JP4751261B2 - 解離定数測定装置、解離定数算出方法、及び解離定数算出プログラム - Google Patents
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Description
前記流路上に設けられた獲得物質によって獲得された前記溶液中の試料の質量を表す質量情報を取得するとともに、前記獲得物質によって試料が獲得された際における、前記溶液中の前記試料の濃度を表す濃度情報を取得する取得手段と、を具備したマイクロリアクタと、前記取得した質量情報と濃度情報を用いて、前記試料と前記獲得物質とが平衡状態に至る前に、解離定数を算出する算出部と、を備え、前記算出部は、前記質量情報の時間変化を用いて前記試料と前記獲得物質が結合した結合物質の量を算出する第一結合物質量算出部と、前記結合物質の量の時間変化を用いて前記試料を獲得していない獲得物質の量である未獲得量を算出する未獲得量算出部と、前記濃度情報と前記結合物質の量と前記未獲得量とを用いて前記結合物質の予測量である結合物質予測量を予測する結合物質量予測部と、前記質量情報の時間変化を用いて前記結合物質の実測量である結合物質実測量を算出する第二結合物質量算出部と、前記結合物質予測量と前記結合物質実測量との誤差を算出する誤差算出部と、前記誤差が予め設定された許容範囲外であった場合に前記結合物質量予測部と前記第二結合物質量算出部と前記誤差算出部とに対して繰り返し処理を行うように指示する一方で、当該誤差が予め設定された許容範囲内であった場合に前記試料と前記獲得物質の解離定数を算出する解離定数算出部と、を具備することを特徴とする解離定数測定装置を提供する(第1の構成)。
を具備することを特徴とする解離定数算出方法を提供する(第4の構成)。
アナライトを獲得する機能と、アナライトが獲得された際におけるサンプルの濃度情報を取得する機能と、を兼ね備えている質量濃度兼用センサを備える。これにより1つのセンサで質量と質量が検出された際のサンプル液の濃度を知ることができる。そして、濃度と質量を後述の所定の理論式に代入すると解離定数の予測値を得ることができる。
(実施の形態の詳細)
図1は、本実施の形態のマイクロリアクタの構造を模式的に表した平面図である。
次に、濃度情報も質量濃度兼用センサ7を用いて取得する。質量濃度兼用センサ7はコルピッツ発信回路を形成すると共に、インピーダンス測定回路に接続されている。
(1)アナライトが検出された際のサンプル液の濃度を質量濃度兼用センサ7で検出することができる。
(2)マイクロリアクタ1内に1つのセンサを配置するだけで質量と濃度を検出することができる。
(3)質量濃度兼用センサ7の出力をサンプリングし、これを所定の理論式に代入することにより、反応の初期段階で解離定数を高い精度で予測することができる。
(4)解離定数の予測値を用いて、研究資源を有望な新薬候補に集中することができる。
(5)サンプル液を廃液路5側から吸引してマイクロリアクタ1に供給し、マイクロリアクタ1を使い捨て方式とすることにより、コンタミネーションを防止することができる。
3 導入路
4 反応槽
5 廃液路
7 質量濃度兼用センサ
11 リガンド
13 金薄膜
14 水晶振動子
16 アナライト
Claims (5)
- 試料を含む溶液を流す流路と、
前記流路上に設けられた獲得物質によって獲得された前記溶液中の試料の質量を表す質量情報を取得するとともに、前記獲得物質によって試料が獲得された際における、前記溶液中の前記試料の濃度を表す濃度情報を取得する取得手段と、を具備したマイクロリアクタと、
前記取得した質量情報と濃度情報を用いて、前記試料と前記獲得物質とが平衡状態に至る前に、解離定数を算出する算出部と、
を備え、
前記算出部は、
前記質量情報の時間変化を用いて前記試料と前記獲得物質が結合した結合物質の量を算出する第一結合物質量算出部と、
前記結合物質の量の時間変化を用いて前記試料を獲得していない獲得物質の量である未獲得量を算出する未獲得量算出部と、
前記濃度情報と前記結合物質の量と前記未獲得量とを用いて前記結合物質の予測量である結合物質予測量を予測する結合物質量予測部と、
前記質量情報の時間変化を用いて前記結合物質の実測量である結合物質実測量を算出する第二結合物質量算出部と、
前記結合物質予測量と前記結合物質実測量との誤差を算出する誤差算出部と、
前記誤差が予め設定された許容範囲外であった場合に前記結合物質量予測部と前記第二結合物質量算出部と前記誤差算出部とに対して繰り返し処理を行うように指示する一方で、当該誤差が予め設定された許容範囲内であった場合に前記試料と前記獲得物質の解離定数を算出する解離定数算出部と、
を具備することを特徴とする解離定数測定装置。 - 前記質量情報は、前記獲得物質を固定する共振部材の共振周波数を測定することにより取得することを特徴とする請求項1に記載の解離定数測定装置。
- 前記濃度情報は、前記獲得物質を固定する共振部材のインピーダンスまたはアドミッタンスを測定することにより取得することを特徴とする請求項1に記載の解離定数測定装置。
- 一のセンサを用いて流路上に設けられた獲得物質によって獲得された溶液中の試料の質量を表す質量情報を取得するとともに、前記獲得物質によって試料が獲得された際における、前記溶液中の前記試料の濃度を表す濃度情報を取得する取得ステップと、
前記取得された質量情報の時間変化を用いて、前記試料と前記獲得物質が結合した結合物質の量を算出する第一結合物質量算出ステップと、
前記算出した結合物質の量の時間変化を用いて、前記試料を獲得していない獲得物質の量である未獲得量を算出する未獲得量算出ステップと、
前記濃度情報と前記結合物質の量と前記未獲得量とを用いて前記結合物質の予測量である結合物質予測量を予測する結合物質量予測ステップと、
前記質量情報の時間変化を用いて前記結合物質の実測量である結合物質実測量を算出する第二結合物質量算出ステップと、
前記結合物質予測量と前記結物質実測量との誤差を算出する誤差算出ステップと、
前記誤差が予め設定された許容範囲外であった場合に前記結合物質量予測ステップと前記第二結合物質量算出ステップと前記誤差算出ステップとを繰り返し行うように指示する一方で、当該誤差が予め設定された許容範囲内であった場合に前記試料と前記獲得物質の解離定数を算出する解離定数算出ステップと、
を具備することを特徴とする解離定数算出方法。 - コンピュータに、
一のセンサを用いて流路上に設けられた獲得物質によって獲得された溶液中の試料の質量を表す質量情報を取得するとともに、前記獲得物質によって試料が獲得された際における、前記溶液中の前記試料の濃度を表す濃度情報を取得する取得機能と、
前記取得された質量情報の時間変化を用いて、前記試料と前記獲得物質が結合した結合物質の量を算出する第一結合物質量算出機能と、
前記算出した結合物質の量の時間変化を用いて、前記試料を獲得していない獲得物質の量である未獲得量を算出する未獲得量算出機能と、
前記濃度情報と前記結合物質の量と前記未獲得量とを用いて前記結合物質の予測量である結合物質予測量を予測する結合物質量予測機能と、
前記質量情報の時間変化を用いて前記結合物質の実測量である結合物質実測量を算出する第二結合物質量算出機能と、
前記結合物質予測量と前記結物質実測量との誤差を算出する誤差算出機能と、
前記誤差が予め設定された許容範囲外であった場合に前記結合物質量予測機能と前記第二結合物質量算出機能と前記誤差算出機能とを繰り返し実現するように指示する一方で、当該誤差が予め設定された許容範囲内であった場合に前記試料と前記獲得物質の解離定数を算出する解離定数算出機能と、
を実現させることを特徴とする解離定数算出プログラム。
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