JP4751690B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

本発明は、行方向とこれに直交する列方向に配列された多数の画素を有する固体撮像素子に関する。
CCD型やCMOS型のイメージセンサに代表される単板式カラー固体撮像素子では、光電変換する受光部の配列上に3種または4種の色フィルタをモザイク状に配置している。これにより、各受光部から色フィルタに対応した色信号が出力され、これ等の色信号を信号処理することでカラー画像が生成される。
しかし、モザイク状に色フィルタを配列したカラー固体撮像素子は、原色の色フィルタの場合、およそ入射光の2/3が色フィルタで吸収されてしまうため、光利用効率が悪く、感度が低いという問題がある。また、各受光部で1色の色信号しか得られないため、解像度も悪く、特に、偽色が目立つという問題もある。
そこで、斯かる問題を克服するために、信号読出回路が形成された半導体基板の上に3層の光電変換膜を積層する構造の撮像素子が研究・開発されている(例えば、下記の特許文献1,2)。この撮像素子は、例えば、光入射面から順次、青(B),緑(G),赤(R)の光に対して信号電荷(電子,正孔)を発生する光電変換膜を重ねた受光部構造を備え、しかも各受光部毎に、各光電変換膜で光発生した信号電荷を独立に読み出すことができる信号読み出し回路が設けられる。
斯かる構造の撮像素子の場合、入射光が殆ど光電変換されて読み出され、可視光の利用効率は100%に近く、しかも各受光部でR,G,Bの3色の色信号が得られるため、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像が生成できる。
また、下記特許文献3に記載された撮像素子では、シリコン基板内に光信号を検出する3重のウエル(フォトダイオード)を設け、シリコン基板の深さの違いにより、分光感度の異なる信号(表面からB(青)、G(緑)、R(赤)の波長にピークを持つ)を得るようになっている。これは、入射光のシリコン基板内への侵入距離が波長に依存することを利用している。この撮像素子も、特許文献1,2に記載された撮像素子と同様に、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像を得ることができる。
しかし、特許文献1,2に記載された撮像素子は、3層の光電変換膜を半導体基板の上に順に積層し、且つ、各光電変換膜で発生したR,G,B毎の信号電荷を夫々半導体基板に形成した信号読出回路に接続する縦配線を形成する必要があるが、その製造は難しく、製造歩留まりが低いためコストが嵩んでしまうという問題がある。
一方、特許文献3に記載された撮像素子は、青色光は最浅部のフォトダイオード、赤色光は最深部のフォトダイオード、緑色光は中間部のフォトダイオードで検出する構造になっているが、例えば最浅部のフォトダイオードでは緑色光や赤色光によっても光電荷が発生してしまうため、R信号,G信号,B信号の分光感度特性の分離が十分でなく、色再現性が悪いという問題がある。しかも、真のR信号,G信号,B信号を得るために各フォトダイオードからの出力信号を加減算処理する必要があり、この加減算処理により画像信号のS/Nが劣化してしまうという問題もある。
前述した特許文献1,2,3記載の撮像素子の各問題点を改善するものとして、特許文献4記載の撮像素子が提案されている。この撮像素子は、特許文献1,2記載の撮像素子と特許文献3記載の撮像素子のハイブリッド型となっており、シリコン基板内のフォトダイオードでBとRの光を検出し、シリコン基板上方の光電変換素子でGの光を検出するものである。シリコン基板上方に設けられる光電変換素子は、シリコン基板上に積層された第一電極膜と、第一電極膜上に積層された有機材料からなる光電変換膜と、光電変換膜上に積層された第二電極膜とを含んで構成されており、第一電極膜と第二電極膜に電圧を印加することで、光電変換膜内で発生した信号電荷が第一電極膜と第二電極膜に移動し、いずれかの電極膜に移動した信号電荷に応じた信号が、シリコン基板内に設けられたCCDやCMOS回路等の信号読み出し回路で読み出される構成となっている。本明細書において、光電変換膜とは、そこに入射した特定の波長の光を吸収し、吸収した光量に応じた電子及び正孔を発生する膜のことを言う。
この構成によれば、光電変換膜が1層で済むため、製造工程が簡単になり、コストアップや歩留り低下を避けることができる。また、光電変換膜で緑色光が吸収されるため、半導体基板内の青色用と赤色用の各フォトダイオードの分光感度特性の分離は改善され、色再現性が良好になると共に、S/Nも改善されるという利点がある。
特表2002−502120号公報 特開2002−83946号公報 特表2002−513145号公報 特開2003−332551号公報
B光とR光を検出する2つのフォトダイオードや信号読出し回路等が設けられているシリコン基板は、電子の移動度が正孔の移動度より約3倍大きい。したがって、信号読出し回路を構成するトランジスタはnチャネルMOS型トランジスタが一般的に使用される。これに対応して、シリコン基板上内の光電変換膜から取り出す電荷も電子が利用される。
しかしながら、光電変換膜は有機半導体が使用されることが多く、この有機半導体の一般的な性質として電子の移動度より正孔の移動度の方が大きいことが知られている。G光を検出する光電変換膜から取り出す電荷として移動度が小さい電子を利用すると、電子が移動中に消滅する確率が大きく、さらに、トラップ準位に電子が捕獲される確率も大きい。その結果、G光の感度が低下する恐れがある。
また、第二電極膜上方から光を入射した場合、有機半導体からなる光電変換膜は、光吸収係数が大きい波長の光に対しては、電子を、第二電極膜付近に比較的多く発生する。したがって、第一電極膜で電子を捕集するものとすると、光吸収係数が大きい波長の光の場合、電子は第一電極膜まで長い距離を移動することになる。この結果、光吸収係数が大きい波長の光に対する感度低下は非常に大きくなる。一方、有機半導体からなる光電変換膜は、光吸収係数が比較的小さい波長の光に対しては、電子を、光電変換膜内でほぼ一様に発生する。したがって、光吸収係数が大きい波長の光に比べると、感度低下はそれほど大きくない。これらの理由から、ハイブリッド型の撮像素子において、光電変換膜でG光を検出する場合、G光の分光感度特性は、ピーク感度が低下し、緩やかな山のような分布となるため、G光の色分離特性が劣化し、結果としてカラー再生画像の色再現性が悪くなる。光電変換膜でR光やB光を検出する場合でも色再現性は悪化するが、G光を検出する場合に、特に顕著となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ハイブリッド型の固体撮像素子において、感度及び色再現性を向上させることを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、行方向とこれに直交する列方向に配列された多数の画素を有する固体撮像素子であって、前記画素は、半導体基板内に形成された異なる色の光を検出する複数種類の基板内光電変換素子と、前記複数種類の基板内光電変換素子上方に積層され、前記複数種類の基板内光電変換素子で検出される色とは異なる色の光を検出する基板上光電変換素子とを含む受光部と、前記基板内光電変換素子で発生して蓄積される電荷に応じた信号を読みだす前記半導体基板に形成される第一の信号読出し回路及び前記基板上光電変換素子発生して蓄積される電荷に応じた信号を読み出す前記半導体基板に形成される第二の信号読み出し回路とを含んで構成され、前記基板上光電変換素子は、前記半導体基板上方に積層された第一の電極膜と、前記第一の電極膜上方に積層された光電変換膜と、前記光電変換膜上方に積層された第二の電極膜とからなり、前記光電変換膜は、内部での正孔の移動度が電子の移動度より大きい有機半導体を含み、撮像期間中、前記第一の電極膜と前記第二の電極膜には、前記光電変換膜で発生した正孔が前記第一の電極膜に蓄積されるように電圧が印加されるものであり、前記基板内光電変換素子発生して蓄積される電荷は電子であり前記第一の信号読み出し回路は、前記基板内光電変換素子で発生して蓄積される電子に応じた信号を出力するための複数のトランジスタからなる第一の信号出力回路と、前記電子を前記第一の信号出力回路に読み出すための第一の読み出しトランジスタとを含み前記第二の信号読み出し回路は、前記基板上光電変換素子で発生して前記第一の電極膜に蓄積される正孔に応じた信号を出力するための複数のトランジスタからなる第二の信号出力回路と、前記正孔を前記第二の信号出力回路に読み出すための第二の読み出しトランジスタとを含み、前記第二の信号読み出し回路に含まれるトランジスタのうち、前記第二の読み出しトランジスタはpチャネルMOS型トランジスタであり、その他のトランジスタはnチャネルMOS型トランジスタである。
本発明の固体撮像素子は、前記第一の信号出力回路は、前記第一の読み出しトランジスタによって読み出された電子をリセットするためのリセットトランジスタを含む2つ又は3つのトランジスタからなり、前記第二の信号出力回路は、前記第二の読み出しトランジスタによって読み出された正孔をリセットするためのリセットトランジスタを含む2つ又は3つのトランジスタからなり、前記第二の信号出力回路の前記リセットトランジスタのドレイン電圧は、前記第一の信号出力回路の前記リセットトランジスタのドレイン電圧よりも低く設定される。
本発明の固体撮像素子は、前記複数種類の基板内光電変換素子が、前記半導体基板の深さ方向に積層されている固体撮像素子。
本発明の固体撮像素子は、前記複数種類の基板内光電変換素子が、青色の光を検出する基板内光電変換素子と、赤色の光を検出する基板内光電変換素子との2種類であり、前記基板上光電変換素子が、緑色の光を検出する。
本発明によれば、ハイブリッド型の固体撮像素子において、感度及び色再現性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態を説明するためのハイブリッド型の固体撮像素子の構成を示す表面模式図である。
図1に示す固体撮像素子は、図中の行方向及びこれに直交する列方向に正方格子状に配列された多数の画素100を備える。多数の画素100は、行方向に配列された複数の画素100からなる行を画素行とし、この画素行を列方向に多数配列した配置、又は、列方向に配列された複数の画素100からなる列を画素列とし、この画素列を行方向に多数配列した配置となっている。各画素100は、R,G,Bの各光を検出してそれに応じた電荷を発生して蓄積する部分である受光部と、該受光部に蓄積された電荷に応じた信号を読み出すためのMOS型トランジスタからなる信号読み出し回路とが含まれる。
n型シリコン基板120上には、各画素100に含まれる信号読み出し回路を駆動するための駆動信号を該信号読み出し回路に供給する行選択走査部102と、各画素100の信号読み出し回路から読み出されたR,G,Bの3つの色信号に相関二重サンプリング処理やA/D変換処理等の信号処理を行う信号処理部103と、各画素100に含まれる受光部を駆動するためのタイミングパルスを生成して、これを各受光部に供給したり、行選択走査部102及び信号処理部103を制御したりする制御部104とが形成されている。
n型シリコン基板120上には、各画素100に含まれる信号読み出し回路を駆動するための駆動信号を供給するための4種類の信号線(rb読み出し信号線107,g読み出し信号線108,リセット信号線109,行選択信号線110)が、各画素行の間を行方向に延びて形成されている。rb読み出し信号線107,g読み出し信号線108,リセット信号線109,行選択信号線110は、これらを1組にして各画素行に対応して設けられている。rb読み出し信号線107,g読み出し信号線108,リセット信号線109,行選択信号線110は、これらに対応する画素行に含まれる各画素100の信号読み出し回路と、行選択走査部102とに接続されている。行選択走査部102から、rb読み出し信号線107,g読み出し信号線108,リセット信号線109,行選択信号線110を介して駆動信号が信号読み出し回路に供給されることで、信号読み出し回路の信号読み出し動作が制御される。
行選択走査部102は、図1に示す固体撮像素子の上端側から順に配列される画素行を、1つずつ上から順次選択して、1画素行単位で信号を読み出させる制御を行う。
n型シリコン基板120上には、各画素100に含まれる信号読み出し回路から読み出されたR,G,Bの各色信号を信号処理部103に伝達するための3種類の信号線(色列信号線111r,色列信号線111g,色列信号線111b)が、各画素列の間を列方向に延びて形成されている。色列信号線111g,色列信号線111b,色列信号線111rは、各画素列に対応して設けられている。色列信号線111g,色列信号線111b,色列信号線111rは、これらに対応する画素列に含まれる各画素100の信号読み出し回路と、信号処理部103とに接続される。
図2は、図1に示す1つの画素の概略構成を示す模式図であり、受光部の概略断面と、そこに接続される信号読み出し回路とを模式的に示した図である。図2に示すように、画素100には、受光部100aと、信号読み出し回路100bが含まれる。
n型シリコン基板120表面部にはpウェル層121が形成され、pウェル層121内には、p+型半導体層125、n型半導体層124、p型半導体層123、n型半導体層122がこの順に、浅い位置から深い位置に向かって形成されている。
n型シリコン基板120上には透明絶縁膜126が積層され、透明絶縁膜126上に受光部100a毎に分割された画素電極膜127(特許請求の範囲の第一の電極膜に相当)が形成されている。画素電極膜127は、光学的に透明または光吸収が少ない材料で形成される。例えば、ITO等のような金属化合物や、非常に薄い金属膜等で形成される。
画素電極膜127上には、全ての画素に含まれる受光部100aで共通の1枚構成でなる光電変換膜128が積層される。この光電変換膜128は、主として緑色(G)の波長領域の光に感度を有し、入射光の内の緑色の入射光量に応じた信号電荷を発生する。光電変換膜128の構造は、単層膜構造でも多層膜構造でもよく、主に緑に感度がある有機半導体材料、有機色素を含む有機材料等で形成される。光電変換膜128は、例えば、その膜厚の大部分(50%以上)を有機半導体材料が占めており、この有機半導体材料の内部での正孔の移動度が電子の移動度よりも大きくなっているものが用いられる。
光電変換膜128上には透明の共通電極膜(画素電極膜127の対向電極膜;特許請求の範囲の第二の電極膜に相当)129が形成され、その上には、透明の保護膜130が形成される。対向電極膜129は、全ての画素に含まれる受光部100aで共通の一枚の膜状電極でも良く、また、画素電極膜127と同様に受光部100a毎に分割して形成しこれらを共通配線した構成でも良い。材料としては、例えばITO等のような金属化合物や非常に薄い金属膜等で形成されるが、光学的に透明または光吸収が少ない材料とする必要がある。画素電極膜127と対向電極膜129には、撮像期間中、光電変換膜128で発生した正孔が画素電極膜127に移動するに十分な電界が光電変換膜128内に誘起されるような電圧が印加される。
画素電極膜127と、光電変換膜128と、対向電極膜129とのうち、画素電極膜127によって区画される部分がG光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板上光電変換素子であるG光電変換素子を構成する。又、n型半導体層124とp型半導体層123で形成されるpn接合は、シリコン基板120の表面部に近いため、そこに到達する光は光吸収係数が大きい青色(B)光の成分が支配的になり、B光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板内光電変換素子であるB光電変換素子(フォトダイオード)を構成する。n型半導体層122とpウェル層121で形成されるpn接合は、シリコン基板120の深部にあるため、そこに到達する光は光吸収係数が小さい赤色(R)光の成分が支配的になり、R光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板内光電変換素子であるR光電変換素子(フォトダイオード)を構成する。
G光電変換素子を透過した光はB光電変換素子によって吸収され、B光電変換素子を透過した光はR光電変換素子によって吸収されるように、G光電変換素子、B光電変換素子、及びR光電変換素子は積層されている。
画素電極膜127には、光電変換膜128で光電変換されて、ここに蓄積された正孔に応じた信号を読み出すための信号読み出し回路112gの入力端子が接続されている。信号読み出し回路112gは、pウェル層121内部及び透明絶縁膜126内に形成されている。
n型半導体層124には、B光電変換素子で光電変換されて、ここに蓄積された電子に応じた信号を読み出すための信号読み出し回路112bの入力端子が接続されている。信号読み出し回路112bは、pウェル層121内部及び透明絶縁膜126内に形成されている。
n型半導体層122には、R光電変換素子で光電変換されて、ここに蓄積された電子に応じた信号を読み出すための信号読み出し回路112rの入力端子が接続されている。信号読み出し回路112rは、pウェル層121内部及び透明絶縁膜126内に形成されている。
次に、信号読み出し回路112r,112g,112bの回路構成を図3を参照して説明する。信号読み出し回路112rと112bは同一構成であるため、ここでは信号読み出し回路112rと、信号読み出し回路112gについてその回路構成を説明する。図3は、図2に示す信号読み出し回路の具体構成例を示した図であり、(a)は、信号読み出し回路112gの回路構成を示す図、(b)は信号読み出し回路112r,bの回路構成を示す図である。
図3(a)に示すように、信号読み出し回路112gは、G光電変換素子で発生して画素電極膜127に蓄積される正孔に応じた信号を出力するための信号出力回路105g(特許請求の範囲の第二の信号出力回路に相当)と、G光電変換素子で発生して画素電極膜127に蓄積された正孔を信号出力回路105gに読み出すための読み出しトランジスタ113g(特許請求の範囲の第二の読み出しトランジスタに相当)とを備える。
信号出力回路105gは、読み出しトランジスタ113gによって読み出された正孔を、その量に応じた信号に変換するための出力トランジスタ114と、画素行を選択するための行選択トランジスタ115と、読み出しトランジスタ113gによって読み出された正孔をリセットするためのリセットトランジスタ116とを備える。これらのトランジスタは、光が入ることによる混色を避けるため、図示しない光遮蔽膜で覆われているPウェル層121内に形成される。信号読み出し回路112gに含まれるトランジスタのうち、読み出しトランジスタ113gだけがpチャネルMOS型トランジスタであり、それ以外は全てnチャネルMOS型トランジスタである。
読み出しトランジスタ113gは、そのゲートがg読み出し信号線108に接続され、そのソースが入力端子118gに接続される。出力トランジスタ114は、そのゲートが読み出しトランジスタ113gのドレインに接続され、そのドレインが電源端子119に接続される。リセットトランジスタ116は、そのゲートがリセット信号線109に接続され、そのソースが読み出しトランジスタ113gのドレインに接続され、そのドレインが電源端子117に接続される。行選択トランジスタ115は、そのゲートが行選択信号線110に接続され、そのドレインが出力トランジスタ114のソースに接続され、そのソースが色列信号線111gに接続される。
図3(b)に示すように、信号読み出し回路112rは、R光電変換素子で発生してここに蓄積された電子に応じた信号を出力するための信号出力回路105r(特許請求の範囲の第一の信号出力回路に相当)と、R光電変換素子で発生してここに蓄積された電子を信号出力回路105rに読み出すための読み出しトランジスタ113r(特許請求の範囲の第一の読み出しトランジスタに相当)とを備える。
信号出力回路105rは、読み出しトランジスタ113rによって読み出された電子を、その量に応じた信号に変換するための出力トランジスタ114と、行選択トランジスタ115と、読み出しトランジスタ113rによって読み出された電子をリセットするためのリセットトランジスタ116とを備える。これらのトランジスタは、光が入ることによる混色を避けるため、図示しない光遮蔽膜で覆われているPウェル層121内に形成される。信号読み出し回路112rに含まれるトランジスタは全てnチャネルMOS型トランジスタである。
読み出しトランジスタ113rは、そのゲートがrb読み出し信号線107に接続され、そのソースが入力端子118rに接続される。出力トランジスタ114は、そのゲートが読み出しトランジスタ113rのドレインに接続され、そのドレインが電源端子119に接続される。リセットトランジスタ116は、そのゲートがリセット信号線109に接続され、そのソースが読み出しトランジスタ113rのドレインに接続され、そのドレインが電源端子119に接続される。行選択トランジスタ115は、そのゲートが行選択信号線110に接続され、そのドレインが出力トランジスタ114のソースに接続され、そのソースが色列信号線111rに接続される。
信号読み出し回路112bの説明は、段落0043〜0045の説明において、RをBに変更し、rをbに変更するだけである。
信号読み出し回路112gのリセットトランジスタ116のドレイン電圧は所定値よりも低い電圧に設定され、信号読み出し回路112r,112bのリセットトランジスタ116のドレイン電圧は所定値よりも高い電圧に設定される。信号読み出し回路112gのリセットトランジスタ116が低電圧にリセットされることにより、正孔に対応するプラスの電圧信号を列信号線に出力させることができるためである。
以上のような構成の固体撮像素子では、撮影指示に応じた露光期間(撮像期間)の終了後、行選択走査部102が、行選択信号線110に行選択信号を供給して、m(mは整数)行目の画素行を選択する。そして、読み出し信号線107,108に読み出し信号を供給する。これにより、画素電極膜127に蓄積された正孔が、出力トランジスタ114のゲート部分に蓄積され、蓄積された正孔量に応じた信号が色列信号線111gに読み出される。同様に、n型半導体層124に蓄積された電子が出力トランジスタ114のゲート部分に蓄積され、蓄積された電子量に応じた信号が色列信号線111bに読み出される。同様に、n型半導体層122に蓄積された電子が出力トランジスタ114のゲート部分に蓄積され、蓄積された電子量に応じた信号が色列信号線111rに読み出される。そして、信号処理部103によって信号処理が行われ、各画素行から得られた信号が、その信号の生成元の画素の配列順にしたがって出力される。
以上のように、本実施形態の固体撮像素子は、G光電変換素子については、光電変換層128で発生した電荷のうちの正孔を画素電極膜127に蓄積し、蓄積した正孔に応じた信号を信号読み出し回路112gによって読み出し、R光電変換素子とB光電変換素子については、ここで発生した電荷のうち電子を蓄積して、蓄積した電子に応じた信号を信号読み出し回路112r,112bによって読み出すようにしている。光電変換膜128で発生した正孔を信号読み出し用の電荷とすることで、光電変換膜128で発生した電荷が光電変換膜128内を移動中に消滅してしまう確率やトラップ準位に捕獲される確率を低くすることができる。特に、G光の場合、光電変換膜128内の対向電極膜129側で多く電子が発生するため、電子を信号読み出し用の電荷にした場合と比べると、上記確率をより低くすることができる。この結果、G光の感度を向上させ、G光の感度をシャープ化させることができ、G光の色分離特性及び色再現性を向上させることができる。
一方、B光とR光については、シリコン基板内で電荷を処理する必要があるため、正孔よりも移動度が大きい電子を信号読み出し用の電荷としている。これにより、信号読み出し回路に用いる全てのトランジスタを、pチャネルMOS型トランジスタよりも面積の小さいnチャネルMOS型トランジスタで構成することが可能となり、画素面積の削減が可能となる。又、B光,R光に応じて発生した電子が移動中に消滅してしまう確率も少なくすることができ、R光,B光の感度低下も防ぐことができる。
又、本実施形態の固体撮像素子に用いた信号読み出し回路112g,112r,112bの構成は、一般によく知られている4つのトランジスタを用いる構成であるが、信号読み出し回路112gについては、正孔を扱う必要があるため、読み出しトランジスタ113gをpチャネルMOS型トランジスタとしている。そして、それ以外のトランジスタは、小面積化を図るためにnチャネルMOS型トランジスタとしている。このような構成により、固体撮像素子の感度向上と小型化が可能となる。
尚、本実施形態の固体撮像素子において、画素100以外に含まれるトランジスタは、pチャネルMOS型トランジスタでも、nチャネルMOS型トランジスタでもどちらでも良い。
又、本実施形態では、信号出力回路105r,105g,105bをそれぞれ3つのトランジスタで構成したが、これに限らず、例えば2つのトランジスタで構成することも可能である。本実施形態のように、3つのトランジスタを用いた場合には、kTC雑音をCDS処理により除去することができるため、低雑音の撮像信号を得る事ができる。
図4は、信号出力回路を2つのトランジスタで構成する場合の回路構成を示す図である。図4において図3(a)と同じ構成には同一符号を付してある。
図4に示す信号読み出し回路112gは、図3(a)に示すリセットトランジスタ116のドレインに接続される電源端子117をパルス駆動して、行選択トランジスタ115を省略した構成である。このようにすることで、トランジスタ数を減らすことができ、画素の微細化が容易になる。尚、信号読み出し回路112r,112bについても同様に、図3(b)に示すリセットトランジスタ116のドレイン接続される電源端子119をパルス駆動して、行選択トランジスタ115を省略した構成にすれば良い。
又、本実施形態では、画素100内に3個の信号出力回路を設けたが、読出しトランジスタ112r,112g,112bを駆動するための読み出し信号を独立に供給することにより、1個の信号出力回路を共用する構成としてもよい。読出し信号線が増加する不利はあるが、画素100内のトランジスタが6個または4個減少するという利点がある。これにより画素の微細化が容易になる。
以上のように、本実施形態では、シリコン基板上で発生した電荷については正孔を利用し、シリコン基板内で発生した電荷については電子を利用することで、感度の向上を図ったが、シリコン基板上で発生した電荷については正孔を利用し、シリコン基板内で発生した電荷についても正孔を利用する構成であっても、感度の向上を図ることは可能である。以下、この場合の構成を第二実施形態で説明する。
(第二実施形態)
図5は、本発明の第二実施形態を説明するためのハイブリッド型の固体撮像素子の構成を示す表面模式図である。
図5に示す固体撮像素子は、図中の行方向及びこれに直交する列方向に正方格子状に配列された多数の画素200を備える。多数の画素200は、行方向に配列された複数の画素200からなる行を画素行とし、この画素行を列方向に多数配列した配置、又は、列方向に配列された複数の画素200からなる列を画素列とし、この画素列を行方向に多数配列した配置となっている。各画素200は、R,G,Bの各光を検出してそれに応じた電荷を発生して蓄積する部分である受光部と、該受光部に蓄積された電荷に応じた信号を読み出すためのMOS型トランジスタからなる信号読み出し回路とが含まれる。
p型シリコン基板220上には、各画素200に含まれる信号読み出し回路を駆動するための駆動信号を該信号読み出し回路に供給する行選択走査部202と、各画素200の信号読み出し回路から読み出されたR,G,Bの3つの色信号に相関二重サンプリング処理やA/D変換処理等の信号処理を行う信号処理部203と、各画素200に含まれる受光部を駆動するためのタイミングパルスを生成して、これを各受光部に供給したり、行選択走査部202及び信号処理部203を制御したりする制御部204とが形成されている。
p型シリコン基板220上には、各画素200に含まれる信号読み出し回路を駆動するための駆動信号を供給するための3種類の信号線(読み出し信号線208,リセット信号線209,行選択信号線210)が、各画素行の間を行方向に延びて形成されている。読み出し信号線208,リセット信号線209,行選択信号線210は、これらを1組にして各画素行に対応して設けられている。読み出し信号線208,リセット信号線209,行選択信号線210は、これらに対応する画素行に含まれる各画素200の信号読み出し回路と、行選択走査部202とに接続されている。行選択走査部202から、読み出し信号線208,リセット信号線209,行選択信号線210を介して駆動信号が信号読み出し回路に供給されることで、信号読み出し回路の信号読み出し動作が制御される。
行選択走査部202は、図5に示す固体撮像素子の上端側から順に配列される画素行を、1つずつ上から順次選択して、1画素行単位で信号を読み出させる制御を行う。
n型シリコン基板220上には、各画素200に含まれる信号読み出し回路から読み出されたR,G,Bの各色信号を信号処理部203に伝達するための3種類の信号線(色列信号線211r,色列信号線211g,色列信号線211b)が、各画素列の間を列方向に延びて形成されている。色列信号線211g,色列信号線211b,色列信号線211rは、各画素列に対応して設けられている。色列信号線211g,色列信号線211b,色列信号線211rは、これらに対応する画素列に含まれる各画素200の信号読み出し回路と、信号処理部203とに接続される。
図6は、図5に示す1つの画素の概略構成を示す模式図である。図6(a)は、受光部の概略断面と、そこに接続される信号読み出し回路とを模式的に示した図であり、(b)は(a)に示す信号読み出し回路の具体構成例を示した図である。図6(a)に示すように、画素200には、受光部200aと、信号読み出し回路200bが含まれる。
p型シリコン基板220表面部にはnウェル層221が形成され、nウェル層221内には、n+型半導体層225、p型半導体層224、n型半導体層223、p型半導体層222がこの順に、浅い位置から深い位置に向かって形成されている。
p型シリコン基板220上には透明絶縁膜226が積層され、透明絶縁膜226上に受光部200a毎に分割された画素電極膜227が形成されている。画素電極膜227は、光学的に透明または光吸収が少ない材料で形成される。例えば、ITO等のような金属化合物や、非常に薄い金属膜等で形成される。
画素電極膜227上には、全ての画素に含まれる受光部200aで共通の1枚構成でなる光電変換膜228が積層される。この光電変換膜228は、主として緑色(G)の波長領域の光に感度を有し、入射光の内の緑色の入射光量に応じたG信号電荷を発生する。光電変換膜228の構造は、単層膜構造でも多層膜構造でもよく、主に緑に感度がある有機半導体材料、有機色素を含む有機材料等で形成される。光電変換膜228は、例えば、その膜厚の大部分(50%以上)を有機半導体材料が占めており、この有機半導体材料の内部での正孔の移動度が電子の移動度よりも大きくなっているものが用いられる。
光電変換膜228上には透明の共通電極膜(画素電極膜227の対向電極膜)229が形成され、その上には、透明の保護膜230が形成される。対向電極膜229は、全ての画素に含まれる受光部200aで共通の一枚の膜状電極でも良く、また、画素電極膜227と同様に受光部200a毎に分割して形成しこれらを共通配線した構成でも良い。材料としては、例えばITO等のような金属化合物や非常に薄い金属膜等で形成されるが、光学的に透明または光吸収が少ない材料とする必要がある。画素電極膜227と対向電極膜229には、撮像期間中、光電変換膜228で発生した正孔が画素電極膜227に移動するに十分な電界が光電変換膜228内に誘起されるような電圧が印加される。
画素電極膜227と、光電変換膜228と、対向電極膜229とのうち、画素電極膜227によって区画される部分がG光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板上光電変換素子であるG光電変換素子を構成する。又、p型半導体層224とn型半導体層223で形成されるpn接合は、シリコン基板220の表面部に近いため、そこに到達する光は光吸収係数が大きい青色(B)光の成分が支配的になり、B光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板内光電変換素子であるB光電変換素子(フォトダイオード)を構成する。p型半導体層222とnウェル層221で形成されるpn接合は、シリコン基板220の深部にあるため、そこに到達する光は光吸収係数が小さい赤色(R)光の成分が支配的になり、R光を検出してこれに応じた信号電荷を発生する基板内光電変換素子であるR光電変換素子(フォトダイオード)を構成する。
画素電極膜227には、光電変換膜228で光電変換されて、ここに蓄積された正孔に応じたG信号を読み出すための信号読み出し回路212gの入力端子が接続されている。信号読み出し回路212gは、nウェル層221内部及び透明絶縁膜226内に形成されている。
p型半導体層224には、B光電変換素子で光電変換されて、ここに蓄積された正孔に応じたB信号を読み出すための信号読み出し回路212bの入力端子が接続されている。信号読み出し回路212bは、nウェル層221内部及び透明絶縁膜226内に形成されている。
p型半導体層222には、R光電変換素子で光電変換されて、ここに蓄積された正孔に応じたR信号を読み出すための信号読み出し回路212rの入力端子が接続されている。信号読み出し回路212rは、nウェル層221内部及び透明絶縁膜226内に形成されている。
次に、信号読み出し回路212r,212g,212bの回路構成を説明する。信号読み出し回路212r,212g,212bはそれぞれ同一構成であるため、ここでは信号読み出し回路212gについてその回路構成を説明する。
図6(b)に示すように、信号読み出し回路212gは、G光電変換素子で発生して蓄積された正孔に応じたG信号を出力するための信号出力回路205gと、G光電変換素子で発生して蓄積された正孔を信号出力回路205gに読み出すための読み出しトランジスタ213gとを備える。
信号出力回路205gは、読み出しトランジスタ213gによって読み出された正孔を、その量に応じた信号に変換するための出力トランジスタ214と、画素行を選択するための行選択トランジスタ215と、読み出しトランジスタ213gによって読み出された正孔をリセットするためのリセットトランジスタ216とを備える。これらのトランジスタは、光が入ることによる混色を避けるため、図示しない光遮蔽膜で覆われているnウェル層221内に形成される。信号読み出し回路212gに含まれるトランジスタは全てpチャネルMOS型トランジスタである。
読み出しトランジスタ213gは、そのゲートが読み出し信号線208に接続され、そのソースが入力端子218gに接続される。出力トランジスタ214は、そのゲートが読み出しトランジスタ213gのドレインに接続され、そのドレインが電源端子219に接続される。リセットトランジスタ216は、そのゲートがリセット信号線209に接続され、そのソースが読み出しトランジスタ213gのドレインに接続され、そのドレインが電源端子217に接続される。行選択トランジスタ215は、そのゲートが行選択信号線210に接続され、そのドレインが出力トランジスタ214のソースに接続され、そのソースが色列信号線211gに接続される。
信号読み出し回路212bの説明は、段落0072〜0074の説明において、GをBに変更し、gをbに変更するだけである。信号読み出し回路212rの説明は、段落0072〜0074の説明において、GをRに変更し、gをrに変更するだけである。
以上のような構成の固体撮像素子では、撮影指示に応じた露光期間(撮像期間)の終了後、行選択走査部202が、行選択信号線210に行選択信号を供給して、m(mは整数)行目の画素行を選択する。そして、読み出し信号線208に読み出し信号を供給する。これにより、画素電極膜227に蓄積された正孔が、出力トランジスタ214のゲート部分に蓄積され、蓄積された正孔量に応じた信号が色列信号線211gに読み出される。同様に、p型半導体層224に蓄積された正孔が出力トランジスタ214のゲート部分に蓄積され、蓄積された正孔量に応じた信号が色列信号線211bに読み出される。同様に、p型半導体層222に蓄積された正孔が出力トランジスタ214のゲート部分に蓄積され、蓄積された正孔量に応じた信号が色列信号線211rに読み出される。そして、信号処理部203によって信号処理が行われ、各画素行から得られた信号が、その信号の生成元の画素の配列順にしたがって出力される。
以上のように、本実施形態の固体撮像素子は、シリコン基板上で発生した電荷については正孔を利用しているため、第一実施形態と同様に感度を向上させることができる。又、シリコン基板内で発生した電荷についても正孔を利用しているため、電子を利用する場合に比べてR,Bの感度が低下するが、画像を作る際はGの感度が重要であるため、結果的に、感度を向上させることができる。
尚、本実施形態の固体撮像素子において、画素200以外に含まれるトランジスタは、pチャネルMOS型トランジスタでも、nチャネルMOS型トランジスタでもどちらでも良い。
又、本実施形態では、信号出力回路205r,205g,205bをそれぞれ3つのトランジスタで構成したが、これに限らず、例えば2つのトランジスタで構成することも可能である。
又、本実施形態では、画素200内に3個の信号出力回路を設けたが、読出しトランジスタ212r,212g,212bを駆動するための読み出し信号を独立に供給することにより、1個の信号出力回路を共用する構成としてもよい。読出し信号線が増加する不利はあるが、画素200内のトランジスタが6個または4個減少するという利点がある。これにより画素の微細化が容易になる。
本発明の第一実施形態を説明するためのハイブリッド型の固体撮像素子の構成を示す表面模式図 図1に示す1つの画素の概略構成を示す模式図 図2に示す信号読み出し回路の具体構成例を示した図 信号出力回路を2つのトランジスタで構成する場合の回路構成を示す図 本発明の第二実施形態を説明するためのハイブリッド型の固体撮像素子の構成を示す表面模式図 図5に示す1つの画素の概略構成を示す模式図
符号の説明
100 画素
102 行選択走査部
103 信号処理部
104 制御部
105r,g,b 信号出力回路
107 rb読み出し信号線
108 g読み出し信号線
109 リセット信号線
110 行選択信号線
111r,g,b 色列信号線
112r,g,b 信号読み出し回路
113r,g,b 読み出しトランジスタ
114 出力トランジスタ
115 行選択トランジスタ
116 リセットトランジスタ
120 シリコン基板

Claims (4)

  1. 行方向とこれに直交する列方向に配列された多数の画素を有する固体撮像素子であって、
    前記画素は、半導体基板内に形成された異なる色の光を検出する複数種類の基板内光電変換素子と、前記複数種類の基板内光電変換素子上方に積層され、前記複数種類の基板内光電変換素子で検出される色とは異なる色の光を検出する基板上光電変換素子とを含む受光部と、前記基板内光電変換素子で発生して蓄積される電荷に応じた信号を読みだす前記半導体基板に形成される第一の信号読出し回路及び前記基板上光電変換素子発生して蓄積される電荷に応じた信号を読み出す前記半導体基板に形成される第二の信号読み出し回路とを含んで構成され、
    前記基板上光電変換素子は、前記半導体基板上方に積層された第一の電極膜と、前記第一の電極膜上方に積層された光電変換膜と、前記光電変換膜上方に積層された第二の電極膜とからなり、
    前記光電変換膜は、内部での正孔の移動度が電子の移動度より大きい有機半導体を含み、
    撮像期間中、前記第一の電極膜と前記第二の電極膜には、前記光電変換膜で発生した正孔が前記第一の電極膜に蓄積されるように電圧が印加されるものであり、
    前記基板内光電変換素子発生して蓄積される電荷は電子であり
    前記第一の信号読み出し回路は、前記基板内光電変換素子で発生して蓄積される電子に応じた信号を出力するための複数のトランジスタからなる第一の信号出力回路と、前記電子を前記第一の信号出力回路に読み出すための第一の読み出しトランジスタとを含み
    前記第二の信号読み出し回路は、前記基板上光電変換素子で発生して前記第一の電極膜に蓄積される正孔に応じた信号を出力するための複数のトランジスタからなる第二の信号出力回路と、前記正孔を前記第二の信号出力回路に読み出すための第二の読み出しトランジスタとを含み、
    前記第二の信号読み出し回路に含まれるトランジスタのうち、前記第二の読み出しトランジスタはpチャネルMOS型トランジスタであり、その他のトランジスタはnチャネルMOS型トランジスタである固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の固体撮像素子であって、
    前記第一の信号出力回路は、前記第一の読み出しトランジスタによって読み出された電子をリセットするためのリセットトランジスタを含む2つ又は3つのトランジスタからなり、
    前記第二の信号出力回路は、前記第二の読み出しトランジスタによって読み出された正孔をリセットするためのリセットトランジスタを含む2つ又は3つのトランジスタからなり、
    前記第二の信号出力回路の前記リセットトランジスタのドレイン電圧は、前記第一の信号出力回路の前記リセットトランジスタのドレイン電圧よりも低く設定される固体撮像素子。
  3. 請求項1又は2記載の固体撮像素子であって、
    前記複数種類の基板内光電変換素子は、前記半導体基板の深さ方向に積層されている固体撮像素子。
  4. 請求項1〜のいずれか記載の固体撮像素子であって、
    前記複数種類の基板内光電変換素子が、青色の光を検出する基板内光電変換素子と、赤色の光を検出する基板内光電変換素子との2種類であり、
    前記基板上光電変換素子が、緑色の光を検出する固体撮像素子。
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