JP4754465B2 - プラズマ処理装置およびそのクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマを用いて半導体基板などを加工するプラズマ処理装置およびそのプラズマクリーニング方法に関する。
従来のプラズマ処理装置について、プラズマエッチング装置を一例として説明する。最初に、従来のプラズマエッチング装置を用いたエッチング方法について図5を参照しながら、以下に説明する。図5は、従来のプラズマエッチング装置を示す断面図である。
図5に示すように、従来のプラズマエッチング装置を用いたエッチング方法では、最初に、ロードロック室90および真空処理容器91を真空ポンプ113、99により排気することで、それぞれ真空状態にする。次に、ゲートバルブ114を開けて、ロードロック室112に保持されたウエハ115を真空処理容器91へ搬送する。その後、真空処理容器91へ搬送されたウエハ115を下部電極92上に静電チャックを用いて保持する。
続いて、真空処理容器91の上方に設けられたガス導入管98から所定のエッチングガスを導入しつつ、真空ポンプ99により排気を行うことで、真空処理容器91内が所定の圧力になるように調整する。エッチングガスの圧力が安定した後、高周波電源110に接続された下部電極92と高周波電源111に接続された上部電極93との間に高周波電力を加えることにより、真空処理容器91内のエッチングガスをプラズマ化させる。ここで、チャンバー内のプラズマ117を安定化させるために、真空処理容器91はアース97に接続されている。
次に、下部電極92上に保持されたウエハ115に対して、プラズマによるエッチングを行う。この時、ウエハ115あるいはウエハ115上に形成された堆積膜中の材料とプラズマが反応し、エッチング反応が進行する。エッチング反応が進行すると、エッチングガスと反応したウエハ115上の堆積膜中の材料は反応ガスとなり、真空ポンプ99より真空処理容器91の外へ排気される。
ここで、エッチング反応で生成した生成種の一部は、真空処理容器91の内壁に付着物として堆積する。例えば、ウエハ115上に形成された酸化膜をプラズマエッチングする際には、CF4(四フッ化炭素)などのエッチングガスを使用すると、フルオロカーボン系の付着物が生成し、真空処理容器91の内壁などに付着するおそれがある。生成した付着物の堆積の仕方は、被エッチング対象物やエッチングガスの種類などのエッチング条件で異なるが、付着物の堆積が進行し、堆積した付着物の膜厚が厚くなるにつれて応力が強くなると、真空処理容器91の内壁などから付着物が剥離するようになる。この付着物の剥離がパーティクルの発塵となり、ウエハ115などに影響を与えると、製品の歩留まりを低下させてしまう。このため、真空処理容器91内に堆積した付着物がパーティクルとなる前に、真空処理容器91内をクリーニングし、付着物を取り除くことが必要となる。
ここで、一般的なプラズマエッチング装置のクリーニング方法について説明する。真空処理容器91内をクリーニングする方法には、大きく分けてウエットクリーニングとプラズマクリーニングの2種類の方法がある。1つ目のウエットクリーニングは、真空処理容器91を大気開放して、物理的および化学的に洗浄処理をすることにより、真空処理容器91内の付着物を取り除く方法である。この方法は一般的に、プラズマエッチング装置のメンテナンスを行う際に実施される。また、ウエットクリーニングは、真空処理容器91内の付着物を効果的に除去することが可能であるが、真空処理容器91を大気開放するため、メンテナンスを実施した後に、再度、真空処理容器91内を真空状態にする必要があり、プラズマ処理装置の復帰に時間がかかるという欠点がある。
一方、2つ目のプラズマクリーニングは、エッチング処理前あるいは処理後に、真空処理容器91内に堆積する付着物をエッチングするためのエッチングガスを導入し、プラズマを放電することで、真空処理容器91内の付着物を除去する方法である。この方法では、真空処理容器91内を大気開放することなく、付着物を取り除くことができるため、プラズマエッチング装置を長時間停止する必要がない。このため、プラズマクリーニングは実際の半導体装置の生産現場で用いられることが多い。
次に、上述の従来のプラズマエッチング装置(図5)を用いたクリーニング方法について説明する。上述の従来のプラズマエッチング装置を用いたエッチング方法と基本的には同様であるが、クリーニングの際には、エッチングガスの代わりに、真空処理容器91内の付着物を除去する作用を有するクリーニングガスを真空処理容器91内に導入する。具体的なクリーニング方法としては、エッチング処理前あるいは処理後に、下部電極92上にダミーウエハを搭載した後、真空処理容器91内にクリーニングガスを導入してプラズマを発生させる。その後、プラズマにより真空処理容器91内の付着物を除去し、真空処理容器91に設けられた部材を傷めない程度の適当な時間で、プラズマの放電を終了する。
なお、クリーニング時に用いるダミーウエハは下部電極92がプラズマによってエッチングされることを防ぐ目的で下部電極92上に搭載するが、クリーニング条件によってはダミーウエハを用いなくてもよい。
ここで、プラズマクリーニングの際に、上部電極93付近に堆積した付着物を効果的に除去する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図6は、従来のプラズマエッチング装置におけるクリーニング方法を示す断面図である。同図に示すように、従来のプラズマエッチング装置では、上部電極はそれぞれ互いに絶縁された上部内周部電極101と上部外周部電極102とから構成されている。これにより、上部電極の外周部付近の付着物を除去する際には、上部内周部電極101をアース103に接地し、上部外周部電極102を高周波電源106に接続することで、下部電極107と上部外周部電極102との間に高周波電力を加える。一方、内周部の付着物を除去する際には、上部外周部電極102をアース104に接地し、上部内周部電極101を高周波電源105に接続することで、下部電極107と上部内周部電極101との間に高周波電力を加える。以上の方法によって、高周波電力を加えた側の上部電極にプラズマを発生させ、上部電極の外周部付近および内周部付近を効率良くエッチング反応させる。このような従来のプラズマクリーニング方法を用いた場合、上部電極付近に堆積した付着物の除去を効率良く行うことが可能である。
特開2003−174014号公報
しかしながら、実際のプラズマエッチング装置では、エッチングの加工均一性を向上させるために、流速を制御する必要がある。このため、図6に示すように、従来のプラズマエッチング装置では、下部電極107はガスの排気部109と段差をつけて設けられており、下部電極107の下方における側面には、エッチングガスの流速を均一化するための整流板108が設置されている。
上述の構成によれば、下部電極107の下方における側面を囲む整流板108近傍では、プラズマが発生する領域から離れているため、プラズマに晒されにくく、付着物が除去されにくい。そのため、真空処理容器100内でのプラズマクリーニングの処理時間が長くなるにつれて、プラズマによる付着物の除去効率が低下し、下部電極107の下方に設けられた整流板108付近の付着物は完全に除去されなくなる。その結果、徐々に付着物の膜厚が厚くなり、パーティクルが発生する原因となってしまう。
このように、従来のプラズマクリーニング方法では、下部電極107の上面よりも下方に設けられた部品へ付着する付着物が、被処理ウエハに悪影響を及ぼす不具合については考慮されておらず、特に、該付着物をプラズマクリーニングによって積極的に除去する方法およびそのための処理装置は十分に検討されていなかった。
また、著しく微細化が進む半導体デバイスにおいては、被処理ウエハの欠陥となりうる真空処理容器100内から発生するパーティクルの粒径も小さくなり、0.2μm以下の微小なパーティクルが被処理ウエハへ及ぼす影響も考慮する必要が出てきた。そのため、真空処理容器100内に設けられた部品や内壁に堆積した付着物を効率良く除去する方法とそのための装置が求められている。
そこで、本発明は、プラズマに暴露されにくい領域においても、効率的に付着物を除去することが可能なプラズマ処理装置およびそのクリーニング方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のプラズマ処理装置は、基板をプラズマ処理するための処理室と、前記処理室内の上部に配置され、高周波電源に電気的に接続された上部電極と、前記処理室内に前記上部電極と対向し、高周波電源に電気的に接続され、前記基板を搭載可能な下部電極と、前記処理室内の、前記下部電極の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板と、第1のスイッチを介して、前記整流板に接続された第1の接地部とを備えている。
この構成によれば、整流板が第1のスイッチを介して第1の接地部と接続されているため、整流板を適宜フローティング状態または接地状態にすることができる。これにより、例えばプラズマ処理装置をプラズマを用いてクリーニングする際には、整流板をフローティング状態にすることで、処理室内に放電されたプラズマを整流板付近まで拡散させることができる。その結果、整流板の上面など、従来の方法ではクリーニングされにくい領域に堆積した付着物に対しても、プラズマが作用することで該付着物を効率良く除去することが可能となる。このため、パーティクルが製品に混入するのを抑えることができ、製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
なお、本発明のプラズマ処理装置では、前記下部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有していてもよい。この場合、下部電極を下方に移動させることで、下部電極の上面と整流板の上面との段差を小さくすることができるため、プラズマクリーニングの際には、整流板付近の領域がプラズマにより晒されやすくなり、付着物の除去効率を向上させることができる。
また、前記上部電極よりも上方に配置され、前記処理室内の、前記上部電極の側面を囲む領域に設けられたカバーリングと、第2のスイッチを介して、前記カバーリングに接続された第2の接地部とをさらに備えていてもよい。この場合、カバーリングが第2のスイッチを介して第2の接地部に接続されているため、プラズマ処理装置のクリーニングの際には、カバーリングをフローティング状態にすることができる。これにより、従来のクリーニング方法ではプラズマが行き渡りにくいカバーリング付近の領域においても、プラズマを拡げることができ、効率的に付着物を除去することが可能となる。
なお、前記上部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有していてもよく、これにより、上部電極を上方へ移動させ、上部電極の下面とカバーリングの下面との段差を小さくすることができるため、カバーリング付近に堆積した付着物の除去効率をさらに向上させることが可能となる。
次に、本発明のプラズマ処理装置のクリーニング方法は、処理室と、前記処理室内に互いに対向し、設けられた上部電極および下部電極と、前記処理室内の、前記下部電極の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板と、前記整流板に第1のスイッチを介して接続された第1の接地部とを備えたプラズマ処理装置のクリーニング方法であって、前記工程(a)の後、前記処理室にガスを導入および排気することで、前記処理室内が所定の圧力になるように調整する工程(a)と、前記第1のスイッチをオンにして、前記整流板と前記第1の接地部とを電気的に接続した状態で、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(b)と、前記工程(b)の後、前記第1のスイッチをオフにして、前記整流板を電気的にフローティング状態にすることで、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(c)とを備えている。
この方法によれば、工程(c)において、整流板をフローティング状態にすることにより、処理室内に放電されたプラズマを整流板付近まで拡げることができ、整流板付近に堆積した付着物を除去することができる。その結果、本発明のプラズマ処理装置のクリーニング方法を用いると、従来の方法ではプラズマが晒されにくい領域においても、効果的に付着物を取り除くことができ、付着物によるパーティクルの発生を抑制することができる。このため、パーティクルが製品に混入するのを抑えることができ、製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
なお、前記下部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有しており、前記工程(c)は、前記整流板の上面と前記下部電極の上面との高さの差が小さくなるように、前記下部電極を前記処理室の下方へ移動させる工程を含んでいてもよい。
また、前記上部電極よりも上方に配置され、前記処理室内の、前記上部電極の側面を囲む領域に設けられたカバーリングと、前記カバーリングに第2のスイッチを介して接続された第2の接地部とをさらに備えており、前記工程(b)および前記工程(c)では、前記第2のスイッチをオンにして、前記カバーリングと前記第2の接地部とを電気的に接続した状態で、前記処理室内をクリーニングし、前記第1のスイッチをオンにして前記整流板と前記第1の接地部を電気的に接続し、且つ、前記第2のスイッチをオフにして、前記カバーリングを電気的にフローティング状態にすることで、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(d)をさらに備えていてもよい。
さらには、前記上部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有しており、前記工程(d)は、前記カバーリングの下面と前記上部電極の下面との高さの差が小さくなるように、前記上部電極を前記処理室の上方に移動させる工程を含んでいてもよい。
以上のような方法を用いれば、整流板やカバーリング付近など、従来の方法ではプラズマが行き届きにくい領域においてもプラズマを拡散させることができるため、より効果的に付着物にプラズマを作用させることができ、付着物の除去効率を向上させることができる。
本発明のプラズマ処理装置およびそのクリーニング方法によれば、従来の方法ではプラズマに暴露されにくい下部電極の表面より下方に位置する領域や、上部電極よりも上方に位置する領域にまでプラズマを拡散させることができる。このため、プラズマ処理室内に堆積した付着物を効率的に除去することができ、パーティクルの発生を抑制することができるため、製品の歩留まりの低下を抑制する効果が得られる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置およびそのクリーニング法について図1(a)〜(c)を参照しながら説明する。図1(a)は、本実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。また、図1(b)、(c)は、それぞれ本実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。なお、本実施形態においては、プラズマエッチング処理装置についての一例を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではなく、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)処理装置などの他のプラズマ処理装置を用いてもよい。
本実施形態のプラズマ処理装置は、図1(a)に示すように、基板を保持するためのロードロック室12と、基板に対してエッチングを行うための真空処理容器1とを備えており、両者はゲートバルブ14を介して接続されている。なお、チャンバー内のプラズマを安定化させるために、真空処理容器(処理室)1はアース7に接続されている。
さらに、本実施形態のプラズマ処理装置は、真空処理容器1内の上部に配置され、高周波電源11に電気的に接続された上部電極3と、上部電極3よりも上方に配置され、真空処理容器1内の、上部電極3の側面を囲む領域に設けられたカバーリング(cover ring)6と、上部電極3と対向し、高周波電源10に接続され、基板15を搭載可能な下部電極2と、真空処理容器1のうち下部電極2の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板5とを備えている。また、真空処理容器1の上部に設けられ、ガスを導入するためのガス導入管8と、真空処理容器1の下面に設けられ、ガスを排気するための真空ポンプ9と、下部電極2上における基板15の側面を囲む領域に設けられ、基板15を下部電極2上に固定するためのフォーカスリング4とを備えている。真空処理容器1、上部電極3、下部電極2、および整流板5は互いに絶縁されている。なお、上部電極3には、ガス導入管8から導入されたガスが真空処理容器1の内部全体へ拡散されるように設けられたガス穴16が複数個形成されている。
ここで、本実施形態のプラズマ処理装置では、整流板5は第1のスイッチ28を介して第1の接地部18に電気的に接続されており、プラズマ処理を行う際には第1のスイッチ28を切り替えることにより、整流板5をフローティング状態または接地状態にすることができる。
続いて、上述の本実施形態のプラズマ処理装置を用いたクリーニング方法について図1(b)、(c)を参照しながら説明する。
最初に、図1(b)に示すように、被処理基板のエッチング処理が終了した後、ダミーウエハとなる基板15を下部電極2上に静電チャックを用いて保持する。次に、ガス導入管8からクリーニングガスを導入しつつ、真空ポンプ9より排気を行うことにより、真空処理容器1内が所定の圧力となるように調整する。
続いて、真空処理容器1内の圧力が安定した後、高周波電源11に接続された上部電極3と高周波電源10に接続された下部電極2との間に、高周波電力を加えることにより、クリーニングガスをプラズマ化させる。これにより、プラズマ化されたガスと真空処理容器1内に堆積した付着物とが反応することで、該付着物がガス状となって真空ポンプ9より真空処理容器1の外へ排出される。なお、この時、チャンバー内のプラズマ17を安定化させるために、真空処理容器1をアース7に接続しておく。また、整流板5は、第1のスイッチ28をオンにして第1の接地部18に電気的に接続されている。
次いで、図1(c)に示すように、引き続き、上部電極3と下部電極2との間に高周波電力を加えてクリーニングガスをプラズマ化させる。ここでは、第1の接地部18に接続された第1のスイッチ28をオフにして、整流板5をフローティング状態にする。この時、真空処理容器1内に放電されたプラズマがフローティング状態となった整流板5付近まで拡がることで、整流板5付近に堆積した付着物まで取り除くことができる。なお、プラズマが整流板5付近まで拡散する理由は、プラズマがアース面に向かって閉回路を形成する原理に基づくものである。この原理によれば、アース面に向かって進行する(電流を流す)性質を有するプラズマは、アース面が無くなるとより電位の低い状態の部分を求めて進行しようとする。このため、本工程では、フローティング状態になった整流板5へ向かって、プラズマ17は拡がるようになる。以上の方法により、本実施形態に係るプラズマ処理装置を用いて、真空処理容器1内に堆積した付着物を除去することができる。
本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法の特徴は、図1(b)に示す工程では、整流板5を第1の接地部18に接続した状態でクリーニングを行う一方で、図1(c)に示す工程では、整流板5をフローティング状態にしてプラズマクリーニングを行うことにある。これにより、真空処理容器1の中央部付近に発生したプラズマ17は、上述の原理に基づき、整流板5が設けられている真空処理容器1の下部付近まで拡散される。その結果、図1(b)の工程で除去されずに残留している整流板5付近の付着物に対してもプラズマが作用することで、エッチング反応が進行し、該付着物を除去することが可能となる。従って、本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法を用いると、下部電極2の上面よりも低い位置にある整流板5の上面など、プラズマが晒されにくい領域においても、効率的に付着物を除去することができ、付着物によるパーティクルの発生を抑制することができる。このため、パーティクルが製品に混入するのを抑えることができ、製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
なお、本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法では、被処理基板をエッチング処理した後に、図1(b)に示す工程を行ったが、これに限定されるものではなく、被処理基板のエッチング処理前に、プラズマ処理装置のクリーニングを行ってもよい。また、図1(b)に示す工程と図1(c)に示す工程とを逆に行ってもよい。
また、本実施形態において、ダミーウエハとなる基板15は、下部電極2がプラズマによりエッチングされることを防ぐために導入しているが、クリーニング時のエッチング条件によっては必ずしも基板15を下部電極2上に搭載しなくてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るプラズマ処理装置およびそのクリーニング方法について図2(a)〜(c)を参照しながら説明する。図2(a)は、本実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。また、図2(b)、(c)は、それぞれ本実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。なお、本実施形態のプラズマ処理装置は、下部電極の構成が第1の実施形態のプラズマ処理装置と異なっている。従って、第1の実施形態と同様な構成部分については適宜簡略化して説明する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、ロードロック室12にゲートバルブ14を介して接続された真空処理容器1と、真空処理容器1内の上部に配置された上部電極3と、上部電極3よりも上方に配置され、真空処理容器1内の、上部電極3の側面を囲む領域に設けられたカバーリング6と、上部電極3と対向し、基板15を搭載可能な下部電極22と、真空処理容器1内の、下部電極22の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板5とを備えている。なお、上部電極3および下部電極22は、高周波電源11、10にそれぞれ接続されている。
また、本実施形態のプラズマ処理装置は、真空処理容器1の上部に設けられたガス導入管8と、真空処理容器1の下面に設けられた真空ポンプ9と、下部電極22上における基板15の側面を囲む領域に設けられたフォーカスリング4とを備えている。なお、上部電極3にはガス穴16が複数個形成されている。また、真空処理容器1、上部電極3、下部電極2、および整流板5は互いに絶縁されている。
ここで、本実施形態のプラズマ処理装置では、下部電極22は真空処理容器1内において上下に移動する駆動機構を有している。また、整流板5は第1のスイッチ28を介して第1の接地部18に電気的に接続されており、プラズマ処理を行う際には第1のスイッチ28を切り替えることにより、整流板5をフローティング状態または接地状態にすることができる。
続いて、上述の本実施形態のプラズマ処理装置を用いたクリーニング方法について図2(b)、(c)を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態のクリーニング方法と同様な部分については簡略化して説明する。
最初に、図2(b)に示すように、第1の実施形態と同様にして、被処理基板のエッチング処理が終了した後、ダミーウエハとなる基板15を下部電極22上に保持する。次に、真空処理容器1内が所定の圧力となるように調整する。
続いて、真空処理容器1内の圧力が安定した後、上部電極3と下部電極2との間に、高周波電力を加えることにより、ガス導入管8より導入されたクリーニングガスをプラズマ化させる。これにより、プラズマ化されたガスと真空処理容器1内に堆積した付着物とが反応して、該付着物が真空ポンプ9より真空処理容器1の外へ排出される。なお、真空処理容器1はアース7に接続しておく。また、整流板5は、第1のスイッチ28をオンにして第1の接地部18に電気的に接続されている。
次いで、図2(c)に示すように、引き続き、上部電極3と下部電極22との間に高周波電力を加えてクリーニングガスをプラズマ化させる。ここで、駆動機構を有する下部電極22を下方へ移動させ、下部電極22の上面と整流板5の上面の高さの差が小さくなるようにする。またこの時、第1のスイッチ28をオフにして、整流板5をフローティング状態にする。これにより、真空処理容器1内に放電されたプラズマがフローティング状態となった整流板5付近まで拡がることで、整流板5付近に堆積した付着物まで取り除くことができる。
本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法の特徴は、図2(b)に示す工程では、整流板5を第1の接地部18に接続した状態でクリーニングを行う一方で、図2(c)に示す工程では、整流板5をフローティング状態にして、且つ、下部電極22を下方へ移動させてプラズマクリーニングを行うことにある。これにより、整流板5の電位がより低い状態となり、整流板5の上面と下部電極22の上面との段差が小さくなることで、整流板5は第1の実施形態のクリーニング方法に比べてプラズマにより晒されやすくなる。その結果、本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法を用いると、より効率良く整流板5付近に堆積した付着物を除去することが可能となり、付着物によるパーティクルの発生を抑制する効果が得られる。このため、パーティクルが製品に混入するのを抑えることができ、製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
なお、本実施形態のクリーニング方法では、図2(c)に示す工程で整流板5をフローティング状態にして下部電極22を駆動する方法を挙げたが、整流板5を第1の接地部18と電気的に接続した状態で下部電極22を駆動する方法を用いてもよい。この場合においても、整流板5は従来のクリーニング方法よりもプラズマに晒されやすくなるため、整流板5付近に堆積した付着物を十分に除去することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係るプラズマ処理装置およびそのクリーニング法について図3(a)〜(d)を参照しながら説明する。図3(a)は、本実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。また、図3(b)、(c)、および(d)は、それぞれ本実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。なお、本実施形態のプラズマ処理装置は、カバーリング6の構成が第1の実施形態のプラズマ処理装置と異なっている。従って、第1の実施形態と同様な構成部分については適宜簡略化して説明する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、ロードロック室12にゲートバルブ14を介して接続された真空処理容器1と、真空処理容器1内の上部に配置された上部電極3と、上部電極3よりも上方に配置され、真空処理容器1内の、上部電極3の側面を囲む領域に設けられたカバーリング6と、上部電極3と対向し、基板15を搭載可能な下部電極2と、真空処理容器1内の、下部電極2の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板5とを備えている。なお、上部電極3および下部電極2は、高周波電源11、10にそれぞれ接続されている。
また、本実施形態のプラズマ処理装置は、真空処理容器1の上部に設けられたガス導入管8と、真空処理容器1の下面に設けられた真空ポンプ9と、下部電極2上における基板15の側面を囲む領域に設けられたフォーカスリング4とを備えている。なお、上部電極3にはガス穴16が複数個形成されている。また、真空処理容器1、上部電極3、下部電極2、および整流板5は互いに絶縁されている。
ここで、本実施形態のプラズマ処理装置では、カバーリング6は第2のスイッチ29を介して第2の接地部19に電気的に接続されている。また、整流板5は第1のスイッチ28を介して第1の接地部18に電気的に接続されている。この構成により、プラズマ処理を行う際には、第1のスイッチ28および第2のスイッチ29を切り替えることにより、整流板5およびカバーリングをそれぞれフローティング状態または接地状態にすることができる。
続いて、上述の本実施形態のプラズマ処理装置を用いたクリーニング方法について、図3(b)、(c)、および(d)を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態のクリーニング方法と同様な工程については簡略化して説明する。
最初に、図3(b)に示すように、第1の実施形態と同様にして、被処理基板のエッチング処理が終了した後、ダミーウエハとなる基板15を下部電極2上に保持する。次に、真空処理容器1内が所定の圧力となるように調整する。
続いて、真空処理容器1内の圧力が安定した後、上部電極3と下部電極2との間に、高周波電力を加えることにより、ガス導入管8より導入されたクリーニングガスをプラズマ化させる。これにより、プラズマ化されたガスと真空処理容器1内に堆積した付着物とが反応して、該付着物が真空ポンプ9より真空処理容器1の外へ排出される。なお、真空処理容器1はアース7に接続しておく。また、整流板5およびカバーリング6は、第1のスイッチ28および第2のスイッチ29をオンにすることにより、第1の接地部18および第2の接地部19とそれぞれ電気的に接続される。
次いで、図3(c)に示すように、引き続き、上部電極3と下部電極2との間に高周波電力を加えてクリーニングガスをプラズマ化させる。ここで、第1のスイッチ28をオフにして、整流板5をフローティング状態にする。これにより、真空処理容器1内に放電されたプラズマ17がフローティング状態となった整流板5付近まで拡がることで、整流板5付近に堆積した付着物まで取り除くことができる。
次に、図3(d)に示すように、第2のスイッチ29をオフにして、カバーリング6をフローティング状態にする。一方、整流板5は第1のスイッチ28をオンにして、第1の接地部18と電気的に接続させる。この時、上述の工程(図3(c)参照)で整流板5付近に拡がっていたプラズマ17が、より電位の低い状態であるカバーリング6付近へ拡がるようになる。これにより、カバーリング6付近に堆積した付着物を取り除くことができる。
本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法の特徴は、図3(c)に示す工程で整流板5をフローティング状態にしてクリーニングを行い、図3(d)に示す工程では、カバーリング6をフローティング状態にしてクリーニングを行うことにある。この方法によれば、下部電極2の上面よりも低い位置にある整流板5付近だけでなく、上部電極3の上方に位置するカバーリング6付近のプラズマが晒されにくい領域においても、効率的に付着物を除去することができる。従って、本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法を用いると、真空処理容器1内全体にプラズマを行き渡らせることができるため、より効果的に真空処理容器1内に堆積した付着物を除去することができる。
なお、本実施形態において、下部電極2の代わりに、第2の実施形態のクリーニング方法で挙げた駆動機構を有する下部電極22を用いてもよい。この場合、下部電極22の上面と整流板5の上面との段差を小さくすることができるため、整流板5がプラズマにより晒されやすくなり、より効果的に整流板5付近に堆積した付着物を除去することが可能となる。
また、本実施形態のクリーニング方法では、図3(c)に示す工程を省略し、カバーリング付近をクリーニングする工程(図3(d)参照)のみを行ってもよい。この場合、従来のクリーニング方法では除去されにくいカバーリング6付近の付着物を十分に除去することができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係るプラズマ処理装置およびそのクリーニング法について図4(a)〜(d)を参照しながら説明する。図4(a)は、本実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。また、図4(b)、(c)および(d)は、それぞれ本実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。なお、本実施形態のプラズマ処理装置は、上部電極3とカバーリング6の構成が第1の実施形態のプラズマ処理装置と異なっている。従って、第1の実施形態と同様な構成部分については適宜簡略化して説明する。
本実施形態のプラズマ処理装置は、ロードロック室12にゲートバルブ14を介して接続された真空処理容器1と、真空処理容器1内の上部に配置された上部電極43と、上部電極3よりも上方に配置され、真空処理容器1内の、上部電極43の側面を囲む領域に設けられたカバーリング6と、上部電極43と対向し、基板15を搭載可能な下部電極2と、真空処理容器1内の、下部電極2の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板5とを備えている。なお、上部電極43および下部電極2は、高周波電源11、10にそれぞれ接続されている。
また、本実施形態のプラズマ処理装置は、真空処理容器1の上部に設けられたガス導入管8と、真空処理容器1の下面に設けられた真空ポンプ9と、下部電極2上における基板15の側面を囲む領域に設けられたフォーカスリング4とを備えている。なお、上部電極3にはガス穴16が複数個形成されている。また、真空処理容器1、上部電極3、下部電極2、および整流板5は互いに絶縁されている。
ここで、本実施形態のプラズマ処理装置では、上部電極43は真空処理容器1内において上下に移動する駆動機構を有している。また、カバーリング6は第2のスイッチ29を介して第2の接地部19に電気的に接続されており、整流板5は第1のスイッチ28を介して第1の接地部18に電気的に接続されている。このため、プラズマ処理を行う際には、第1のスイッチ28および第2のスイッチ29を切り替えることにより、整流板5およびカバーリング6をそれぞれフローティング状態または接地状態にすることができる。
続いて、上述の本実施形態のプラズマ処理装置を用いたクリーニング方法について、図
4(b)、(c)、および(d)を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態のクリーニング方法と同様な工程については簡略化して説明する。
最初に、図4(b)に示すように、第1の実施形態と同様にして、被処理基板のエッチング処理が終了した後、ダミーウエハとなる基板15を下部電極2上に保持する。次に、真空処理容器1内が所定の圧力となるように調整する。
続いて、真空処理容器1内の圧力が安定した後、上部電極43と下部電極2との間に、高周波電力を加えることにより、ガス導入管8より導入されたクリーニングガスをプラズマ化させる。これにより、プラズマ化されたガスと真空処理容器1内に堆積した付着物とが反応して、該付着物が真空ポンプ9より真空処理容器1の外へ排出される。なお、真空処理容器1はアース7に接続しておく。また、整流板5およびカバーリング6は、第1のスイッチ28および第2のスイッチ29をオンにすることにより、第1の接地部18および第2の接地部19にそれぞれ電気的に接続される。
次いで、図4(c)に示すように、引き続き、上部電極3と下部電極2との間に高周波電力を加えてクリーニングガスをプラズマ化させる。ここで、第1のスイッチ28をオフにして、整流板5をフローティング状態にする。これにより、真空処理容器1内に放電されたプラズマ17がフローティング状態となった整流板5付近まで拡がることで、整流板5付近に堆積した付着物まで取り除くことができる。
次に、図4(d)に示すように、第2のスイッチをオフにして、カバーリング6をフローティング状態にする。またこの時、駆動機構を有する上部電極43を上方へ移動させ、上部電極の43の下面とカバーリング6の下面との段差が小さくなるようにする。さらに、第1のスイッチ28をオフにして、整流板5をフローティング状態にする。これにより、上述の工程(図4(c)参照)で整流板5付近に拡がっていたプラズマ17が、より電位の低い状態であるカバーリング6付近へ拡がるようになり、カバーリング6付近に堆積した付着物を取り除くことができる。
本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法の特徴は、図4(d)に示す工程で、整流板5を第1の接地部18に接続した状態で、カバーリング6をフローティング状態とし、且つ、上部電極43を上方へ移動させてプラズマクリーニングを行うことにある。これにより、カバーリング6の電位がより低い状態となり、カバーリング6の下面と上部電極43の下面との段差が小さくなるため、第3の実施形態のクリーニング方法に比べて、カバーリング6がプラズマにより晒されやすくなる。その結果、本実施形態のプラズマ処理装置のクリーニング方法を用いると、より効率良く整流板5およびカバーリング6付近に堆積した付着物を除去することが可能となり、付着物によるパーティクルの発生をより抑制する効果が得られる。このため、パーティクルが製品に混入するのを抑えることができ、製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
また、本実施形態のクリーニング方法では、図4(c)に示す工程を省略し、カバーリング6付近をクリーニングする工程(図4(d)参照)のみを行ってもよい。この場合、従来のクリーニング方法では除去されにくいカバーリング6付近の付着物を十分に除去することができる。
本発明のプラズマ処理装置およびそのクリーニング方法は、プラズマを用いて基板にエッチングなどの加工を施すプラズマ処理装置において有用である。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図であり、(b)および(c)は、第1の実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図であり、(b)および(c)は、第2の実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図であり、(b)、(c)、および(d)は、第3の実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の第4の実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す断面図であり、(b)、(c)、および(d)は、第4の実施形態に係るプラズマ処理装置のクリーニング方法を示す断面図である。 従来のプラズマエッチング装置の構成を示す断面図である。 従来のプラズマエッチング装置のクリーニング方法を示す断面図である。
符号の説明
1 真空処理容器
2 下部電極
3 上部電極
4 フォーカスリング
5 整流板
6 カバーリング
7 アース
8 ガス導入管
9 真空ポンプ
10、11 高周波電源
12 ロードロック室
14 ゲートバルブ
15 基板
16 ガス穴
17 プラズマ
18 第1の接地部
19 第2の接地部
22 下部電極
28 第1のスイッチ
29 第2のスイッチ
43 上部電極
90 ロードロック室
91 真空処理容器
92 下部電極
93 上部電極
97 アース
98 ガス導入管
99 真空ポンプ
100 真空処理容器
101 上部内周部電極
102 上部外周部電極
103、104 アース
105、106 高周波電源
107 下部電極
108 整流板
109 排気部
110、111 高周波電源
112 ロードロック室
113 真空ポンプ
114 ゲートバルブ
115 ウエハ
117 プラズマ

Claims (10)

  1. 基板をプラズマ処理するための処理室と、
    前記処理室内の上部に配置され、高周波電源に電気的に接続された上部電極と、
    前記処理室内に前記上部電極と対向し、高周波電源に電気的に接続され、前記基板を搭載可能な下部電極と、
    前記処理室内の、前記下部電極の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板と、
    前記上部電極よりも上方に配置され、前記処理室内の、前記上部電極の側面を囲む領域に設けられたカバーリングと、
    第1のスイッチを介して、前記カバーリングに接続可能な第1の接地部とを備えているプラズマ処理装置。
  2. 第2のスイッチを介して、前記整流板に接続可能な第2の接地部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチは、互いに独立に制御されることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記下部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有する請求項1〜3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記上部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有する請求項1〜4のうちいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  6. 処理室と、前記処理室内に互いに対向し、設けられた上部電極および下部電極と、前記処理室内の、前記下部電極の下部における側面を囲む領域に設けられた整流板と、前記整流板に第1のスイッチを介して接続された第1の接地部とを備えたプラズマ処理装置のクリーニング方法であって、
    前記処理室にガスを導入および排気することで、前記処理室内が所定の圧力になるように調整する工程(a)と、
    前記工程(a)の後、前記第1のスイッチをオンにして、前記整流板と前記第1の接地部とを電気的に接続した状態で、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(b)と、
    前記工程(b)の後、前記第1のスイッチをオフにして、前記整流板を電気的にフローティング状態にすることで、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(c)とを備えているプラズマ処理装置のクリーニング方法。
  7. 前記下部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有しており、
    前記工程(c)は、前記整流板の上面と前記下部電極の上面との高さの差が小さくなるように、前記下部電極を前記処理室の下方へ移動させる工程を含んでいる請求項に記載のプラズマ処理装置のクリーニング方法。
  8. 前記上部電極よりも上方に配置され、前記処理室内の、前記上部電極の側面を囲む領域に設けられたカバーリングと、前記カバーリングに第2のスイッチを介して接続された第2の接地部とをさらに備えており、
    前記工程(b)および前記工程(c)では、前記第2のスイッチをオンにして、前記カバーリングと前記第2の接地部とを電気的に接続した状態で、前記処理室内をクリーニングし、
    前記第1のスイッチをオンにして前記整流板と前記第1の接地部を電気的に接続し、且つ、前記第2のスイッチをオフにして、前記カバーリングを電気的にフローティング状態にすることで、前記上部電極と前記下部電極との間に高周波電力を加えて前記ガスをプラズマ化させ、前記処理室内をクリーニングする工程(d)をさらに備えている請求項6または7に記載のプラズマ処理装置のクリーニング方法。
  9. 前記上部電極は、前記処理室内において上下に移動する駆動機構を有しており、
    前記工程(d)は、前記カバーリングの下面と前記上部電極の下面との高さの差が小さくなるように、前記上部電極を前記処理室の上方に移動させる工程を含んでいる請求項に記載のプラズマ処理装置のクリーニング方法。
  10. 前記下部電極上に搭載された基板に対してエッチング処理を行う工程をさらに備えている請求項6〜9のうちいずれか1つに記載のプラズマ処理装置のクリーニング方法。
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