JP2009124324A - 音響機器及び音響機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の目的や聴取する対象に応じて最適な音量調整をする。
【解決手段】入力された音声信号は、入力レベル検出部11を通過して、音声処理ユニット12に入力される。入力レベル検出部11は、入力された音声信号の、現在の時刻をtとして、t−Δtからtまでの間の音声信号の強度Vin(t)を検出する。制御部19は、入力レベル検出部11から得たVinに関する情報と、音質調整部13から得た音質処理に用いられる情報(音質情報)とに基づいて、推奨ボリューム値(推奨音量設定パラメータ)Nrを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声を出力する音響機器、及びその制御方法、特に音量を調整する方法に関する。
テレビジョン受像機に代表される各種の音響機器においては、利用者によって音量が制御できる機能が設けられている。これは、例えば、「音量」と表示された操作キーによって行われ、利用者は、この操作キーを制御することにより、所望の音量でテレビジョン番組等を視聴することができる。一般に、音量はボリューム値によって制御され、この値で増幅回路における音声信号の増幅の利得等が決定され、制御された音声信号がスピーカ等で出力される。
一方、音声信号の処理を行う増幅回路やスピーカの特性は、入力された音声信号の強度(振幅)に依存し、これらが最適な動作をするためには、音声信号の強度が所定の範囲(ダイナミックレンジ)にあることが必要である。例えば、この範囲よりも大きな強度の音声信号が増幅回路に入力した場合には、出力される音声信号には歪みが生じ、元の音声を忠実に再現できない。スピーカに入力される音声信号についても同様であり、音声信号の強度が高すぎる場合には歪みや音割れという現象が発生する。こうした状況は、例えば、音楽番組のようにその音質を重要視する番組を視聴する際には好ましくない。
従って、音声信号の強度を適切に調整することが重要である。このため、例えば特許文献1には、音声信号の歪みを生じない最適な範囲に音声信号の強度を自動的に調整する音声信号処理装置が記載されている。この技術においては、入力された音声信号の強度の最大値を一定周期で検出し、この最大値を元にして、音声信号が通過する減衰部の減衰を制御して、音声信号の強度を自動的に最適な範囲に保つことが記載されている。
特開2001−77645号公報
しかしながら、上記の技術によって音声信号の強度は適切な範囲に自動的に保たれるが、この調整は利用者にとっては必ずしも好ましいものではない場合もある。例えば、スポーツ中継をテレビジョン受像機から離れた場所から視聴する場合には、その音質を特に問題にせず、大きな音量でこれを視聴したいと利用者が希望する場合がある。また、聴力の弱い老人がテレビ番組を視聴する場合には、同様に、音質よりも音量が重視される場合がある。
すなわち、従来の音響機器においては、利用者の目的や聴取する対象に応じて最適な音量調整は行われていなかった。
本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の音響機器は、入力される音声信号における音質を調整する音質調整部と、前記音声信号における音量を音量設定パラメータにより調整する音量調整部とを具備する音響機器であって、前記音声信号の強度を検出する入力レベル検出部と、前記音声信号の強度と、前記音質調整部における音質の調整の情報である音質情報とに基づき、前記音量調整部における推奨音量設定パラメータを算出する制御部と、を具備することを特徴とする。
本発明の音響機器は、現在の音量設定パラメータの値と、前記推奨音量設定パラメータの値とが表示される表示部を具備することを特徴とする。
本発明の音響機器において、前記制御部は、現在の音量設定パラメータの値を、前記推奨音量設定パラメータの値に更新することを特徴とする。
本発明の音響機器において、前記制御部は、利用者の操作により前記音量設定パラメータの更新を行うことを特徴とする。
本発明の音響機器において、前記制御部は、更に利用者の属性情報に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする。
本発明の音響機器において、前記制御部は、更に時刻に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする。
本発明の音響機器は、テレビジョン受像機であることを特徴とする。
本発明の音響機器において、前記テレビジョン受像機は、デジタル放送を受信し、前記制御部は、更に受信するテレビジョン放送の識別情報に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする。
本発明の音響機器の制御方法は、入力される音声信号の音質及び音量を調整して出力し、前記音量の調整は音量設定パラメータにより制御される音響機器の制御方法であって、前記音声信号の強度を検出する入力レベル検出工程と、前記音声信号の強度と、前記音質の調整の情報である音質情報とに基づき、推奨音量設定パラメータを算出する推奨音量設定パラメータ算出工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の音響機器の制御方法は、現在の音量設定パラメータの値と、前記推奨音量設定パラメータの値とを表示する表示工程を具備することを特徴とする。
本発明の音響機器の制御方法は、現在の音量設定パラメータの値を、前記推奨音量設定パラメータの値に更新する音量更新工程を具備することを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、利用者の目的や聴取する対象に応じて最適な音量調整をすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下では、本発明の実施の形態となる音響機器として、テレビジョン受像機について説明する。
本発明の実施の形態であるテレビジョン受像機において、音声信号入力からその出力部までの構成を示す図が図1である。入力される音声信号は、このテレビジョン受像機10においては、選局部や復調部等(図示せず)の処理によって、放送用電波から抽出される。この方法は、通常のテレビジョン受像機において行われているものと同様であるため、説明は省略する。
入力された音声信号は、入力レベル検出部11を通過して、音声処理ユニット12に入力される。入力レベル検出部11は、入力された音声信号の、現在の時刻をtとして、t−Δtからtまでの間の音声信号の強度Vin(t)を検出する。この音声信号の強度として、この期間の音声信号の振幅の最大値を用いることができる。Vin(t)の検出は、Δtの間隔で行われる。
なお、Vin(t)としては、この他にも適宜設定することが可能である。例えば、振幅の最大値の代わりに、最頻値等、他の値を用いることができる。また、現在視聴しているテレビ番組の開始時から時刻tまでの音声信号の振幅の最大値をVin(t)とすることができる。このテレビジョン受像機10がデジタル放送を受信するものである場合には、そのEPG情報からテレビ番組の開始時を認識することができる。
音声処理ユニット12の中には、音質調整部13と音量調整部14が設けられており、音声信号を適切に出力するための処理を行う。音質調整部13は、例えばイコライズ等の処理を行い、特定の音域を強調する等、音声信号における音質を調整する。一方、音声信号はアンプ15で一定のゲインで増幅されるが、音量調整部14はその前段階に設けられた減衰器である。その減衰率は可変となっており、これにより音声信号の強度が調整される。この減衰率の調整は、このテレビジョン受像機10に設けられたボリュームを用いて利用者によって制御され、その設定値はボリューム値(音量設定パラメータ)Nで表され、例えば、N=0が全く音声出力がなされない状態(減衰率が最大の状態)であり、N=100が音声出力が最大となる状態(減衰率が最小である状態)として設定できる。利用者は、テレビジョン受像機10の本体におけるボリュームつまみやリモコン送信機に設けられたボリューム操作キーを制御し、このNの値を所望の値に設定することにより、現在の減衰率を所望の値に設定できる。従って、アンプ15を通過後の音声信号の増幅率VolはNの関数Vol(N)として表される。前記の設定の場合には、増幅率Vol(N)はNに関する単調増加関数となっている。
アンプ15で増幅された音声信号は、スピーカ16で音声として出力される。
一方、音声信号と同様に放送用電波から抽出された映像信号は、映像処理部(図示せず)で処理され、ディスプレイ(表示部)17で表示される。また、本来のテレビ番組の画像だけでなく、このテレビジョン受像機10の制御に関する情報、例えば音量制御に関する情報を同時にこのディスプレイ17で表示させるための信号を作成するOSD(On Screen Display)処理回路18が設けられている。
ここで、このテレビジョン受像機10においては、マイクロコンピュータ等で構成された制御部19が用いられる。制御部19は、入力レベル検出部11から得たVinに関する情報と、音質調整部13から得た音質の調整に関する情報(音質情報)とに基づいて、推奨ボリューム値(推奨音量設定パラメータ)Nrを算出する。Nrは、ある時刻におけるVin(t)を元にして、以下の関係式から算出される。
Figure 2009124324
ここで、F(α、t)は音声処理関数であり、時刻の関数であると同時に、音質処理パラメータαの関数となっている。音質処理パラメータαとは、音質調整部13が制御部19に出力する、音質調整に関するパラメータ(音質情報)である。
ここでは、推奨ボリューム値Nrを求める基準として、Vin(t)×F(α、t)×Vol(N)が用いられる。すなわち、これらの積が閾値A(k)に等しい場合のNがNrとなる。閾値Aは各種の条件(そのパラメータをkとする)によって定まる。k=1の時のNrをNr、k=2の時のNrをNrとすると、A(1)<A(2)の場合、Nr<Nrとなる。すなわち、推奨ボリューム値を大きくしたい場合はAの値を大きく設定し、推奨ボリューム値を小さくしたい場合はAの値を小さく設定する。
例えば、A(k)はこのテレビジョン受像機10が現在受信しており、利用者に視聴させている番組(プログラム)に依存させることができる。この場合、kはこの番組の種類を示す指数とすることができ、例えば、音楽番組の場合にはk=1とし、スポーツ中継の場合にはk=2とする。すなわち、この場合には、このテレビジョン受像機10が受信するテレビジョン放送の識別情報に基づき、推奨ボリューム値Nrを設定することができる。
ここで、A(1)に対応するNrをNrとする。この場合、強度Vin(t)の音声信号がアンプ15からVol(Nr)の増幅率で出力されてからスピーカ16で出力された場合に、出力される音声において歪みや音割れが生じない範囲にVol(Nr)をするべくA(1)は設定される。
一方、A(2)に対応するNrをNrとする。この場合、強度Vin(t)の音声信号がアンプ15からVol(Nr)の増幅率で出力されてからスピーカ16で出力された場合に、音量を大きく、若干の歪みや音割れがあるが、利用者が音声信号における言語を識別できる範囲にVol(Nr)をするべくA(2)は設定される。すなわち、この場合にはNr<Nrとすることが好ましいため、A(1)<A(2)とする。
同様に、A(k)の設定を任意に行うことができる。例えば、このテレビジョン受像機10を使用するにあたり、ユーザーログインする方式とした場合、kを利用者識別番号とし、利用者毎にA(k)の値を設定する方式としてもよい。この場合、利用者の属性情報に応じてA(k)を設定することができる。例えば、利用者が聴力の弱い老人である場合をk=1とし、聴力の充分な人間である場合をk=2とすると、A(1)>A(2)と設定し、Nr>Nrとすることができる。すなわち、この場合には利用者の属性情報に応じて推奨ボリューム値Nrを設定することができる。
また、F(α、t)における音質処理パラメータαとしては、例えば、この音質処理がイコライズである場合には、強調された周波数領域を示すパラメータ等が用いられる。例えば、αを音声信号の周波数とし、同じVin(t)であってもαの周波数ではαの周波数の音声よりも利用者にとって感覚的に大きく聞こえる場合には、F(α、t)>F(α、t)と設定することができる。この場合、A(k)の値が同じであっても、α=αの場合の推奨ボリューム値Nrの値はα=αの場合と比べて小さくなる。すなわち、F(α、t)によって、音質調整部13の設定における情報に応じた推奨ボリューム値Nrの設定をすることができる。
また、F(α、t)は時刻tの関数でもある。これにより、例えば、tを昼間における時刻、tを夜中における時刻とすると、F(α、t)<F(α、t)と設定することができる。この場合、A(k)の値が同じであっても、t=tの場合の推奨ボリューム値Nrの値はt=tの場合と比べて小さくなる。すなわち、F(α、t)によって、時刻に応じた推奨ボリューム値Nrの設定をすることができる。
なお、F(α、t)、A(k)、Vol(N)のデータは、図1の構成において、予めメモリ20に記憶されている。
制御部19は、現在のボリューム値Nと算出された推奨ボリューム値Nrの値を、OSD処理回路18を介して、ディスプレイ17の表示画面に表示させることもできる。
また、制御部19の動作に対して、自動音量制御モードを設定することもできる。この場合には、制御部19は推奨ボリューム値Nrを算出するだけでなく、音量調整部14を制御して、現在のボリューム値Nを設定することもでき、N=Nrと設定することもできる。
このテレビジョン受像機10において用いられる制御方法を示すフローチャートが図2である。
まず、入力レベル検出部11は、前記の通り、音声信号の強度Vin(t)を検出する(入力レベル検出工程:S1)
次に、制御部19は、前記の通り数1に基づき、Vin(t)、F(α、t)、A(k)に基づいて、Vol(Nr)を算出し、推奨ボリューム値Nrを算出する(S2:推奨音量設定パラメータ算出工程)。すなわち、ここでは、音声信号の強度Vin(t)、音質の調整に用いられる音質情報α、時刻t、パラメータkに基づいて、推奨ボリューム値Nrを算出する。
次に、NrがNfを超えていないか否かの判定を行う(S3)。ここで、Nfとは、設定できる最大のボリューム値であり、音量調整部14のハードウェアで決定される。
NrがNfよりも小さかった場合、制御部19は、OSD処理回路18を用いて、現在のボリューム値Nに対するNrの関係をディスプレイ17の表示画面において音響バーで図示させる(S4:表示工程)。この表示画面の一例を図3に示す。この図においては、推奨ボリューム値Nrが42であるのに対して、現在のボリューム値Nは38となっている。Nr=42の点は図中の矢印で示されている。
また、制御部19は、音量調整部14から得た現在のボリューム値NとNrとの比較判定も行う(S5)。NがNrよりも大きかった場合、前記の音響バーと同様に、表示画面において警告を表示させる(S6)。この警告を前記の音響バーと同時に表示させてもよい。この表示の一例が図4である。この例では、推奨ボリューム値Nr=42(矢印で表示の点)であるのに対して、現在のボリューム値N=55となっていることが音響バーで表示されている。また、その上部に、このために音質の低下が起こる旨の表示(警告)が行われている。
次に、自動音量制御モードが設定されている場合(S7)には、制御部19は、音量調整部14を制御して、現在のボリューム値NをNrに更新する(S8:音量更新工程)。同時に、OSD処理回路18を制御し、N=Nrと設定された旨を音量バーでディスプレイ17の表示画面において表示させる。この画面の一例が図5である。ここでは、N=42と設定され、かつ、その旨が音量バーの上部に表示されている。これにより、利用者は、自動音量調整が行われたことを知ることができ、その後にこれらの表示は消滅する。
以上の動作により、このテレビジョン受像機10においては、ボリューム値Nが、音声信号の音質、テレビ番組の種類、利用者等に応じて最適化された推奨ボリューム値Nrに設定される。従って、利用者の目的や視聴する対象に応じて最適な音量調整がなされる。
図2のフローチャートにおいては、NrがNfよりも大きかった場合(S3)、N=Nrとする制御は不可能であるため、音量調整に関する処理は行われない。しかしながら、この場合においても、Nrを音量バーで表示(S4)させる処理を行ってもよい。利用者は、この表示を見て、N≦Nfの範囲内の所望の値にボリューム値を設定することができる。
また、自動音量制御モードが設定されていない場合(S7)においても、利用者は、例えば図4の表示を見て、ボリューム値Nを所望の値に設定することができる。
また、自動音量制御モードが設定されている場合でも、音量更新工程(S8)の前に、利用者に対する設定の確認動作を行わせることもできる。例えば、この工程の前に、OSD処理回路18を介して、ディスプレイ17の表示画面に「最適ボリューム値に設定しますか?」と表示させ、その後に、利用者がリモコン送信機における「音量自動設定」と表示された操作キーを操作することによってS8の工程が開始される設定とすることができる。この場合には、音量(ボリューム値N)の調整は必ず利用者の確認後に行われるため、利用者の意図しない音量の変化が生ずることはない。
なお、推奨ボリューム値Nrの算出は前記の通り、Δtの間隔で制御部18が適宜行うが、ディスプレイ17における表示(S4)は、利用者によるテレビ番組の視聴に支障の無い範囲で行われることが好ましい。例えば、定期的にこれを表示させることによって、利用者は現在のボリューム値Nの状況を知ることができる。あるいは、リモコン送信機に「音量表示」操作キーを設け、この操作キーが操作される度にS2以降の工程を行う設定としてもよい。
また、利用者がボリューム値Nを変えた直後や、Vin(t)の変動率がある設定値を超えた直後等にS1以降の工程を行う設定とすることもできる。この場合にS6で表示される表示画面の一例を図6に示す。ここでは、利用者により更新されたボリューム値N、Vinの値においては、最適な音声出力がなされないとの表示がなされている。
なお、上記の実施の形態においては、テレビジョン受像機につき説明したが、これに限られるものではなく、音声信号を出力する音響機器であれば、同様の動作を行わせることができ、同様の効果を奏することは明らかである。更に、Nの値とNrの値を表示できる表示部を有していれば、利用者に最適なボリューム値を知らせることができる。
本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機の構成を示す図である。 本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機において用いられる制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機において用いられる表示画面の一例である。 本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機において用いられる表示画面の他の一例である。 本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機において用いられる表示画面の他の一例である。 本発明の実施の形態となるテレビジョン受像機において用いられる表示画面の他の一例である。
符号の説明
10 テレビジョン受像機
11 入力レベル検出部
12 音声処理ユニット
13 音質調整部
14 音量調整部
15 アンプ
16 スピーカ
17 ディスプレイ(表示部)
18 OSD処理回路
19 制御部
20 メモリ

Claims (11)

  1. 入力される音声信号における音質を調整する音質調整部と、前記音声信号における音量を音量設定パラメータにより調整する音量調整部とを具備する音響機器であって、
    前記音声信号の強度を検出する入力レベル検出部と、
    前記音声信号の強度と、前記音質調整部における音質の調整の情報である音質情報とに基づき、前記音量調整部における推奨音量設定パラメータを算出する制御部と、
    を具備することを特徴とする音響機器。
  2. 現在の音量設定パラメータの値と、前記推奨音量設定パラメータの値とが表示される表示部を具備することを特徴とする請求項1に記載の音響機器。
  3. 前記制御部は、現在の音量設定パラメータの値を、前記推奨音量設定パラメータの値に更新することを特徴とする請求項1または2に記載の音響機器。
  4. 前記制御部は、利用者の操作により前記音量設定パラメータの更新を行うことを特徴とする請求項3に記載の音響機器。
  5. 前記制御部は、更に利用者の属性情報に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の音響機器。
  6. 前記制御部は、更に時刻に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の音響機器。
  7. 前記音響機器はテレビジョン受像機であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の音響機器。
  8. 前記テレビジョン受像機は、デジタル放送を受信し、
    前記制御部は、更に受信するテレビジョン放送の識別情報に基づき、前記推奨音量設定パラメータを算出することを特徴とする請求項7に記載の音響機器。
  9. 入力される音声信号の音質及び音量を調整して出力し、前記音量の調整は音量設定パラメータにより制御される音響機器の制御方法であって、
    前記音声信号の強度を検出する入力レベル検出工程と、
    前記音声信号の強度と、前記音質の調整の情報である音質情報とに基づき、推奨音量設定パラメータを算出する推奨音量設定パラメータ算出工程と、
    を具備することを特徴とする音響機器の制御方法。
  10. 現在の音量設定パラメータの値と、前記推奨音量設定パラメータの値とを表示する表示工程を具備することを特徴とする請求項9に記載の音響機器の制御方法。
  11. 現在の音量設定パラメータの値を、前記推奨音量設定パラメータの値に更新する音量更新工程を具備することを特徴とする請求項9または10に記載の音響機器の制御方法。
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