JP4749229B2 - 音声出力装置、テレビジョン受像機 - Google Patents

音声出力装置、テレビジョン受像機 Download PDF

Info

Publication number
JP4749229B2
JP4749229B2 JP2006134717A JP2006134717A JP4749229B2 JP 4749229 B2 JP4749229 B2 JP 4749229B2 JP 2006134717 A JP2006134717 A JP 2006134717A JP 2006134717 A JP2006134717 A JP 2006134717A JP 4749229 B2 JP4749229 B2 JP 4749229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
amplifier
audio
compression
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006134717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007306448A (ja
Inventor
由浩 尾島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006134717A priority Critical patent/JP4749229B2/ja
Publication of JP2007306448A publication Critical patent/JP2007306448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4749229B2 publication Critical patent/JP4749229B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、音声信号を増幅するアンプを備えた音声出力装置及びそれを具備するテレビジョン受像機に関するものである。
一般に、オーディオプレイヤーやテレビジョン受像機などの音声出力装置は、出力する音声信号を増幅するアンプを備えている。このアンプは、増幅対象とする音声信号の強度(振幅)が大きい場合や、増幅の度合いが大きい場合等に過熱状態(熱負荷が高く高温となった状態)となる。アンプは、過熱状態が継続すると破損する恐れがある。
これに対し、特許文献1には、アンプにより増幅後の音声信号が過大である場合に、アンプに入力される音声信号の振幅を抑制する音声出力回路が示されている。これにより、アンプの熱ストレスを許容レベル以下に抑えることができる。
特開平5−252469号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように、増幅後の音声信号が過大である場合に、アンプへ入力される音声信号の振幅を抑制すると、スピーカを通じて出力される音声の音量が利用者の要望に反して小さくなるという問題点があった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、音量を維持しながらアンプの過熱状態を解消できる音声出力装置及びそれを具備するテレビジョン受像機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、音声信号を増幅するアンプを備えた音声出力装置に適用されるものであり、次の(1)〜(3)に示す各構成要素を備えることを特徴とする。
(1)前記アンプの熱負荷の状態を検知する熱負荷検知手段。
(2)前記アンプに入力される音声信号に周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析に基づく音声信号圧縮処理(周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析に基づく音声信号圧縮処理がその典型例)を施す音声信号圧縮手段。
(3)前記熱負荷検知手段の検知結果に基づいて、前記アンプに入力される音声信号に前記音声信号圧縮手段による圧縮処理を実行するか否かを制御する圧縮制御手段。
そして、前記音声信号圧縮手段が、音声信号における所定の設定周波数未満の低周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行う第1音声信号圧縮手段と、音声信号における前記低周波数領域及びそれより高い周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行う第2音声信号圧縮手段とを具備しており、前記圧縮制御手段が、前記アンプに入力される音声信号に前記第1音声信号圧縮手段による処理を実行することによって所定の圧縮解除条件が成立しない場合に、前記第2音声信号圧縮手段による処理を実行するよう制御するよう構成されている。
以上に示す構成を備えた音声出力装置は、アンプの熱負荷が大きい場合に、アンプに入力される音声信号について、一般的な人の聴覚ではほとんど知覚できない信号成分を除去する音声信号圧縮処理である心理聴覚分析に基づく音声信号圧縮処理を施すことができる。このように、アンプに入力される音声信号の成分の一部が除去されると、アンプの熱負荷が低減する。その結果、音量(音声信号の振幅)を抑制することなく、また、音質を極力劣化させずに、アンプの過熱状態を解消できる。
なお、周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析に基づく音声信号圧縮処理は、いわゆるMP3のアルゴリズムに従った音声信号圧縮処理として周知である。
また、一般に、アンプは、音声信号における低音領域(低周波数領域)の成分を増幅する場合の方が、高音領域(高周波数領域)の成分を増幅する場合よりも熱負荷が大きくなる。
そのため、本願発明のようにアンプの熱負荷が大きい場合に、まず、アンプに入力される音声信号から、アンプの過熱状態の解消に特に効果的な低周波数領域の成分についてのみ圧縮処理(信号成分の一部の除去)を行い、それでも十分な熱負荷低減効果が得られない場合(前記圧縮解除条件が成立しない場合)に、他の周波数領域の成分についても圧縮処理を行うという段階的な対応をとることで、音質の劣化を最小限に抑えつつ、アンプの過熱状態を解消できる。
また、前記第2音声信号圧縮手段は、前記音声信号における全周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行うものであることが考えられる。
お、本発明は、以上に示した音声出力装置を具備するテレビジョン受像機として構成されることも考えられる。
本発明によれば、音声出力装置におけるアンプの熱負荷が大きい場合に、アンプに入力される音声信号について、一般的な人の聴覚ではほとんど知覚できない信号成分を除去する音声信号圧縮処理(心理聴覚分析に基づく音声信号圧縮処理)を施すことにより、アンプの熱負荷を低減できる。その結果、音量を抑制することなく、また、音質を極力劣化させずに、アンプの過熱状態を解消できる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの概略構成を表すブロック図、図2はテレビジョン受像機Xが実行するアンプ熱負荷低減処理の手順を表すフローチャートである。
まず、図1に示すブロック図を用いて、本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの構成について説明する。
テレビジョン受像機Xは、アンテナ等により受信されたテレビジョン放送信号からチューナ1によって抽出される放送番組の音声信号(音声信号)を音声として出力するスピーカ13と、そのスピーカ13に入力される音声信号を増幅するアンプ12とを具備する音声出力装置を備えた装置の一例である。さらに、テレビジョン受像機Xは、アンプ12の過熱状態を検知してその過熱状態を解消するアンプ熱負荷低減処理を実行する機能を備えている。
図1に示すように、テレビジョン受像機Xは、チューナ1、外部入力部2、映像切替回路3、映像処理回路4、映像表示部5、制御回路6、リモコンインターフェース(I/F)回路7、音声切替回路10、音声処理回路11、アンプ12、スピーカ13、リモコン20、音声圧縮回路31及びアンプ過熱検知回路32等を具備して構成されている。
なお、制御回路6、音声切替回路10、音声処理回路11、音声圧縮回路31、アンプ12及びスピーカ13により、本発明の実施形態に係る音声出力装置の一例が構成されている。
チューナ1は、地上波放送信号やBS衛星放送信号等の放送信号から、前記制御回路6により指示される放送チャンネルの信号を抽出(選局)するとともに、その抽出信号の検波によって映像信号及び音声信号を取り出し、その映像信号及び音声信号の各々を映像切替回路3及び音声切替回路10各々へ伝送するものである。
また、外部入力部2は、外部からコンポジット方式或いはセパレート方式の映像信号及び音声信号等である外部入力映像信号及び外部入力音声信号を入力し、それらを映像切替回路3及び音声切替回路10各々へ伝送するインターフェースである。
映像切替回路3は、前記チューナ1からの映像信号及び外部入力部2からの映像信号を入力し、それらの映像信号のうちの任意の1つの映像信号を制御回路6からの指示に従って選択して出力するものである。
映像処理回路4は、映像切替回路3から出力された映像信号に対して各種信号処理を行うものである。例えば、映像信号から水平及び垂直同期信号の分離、その同期信号に位相同期したクロック信号の生成、映像信号からの輝度信号及び色信号の分離、所定の画質改善処理等を行い、処理後の映像信号を映像表示部5に出力する。さらに、映像処理回路4は、映像切替回路3からの映像信号に、制御回路6から指定された情報の映像をスーパーインポーズする(重ね合わせる)OSD機能も備えている。
映像表示部5は、液晶パネルなどにより構成され、映像処理回路4から出力される映像信号に基づく映像を表示するものである。
音声切替回路10は、チューナ1からの音声信号、外部入力部2からの音声信号及びテスト信号生成回路8からの音声信号が入力され、それらの音声信号のうちの任意の1つの音声信号を、制御回路6からの指示に従って音声処理回路11に出力するものである。
音声処理回路11は、音声切替回路10から出力された音声信号に対してイコライズ処理等の所定の音質調節処理を行うものである。
アンプ12は、音声処理回路11による音質調節処理後の音声信号を音声圧縮回路を介して入力し、制御回路6からの指示に従って入力音声信号を増幅或いは減衰させる処理(ボリューム調節処理)を行い、スピーカ13に出力するものである。
制御回路6は、演算手段であるMPU6a、そのMPU6aによって実行される制御プログラムが予め格納される記憶手段であるROM6b(EPROM)、MPU6aが実行する処理において読み書きされる各種情報を記憶するEEPROM6c等を備え、当該テレビジョン受像機X全体を制御するものである。以下に示す制御回路6の処理は、MPU6aがROM6bに記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
リモコン20は、当該テレビジョン受像機Xの動作の制御用の無線信号(例えば、赤外線信号)を出力するリモート操作器である。このリモコン20は、チャンネル選択キーや音量調節キーなど、情報入力のための操作入力部や、その入力情報(即ち、テレビジョン受像機Xの動作の制御信号)を無線信号(例えば、赤外線信号)に変換し、当該リモコン20からテレビ本体側へ無線伝送する無線信号出力回路等を備える。
一方、リモコンインターフェース回路7は、リモコン20(リモート操作器)から伝送される無線信号(赤外線信号等)を受信し、これを電気信号に変換することにより、リモコン20から伝送される各種情報を取得するとともに、その取得情報を制御回路6に伝送するものである。
例えば、音量調節が行われる場合、リモコン20の音量ボリューム調節キー(操作入力部)に対する操作入力情報に従って、制御回路6からアンプ12に対して出力音量の調節指令が出力される。さらに、アンプ12により、制御回路6からの指令に従ってスピーカ13に対する出力音量が調節される。
アンプ過熱検知回路32は、アンプ12に流れる電流やアンプ12の温度を検出すること等によってアンプ12の熱負荷を検出し、アンプ12の熱負荷が予め定められた設定負荷(設定電流や設定温度)を超えた状態(以下、過熱状態という)になっているか否かを検知する回路である(熱負荷検知手段の一例)。アンプ過熱検知回路32の検知結果は、制御回路6に伝送される。
なお、アンプ12が、前記過熱状態を検知するとともに、その過熱状態を検知した旨を表す信号(温度プロテクト警告信号)を出力する機能を備えるたアンプである実施例も考えられる。
音声圧縮回路31は、アンプ12に入力される音声信号に心理聴覚分析に基づく音声信号圧縮処理を施す回路(音声信号圧縮手段の一例)であり、制御回路6からの制御指令に従って、その音声信号圧縮処理を実行するか否かが切り替えられる。ここで、音声圧縮回路31は、周知のMP3アルゴリズムに従った音声信号圧縮処理、即ち、周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析に基づく音声信号圧縮処理を行うものである。この音声信号圧縮処理により、アンプ12に入力される音声信号から、一般的な人の聴覚ではほとんど知覚できない信号成分が除去される。
具体的には、音声圧縮回路31は、不図示のサブバンド分析部や心理聴覚分析部、量子化・ハフマン符号化部及びビットストリーム生成部等を備えて構成されている。
サブバンド分析部は、入力音声信号を所定の周波数帯域幅のサブバンド信号に分割し、さらにMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)を行うことによってサブバンド信号を周波数領域のスペクトル(MDCTスペクトル)に変換するものである。心理聴覚分析部は、入力音声信号について、FFTによる周波数スペクトルの計算を行い、その計算結果に基づいて周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析を行うことにより、周波数帯域ごとのマスキング閾値(許容量子化雑音電力)の計算等を行うものである。また、量子化・ハフマン符号化部は、心理聴覚分析部で計算された周波数帯域ごとの許容量子化雑音電力に関する要求に基づいて量子化ステップサイズ、周波数帯域ごとのスケールファクタを決定してMDCTスペクトルを量子化し、量子化インデックスのハフマン符号化を行うものである。ビットストリーム生成部は、量子化されたMDCTスペクトルに基づいて、圧縮後の音声信号のビットストリームを生成するものである。
また、音声圧縮回路31は、入力された音声信号における所定の設定周波数(例えば、3kHz程度)未満の低周波数領域の成分についてのみ音声信号圧縮処理を行う第1処理モード(第1音声信号圧縮手段の処理を実行するモードに相当)と、入力された音声信号における全周波数領域(前記低周波数領域及びそれより高い周波数領域)の成分について音声信号圧縮処理を行う第2処理モード(第2音声信号圧縮手段の処理を実行するモードに相当)ととを切り替え可能に構成されている。
次に、図2に示すフローチャートを参照しつつ、テレビジョン受像機Xが実行するアンプ熱負荷低減処理の手順について説明する。
ここで、図2に示す処理は、スピーカ13を通じた音声出力処理が行われている際に実行される。また、図2に示す処理の開始時において、音声圧縮回路31は、アンプ12に入力される音声信号に圧縮処理を行わない状態(音声信号をスルーする状態)となっている。なお、以下に示すS1、S2、…は、処理手順(ステップ)の識別符号を表す。
[ステップS1]
まず、制御回路6は、アンプ過熱検知回路32の検知結果を監視し、その検知結果が、アンプ12が過熱状態(熱負荷が高い状態)となっていること(例えば、アンプ12の温度が所定レベル以上に高い過温状態となっていること)を表しているか否かを判別する(S1)。
[ステップS2〜S4]
そして、制御回路6は、アンプ12が過熱状態となっていると判別すると、音声圧縮回路31によって前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理(低周波数領域の成分についての音声信号圧縮処理)が行われている状態であるか、音声信号圧縮処理が行われていない状態であるかを判別する(S2)。ここで、制御回路6は、音声圧縮回路31により前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理が行われている状態であると判別すると、処理を後述するステップS7へ移行させ、音声信号圧縮処理が行われていない状態であると判別すると、処理を次のステップS3へ移行させる。
ステップS3では、制御回路6は、アンプ12に入力される音声信号に対し、音声圧縮回路31によって前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理(低周波数領域の成分についての音声信号圧縮処理)が開始されるよう制御する(S3)。
さらに、制御回路6は、不図示のタイマ回路に所定時間を設定することにより、タイマ回路による計時を開始させる(S4)。
[ステップS5〜S7]
また、制御回路6は、前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理の開始後、ステップS4で計時を開始させたタイマ回路により所定時間の経過が検知されたか否か(タイムアップしたか否か)を監視しながら(S6)、所定の圧縮解除条件が成立するか否かを判別する(S6)。
ここで、圧縮解除条件としては、例えば、アンプ12が過熱状態(熱負荷が高い状態)ではない状態が所定時間以上継続することや、アンプ12の熱負荷(流れる電流や温度等)が所定レベル以下となったこと等が考えられる。
ここで、制御回路6は、タイマ回路により所定時間の経過が検知されるまでに、前記圧縮解除条件が成立したと判別すると、音声圧縮回路31による音声信号圧縮処理を停止させ(S7)、その後、処理を前述したステップS1へ戻す。これにより、前述したステップS1以降の処理が繰り返される。
[ステップS8〜S10]
一方、制御回路6は、前記圧縮解除条件が成立するまでに、タイマ回路により所定時間の経過が検知されたと判別した場合、即ち、アンプ12に入力される音声信号に前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理を実行した後、所定時間が経過しても前記圧縮解除条件が成立しないと判別した場合、アンプ12に入力される音声信号に対し、音声圧縮回路31によって前記第2処理モードによる音声信号圧縮処理(低周波数領域及びそれより高い周波数領域を含む全周波数領域の成分についての音声信号圧縮処理)が開始されるよう制御する(S8、圧縮制御手段の一例)。
さらに、制御回路6は、前記第2処理モードによる音声信号圧縮処理の開始後、前記圧縮解除条件が成立するか否かを判別しながら待機する(S9)。
ここで、制御回路6は、前記圧縮解除条件が成立したと判別すると、音声圧縮回路31による高周波数領域についての音声信号圧縮処理を停止させ(S10)、その後、処理を前述したステップS4へ戻す。これにより、音声圧縮回路31により、前記第1処理モードによる音声信号圧縮処理が実行される状態となり、前述したステップS4以降の処理が繰り返される。
以上に示したように、制御回路6は、アンプ過熱検知回路32(熱負荷検知手段の一例)の検知結果に基づいて、アンプ12に入力される音声信号に音声圧縮回路31(音声信号圧縮手段の一例)による音声信号圧縮処理を実行するか否かを制御する(S1、S3、S8:圧縮制御手段の一例)。
図2に示すように、テレビジョン受像機Xは、アンプ12がその熱負荷が大きい前記過熱状態である場合に、アンプ12に入力される音声信号について、一般的な人の聴覚ではほとんど知覚できない信号成分を除去する音声信号圧縮処理(心理聴覚分析に基づく音声信号圧縮処理)を実行する(S3、S8)。このように、アンプ12に入力される音声信号の成分の一部が除去されると、アンプ12の熱負荷が低減する。その結果、音量(音声信号の振幅)を抑制することなく、また、音質を極力劣化させずに、アンプの過熱状態を解消できる。
また、制御回路6は、アンプ12の熱負荷が大きい場合に、まず、アンプ12の過熱状態の解消に特に効果的な低周波数領域の成分についてのみ圧縮処理を行い(S3)、それでも十分な熱負荷低減効果が得られない場合(前記圧縮解除条件が成立しない場合)に、他の周波数領域の成分についても圧縮処理を行う(S8)という段階的な音声信号圧縮処理が行われるよう音声圧縮回路31を制御する。その結果、音質の劣化を最小限に抑えつつ、アンプの過熱状態を解消できる。
本発明は、音声出力装置に利用可能である。
本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機Xの概略構成を表すブロック図。 テレビジョン受像機Xが実行するアンプ熱負荷低減処理の手順を表すフローチャート。
符号の説明
X…テレビジョン受像機
1…チューナ
2…外部入力部
3…映像切替回路
4…映像処理回路
5…映像表示部
6…制御回路
7…リモコンインターフェース回路
10…音声切替回路
11…音声処理回路
12…アンプ
13…スピーカ
20…リモコン
31…音声圧縮回路
32…アンプ過熱検知回路
S1、S2、・・…ステップ(処理手順)

Claims (3)

  1. 音声信号を増幅するアンプを備えた音声出力装置であって、
    前記アンプの熱負荷の状態を検知する熱負荷検知手段と、
    前記アンプに入力される音声信号に周波数マスキング効果及び可小可聴限の分析に基づく音声信号圧縮処理を施す音声信号圧縮手段と、
    前記熱負荷検知手段の検知結果に基づいて、前記アンプに入力される音声信号に前記音声信号圧縮手段による圧縮処理を実行するか否かを制御する圧縮制御手段と、
    を具備してなり、
    前記音声信号圧縮手段が、音声信号における所定の設定周波数未満の低周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行う第1音声信号圧縮手段と、音声信号における前記低周波数領域及びそれより高い周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行う第2音声信号圧縮手段とを具備し、
    前記圧縮制御手段が、前記アンプに入力される音声信号に前記第1音声信号圧縮手段による処理を実行することによって所定の圧縮解除条件が成立しない場合に、前記第2音声信号圧縮手段による処理を実行するよう制御してなることを特徴とする音声出力装置。
  2. 前記第2音声信号圧縮手段が、前記音声信号における全周波数領域の成分について前記音声信号圧縮処理を行うものである請求項1に記載の音声出力装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の音声出力装置を具備してなることを特徴とするテレビジョン受像機。
JP2006134717A 2006-05-15 2006-05-15 音声出力装置、テレビジョン受像機 Expired - Fee Related JP4749229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134717A JP4749229B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 音声出力装置、テレビジョン受像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134717A JP4749229B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 音声出力装置、テレビジョン受像機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007306448A JP2007306448A (ja) 2007-11-22
JP4749229B2 true JP4749229B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38839988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006134717A Expired - Fee Related JP4749229B2 (ja) 2006-05-15 2006-05-15 音声出力装置、テレビジョン受像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4749229B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109999310B (zh) * 2019-04-09 2022-05-03 广州达美智能科技有限公司 光源和声源的组合控制方法、装置和计算机可读存储介质

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05252469A (ja) * 1992-03-05 1993-09-28 Mitsubishi Electric Corp テレビジョン受像機の音声出力回路
JP3297713B2 (ja) * 1994-12-08 2002-07-02 シャープ株式会社 音声信号増幅装置および音声信号レベル検出回路
JP2005065141A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Sony Corp マルチチャンネルオーディオ装置用オーディオアンプ
JP4134989B2 (ja) * 2004-03-10 2008-08-20 ヤマハ株式会社 車載用音響機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007306448A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7486797B2 (en) Audio correcting apparatus
US9584934B2 (en) Hearing device and method for fitting hearing device
JP4432858B2 (ja) 放送受信方法
JP6584000B2 (ja) 受信装置、受信方法、及びプログラム
JP2007306275A (ja) 音響出力装置、テレビジョン受像機
US10237510B2 (en) Signal processing device and signal processing method
JP6479194B2 (ja) 受信装置、放送システム、受信方法、及びプログラム
JP4749229B2 (ja) 音声出力装置、テレビジョン受像機
US20160163330A1 (en) Electronic device and control method
JP2010212898A (ja) 音声信号処理装置及びテレビジョン受像機
JP2008228184A (ja) 音声出力装置
JP2008227895A (ja) テレビジョン受像機
JP2007027973A (ja) リモートコントロール装置及び映像表示システム
JP2010258776A (ja) 音声信号処理装置
JP2009124324A (ja) 音響機器及び音響機器の制御方法
JP4101719B2 (ja) オーディオ放送受信装置及び出力音声特性制御方法
JP2006067490A (ja) 音声出力装置
JP4476158B2 (ja) オーディオ信号レベル制御装置およびレベル制御方法
JP2012070024A (ja) 音声ダイナミックレンジコントロール装置
KR100812618B1 (ko) 리모트 콘트롤러의 오디오 출력 시스템 및 방법
KR20080050095A (ko) 텔레비젼의 음성 제어장치 및 음성 제어방법
JP2006303825A (ja) テレビ受像機
JP2008197300A (ja) 映像機器
EP3145218B1 (en) Hearing aid communication system and hearing aid communication method thereof
KR100777302B1 (ko) 텔레비전 수상기의 불쾌지수에 따른 화질 자동 조정 방법및 그 텔레비전 수상기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4749229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees