JP4754355B2 - 半導体集積回路及びその半導体集積回路を含んだ半導体システム - Google Patents

半導体集積回路及びその半導体集積回路を含んだ半導体システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路、特に、その内部に備える論理回路の故障検出に関するものである。
一般に、高い信頼性が要求される半導体集積回路においては、その出荷前には入念な故障検査が行われて、確実に正常動作する半導体集積回路のみが製品化される。しかし、このような半導体集積回路であっても、出荷後に経年劣化等に起因して故障が生じる場合がある。
このような経年劣化等に起因する半導体集積回路の故障の検出方法として、従来、特許文献1に記載された技術がある。この技術は、半導体集積回路に内蔵される故障検査対象の論理回路とは別途に、この論理回路と同一構成の論理回路をミラー回路として設け、この両論理回路の出力同士を比較して、その出力結果同士が異なる場合にエラーと判定している。この故障検出方法は、ミラー回路手法と呼ばれている。
特開平11−305991号公報
しかしながら、前記従来のミラー回路手法では、故障検査の対象としている論理回路と同一の論理回路を別途設ける必要があり、そのため、回路面積が増大してしまうという問題がある。
本発明は、前記問題を解決するものであり、その目的は、半導体集積回路に備える論理回路の故障を検出する場合に、ミラー回路を設けず、回路規模の小さい回路で故障検出用の判定基準を生成することにある。
前記目的を達成するために、本発明では、故障検査の対象の論理回路の特定の状態、例えば重要な機能等を行っている状態に限って故障検査すれば、経年劣化に起因する故障の検査としてはほぼ十分であるとして、その重要な機能等の特定の状態のみを、検査対象の論理回路とは異なる論理で小規模で生成し、その生成した回路の出力信号を判定基準として検査対象の論理回路の出力信号の異常を検出することとする。
すなわち、請求項1記載の発明の半導体集積回路は、少なくとも所定出力信号を出力する論理回路と、前記論理回路の論理とは異なる論理で、且つ前記論理回路の回路規模よりも小さい回路規模で、前記所定出力信号に対する判定基準を生成する生成回路と、前記生成回路により生成された判定基準を受け、この判定基準に基づいて、前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出し、この異常の検出時に前記論理回路の故障と判定してエラー信号を出力する判定回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記生成回路は、前記論理回路の論理のうちの一部の論理と同じ論理で前記判定基準を生成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記生成回路は、前記論理回路の論理とは全く異なる論理で前記判定基準を生成することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の半導体集積回路において、前記生成回路は、前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出すべき期間を指定する判定期間信号をも生成し、前記判定回路は、前記判定期間信号の出力時においてのみ、前記生成回路の判定基準に基づいて前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1〜4の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記論理回路からの所定出力信号に代えて前記生成回路により生成された判定基準を前記所定出力信号として外部出力する変換回路を備えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体集積回路において、前記論理回路を動作させるCPUと、前記判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記CPUの動作を停止させる割込回路とを備えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明の半導体システムは、前記請求項1〜6の何れか1項に記載の半導体集積回路と、前記半導体集積回路に備える論理回路を動作させるCPUと、前記半導体集積回路に備える判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記CPUの動作を停止させる割込回路とを備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明の半導体集積回路は、複数種類の信号が入力される論理回路と、前記複数種類のうち一部の信号のみが入力される生成回路と、前記論理回路の出力信号及び前記生成回路の出力信号を入力とし、前記論理回路の出力信号と前記生成回路の出力信号とが不一致の場合はエラー信号を出力する判定回路とを備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項8記載の半導体集積回路において、前記生成回路は、所定信号の入力時にのみ、前記論理回路からの所定出力信号の出力に応じて信号を出力することを特徴とする。
以上により、請求項1〜9記載の発明では、検査対象の論理回路が例えば重要な機能等の特定の状態となって所定出力信号を出力する際には、この所定出力信号の判定基準が生成回路から生成されて出力され、その判定基準に基づいて判定回路が所定出力信号の異常を検出し、その異常検出時にエラー信号が出力されることになる。
ここで、生成回路は、検査対象の論理回路の論理とは異なる論理で生成されていて、検査対象の論理回路からの所定判定信号に対する判定基準のみを生成する小規模回路に構成できるので、従来のようにミラー回路を使用することなく、検査対象の論理回路の故障を実際上支障なく判定することが可能である。
特に、請求項4記載の発明では、生成回路から判定期間信号が出力されている判定期間でのみ、判定回路は判定基準に基づいて検査対象の論理回路からの所定出力信号の異常を検出するので、その判定期間以外の期間では生成回路が誤って判定基準を生成しても問題がない。従って、その判定期間以外の期間では判定基準が必ず生成されないよう保証する複雑な構成の生成回路を設ける場合に比して、生成回路の構成を簡易にでき、より一層に生成回路を小規模にできる。
以上説明したように、請求項1〜9記載の発明によれば、ミラー回路を使用せず、判定基準を生成する小規模の生成回路でもって検査対象の論理回路の経年劣化等に起因する故障検出を行うことができるので、検査対象の論理回路の経年劣化等に起因する故障検出を最小限の面積増加及び電力増加でもって行うことが可能である。
特に、請求項4記載の発明によれば、生成回路の判定基準に基づく論理回路の所定出力信号の異常検出を判定期間でのみ行う構成としたので、生成回路の規模をより一層に小規模にできる効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1及び図3は、本発明の第1の実施形態の半導体集積回路のブロック図を示す。
同図において、半導体集積回路10の内部には、故障検査の対象となる論理回路11と、この論理回路11と並列にこの論理回路11の故障の判定に用いる判定基準を生成する生成回路12とが配置される。
最初に、前記検査対象の論理回路11の構成を説明する。図2は、前記論理回路11内にあるステートマシンのバブルチャートを示す。このステートマシンは、IDLE状態の際にE信号が入力された時に状態STATE_C1に遷移し、F信号が入力された時に状態STATE_D1に遷移する。更に、状態STATE_C4においてG信号が入力された時にはIDLE状態に遷移する。前記G信号が入力されるのは、状態STATE_C4に対する場合のみである。
図3において、論理回路11内のステートマシンPは、前記図2に示したバブルチャートの全ての遷移を満たす回路である。一方、生成回路12内のステートマシンQは、図2のバブルチャートの左半分であるIDLE状態から状態STATE_C1〜STATE_C4の遷移部分が論理回路11の機能上重要である場合に、これ等の左半分の遷移部分のみを満たす回路である。即ち、生成回路12の論理は、検査対象の論理回路11の論理とは異なって、論理回路11の全ての論理のうち一部の論理と同じ論理を持つ。
図3に具体的に示した半導体集積回路10には、6つの入力信号E〜Jが入力され、検査対象の論理回路11には、その全ての入力信号E〜Jが入力される一方、生成回路12では、図2のバブルチャートの左半分であるIDLE状態からSTATE_C1〜STATE_C4の遷移部分に対応する入力信号E、G〜Jのみが入力され、信号Fは入力されない。更に、図3の生成回路12には、ステートマシンQの他に、フリップフロップ回路12aと、4個の2入力のAND回路12bとが備えられる。前記AND回路12bは、図2に示したバブルチャートの左半分の遷移部分に対応する4つの入力信号E及びH〜Jが各々入力される。また、前記フリップフロップ回路12aは、信号Eがアサートされた時にセットされ、信号Gがアサートされた時にリセットされる。このフリップフロップ回路12aの出力は、前記4個のAND回路12bに共通に入力されている。前記4個のAND回路12bの出力及び信号Gとが前記ステートマシンQに入力される。
前記フリップフロップ回路12a及び4個のAND回路12bにより、信号Eの入力後は、この信号E及び信号H、I、JのステートマシンQへの入力を許容して、ステートマシンQをIDLE状態からSTATE_C1〜STATE_C4の状態へ遷移させた後、信号Gの入力時には、前記信号E、H〜JのステートマシンQへの入力を禁止して、ステートマシンQをSTATE_C4状態からIDLE状態に遷移させる構成としている。従って、ステートマシンQは、信号Gの入力時には、検査対象の論理回路11のIDLE状態において、この論理回路11から出力信号(所定出力信号)outが出力される際に、その出力信号outに対する判定基準Sを出力する。
尚、前記フリップフロップ回路12a及び4個のAND回路12bは、例えば入力信号Jが図2のバブルチャートの右半分での遷移の何れかを行わせる信号でもある場合等には、ステートマシンQが信号Gの入力時(判定基準Sの本来の出力時)以外の際に誤って判定基準Sを生成して出力する誤動作を防止するためである。
前記論理回路11の出力信号outと前記生成回路12からの判定基準Sとは、判定回路13に入力される。この判定回路13は、2入力のAND回路13aを有し、そのAND回路13aの一方の入力側には、前記生成回路12からの判定基準Sが、他方の入力側には前記論理回路11の出力信号outを反転させた反転出力信号が入力され、それら2つの信号の論理積を判定結果として出力する。このAND回路13aにより、論理回路11の出力信号outと生成回路12の判定基準Sとが一致する場合には論理値0がAND回路13aから出力され、一方、前記両信号が不一致の場合には、論理値1のエラー信号ErがAND回路13aから出力されて、前記論理回路11の経年劣化等に起因する故障が検出される。
前記判定回路13からのエラー信号Erは、変換回路14と割込回路15とに送られる。変換回路14では、前記判定回路13のエラー信号Erがセレクタ回路14aに入力される。このセレクタ回路14aは、判定回路13からエラー信号Erがアサートされていない論理値0のときには、論理回路11の出力信号outを選択して出力する。一方、エラー信号Erが論理値1でアサートされたときには、論理回路11の出力信号outに代えて、生成回路12の判定基準Sを選択して出力する。これにより、論理回路11からの出力信号outの異常時、即ち、論理回路11の経年劣化等に起因する故障時には、生成回路12からの判定基準S(論理回路11が出力すべき正しい出力信号out)が半導体集積回路10から外部に出力される。
前記割込回路15は、前記判定回路13からのエラー信号Erがアサートされた論理回路11の故障検出時には、そのエラー信号Erを受けて、論理回路11の動作を制御するCPU16に対して、そのCPU16の動作を停止させる割込ルーチンを動作させる信号をCPU16に出力する。CPU6は、前記割込回路15から信号を受けて、その割込ルーチンの終了と同時に動作を停止する。従って、論理回路11の故障に伴う誤動作が未然に防止される。
本実施形態では、判定基準Sを生成する生成回路12は、論理回路11の図2に示したバブルチャートの論理の全部でなく、その左半分の論理で構成されているので、従来のように論理回路11と同一構成のミラー回路を別途設ける場合に比して小規模となり、検査対象の論理回路11の経年劣化等に起因する故障を小規模で実際上支障なく判定することが可能である。
(変形例)
前記第1の実施形態では、論理回路の機能が重要な機能とそれほど重要でない機能とに明確に分類される場合に、重要な機能のみについて経年劣化等に起因する故障を判定して、回路規模を削減した。
しかし、本発明は、論理回路の機能が重要な機能のみを他とは明確に分離して切り出せる場合に限らず、例えば、論理回路が種々の一連の機能を実現する場合に、それ等の機能内に含まれる重要な機能のみについて故障を判定する場合にも同様に適用可能である。以下、この場合における一例を説明する。
図4は、検査対象の論理回路20のブロック図を示す。また、図5は判定基準を生成する生成回路21のブロック図を示す。図4の論理回路20は、エラー検出回路20dと、Bフォーマット検出回路20eと、Cフォーマット検出回路20fと、終了検出回路20gとから構成される。この論理回路20では、入力信号Aが入力されると、その入力信号Aに応じて前記4つの回路20d〜20gが所定の処理を行って、各々出力信号E、Bout、Cout及びFを出力する。具体的に例示して説明すると、例えば、入力信号Aが4’b0000の値の場合には、エラー検出回路20dは入力信号Aがエラーであると検出して出力信号Eをアサートする。また、入力信号Aが4’b0101の値の場合には、Bフォーマット検出回路20eは入力信号AがBフォーマットであると検出して出力信号Boutをアサートする。更に、入力信号Aが4’b1010の値の場合には、Cフォーマット検出回路20fは入力信号AがCフォーマットであると検出して出力信号Coutをアサートする。また、入力信号Aが4’b1111の値の場合には、終了検出回路20gは終了を検出して出力信号Fをアサートする。
一方、図5の生成回路21は、前記論理回路20がその機能を実現する上で重要な処理を行うエラー検出回路21d及び終了検出回路21gのみを抽出した回路で構成される。この生成回路21では、入力信号Aが4’b0000の値の場合には、エラー検出回路21dは入力信号Aがエラーであると検出して出力信号E’をアサートし、入力信号Aが4’b1111の値の場合には、終了検出回路21gは終了を検出して出力信号F’をアサートする。生成回路21は、入力信号Aが前記の2つの値以外の場合には、何も出力しない。
本変形例では、論理回路20のエラー検出回路20dからの出力信号Eと生成回路21のエラー検出回路21dからの出力信号E’とが図3の判定回路13で一致判定されると共に、論理回路20の終了検出回路20gからの出力信号Fと生成回路21の終了検出回路21gからの出力信号F’とが判定回路13で一致判定されて、論理回路20の経年劣化等に起因する故障が判定される。
従って、本変形例においても、論理回路20の機能のうち重要な機能であるエラー検出回路20d及び終了検出回路20gのみについて故障を判定するので、生成回路21の回路規模を有効に削減することが可能である。
尚、本変形例では、論理回路20のエラー検出回路20dと生成回路21のエラー検出回路21dとは相互に同一の論理であり、また論理回路20の終了検出回路20gと生成回路21の終了検出回路21gとは相互に同一の論理であるとして説明したが、本発明は、その他、生成回路21の構成として、単にその入力信号Aと出力信号E’及び出力信号F’との関係が、論理回路20の入力信号Aと出力信号E及び出力信号Fとの関係と同一であるという制約のみを満たすように、論理回路20の論理とは全く異なる論理で別個独立に設計しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の半導体集積回路について説明する。
図6は、本実施形態における半導体集積回路40のブロック図を示す。同図に示す半導体集積回路40は、第1の実施形態と同様に、検査対象の論理回路41と、判定基準Sを生成する生成回路42と、判定回路43とを備える。
前記検査対象の論理回路41の内部構成の一具体例を図7に示す。同図の論理回路41は、1bitの8個のフリップフロップ回路41a〜41hを有する8bitのレジスタ回路により構成される。前記各フリップフロップ回路41a〜41hは、共通にリセット信号を受けてリセットされ、レジスタ値として8ビットが全て0値の「8’h00」に初期化される。
一方、図6に示した生成回路42は、論理回路41が図7に示した8bitのレジスタ回路である場合に、そのレジスタ回路のリセット状態が重要であるときに、判定基準としての期待値Sとして、図7の8bitのレジスタ回路の論理とは全く異なる「8’h00」の固定値を出力する論理で構成される。
更に、前記生成回路42は、入力信号としてリセット信号を受けた時にはこのリセット信号を判定期間信号Tとして出力したり、又は複数の入力信号に基づいて論理回路41をリセットすべき初期化条件を検出した際には、リセット信号を判定期間信号Tとして生成し、出力する。このリセット信号(判定期間信号)Tは図7に示したリセット信号として、論理回路41の8個のフリップフロップ回路41a〜41hに共通に入力される。従って、前記判定期間信号(リセット信号)Tは、図7の論理回路41がリセット状態にある時に出力される所定出力信号out、即ち、8ビットが全て0値の「8’h00」である出力信号の異常を検出すべき期間(具体的には、リセット状態)を指定する。
また、前記判定回路43は、AND回路43aと、exclusive OR回路43bとを備える。前記exclusive OR回路43bには、論理回路41からの出力信号outと、前記生成回路42からの判定基準(期待値)Sとが入力され、その排他的論理和された出力信号は、前記AND回路43aに入力される。このAND回路43aには、更に、前記生成回路42から出力された判定期間信号Tが入力される。このAND回路43aの出力信号は、判定回路43の出力信号(エラー信号Er)として変換回路44及び割込回路45へ出力される。
前記判定回路43の構成では、故障判定すべき期間(リセット状態)では、判定期間信号Tは論理値1の信号として出力され、この判定期間信号Tが判定回路43のAND回路43aの一方の入力側に入力されるので、このAND回路43aの出力は他方の入力側の入力信号、即ち、exclusive OR回路43bの出力信号に依存する。従って、論理回路41の出力信号outと期待値S(「8’h00」)とが一致する場合は、exclusive OR回路43bの出力は論理値0となって、判定回路43からのエラー信号Erはネゲートされ、一方、論理回路41の出力信号outと期待値Sとが不一致の場合には、exclusive OR回路43bの出力が論理値1となって、判定回路43からエラー信号Erがアサートされる。
一方、故障判定しない期間(非リセット状態)では、判定期間信号Tの論理値は0として出力されるので、判定回路43のAND回路43aの出力であるエラー信号Erは、exclusive OR回路43bの出力論理値に関係なく、常に論理値0となって、ネゲートされた状態となる。
従って、本実施形態では、判定期間信号(リセット信号)Tが出力されたリセット状態に限って、判定回路43からのエラー信号Erの出力が可能になり、この可能状態において、検査対象の論理回路41からの所定出力信号outと生成回路42で生成された期待値S(「8’h00」)とが不一致となると、判定回路43からエラー信号Erがアサートされて、論理回路41の出力信号outの異常が検出され、半導体集積回路40の経年劣化等に起因する故障が発見される。
ここに、生成回路42は、図7に示した論理回路41の論理とは全く異なって、「8’h00」の固定値を出力する論理でもって判定基準Sを生成するので、論理回路41よりも回路規模が極めて小規模で済む。
しかも、判定回路43からのエラー信号Erの出力の可能期間が判定期間信号Tの出力されたリセット状態に限定されているので、生成回路42は判定基準Sを判定期間以外の期間(非リセット状態)で生成しないよう保証する複雑な構成を付加する必要がない。従って、生成回路42の構成を一層に簡易にでき、生成回路42をより一層小規模にできる。図6に示した変換回路44、割込回路45及びCPU46は図1に示した構成と同様であるので、その説明を省略する。
尚、本実施形態では、判定期間信号Tにより判定回路43からのエラー信号Erの出力の可能期間を制限したが、本発明はこれに限定されず、例えば、期間判定信号により生成回路42での判定基準Sの生成動作の期間を制限しても良い。この場合には、生成回路42は常時動作せず、判定期間信号Tの出力中にだけ動作するので、低消費電力となる。
尚、本実施形態では、論理回路41のリセット状態が重要な機能である場合に、生成回路42を、「8’h00」の固定値を出力する論理で構成したが、その他、論理回路41のセット状態が重要な機能である場合には、そのセット状態での出力信号を固定値として出力する論理を生成回路42として構成しても良いのは勿論である。
また、前記第1及び第2の実施形態では、生成回路12、42、判定回路13、43、変換回路14、44、割込回路15、45及びCPU16、46は、論理回路11、41と同一の半導体集積回路内に備えたが、本発明はその他、これ等が他の半導体集積回路内に備えられていて、論理回路を含む半導体集積回路と生成回路等を含む半導体集積回路とにより構成される半導体システムとなる場合も含まれるのは、勿論である。
(第3の実施形態)
図8は、第1の実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムを車のエンジン制御システムとして使用した場合の一例を示す。
このエンジン制御システムは、半導体集積回路10内の論理回路11の経年劣化等に起因する故障が検出されると、表示部にエラー信号Erを送って半導体集積回路10の故障を表示すると共に、駆動系からの速度情報を基にエンジンの回転数を徐々に下げ、更にブレーキ制御を行って、安全に車を停止させる。
(第4の実施形態)
図9は、第1の実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムをロボットのモーター制御システムとして使用した場合の一例を示す。
このモーター制御システムは、半導体集積回路10内の論理回路11の経年劣化等に起因する故障が検出されると、表示部にエラー信号Erを送って半導体集積回路10の故障を表示すると共に、モーターの動作を停止させて、ロボットを停止させることができる。
(第5の実施形態)
図10は、第1の実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムを防犯管理システムとして使用した場合の一例を示す。
この防犯管理システムは、家庭の防犯装置に設けた半導体集積回路10内の論理回路11の経年劣化等に起因する故障が検出されると、防犯装置に設けた表示部にエラー信号Erを送って、半導体集積回路10を内蔵する防犯装置の故障を表示させると共に、防犯管理システムの故障受信部にもエラー信号Erを送って防犯装置の故障を知らせる。
(第6の実施形態)
図11は、第1の実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムをATM管理システムとして使用した場合の一例を示す。
ATM内に備えた半導体集積回路10の論理回路11で故障が検出されると、ATM内の表示部にエラー信号Erを送って半導体集積回路10の故障を表示させると共に、ATMを管理している銀行内の管理システムの故障受信部にもエラー信号Erを送ってATMが故障したことを知らせる。
(第7の実施形態)
図12は、第1の実施形態の半導体集積回路を含む半導体システムをホームネットワークシステムとして使用した場合の一例を示す。
本実施形態では、電話、テレビ、DVD、パソコン等の家電製品には、各々、半導体集積回路10を含んだホームネットワークシステムNが搭載されている(同図では、電話内のホームネットワークシステムNのみを図示している)。これ等のホームネットワークシステムは、ホームネットワーク制御システムCにより制御される。例えば、電話に搭載されている半導体集積回路10で故障が検出されると、ホームネットワーク制御システムCに電話が故障したことが通知され、その通知を受けたホームネットワーク制御システムCは、表示部に電話が故障であることを表示すると共に、電話を使用する制御を行えなくする。この場合、電話を使用しない制御であるならば、その実行は可能である。
尚、前記第3〜第7の実施形態では、半導体システムに含まれる半導体集積回路を図1又は図3に示した半導体集積回路10としたが、図6に示した半導体集積回路40としても良いのは勿論である。
以上説明したように、本発明は、検査対象の論理回路の経年劣化等に起因する故障検出を、ミラー回路を使用せず、判定基準を生成する小規模の生成回路でもって行うことができるので、内蔵する論理回路の経年劣化等に起因する故障検出を面積増加少なく且つ電力消費少なく行う半導体集積回路として有用である。
本発明の第1の実施形態の半導体集積回路を示すブロック図である。 同半導体集積回路に備える論理回路のステートマシンのバブルチャートを示す図である。 同半導体集積回路の具体的構成を示す図である。 同半導体集積回路に備える論理回路の具体例を示す図である。 図4に示した論理回路の出力信号に対する判定基準信号を生成する生成回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の半導体集積回を示すブロック図である。 同半導体集積回路に備える論理回路の具体的構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の半導体システムを示す図である。 本発明の第4の実施形態の半導体システムを示す図である。 本発明の第5の実施形態の半導体システムを示す図である。 本発明の第6の実施形態の半導体システムを示す図である。 本発明の第7の実施形態の半導体システムを示す図である。
符号の説明
10、40 半導体集積回路
11、20、41 論理回路
12、21、42 生成回路
13、43 判定回路
14、44 変換回路
15、45 割込回路
16、46 CPU
S 判定基準信号(判定基準)
T 判定期間信号
Er エラー信号

Claims (9)

  1. 少なくとも所定出力信号を出力する論理回路と、
    前記論理回路の論理とは異なる論理で、且つ前記論理回路の回路規模よりも小さい回路規模で、前記所定出力信号に対する判定基準を生成する生成回路と、
    前記生成回路により生成された判定基準を受け、この判定基準に基づいて、前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出し、この異常の検出時に前記論理回路の故障と判定してエラー信号を出力する判定回路とを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記生成回路は、前記論理回路の論理のうちの一部の論理と同じ論理で前記判定基準を生成する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記生成回路は、前記論理回路の論理とは全く異なる論理で前記判定基準を生成する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 前記請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記生成回路は、前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出すべき期間を指定する判定期間信号をも生成し、
    前記判定回路は、前記判定期間信号の出力時においてのみ、前記生成回路の判定基準に基づいて前記論理回路からの所定出力信号の異常を検出する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 前記請求項1〜4の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記論理回路からの所定出力信号に代えて前記生成回路により生成された判定基準を前記所定出力信号として外部出力する変換回路を備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  6. 前記請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体集積回路において、
    前記論理回路を動作させるCPUと、
    前記判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記CPUの動作を停止させる割込回路とを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 前記請求項1〜6の何れか1項に記載の半導体集積回路と、
    前記半導体集積回路に備える論理回路を動作させるCPUと、
    前記半導体集積回路に備える判定回路からエラー信号が出力された時、このエラー信号を受けて、前記CPUの動作を停止させる割込回路とを備えた
    ことを特徴とする半導体システム。
  8. 複数種類の信号が入力される論理回路と、
    前記複数種類のうち一部の信号のみが入力される生成回路と、
    前記論理回路の出力信号及び前記生成回路の出力信号を入力とし、前記論理回路の出力信号と前記生成回路の出力信号とが不一致の場合はエラー信号を出力する判定回路とを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  9. 前記請求項8記載の半導体集積回路において、
    前記生成回路は、所定信号の入力時にのみ、前記論理回路からの所定出力信号の出力に応じて信号を出力する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
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