JP4753820B2 - 高圧蒸気滅菌器 - Google Patents

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Description

本発明は、主として病院等に設置して医療用器具等の被滅菌物を高圧蒸気下で滅菌する
高圧蒸気滅菌器に関する。
滅菌器本体内に設けた上面開口のチャンバーと、前記滅菌器本体の上部に開閉自在に支
持された蓋ハウジングに前記チャンバーの上面開口を密閉する蓋を備え、前記チャンバー
内に収納された被滅菌物を高圧蒸気下で滅菌する高圧蒸気滅菌器において、前記滅菌器本
体の前面底部に足踏み式ペダルを設け、このペダルの操作によって蓋を開くようにしたも
のがある。(特許文献1参照)。
特開2005−6927号公報
この特許文献1の構成では、ペダルを足で踏むことによって蓋を開くことができるため
、手が塞がれている状態での操作性が向上するが、蓋が確実に閉じた状態で滅菌工程を開
始するような安全運転についての技術が開示されていない。
本発明は、この点に鑑み、蓋が確実に閉じた状態での運転開始となるように、安全面に
配慮した高圧蒸気滅菌器を提供するものである。
請求項1の高圧蒸気滅菌器は、滅菌器本体内に設けた上面開口のチャンバーと、前記滅菌器本体の上部に後部がヒンジ部で開閉自在に支持された蓋ハウジングと、該蓋ハウジングに設けられ、前記チャンバーの上面開口を密閉するための蓋と、前記チャンバーの上面開口を密閉するロック状態に蓋を保持するロック手段とを備え、前記ロック手段は、滅菌器本体の前側上部に少なくとも左右に離間して配置されるロックアームと、該ロックアームを回動可能に支持する軸部と、前記ロックアームの上部に形成され、前記蓋に形成した係止部に係止する爪部と、前記ロックアームを爪部が係止部に係止するロック状態の方向へ付勢するバネと、前記爪部の上面に傾斜して形成され、前記蓋の係止部が当接して前記蓋ハウジングが閉じられることに伴ってバネの付勢力に抗してロックアームを回動させる傾斜面とを有し、前記ロックアームをロック状態から非ロック状態に回動させるための操作取っ手を設け、前記蓋ハウジングの前側左右の箇所に、前記滅菌器本体に対して前記蓋ハウジングが正規の閉じた状態(前記蓋が前記チャンバーの上面開口を密閉する状態)になったことを検出する複数の閉蓋検出スイッチを備え、前記高圧蒸気滅菌器の運転開始時に前記閉蓋検出スイッチの全てが検出していないときは、運転を開始しないことを特徴とする。
発明の高圧蒸気滅菌器は、第1発明において、前記蓋ハウジングには、前記閉蓋検出スイッチのそれぞれに対応してコイルバネによって前記蓋ハウジングの下方に延出する状態に付勢された上下動可能な作動棒を備え、前記蓋ハウジングが正規の閉じた状態において、これら作動棒の下端が滅菌器本体の上壁に当接して前記コイルバネに抗して押し上げられることにより、前記閉蓋検出スイッチのそれぞれがON又はOFFとなって閉蓋状態を検出することを特徴とする。
発明の高圧蒸気滅菌器は、第1発明または第2発明において、前記滅菌器本体には高圧蒸気滅菌器全体の統括制御を行う主制御部を設け、前記蓋ハウジングには前記主制御部とデータ(情報又は信号)の授受を行なうと共に前記主制御部の制御の下に動作する副制御部を備え、動作条件や動作モードを設定する設定部と表示部を備えた操作部が前記蓋ハウジングに配置され、前記操作部と前記閉蓋検出スイッチが前記副制御部に接続され、前記主制御部と前記副制御部によって高圧蒸気滅菌器の運転制御を行うことを特徴とする。
発明の高圧蒸気滅菌器は、第発明において、前記主制御部と前記副制御部は、マイクロコンピュータ構成による制御手段であり、2本の電源ラインと、2本のデータ送受信ラインと、1本のクロックパルスラインと、1本のリセットラインで接続されたことを特徴とする。
第1発明において、複数の閉蓋検出スイッチをヒンジ部とは反対側である前記蓋ハウジングの前部に設けるため、蓋ハウジングが偏って閉じられる等、正規の閉じられ方をしていない場合、閉蓋検出スイッチの一つが正規の閉じた状態を検出していないこととなって、運転を開始しないため、運転開始時の安全確保が更に向上したものとなる。また、一方のスイッチが故障して閉蓋検出状態となった場合でも、他方の閉蓋検出スイッチが正規の閉蓋状態を検出していないこととなって、運転を開始しないため、運転開始時の安全確保が更に向上したものとなる。複数の閉蓋検出スイッチを設けるため、蓋ハウジングが偏って閉じられる等、正規の閉じられ方をしていない場合には、閉蓋検出スイッチの一方によってその状態を検出できるため、運転開始時の安全確保が向上したものとなる
発明は、上下動可能な作動棒によって、蓋ハウジングが正規の閉じた状態か否かが的確に検知できることとなり、蓋ハウジングが偏って閉じられる等、正規の閉じられ方をしていない場合の検出が正確となり、閉蓋検出スイッチの一つが正規の閉じた状態を検出していないときは、運転を開始しないことにより、運転開始時の安全確保がより向上したものとなる。
発明は、滅菌器本体に設けた主制御部の統括制御の下で、蓋ハウジングに設けた操作部の制御と閉蓋検出スイッチの動作検知を副制御部で行う分担制御方式が採用できるため、蓋ハウジングに動作モード等の設定部と表示部を備えた操作部を配置して、操作性の向上等を図る構成を採用することに適したものとなる。
発明は、滅菌器本体側の主制御部と蓋ハウジング側の副制御部は、マイクロコンピュータ制御方式による分担制御方式によるものであり、ライン数が限られた本数で接続されることによって、配線が簡素化され、組み立てし易い構成となる。
本発明の高圧蒸気滅菌器は、滅菌器本体内に設けた上面開口のチャンバーと、前記滅菌
器本体の上部に開閉自在にヒンジ部で支持された蓋ハウジングに前記チャンバーの上面開
口を密閉する蓋を備え、前記チャンバー内に収納された被滅菌物を高圧蒸気下で滅菌する
高圧蒸気滅菌器において、前記滅菌器本体に対して前記蓋ハウジングが正規の閉じた状態
(前記蓋が前記チャンバーの上面開口を密閉する状態)になったことを検出する複数の閉
蓋検出スイッチを備え、前記高圧蒸気滅菌器の運転開始時に前記閉蓋検出スイッチの全て
が検出していないときは、運転を開始しないものであり、本発明の実施例を以下に記載す
る。
本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の正面斜視図
、図2は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋を開けた状態の正面斜視図、図3は本発明に係
る高圧蒸気滅菌器の滅菌器本体のカバーを外し蓋を開けた状態の正面斜視図、図4は本発
明に係る高圧蒸気滅菌器の配管系統図、図5は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の工程動作図
、図6は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋のロック手段を断面で示す側面図、図7は本発
明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋のロック手段と閉蓋検出スイッチ部分と操作取っ手のロック
装置の部分を示す正面斜視図、図8は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の閉蓋検出スイッチ部
分と操作取っ手のロック装置の部分を示す正面斜視図、図9は本発明に係る高圧蒸気滅菌
器の操作取っ手部分と蓋のロック手段と閉蓋検出スイッチ部分を示す平面図、図10は本
発明に係る高圧蒸気滅菌器の操作取っ手部分と蓋のロック手段と操作取っ手のロック装置
と閉蓋検出スイッチ部分を示す正面斜視図、図11は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の操作
部を示す平面図、図12は本発明に係る高圧蒸気滅菌器の制御部を示すブロック図である。
図1乃至図3において、1は本発明の高圧蒸気滅菌器である。高圧蒸気滅菌器1は、滅
菌器本体2と、滅菌器本体2の上部に後部が開閉自在にヒンジ部18で支持された蓋ハウ
ジング3を備え、滅菌器本体2内には上面開口4Aを有する有底円筒形状のチャンバー4
を配置し、蓋ハウジング3にはチャンバー4の上面開口4Aを密閉するための蓋5を備え
ている。チャンバー4内に被滅菌物を収納し、蓋ハウジング3を閉じて蓋5がチャンバー
4の上面開口4Aを密閉した状態において、高圧蒸気滅菌器1を運転して、チャンバー4
内を高温高圧状態とし、被滅菌物の滅菌が行なわれる。蓋5によってチャンバー4の上面
開口4Aを良好な密閉状態とするために、蓋5の下端開口周縁には環状体5Aが取り付け
られ、環状体5Aがチャンバー4の上面開口4Aの上端部分に覆い被さる状態となる。
チャンバー4内が高温高圧状態となるため、蓋5による密閉状態の確保が重要である。
このため、チャンバー4の上面開口4Aを密閉するロック状態に蓋5を保持するロック手
段LKを滅菌器本体2の前部に設け、また蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを密閉する
状態になったことを検出するために、閉蓋検出スイッチ7を、蓋ハウジング3に備えてい
る。
前記ロック手段LKは、図6及び図7に示すように、蓋5に対してロック状態と非ロッ
ク状態に回動するロックアーム10を備えている。蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを
確実に密閉するロック状態となるように、ロック手段LKは、滅菌器本体2の上部に少な
くとも左右に離間して配置されている。このため、ロック手段LKは、複数のロックアー
ム10が左右に間隔を存して設けられ、実施例では、ヒンジ部18とは反対側の位置とな
る前側部分において、滅菌器本体2の上部の左右の箇所にロックアーム10A、10Bを
備えている。各ロックアーム10A、10Bは、その中間部が、チャンバー4の側面から
並行に延びる支持部9に軸部8で回動可能に支持され、上壁2Aの孔2A1を貫通して上
方へ突出した各ロックアーム10A、10Bの上部には、蓋5の周縁部に設けた係止部1
1、11にそれぞれ係止する爪部10A1、10B1を形成している。そして、各ロック
アーム10A、10Bは、それぞれ一端が支持部9に係止し他端がロックアーム10A、
10Bに係止して軸部8に巻回されたコイルバネ19、19によって、爪部10A1、1
0B1がそれぞれ係止部11、11に係止するロック状態の方向へ付勢されている。孔2
A1は、半径方向に蛇腹形状の弾性材54によって塞がれている。なお、支持部9は滅菌
器本体2の上壁2Aから垂下した状態に設けることもできる。
図8乃至図10に示すように、蓋ハウジング3は、前面側に手で握ることによって前方
に移動してロックアーム10A、10Bをロック状態から非ロック状態に回動させるため
の操作取っ手12を備えている。操作取っ手12は、ヒンジ部18とは反対側である蓋ハ
ウジング3の前面部に設けられ、操作取っ手12は、蓋ハウジング3の前面側に突出形成
した固定の握り取っ手部3Aの内側において、操作取っ手12と握り取っ手部3A内の基
材3A1との間に配置したコイルバネ13によって、操作取っ手12が後方へ付勢された
状態で固定の握り取っ手部3Aに組み合わされている。操作取っ手12は、後方へ延びた
左右辺に連結した板体の作用部17を備えており、作用部17は、蓋ハウジング3内の固
定部に立設した左右のガイドピン16が遊嵌される前後方向の長孔15を左右位置に形成
し、蓋ハウジング3内を前後にスライドするよう設けられている。蓋ハウジング3内にお
ける作用部17の支持は、蓋ハウジング3内を前後にスライドするように、握り取っ手部
3A内の基材3A1の左右辺3A11又は蓋ハウジング3内に水平方向に設けた支持基材
14に載置されている。実施例では、作用部17は、握り取っ手部3A内の基材3A1の
左右辺3A11に載置され、基材3A1の左右辺3A11に左右のガイドピン16を立設
している。また、作用部17の左右部には、左右のロックアーム10を回動作動するよう
、左右のロックアーム10A、10Bの上端部に形成した係止部10A3、10B3の後
ろ側に対応する作用腕17A、17Bを備えている。
各ロックアーム10A、10Bは、コイルバネ19によって、爪部10A1、10B1
が係止部11、11に係止するロック状態の方向へ付勢されている。このため、滅菌器本
体2に対して蓋ハウジング3を開いた状態から正規の閉じる状態(蓋5がチャンバー4の
上面開口4Aを閉じる状態)に操作したとき、蓋5の係止部11、11は、ロックアーム
10A、10Bの爪部10A1、10B1の上面に内側に低く傾斜した傾斜面10A4、
10B4に当接し、蓋ハウジング3が閉じられることに伴って、係止部11、11が傾斜
面10A4、10B4を押す作用によって、コイルバネ19の作用力に抗して、ロックア
ーム10A、10Bの爪部10A1、10B1が外方へ逃げるように、ロックアーム10
A、10Bが回動する。この作用によって、係止部11、11が爪部10A1、10B1
を通り過ぎたとき、コイルバネ19の作用力によって、ロックアーム10A、10Bが復
帰し、爪部10A1、10B1が係止部11、11の上に係止する状態となり、蓋5がチ
ャンバー4の上面開口4Aを密閉する状態となる。蓋ハウジング3を閉じたとき、ロック
アーム10A、10Bの上部に衝突しないように、ロックアーム10A、10Bの上部が
入り込む逃げ凹部3Bが、蓋ハウジング3の裏壁面に形成されている。
このように、蓋5をチャンバー4の上面開口4Aを密閉する状態に閉じたとき、ロック
アーム10A、10Bはコイルバネ19によって、その爪部10A1、10B1が蓋5の
係止部11、11に係止したロック状態となる。操作取っ手12は、通常状態では、コイ
ルバネ13によって後方へ付勢された状態であるため、この爪部10A1、10B1が蓋
5の係止部11、11に係止したロック状態において、作用腕17A、17Bはロックア
ーム10A、10Bの上端部に形成した係止部10A3、10B3の後ろ側に近接した状
態である。
この状態において、コイルバネ13のバネ力に抗して、握り取っ手部3Aと共に操作取
っ手12を手で握ることによって、操作取っ手12が握り取っ手部3Aに近づくように前
方へ移動する。この移動と共に作用部17が、左右のガイドピン16と前後方向の長孔1
5に案内されて前方へ移動し、作用部17の左右部に設けた作用腕17A、17Bが、そ
れぞれ係止部10A3、10B3を前方へ引く。このため、ロックアーム10A、10B
はコイルバネ19のバネ力に抗して前方へ回動し、爪部10A1、10B1が蓋5の係止
部11、11から外れて非ロック状態となる。この状態で、そのまま握り取っ手部3Aと
共に操作取っ手12を上方へ押し上げ又は引き上げることによって、蓋ハウジング3がヒ
ンジ部18を中心として上方へ開かれ、それに伴って、蓋5がチャンバー4の上面開口4
Aを開放し、チャンバー4内の被滅菌物を取り出すことができる。
蓋ハウジング3が偏って閉じられる等、正規の閉じられ方をしていない場合には、蓋5
がチャンバー4の上面開口4Aを密閉する状態が不十分な状態となるため、この不十分な
状態で高圧蒸気滅菌器1の運転を開始すると、チャンバー4内の高圧蒸気が漏れて危険で
ある。これを防止するために、図7乃至図10に示すように、蓋ハウジング3内には、滅
菌器本体2に対して蓋ハウジング3が正規の閉じた状態(蓋5がチャンバー4の上面開口
4Aを密閉する状態)になったことを検出する閉蓋検出スイッチ7を備えている。この閉
蓋状態の検出を正確に行なうために、閉蓋検出スイッチ7は、ヒンジ部18とは反対側の
位置となる前側部分において、蓋ハウジング3内の左右の箇所に設けている。実施例では
、蓋ハウジング3内に水平方向に設けた支持基材14上に取り付けた略コ字状の保持部材
20の上面の左右2箇所に、閉蓋検出スイッチ7A、7Bを設けている。
蓋ハウジング3を閉じることによって閉蓋検出スイッチ7A、7Bを作動するために、
作動棒21A、21Bが設けられている。具体的には、それぞれの閉蓋検出スイッチ7A
、7Bのそれぞれの作動体7A1、7B1を作動する作動棒21A、21Bが、保持部材
20の上下辺20A、20Bを上下動可能に上下方向に貫通して配置され、各作動棒21
A、21Bは、それぞれコイルバネ22A、22Bによって、保持部材20の下方へ延出
する方向に付勢されている。各作動棒21A、21Bは、それぞれのストッパ23A、2
3Bが保持部材20の下辺20Bに当接した位置で、保持部材20の下方へ延出する長さ
が制限され、蓋ハウジング3の下方へ延出する長さが制限されている。
蓋ハウジング3が正規の閉じた状態(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを密閉する状
態)において、作動棒21A、21Bの下端が滅菌器本体2の上壁2Aに当接してコイル
バネ22A、22Bの付勢に抗して押し上げられ、閉蓋検出スイッチ7A、7Bのそれぞ
れの作動体7A1、7B1が押されて(図7、図8、図10には作動状態を示すように複
数段階に描いている)、閉蓋検出スイッチ7A、7BがON又はOFFとなって閉蓋状態
を検出し、閉蓋検出スイッチ7A、7Bが接続された蓋ハウジング3側の副制御部SCが
閉蓋状態であることを認識する。また、閉蓋検出スイッチ7A、7Bの一つが正規の閉じ
た状態を検出していないときは、副制御部SCによる検出に基づき、滅菌器本体2側の主
制御部MCが高圧蒸気滅菌器1の運転を開始しないように制御する。
上記のように、コイルバネ13のバネ力に抗して握り取っ手部3Aと共に操作取っ手1
2を手で握ることによって、蓋5のロック状態が外れるため、高圧蒸気滅菌器1の運転中
に、この操作がなされるとチャンバー4内の高圧蒸気が漏れて危険である。このため、高
圧蒸気滅菌器1の運転中は、操作取っ手12が前方に移動できないように、副制御部SC
の動作に基づき作動するよう、操作取っ手12のロック装置としてソレノイド式ロック装
置24を蓋ハウジング3内に設けている。図7乃至図10に示すように、ソレノイド式ロ
ック装置24は、支持基材14上に取り付けたソレノイド25と、ソレノイド25の通電
のON又はOFFによって長く突出するプランジャ26を備える。プランジャ26の水平
方向の作動の安定化と、取っ手ロック状態の安定保持ために、常時、支持基材14から立
ち上がる支持辺14Aの孔14Bを貫通した状態であり、ソレノイド25のON又はOF
Fによって突出したプランジャ26が、操作取っ手12と一体である作用部17の一部に
形成した垂下辺27の孔27Aを貫通する。このため、操作取っ手12の握り操作を行な
っても、操作取っ手12と作用部17を前方へ引くことができず、ロックアーム10A、
10Bの爪部10A1、10B1が蓋5の係止部11、11に係止しているロック状態を
外すことができない構成である。
一つの方法として、ソレノイド25は、非通電(OFF)によってプランジャ26を退
避させて、操作取っ手12を握ることによって、蓋ハウジング3を開く(蓋5がチャンバ
ー4の上面開口4Aを開く)ことができる非ロック状態とし、通電(ON)によってプラ
ンジャ26を突出させて、上記のように操作取っ手12をロック状態に拘束して、蓋ハウ
ジング3を開くことができない状態(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを閉じた状態)
とするように制御することができる。この場合、高圧蒸気滅菌器1の電源スイッチのON
状態において、チャンバー4内の温度と圧力が低下した安全状態であれば、主制御部MC
に基づきソレノイド25を非通電(OFF)として非ロック状態とし、高圧蒸気滅菌器1
の運転中はソレノイド25を通電(ON)としてロック状態とする。そして、上記のよう
に、滅菌動作を行い所定の運転モードの終了によってチャンバー4内の温度と圧力が低下
した安全状態において、主制御部MCに基づき、ソレノイド25を非通電(OFF)して
、蓋ハウジング3を開く(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを開く)ことができる非ロ
ック状態となる。また、高圧蒸気滅菌器1の運転中の停電や電源スイッチのOFF等に基
づく電源OFFの際には、ソレノイドが非通電(OFF)となるため、操作取っ手12が
ロック状態で拘束されることはない。
図1及び図11に示すように、蓋ハウジング3の前部には、高圧蒸気滅菌器1の動作条
件や動作モードを設定する設定部31と、動作条件や動作モードを表示する表示部32と
、スピーカSP等を備えた操作部30が設けられている。表示部32は、温度表示部32
Aと、時間表示部32Bと、コース(動作モード)表示部32Cと、プロセス表示部32
Dを備えている。設定部31は、時刻設定部31A、予約設定部31B、コース選択部3
1C、設定確認部31D、スタート部31E、ストップ部31F、温度や時間の設定値の
アップダウン部31G等を備えている。コース選択部31CのONごとにコース(動作モ
ード)表示部32Cの各コースの左側のLED32C1の点灯位置が切り替わり、選択し
たコースを表示すると共に、プロセス表示部32Dの各LED32D1の点灯位置が切り
替わって、選択したコースのプロセスが表示される。設定部31と表示部32は、副制御
部SCに接続されてデータ(情報又は信号)の授受を行ない、主制御部MCの制御の下で
副制御部SCとのデータ(情報又は信号)の授受によって、設定部31の操作に基づき表
示部32が動作する。
滅菌器本体2は、底部4隅にキャスタ33を備え、前面左側部には排気容器34を前面
から着脱自在に収納し、前面右側部には針式表示の圧力計35を備えている。図4は配管
系統図であり、チャンバー4の内底部に蒸気発生手段として、水槽37と、水槽37内の
水中に配置したシーズヒータ等のヒータ36を備え、チャンバー4の側面には、圧力安全
弁38、圧力計35に連結した圧力抜きパイプ39、途中に電磁弁式の排気バルブ40を
備え先端を排気容器34内の水中に開放した排気パイプ41、真空破壊弁42とディジタ
ル式圧力センサ43を接続した導出パイプ44等が接続されている。排気パイプ41と導
出パイプ44の入口付近とチャンバー4の中間高さ位置には、それぞれ温度センサ45、
46、47が接続されている。
チャンバー4の底面には、途中に排水電磁弁48と手動式排水弁49を直列に連結し、
先端を排気容器34の下方において滅菌器本体2の前面に開放した排水管50を連結して
いる。手動式排水弁49はハンドル52の回動操作によりバルブ開閉を行うものであり、
主制御部MCによって制御されるソレノイド式プランジャ51によってハンドル52の回
動操作が可能状態と不可能状態に制御される。
図4及び図12に示すように、主制御部MCは、マイクロコンピュータ等にて構成され
た制御手段であり、マイクロコンピュータ等にて構成された副制御部SCとのデータ(情
報又は信号)の授受や、ディジタル式圧力センサ43、温度センサ45、46、47から
のデータ(情報又は信号)に基づいて、ヒータ36、排気バルブ40、排水電磁弁48、
ソレノイド式プランジャ51等への通電制御を予め設定した所定のシーケンスに従って行
うものである。副制御部SCには、設定部31と閉蓋検出スイッチ7A、7Bのデータ(
情報又は信号)が入力し、表示部32等を制御する。
次に、高圧蒸気滅菌器1の滅菌動作の一つについて説明する。図5には高圧蒸気滅菌器
1の動作工程を示しており、これを参照して動作を説明する。上記のように、電源スイッ
チのONによって、操作取っ手12は、ソレノイド25によりプランジャ26が退避した
非ロック状態となり、上記のように操作取っ手12を握ることにより、ロックアーム10
A、10Bが外側に向けて回動して、蓋ハウジング3を開く(蓋5がチャンバー4の上面
開口4Aを開く)ことができる状態となる。この状態で、操作取っ手12を握って蓋ハウ
ジング3を開き、チャンバー4の上面開口4Aから所定量の水を水槽37内に注入した後
、チャンバー4内にダーラム管等の被滅菌物を収納して、蓋ハウジング3を閉じる(蓋5
がチャンバー4の上面開口4Aを閉じる)。
蓋ハウジング3を閉じる(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを閉じる)ことによって
、上記のように、ロックアーム10A、10Bがコイルバネ19によって復帰し、爪部1
0A1、10B1が蓋5の係止部11、11の上に係止する状態となる。これと共に、閉
蓋検出スイッチ7A、7Bのそれぞれの作動体7A1、7B1が押されて、閉蓋検出スイ
ッチ7A、7BがON又はOFFへ切り替わり、そのデータ(情報又は信号)に基づき、
副制御部SCが閉蓋状態を検出する。
このように蓋ハウジング3が正規の閉じた状態(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを
閉じた状態)によって、そのときの閉蓋検出スイッチ7A、7Bの状態のデータ(情報又
は信号)が副制御部SCに入力し、副制御部SCからのデータ(情報又は信号)に基づき
主制御部MCが、蓋ハウジング3が正規の閉じた状態(蓋5がチャンバー4の上面開口4
Aを閉じた状態)であると判定し、スタート部31Eを押すことにより、高圧蒸気滅菌器
1の運転を開始できる状態となる。
このように高圧蒸気滅菌器1の運転を開始できる状態において、蓋ハウジング3の前部
に設けた設定部31を操作し、どのコースで滅菌するかの選択をコース選択部31Cによ
って行ない、選択したコースに応じてコース(動作モード)表示部32CのLEDが点灯
し、温度表示部32Aを見て、滅菌設定温度や排気温度等を変更したいときは、アップダ
ウン部31Gによって所定値に設定した後、OKならば設定確認部31DをONする。
高圧蒸気滅菌器1の運転を開始すべく、スタート部31Eを押してONすることによっ
て、ソレノイド25を通電(ON)とし、上記のようにプランジャ26が突出して、操作
取っ手12をロック状態に拘束する。これによって、図5に示すように時刻T1から滅菌
工程が開始される。滅菌工程の開始によって、前記設定部31の操作に基づく副制御部S
Cからのデータ(情報又は信号)に基づき、主制御部MCによって図5に示すように時刻
T1から滅菌工程が開始され、リレーがON してヒータ36へ通電する。
上記の場合、選択したコースを予約し、希望時刻に滅菌を開始する場合は、予約設定部
31BをONして、時刻設定部31AをONして希望時刻をアップダウン部31Gによっ
て設定し、OKならば設定確認部31DをONする。また、温度表示部32Aを見つつ、
滅菌設定温度や排気温度等をアップダウン部31Gによって設定した後、OKならば設定
確認部31DをONする。そして、高圧蒸気滅菌器1の運転を開始すべく、スタート部3
1Eを押してONして待機することとなる。
運転開始時、即ち、スタート部31Eが押されてスタート信号が入力されたとき、これ
らの閉蓋検出スイッチ7A、7Bの少なくとも一つが、上記のような正規の状態を検出し
ていないときは、そのデータ(情報又は信号)が副制御部SCに入力し、主制御部MCが
高圧蒸気滅菌器1の運転を開始しないように制御すると共に、スピーカSPからの発音に
て正規の状態でないことを音声合成手段によってスピーカSPから警告音声を発すると共
に、滅菌工程は開始せず停止状態となる。これらの閉蓋検出スイッチ7A、7Bの状態の
検出方式の一つとして、副制御部SCからこれらのスイッチへ発せられるチェックデータ
(情報又は信号)の応答によって確認される方式がある。
上記の滅菌工程の開始によって、ヒータ36によって水槽37内の水が加熱され、チャ
ンバー4内に水蒸気を発生し、主制御部MCによって、温度センサ40の検出に基づきチ
ャンバー4内の空気や水分を排気バルブ40から外部に排出する動作を繰り返し行い、チ
ャンバー4内の温度が予め設定した沸点に所定回数到達するすると、排気バルブ40を閉
じて空気抜き工程を終了して加熱工程に移行する。
この加熱工程にてチャンバー4内の温度が滅菌設定温度に到達すると滅菌工程に移行し
、主制御部MCによって、ヒータ36への通電をON−OFF制御して滅菌動作を行い、
時刻T2で滅菌設定時間が終了するとリレーをOFFしてヒータ36へ通電OFFする。
これと共に主制御部MCによって、排気バルブ40を開いて冷却工程に移行し、例えば時
刻T3にて圧力センサ43にて検出するチャンバー4内の圧力が所定の安全な圧力である
大気圧に低下すると、ソレノイド25を非通電(OFF)して、上記のようにプランジャ
26が退避して、操作取っ手12を非ロック状態とし、操作取っ手12を握って蓋ハウジ
ング3を開く(蓋5がチャンバー4の上面開口4Aを開く)ことができる状態となる。
上記の構成において、チャンバー4内が大気圧を超えている場合は、プランジャ51に
よってハンドル52の回動操作を不可能状態に制御して、排水弁49の開閉操作を阻止す
るため、誤ってハンドル52が回動操作されて排水弁49が開くことによる高温高圧蒸気
の噴出を防止している。また、主制御部MCによって、チャンバー4内が大気圧を超えて
いる場合は、排水電磁弁48を閉じるように制御するため、チャンバー4内を加圧してい
る時に排水管50が開放されることがなく、安定且つ安全な動作が得られるものとなる。
上記のように、閉蓋検出スイッチ7を設けて、このスイッチ7によって蓋ハウジング3
が正規の閉じた状態にない場合には、高圧蒸気滅菌器1の運転を開始しないため、安全性
である。
また、閉蓋検出スイッチ7A、7Bを左右2箇所に設けるため、蓋ハウジング3が偏っ
て閉じられる等、正規の閉じられ方をしていない場合には、閉蓋検出スイッチ7A、7B
の一方によってその状態を検出できるため、運転開始時の安全確保が更に向上したものと
なる。
また、運転中は操作取っ手12を握っても前方に移動できないように保持するソレノイ
ド式ロック装置24の作用によって、運転中に誤って蓋が開かれることにより、使用者が
火傷等の損傷を受けることがないような安全性の向上が図られている。
また、滅菌器本体2に設けた主制御部MCの統括制御の下で、蓋ハウジング3に設けた
操作部30の制御と、閉蓋検出スイッチ7A、7Bの動作検知と、ソレノイド25の制御
を副制御部SCで行う分担制御方式が採用できるため、蓋ハウジング3に動作モード等の
設定部31と動作モード等の表示部32を備えた操作部30を配置して、操作性の向上等
を図る構成を採用することに適したものとなる。
更に、滅菌器本体2側の主制御部MCと蓋ハウジング3側の副制御部SCは、マイクロ
コンピュータ制御方式によるものであり、実施例では6本のライン数で結合されるように
、ライン数が限られた本数で達成できるものとなり、配線が簡素化され、組み立てし易い
ものとなる。
上記のように、主制御部MCは、副制御部SCとのデータ(情報又は信号)の授受や、
圧力センサ43、温度センサ45、46、47からのデータ(情報又は信号)に基づいて
、ヒータ36や排気バルブ40等への通電制御を予め設定した所定のシーケンスに従って
行うものであるため、主制御部MCは、副制御部SCとのデータ(情報又は信号)の授受
や、圧力センサ43、温度センサ45、46、47からの異常データ(情報又は信号)に
基づき警告モードとなり、これをスピーカSPからの発音にて警告する。
本発明は上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態の高圧蒸気滅菌器に適用で
きるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
本発明に係る高圧蒸気滅菌器の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋を開けた状態の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の滅菌器本体のカバーを外し蓋を開けた状態の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の配管系統図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の工程動作図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋のロック手段を断面で示す側面図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の蓋のロック手段と閉蓋検出スイッチ部分と操作取っ手のロック装置の部分を示す正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の閉蓋検出スイッチ部分と操作取っ手のロック装置の部分を示す正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の操作取っ手部分と蓋のロック手段と閉蓋検出スイッチ部分を示す平面図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の操作取っ手部分と蓋のロック手段と操作取っ手のロック装置と閉蓋検出スイッチ部分を示す正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の操作部示す平面図である。(実施例1) 本発明に係る高圧蒸気滅菌器の制御部を示すブロック図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・・・高圧蒸気滅菌器
2・・・・・滅菌器本体
2A・・・・滅菌器本体の上壁
3・・・・・蓋ハウジング
3A・・・・握り取っ手部
4・・・・・チャンバー
4A・・・・チャンバーの上面開口
5・・・・・蓋
7・・・・・閉蓋検出スイッチ
7A、7B・・・閉蓋検出スイッチ
7A1、7B1・・・閉蓋検出スイッチの作動体
8・・・・・軸
9・・・・・支持部
10・・・・ロックアーム
10A、10B・・・ロックアーム
10A1、10B1・・・ロックアームの爪部
10A3、10B3・・・ロックアームの係止部
11・・・・係止部
12・・・・操作取っ手
13・・・・コイルバネ
14・・・・支持基材
15・・・・長孔
16・・・・ガイドピン
17・・・・作用部
17A、17B・・・・作用腕
18・・・・ヒンジ部
19・・・・コイルバネ
20・・・・保持部材
20A・・・排水孔
21A、21B・・・・作動棒
22A、22B・・・・コイルバネ
23A、23B・・・・ストッパ
24・・・・ソレノイド式ロック装置
25・・・・ソレノイド
26・・・・プランジャ
27・・・・垂下辺
27A・・・垂下辺の孔
30・・・・操作部
31・・・・設定部
32・・・・表示部
33・・・・キャスタ
34・・・・排気容器
35・・・・圧力計
36・・・・ヒータ
37・・・・水槽
38・・・・圧力安弁
39・・・・圧力抜きパイプ
40・・・・排気バルブ
41・・・・排気パイプ
42・・・・真空破壊弁
43・・・・ディジタル式圧力センサ
45、46、47・・・・温度センサ
48・・・・排水電磁弁
49・・・・手動式排水弁
50・・・・排水管
LK・・・・ロック手段
MC・・・・主制御部
SC・・・・副制御部
SP・・・・スピーカ

Claims (4)

  1. 滅菌器本体内に設けた上面開口のチャンバーと、前記滅菌器本体の上部に後部がヒンジ部で開閉自在に支持された蓋ハウジングと、該蓋ハウジングに設けられ、前記チャンバーの上面開口を密閉するための蓋と、前記チャンバーの上面開口を密閉するロック状態に蓋を保持するロック手段とを備え、
    前記ロック手段は、滅菌器本体の前側上部に少なくとも左右に離間して配置されるロックアームと、該ロックアームを回動可能に支持する軸部と、前記ロックアームの上部に形成され、前記蓋に形成した係止部に係止する爪部と、前記ロックアームを爪部が係止部に係止するロック状態の方向へ付勢するバネと、前記爪部の上面に傾斜して形成され、前記蓋の係止部が当接して前記蓋ハウジングが閉じられることに伴ってバネの付勢力に抗してロックアームを回動させる傾斜面とを有し、
    前記ロックアームをロック状態から非ロック状態に回動させるための操作取っ手を設け、
    前記蓋ハウジングの前側左右の箇所に、前記滅菌器本体に対して前記蓋ハウジングが正規の閉じた状態(前記蓋が前記チャンバーの上面開口を密閉する状態)になったことを検出する複数の閉蓋検出スイッチを備え、前記高圧蒸気滅菌器の運転開始時に前記閉蓋検出スイッチの全てが検出していないときは、運転を開始しないことを特徴とする高圧蒸気滅菌器。
  2. 前記蓋ハウジングには、前記閉蓋検出スイッチのそれぞれに対応してコイルバネによって前記蓋ハウジングの下方に延出する状態に付勢された上下動可能な作動棒を備え、前記蓋ハウジングが正規の閉じた状態において、これら作動棒の下端が滅菌器本体の上壁に当接して前記コイルバネに抗して押し上げられることにより、前記閉蓋検出スイッチのそれぞれがON又はOFFとなって閉蓋状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の高圧蒸気滅菌器。
  3. 前記滅菌器本体には高圧蒸気滅菌器全体の統括制御を行う主制御部を設け、前記蓋ハウジングには前記主制御部とデータ(情報又は信号)の授受を行なうと共に前記主制御部の制御の下に動作する副制御部を備え、動作条件や動作モードを設定する設定部と表示部を備えた操作部が前記蓋ハウジングに配置され、前記操作部と前記閉蓋検出スイッチが前記副制御部に接続され、前記主制御部と前記副制御部によって高圧蒸気滅菌器の運転制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の高圧蒸気滅菌器。
  4. 前記主制御部と前記副制御部は、マイクロコンピュータ構成による制御手段であり、2本の電源ラインと、2本のデータ送受信ラインと、1本のクロックパルスラインと、1本のリセットラインで接続されたことを特徴とする請求項に記載の高圧蒸気滅菌器。
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