JP4749029B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

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本発明は、同軸上に配設された2つの回転軸の結合と、切り離しとを電磁力の作用によって行う電磁式クラッチに関する。
一般的に、各種機器、例えば、画像形成装置等の用紙搬送手段において、搬送駆動ローラに動力の伝達と遮断を選択的に切換えるために、駆動力の伝達経路上で駆動力を断続する装置として電磁クラッチが使用されている。
このような電磁クラッチでは、例えば、内側に位置するシャフト等からなる第1の回転軸と、この第1の回転軸と同軸上に、第1の回転軸の少なくとも一部を囲繞するように外側に配置された可動部材であるギヤやカップリング等からなる第2の回転軸とを、係合駆動する際には、電磁コイル部に電流を流すことにより、第2の回転軸に係合している可動片であるアマチュアを、第1の回転軸に回転方向に係合されているロータに電磁力でもって吸引圧接させるようにしている。
従来、このような電磁クラッチでは、電磁コイル部への通電のために、例えば、コイルと外部からのリード線を接続する接続端子部を、コイルを巻回したボビンに、ボビンの径方向に外方に延びるように配設したものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−97598号公報
ところが、上述の特許文献1の記載のものでは、接続端子がボビンの径方向の外方に延びているので、電磁クラッチの径方向の外形が大きくなり、電磁クラッチが大型化するとともに、設置場所が制約される等といった問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電磁クラッチの径方向の外形を小さくし、電磁クラッチの小型化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、回転可能な第1の回転軸と、第1の回転軸と同軸上に、第1の回転軸の少なくとも一部を囲繞するように外側に配置された第2の回転軸と、第1の回転軸と第2の回転軸との間に、第1の回転軸と同軸上に組み込まれ、第1の回転軸と第2の回転軸とを磁気的に吸着させ、該吸着状態の解除を行う電磁クラッチ部と、を備え、電磁クラッチ部は、可動片であるアマチュアと、アマチュアに対向して配設されたロータと、アマチュアおよびロータの径方向に貫通する磁気回路を形成する電磁コイル部と、電磁コイル部を保持する外装を有し、アマチュアと第2の回転軸とを係合させるとともに、電磁コイル部に対する通電のON/OFFを行うことにより、アマチュアとロータとを磁気的に吸着させ、または該吸着の解除を行うように構成した電磁クラッチにおいて、電磁コイル部は、第1の回転軸と同軸上に配設されるボビンと、ボビンに巻回したコイルと、コイルと導線及び当該導線を覆う絶縁被覆とから形成された外部からのリード線とを接続する接続端子部とを備え、接続端子部をボビンと同軸方向において、コイルに接続される内部端子部およびリード線が接続される外部端子部を一体に備えた端子部と、ボビンと同軸方向において、外装側に向けて延設され、端子部を収容する端子台とから構成して外装側に向けて延設し、外部端子部を、ボビンと同軸方向に延設するとともに、リード線をボビンの径方向から挿入することにより絶縁被覆の一部を剥がし外部端子部とリード線とを電気的に接続する被覆剥離部を備えたものとし、内部端子部を、端子台よりも一端部が前記ボビンの半径方向に突出するように延設し、かつ、コイルとこの内部端子部における一端部との接続が完了した後、ボビンと同軸方向に折り曲げるように構成したことを特徴とする。
この構成によれば、ボビンに巻回されたコイルと、外部からのリード線とを接続する接続端子部が、ボビンと同軸方向において、外装側に向けて延設されているので、電磁クラッチの径方向の外形を小さくすることができ、電磁クラッチの小型化を図ることができる。
また内部端子部は、ボビンの半径方向に端子台よりも一端部を突出させて延設されているので、内部端子部とコイルとの接続に際し、接続作業が行い易く、しかも、接続後は、内部端子部は、ボビンと同軸方向に折り曲げるので、電磁クラッチの径方向の外形を小さくすることができ、電磁クラッチの小型化を図ることができる。
さらに、ボビンの径方向から外部端子部にリード線を挿入すれば、被覆剥離部によりリード線の絶縁被覆が剥され、しかも、外部端子部とリード線とが電気的に接続される。
ここで、本発明においては、ボビンは、コイルが巻回される円筒部と、当該円筒部の両端部の各々に設けられ、当該両端部の各々から半径方向外側に延びる鍔部を更に備え、接続端子部は、鍔部のうち、外装に固着される側の鍔部に、ボビンと同軸方向において、外装側に向けて延設されていることを特徴とする。
この構成によれば、ボビンに巻回されたコイルと、外部からのリード線とを接続する接続端子部が、ボビンに設けられ、外装に固着される側の鍔部に、ボビンと同軸方向において、外装側に向けて延設されているので、電磁クラッチの径方向の外形を小さくすることができ、電磁クラッチの小型化を図ることができる。
また、本発明においては、被覆剥離部は、ボビンの径方向に向かって先端からスリットを形成するように相対する方向にテーパを設けた一対の端子部材により構成したものであり、そのスリット幅は、リード線の導線の外形寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする。この構成によれば、外部端子部に設けた被覆剥離部のスリットにリード線をボビンの径方向に向かって挿入することで、一対の端子部材によって絶縁被覆を剥がしつつ導線を外部端子部と電気的に接続させることが容易にできるようになる。
また、本発明においては、被覆剥離部は、外部端子部にリード線の長手方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする。この構成によれば、ボビンの径方向からリード線を外部端子部に挿入すれば、複数個の被覆剥離部により、リード線の絶縁被覆が複数箇所で剥がされ、しかも、外部端子部とリード線とが、複数箇所で電気的に接続されるとともに、リード線が複数個の被覆剥離部において挟み込まれるので、リード線が外部端子部より外れ難くなる。
また、本発明においては、内部端子部に、折り曲げられる前の状態においてボビンの半径方向に突出させた一端部に、前記コイルを巻き付ける切り欠きを形成していることを特徴とする。この構成によれば、内部端子部に形成した切り欠きにコイルの線材を巻きつけることで、コイルが内部端子部から外れないようにすることができる。
本発明によれば、電磁クラッチの径方向の外形を小さくし、電磁クラッチの小型化を図るとともに、リード線を外部端子部より外れ難くすることができる。
(実施形態)
以下に、本発明の具体的な実施形態について図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電磁クラッチの概略構成を示す斜視図、図2は、図1に示す電磁クラッチの分解斜視図、図3は、図1に示す電磁クラッチの要部拡大断面図である。なお、本明細書において、「電磁コイル部」とは、ボビンと、このボビンに巻回したコイルと、このコイルに外部からのリード線が接続される接続端子部とから構成されたものを指す。
図に示すように、この電磁クラッチ1は、回転可能な、第1の回転軸2と、第1の回転軸2と同軸上に、第1の回転軸2の少なくとも一部を囲繞するように外側に配置された第2の回転軸3と、第1の回転軸2と第2の回転軸3との間に同軸上に組み込まれ、第1の回転軸2と第2の回転軸3とを磁気的に吸着させ、該吸着状態の解除を行う電磁クラッチ部4とを備えている。
第1の回転軸2は、例えば、シャフウト等から構成され、第1の回転軸2には、例えば、図示しない画像形成装置の用紙搬送手段の駆動ローラが連結されている。また、第1の回転軸2には、外形が多角形、例えば、8角形に形成された結合部21が設けられ、当該結合部21に後述するロータ42が嵌入される。
第2の回転軸3は、可動部材である、例えば、ギヤやカップリング等などからなり、この第2の回転軸3の歯3aには、例えば、図示しない駆動ローラを駆動するための駆動源である、モータの駆動ギヤ等が連結されている。第2の回転軸3の後述するアマチュア41と対向する面3b側には、例えば、複数個の突起3cが設けられ、アマチュア41に設けられた貫通孔や切り欠き等からなる係合部41aに係合し、第2の回転軸3に対してアマチュア41が、軸方向には摺動可能で、かつ、第2の回転軸3と係合状態で一体に回転させるようになっている。第2の回転軸3には、ギヤ受31が回転可能で、かつ、軸方向に摺動可能に遊嵌されている。このギヤ受31には、爪部32、33が設けられ、爪部32、33により、第2の回転軸3と、アマチュア41と、ギヤ受31とが一体的に回転するように係合されている。
電磁クラッチ部4は、可動片であるアマチュア41と、アマチュア41に対向して配設されたロータ42と、ロータ42の径方向に貫通する磁気回路を形成する電磁コイル部43と、例えば、ヨークを兼ねるとともに、電磁コイル部43を保持する外装5と、アマチュア41とロータ42との間に介在された離反ばね44とから構成されている。この離反ばね44は、例えば、皿ばね等からなり、アマチュア41の垂直面と、ロータ42の底42bとの間に、適当な空隙を保つために介在され、アマチュア41をロータ42から離反する方向に付勢するように構成されている。そして、図示しない、電源から電磁コイル部43への通電を、ON/OFFを行うことにより、アマチュア41とロータ42とを磁気的に吸着させ、または該吸着の解除を行うように構成されている。この構成により、第2の回転軸3と、第1の回転軸2の結合と、切り離しを行っている。
アマチュア41は、例えば、リング状に形成され、その径方向に前述した第2の回転軸3の突起3cが係合される、貫通孔や切り欠き等からなる係合部41aが形成されている。この貫通孔や切り欠き等からなる係合部41aは、例えば、リング状の覆い部材45によって覆うことにより、アマチュア41と、アマチュア41と係合関係にある可動部材である第2の回転軸3との間での摺動によって生じる磨耗粉が、係合部41aを通じてロータ42とアマチュア41との接触面に侵入するのを防止することができる。
ロータ42は、磁性材料からなり、例えば、円筒状の外筒部42aと、アマチュア41と対向する面に底42bと、内筒部42cとを有し、断面がコ字状に形成されている。そして、内筒部42cの内面は、多角形、例えば、8角形に形成されている。この構成により、第1の回転軸2にロータ42を嵌入した際、第1の回転軸2に対して、ロータ42が軸方向には摺動可能で、円周方向には、第1の回転軸2の8角形に形成された結合部21と、内筒部42cの8角形に形成された内面とが嵌合し、第1の回転軸2とロータ42とが一体的に回転する。また、底42bには、その径方向に貫通孔42d等を形成し、当該貫通孔42d等により磁気回路を迂回(分流)し、ロータ42とアマチュア41との間を経由する磁気回路の形成を促進するように構成されている。
電磁コイル部43は、ロータ42の内部空間領域に配設され、例えば、ヨークを兼ねた外装5に固定されている。外装5には、軸受部51が設けられ、この軸受部51は、例えば、図示しない画像形成装置の所定箇所に取付けられる。そして、電磁クラッチ1は、前述の通り、電磁コイル部43へ通電することにより、離反ばね44に抗してアマチュア41をロータ42に磁気的に吸着し、また、通電を切ることにより、磁気的な吸着を断ち、離反ばね44のばね力により、アマチュア41をロータ42から切り離し、アマチュア41と、ロータ42との間に、適当な空隙が保たれる。この構成により、同軸上に配設された2つの第1の回転軸2と第2の回転軸3との結合と、切り離しを行っている。
次に、本発明の特徴部分にかかる電磁コイル部と外部からのリード線とを接続する接続端子部の具体的構成について、図4乃至図8に基づいて説明する。図4は、図2に示す電磁コイル部の概略構成を示す斜視図、図5は、図4に示す接続端子部部分を拡大した斜視図、図6は、図5を示すに示す端子部を拡大した斜視図である。図7は、接続端子部とリード線との関係を示す概略斜視図、図8は、接続端子部にリード線を接続した後の状態を示す概略斜視図である。
図4に示すように、電磁コイル部43は、ボビン6と、ボビン6に巻回したコイル7と、コイル7と外部からのリード線9(図7および図8参照)とを接続する接続端子部8とを備え、接続端子部8は、ボビン6と同軸方向において、外装5側(図2参照)に向けて延設されている。
ボビン6は、コイル7が巻回される円筒部61と、当該円筒部61の両端部の各々に設けられ、当該端部から半径方向外側に延びる鍔部62、63とから形成されている。鍔部62、63のうち、本実施形態(図1および図2参照)では、外装5に固着される側の鍔部62に、接続端子部8が、ボビン6と同軸方向において、外装5側に向けて延設されている。そして、接続端子部8は、外装5の端子導出孔53(図2参照)から導出されている。
接続端子部8は、導電性材料により形成された一対の端子部81と、絶縁材料で形成され、一対の端子部81を電気的に絶縁した状態で収容する凹部85aを有する端子台85とから構成されている。
端子部81は、一端にコイル7に接続される内部端子部82と、他端に外部からのリード線9が接続される外部端子部83とを備えている。そして、内部端子部82は、図5に示すように、ボビン6の凹部85a側からボビン6の半径方向に延設され、かつ、コイル7の末端の線材との接続が完了した後、ボビン6と同軸方向(図5の矢印方向)に折り曲げ可能に形成されている。また、外部端子部83は、凹部85a内にボビン6と同軸方向に延設されている。
また、端子部81は、例えば、図6に示すように、内部端子部82には、切り欠き82aが設けられ、内部端子部82にコイル7の末端の線材が巻きつけられた後、外れないように形成されている。また、外部端子部83には、ボビン6の径方向からリード線9を挿入することにより、リード線9の導線を覆う絶縁被覆を剥すとともに、外部端子部83とリード線9とを電気的に接続する被覆剥離部84を備えている。被覆剥離部84は、ボビン6の径方向に向かって、先端からスリット84aを形成するように、相対する方向にテーパTを設けた一対の端子部材84b、84cにより形成されている。スリット84aのスリット幅は、挿入されるリード線9の導線の外径寸法より若干小さく形成されている。被覆剥離部84は、図示する例では、リード線9の長手方向に沿って2箇所に設けている。
端子台85は、端子部81を収容して保持する凹部85aと、リード線9を端子部81と電気的に接続した状態で保持するテーパ溝部85bと、一対の端子部81−81間を絶縁するための区画壁85cと、内部端子部82と外部端子部83とを区画するとともに、端子部81の位置決めを行う凸部壁85d、および端子部材84b、84cのテーパTと反対側の端部Eが挿入される溝85eを備えている。テーパ溝部85bは、断面が逆きのこ状に形成され、入り口側のスリット幅は、挿入されるリード線9の外径寸法(被覆を含む)より若干小さく、内部は、リード線9の外径寸法より若干大きく形成されている。
端子台85は、例えば、絶縁材料であるプラスッチク樹脂等により成型し、ボビン6の鍔部62に接着剤等を用いて接着しても、或いは、ボビン6を成型する際に、絶縁材料であるプラスッチク樹脂等により、ボビン6と端子台85とを一体的に成型してもよい。そして、成型後、端子部81を図5に示すように、端子台85の凹部85aに装着すればよい。
この構成により、図7に示すように、ボビン6の径方向の上方からリード線9を、スリット84aおよびテーパ溝部85bから外部端子部83に挿入すれば、リード線9の絶縁被覆は、被覆剥離部84により剥がされ、リード線9の導線と外部端子部83が電気的に接続される。また、リード線9の絶縁被覆部分は、端子台85の入り口側のテーパ溝部85bの括れ部分により、図8に示すような状態で、確実に保持される。
以上の構成による本実施形態よれば、ボビン6に巻回されたコイル7と、外部からのリード線9とを接続する接続端子部8が、ボビン6と同軸方向において、外装5側に向けて延設されているので、電磁クラッチ1の径方向の外形を小さくすることができ、電磁クラッチの小型化を図ることができる。
また、接続端子部8が、ボビン6と同軸方向において、外装5側に向けて延設されているので、電磁コイルを保持する外装5の側壁52に、接続端子部8を導出するための帯状の切り欠き等を設ける必要がないので、外装5の機械的強度の向上が図れる。
また、ボビン6に巻回されたコイル7と、外部からのリード線9とを接続する接続端子部8が、ボビン6に設けられた外装5に固定される側の鍔部62に、ボビン6と同軸方向において、外装5側に向けて延設されているので、電磁クラッチ1の径方向の外形を小さくすることができる。
また、内部端子部82は、ボビン6の半径方向に延設されているので、内部端子部82と、コイル7との接続に際し、接続作業が行い易く、しかも、接続後は、内部端子部82は、ボビン6と同軸方向に折り曲げることができるので、電磁クラッチ1の径方向の外形の小型化が図れる。更に、内部端子部82は、ボビン6の半径方向に延設されているので、コイル7の巻回と、コイル7と内部端子部82との接続作業等を自動化することもできる。
また、ボビン6の径方向からリード線9を挿入すれば、被覆剥離部84によりリード線9の絶縁被覆が剥がされ、しかも、外部端子部83とリード線9の導線とが電気的に接続できる。
また、複数個の被覆剥離部84により、リード線9の絶縁被覆が複数箇所で剥がされ、しかも、外部端子部83とリード線9の導線とが、複数箇所により電気的に接続されるとともに、リード線9の導線が複数個の被覆剥離部84において挟み込まれるので、リード線9が外部端子部83より外れ難くなる。更に、ボビン6と端子台85とが一体に形成されているので、部品点数の削減が図れる。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。
例えば、上述した実施形態においては、アマチュア41に形成した貫通孔や切り欠き等からなる係合部41aを通じて磨耗粉が、ロータ42とアマチュア41との接触面に侵入するのを防止するために、リング状の覆い部材45を用いたが、この覆い部材45を、アマチュア41に貼り付けるようにしても良い。
また、覆い部材45のアマチュア41および/またはロータ42に対向する面に、粘着層を設けて磨耗粉を吸着するようにしても良い。
また、接続端子部8は、例えば、ボビン6を成型する際に、予め、形成した一対の端子部81を、成型後に、内部端子部82がボビン6の半径方向に延設されるように、また、外部端子部83がボビン6の軸方向に延設されるように、ボビン6および端子台85を成型する金型の所定位置に配設し、成型後の接続端子部8がボビン6と同軸方向において、外装側に向けて延設されるように、絶縁材料であるプラスッチク樹脂等により、一体的に成型するようにしても良い。この構成によれば、端子部81と端子台85とからなる接続端子部8が、ボビン6とともに一体的に形成されているので、より部品点数の削減が図れる。
更には、本発明は、コイルバネを用いた、所謂、電磁バネクラッチ、例えば、軸方向の貫通孔を有する電磁コイル部と、コイルバネの一端に係止され、軸方向に貫通孔を有し、かつ、電磁コイル部の貫通孔内に嵌装される接磁用部材であるアマチュアと、軸方向の貫通孔を有し、入力側である第2の回転軸に共回りするように連結され、かつ、電磁コイル部の貫通孔内にコイルバネの他端に係止された状態で嵌装される押圧筒と、それぞれの貫通孔に嵌装され、かつ、自身も軸方向の貫通孔を有する回転出力部材である第1の回転軸が内装され、第1の回転軸には径方向に突出した磁性体からなるロータが設けられ、電磁コイル部に対する通電のON/OFFを行うことにより、アマチュアとロータとを磁気的に吸着させ、または該吸着の解除を行うことによって、第2の回転軸の回転を第1の回転軸へ回転伝達するように構成した電磁バネクラッチに適用しても良い。
本発明の活用例としては、同軸上に配設された2つの回転軸の結合と、切り離しとを電磁力の作用によって行う電磁式クラッチが挙げられる。
本発明の実施形態に係る電磁クラッチの概略構成を示す斜視図である。 図1に示す電磁クラッチの分解斜視図である。 図1に示す電磁クラッチの要部拡大断面図である。 図2に示す電磁コイル部の概略構成を示す斜視図である。 図4に示す接続端子部部分を拡大した斜視図である。 図5を示すに示す端子部を拡大した斜視図である。 接続端子部とリード線との関係を示す概略斜視図である。 接続端子部にリード線を接続した後の状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1…電磁クラッチ、2…第1の回転軸、3…第2の回転軸、4…電磁クラッチ部、5…外装、6…ボビン、7…コイル、8…接続端子部、9…リード線、41…アマチュア、42…ロータ、43…電磁コイル部、61…円筒部、62…鍔部、63…鍔部、81…端子部、82…内部端子部、83…外部端子部、84…被覆剥離部、85…端子台

Claims (5)

  1. 回転可能な第1の回転軸と、前記第1の回転軸と同軸上に、前記第1の回転軸の少なくとも一部を囲繞するように外側に配置された第2の回転軸と、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との間に、前記第1の回転軸と同軸上に組み込まれ、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とを磁気的に吸着させ、該吸着状態の解除を行う電磁クラッチ部と、を備え、前記電磁クラッチ部は、可動片であるアマチュアと、前記アマチュアに対向して配設されたロータと、前記アマチュアおよび前記ロータの径方向に貫通する磁気回路を形成する電磁コイル部と、前記電磁コイル部を保持する外装を有し、前記アマチュアと前記第2の回転軸とを係合させるとともに、前記電磁コイル部に対する通電のON/OFFを行うことにより、前記アマチュアと前記ロータとを磁気的に吸着させ、または該吸着の解除を行うように構成した電磁クラッチにおいて、
    前記電磁コイル部は、前記第1の回転軸と同軸上に配設されるボビンと、前記ボビンに巻回したコイルと、前記コイルと導線及び当該導線を覆う絶縁被覆とから形成された外部からのリード線とを接続する接続端子部とを備え、
    前記接続端子部は、前記ボビンと同軸方向において、前記コイルに接続される内部端子部および前記リード線が接続される外部端子部を一体に備えた端子部と、前記ボビンと同軸方向において、前記外装側に向けて延設され、前記端子部を収容する端子台とから構成され、前記外装側に向けて延設したものであり、
    前記外部端子部は、前記ボビンと同軸方向に延設されるとともに、前記リード線を前記ボビンの径方向から挿入することにより前記絶縁被覆の一部を剥がし当該外部端子部とリード線とを電気的に接続する被覆剥離部を備え、
    前記内部端子部は、前記端子台よりも一端部が前記ボビンの半径方向に突出するように延設されており、かつ、前記コイルと当該内部端子部における前記一端部との接続が完了した後、前記ボビンと同軸方向に折り曲げるように構成したことを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記ボビンは、前記コイルが巻回される円筒部と、当該円筒部の両端部の各々に設けられ、当該両端部の各々から半径方向外側に延びる鍔部を更に備え、前記接続端子部は、前記鍔部のうち、前記外装に固着される側の鍔部に、前記ボビンと同軸方向において、前記外装側に向けて延設されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記被覆剥離部は、前記ボビンの径方向に向かって先端からスリットを形成するように相対する方向にテーパを設けた一対の端子部材により構成したものであり、前記スリット幅は、前記リード線の導線の外形寸法よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電磁クラッチ。
  4. 前記被覆剥離部は、前記外部端子部に前記リード線の長手方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電磁クラッチ。
  5. 前記内部端子部に、折り曲げられる前の状態において前記ボビンの半径方向に突出させた一端部に、前記コイルを巻き付ける切り欠きを形成していることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電磁クラッチ。
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