JP4757710B2 - 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム - Google Patents

移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4757710B2
JP4757710B2 JP2006151332A JP2006151332A JP4757710B2 JP 4757710 B2 JP4757710 B2 JP 4757710B2 JP 2006151332 A JP2006151332 A JP 2006151332A JP 2006151332 A JP2006151332 A JP 2006151332A JP 4757710 B2 JP4757710 B2 JP 4757710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
information
identification information
flow
mobile communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006151332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007324817A (ja
Inventor
敦 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Casio Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority to JP2006151332A priority Critical patent/JP4757710B2/ja
Publication of JP2007324817A publication Critical patent/JP2007324817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4757710B2 publication Critical patent/JP4757710B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、マルチキャスト通信とユニキャスト通信を使い分けて効率よくコンテンツを受信するために好適な移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラムに関する。
近年、携帯電話の普及と高機能化に伴い、携帯電話システムの無線基地局から携帯電話機にコンテンツをマルチキャスト配信できるシステムへの期待感が高まっている。例えば、特許文献1には、携帯電話機の属する通信エリアに関係した情報を自動配信する情報配信システムが提案されている。これによれば、情報配信システムは、携帯電話機が存在する地域に密着した広告等の情報を配信することができる。また、非特許文献1には、マルチキャスト通信とユニキャスト通信を併用することで通信の信頼性を高める技術が開示されている。
特開2001−326960号公報 木下 真吾,"リライアブルマルチキャスト技術の最新動向",電子情報通信学会論文誌 B,Vol.J85−B No.11,p.1819−1842,2002年11月
マルチキャスト配信においては、携帯電話機は現在位置でユーザが利用したいコンテンツが既に他のユーザ向けに配信されている場合にはそのコンテンツを受信して利用することができるが、コンテンツが配信されていない場合には無線基地局(携帯電話システム側)に対してコンテンツを配信するように要求する必要がある。しかし、特許文献1では、コンテンツのマルチキャスト配信について考慮されていない。例えば、特許文献1では、携帯電話機が現在位置で受信できるコンテンツについての情報を保持していないため、もし携帯電話機がマルチキャスト通信に対応していたとしても無線基地局にコンテンツの配信要求を行うことはできず、その結果、マルチキャスト通信によるコンテンツ配信を実現することはできなかった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、マルチキャスト通信とユニキャスト通信を使い分けて効率よくコンテンツを受信するために好適な移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る移動通信端末は、無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信する移動通信端末であって、
前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶する第1の記憶手段と、
予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶する第2の記憶手段と、
当該移動通信端末の現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得するエリア取得手段と、
前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を、前記第1の記憶手段から取得する番組識別情報取得手段と、
前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付手段と、
前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する番組関連情報取得手段と、
前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示手段であって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示手段と、
前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する第1の受信手段と、
を備え
前記第1の記憶手段に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶手段に記憶された番組識別情報が含まれず、
前記第2の記憶手段に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である。
この結果、移動通信端末は、現在位置で受信可能な番組をマルチキャストで受信することができる。
移動通信端末は、前記エリア取得手段により取得されエリア識別情報が変化したか否かを判別し、前記エリア識別情報が変化したと判別された場合、前記無線基地局に前記番組をマルチキャストで配信するように要求する要求手段を更に備えてもよい。
この結果、移動通信端末は、現在位置をカバーする無線基地局が変わると、変わった後の無線基地局に番組をマルチキャストで配信するように要求し、この番組を受信することができる。
前記要求手段は、前記番組情報取得手段により取得された番組識別情報が示す前記受信可能な番組が、前記無線基地局からマルチキャストで配信されているか否かを判別し、マルチキャストで配信されていないと判別された場合、前記無線基地局に前記番組をマルチキャストで配信するように要求してもよい。
この結果、移動通信端末は、現在位置で受信可能な番組がマルチキャストで配信されていなければ、無線基地局にこの番組をマルチキャストで配信するように要求し、この番組を受信することができる。
例えば、前記エリア識別情報は、前記無線基地局ごとに固有のセクタを識別する情報であってもよい。
移動通信端末は
前記第1の受信手段により前記番組を受信できたか否かを判別する判別手段と、
前記エリア取得手段により取得されたエリア識別情報と、前記番組識別情報取得手段により取得された番組識別情報とに基づいて、前記無線基地局からユニキャストで配信される番組を受信する第2の受信手段と、
を更に備えていてもよい
そして、前記第2の受信手段は、前記判別手段により前記第1の受信手段が前記番組を受信できなかったと判別された場合に、前記番組をユニキャストで受信するようにしてもよい。
この結果、移動通信端末は、マルチキャストで受信できなかった番組を、ユニキャストで受信することができる。
移動通信端末は
前記第1の受信手段により前記番組を受信できるか否かを予測する予測手段と、
前記エリア取得手段により取得されたエリア識別情報と、前記番組識別情報取得手段により取得された番組識別情報とに基づいて、前記無線基地局からユニキャストで配信される番組を受信する第2の受信手段と、
前記番組を、前記第1の受信手段によりマルチキャストで受信するか、又は、前記第2の受信手段によりユニキャストで受信するかを決定し、当該決定した受信手段で前記番組を受信するように制御する制御手段と、
を更に備えていてもよい
そして、前記制御手段は、前記第1の受信手段により前記番組を受信できないと前記予測手段によって予測された場合、前記番組を前記第2の受信手段によりユニキャストで受信するように制御してもよい。
この結果、移動通信端末は、番組をマルチキャストで受信できるか否かを予測し、受信できると予測されればマルチキャストで、受信できないと予測されればユニキャストで、番組を受信することができる。
前記予測手段は、前記番組をマルチキャストで受信するために用いられる伝送パラメータと、前記無線基地局との通信で用いられる電波信号の電波受信品質から、前記番組を前記第1の受信手段によりマルチキャストで受信すると仮定したときの予測品質を求め、当該求められた予測品質が所定の基準値に満たない場合、マルチキャストで受信できないと予測してもよい。
この結果、移動通信端末は、番組をマルチキャストで受信するときに用いられる各種のパラメータ情報や、無線基地局と通信するときに用いられる様々な電波信号の品質に基づいて、番組をマルチキャストで受信できるか否かを予測することができる。
前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報によって識別されるそれぞれの番組がダウンロード型かストリーミング型かを指定するための種別情報を更に記憶することができる。
そして、前記予測手段は、前記所定の基準値として、前記番組がダウンロード型の番組である場合には所定の第1の基準値を、前記番組がストリーミング型の番組である場合には所定の第2の基準値を用いて予測してもよい。
この結果、移動通信端末は、受信する番組の種別がダウンロード型かストリーミング型かに基づいて基準値を変えて、番組をマルチキャストで受信できるか否かを予測することができる。
前記番組は、前記番組が有効な期間を定義する有効期限情報を含むことができる。
また、移動通信端末は、日時を計時する計時手段を更に備えていてもよい。
そして、前記計時手段が計時した現在日時が受信した前記番組の有効な期間に含まれない場合、前記第1の受信手段は前記番組の再受信を行ってもよい。
この結果、移動通信端末は、受信した番組の有効期限が満了したとき、その番組をマルチキャストで再受信することができる。
前記第1の受信手段は、前記エリア取得手段により取得されエリア識別情報が変化した場合、当該変化の前後のエリア識別情報に対応付けられたそれぞれの前記番組識別情報を比較し、当該変化前に存在せず、且つ、当該変化後に存在する番組識別情報により識別される番組を受信してもよい。
この結果、移動通信端末は、現在位置をカバーする無線基地局が変わると、新たに受信できるようになった番組をマルチキャストで受信することができる。
前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報により識別されるそれぞれの番組がダウンロード型かストリーミング型かを指定するための種別情報を更に記憶することができる。
そして、前記第1の受信手段は、前記変化前に存在せず、且つ、前記変化後に存在する番組識別情報により識別される番組のうち、前記種別情報がダウンロード型の番組を受信してもよい。
この結果、移動通信端末は、現在位置をカバーする無線基地局が変わると、新たに受信できるようになった番組のうちダウンロード型の番組をマルチキャストで受信することができる。
移動通信端末は、前記第1の受信手段により受信した前記番組を再生する再生手段を更に備えていてもよい。
また、前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報により識別されるそれぞれの番組を前記再生手段が再生するときの再生条件を設定する設定情報を更に記憶することができる。
そして、前記再生手段は、前記第1の記憶手段に記憶された設定情報に基づいて、前記第1の受信手段で受信した前記番組を再生することができる。
この結果、移動通信端末は、予め設定された再生条件に基づいて、受信した番組を再生することができる。
前記設定情報は、前記第1の受信手段により受信した前記番組を再生するタイミングを決める情報と、前記番組を再生するために用いる所定の再生プログラムの識別情報と、前記番組を再生するときの前記移動通信端末の動作を定義する情報と、のうち1つ以上を含んでいてもよい。
この結果、移動通信端末は、番組を再生するタイミング、番組を再生するための再生プログラム、番組を再生するときの移動通信端末の動作などを含む、予め設定された再生条件に基づいて、受信した番組を再生することができる。
移動通信端末は
前記移動通信端末のユーザの嗜好に基づいて前記第1の受信手段が番組を受信するための優先度の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた優先度を記憶する優先度記憶手段と、
を更に備えていてもよい。
そして、前記無線基地局から配信される番組が複数存在する場合、前記第1の受信手段は、前記優先度記憶手段に記憶された優先度に基づいて番組を選択して受信してもよい。
この結果、移動通信端末は、ユーザの嗜好など予め設定された情報に基づいて、受信するフローを選択することができる。
上記目的を達成するため、本発明のその他の観点に係る移動通信方法は、第1の記憶部、第2の記憶部、第1の取得部、第2の取得部、入力受付部、第3の取得部、表示部、受信部を有し、無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信する移動通信端末にて実行される移動通信方法であって、
前記第1の記憶部は、前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶し、
前記第2の記憶部は、予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶し、
前記第1の取得部が、当該移動通信端末の現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得する第1の取得ステップと、
前記第2の取得部が、前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を、前記記憶部から取得する第2の取得ステップと、
前記入力受付部が、前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付ステップと、
前記第3の取得部が、前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する第3の取得ステップと、
前記表示部が、前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示ステップであって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示ステップと、
前記受信部が、前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する受信ステップと、
を備え
前記第1の記憶部に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶部に記憶された番組識別情報が含まれず、
前記第2の記憶部に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である。
この結果、この移動通信方法を用いた移動通信端末は、現在位置で受信可能な番組をマルチキャストで受信することができる。
上記目的を達成するため、本発明のその他の観点に係るプログラムは、無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信するコンピュータを、
前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶する第1の記憶手段、
予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶する第2の記憶手段、
当該コンピュータの現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得するエリア取得手段、
前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を前記第1の記憶手段から取得する番組識別情報取得手段、
前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付手段、
前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する番組関連情報取得手段、
前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示手段であって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示手段、
前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する受信手段、
として機能させ
前記第1の記憶手段に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶手段に記憶された番組識別情報が含まれず、
前記第2の記憶手段に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である。
この結果、プログラムは、コンピュータを、現在位置で受信可能な番組をマルチキャストで受信できる移動通信端末として機能させることができる。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
本発明によれば、マルチキャスト通信とユニキャスト通信を使い分けて効率よくコンテンツを受信するために好適な移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信端末100を用いた移動通信システム1の構成例を示す図である。移動通信システム1は、移動通信端末100、無線基地局120、コンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150、及び、ネットワーク160を含む。
移動通信端末100は、本実施形態では、一般的に用いられる携帯電話機から構成される。移動通信端末100の構成の詳細は後述する。
無線基地局120は、移動通信端末100と直接交信する、移動通信システム1の末端にあたる装置であり、移動通信システム1内に複数個設置されるのが典型的である。無線基地局120は、自己の無線通信圏内にある移動通信端末100から送信される所定の周波数の電波を受信し、あるいは、移動通信端末100に所定の周波数の電波を送信する。設置される無線基地局120の数は任意である。例えば、無線基地局120は、自己の無線通信圏内にある移動通信端末100に、一般報知情報(通話の発着信やデータ送受信を行うための基本情報)、マルチキャスト用報知情報、コンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150から配信されるコンテンツデータ等を、ユニキャスト通信又はマルチキャスト通信で移動通信端末100に送信する。一般報知情報は、無線基地局120を識別するためのセクタIDを含む。マルチキャスト用報知情報は、セクタID、そのセクタで配信されているフローのフローID、フローIDごとの伝送パラメータ情報を含む。
ここで、フローとは、移動通信端末100が再生可能なコンテンツの最小単位である。フローには、フロー有効期限情報が含まれている。フロー有効期限情報で規定される期限までの期間、無線基地局120はフローをカルーセル伝送する(一定周期で同じ内容のフローを送りつづける)。ひとつ又は複数のフローから番組が構成される。例えば、1つの番組を映像フロー、主音声フロー、副音声フローの3つのフローで構成することができる。ひとつ又は複数の番組の集合を「グループ」と呼ぶ。例えば、複数の映画館を経営する会社が、映画館ごとに異なる上映情報番組を配信する場合、これらの番組をひとつのグループとして配信することにより、ユーザに番組情報をより見やすく、より扱いやすくすることができる。
コンテンツ情報格納サーバ130は、動画像、静止画像、音声、音楽、テキスト等、配信される様々なコンテンツに関する情報を格納し、これらの情報を移動通信端末100に配信する。コンテンツに関する情報としては、コンテンツのタイトル、コンテンツを受信するために支払う料金、コンテンツ受信が可能なエリアを示すエリア情報などがある。移動通信端末100がコンテンツ情報格納サーバ130と通信を行うときの通信は、ユニキャスト通信でもマルチキャスト通信でもよい。ここで、ユニキャスト通信とは、通信ネットワーク内で単一の送受信先を指定して単一の相手にデータを送信する通信であり、マルチキャスト通信とは、通信ネットワーク内で複数の送受信先を指定して複数の相手に同じデータを送信する通信である。
マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140は、マルチキャスト通信で配信するコンテンツデータを格納し、無線基地局120を介して移動通信端末100にマルチキャスト通信でコンテンツを配信する。
ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150は、ユニキャスト通信で配信するコンテンツデータを格納し、無線基地局120を介して移動通信端末100にユニキャスト通信でコンテンツを配信する。
ネットワーク160は、無線基地局120、コンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140のほか、移動通信システム1全体を管理する管理サーバや、通話やデータ通信のための交換機(いずれも図示せず)などを相互に接続するための回線である。ネットワーク160は専用回線であってもよいし、インターネット等を利用するものでもよい。
このように、移動通信端末100は、無線基地局120を介して、コンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150と通信を行うことができる。ただし、移動通信端末100がマルチキャスト用コンテンツサーバ140と通信を行う場合には移動通信端末100と無線基地局120との間の通信はマルチキャスト通信で行われ、移動通信端末100がユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150と通信を行う場合には移動通信端末100と無線基地局120との間の通信はユニキャスト通信で行われるものとする。
なお、本図の例では、移動通信システム1は、コンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150の各サーバを別々に設けているが、移動通信システム1の構成はこれに限定されるものではなく、これらの全てあるいは一部を、1つ以上のサーバにより実現するように構成しても良い。
次に、本実施形態に係る移動通信端末100の構成について、図2を用いて説明する。本実施形態では、移動通信端末100として携帯電話機を用いる。ただし、以下に説明する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。例えば、コンテンツを受信して再生可能なコンピュータ、プレイヤー、PDA(Personal Digital Assistants)、PHS(Personal Handyphone System)などを用いた実施形態を採用することもできる。
移動通信端末100は、通信部201、操作部202、表示部203、音声入出力部204、情報格納部205、電源部206、制御部209、及び、システムバス210を備える。
通信部201は、無線基地局120を介してコンテンツ情報格納サーバ130、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150と通信を行う。通信部201はマルチキャスト通信およびユニキャスト通信の両方を行うことができる。通信部201は、制御部209の制御により、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140から配信されるフローを、無線基地局120を介してマルチキャスト通信で受信し、あるいは、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150から配信されるフローを、無線基地局120を介してユニキャスト通信で受信する。
また、通信部201は、移動通信端末100が携帯電話の送信機となる場合、マイクロフォン225により入力され音声入出力部204が備えるA/D(Analog/Digital)コンバータ(図示せず)により変換された音声信号を変調し、通信部201に接続されるアンテナ221を用いて相手(受信側)に送信する。また、移動通信端末100が受信機となる場合、通信部201に接続されるアンテナ221を用いて音声信号等を受信し、入力された音声信号を復調する。復調された音声信号は音声入出力部204に入力され、音声入出力部204が備えるD/A(Digital/Analog)コンバータ(図示せず)により音声に変換され、スピーカ224から音声が出力される。通信部201は、制御部209の制御により、移動通信端末100がインターネット等で接続された他の情報処理装置などにアクセスするためのデータ通信処理、電子メール送受信処理等も行う。
また、通信部201は、上述の一般報知情報やマルチキャスト用報知情報に含まれるセクタIDを参照することにより移動通信端末100の所在するエリアを識別するための情報(エリア情報)を取得する。通信部201は、無線基地局120や自己のエリア情報を送信可能なロケーションサーバと情報のやり取りを行って、移動通信端末100の所在するエリア情報を取得してもよい。
なお、移動通信端末100はエリア情報を取得する手段を別に設ける構成であってもよい。例えば、GPS(Global Positioning System)衛星と情報のやり取りを行って緯度経度による現在位置を取得することで移動通信端末100が所在するエリア情報を取得してもよい。また、CDMA(Code Division Multiple Access)、EV−DO(Evolution-Data Only)、無線LAN(Local Area Network)などの通信方式を用いて送信される電波を受信して、受信した電波信号に含まれる位置情報から移動通信端末100が所在するエリア情報を取得してもよい。
操作部202は、移動通信端末100のユーザにより操作キー222が操作されて入力される操作信号を受け取り、操作信号に対応するキーコード信号を制御部209に入力する。制御部209は、入力されたキーコード信号に基づき、操作内容を決定する。例えば、操作キー222は、移動通信端末100の電源をON/OFFするときや、各種コンテンツ再生用のアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」と呼ぶ)を起動するときなど、ユーザが移動通信端末100に指示入力を与える際に押下されて使用される。このように、移動通信端末100のユーザは、操作キー222を操作して所望の動作指示をすることができる。なお、操作部202は、操作ボタンやポインティングデバイスなどの他の入力装置からデータの入力を受け付けてもよい。
表示部203は、通信部201が受信した情報やコンテンツデータ、情報格納部205に記憶された情報、移動通信端末100のユーザが操作部202を介して入力した情報などを制御部209の制御により出力する。表示部203は、制御部209や表示部203が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって画像データを加工処理した後、表示部203が備える出力バッファ(図示せず)に記録する。出力バッファに記録された画像情報は、所定の同期タイミングで画像信号に変換され、表示部203に接続されるディスプレイ223に出力される。これにより、映像データ等の画像表示が可能となる。また、表示部203は、電源状態、電波強度、電池残量、サーバ接続状態、入力した電話番号、電子メールの宛先、メール送信文書、動画データおよび静止画データ、着信時の発呼者の電話番号、着信メール文書、接続されたインターネット画面等の受信データの表示、携帯電話の機能を利用するために必要な画面などを、ディスプレイ223に表示する。例えば、ディスプレイ223は、LCD(Liquid Crystal Display)から構成される。
音声入出力部204は、移動通信端末100のユーザからマイクロフォン225を介して入力された音声を受け取ってA/Dコンバータで変換した後、音声データを制御部209に入力する。また、音声入出力部204は、移動通信端末100の状態等を移動通信端末100のユーザに通知するための音声データ、通信部201が受信したコンテンツデータの音声データ、通信部201が受信した通話音声データなどをD/Aコンバータで変換した後、音声をスピーカ224から出力する。
情報格納部205は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)のほか、フラッシュメモリカード等の記録媒体との接続を行いデータの入出力を行うインタフェースを備え、記憶媒体に任意のデータを書き込んで記憶したり、記憶媒体からデータを読み出して制御部209に入力したりする。記憶媒体の種類はフラッシュメモリカードに限定されず、例えばハードディスクなどでもよい。また、USB(Universal Serial Bus)接続により移動通信端末100と外部機器とを接続して、外部機器との間でデータの入出力を行ってもよい。例えば、情報格納部205は、各種のコンテンツ再生プログラムなどのアプリケーション、ユーザ情報、通信部201が受信した情報やコンテンツデータのほか、後述するフロー情報テーブル251、セクタID索引252、受信許可フローテーブル253、広域配信フローリスト254などを格納する。
ROMは、移動通信端末100全体の制御に必要なオペレーティングシステム(OS)やプログラム等を記憶する不揮発性メモリである。ROMは、コンテンツ再生プログラムなどのアプリケーションを記憶してもよい。
RAMは、制御部209が行う処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶する。また、RAMの記憶領域の一部はフラッシュメモリから構成され、電話や電子メールに使用するアドレス帳、通話の履歴、各種機能の設定値等を記憶する。
電源部206は、移動通信端末100を駆動させるための電源である。
制御部209は、情報格納部205に記憶されたプログラムに従って、移動通信端末100全体の制御を行う。制御部209は、制御の必要に応じて、上述した各部に制御信号およびデータを送信、または、各部から応答信号およびデータを受信する。制御部209は、CPU(Central Processing Unit)から構成される。例えば、制御部209は、通信部201により受信したコンテンツデータを、情報格納部205に記憶された所定のコンテンツ再生プログラムを用いてデコードして再生し、表示部203を制御して映像をディスプレイ223に表示したり、音声入出力部204を制御して音声をスピーカ224から出力したりする。また、制御部209は、現在の時刻を計時するタイマーを備える。なお、制御部209が行う処理の詳細については後述する。
システムバス210は、通信部201、操作部202、表示部203、音声入出力部204、情報格納部205、電源部206、及び、制御部209との間で命令やデータを転送するための伝送経路である。
次に、情報格納部205に記憶されるフロー情報テーブル251について、図3を用いて説明する。フロー情報テーブル251にはフローごとの情報が格納される。ひとつのフローに関する情報の集まりのことを「レコード」と呼ぶ。本図に示すフロー情報テーブル251は一例であり、以下に示す各項目、あるいは各項目に記憶される情報を任意に変更した変形例を採用することも可能である。
フローIDは、フローを識別するための情報である。フローIDは典型的にはフローごとに固有の番号・記号で表されるが、通常のフロー数より十分大きい所定の番号列(例えば1〜65536の数字など)をサイクリックに使用するものであってもよい。
登録状態は、移動通信端末100のユーザがそのフローを受信するための登録を行ったか否かを示す情報である。受信する旨の登録を行ったフローを「登録済」とし、そうでないフローを「未登録」とする。登録状態には、これらの状態を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。なお、フローを受信する旨の登録を行う処理(フロー登録処理)については後述する。
番組IDは、番組を識別するための情報である。フローIDは典型的には番組ごとに固有の番号・記号で表されるが、通常の番組数より十分大きい所定の番号列(例えば1〜65536の数字など)をサイクリックに使用するものであってもよい。例えば、1つの番組が映像フロー、主音声フロー、副音声フローの3つから構成される場合、それぞれのフローには同一の番組IDで且つ異なるフローIDが対応づけられる。
グループIDは、グループを識別するための情報である。グループIDは典型的にはグループごとに固有の番号・記号で表されるが、通常のグループ数より十分大きい所定の番号列(例えば1〜65536の数字など)をサイクリックに使用するものであってもよい。例えば、1つのグループが複数の番組から構成される場合、それぞれの番組には同一のグループIDで且つ異なる番組IDが対応づけられる。
受信可能エリア情報は、該当するフローを配信する無線基地局120を識別するための情報である。例えば、該当するフローを配信する無線基地局120のセクタIDが格納される。本実施形態では、すべてのマルチキャスト通信対応の無線基地局120から所定期間繰り返し配信されるフロー等、広域で配信されるフロー(以下、「広域配信フロー」と呼ぶ)は、フロー情報テーブル251には含まれないこととする。よって、フロー情報テーブル251のデータ量が大きくなりすぎることはない。広域配信フローかどうかの判定は、後述する広域配信フローリスト254を用いて制御部209により行われる。なお、本実施形態では、広域配信フローとは、移動通信システム1内のすべての無線基地局120から所定期間繰り返し配信されるフローであるとしているが、これに限られない。例えば、特定地域内に存在するすべての無線基地局120から配信されるフローなどであってもよい。
フロー優先度情報は、移動通信端末100が無線基地局120に対しフローの配信を要求する優先度である。また、受信したフローの一覧を表示部203がディスプレイ223に表示するときの表示順としても用いられる。ユーザは、操作キー222を操作してフロー優先度情報を入力して任意に変更することができる。
コンテンツ種別情報は、コンテンツが「ダウンロード型」か「ストリーミング型」を示す情報である。制御部209は、ダウンロード型と指定されたフローの再生を、フローのすべてのデータを受信するまで開始しない。すなわち、制御部209は、フローのデータをすべて受信してから再生する。一方、制御部209は、ストリーミング型と指定されたフローの再生を、フローの受信開始とともに開始する。すなわち、制御部209は、フローのデータを受信しながら再生することができる。コンテンツ種別情報には、これらの種別を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。
ユニキャスト受信許可情報は、ユニキャスト通信によるコンテンツデータの受信を許可するか否かを示す情報であり、「許可」または「禁止」のどちらかが指定される。移動通信端末100の通信部201は、「許可」と指定されたフローをユニキャスト通信で受信することができるが、「禁止」と指定されたフローをユニキャスト通信で受信することができない。ユニキャスト受信許可情報には、これらの情報を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。
起動アプリケーション情報は、アプリケーションを起動する条件と、起動されるアプリケーション(又はアプリケーションの動作設定)とを対応づけた情報である。制御部209は、起動アプリケーション情報に基づいて、情報格納部205に記憶されたアプリケーションを読み出して起動し動作させる。例えば、映画館の上映情報番組を含むコンテンツを受信することを条件として、映画館のチケット予約アプリケーションを起動する、などが考えられる。この場合、映画館の上映情報番組を含むコンテンツのフローを通信部201が受信すると、制御部209は、所定の映画館のチケット予約アプリケーションをRAMに読み出して動作させる。アプリケーションを起動する条件は、論理式、数式などを用いて記憶されてもよい。
また、アプリケーションには、インターネット上のWebページにアクセスするアプリケーション、スピーカ224から効果音等の音声を出力するアプリケーション、ディスプレイ223の表示設定を変更するアプリケーション、移動通信端末100の設定変更を行うアプリケーションなども含まれる。例えば、映画館の上映情報番組を含むコンテンツのフローを受信することを条件として、移動通信端末100をマナーモード(スピーカ224から音声が出力されないモード)に遷移させたり、フロー受信が不可となったことを条件にマナーモードを解除させたりすることもできる。
また、起動アプリケーション情報は、通信部201で受信したフローを再生するタイミングを決める情報と、受信したフローを再生するために用いる所定のアプリケーションの識別情報と、前記番組を再生するときの移動通信端末100の動作を定義する情報とのうち1つ以上を含んでいてもよい。これにより、制御部209は、予め設定された再生タイミングでフローを再生させたり、予め設定されたアプリケーションでフローを再生させたり、予め設定された移動通信端末100の動作設定でフローを再生させたりすることができる。
フロータイトル情報は、フローの題名、件名等を示す情報であり、移動通信端末100のユーザはフロータイトル情報を見てそのフローがどんな内容なのかをおおよそ知ることができる。
フロー概要情報は、フロータイトル情報より更に詳しくフローの内容を示す情報であり、説明文、ジャンル情報、課金情報などが含まれる。
なお、フローID、登録状態、番組ID、グループIDを除く各項目が、同一番組ID又は同一グループIDを持つ他のフローと同じである場合、これらの各項目の内容を省略してもよい。
また、フロー情報テーブル251は後述するフロー登録処理で更新される。フロー情報テーブル251に初期情報として予めフローのレコードを記憶し、後述するフロー登録処理で更新されるようにしてもよい。
次に、情報格納部205に記憶されるセクタID索引252について、図4を用いて説明する。本図に示すセクタID索引252は一例であり、以下に示す各項目、あるいは各項目に記憶される情報を任意に変更した変形例を採用することも可能である。
セクタID索引252は、無線基地局120ごとに対応づけられるセクタIDと、フロー情報テーブル251の受信可能エリア情報に含まれるフローのフローIDとを対応づけた情報である。セクタID索引252の更新は、フロー情報テーブル251の更新と同じタイミングで制御部209により行われる。
制御部209は、コンテンツ情報格納サーバ130から無線基地局120を介して送信される一般報知情報や、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140から無線基地局120を介して送信されるマルチキャスト用報知情報に含まれるセクタIDに対応づけられるフローIDを、セクタID索引252から取得する。これにより、制御部209は、無線基地局120から受信可能なフローのフローIDを判別することができる。
なお、制御部209は、フロー情報テーブル251に記憶された全レコードの受信可能エリア情報を調べることで、移動通信端末100の現在位置をカバーする無線基地局120から受信可能なフローのフローIDを判別することもできるが、セクタID索引252を用いることで制御部209が行う処理を高速化することができる。
次に、情報格納部205に記憶される受信許可フローテーブル253について、図5を用いて説明する。本図に示す受信許可フローテーブル253は一例であり、以下に示す各項目、あるいは各項目に記憶される情報を任意に変更した変形例を採用することも可能である。
受信許可フローテーブル253は、現在位置での受信が許可されているフローについての情報が格納される。受信許可フローテーブル253は、コンテンツ(フロー)やマルチキャスト用報知情報を受信するたびに制御部209により動的に更新される。
フローIDは、フロー情報テーブル251と同様、フローを識別するための情報である。
受信状況は、フローIDで示されるフローの通信部201による受信状況を示す情報である。例えば、フローの受信が完了している場合には「受信済」、フローを受信中である場合には「受信中」、フローの受信を開始していない場合には「受信前」、フローの受信に失敗した場合には「受信失敗」が対応づけられる。受信状況には、これらの状態を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。受信状況は制御部209により随時更新される。本実施形態では、ストリーミング型のコンテンツ、すなわちフロー情報テーブル251のコンテンツ種別情報が「ストリーミング型」となっているフローの受信状況には「受信前」が対応づけられるものとする。
報知情報含有情報は、無線基地局120から送信されるマルチキャスト用報知情報にこのフローのフローIDが含まれているか否かを示す情報であり、フローIDが含まれている場合には「有」、含まれていない場合には「無」が対応づけられる。報知情報含有情報には、これらの情報を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。
フロー情報テーブル含有情報は、フロー情報テーブル251にこのフローのフローIDが含まれているか否かを示す情報であり、フローIDが含まれる場合には「有」、含まれていない場合には「無」が対応づけられる。フロー情報テーブル含有情報には、これらの情報を示す所定のフラグ値が記憶されてもよい。
広域配信フラグ情報は、このフローが広域配信フロー(すべてのマルチキャスト通信対応の無線基地局120から配信されるフロー)か否かを示す情報であり、広域配信フローには「YES」、そうでないフローには「NO」が対応づけられる。広域配信フローかどうかの判定は、後述する広域配信フローリスト254を用いて制御部209により行われ、この判定結果に基づいて制御部209は広域配信フラグ情報を設定する。
フロー有効期限情報は、このフローの有効な期間を示す情報であり、例えば日付、時刻、日時が指定される。フロー有効期限情報は、制御部209が通信部201を制御してフローを受信しなおすタイミングとしても用いられる。あるコンテンツのフローの有効期限が現在時刻と同じまたは現在時刻より前である(すなわち有効期限を満了している)と、制御部209はそのフローは古いと判断する。そして、制御部209は、有効期限を満了したフローがダウンロード型のフローなら通信部201を制御して再受信し、ストリーミング型のフローならユーザに再受信を促す通知等を行う。
伝送パラメータ情報は、無線基地局120と移動通信端末100との間でマルチキャスト通信を行うときの、変調方式や符号化方式などの伝送パラメータを定める情報である。制御部209は、後述するように、伝送パラメータ情報と、無線基地局120から受信した電波信号の受信信号品質とに基づいて、受信したコンテンツの品質誤差や、受信するコンテンツの予測品質を算出することができる。
次に、情報格納部205に記憶される広域配信フローリスト254について、図6を用いて説明する。本図に示す広域配信フローリスト254は一例であり、以下に示す各項目、あるいは各項目に記憶される情報を任意に変更した変形例を採用することも可能である。
広域配信フローリスト254は、広域配信フローのフローIDを格納する。制御部209は、受信したフローのフローIDが広域配信フローリスト254に含まれるとき、そのフローが広域配信フローであると判定する。本実施形態では、フロー情報テーブル251は、広域配信リスト254にあるフローを含まないこととする。広域配信フローリスト254に含まれているフローの、受信許可フローテーブル253の広域配信フラグ情報には、「YES」が対応づけられる。
なお、広域配信フローリスト254は、移動通信端末100の情報格納部205等にあらかじめ保持しておいてもよいし、制御部209が通信部201を制御してコンテンツ情報格納サーバ130に所定の定期的なタイミングでアクセスして内容を更新するようにしてもよい。また、制御部209は、通信部201を制御して他の任意のタイミングでコンテンツ情報格納サーバ130にアクセスするときに、広域配信フローリスト254を更新するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るコンテンツ情報格納サーバ130の構成について、図7を用いて説明する。コンテンツ情報格納サーバ130は、上述したコンテンツに関する情報(タイトル、料金情報など)を格納し、これを移動通信端末100に送信する。コンテンツ情報格納サーバ130は、メインフレームやワークステーションなどといった情報処理装置から構成される。コンテンツ情報格納サーバ130は、制御部701と記憶部702と通信部703とを備える。
制御部701は、CPUなどから構成され、記憶部702に記憶されるオペレーティングシステム(OS)やプログラム等に従ってコンテンツ情報格納サーバ130の各部を制御する。例えば、制御部701は、通信部703を制御して、ユニキャスト通信またはマルチキャスト通信でコンテンツに関する情報を移動通信端末100に送信する。
記憶部702は、ワークエリアとなる記憶装置(RAMなど)、ハードディスク装置やROMなどといった記憶装置から構成される。例えば、記憶部702は、コンテンツ情報格納サーバ130全体を制御するためのプログラムやOSのほか、上述したコンテンツに関する情報を記憶する。制御部701は、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140又はユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150に格納されるコンテンツデータが更新されたタイミングや、所定の定期的なタイミングで、記憶部702に記憶されるコンテンツに関する情報とコンテンツデータとの同期を取って更新する。
通信部703は、NIC(Network Interface Card)やルータ、モデム、などといった所定の通信装置から構成される。通信部703は、制御部701の制御により、ネットワーク160に接続されたマルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150、無線基地局120、移動通信端末100などと通信を行う。
次に、本実施形態に係るマルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140の構成について、図8を用いて説明する。マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140は、マルチキャスト通信で配信するコンテンツデータを格納し移動通信端末100に配信する。マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140は、メインフレームやワークステーションなどといった情報処理装置から構成される。マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140は、制御部801と記憶部802と通信部803とを備える。
制御部801は、CPUなどから構成され、記憶部802に記憶されるOSやプログラム等に従ってマルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140の各部を制御する。例えば、制御部801は、通信部803を制御して、無線基地局120を介してマルチキャスト通信でコンテンツデータを1つ以上の移動通信端末100に送信する。また、制御部801は、移動通信端末100からコンテンツをマルチキャスト通信で配信する旨の要求を受け付けると、要求されたコンテンツデータを移動通信端末100に無線基地局120を介してマルチキャスト通信で配信する。
記憶部802は、ワークエリアとなる記憶装置(RAMなど)、ハードディスク装置やROMなどといった記憶装置から構成される。例えば、記憶部802は、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140全体を制御するためのOSやプログラムのほか、動画像、静止画像、音声、テキストなどを含む様々なコンテンツデータを記憶する。記憶されるコンテンツデータのフォーマットは任意であり、移動通信端末100がデコードして再生できるフォーマットであればよい。
通信部803は、NIC(Network Interface Card)やルータ、モデム、などといった所定の通信装置から構成される。
次に、本実施形態に係るユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150の構成について、図9を用いて説明する。ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150は、ユニキャスト通信で配信するコンテンツデータを格納し移動通信端末100に配信する。ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150は、メインフレームやワークステーションなどといった情報処理装置から構成される。ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150は、制御部901と記憶部902と通信部903とを備える。
制御部901は、CPUなどから構成され、記憶部902に記憶されるOSやプログラム等に従ってユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150の各部を制御する。例えば、制御部901は、通信部903を制御して、無線基地局120を介してユニキャスト通信でコンテンツデータを移動通信端末100に送信する。また、制御部901は、移動通信端末100からコンテンツをユニキャスト通信で配信する旨の要求を受け付けると、要求されたコンテンツデータを移動通信端末100に無線基地局120を介してユニキャスト通信で配信する。
記憶部902は、ワークエリアとなる記憶装置(RAMなど)、ハードディスク装置やROMなどといった記憶装置から構成される。例えば、記憶部902は、ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ150全体を制御するためのOSやプログラムのほか、動画像、静止画像、音声、テキストなどを含む様々なコンテンツデータを記憶する。記憶されるコンテンツデータのフォーマットは任意であり、移動通信端末100がデコードして再生できるフォーマットであればよい。
通信部903は、NIC(Network Interface Card)やルータ、モデム、などといった所定の通信装置から構成される。
(フロー受信処理)
次に、移動通信端末100の制御部209等が行う、コンテンツのフローを受信する処理について、図10を用いて説明する。このフロー受信処理は、例えば移動通信端末100のユーザがコンテンツのフローを受信する旨の指示を行った場合や、コンテンツのフローのフロー有効期限が満了して再受信する場合などに実行される。以下詳述する。
まず、制御部209は、通信部201を制御して無線基地局120からマルチキャスト用報知情報を受信する(ステップS1001)。
次に、制御部209は、受信したマルチキャスト用報知情報に、受信を希望するコンテンツのフローのフローIDが含まれているか否かを判別する(ステップS1002)。受信を希望するコンテンツのフローとは、ユーザから受信する旨の指示があったコンテンツのフローや、有効期限が満了したフローのうち再受信する旨の指示があったコンテンツのフローである。
受信を希望するコンテンツのフローのフローIDがマルチキャスト用報知情報に含まれていない場合(ステップS1002;NO)、制御部209は、通信部201を制御して無線基地局120にそのフローの配信を要求する(ステップS1003)。無線基地局120は、配信を要求されたコンテンツのフローをマルチキャスト通信で移動通信端末100に配信できる場合(配信を要求されたフローがマルチキャスト用コンテンツデータである場合)、マルチキャスト用報知情報にこのフローに関する情報を追加して送信する。そして、制御部209は、再びステップS1001の処理を行ってマルチキャスト用報知情報を受信する。これにより、移動通信端末100のユーザが受信を希望するコンテンツのフローのフローIDがマルチキャスト用報知情報に含まれるようになり、このフローを受信するために必要な伝送パラメータ情報を取得できる。
なお、受信を希望するコンテンツのフローがマルチキャスト用報知情報に含まれていないと判別された回数を記憶するカウンタがRAMに記憶され、制御部209はこのカウンタを適宜インクリメントし、このカウンタが所定リトライ回数(例えば3回など)より大きくなったときにフロー受信処理を終了するようにしてもよい。あるいは、マルチキャスト用報知情報を受信してからの経過時間を計測して記憶するタイマーカウンタがRAMに記憶され、制御部209はこのタイマーカウンタをインクリメントし、このタイマーカウンタが所定タイムアウト値(例えば30秒など)より大きくなったときにフロー受信処理を終了するようにしてもよい。また、所定リトライ回数や所定タイムアウト値より大きくなったとき、後述するようにマルチキャスト通信ではなくユニキャスト通信でコンテンツを受信するように構成してもよい。
受信を希望するフローのフローIDがマルチキャスト用報知情報に含まれる場合(ステップS1002;YES)、制御部209は、受信を希望するフローをマルチキャスト通信で受信するか否か判別する(ステップS1004)。例えば、制御部209は、マルチキャスト用報知情報に含まれる伝送パラメータ情報と、無線基地局120から受信した電波信号の受信信号品質とに基づいて、コンテンツのフローをマルチキャストで受信すると仮定したときの予測品質(予想エラー率)を算出し、マルチキャスト通信で受信が成功しないと判断される場合(例えば予測品質が所定の基準値に満たない場合)にはマルチキャスト通信で受信しないと判定し、そうでない場合にはマルチキャスト通信で受信すると判定する。また、受信するコンテンツのフローのレコードがフロー情報テーブル251に記憶されている場合、コンテンツ種別情報やユニキャスト受信許可情報に基づいて判別するように構成してもよい。さらには、受信するコンテンツのフローがダウンロード型かストリーミング型かによって、マルチキャスト通信で受信するか否かの判定に用いる所定の基準値を使い分けてもよい。
なお、予測品質を求めるとき、制御部209は、無線基地局120から受信した電波信号として、受信するフローを含む電波信号だけでなく、移動通信端末100と無線基地局120との間で様々な用途で送受信される電波信号を用いることができる。例えば、位置登録、ユーザ認証、電子メール等のデータ通信で送受信される電波信号であってもよい。
マルチキャスト通信で受信すると判別された場合(ステップS1004;YES)、制御部209は、通信部201を制御してコンテンツのフローを無線基地局120からマルチキャスト通信で受信する(ステップS1005)。
そして、制御部209は、マルチキャスト通信でコンテンツのフローを受信できたか否か判別する(ステップS1006)。例えば、制御部209は、マルチキャスト用報知情報に含まれる伝送パラメータ情報と、無線基地局120からマルチキャスト通信で受信した電波信号の受信信号品質とに基づいて、フローの品質誤差を求め、品質誤差が所定の基準値より小さい場合にマルチキャスト通信で受信できたと判別し、それ以外の場合にマルチキャストで受信できなかったと判別する。受信するコンテンツのフローがダウンロード型かストリーミング型かによって、マルチキャスト通信で受信できたか否かの判定に用いる所定の基準値を使い分けてもよい。
マルチキャスト通信で受信できたと判別された場合(ステップS1006;YES)、制御部209は、受信したフローに含まれるフロー有効期限情報を、受信許可フローテーブル253のフロー有効期限情報に格納し(ステップS1007)、フロー受信処理を終了する。その後、制御部209は、表示部203と音声入出力部204を制御して、受信したフローを再生する。制御部209は、フロー情報テーブル251の起動アプリケーション情報に基づいて、予め設定された条件でフローを再生する。例えば、受信したフローをマナーモードで再生する旨が起動アプリケーション情報に記憶されていれば、制御部209は移動通信端末100をマナーモードに設定して、受信したフローを再生する。
一方、マルチキャスト通信で受信できなかった判別された場合(ステップS1006;NO)、及び、マルチキャスト通信で受信しないと判別された場合(ステップS1002;NO)、制御部209は、受信を希望するコンテンツのフローをユニキャスト通信で受信するか否かを判別する(ステップS1008)。具体的には、制御部209は、フロー情報テーブル251のユニキャスト受信許可情報の値が「許可」か否かに基づいて判別する。受信を希望するコンテンツのフローのレコードがフロー情報テーブル251に含まれない場合、制御部209は「許可」ではないと判別する。なお、受信を希望するコンテンツのフローがフロー情報テーブル251に含まれない場合、ユニキャスト通信で所定リトライ回数だけ受信を試みるようにしてもよい。これによりフローの受信成功確率を高くすることができる。
ユニキャスト通信で受信しないと判別された場合(ステップS1008;NO)、制御部209はフロー受信処理を終了する。この場合、コンテンツのフローを受信できないため、フローの再生は行われない。
ユニキャスト通信で受信すると判別された場合(ステップS1008;YES)、制御部209は、通信部201を制御して、受信を希望するコンテンツのフローをユニキャスト通信で受信する(ステップS1009)。
さらに、制御部209は、受信を希望するコンテンツのフローをユニキャスト通信で受信できたか否かを判別する(ステップS1010)。
ユニキャスト通信で受信できたと判別された場合(ステップS1010;YES)、制御部209は、受信したフローに含まれるフロー有効期限情報を、受信許可フローテーブル253のフロー有効期限情報に格納し(ステップS1007)、フロー受信処理を終了する。その後、制御部209は、表示部203、音声入出力部204を制御して、受信したフローを再生する。制御部209は、フロー情報テーブル251の起動アプリケーション情報に基づいて、予め設定された条件でフローを再生する。一方、ユニキャスト通信で受信できなかったと判別された場合(ステップS1010;NO)、制御部209はフロー受信処理を終了する。
このように、移動通信端末100は、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とを使い分けてコンテンツのフローを受信して再生することができる。また、本処理においては、マルチキャスト通信でコンテンツのフローを受信できない場合のみユニキャスト通信を利用するため、電波周波数の資源を効率よく利用できるようになっている。
なお、ステップS1002で、マルチキャスト用報知情報に受信を希望するコンテンツのフローが含まれると判別された場合(ステップS1002;YES)に、ステップS1004を省略してマルチキャスト通信で受信する(ステップS1005)ように構成してもよい。この場合、制御部209は、マルチキャスト通信で受信できるかを示す予測品質を求めない。そして、制御部209は、通信部201を制御して、まずマルチキャスト通信でのフローの受信を試し、マルチキャスト通信で受信できなかった場合にのみユニキャスト通信で受信する。これにより、予測品質を求める処理を省略でき、フロー受信処理を簡略化することができる。また、移動通信端末100は、できるだけマルチキャスト通信を行うようにするため、無線基地局120が行う処理の負荷を軽減することができる。
(セクタIDが変更された場合のフロー受信処理)
次に、ユーザが移動通信端末100を持ち歩くなどして、現在位置をカバーする無線基地局120(又はセクタID)が変わった場合に、制御部209等が行う、コンテンツのフローを受信する処理について、図11と図12を用いて説明する。移動通信端末100の現在位置をカバーする無線基地局120が変わった場合、移動通信端末100は、受信許可フローテーブル253を更新し、現在位置で受信すべきであると判定されたフローを、例えば移動通信端末100のユーザに知らせずに、受信することができる。これにより、移動通信端末100のユーザの手間を軽減させることができる。移動通信端末100は、無線基地局120より送信される一般報知情報やマルチキャスト用報知情報を受信し、前回受信した一般報知情報やマルチキャスト用報知情報に含まれるセクタIDと、今回取得したセクタIDとを比較することで、セクタIDが変わったかどうかを判定することができる。以下、詳述する。
まず、制御部209は、通信部201を制御して無線基地局120からマルチキャスト用報知情報を受信する(ステップS1101)。
次に、制御部209は、受信許可フローテーブル253の更新処理を行う(ステップS1102)。
詳細には、まず、制御部209は、セクタID索引252を参照して、移動通信端末100の現在位置をカバーしている無線基地局120のセクタIDから、受信可能なコンテンツのフローのフローID(又はフローIDの集合)を取得する(図12、ステップS1201)。
制御部209は、セクタID索引252に記憶されたフローIDのレコードと、マルチキャスト用報知情報に含まれないフローIDのレコードを、受信許可フローテーブル253から削除する(ステップS1202)。
また、制御部209は、セクタID索引252に記憶されたフローIDもしくはマルチキャスト用報知情報に含まれるフローIDのうち、受信許可フローテーブル253に含まれないフローIDのレコードを、受信許可フローテーブル253に追加する(ステップS1203)。
ここで、受信許可フローテーブル253にレコードを追加するときには、制御部209は、受信許可フローテーブル253の各項目に次のように定めた値を格納する。すなわち、フローIDは、新規に追加するフローのフローIDとする。受信状況情報は「受信前」とする。報知情報含有情報は、マルチキャスト用報知情報にこのフローのフローIDが含まれていれば「有」、含まれていなければ「無」とする。フロー情報テーブル含有情報は、このフローのフローIDがフロー情報テーブル251に含まれていれば「有」、含まれていなければ「無」とする。広域配信フラグ情報は、このフローのフローIDが広域配信フローリスト254に含まれていれば「YES」、含まれていなければ「NO」とする。フロー有効期限情報は制御部209が計時した現在時刻とする。伝送パラメータ情報は、追加するフローのフローIDがマルチキャスト用報知情報に含まれていれば、マルチキャスト用報知情報に対応づけられた伝送パラメータ情報を格納し、含まれていなければ値を代入しない。
制御部209は、削除または追加されなかったレコードのフローIDがマルチキャスト用報知情報に含まれていなければ報知情報含有情報を「無」に更新する(ステップS1204)。このようにして、制御部209は、受信許可フローテーブル253の更新処理を終了する。
図11に戻り、制御部209は、受信許可フローテーブル253の報知情報含有情報が「無」となっているフローのうち、フロー情報テーブル251にもレコードが存在し、且つ、登録状態が「登録済」であるフローIDのフローの配信を、通信部201を制御して無線基地局120に要求する(ステップS1103)。すなわち、セクタID(あるいは無線基地局120)が変化した場合、制御部209は、変化前にマルチキャスト用報知情報に含まれず、且つ、変化後にマルチキャスト用報知情報に含まれるフローのうち、ユーザが視聴(利用)する旨の登録をしているコンテンツのフローを、受信すべきフローであると判別する。
なお、制御部209は、フロー情報テーブル251のフロー優先度情報を参照し、優先度の高いフローから順にフローの配信を要求するようにしてもよい。これにより、無線基地局120がマルチキャスト通信で送信するフローの数を制限しているような場合に、優先度の高いフローを取得できる確率が高くなる。
無線基地局120は、フローの配信の要求を受け付けると、そのフローがマルチキャスト通信で配信可能であればそのフローのフローIDをマルチキャスト用報知情報に追加して配信する。制御部209は、通信部201を制御して無線基地局120からマルチキャスト用報知情報を再び受信する(ステップS1104)。このとき受信するマルチキャスト用報知情報には、配信を要求したフローのフローIDが含まれる。
制御部209は、受信許可フローテーブル253のレコードのうち、マルチキャスト用報知情報に含まれるフローIDの報知情報含有情報を「有」に、伝送パラメータ情報をマルチキャスト用報知情報で示される内容に更新する(ステップS1105)。
制御部209は、受信許可フローテーブル253に含まれるフローIDのフローのうち、フロー情報テーブル251にもレコードが存在し、且つ、コンテンツ種別情報が「ダウンロード型」であり、且つ、登録状態が「登録済」であるフローを、マルチキャスト通信で受信するか否かを判別する。例えば、制御部209は、マルチキャスト用報知情報に含まれる伝送パラメータ情報と、無線基地局120から受信した電波信号の受信信号品質とに基づいて、マルチキャスト通信で受信すると仮定したときの予測品質を算出し、予測品質が所定値に満たない場合にはマルチキャスト通信で受信しないと判別し、そうでない場合にはマルチキャスト通信で受信すると判別する。制御部209は、コンテンツ種別情報やユニキャスト受信許可情報に基づいて判別してもよい。この判別はフローごとに行われる。そして、マルチキャスト通信で受信すると判別され、且つ、受信許可フローテーブル253のフロー有効期限が現在時刻と同じまたは現在時刻より前であると判別されたフロー(有効期限を満了したフロー)を、マルチキャスト通信で受信する(ステップS1106)。制御部209は、受信許可フローテーブル253のうち、受信を開始したフローの受信状況情報を「受信中」に変更する。すなわち、制御部209は、マルチキャスト通信で受信したフローのうち、有効期限を満了したフローを、受信すべきフローであると判別して再受信する。
なお、ステップS1106で、制御部209は、コンテンツ種別情報が「ダウンロード型」のフローを受信しているが、コンテンツ種別情報によらずフローを受信するように構成してもよい。
制御部209は、各フローのマルチキャスト通信による受信ができたか否かを判別する(ステップS1107)。制御部209は、フローの受信が完了した場合には「受信できた」と判別し、受信開始から一定時間が経過してもフローの受信が完了しない場合や受信信号の品質誤差が所定の基準値以上である場合には「受信できなかった」と判別する。制御部209は、受信許可フローテーブル253のうち、受信できたと判別されたフローの受信状況情報を「受信済」に変更する。
制御部209は、マルチキャスト通信で受信できなかったと判別されたフローのうち、ユニキャスト受信許可情報が「許可」となっているフローをユニキャスト通信で受信する(ステップS1108)。制御部209は、受信許可フローテーブルのうち、ユニキャスト通信で受信できたフローの受信状況情報を「受信済」に変更し、受信できなかったフローの受信状況情報を「受信失敗」に変更する。また、この段階で受信できていないフロー(すなわちマルチキャスト通信でもユニキャスト通信でも受信できなかったフロー)の受信状況情報も「受信失敗」に変更する。
制御部209は、マルチキャスト通信又はユニキャスト通信のどちらかで受信できたフローのフロー有効期限情報を、受信許可フローテーブル253に格納して更新する(ステップS1109)。その後、制御部209は、表示部203、音声入出力部204を制御して、受信したフローを再生する。制御部209は、フロー情報テーブル251の起動アプリケーション情報に基づいて、予め設定された条件でフローを再生する。
このように、移動通信端末100は、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とを使い分けてコンテンツを受信して再生することができる。そして、移動通信端末100が移動してセクタIDが変化した場合、移動通信端末100は、セクタIDの変化前にマルチキャスト通信で受信できず、且つ、変化後にマルチキャスト通信で受信できるコンテンツのフローのうち、視聴(利用)する旨の登録を行っていたコンテンツのフローを再受信して再生することができる。また、移動通信端末100は、マルチキャスト通信で受信したコンテンツのフローのうち、有効期限の満了したコンテンツのフローを再受信して再生することができる。移動通信端末100は、再受信したコンテンツの再生を自動的に開始してもよいし、再受信した後にユーザから再生を開始する旨の指示入力を受け付けて、再生を開始する旨の指示入力が入力されたときに再生を開始するようにしてもよい。本処理においても、マルチキャスト通信でコンテンツのフローを受信できない場合のみユニキャスト通信を利用するため、電波周波数の資源を効率よく利用できるようになっている。
次に、制御部209が表示部203を制御してディスプレイ223に表示する画面の例について、図13乃至図16を用いて説明する。
図13は、受信許可フローテーブル253に含まれるフローIDの示すフローのうち、フロー情報テーブル251にもレコードが存在し、且つ、フロー情報テーブル251の登録状況が「登録済」であるフローの一覧の表示画面の例である。つまり、移動通信端末100のユーザが視聴する(利用する)ための登録を行ったコンテンツのフローのうち、移動通信端末100の現在位置で視聴(利用)できるフローの一覧である。なお、本図に示す表示画面は一例であり、表示する内容、レイアウト等を自由に変更した実施形態を採用することも可能である。また、この表示画面の例では、コンテンツのフローを選択する指示ボタン、コンテンツのフローの詳細を表示する指示ボタン、コンテンツのフローの視聴(利用)を開始する指示ボタン、視聴登録を解除する指示ボタン、1つのフロー一覧に表示しきれなかった場合に2ページ目以降のフロー一覧を表示する指示ボタンも表示される。
コンテンツ種別の欄には、フロー情報テーブル251のコンテンツ種別情報が示す情報が表示される。
受信状況の欄には、ダウンロード型のフローの場合、受信許可フローテーブル253の受信状況が示す情報が表示される。ストリーミング型の場合には、受信したコンテンツのフローの予測品質が表示される。予測品質は、受信したコンテンツデータが、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140又はユニキャスト用配信サーバ150に蓄えられた送信前のコンテンツデータと比べて、どれだけ劣化するかを推測するための情報である。予測品質は、コンテンツ品質と受信信号品質とを含む。
受信信号品質は、無線基地局120から送信される電波信号を通信部201がどの程度品質劣化せずに受信できるかを示す値であり、受信信号品質の値が大きいほど劣化が少なく受信できることを示している。例えば、受信電波強度が小さい場合や受信雑音が大きい場合には受信信号品質の値は小さくなる。
コンテンツ品質は、受信したコンテンツデータが、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140又はユニキャスト用配信サーバ150に蓄えられたコンテンツデータと比べて劣化していないと見なせる受信信号品質の大きさを表す。つまり、受信信号品質の値がコンテンツ品質の値より大きいもしくは同じ場合、受信したコンテンツデータは、マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ140又はユニキャスト用配信サーバ150に蓄えられたコンテンツデータと比べて劣化しないと推測できる。受信信号品質の値がコンテンツ品質の値より小さくなるにつれて、受信したコンテンツデータの劣化は大きくなる。コンテンツ品質は、受信許可フローテーブル253の伝送パラメータ情報から算出される。
予測品質は、コンテンツ品質の値と受信信号品質の値を具体的な数値などを用いて表示されても良いし、例えば「高・中・低」などのレベル表示や、「M段階中N番目」(M、Nは1以上の整数で、N≦M)などのレベル表示などであってもよい。
また、例えば、黒塗りの四角の数が受信信号品質の大きさを表し、黒塗りの四角と白塗りの四角の合計数がコンテンツ品質の大きさを表すようにしてもよい。ただし、この表記を用いる際は、受信信号品質の大きさがコンテンツ品質の値より大きくなる場合、受信信号品質の大きさをコンテンツ品質の大きさと同じに表示することが望ましい。
また、例えば、予測品質が所定の基準値より低く、ユニキャスト受信許可情報が「許可」となっているストリーミング型のフローは、予測品質の代わりに「ユニキャスト」と表示し、このフローを受信する場合には、通信部201はマルチキャスト通信ではなくユニキャスト通信で受信するようにしてもよい。
タイトルの欄には、フロー情報テーブル251のフロータイトル情報が表示される。
なお、制御部209は、番組IDが同じフローを、1行にまとめて表示してもよい。
制御部209は、フロー情報テーブル251のフロー優先度情報に基づいて、優先度が大きいフローを、表の上位の列に表示するように制御してもよい。
制御部209は、本図のような表示の更新を行う際、更新により削除されないフローを、更新前と同じ列に表示するように制御してもよい。
制御部209は、フロー情報テーブル251等に記憶された情報に基づいて、上述した情報以外の情報を表示してもよい。
図14は、受信許可フローテーブル253に含まれるフローのうち、広域配信フラグ情報が「NO」であり、且つ、図13に示す表示画面に含まれないフローの一覧の例である。つまり、移動通信端末100の現在位置での視聴(利用)が許可されているが、移動通信端末100のユーザが視聴(利用)するための登録をしていないコンテンツのフローの一覧である。また、この表示画面の例では、コンテンツを選択する指示ボタン、コンテンツの詳細を表示する指示ボタン、未登録のままコンテンツの視聴を行う指示ボタン、視聴登録してコンテンツの視聴を行う指示ボタンなども表示される。
コンテンツ種別の欄には、フロー情報テーブル251のコンテンツ種別情報が示す情報が表示される。
受信容易度の欄には、上述した予測品質が表示される。
タイトルの欄には、フロー情報テーブル251のフロータイトル情報が表示される。
移動通信端末100のユーザが視聴(利用)するための登録をしていないコンテンツのフローのレコードは、フロー情報テーブル251に存在するとは限らない。フロー情報テーブル251にレコードが存在しないフローの詳細(例えば、タイトルなど)は、コンテンツ情報格納サーバ130から最新の情報を取得するまで不明である。制御部209は、移動通信端末100のユーザの指示により、コンテンツ情報格納サーバ130からタイトル等の情報の取得を行うようにしてもよい。例えば、本図に示すように、まず詳細不明のフローの個数を表示し、次に「取得して表示する」旨の指示を行うボタンが押下されると、制御部209はコンテンツ情報格納サーバ130からタイトル等の情報の取得を行うこともできる。
また、移動通信端末100のユーザの指示に基づいて、制御部209が本図の画面から後述するフロー登録処理を行えるようにしてもよいし、未登録のままで上述のフロー受信処理を行うようにしてもよい。フロー登録処理の詳細については後述する。
本図では、広域配信フラグ情報が「NO」であるフローのみ表示され、広域配信フローが表示されず、表示する情報量を抑えることができるため、ユーザの使い勝手を向上することができる。
図15は、受信したコンテンツの表示例である。本図は、「○○駅列車運行状況」を知らせるコンテンツの画面の例である。例えば、制御部209は、このコンテンツを表示する旨の指示入力を受け付けると、最新の列車運行状況を表示する。また、コンテンツは音声の出力やバイブレーションなどを伴うものであってもよい。
さらに、図16に示すように、XML(eXtensible Markup Language)等を用いてコンテンツにメタ情報を記述することにより、情報格納部205等に格納されている個人情報などに応じて表示方法をかえるようにしてもよい。本図の例では、ユーザが予め好きな映画のジャンルとして「歴史」を指定しておき、ある状況で映画館の上映情報番組を表示させた場合の表示例である。例えば、好きなジャンルに指定されたジャンル「歴史」に属する映画の上映情報が他の映画の上映情報よりも上に表示されるようになっている。また、好きなジャンルに指定されたジャンルに属する映画の上映情報を、例えば複数の上映回数分を一緒に表示するなどして、他のジャンルより詳しく表示するようにしてもよい。このように、制御部209は、情報格納部205等に予め記憶されたユーザの個人情報、嗜好に関する情報などに基づいて、表示部203を制御して特定のデータを優先して出力することができる。
なお、本図の例ではユーザの好きなジャンルを予め登録しているがこれに限定されない。例えば、移動通信端末100は、ユーザの嗜好に基づいたキーワード(例えば、出演者の名前など)の入力を受け付けて、入力されたこのキーワードを情報格納部205に記憶し、受信したコンテンツデータにこのキーワードが含まれる場合には、そのコンテンツデータを優先して出力するように構成することもできる。
(フロー登録処理)
次に、制御部209等が行うフロー登録処理について、図17を用いて説明する。ここで言う「登録」とは、コンテンツのフローの配信を受けてユーザが視聴(利用)するための設定を行うことである。制御部209がフロー登録処理を行ってフロー情報テーブル251などを更新することにより、ユーザはコンテンツのフローを受信して利用することができるようになる。以下詳述する。
まず、制御部209は、マルチキャスト用報知情報に含まれるフローIDから、登録するフローのフローIDを選択して取得する(ステップS1701)。ここで、制御部209は、ポスター、広告などに表示されたバーコードを読み取ってフローIDを取得してもよい。この場合、移動通信端末100は、所定のバーコードを読み取るための装置を備え、制御部209は読み取った情報をデコードしてフローIDを取得すればよい。
また、図18に示すように、ディスプレイ223に表示された地図上でユーザが希望の場所を選択することにより、制御部209は選択された場所に対応付けられたフローのフローIDを取得するようにしてもよい。例えば、ユーザが本図のような地図上の任意の地点・地域(例えば、○○ラーメン駅前店、有料駐車場、バス乗り場など)を、操作キー222を操作して選択し、制御部209は選択された地点・地域周辺で受信できるコンテンツのフローのフローIDをフロー情報テーブル251から取得する。
次に制御部209は、登録するフローのフローIDが情報格納部205に格納された広域配信フローリスト254に含まれているか否かを判別する(ステップS1702)。
含まれている場合(ステップS1702;YES)、制御部209はフロー登録処理を終了する。
含まれていない場合(ステップS1702;NO)、制御部209は、登録するフローがフロー情報テーブル251に含まれているか否かを判別し、含まれていない場合にはこのフローのレコードを新規に追加する(ステップS1703)。
制御部209は、通信部201を制御して、登録するフローに関連する情報をコンテンツ情報格納サーバ130から取得し、フロー情報テーブル251を更新する(ステップS1704)。ここで、制御部209は、フロー優先度情報や起動アプリケーション情報などの入力を、移動通信端末100のユーザから操作部202を介して受け付けるようにしてもよい。
制御部209は、フロー情報テーブル251に登録するフローのレコードが更新できたか否かを判別する(ステップS1705)。
更新できていないと判別された場合(ステップS1705;NO)、制御部209は、登録するフローのレコードをフロー情報テーブル251より削除し(ステップS1706)、フロー登録処理を終了する。例えば、登録するフローに関する情報がコンテンツ情報格納サーバ130から正しく取得できなかった場合などである。
更新できたと判別された場合(ステップS1705;YES)、制御部209は、通信部201を制御して、登録するフローと同じプログラムID又は同じグループIDを持つフローのフロー情報をコンテンツ情報格納サーバ130から取得し、フロー情報テーブル251に存在しないフローのフロー情報をフロー情報テーブル251に追加して更新する(ステップS1707)。
制御部209は、ステップS1701で取得したフローの中から、登録を行うフローを決定する(ステップS1708)。ここで、制御部209は、ステップS1707の後に、移動通信端末100のユーザから登録するフローの選択指示を受け付けて決定するようにしてもよい。また、ステップS1707の前に、「同じ番組IDを持つフローは全て追加登録する」あるいは「同じグループIDを持つフローは全て追加登録する」等の所定のルールを定めておき、制御部209はこのルールに従って登録するフローを決定するようにしてもよい。
制御部209は、フロー情報テーブル251で、登録するフローのフローIDに対応するレコードの登録状態を「登録済」に変更して更新する(ステップS1709)。
制御部209は、新規にフロー情報テーブル251に追加されたフローの受信可能エリア情報を参照してセクタID索引252を更新し(ステップS1710)、フロー登録処理を終了する。
このように、制御部209は、フロー情報テーブル251を更新して、任意のコンテンツのフローを受信するための登録を行う。そして、ユーザは登録したコンテンツのフローを視聴(利用)することができる。なお、フロー登録処理を行わずにフローを受信できるようにしてもよい。例えば、図18に示すように、制御部209は、ディスプレイ223に「未登録のまま受信する」旨の指示を行う操作ボタンを表示し、この操作ボタンがユーザにより押下された場合にはフロー登録処理を行わずにこのコンテンツのフローを視聴(利用)できるように構成してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。また、上述した実施形態の原理の一部のみを使用してもよいし、任意に組み合わせて異なる実施形態を採用することもできる。
変形例として、移動通信端末100は、無線基地局120からマルチキャストで受信できるコンテンツやフローが複数存在する場合に、予め設定された優先順位やキーワード等に基づいて、受信する(あるいは再生する)コンテンツやフローを選択して受信するようにしてもよい。この場合、ユーザは、操作キー222を操作して所望の優先順位を設定したり、嗜好に基づくキーワードを設定したりする。例えば、ユーザは、主音声フローと副音声フローがある場合には主音声フローを優先して受信する設定情報や、入力したキーワードをフロータイトル情報やフロー概要情報等に含むフローを優先して受信する設定情報を予め入力しておく。制御部209は、入力された設定情報を情報格納部205に予め記憶する。そして、無線基地局120からマルチキャストで受信できるコンテンツやフローが複数存在すると、制御部209は、それらのフローの中から情報格納部205に記憶された設定情報に基づいて受信するフローを選択して受信する(あるいは再生する)。これにより、配信されるコンテンツやフローが多数存在する場合でもユーザの嗜好に合ったコンテンツやフローを容易に受信することができ、移動通信端末100の使い勝手が向上する。
上記実施形態では、プログラムがROMに予め記憶されているものとして説明した。しかし、移動通信端末100を、装置の全部又は一部として動作させ、あるいは、上述の処理を実行させるためのプログラムを、メモリカード、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば搬送波に重畳させてコンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上のように、本発明によれば、マルチキャスト通信とユニキャスト通信を使い分けて効率よくコンテンツを受信するために好適な移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラムを提供することができる。
本発明における移動通信システムの構成を示す図である。 移動通信端末の構成を示す図である。 フロー情報テーブルの一例を示す図である。 セクタID索引の一例を示す図である。 受信許可フローテーブルの一例を示す図である。 広域配信フローリストの一例を示す図である。 コンテンツ情報格納サーバの構成を示す図である。 マルチキャスト用コンテンツ配信サーバの構成を示す図である。 ユニキャスト用コンテンツ配信サーバの構成を示す図である。 フロー受信処理を説明するための図である。 セクタIDが変更された場合のフロー受信処理を説明するための図である。 受信許可フローテーブル更新処理を説明するための図である。 コンテンツ表示画面の例を示す図である。 コンテンツ表示画面のその他の例を示す図である。 コンテンツ表示画面のその他の例を示す図である。 コンテンツ表示画面のその他の例を示す図である。 フロー登録処理を説明するための図である。 コンテンツ表示画面のその他の例を示す図である。
符号の説明
1…移動通信システム、100…移動通信端末、120…無線基地局、130…コンテンツ情報格納サーバ、140…マルチキャスト用コンテンツ配信サーバ、150…ユニキャスト用コンテンツ配信サーバ、201…通信部、202…操作部、203…表示部、204…音声入出力部、205…情報格納部、206…電源部、209…制御部、210…システムバス、251…フロー情報テーブル、252…セクタID索引、253…受信許可フローテーブル、254…広域配信フローリスト

Claims (16)

  1. 無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信する移動通信端末であって、
    前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶する第1の記憶手段と、
    予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶する第2の記憶手段と、
    当該移動通信端末の現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得するエリア取得手段と、
    前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を、前記第1の記憶手段から取得する番組識別情報取得手段と、
    前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付手段と、
    前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する番組関連情報取得手段と、
    前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示手段であって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示手段と、
    前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する第1の受信手段と、
    を備え
    前記第1の記憶手段に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶手段に記憶された番組識別情報が含まれず、
    前記第2の記憶手段に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である、
    ことを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記エリア取得手段により取得されたエリア識別情報が変化したか否かを判別し、前記エリア識別情報が変化したと判別された場合、前記無線基地局に前記番組をマルチキャストで配信するように要求する要求手段を更に備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記要求手段は、前記番組情報取得手段により取得された番組識別情報が示す前記受信可能な番組が、前記無線基地局からマルチキャストで配信されているか否かを判別し、マルチキャストで配信されていないと判別された場合、前記無線基地局に前記番組をマルチキャストで配信するように要求する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の移動通信端末。
  4. 前記エリア識別情報は、前記無線基地局ごとに固有のセクタを識別する情報である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  5. 前記第1の受信手段により前記番組を受信できたか否かを判別する判別手段と、
    前記エリア取得手段により取得されたエリア識別情報と、前記番組識別情報取得手段により取得された番組識別情報とに基づいて、前記無線基地局からユニキャストで配信される番組を受信する第2の受信手段と、
    を更に備え、
    前記第2の受信手段は、前記判別手段により前記第1の受信手段が前記番組を受信できなかったと判別された場合に、前記番組をユニキャストで受信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  6. 前記第1の受信手段により前記番組を受信できるか否かを予測する予測手段と、
    前記エリア取得手段により取得されたエリア識別情報と、前記番組識別情報取得手段により取得された番組識別情報とに基づいて、前記無線基地局からユニキャストで配信される番組を受信する第2の受信手段と、
    前記番組を、前記第1の受信手段によりマルチキャストで受信するか、又は、前記第2の受信手段によりユニキャストで受信するかを決定し、当該決定した受信手段で前記番組を受信するように制御する制御手段と、
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1の受信手段により前記番組を受信できないと前記予測手段によって予測された場合、前記番組を前記第2の受信手段によりユニキャストで受信するように制御する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  7. 前記予測手段は、前記番組をマルチキャストで受信するために用いられる伝送パラメータと、前記無線基地局との通信で用いられる電波信号の電波受信品質から、前記番組を前記第1の受信手段によりマルチキャストで受信すると仮定したときの予測品質を求め、当該求められた予測品質が所定の基準値に満たない場合、マルチキャストで受信できないと予測する
    ことを特徴とする、請求項に記載の移動通信端末。
  8. 前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報によって識別されるそれぞれの番組がダウンロード型かストリーミング型かを指定するための種別情報を更に記憶し、
    前記予測手段は、前記所定の基準値として、前記番組がダウンロード型の番組である場合には所定の第1の基準値を、前記番組がストリーミング型の番組である場合には所定の第2の基準値を用いて予測する
    ことを特徴とする、請求項に記載の移動通信端末。
  9. 前記番組は、前記番組が有効な期間を定義する有効期限情報を含み、
    日時を計時する計時手段を更に備え、
    前記計時手段が計時した現在日時が、受信した前記番組の有効な期間に含まれない場合、前記第1の受信手段は前記番組の再受信を行う
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  10. 前記第1の受信手段は、前記エリア取得手段により取得されるエリア識別情報が変化した場合、当該変化の前後の前記エリア識別情報に対応付けられたそれぞれの前記番組識別情報を比較し、当該変化前に存在せず、且つ、当該変化後に存在する番組識別情報により識別される番組を受信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  11. 前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報により識別されるそれぞれの番組がダウンロード型かストリーミング型かを指定するための種別情報を更に記憶し、
    前記第1の受信手段は、前記変化前に存在せず、且つ、前記変化後に存在する番組識別情報により識別される番組のうち、前記種別情報がダウンロード型の番組を受信する
    ことを特徴とする、請求項10に記載の移動通信端末。
  12. 前記第1の受信手段により受信した前記番組を再生する再生手段を更に備え、
    前記第1の記憶手段は、前記番組識別情報により識別されるそれぞれの番組を前記再生手段が再生するときの再生条件を設定する設定情報を更に記憶し、
    前記再生手段は、前記第1の記憶手段に記憶された設定情報に基づいて、前記第1の受信手段で受信した前記番組を再生する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  13. 前記設定情報は、前記第1の受信手段により受信した前記番組を再生するタイミングを決める情報と、前記番組を再生するために用いる所定の再生プログラムの識別情報と、前記番組を再生するときの前記移動通信端末の動作を定義する情報と、のうち1つ以上を含む
    ことを特徴とする、請求項12に記載の移動通信端末。
  14. 前記移動通信端末のユーザの嗜好に基づいて前記第1の受信手段が番組を受信するための優先度の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた優先度を記憶する優先度記憶手段と、
    を更に備え、
    前記無線基地局から配信される番組が複数存在する場合、前記第1の受信手段は、前記優先度記憶手段に記憶された優先度に基づいて番組を選択して受信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信端末。
  15. 第1の記憶部、第2の記憶部、第1の取得部、第2の取得部、入力受付部、第3の取得部、表示部、受信部を有し、無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信する移動通信端末にて実行される移動通信方法であって、
    前記第1の記憶部は、前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶し、
    前記第2の記憶部は、予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶し、
    前記第1の取得部が、当該移動通信端末の現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得する第1の取得ステップと、
    前記第2の取得部が、前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を、前記記憶部から取得する第2の取得ステップと、
    前記入力受付部が、前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付ステップと、
    前記第3の取得部が、前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する第3の取得ステップと、
    前記表示部が、前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示ステップであって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示ステップと、
    前記受信部が、前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する受信ステップと、
    を備え
    前記第1の記憶部に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶部に記憶された番組識別情報が含まれず、
    前記第2の記憶部に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である、
    ことを特徴とする移動通信方法。
  16. 無線基地局を介してサーバからマルチキャストで配信される番組を受信するコンピュータを、
    前記無線基地局の通信エリアを識別するためのエリア識別情報と、当該エリア識別情報が示す通信エリアで受信可能な番組を識別するための番組識別情報とを対応づけて記憶する第1の記憶手段、
    予め決められた特定の通信エリアにマルチキャストで配信される番組の番組識別情報を記憶する第2の記憶手段、
    当該コンピュータの現在位置のエリア識別情報を前記無線基地局から取得するエリア取得手段、
    前記取得されたエリア識別情報が示す現在位置で受信可能な番組の番組識別情報を前記第1の記憶手段から取得する番組識別情報取得手段、
    前記取得された番組識別情報が示す番組を視聴する旨の入力をユーザから受け付ける入力受付手段、
    前記受け付けられた入力が示す番組に関連する番組関連情報を前記サーバから取得する番組関連情報取得手段、
    前記取得された番組関連情報をディスプレイに表示する表示手段であって、前記ユーザの個人情報に基づいて、前記取得された番組関連情報のうち、前記ユーザによって指定された特定の番組関連情報を優先して表示する表示手段、
    前記受け付けられた入力と、前記取得された番組識別情報に基づいて、前記無線基地局から前記通信エリア内にマルチキャストで配信される番組を受信する受信手段、
    として機能させ
    前記第1の記憶手段に記憶される番組識別情報には、前記第2の記憶手段に記憶された番組識別情報が含まれず、
    前記第2の記憶手段に記憶される番組識別情報が示す番組は、すべての無線基地局から配信される番組である、
    ことを特徴とするプログラム。
JP2006151332A 2006-05-31 2006-05-31 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム Expired - Fee Related JP4757710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151332A JP4757710B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006151332A JP4757710B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007324817A JP2007324817A (ja) 2007-12-13
JP4757710B2 true JP4757710B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=38857239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006151332A Expired - Fee Related JP4757710B2 (ja) 2006-05-31 2006-05-31 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4757710B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5266163B2 (ja) * 2009-08-24 2013-08-21 株式会社日立製作所 情報提供方法、これを実行する情報提供サーバ、情報提供サーバを含むサービス提供システム、情報提供を受ける無線通信端末、及びその動作プログラム
JP4878642B2 (ja) * 2009-12-15 2012-02-15 シャープ株式会社 コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ再生端末およびコンテンツ配信方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001285297A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc 子局装置
JP3423918B2 (ja) * 2000-04-26 2003-07-07 日本電信電話株式会社 マルチキャスト通信方法、並びに無線基地局装置及び無線端末局装置
JP2002010349A (ja) * 2000-06-22 2002-01-11 Kddi Research & Development Laboratories Inc 無線端末及び受信制御方法
JP2002290891A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Sanyo Electric Co Ltd ディジタル放送記録再生装置及びディジタル放送システム
JP2002351912A (ja) * 2001-05-25 2002-12-06 Sharp Corp 情報配信システム、それに用いる情報収集作成端末装置、情報提供装置、情報利用端末装置およびそれらを動作させるためのプログラム、そのプログラムが記録された記録媒体、ならびに、情報配信方法
JP2003242076A (ja) * 2002-02-14 2003-08-29 Hiroshi Sato 情報提供装置及び情報提供方法並びに情報受信端末
JP3687631B2 (ja) * 2002-06-26 2005-08-24 日本電気株式会社 コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、無線回線制御装置及びプログラム
US7936760B2 (en) * 2003-03-18 2011-05-03 Nokia Corporation Method, communications network arrangement, communications network server, terminal, and software means for selecting and changing operating modes for packet-switched voice connection
JP4823495B2 (ja) * 2004-08-19 2011-11-24 京セラ株式会社 デジタル放送受信装置と放送システム
JP2006085353A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Nec Corp コンテンツ配信システム、その方法、会計装置、コンテンツ配信装置およびプログラム
JP2006092239A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd コンテンツ配信システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007324817A (ja) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8090360B2 (en) Mobile wireless communication terminals, systems, methods, and computer program products for publishing, sharing and accessing media files
US7968783B2 (en) System for transferring information on attribute of, for example, CD
KR100385925B1 (ko) 멀티미디어 데이터 처리를 위한 디지털 휴대 전화 단말기 및 멀티미디어 데이터 콘텐츠의 실행 방법과 멀티미디어 데이터 콘텐츠 제공 방법
EP1569443B1 (en) Terminal apparatus and information reproducing method
WO2000054462A1 (en) Method and apparatus for transferring audio files
JP5095455B2 (ja) コンテンツ再生装置、コンテンツ再生方法、プログラム、および記録媒体
JP2001331661A (ja) 情報配信方法、情報配信システム、通信端末、情報配信装置および重複配信防止方法
JP4757710B2 (ja) 移動通信端末、移動通信方法、及び、プログラム
KR20010013547A (ko) 정보 복제장치 및 방송 시스템
JP4399865B2 (ja) 録画番組再生装置、録画番組再生方法および録画番組再生プログラム
KR20030016145A (ko) 이동 통신 단말기의 테마 화면 설정 방법
JP2008176126A (ja) 通信端末およびコンテンツリスト管理システム
JP4593148B2 (ja) 番組視聴システム、番組視聴装置、番組再生方法および番組視聴プログラム
US7050870B2 (en) Reproduction apparatus and music delivery system
KR20060128115A (ko) 디지털 멀티미디어 방송 콘텐츠 저장 및 재생 방법
JP2007194909A (ja) 録画装置、録画方法、及び、プログラム
JP2008085741A (ja) 遠隔制御システム、記憶装置、電子機器、遠隔制御方法、及び遠隔制御プログラム
KR20060057047A (ko) 컨텐츠 제공 방법 및 그 방법을 수행하는 이동 통신 단말기
JP2007201714A (ja) 番組情報提供システム、番組情報提供装置、及び、携帯機
JP4863299B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム
JP2006319918A (ja) コンテンツ配信制御システム、情報端末、コンテンツ配信制御装置、コンテンツ配信制御方法、およびプログラム
JP4415765B2 (ja) 放送情報記録・配信システム
KR20140072446A (ko) 위치기반을 이용한 음악추천방법 및 장치
JP4531443B2 (ja) 放送楽曲自動録音システム、端末装置、サーバ、および録音予約プログラム
KR100844813B1 (ko) 음원 실행 방법 및 그 이동통신단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees