出することができる。
また、前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサ毎に付された識別番号を読み込む識別番号読込手段を備え、前記ホストコンピュータは、前記識別番号と共に前記第1トリミング基準値を記憶し、前記温度特性トリミング算出手段は、前記識別番号に対応して記憶された前記第1トリミング基準値を通信入力するようしてもよい。第2トリミング装置がホストコンピュータから識別番号に対応する第1トリミング基準値を通信入力することにより、第2トリミング装置はどのセンサに対する第1トリミング基準値であるかを正確に認識することができる。その結果、確実に該当するセンサの温度特性トリミング値を算出することができる。
また、前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサ毎に付された識別番号を読み込む識別番号読込手段と、前記センサが前記変温装置から排出された時からの排出経過時間が所定排出時間に達したか否かを判定する排出経過時間判定手段と、前記排出経過時間が前記所定排出時間に達したと判定された場合に前記センサの前記識別番号及びNG情報を前記ホストコンピュータに通信出力するNG情報通信出力手段と、を有するようにしてもよい。これにより、排出経過時間が所定排出時間に達したことによるNG情報をホストコンピュータが管理することができる。排出経過時間が所定排出時間に達した場合には、センサの温度が第2温度から大きく変化するために、適切な第2トリミング基準値を算出することができない。この場合、当該センサに対して温度特性トリミング値の算出及び書込ができない。そこで、当該センサがNGセンサであるとのNG情報を識別番号と共にホストコンピュータに通信出力することで、適切にセンサの管理をすることができる。つまり、NG情報のないセンサは正常であることになるため、正常なセンサのみを取り出すことができる。
(3.2)ホストコンピュータを備えないシステム構成
上述では、ホストコンピュータを備え、温度特性トリミング値のセンサへの書き込みを行ったが、以下の構成はホストコンピュータを備えないシステム構成である。すなわち、前記第1トリミング装置は、さらに、算出した前記第1トリミング基準値を前記センサに書き込む第1トリミング基準値書込手段を有し、前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサに書き込まれた前記第1トリミング基準値及び前記第2トリミング基準値算出手段により算出された前記第2トリミング基準値に基づき前記センサの電気的トリミング調整値である温度特性トリミング値を算出する温度特性トリミング値算出手段と、算出された前記温度特性トリミング値を前記センサに書き込む温度特性トリミング値書込手段と、を有する。これにより、上述したホストコンピュータを備えたシステム構成と同様の効果を奏する。
(4)第1トリミング装置及び第2トリミング装置
前記第1トリミング装置と前記第2トリミング装置とは、同一装置としてもよい。第1トリミング装置と第2トリミング装置を同一装置、すなわち、同一構成からなる装置とすることにより、何れか一方のトリミング装置が故障などを起こした場合に、他方のトリミング装置を用いることができる。従って、何れか一方のトリミング装置が故障などを起こした場合であっても、電気的トリミングを停止することなく、継続して行うことができる。ところで、従来の第2の装置においては、コンベアラインを構成しているので、ラインの途中で故障などを起こした場合には、コンベアラインが停止して他の装置も動作できなくなった。つまり、何れか一カ所の検査装置が故障した場合であっても、全ての装置が動作を停止していた。
(6)圧力センサの場合の第1トリミング装置及び第2トリミング装置
前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサに圧力を供給可能な圧力供給器と、前記圧力供給器と前記センサとの間を連通する配管に配置され開放時に前記圧力供給器から前記センサへ所定圧力の付与を可能とする第1バルブと、前記第1バルブと前記センサとの間から分岐する配管に配置され開放時に前記センサに付与された圧力を低減する第2バルブと、からなる圧力コントローラを有するようにしてもよい。
この場合、圧力供給器は常に所定の圧力を供給した状態を維持させることになる。そして、第1バルブが開放した時にのみ圧力供給器の圧力が圧力センサに供給される。一方、第1バルブが閉鎖した時には、圧力供給器の圧力は圧力センサに供給されない。また、第2バルブが開放した時には、圧力センサに供給されている圧力が抜け、当該圧力が低減する。一方、第2バルブが閉鎖した時には、圧力センサに供給されている圧力は抜けず、当該圧力が維持される。つまり、圧力センサに圧力を供給するときには、第1バルブを開放し、第2バルブを閉鎖する。一方、圧力センサから圧力を抜くときには、第1バルブを閉鎖し、第2バルブを開放する。
ところで、従来は圧力供給器のみの圧力制御により圧力を変化させていた。この場合には、圧力センサの圧力が所定圧力に達して安定するまでの時間が長時間要していた。さらに、1つの恒温槽の場合には、多数のセンサの全てを所定圧力にしなければならず、この点においてもかなりの時間を要していた。しかし、本発明によれば、第1バルブを閉鎖している間は、圧力供給器と第1バルブとの間の配管は常に所定圧力に維持されている。従って、第1バルブが開放された瞬間に、圧力センサには所定圧力が付与されるため、瞬間的に所定圧力に達し、短時間で安定する。一方、圧力センサの圧力を抜くときにも、バルブの切替のみにより容易にかつ短時間で行うことができる。
次に、実施例を挙げて、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。本発明の電気的トリミングシステムのワークとして、圧力センサを例に挙げる。さらに、当該システムは、圧力センサに対する温度特性トリミング値の算出及び書き込みを行うシステムを例に挙げて説明する。
(1)電気的トリミングシステムの概略構成
まず、本実施例の電気的トリミングシステムの概略構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の電気的トリミングシステムのシステム概略構成図を示す。図2は、各装置の外観概略構成図を示す。具体的には、図2(a)は室温トリミング装置2の外観概略構成図を示し、図2(b)は昇温装置3の外観概略構成図を示し、図2(c)は高温トリミング装置4の外観概略構成図を示す。
図1に示すように、電気的トリミングシステムは、ホストコンピュータ1と、室温トリミング装置(第1トリミング装置)2と、昇温装置(変温装置)3と、高温トリミング装置(第2トリミング装置)4とから構成される。
ホストコンピュータ1は、室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4と双方向通信可能に接続されている。さらに、ホストコンピュータ1は、室温トリミング装置2から通信出力される圧力センサWの識別番号、及び、室温トリミング基準値又はデータNG情報を記憶している。ホストコンピュータ1に記憶された室温トリミング基準値は、高温トリミング装置4へ通信出力される。さらに、ホストコンピュータ1は、高温トリミング装置4から通信出力される圧力センサWの識別番号、及び、排出経過時間NG情報又はデータNG情報が記憶されている。つまり、ホストコンピュータ1は、室温トリミング装置2と高温トリミング装置4間のデータ通信を仲介することと、各種NG情報の管理を行っている。
室温トリミング装置2は、室温(第1温度)状態(例えば、25℃)の圧力センサWに対するトリミング基準値(以下、「室温トリミング基準値」又は「室温時データ」という)(第1トリミング基準値)を算出する装置である。この室温トリミング装置2には、圧力センサWを1つずつ配置して、配置された圧力センサWの室温トリミング基準値を算出する。この室温トリミング装置2は、室温トリミング計測制御部21と、室温トリミングユニット22とから構成される。室温トリミング計測制御部21は、計測器(後述する)などへの計測指示の出力、計測結果の入力、ホストコンピュータ1とのデータ通信などを行っている。室温トリミングユニット22は、圧力センサWの計測調整を行う計測器222と、圧力センサWへの圧力を付与する圧力コントローラ221と、圧力センサWに貼り付けられたバーコードを認識するバーコードリーダー223と、圧力センサWを固定配置可能な圧力センサ配置台と、圧力センサWへの圧力付与の接続及び圧力センサWとの電気的接続をワンタッチで可能とするワンタッチカプラの一方側などを備えたユニットである。室温トリミング計測制御部21の詳細は後述する。
昇温装置3は、圧力センサWの温度状態を室温状態から高温(第2温度)状態(例えば、85℃)にまで変温させる装置である。この昇温装置3は、昇温槽カバー(変温槽カバー)3aと、高温雰囲気形成装置(第2温度雰囲気形成手段)(図示せず)と、開閉ドア3bと、回転台3cと、昇温装置制御部(後述する)とから構成される。昇温槽カバー3aは、内部側に複数の圧力センサWの配置空間を形成するカバーである。高温雰囲気形成装置は、85℃の高温雰囲気を昇温槽カバー3aの内部側に形成する装置である。開閉ドア3bは、スライド式に開閉動作可能なドアであって、圧力センサWを昇温槽カバー3aの内部側に挿入排出可能とドアである。回転台3cは、複数の圧力センサWを配置可能で回転可能とされている。昇温装置制御部の詳細については、後述する。
高温トリミング装置4は、高温(第2温度)状態(85℃)の圧力センサWに対するトリミング基準値(以下、「高温トリミング基準値」又は「高温時データ」という)(第2トリミング基準値)を算出する装置である。この高温トリミング装置4には、圧力センサWを1つずつ配置して、配置された圧力センサWの高温トリミング基準値を算出する。この高温トリミング装置4は、高温トリミング計測制御部41と、高温トリミングユニット42とから構成される。高温トリミング計測制御部41は、計測器(後述する)などへの計測指示の出力、計測結果の入力、ホストコンピュータ1とのデータ通信、及び温度特性トリミング値の算出などを行っている。そして、高温トリミング計測制御部41は、ホストコンピュータ1及び昇温装置3と双方向通信可能に接続されている。高温トリミングユニット42は、圧力センサWの計測調整を行う計測器423と、圧力センサWへの圧力を付与する圧力コントローラ422と、圧力センサWに貼り付けられたバーコードを認識するバーコードリーダー424と、圧力センサWを固定配置可能な圧力センサ配置台と、圧力センサWへの圧力付与の接続及び圧力センサWとの電気的接続をワンタッチで可能とするワンタッチカプラの一方側と、圧力センサ配置台に固定配置された圧力センサWの温度を保温するヒーター421などを備えたユニットである。なお、高温トリミング計測制御部41の詳細は後述する。
(2)圧力センサW
ここで、ワークである圧力センサWの内部構成について図3を参照して説明する。図3は、圧力センサWの内部構成を示すブロック図である。圧力センサWは、受感部62と、EEPROM61と、演算部63と、アンプ部64とから構成される。受感部62は、歪ゲージからなり、圧力が付与された場合に生じる歪量に応じた圧力電圧を出力する。さらに、後述する室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4の圧力コントローラ221、422により付与される圧力を受けるようにされている。この場合も、受感部62は、圧力コントローラ221、422から付与された圧力に応じた圧力電圧を出力する。
EEPROM61は、後述する温度特性トリミング値が記憶されている。温度特性トリミング値は、高温トリミング装置4のトリミング値書込部418により書き込まれる。温度特性トリミング値とは、温度と圧力に関する電気的トリミング調整値である。具体的には、温度特性トリミング値は、室温状態(25℃)の圧力センサWに対して複数の圧力を付与したときの室温トリミング基準値と、高温状態(85℃)の圧力センサWに対して複数の圧力を付与したときの高温トリミング基準値とに基づき算出される。ところで、室温状態と高温状態との2カ所の温度状態におけるトリミング基準値に基づき温度特性トリミング値を算出している。温度とトリミング基準値との関係はほぼ線形性の関係を有することから、本実施例においては2カ所の温度状態のみについて算出を行うようにしている。
演算部63は、受感部62により検出された圧力電圧とEEPROM61に記憶された温度特性トリミング値とに基づき、調整された圧力電圧を出力する。アンプ部64は、演算部63が出力した電圧を適切に増幅した電圧を室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4の計測器222、423に出力している。
なお、本実施例は、EEPROM61に温度特性トリミング値の書き込みを行うことを目的としている。従って、EEPROM61に温度特性トリミング値が書き込まれる前においては、演算部63は調整されていない電圧、すなわち受感部62から出力される圧力電圧そのものが出力される。また、圧力センサWの表面側には、バーコードが印字されたシールが貼り付けられている。このバーコードは、圧力センサW毎に異なる。さらに、圧力センサWには、トリミングの容易化のために、ワンタッチカプラの他方側が取付けられている。このワンタッチカプラの他方側は、後述する室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4に取付けられたワンタッチカプラの一方側と連結可能である。
(3)電気的トリミングシステムの概略動作
上述したような構成からなる電気的トリミングシステムの概略動作について、図1を参照して説明する。まず、室温トリミング装置2の内部に、ワークである圧力センサWを1つ固定配置する。そして、室温状態、例えば25℃状態における圧力センサWに対して室温トリミング基準値(室温データ)の算出を行う。具体的には、室温トリミング装置2は、0MPaの場合の室温データと、4MPaが受感部62に付与された場合の室温データの算出を行う。そして、算出した各室温データをホストコンピュータ1に通信出力する。そして、室温トリミング装置2は、これらの処理を継続して行う。
続いて、室温トリミング装置2にて室温トリミング基準値の算出が終了すると、圧力センサWは順次昇温装置3内に挿入される。具体的には、圧力センサWを昇温装置3の回転台3cの上に配置する。そして、回転台3cが1回転すると、圧力センサWは高温状態、例えば85℃状態に昇温されている。
続いて、昇温装置3により85℃状態に昇温された圧力センサWを1つ昇温装置3から取り出し、高温トリミング装置4の内部に固定配置する。そして、保温装置421により圧力センサWが85℃状態を維持するように保温された状態を維持しつつ、高温トリミング基準値(高温データ)の算出を行う。具体的には、高温トリミング装置4は、0MPaの場合の高温データと、4MPaが受感部62に付与された場合の高温データの算出を行う。一方では、高温トリミング装置4は、ホストコンピュータ1に記憶している室温データを読み込む。そして、算出した高温データと読み込んだ室温データとに基づき、温度特性トリミング値を算出する。最後に、算出した温度特性トリミング値を圧力センサWのEEPROM61に書き込む。そして、高温トリミング装置4は、これらの処理を継続して行う。
(4)室温トリミング装置2
(4.1)室温トリミング装置2の詳細構成
次に、室温トリミング装置2の詳細構成について図2(a)及び図4を参照して説明する。図4は、室温トリミング装置2を示すブロック図である。図4に示し、かつ、上述したように、室温トリミング装置2は、室温トリミング計測制御部21と室温トリミングユニット22とから構成される。室温トリミング計測制御部21は、計測指示部211と、圧力制御部212と、室温時データ入力部213と、識別番号入力部214と、室温時データ出力部215と、NG判定部216とから構成される。また、室温トリミングユニット22は、上述したように、圧力コントローラ221と、計測器(第1トリミング基準値算出手段)222と、バーコードリーダー(識別番号読込手段)223と、圧力センサ配置台と、ワンタッチカプラの一方側などを備えている。
計測指示部211は、1つの圧力センサWが圧力センサ配置台に固定配置された場合に、室温トリミング基準値の算出処理の開始信号を出力する。圧力制御部212は、計測指示部211から開始指示信号が出力された場合に、圧力センサWに付与する圧力コントローラ221を適切に制御する。圧力コントローラ221は、圧力制御部212の出力に応じた圧力を圧力センサWに付与するように動作する。この圧力コントローラ221の詳細は後述する。計測器222は、圧力センサWから出力される出力電圧を計測し、調整する。ここで、室温トリミング装置2の計測器222により計測調整された出力電圧が、室温トリミング基準値又は室温時データとなる。室温時データ入力部213は、計測指示部211から開始指示信号が出力された場合に、計測器222により計測調整された圧力センサWの出力電圧を入力する。
識別番号入力部214は、バーコードリーダー223により認識された圧力センサWに貼り付けられたバーコードの識別番号を入力する。室温時データ出力部215は、室温時データ入力部213に入力された室温時データと識別番号入力部214に入力された識別番号を関連付けてホストコンピュータ1に通信出力する。NG判定部216は、室温時データ入力部213に入力された室温時データが適切なデータであるか否かの判定(データNG判定)を行う。そして、NG判定部216は、室温時データがNGであると判定した場合には、室温時データ出力部215にNG情報を出力する。なお、室温時データ出力部215は、NG判定部216からNG情報が出力された場合には、当該NG情報と識別番号とを関連付けてホストコンピュータ1に通信出力する。なお、図示しないが、計測指示部211は、ワンタッチカプラの一方側の駆動制御なども行う。
(4.2)圧力コントローラ221、422の詳細構成
ここで、圧力コントローラ221、422の詳細構成について図5及び図6を参照して説明する。図5は、圧力コントローラ221、422の構成を示すブロック図である。図6は、圧力コントローラ221、422が圧力センサWに対して圧力を付与する際における圧力センサWの圧力変化を示す図である。
図5に示すように、圧力コントローラ221、422は、圧力供給器51と、第1バルブV1と、第2バルブV2とから構成される。圧力供給器51は、常に所定の圧力が付与されている。所定の圧力とは、例えば、4MPaの圧力である。そして、第1バルブV1は、圧力供給器51とワンタッチカプラの一方側との間を連通する配管に配置されている。ただし、ワンタッチカプラの一方側に圧力センサWのワンタッチカプラの他方側が連結された時には、第1バルブV1は圧力供給器51と圧力センサWとの間を連通する配管に配置されていることになる。第2バルブV2は、第1バルブV1と圧力センサWとの間から分岐する配管に配置されている。そして、第1バルブV1及び第2バルブV2は、圧力制御部212、413からの制御信号に基づき開閉動作を行う。なお、第1バルブV1が閉鎖している場合には、圧力供給器51と第1バルブV1との間の配管は、常に一定の4MPaがかけられている。
ここで、第1バルブV1及び第2バルブV2が開閉動作を行った場合の圧力センサWの圧力変化について説明する。図6に示すように、まず、第1バルブV1を閉鎖し、第2バルブV2を開放しておく。このときには、第1バルブV1が閉鎖しているので、圧力供給器51から圧力センサWへ圧力が付与されていない状態となる。さらに、第2バルブV2側から圧力センサWの圧力が抜けていき、圧力センサWにかかる圧力が0MPaとなる。その後、第1バルブV1を開放すると同時に第2バルブV2を閉鎖する。そうすると、圧力供給器51と第1バルブV1との間にかけられている圧力が、瞬時に圧力センサWにかけられる。つまり、当該動作直後には、僅かに圧力センサWの圧力が変動するが、直ちに4MPaに安定する。なお、その後、圧力センサWの圧力を0MPaにする際には、最初と同様に、第1バルブV1を閉鎖すると同時に第2バルブV2を開放する。
(4.3)室温トリミング装置2の処理動作
上述したような構成からなる室温トリミング装置2の処理動作について、主として図7のフローチャートを参照し、補助的に図4〜図6を参照して説明する。図7は、室温トリミング装置2の処理動作を示すフローチャートである。
室温トリミング装置2に圧力センサWが1つ圧力センサ配置台に固定配置される。そして、室温トリミング装置2は、計測指示部211によりワンタッチカプラの一方側を圧力センサWに取付けられているワンタッチカプラの他方側へ接続する(ステップS1)。双方のワンタッチカプラが接続された状態とは、圧力センサWへの圧力を付与することができる状態であって、室温トリミング装置2と圧力センサWとが電気的に接続された状態である。
続いて、バーコードリーダー223により、圧力センサWに貼り付けられているバーコードの識別番号を認識する(ステップS2)。続いて、計測器222により、圧力センサWに圧力を付与していない状態、すなわち、0MPaの圧力状態における室温時データを計測し、調整する(ステップS3)。このとき、圧力コントローラ221は、第1バルブV1が閉鎖し、第2バルブV2が開放している。つまり、圧力制御部212が、第1バルブV1が閉鎖するように、かつ、第2バルブV2が開放するように制御している。続いて、計測器222により計測調整された0MPaの室温時データを室温時データ入力部213が入力して記憶する(ステップS4)。
続いて、圧力センサWに4MPaの圧力を付与する(ステップS5)。具体的には、圧力コントローラ221の第1バルブV1を開放すると同時に第2バルブV2を閉鎖するように、圧力制御部212が制御する。続いて、計測器222により、圧力センサWに4MPaの圧力が付与された状態における室温時データを計測し、調整する(ステップS6)。続いて、計測器222により計測調整された4MPaの室温時データを室温時データ入力部213が入力して記憶する(ステップS7)。
続いて、NG判定部216により、室温時データ入力部213に記憶された0MPa及び4MPaの室温時データに対してNGデータであるか否かの判定を行う(ステップS8)。このデータNG判定は、例えば、計測調整した室温時データが所定の許容値内に入っているか等を判定することにより行う。
続いて、NG判定部216によりNGデータでないと判定された場合には(ステップS9:No)、室温時データ出力部215により識別番号と0MPa及び4MPaの室温時データとをホストコンピュータ1へ通信出力される(ステップS10)。続いて、ワンタッチカプラを取り外し(ステップS11)、室温トリミング装置2の処理を終了する。
一方、NG判定部216によりNGデータであると判定された場合には(ステップS9:Yes)、室温時データ出力部215により識別番号とデータNG情報とをホストコンピュータ1へ通信出力される(ステップS12)。この場合、室温時データは正常なデータではないと判断されているので、室温時データはホストコンピュータ1へ通信出力されない。続いて、ワンタッチカプラを取り外し(ステップS11)、室温トリミング装置2の処理を終了する。
(5)昇温装置3
(5.1)昇温装置3の構成
次に、昇温装置3の構成について図2(b)及び図8を参照して説明する。図8は、昇温装置3を示すブロック図である。図8に示し、かつ、上述したように、昇温装置3は、昇温槽カバー3aと、高温雰囲気形成装置と、開閉ドア3bと、回転台3cと、昇温装置制御部31とから構成される。ここで、昇温装置制御部31を除く他の構成については、上述したので、ここでは、昇温装置制御部31についてのみ説明する。
昇温装置制御部31は、ドア開閉制御部(ドア開閉制御手段)311と、ドア開信号出力部312と、ドア開可能状態判定部313と、回転台制御部(回転台制御手段)314とから構成される。ドア開閉制御部311は、原則的には、作業者からの開閉信号に基づき開閉ドア3bの開閉制御を行う。ただし、ドア開可能状態判定部313による判定結果によっては、作業者からの開閉信号に基づき開閉動作を行わないように制御される場合がある。ドア開閉制御部311により開閉ドア3bを開放制御される場合には、ドア開信号出力部312は、ドア開閉制御部311からドア開信号が入力されると共に後述する高温トリミング装置4のNG判定部420にドア開信号を出力する。ドア開可能状態判定部313は、ドア開信号出力部312がドア開信号の出力に基づきドア開可能状態か否かを判定する。このドア開可能状態か否かの判定結果は、ドア開閉制御部311へ出力している。
回転台制御部314は、ドア開閉制御部311からの出力信号に応じて回転台3cを回転制御している。具体的には、ドア開閉制御部311が開閉ドア3bを開放制御している際には、回転台制御部314は回転台3cが回転停止するように制御する。一方、ドア開閉制御部311が開閉ドア3bを閉鎖制御している際には、回転台制御部314は回転台3cが回転するように制御する。
(5.2)昇温装置3の処理動作
上述のように構成される昇温装置3の昇温装置制御部31の処理動作について、図9のフローチャートを参照して説明する。図9は、昇温装置3の処理動作を示すフローチャートである。まず、開閉ドア3bが閉鎖状態か否かを判定する(ステップS21)。開閉ドア3bが閉鎖状態である場合には(ステップS21:Yes)、さらに、作業者によりドア開放指示が入力されたか否かを判定する(ステップS22)。ドア開放指示が入力されていなければ、ドア開放指示が入力されるまで判定を繰り返す(ステップS22:No)。一方、ドア開放指示が入力された場合には(ステップS22:Yes)、ドア開閉制御部311は開閉ドア3bを開放するように制御し、回転台制御部314は回転台3cが回転停止するように制御する(ステップS23)。ここで、通常は、室温トリミング装置2により室温トリミング基準値の算出が終了した圧力センサWが昇温装置3内に挿入される。
続いて、開閉ドア3bの開放制御及び回転台3cの回転停止制御が行われた場合と、ステップS21にて開閉ドア3bが閉鎖状態でないと判定された場合には(ステップS21:No)、作業者により開閉ドア3bの閉鎖指示が入力されたか否かを判定する(ステップS24)。ドア閉鎖指示が入力されていなければ、ドア閉鎖指示が入力されるまで判定を繰り返す(ステップS24:No)。ただし、開閉ドア3bの開放時間が所定時間以上に達したときには、昇温装置3内の温度降下を回避するために、開閉ドア3bの閉鎖指示を行うように促すブザーなどを鳴らす。一方、ドア閉鎖指示が入力された場合には(ステップS24:Yes)、ドア開閉制御部311は開閉ドア3bを閉鎖するように制御し、回転台制御部314は回転台3cが回転開始するように制御する(ステップS25)。
続いて、ドア開可能状態判定部313により、開閉ドア3bが閉鎖された時からの閉鎖経過時間が所定時間経過したか否か、かつ、高温トリミング装置4による処理が完了しているか否かを判定する(ステップS26)。開閉ドア3bが閉鎖時から所定時間経過し、かつ、高温トリミング装置4による処理が完了したと判定された場合に(ステップS26:Yes)、さらに、作業者によりドア開放指示が入力されたか否かを判定する(ステップS27)。一方、開閉ドア3bが閉鎖時から所定時間経過していないか、若しくは、高温トリミング装置4による処理が完了していないと判定された場合には(ステップS26:No)、所定時間経過するまで、かつ、高温トリミング装置4による処理が完了するまでステップS26の判定を繰り返す。ここで、高温トリミング装置4による処理が完了していない場合には、昇温装置3から取り出した圧力センサWを高温トリミング装置4に配置することができない。そこで、高温トリミング装置4の処理が完了しているか否か、すなわち、高温トリミング装置4に次の圧力センサWを配置することができるか否かを判定している。
そして、開閉ドア3bが閉鎖時から所定時間経過後であって高温トリミング装置4による処理が完了しているときには、ドア開放指示が入力されていなければ、ドア開放指示が入力されるまで判定を繰り返す(ステップS27:No)。一方、開閉ドア3bが閉鎖時から所定時間経過後であって高温トリミング装置4による処理が完了しているときに、ドア開放指示が入力された場合には(ステップS27:Yes)、ドア開閉制御部311は開閉ドア3bを開放するように制御し、回転台制御部314は回転台3cが回転停止するように制御する(ステップS28)。このとき、通常は、85℃に昇温された圧力センサWが昇温装置3から排出される。
(6)高温トリミング装置4
(6.1)高温トリミング装置4の詳細構成
次に、高温トリミング装置4の詳細構成について図2(c)及び図10を参照して説明する。図10は、高温トリミング装置4を示すブロック図である。図10に示し、かつ、上述したように、高温トリミング装置4は、高温トリミング計測制御部41と高温トリミングユニット42とから構成される。高温トリミング計測制御部41は、計測指示部411と、温度制御部412と、圧力制御部413と、高温時データ入力部414と、識別番号入力部415と、室温時データ入力部416と、トリミング値算出部(温度特性トリミング値算出手段)417と、トリミング値書込部(温度特性トリミング値書込手段)418と、ワーク検知部419と、NG判定部(排出経過時間判定手段、指定温度範囲内判定手段)420と、NGデータ出力部(NG情報通信出力手段)431とから構成される。また、高温トリミングユニット42は、上述したように、ヒーター(保温手段)421と、圧力コントローラ422と、計測器(第2トリミング基準値算出手段)423と、バーコードリーダー(識別番号読込手段)424と、圧力センサ配置台と、ワンタッチカプラの一方側などを備えている。
計測指示部411は、昇温装置3から排出された1つの圧力センサWが圧力センサ配置台に固定配置された場合に、高温トリミング基準値の算出処理の開始信号を出力する。温度制御部412は、ヒーター421が85℃の温度に維持することができるように制御している。つまり、ヒーター421により圧力センサWが85℃の温度に保温されるようにしている。圧力制御部413は、計測指示部411から開始指示信号が出力された場合に、圧力センサWに付与する圧力コントローラ422を適切に制御する。圧力コントローラ422は、圧力制御部413の出力に応じた圧力を圧力センサWに付与するように動作する。この圧力コントローラ422の詳細は上述の図5に示した通りである。計測器423は、圧力センサWから出力される出力電圧を計測し、調整する。ここで、高温トリミング装置4の計測器423により計測調整された出力電圧が、高温トリミング基準値又は高温時データとなる。高温時データ入力部414は、計測指示部411から開始指示信号が出力された場合に、計測器423により計測調整された圧力センサWの出力電圧を入力する。
識別番号入力部415は、バーコードリーダー424により認識された圧力センサWに貼り付けられたバーコードの識別番号を入力する。室温時データ入力部416は、ホストコンピュータ1に記憶されている室温時データをホストコンピュータ1から通信入力する。この通信入力される室温時データは、識別番号入力部415に入力した識別番号に対応した室温時データである。
トリミング値算出部417は、高温時データ入力部414に入力された高温時データと室温時データ入力部416に通信入力された室温時データとに基づき、温度特性トリミング値を算出する。トリミング値書込部418は、トリミング値算出部417により算出された温度特性トリミング値を圧力センサWのEEPROM61に書き込む。ワーク検知部419は、圧力センサWが圧力センサ配置台に配置されたことを検知する。さらに、ワーク検知部419は、配置された圧力センサWの温度を検出している。
NG判定部420は、ワーク検知部419によるワーク検知情報と上述した昇温装置3のドア開信号出力部312から出力されるドア開信号とに基づき、排出経過時間NGを判定(排出経過時間NG判定)する。排出経過時間NGとは、圧力センサWが昇温装置3から排出された時からワーク検知部419によるワーク検知までの排出経過時間が、所定排出時間に達したか否かにより判定する。すなわち、排出経過時間が所定排出時間に達した場合には排出経過時間NGと判定し、排出経過時間が所定排出時間に達していない場合には排出経過時間NGでないと判定する。なお、便宜的に、本実施例では圧力センサWが昇温装置3から排出された時を昇温装置3の開閉ドア3bが開放された時としている。さらに、NG判定部420は、ワーク検知部419により検出された圧力センサWの温度が指定温度範囲内であるか否かを判定(指定温度範囲内NG判定)する。なお、指定温度範囲内とは、85℃±0.5℃の範囲内とする。
さらに、NG判定部420は、高温時データ入力部414に入力された高温時データが適切なデータであるか否かの判定(データNG判定)を行う。そして、NG判定部420は、排出経過時間NG又は高温時データがNGデータであると判定した場合には、NGデータ出力部431にそれぞれのNG情報(排出経過時間NG情報、データNG情報)を出力する。なお、NGデータ出力部431は、NG判定部420からNG情報が出力された場合に当該NG情報と識別番号とを関連付けてホストコンピュータ1に通信出力する。なお、図示しないが、計測指示部411は、ワンタッチカプラの一方側の駆動制御なども行う。
(6.2)高温トリミング装置4の処理動作
上述したような構成からなる高温トリミング装置4の処理動作について、主として図11及び図12のフローチャートを参照し、補助的に図5〜図6及び図10を参照して説明する。図11及び図12は、高温トリミング装置4の処理動作を示すフローチャートである。
高温トリミング装置4に、昇温装置3から排出された圧力センサWが1つ圧力センサ配置台に固定配置される。そして、高温トリミング装置4は、計測指示部411によりワンタッチカプラの一方側を圧力センサWに取付けられているワンタッチカプラの他方側へ接続する(ステップS31)。続いて、ヒーター421の駆動制御を開始する(ステップS32)。具体的には、ヒーター421が圧力センサWの周囲を被覆し、85℃の圧力センサWを保温する。
続いて、バーコードリーダー424により、圧力センサWに貼り付けられているバーコードの識別番号を認識する(ステップS33)。続いて、排出経過時間が所定排出時間に達したか否かを判定する(ステップS34)。具体的には、昇温装置3のドア開信号出力部312からのドア開信号の入力時からワーク検知部419により圧力センサWが圧力センサ配置台に配置された時刻までの時間が、所定排出時間に達したか否かを判定する。同時に、圧力センサWの温度が指定温度範囲内であるか否かを判定する(ステップS34)。つまり、これら2つの判定により、圧力センサWの温度状態が85℃から大きく低下したか否かを判定している。そして、排出経過時間が所定排出時間に達しておらず、かつ、圧力センサWの温度が指定温度範囲内である場合には(ステップS34:No)、計測器423により、圧力センサWに圧力を付与していない状態、すなわち、0MPaの圧力状態における高温時データを計測し、調整する(ステップS35)。このとき、圧力コントローラ422は、第1バルブV1が閉鎖し、第2バルブV2が開放している。つまり、圧力制御部413が、第1バルブV1が閉鎖するように、かつ、第2バルブV2が開放するように制御している。
続いて、計測器423により計測調整された0MPaの高温時データを高温時データ入力部414が入力して記憶する(ステップS36)。続いて、圧力センサWに4MPaの圧力を付与する(ステップS37)。具体的には、圧力コントローラ422の第1バルブV1を開放すると同時に第2バルブV2を閉鎖するように、圧力制御部413が制御する。続いて、計測器423により、圧力センサWに4MPaの圧力が付与された状態における高温時データを計測調整する(ステップS38)。続いて、計測器423により計測調整された4MPaの高温時データを高温時データ入力部414が入力して記憶する(ステップS39)。
続いて、NG判定部420により、高温時データ入力部414に記憶された0MPa及び4MPaの高温時データに対してNGデータであるか否かの判定を行う(ステップS40)。このデータNG判定は、例えば、計測調整した高温時データが所定の許容値内に入っているか等を判定することにより行う。続いて、NG判定部420によりNGデータでないと判定された場合には(ステップS40:No)、室温時データ入力部416がホストコンピュータ1から室温時データを入力する(ステップS41)。この入力される室温時データは、識別番号入力部415に入力された識別番号に対応した室温時データである。
続いて、高温時データ入力部414に入力された高温時データ及び室温時データ入力部416に通信入力された室温時データに基づいて、トリミング値算出部417が温度特性トリミング値を算出する(ステップS42)。続いて、算出された温度特性トリミング値をトリミング値書込部418により圧力センサWのEEPROM61に書き込む(ステップS43)。続いて、ワンタッチカプラを取り外し(ステップS44)、高温トリミング装置4の処理を終了する。
一方、排出経過時間が所定排出時間に達している場合、若しくは、圧力センサWの温度が指定温度範囲内にない場合には(ステップS34:Yes)、NGデータ出力部431により識別番号とNG情報(排出経過時間NG情報、指定温度範囲内NG情報)とをホストコンピュータ1へ通信出力される(ステップS45)。そして、ワンタッチカプラを取り外し(ステップS44)、高温トリミング装置4の処理を終了する。
また、NG判定部420によりNGデータであると判定された場合には(ステップS40:Yes)、NGデータ出力部431により識別番号とデータNG情報とをホストコンピュータ1へ通信出力される(ステップS46)。そして、ワンタッチカプラを取り外し(ステップS44)、高温トリミング装置4の処理を終了する。
(7)その他
上記実施例においては、圧力センサWにバーコードを貼り付けることにより圧力センサWの識別番号を認識するようにしたがこれに限られるものではない。例えば、識別番号を記憶したICタグを圧力センサWに付してもよいし、圧力センサWの内部のROMに識別番号を記憶させるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4は圧力センサWを1つずつ処理するようにしたが、例えば、少数個の圧力センサWを載置したパレット毎に処理を行うようにすることもできる。また、室温トリミング装置2及び高温トリミング装置4は、例えば0MPaのトリミング基準値の算出箇所と4MPaのトリミング基準値の算出箇所等と設けて、圧力センサWを複数配置することもできる。
また、トリミング基準値の算出に際して、25℃の室温状態と85℃の高温状態の2カ所を採用したが、これに限られることなく、適宜変更することができる。もちろん3カ所以上の温度についてトリミング基準値を算出して、そのトリミング基準値に基づき温度特性トリミング値を算出してもよい。ただし、この場合は、室温を除く計測温度毎に昇温装置(変温装置)3が必要になる。
また、本実施例においてはホストコンピュータ1を用いて、室温時データを記憶させて、高温トリミング装置4へ通信出力するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、室温トリミング装置2にて算出した室温時データを圧力センサWの例えばEEPROMに書き込み、高温トリミング装置4では圧力センサWに書き込まれた室温時データを読み込むようにすることもできる。
また、ホストコンピュータ1を用いない場合、上述のホストコンピュータ1の機能を室温トリミング装置2又は高温トリミング装置4の何れかに持たせることもできる。この場合、室温トリミング装置2と高温トリミング装置4が双方向通信可能に接続されていればよい。
本発明の電気的トリミングシステムのシステム概略構成図である。 各装置の外観概略構成図である。 圧力センサWの内部構成を示すブロック図である。 室温トリミング装置2を示すブロック図である。 圧力コントローラ221、422の構成を示すブロック図である。 圧力コントローラ221、422が圧力センサWに対して圧力を付与する際における圧力センサWの圧力変化を示す図である。 室温トリミング装置2の処理動作を示すフローチャートである。 昇温装置3を示すブロック図である。 昇温装置3の処理動作を示すフローチャートである。 高温トリミング装置4を示すブロック図である。 高温トリミング装置4の処理動作を示すフローチャートである。 高温トリミング装置4の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1:ホストコンピュータ、 2:室温トリミング装置(第1トリミング装置)、 3:昇温装置(変温装置)、 4:高温トリミング装置(第2トリミング装置)、 3a:昇温槽カバー(変温槽カバー)、 3b:開閉ドア、 3c:回転台

Claims (11)

  1. 圧力に応じた電気信号を出力するセンサの出力信号を電気的に調整する電気的トリミングシステムであって、
    前記センサに圧力を供給可能な圧力コントローラを備え、第1温度状態の前記センサに対して圧力を付与した状態における第1温度雰囲気の電気的トリミング基準値である第1トリミング基準値を算出する第1トリミング基準値算出手段を有する第1トリミング装置と、
    前記第1トリミング装置により前記第1トリミング基準値の算出後の前記センサの温度を第2温度状態に昇温させる変温装置と、
    前記変温装置と別個独立した装置であり、前記センサに圧力を供給可能な圧力コントローラを備え、前記変温装置により昇温された前記第2温度状態の前記センサに対して圧力を付与した状態における第2温度雰囲気の電気的トリミング基準値である第2トリミング基準値を算出する第2トリミング基準値算出手段を有する第2トリミング装置と、
    を備え
    前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサが前記変温装置から排出された時からの排出経過時間が所定排出時間に達したか否かを判定する排出経過時間判定手段を有し、
    前記第2トリミング基準値算出手段は、前記排出経過時間が前記所定排出時間に達していないと判定された場合に前記第2トリミング基準値の算出を行うことを特徴とする電気的トリミングシステム。
  2. 前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサを前記第2温度状態に保温する保温手段を有することを特徴とする請求項1記載の電気的トリミングシステム。
  3. 前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサの温度が指定温度範囲内であるか否かを判定する指定温度範囲内判定手段を有し、
    前記第2トリミング基準値算出手段は、前記センサの温度が前記指定温度範囲内であると判定された場合に前記第2トリミング基準値の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気的トリミングシステム。
  4. 前記変温装置は、
    内部側に前記センサの配置空間を形成する変温槽カバーと、
    前記変温槽カバーの前記内部側にて前記第2温度雰囲気を形成する第2温度雰囲気形成手段と、
    前記センサを前記変温槽カバーの前記内部側に挿入排出可能な開閉ドアと、
    前記センサを前記内部側に挿入後における前記開閉ドアの閉鎖時からの閉鎖経過時間が所定閉鎖時間に達するまで前記開閉ドアの閉鎖状態を維持させるドア開閉制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電気的トリミングシステム。
  5. 前記変温装置は、
    複数のセンサを配置可能で回転可能な回転台と、
    前記回転台を回転制御する回転台制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電気的トリミングシステム。
  6. さらに、前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置に通信接続され、前記第1トリミング装置から通信出力された前記第1トリミング基準値を記憶すると共に、記憶した前記第1トリミング基準値を前記第2トリミング装置に通信出力するホストコンピュータを備え、
    前記第2トリミング装置は、
    さらに、前記ホストコンピュータから通信入力した前記第1トリミング基準値及び前記第2トリミング基準値算出手段により算出された前記第2トリミング基準値に基づき前記センサの電気的トリミング調整値である温度特性トリミング値を算出する温度特性トリミング値算出手段と、
    算出された前記温度特性トリミング値を前記センサに書き込む温度特性トリミング値書込手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電気的トリミングシステム。
  7. 前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置は、さらに、前記センサ毎に付された識別番号を読み込む識別番号読込手段を備え、
    前記ホストコンピュータは、前記識別番号と共に前記第1トリミング基準値を記憶し、
    前記温度特性トリミング算出手段は、前記識別番号に対応して記憶された前記第1トリミング基準値を通信入力することを特徴とする請求項6記載の電気的トリミングシステム。
  8. 前記第2トリミング装置は、
    さらに、前記センサ毎に付された識別番号を読み込む識別番号読込手段と、
    前記センサが前記変温装置から排出された時からの排出経過時間が所定排出時間に達したか否かを判定する排出経過時間判定手段と、
    前記排出経過時間が前記所定排出時間に達したと判定された場合に前記センサの前記識別番号及びNG情報を前記ホストコンピュータに通信出力するNG情報通信出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項6記載の電気的トリミングシステム。
  9. 前記第1トリミング装置は、さらに、算出した前記第1トリミング基準値を前記センサに書き込む第1トリミング基準値書込手段を有し、
    前記第2トリミング装置は、
    さらに、前記センサに書き込まれた前記第1トリミング基準値及び前記第2トリミング基準値算出手段により算出された前記第2トリミング基準値に基づき前記センサの電気的トリミング調整値である温度特性トリミング値を算出する温度特性トリミング値算出手段と、
    算出された前記温度特性トリミング値を前記センサに書き込む温度特性トリミング値書込手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電気的トリミングシステム。
  10. 前記第1トリミング装置と前記第2トリミング装置とは、同一装置であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の電気的トリミングシステム。
  11. 前記第1トリミング装置及び前記第2トリミング装置は、
    前記センサに圧力を供給可能な圧力供給器と、前記圧力供給器と前記センサとの間を連通する配管に配置され開放時に前記圧力供給器から前記センサへ所定圧力の付与を可能とする第1バルブと、前記第1バルブと前記センサとの間から分岐する配管に配置され開放時に前記センサに付与された圧力を低減する第2バルブと、からなる前記圧力コントローラを有することを特徴とする請求項1記載の電気的トリミングシステム。
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