JP4755488B2 - 自動二輪車用ラジアルタイヤ、及びそれに用いるバンドコード - Google Patents

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Description

本発明は、特に大型車両用として好適であり、優れた操縦安定性を確保しながら軽量化を図りうる自動二輪車用ラジアルタイヤ、及びそれに用いるバンドコードに関する。
自動二輪車用ラジアルタイヤでは、タイヤの骨格をなすカーカスの半径方向外側に、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回してなるバンド層を形成した構造のものが広く採用されている。
そして近年、バンドコードとして、従来用いられていた高モジュラスのアラミド繊維コードに代え、複数本のスチール素線を撚り合わせたスチールコードを使用することが提案されている(例えば特許文献1、2参照)。これは、アラミド繊維コードでは、引張弾性率が高くタイヤへの拘束力が強いため、高速耐久性や高速直進性に優れる反面、圧縮剛性が低いためトレッド剛性が不充分となり、バンク時、特に大型車両において剛性感が不足し、操縦安定性に劣るという問題を招く。これに対してスチールコードは、圧縮剛性や曲げ剛性が高いため、バンドコードに用いた場合、トレッド剛性を充分に確保でき、バンク時の剛性感やトラクション性を高めうるなど操縦安定性を向上しうるという利点がある。
特開平04−362402号公報 特開2001−130218号公報
しかしバンドコードでは、加硫金型内でのタイヤの加硫ストレッチに対応するため、例えば50N荷重時における伸度を0.5%以上とするなど低荷重時の伸度を高くする必要がある。そのため、スチールコードを用いる場合には、スチール素線に波状の型付けを施したり、又オープン撚り構造とするなどの手段が必要となる。しかし何れの手段も、伸び特性をコントロールするのが難しく、しかも型付けするものは、型付け部で素線間の接触圧が局部的に高まるためフレッティング磨耗が発生し易く耐疲労性を損ねるという問題もある。又スチールコードでは、タイヤ重量が増加するため、操縦安定性において軽快感が損なわれるという問題もある。
そこで本発明は、バンドコードとして、アラミド繊維とスチール素線とを組み合わせた特殊な複合コードを用いることを基本として、バンク時の剛性感やトラクション性を高めうるとともに、伸び特性のコントロールを容易とし、かつ重量増加を低く抑えて操縦安定性における軽快感を維持しうる自動二輪車用ラジアルタイヤ、及びそれに用いるバンドコードを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1の発明は、自動二輪車用ラジアルタイヤのバンドコードであって、アラミド繊維を撚り合わせたアラミド繊維コード部からなるコアと、複数のスチール素線を撚り合わせた1本のスチールコード部からなりかつ前記コアの周囲に巻き付けられた外層とからなり、
しかも50N荷重時の伸度を0.5〜0.7%、100N荷重時の伸度を1.2〜1.6%、かつ300N荷重時の伸度を2.0〜2.6%としたことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記アミド繊維コード部は、1100〜1670dtexの束撚り構造をなし、かつスチールコード部は2〜9本のスチール素線の束撚り構造をなすことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記スチールコード部は、50N荷重時の伸度が0.3%以下であることを特徴としている。
又請求項4の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方に配されかつバンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回したバンド層とを具える自動二輪車用ラジアルタイヤであって、前記バンドコードは、アラミド繊維を撚り合わせたアラミド繊維コード部からなるコアと、複数のスチール素線を撚り合わせた1本のスチールコード部からなりかつ前記コアの周囲に巻き付けられた外層とからなり、しかも50N荷重時の伸度を0.5〜0.7%、100N荷重時の伸度を1.2〜1.6%、かつ300N荷重時の伸度を2.0〜2.6%としたことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、バンドコードを、アラミド繊維を撚り合わせたアラミド繊維コード部からなるコアと、複数のスチール素線を撚り合わせた1本のスチールコード部からなりかつ前記コアの周囲に巻き付けられた外層とで形成している。従って、荷重の初期には、アラミド繊維コード部の周囲に、スチールコード部が巻き付く形態をなしていたものが、荷重の増加に従ってアラミド繊維コード部が次第にのばされ、スチールコード部の周囲にアラミド繊維コード部が巻き付く逆の形態へと変化する。そしてこの逆の形態において、急激に伸びにくくなり、バンドコードに必要な伸び特性を、コントロール容易にかつ高精度で得ることができる。
又スチールコードに比して重量増加を低く抑えられるため、操縦安定性における軽快感を維持しうるとともに、アラミド繊維コードに比して、圧縮剛性や曲げ剛性が高いため、トレッド剛性を充分に確保でき、バンク時の剛性感やトラクション性を高めうるなど操縦安定性を向上できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の自動二輪車用ラジアルタイヤを示す断面図である。
図1において、自動二輪車用ラジアルタイヤ1(以下タイヤ1という)は、トレッド面2Sが、タイヤ赤道Cからトレッド端Teまで凸円弧状に湾曲してのびるトレッド部2を有し、前記トレッド端Te、Te間のタイヤ軸方向距離がタイヤ最大巾をなすことにより、大きなバンク角での旋回走行を可能としている。又タイヤ1には、前記トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内部かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるバンド層7とが配される。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90°の角度で配列させた1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aにより形成される。カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の有機繊維コードが好適に採用される。前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具る。又該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5から半径方向外方に先細状にのびるビード補強用のエーペックスゴム8を配設している。なお前記エーペックスゴム8のビードベースラインBLからの半径方向高さh1は、前記トレッド端Teの半径方向高さheより小であり、好ましくは、その下限値を前記高さheの35%以上さらには40%以上、又上限値を70%以下さらには60%以下としている。
本例では、前記プライ折返し部6bが、サイドウォール部3を通った後、前記プライ本体部6aとバンド層7との間に挟まれて終端するハイターンアップ構造をなす場合を例示しているが、バンド層7の外端よりも半径方向内側で終端させた構造でも良い。
又前記バンド層7は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回した1枚以上、本例では1枚のバンドプライ7Aにより形成される。このバンドプライ7Aは、従来と同様、互いに平行に引き揃えた複数本のバンドコードをトッピングゴムにより被覆した小巾長尺の帯状プライを用い、該帯状プライをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回することにより形成できる。
そして本発明では、前記バンドコード9として、バンド層7を形成する前の状態、即ち螺旋状に巻回する前の状態においては、図2(A)、(B)に示すように、アラミド繊維を撚り合わせた1本のアラミド繊維コード部10Aからなるコア10と、複数のスチール素線11fを撚り合わせた1本のスチールコード部11Aからなりかつ前記コア10の周囲に巻き付けられた外層11とからなる層撚り構造としている。
ここで、前記アラミド繊維コード部10Aとして、太さ1100〜1670dtexのアラミド繊維の束を撚り合わせた束撚り構造のものが使用される。又前記スチールコード部11Aとしては、2〜9本のスチール素線11fの束を撚り合わせた束撚り構造のものが使用される。なおスチール素線11fとしては、素線径が0.15〜0.25mmの範囲のものが使用できる。
このような構造のコードは、図3(A)の如く、荷重初期には、スチールコード部11Aがアラミド繊維コード部10Aの周囲に巻き付くコール状の形態(便宜上、初期形態Y1という)をなしている。そして荷重の増加に従い、アラミド繊維コード部10Aがしだいに伸張していくとともに、スチールコード部11Aは、コール状から真直状へとその巻き付けがのばされていく。そして、スチールコード部11Aが真直状となった後は、図3(B)の如く、スチールコード部11Aの周囲に、アラミド繊維コード部10Aがコール状に巻き付く逆の形態(便宜上、後期形態Y2という)に変化する。この後期形態Y2では、スチールコード部11Aが支配的となるため、バンドコード9は急激に伸びにくくなる。その結果、図4に「荷重−伸び曲線」を例示するように、初期形態Y1では低弾性をなし、かつ後期形態Y2では高弾性をなすバンドコードに必要な伸び特性を得ることができる。しかも、高弾性域が始まる後期形態Y2の開始時期は、スチールコード部11Aの巻き付けピッチP、及び巻き付け径D(即ちアラミド繊維コード部10Aの直径)等によって定まるため、伸び特性を容易にかつ精度よくコントロールすることができる。
さらに前記バンドコード9は、アラミド繊維を含んでいるため、スチールコードに比して重量増加を低く抑えることができる。即ちタイヤを軽量化でき、操縦安定性における軽快感を維持することが可能となる。又前記バンドコード9は、スチール素線11fも含んでいるため、アラミド繊維コードに比して、高い圧縮剛性や曲げ剛性を示す。従って、トレッド剛性を充分に確保でき、バンク時の剛性感やトラクション性を高めうるなど前記軽快感の維持と相俟って操縦安定性を向上することが可能となる。
ここで前記バンドコード9では、50N荷重時の伸度L50が0.5〜0.7%、100N荷重時の伸度L100 が1.2〜1.6%、かつ300N荷重時の伸度L300 が2.0〜2.6%であることが重要である。前記伸度L50が0.5%を下回ると、加硫ストレッチに充分対応できず、加硫成型時にタイヤの変形を招く恐れを生じる。逆に伸度L50が0.7%を上回ると、バンド層7の拘束力が不足して、高速耐久性や高速直進性が悪化するという問題が生じる。
又伸度L100 が1.2%を下回る場合、及び伸度L300 が2.0%を下回る場合には、バンド層の拘束力が過大となり、内圧充填時や外力作用時にタイヤが適正に変形できず、乗り心地性、操縦安定性、耐久性等に悪影響を与える。逆に伸度L100 が1.6%を上回る場合、及び伸度L300 が2.6%を上回る場合には、バンド層の拘束力が過小となり、本発明の操縦安定性の向上効果が見込めなくなるとともに、高速時に外径成長を招くなど高速操縦安定性や高速耐久性の低下も招く。
なお各前記伸度L50、L100 、L300 は、前記コード構造を採用することにより、容易にかつ精度よく正確に設定することが可能となる。
又前記アラミド繊維コード部10Aが前記1100〜1670dtexの範囲を外れると、各伸度L50、L100 、L300 を前記範囲に設定することが難しくなる。
又スチール素線11fの本数が前記2〜9本の範囲を外れるとともに、前記伸度(或いは引張り弾性率)とコード剛性とのバランスが悪くなり、トレッド剛性が過大、或いは過小となって操縦安定性の向上効果が発揮できない傾向となる。
又前記スチールコード部11Aでは、アラミド繊維コード部10Aの周囲に巻き付ける前の状態、即ちスチール素線11fを撚り合わせたのみの状態において、50N荷重時の伸度LA50を0.3%以下に設定するのが好ましい。これは前記伸度LA50が0.3%を超えると、前記後期形態Y2における弾性率が不充分となり、伸度L100 、L300 を前記範囲に設定することが難しくなる。
なお前記バンドコード9では、50N荷重時におけるスチールコード部11Aの巻き付けピッチPは6.0〜12.0mmの範囲が好ましく、又スチールコード部11Aにおけるスチール素線の撚りピッチPa3.0〜6.0mmの範囲が好ましく、又アラミド繊維コード部10Aにおけるアラミド繊維の撚りピッチPbは3.0〜6.0mmの範囲が好ましい。
前記バンドコード9では、高温多湿の条件で使用した場合には、前記アラミド繊維が含有する水分により、該アラミド繊維と接触するスチール素線11fの部分に錆を発生させる恐れがある。そこで、スチール素線11fの表面に、錆防止のために例えば亜鉛メッキなどメッキ処理を施すことが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するために、種々のバンドコードを表1の仕様で試作するとともに、試供コードの特性及び試供コードをバンド層に用いたときの自動二輪車用ラジアルタイヤの性能について比較評価を行った。なお比較例1のコードは、スチール素線9本のうちの6本に波付け加工を施して、低荷重時の伸度を高めている。又比較例3のコードは、スチール素線に波付け加工をしていない。
自動二輪車用ラジアルタイヤは、図1に示した基本構成を有し、バンドコードのみ相違させたものである。共通仕様としては、サイズ180/55ZR17であり、カーカスは、ナイロン66のカーカスコード(1400dtex/2)をタイヤ赤道に対して90゜で傾けた1枚のカーカスプライで形成した。カーカスコードの打ち込み本数は、38(本/5cm)である。またバンド層において、バンドコードの打ち込み本数は、24(本/5cm)とした。
<軽量さ>
各試供コードの単位長さ当たりの重量を、比較例1を100とした指数で示している。指数が小なほど軽量である。
<タイヤの加硫成形性>
タイヤの加硫成形において、ストレッチ不足によりタイヤ変形が生じたものを−−−×、加硫成形が良好なものを−−−○として評価した。
<操縦安定性>
供試タイヤを排気量750ccの自動二輪車の後輪に装着してドライアスファルト路面のテストコースを走行させ、ドライバーの官能により軽快感、剛性感を、比較例1を3点とする5点法で評価した。
なお前記「軽快感」とは、応答性、コーナリング性、スラロームの性能項目を含む。又前記「剛性感」とは、ショック吸収性、キックバック、接地感の性能項目を含む。
Figure 0004755488
表の如く、実施例は、タイヤの加硫成形性に影響を与えることなく、実車走行における剛性感、軽快感を高く発揮でき、操縦安定性を向上しうるのが確認できる。
本発明の自動二輪車用ラジアルタイヤの一実施例を示す断面図である。 (A)、(B)は、それに用いるバンドコードを示す断面図、及び側面図である。 (A)、(B)は、荷重負荷によるバンドコードの撚り構造の変化を示す側面図である。 バンドコードの「荷重−伸び曲線」を示すグラフである。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 バンド層
9 バンドコード
10 コア
10A アラミド繊維コード部
11 外層
11f スチール素線
11A スチールコード部

Claims (4)

  1. アラミド繊維を撚り合わせたアラミド繊維コード部からなるコアと、複数のスチール素線を撚り合わせた1本のスチールコード部からなりかつ前記コアの周囲に巻き付けられた外層とからなり、
    しかも50N荷重時の伸度を0.5〜0.7%、100N荷重時の伸度を1.2〜1.6%、かつ300N荷重時の伸度を2.0〜2.6%としたことを特徴とする自動二輪車用ラジアルタイヤのバンドコード。
  2. 前記アミド繊維コード部は、1100〜1670dtexの束撚り構造をなし、かつスチールコード部は2〜9本のスチール素線の束撚り構造をなすことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車用ラジアルタイヤのバンドコード。
  3. 前記スチールコード部は、50N荷重時の伸度が0.3%以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の自動二輪車用ラジアルタイヤのバンドコード。
  4. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方に配されかつバンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回したバンド層とを具えるとともに、
    前記バンドコードは、アラミド繊維を撚り合わせたアラミド繊維コード部からなるコアと、複数のスチール素線を撚り合わせた1本のスチールコード部からなりかつ前記コアの周囲に巻き付けられた外層とからなり、しかも50N荷重時の伸度を0.5〜0.7%、100N荷重時の伸度を1.2〜1.6%、かつ300N荷重時の伸度を2.0〜2.6%としたことを特徴とする自動二輪車用ラジアルタイヤ。
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