JP4748282B2 - 放射線グリッドおよびそれを備えた放射線撮影装置 - Google Patents

放射線グリッドおよびそれを備えた放射線撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、散乱放射線を除去する放射線グリッドに関し、特に、互いに隣接する吸収泊の隙間にスペーサを必要としない放射線エアグリッドに関する。
被検体の放射線透視画像を取得する放射線撮影装置には、放射線源からコーン状の放射線ビームを被検体に向けて照射し、被検体を透過した放射線をフラットパネル・ディテクタ(以下、FPDと略記)で検出する構成となっているものがある。このような放射線透視画像において、放射線が被検体を透過するときに、被検体の内部で散乱してからFPDに入射する散乱放射線が生じる。これが放射線透視画像のコントラストを悪化させる要因となる。散乱放射線がFPDに入射することを防ぐことを目的として、FPDの放射線検出面を覆うように放射線グリッドが付設されることがある。
従来の放射線グリッドの構成について説明する。従来の放射線グリッド71は、図20に示すように、放射線を吸収しやすいモリブデン合金などからなる短冊状の吸収箔72と、それを支持するとともに、その形状を直線状に保持するスペーサ73とを備えている。そして、吸収箔72とスペーサ73とが交互に配列され、板状の吸収体を形成する。放射線グリッド71において、被検体を貫通するように進む直接放射線は、隣接する吸収箔72の隙間(正確には、スペーサ73)を通過するが、散乱放射線は、吸収箔72に入射し、ここで吸収される。
より鮮明な放射線透視画像を得るためには、直接放射線の進行を邪魔するスペーサ73を設けない構成とすることが望ましい。そこで、近年では、スペーサ73を省いた構成の放射線エアグリッドが開発されて来ている(例えば、特許文献1参照)。従来の放射線エアグリッドの構成について説明する。従来の放射線エアグリッド81は、図21に示すように、吸収体84を覆う一対のシートカバー85,86を有している。放射線エアグリッド81では、スペーサを有しないので、吸収箔82の各々は、このシートカバー85,86に接着されることで固定される。
ところが、シートカバー85,86による支持だけでは吸収箔72を十分に支持することができず、吸収体84は機械的に脆弱である。したがって、従来の放射線エアグリッドにおいては、吸収体84の側端に接着剤87を浸透させることにより、吸収体84の機械的強度を強化している。この様な放射線エアグリッド81を製造するには、複数の吸収箔82を平行に配列して、その各々に張力を付与した状態で、吸収箔82端部の各々を覆うように接着剤87を塗布し、接着剤87を隣接する吸収箔82の隙間に浸透させる。接着剤87が硬化した時点で、接着剤87を塗布したシートカバー85,86で吸収体84を被覆し、吸収箔82の両端を切断して切り揃えて、放射線エアグリッド81が製造される。
米国特許明細書 第7,072,446号
しかしながら、従来の構成によれば、次のような問題点がある。
すなわち、従来の構成によれば、吸収箔を直線状とすることが困難であるという問題点がある。吸収箔82の隙間に浸透した接着剤87は、硬化するときに、硬化歪みが生じてしまう。すると、せっかく吸収箔82を平行に配列しても、接着剤87が硬化するにつれ、次第に、吸収箔82には硬化歪みに起因する吸収箔82の位置の狂いが現れる。結局、吸収箔82の配列は、硬化歪みによって乱され、例えば、吸収箔82に付与される張力が緩んで、吸収箔82が蛇行したり、吸収体84の端部において、吸収箔82がJ型に変形したりするのである。
このような放射線エアグリッドが放射線撮影装置に搭載されると、吸収箔82が直接放射線の進行をも邪魔をすることになり、放射線透視画像に線状の影が表れてしまう。吸収箔82が歪むと、幅広の影がFPDに投影されるからである。したがって、より鮮明な放射線透視画像を得るには、吸収箔82を直線状に整然と配列する必要がある。
しかし、放射線エアグリッドを製造する際に塗布する接着剤87を小量なものとして、硬化歪みを回避することも困難である。接着剤を小量なものとすると、吸収箔82の隙間によって接着剤87が浸透する量にムラが現れてしまう。すなわち、板状の吸収体84に接着剤87を一様に塗りつけることが難しく、隙間の各々で接着剤87が同様に浸透する保証がない。したがって、ある隙間では、接着剤87が大量に浸透しすぎて、硬化歪みが生じ、また、別の隙間では、接着剤87の浸透が少量すぎて、吸収体84の機械的強度が低下する。吸収体84の機械的強度が不十分となるのを防ぐには、結局、全ての隙間に接着剤87が行き渡るように十分量の接着剤87を吸収体84に塗布するしかなく、吸収箔82の配列の整然性は犠牲となる。
だからといって、吸収箔82の隙間に接着剤87を浸透させない構成とすることもできない。シートカバー85,86で吸収体84を被覆し、吸収箔82の両端を切断する際に、吸収箔82が曲がってしまうからである。吸収箔82の両端を切断するには、丸刃カッターを吸収箔82の配列方向に移動させることになるが、吸収箔82は、そのときに丸刃カッターから受ける剪断応力に屈して、変形してしまう。吸収箔82の隙間に接着剤87が浸透していないからである。すなわち、せっかく硬化歪みの影響を免れることができても、上述のように吸収箔82の機械的強度が不足していると、別異の不都合により吸収体84の端部における吸収箔82の配列は、乱れたものとなってしまう。また、この様にして形成された吸収体84は、機械的に脆弱であるので、最悪の場合、吸収箔82の接着が外れてしまうこともありえる。
このような硬化歪みによる諸問題は、吸収箔82をより長くすることで一応の解決を見る。すなわち、吸収体84の端部は、吸収箔82の歪みが激しいので、この領域を放射線透視画像の撮影視野から退避させる。つまり、撮影視野よりも十分に幅を有する放射線エアグリッドを用意するというものである。しかしながら、このような放射線エアグリッドの大きさは、大きなものとなり、放射線エアグリッドを放射線透視画像に配備する際の障害となる。また、吸収箔82は、長いほど、吸収箔82を直線状に張って、これを平行に配列することが困難となる。また、撮影視野に入らない端部まで吸収箔82が伸びているわけであるから、放射線エアグリッドを構成するのに必要なモリブデン材料は、より必要となり、コスト高を招く。しかも、上述のように、吸収箔82が蛇行した場合は、吸収箔82の非直線性は吸収箔82の全域に及んでしまうので、この様な設計変更で、吸収箔82を直線状とすることが困難であるという問題点を十分に解決することができない。つまり、吸収箔82の端部の歪み自体を抑制する構成が望まれる。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、形状が直線状に維持された吸収箔を整然と配列することにより、直接放射線の通過を邪魔しない放射線グリッドを提供することにある。
本発明は、この様な目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線グリッドは、延伸方向に伸びた短冊状の放射線を吸収する吸収箔が延伸方向と直交する配列方向に配列されることにより構成されるとともに、放射線が入射する入射面と、放射線が出射する出射面とを有する吸収体と、吸収体における入射面、または出射面の一面を覆う第1被覆部材と、吸収体における一面とは異なる他面を覆う第2被覆部材と、吸収体を構成する吸収箔の各々と第1被覆部材との当接部に配置されるとともに両者を一体化させる第1接合部材と、吸収体を構成する吸収箔の各々と第2被覆部材との当接部に配置されるとともに両者を一体化させる第2接合部材とを備え、第1接合部材と、第2接合部材との間には、間隙が設けられているとともに、第1接合部材の有する延伸方向の両端部における第1接合部材の厚さは、両端部に挟まれた中央部における第1接合部材の厚さよりも肉厚となっていることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明の放射線グリッドは、短冊状の吸収箔が配列された吸収体を有している。この吸収体の形状は、第1接合部材を介して第1被覆部材に一体化されるとともに、第2接合部材を介して第2被覆部材に一体化されることで保持される。この第1接合部材、および第2接合部部材は、ゲル状の接着剤を硬化させた構成となっているので、本来的には、硬化歪みを生じる。しかしながら、本発明の放射線グリッドによれば、第1接合部材と、第2接合部材との間には、間隙が設けられているので、両接合部材が硬化するときに生じる硬化歪みを極力抑制することができる。両接合部材に間隙が設けられているということは、それだけ放射線グリッドの製造に用いられる接着剤が、間隙の分だけ少量となっている。したがって、接着剤を省略した分、硬化歪みが生じないことになる。
また、本発明に係る放射線グリッドの吸収箔の両端は、確実に支持される。第1接合部材の有する延伸方向の両端部における第1接合部材の厚さは、両端部に挟まれた中央部における第1接合部材の厚さよりも肉厚となっているからである。吸収箔を直線状にし、かつ、吸収箔の配列を整然とするためには、吸収箔の延伸方向の両端を確実に支持する必要がある。また、本発明の構成によれば、吸収箔の延伸方向の両端は、第1接合部材の肉厚部によって支持されることから、放射線グリッドの強度は、高いものとなっている。
さらに、本発明の放射線グリッドは、直接放射線を効率よく透過させる構成となっている。それは、第1接合部材の中央部における第1接合部材の厚さは、肉薄となっているからである。被検体の放射線透視画像に第1接合部材の影が写りこむと、それだけ放射線透視画像の視認性が低下する。しかし、本発明の構成によれば、第1接合部材の中央部における第1接合部材の厚さは極力抑制されているので、被検体の放射線透視画像が写りこんだ直接放射線の進行は、第1接合部材に邪魔されることがない。
また、上記構成において、第2接合部材の有する延伸方向の両端部における第2接合部材の厚さは、両端部に挟まれた中央部における第2接合部材の厚さよりも肉厚となっていればより望ましい。
[作用・効果]上記構成における放射線グリッドの強度は、さらに高いものとなる。すなわち、吸収箔は、第1接合部材と第2接合部材とに支持されているが、第2接合部材の有する延伸方向の両端部における第2接合部材の厚さは、両端部に挟まれた中央部における第1接合部材の厚さよりも肉厚となっている。つまり、上記構成に係る第2接合部材は、第1接合部材と同様な効果を有している。
また、上記構成の第1接合部材における延伸方向の両端部において、第1接合部材は、互いに隣接する吸収箔の隙間に延在し、互いに隣接する吸収箔を連結していればより望ましい。
また、上記構成の第2接合部材における延伸方向の両端部において、第2接合部材は、互いに隣接する吸収箔の隙間に延在し、互いに隣接する吸収箔を連結していればより望ましい。
[作用・効果]上記構成によれば、X線グリッドの製造時において、X線グリッドにおける吸収箔の延伸方向の両端を切り揃えても、吸収箔の両端を切断する際に、吸収体が剪断応力に屈して曲がってしまうことがない。すなわち、第1接合部材、および第2接合部材は、互いに隣接する吸収箔の隙間に延在しているので、互いに隣接する吸収箔をその配列方向から連結する。この様な状態でX線グリッドの両端を切りそろえても、互いに隣接する吸収箔は、その配列方向から第1接合部材、および第2接合部材によって固着されているので、吸収箔が変形することがないのである。
また、放射線グリッドを放射線撮影装置に搭載した構成とすることもできる。すなわち、本発明の放射線グリッドを搭載した放射線撮影装置は、放射線ビームを照射する放射線源と、放射線ビームを検出して検出信号を形成する放射線検出手段と、放射線検出手段の放射線を検出する放射線検出面を覆うように配置された放射線グリッドと、検出信号を基に元画像を形成する画像形成手段と、元画像の所定の領域を切り捨てて放射線透視画像を形成するトリミング手段とを備え、元画像の所定の領域は、放射線グリッドにおける両端部の影が写りこんだ領域であれば好適である。
[作用・効果]上記構成によれば、画像形成手段によって元画像が形成される。しかし、これがそのまま診断に用いられるわけではない。すなわち、上記構成は、画像の両端を切り捨てて放射線透視画像を形成するトリミング手段を備えているのである。元画像の所定の領域には、第1接合部材の両端部の影が写りこんでいる。この両端部は、肉厚であることからすれば、放射線をより吸収してしまうことになる。しかしながら、上記構成によれば、第1接合部材の両端部の影が写りこんでいる所定の領域は、切り捨てられて放射線透視画像を形成するので、最終的に取得される放射線透視画像には、第1接合部材の両端部の影が写りこんではいない。
本発明の放射線グリッドによれば、第1接合部材と、第2接合部材との間には、間隙が設けられているので、両接合部材が硬化するときに生じる硬化歪みを極力抑制することができる。両接合部材に間隙が設けられているということは、それだけ放射線グリッドの製造に用いられる接着剤が、間隙の分だけ少量となっている。したがって、接着剤を省略した分、硬化歪みが生じないことになる。
また、本発明の放射線グリッドの強度は、十分なものとなっている。第1接合部材、および第2接合部材の有する延伸方向の両端部における第1接合部材、および第2接合部材の厚さは、両端部に挟まれた中央部における第1接合部材、および第2接合部材の厚さよりも肉厚となっているからである。本発明の構成によれば、吸収箔の延伸方向の両端は、第1接合部材、および第2接合部材の肉厚部によって支持されることから、放射線グリッドの強度は、高いものとなっている。さらに、本発明の放射線グリッドは、直接放射線を効率よく透過させる構成となっている。それは、第1接合部材、および第2接合部材の中央部における第1接合部材、および第2接合部材の厚さは、肉薄となっているからである。本発明の構成によれば、第1接合部材、および第2接合部材の中央部における第1接合部材、および第2接合部材の厚さは極力抑制されているので、被検体の放射線透視画像が写りこんだ直接放射線の進行は、第1接合部材に邪魔されることがない。
実施例1に係るX線グリッドの構成について説明する断面図である。 実施例1に係るX線グリッドの構成を説明する平面図である。 実施例1に係る接合部材の形状を説明する断面図である。 実施例1に係る接合部材の形状を説明する断面図である。 実施例1に係るX線グリッドの製造方法を説明するフローチャートである。 実施例1に係る吸収箔配列台を説明する斜視図である。 実施例1に係る櫛型プレートの構成を示す平面図である。 実施例1に係る櫛型プレートの構成を示す斜視図である。 実施例1に係る吸収箔の構成を説明する平面図である。 実施例1に係る吸収箔挿入工程を説明する斜視図である。 実施例1に係るロッド挿通工程を説明する斜視図である。 実施例1に係る引張り工程を説明する平面図である。 実施例1に係る接着剤整形台の構成を説明する斜視図である。 実施例1に係る接着剤塗布工程を説明する斜視図である。 実施例1に係る接着剤塗布工程を説明する斜視図である。 実施例1に係る接着剤塗布工程を説明する断面図である。 実施例1に係る切断工程を説明する断面図である。 実施例2に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例2に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 従来の構成に係るX線グリッドを説明する断面図である。 従来の構成に係るX線グリッドを説明する分解斜視図である。
符号の説明
1 X線グリッド(放射線グリッド)
10 吸収体
10a 吸収箔
11 第1シートカバー(第1被覆部材)
12 第2シートカバー(第2被覆部材)
15 第1接合部材
16 第2接合部材
52 FPD(放射線検出手段)
53 X線管(放射線源)
54 X線グリッド(放射線グリッド)
60 画像形成部(画像形成手段)
61 トリミング部(トリミング手段)
以降、本発明の実施に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、実施例1に係るX線グリッドの構成について説明する断面図である。図1に示すように、実施例1に係るX線グリッド1は、吸収箔10aがy方向に配列された吸収体10と、吸収体10における上面を覆う第1シートカバー11と、吸収体10における下面を覆う第2シートカバー12と、x方向に伸びた第1側柱13,および第2側柱14とを備えている。そして、吸収体10は、X線が入射する入射面10bとX線が出射する出射面10cとを有している。
吸収体10は、x方向に延伸した短冊状の吸収箔10aを備えている。この吸収箔10aは、x方向に直交するy方向に配列しており、X線グリッド1全体で見れば、ブラインド状に配列される。そして、その配列ピッチは、例えば、500μmとなっている。なお、この吸収箔10aは、X線を吸収するモリブデン合金からなっている。また、y方向は、本発明の配列方向に相当する。そして、吸収箔10aのうちのいずれかの1枚に注目すると、x方向は、吸収箔10aにとっての延伸方向であり、y方向は、吸収箔10aにとっての厚さ方向であり、z方向は、吸収箔10aにとっての幅方向となっている。また、x方向、y方向、およびz方向の方向のいずれもが互いに直交する。
続いて、吸収箔10aの傾斜について説明する。図1に示すように、吸収体10における吸収箔10aは、吸収体10におけるy方向についての端部に向かうに従って次第に傾斜している。このように、実施例1に係るX線グリッド1に備えられた吸収箔10aは、コーン状のX線ビームが照射されたときに、放射状に広がるX線を通過させるように傾斜が変更された構成となっている。
また、X線グリッド1は、板状の第1シートカバー11が吸収体10の入射面10bを覆うように設けられている。また、第2シートカバー12が吸収体10の出射面10cをz方向から覆うように備えられている。この両シートカバー11,12はX線を透過しやすいグラスファイバーからなっている。なお、第1シートカバー、および第2シートカバーは、本発明の第1被覆部材、および第2被覆部材の各々に相当する。
第1シートカバー11は、吸収体10を構成する吸収箔10aの各々と接着されている。すなわち、第1シートカバー11と吸収箔10aとの当接する当接部には、硬化した接着剤からなる第1接合部材15が固着されている。いいかえれば、第1シートカバー11と吸収体10の入射面10bとの当接部に第1接合部材15が設けられている。この第1接合部材15は、吸収箔10aが有する延伸方向に沿った一辺に固着している。したがって、第1接合部材15は、x方向に伸びた棒状の部材がy方向に配列された形状を有している。また、この第1接合部材15は、第1シートカバー11にも固着している。つまり、第1シートカバー11と吸収箔10aとは、第1接合部材15を介して一体化されているのである。
同様に、第2シートカバー12は、吸収体10を構成する吸収箔10aの各々と接着されている。いいかえれば、第2シートカバー12と吸収体10の出射面10cとの当接部に第2接合部材16が設けられている。すなわち、第2シートカバー12と吸収箔10aとの当接する当接部には、硬化した接着剤からなる第2接合部材16が固着されている。第2接合部材16は、吸収箔10aが有する先程の一辺とは反対側の延伸方向に沿った他辺に固着している。したがって、第2接合部材16は、x方向に伸びた棒状の部材がy方向に配列された形状を有している。また、この第2接合部材16は、第2シートカバー12にも固着している。つまり、第2シートカバー12と吸収箔10aとは、第2接合部材16を介して一体化されているのである。
第1側柱13,および第2側柱14は、x方向に伸びた角柱状の部材である。第1側柱13は、吸収体10のx方向の一端側に設けられ、第2側柱14は、吸収体10のx方向の一端側と反対側の他端側に設けられている。そして、第1側柱13,および第2側柱14は、両シートカバー11,12に挟まれて設けられている。第1側柱13,および第2側柱14は、X線グリッド1のx方向の両端を形成するとともに、両シートカバー11,12を固定し、X線グリッド1をより堅牢なものとする役割を担っている。
図2は、実施例1に係るX線グリッドの構成を説明する平面図である。X線グリッド1をz方向から見た場合、図2に示すように、X線グリッド1のx方向の端部には、第1接合部材15の端部Eが延在する。同様に、X線グリッド1のx方向の中央部には、第1接合部材15の中央部Cが延在している。
本発明の最も特徴的な部分である第1接合部材15の形状について説明する。図3は、実施例1に係る接合部材の形状を説明する断面図である。図3に示すように、第1接合部材15の端部Eにおけるz方向の厚さは、第1接合部材15の中央部Cにおけるz方向の厚さよりも肉厚となっている。そのため、第1接合部材15の端部Eにおける第1シートカバー11と吸収箔10aとの接着強度は、第1接合部材15の中央部Cにおけるそれよりも強いものとなっている。第1接合部材15の中央部Cにおけるz方向の厚さは、例えば、0.1mm〜0.15mmであり、第1接合部材15の両端部Eにおけるz方向の厚さは、例えば、1mm〜2mmとなっている。そして、吸収箔10aのz方向の幅は、例えば5.7mmとなっている。
また、第1接合部材15と第2接合部材16との間には、間隙Dが設けられている。したがって、第1接合部材15と第2接合部材16とは、直接的には連接してはいない。
第1接合部材15の形状について更に説明する。図4は、実施例1に係る接合部材の形状を説明する断面図である。図4は、図3における矢印17の位置でX線グリッドを切断したときの構造を示している。つまり、第1接合部材15におけるx方向の端部Eの構成を説明している。第1接合部材15における端部Eでは、図4に示すように、第1接合部材15は、互いに隣接する吸収箔の隙間に浸透して延在している。第1接合部材15は、吸収箔10aの有する延伸方向に沿った一辺に固着しているわけであるから、互いに隣接する吸収箔10aは、第1接合部材15によって連結されている。これをX線グリッド全体で見れば、吸収箔10aの全ては、第1接合部材15によって一体化されている。
第2接合部材16の構成は、上述の第1接合部材15のそれと同様である。すなわち、図3に示すように、第2接合部材16の端部Eにおけるz方向の厚さは、第2接合部材16の中央部Cにおけるz方向の厚さよりも肉厚となっている。そのため、第2接合部材16の端部Eにおける第2シートカバー12と吸収箔10aとの接着強度は、第2接合部材16の中央部Cにおけるそれよりも強いものとなっている。また、図4に示すように、第2接合部材16は、互いに隣接する吸収箔の隙間に浸透して延在している。第2接合部材16は、吸収箔10aの有する延伸方向に沿った他辺に固着しているわけであるから、互いに隣接する吸収箔10aは、第2接合部材16によって連結されている。これをX線グリッド全体で見れば、吸収箔10aの全ては、第2接合部材16によって一体化されている。
次に、実施例1に係るX線グリッド1の製造方法について説明する。図5は、実施例1に係るX線グリッドの製造方法を説明するフローチャートである。X線グリッド1を製造方法は、吸収箔配列台21に設けられた櫛型プレート23,24に吸収箔10aを挿入する吸収箔挿入工程S1と、吸収箔10aの両端に設けられた貫通孔10d,10eに第1ロッド27,第2ロッド28の各々を挿通させるロッド挿通工程S2と、第1ロッド27に張力を付与して吸収箔10aを一括して引っ張る引っ張り工程S3と、板状である両シートカバー11,12に硬化前の接着剤39を塗布する接着剤塗布工程S4と、両シートカバー11,12を吸収体10に貼り付けるシートカバー貼付工程S5と、X線グリッド1を吸収箔配列台21から取り外す取り外し工程S6と、X線グリッドの両端を切り揃える切断工程S7とを備えている。以降、これらの各工程について順を追って説明する。
<吸収箔挿入工程S1>
吸収箔挿入工程の説明に先立って、実施例1に係る吸収箔配列台21について説明する。図6は、実施例1に係る吸収箔配列台を説明する斜視図である。実施例1に係る吸収箔配列台21は、図6に示すように、基台22に固定された一対の櫛型プレート23,24を有している。櫛型プレート23,24は、y方向に伸びた細長状の部材であり、略z方向に延伸した溝23a,24aを有している。この溝23a,24aは、櫛型プレート23,24をx方向から貫通するように設けられているとともに、y方向について等間隔に配列されている。櫛型プレート23,24の各々は、吸収箔配列台21に対向して設けられている。溝23a,24aは、後述するように、厚さ30μmの吸収箔10aが挿通される。なお、この櫛型プレート23,24は、基台22に着脱可能に固定されている。
櫛型プレート23,24の各々は、x方向に伸びる支柱25,26にネジ止めされて固定されている。すなわち、櫛型プレート23,24の各々は、支柱25,26によって連結されている。支柱25,26は、櫛型プレート23,24のy方向の端部に設けられている。そして、櫛型プレート23,24,および支柱25,26の4部材が矩形に配列されて枠を形成し、それらの中央部には、直方体の空間が形成される。また、支柱25は、基台22に当接しておらず、支柱25と基台22との間には間隙が設けられている。また、吸収箔配列台21は、枠の外側に種々の部材を備えるが、これについては、後述のものとする。
櫛型プレート23,24について、更に説明する。図7は、実施例1に係る櫛型プレートの構成を示す平面図である。図7に示すように、櫛型プレート23は、略z方向に伸びた複数の溝23aを有するが、この溝23aは、櫛型プレート23の中央部からy方向の端部に向かうに従って、次第に傾斜している。具体的には、櫛型プレート23の端部における溝23aの各々は、その開口部が櫛型プレート23の中心から遠ざかるように傾斜している。そして、この溝23aを仮に延伸すると、全て一点に集中する。これを集中点と呼ぶことにし、この意義は、後述のものとする。
櫛型プレート23は、2枚の部材を一体化させて構成される。すなわち、櫛型プレート23は、図6に示すように、y方向に伸びた主板23bと、同じくy方向に伸びるとともに、主板23bよりも短い副板23cとがネジ止めされて一体化した構成となっている。具体的には、副板23cにおけるy方向の両端が主板23bにネジ止めされている。主板23bと短い副板23cとには略z方向に伸びた溝が設けられており、これらが連接することで櫛型プレート23の溝23aが形作られる。図8は、実施例1に係る櫛型プレートの構成を示す斜視図である。図8に示すように、主板23bの有する溝23dと、副板23cの有する溝23eのy方向における位置は、互いにズレたものとなっている。なお、溝23d,23eのy方向の幅D1,D2は、100μmである。この幅D1,D2の広さは、吸収箔10aの厚さの3倍程度となっているので、吸収箔10aを溝23dに挿入すると、吸収箔10aがy方向にガタツイてしまう。ところが、実施例1における溝23dと溝23eとがy方向に70μmズレているので、溝23eが有するy方向の前方に位置した側面と、溝23dが有するy方向の後方に位置した側面との距離は、吸収箔の厚さと同じ30μmとなっている。したがって、櫛型プレート23に吸収箔10aを挿通させれば、吸収箔10aは、y方向にガタツクことがない。なお、櫛型プレート24の構成は、櫛型プレート23と同様である。すなわち、櫛型プレート24の有する溝24aは、上述のように傾斜しており、櫛型プレート24は、主板24bと副板24cとを有している。
図9は、実施例1に係る吸収箔の構成を説明する平面図である。図9に示すように、吸収箔10aは、x方向に伸びた短冊状であり、x方向の両端には、後述のロッド27,28を挿通させるための貫通孔10d,10eが設けられている。
図10は、実施例1に係る吸収箔挿入工程を説明する斜視図である。図10に示すように、吸収箔挿入工程S1における実際の操作としては、吸収箔10aをz方向から櫛型プレート23の溝23aと櫛型プレート24の溝24aとに差し込む。こうすることで、吸収箔10aは、その両端で支持される。なお、吸収箔10aは、上述の枠に収まることなく、吸収箔10aのx方向の両端は、枠の外側に突出している。したがって、貫通孔10d,10eは、枠の外側に突出していることになる。吸収箔挿入工程S1は、溝23a,24aの全てに吸収箔10aを挿入することで終了となり、この時点で約400枚の吸収箔10aがy方向に配列されることになる。
<ロッド挿通工程S2>
次に、吸収箔10aの貫通孔10d,および貫通孔10eに第1ロッド27,および第2ロッド28の各々を挿通させる。図11は、実施例1に係るロッド挿通工程を説明する斜視図である。約400枚の吸収箔10aには、貫通孔10dが1つずつ設けられているが、そのx方向の位置は、ほぼ同一となっている。したがって、図11に示すように、y方向における端に位置した吸収箔10aの貫通孔10dに第1ロッド27を挿通させていけば、残りの吸収箔10aの有する貫通孔10dも同様に第1ロッド27が挿通される。こうして、第1ロッド27の挿入は、全ての吸収箔10aについて一括的に行われる。
また、吸収箔10aの貫通孔10eには第2ロッド28が挿通される。第2ロッド28の挿入は、第1ロッド27と同様に、全ての吸収箔10aについて一括的に行われる。また、この第2ロッド28は、吸収箔10aのみならず、吸収箔配列台21に固定して設けられた複数の第1固定具29にも挿通される。この第1固定具29は、櫛型プレート23,24,および支柱25,26で構成される枠の外側であり、かつ、櫛型プレート24に隣接して設けられている。第1固定具29は、y方向に配列されている。また、第1固定具29には、第1固定具29を貫通するy方向に伸びた貫通穴29aを有している。この貫通穴29aに第2ロッド28を挿入することにより、吸収箔10aをx方向に引っ張っても、第2ロッド28は、それに従って移動することがない。
また、図11に示すように、吸収箔配列台21には、複数の第2固定具30が固定して設けられている。具体的には、第2固定具30は、櫛型プレート23,24,および支柱25,26で構成される枠の外側であり、かつ、櫛型プレート24に隣接して設けられている。この部材は、以降の工程で重要となるので、これについて説明する。第2固定具30は、y方向に配列されている。また、第2固定具30には、第2固定具30を貫通するy方向に伸びた貫通穴30aを有している。この貫通穴30aには、予め、y方向に伸びた第3ロッド31が挿通されている。
<引っ張り工程S3>
図11を参照すれば分かるように、第1ロッド27と第3ロッド31とは、互いに隣接している。したがって、第1ロッド27と第3ロッド31との間にバネ32を設けることができる。引っ張り工程S3では、張力付与手段であるバネ32を用いて吸収箔10aをx方向に引っ張る工程である。その張力を付与するために、両端がJ型のフックとなっているバネ32を用意する。そして、第1ロッド27と第3ロッド31とを架橋するようにバネ32のフックの一方を第1ロッド27に引っ掛け、バネ32のフックの他方を第1ロッド27に引っ掛ける。吸収箔10aの各々に対して均一な張力を付与するために、バネ32は、等間隔にy方向に配列するように設けられる。
かくして、図12に示すように、吸収箔10aの各々は、両ロッド27,28によって一括的に引っ張られる。実施例1の構成では、吸収箔10aに張力を付与することで、吸収箔10aを直線状とし、吸収箔10aをより整然と配列することができるようになっている。このように、吸収箔10aの各々は、y方向に配列され、吸収体10を形成する。
<接着剤塗布工程S4>
引っ張り工程S3に続いて、第1シートカバー11に接着剤を塗布しておく。この接着剤塗布工程S4には、接着剤整形台35を使用する。図13は、実施例1に係る接着剤整形台の構成を説明する斜視図である。実施例1に係る接着剤整形台35は、図13に示すように、底板36を有し、底板36の上面に、x方向に伸びた一対の案内レール37,38が設けられている。この一対の案内レール37,38は、y方向に十分に離間しており、第1シートカバー11を一対の案内レール37,38の隙間に載置することができる。
また、案内レール37は、特徴的な形状をしている。すなわち、案内レール37のz方向に面した上面は、湾曲した平滑面となっている。すなわち、案内レール37のx方向の端部は、案内レールの中央部と比較して、z方向に肉厚の肉厚部37aを有している。しかも、肉厚部37aは、案内レール37の中心部から、x方向における側端に向かうにしたがって、z方向に肉厚のテーパ状となっている。なお、案内レール38も同様の構成となっている。
図14は、実施例1に係る接着剤塗布工程を説明する斜視図である。図14に示すように、接着剤整形台35の底板36に第1シートカバー11を載置し、第1シートカバー11の上面に硬化前であり、かつ、ゲル状の接着剤39を塗布する。この接着剤39としては、流動性を失った分散系の物性を有するものが望ましい。
図15は、実施例1に係る接着剤塗布工程を説明する斜視図である。図15に示すように、y方向に伸びたヘラ40を使って第1シートカバー11における接着剤39を整形する。すなわち、ヘラ40を両案内レール37,38に当接させた状態で、ヘラをx方向に摺動させるのである。このとき、ヘラ40は、案内レール37,38の中央部からx方向の端部に向かって接着剤39を捕集しながら摺動されるので、ヘラ40によって捕集された接着剤39は、図16に示すように、x方向に移動される。そして、両案内レール37,38の端部には肉厚部37aが設けられているので、ヘラ40がテーパ状の肉厚部37aに達すると、ヘラ40が有する接着剤39の捕集能力は、徐々に弱まる。結局、捕集された接着剤39は、第1シートカバー11のx方向の側部に残存し、接着剤39がz方向に肉厚となる。これが、上述で説明した第1接合部材15における端部Eとなる。このように、両案内レール37,38が有するテーパ状の形状は、第1シートカバー11における接着剤39に転写される。なお、第2シートカバー12についても第1シートカバー11と同様に接着剤39の形状が整形される。
<シートカバー貼付工程S5>
そして、吸収体10の上下面のそれぞれに第1シートカバー11,および第2シートカバー12を貼り付ける。このとき、両シートカバー11,12の有する面のうち、接着剤39が塗布された面が吸収体10に当接するように両シートカバー11,12を吸収体10に装着する。その後、接着剤39は硬化され、第1シートカバー11に塗布された接着剤39は、第1接合部材15となり、第2シートカバー12に塗布された接着剤39は、第2接合部材16となる。こうして、吸収箔10aの各々は、両接合部材15,16によって一体化される。そして、吸収箔10aにおけるx方向の両端部に位置する第1接合部材15の端部Eは、吸収箔10aにおけるx方向の中央部に位置する第1接合部材15の中央部Cよりも肉厚となっている。また、第2シートカバー12も同様の構成となっている。
<取り外し工程S6>
次に、バネ32を吸収箔配列台21から取り外す。そして、第1ロッド27,および第2ロッド28を吸収体10から引き抜く。さらに、支柱25,26と櫛型プレート23,24とのネジ止めを解除する。そして、基台22と櫛型プレート23,24との固定を解除する。この時点で、櫛型プレート23,24をx軸に沿って吸収体10から離反する方向に引っ張ると、両シートカバー11,12と吸収箔10aとは、一体化された状態で吸収箔配列台21から脱離される。
<切断工程S7>
そして、吸収体10のx方向の両端を切り揃える。図17は、実施例1に係る切断工程を説明する断面図である。図17に示すように、第1接合部材15,第2接合部材16の端部Eに属する位置である矢印41において切断が行われる。このとき、丸刃カッターをy方向に移動させることで、吸収箔10aの両端が切り揃えられ、貫通孔10d,10eを有する吸収箔10aの両端部が吸収体10から切り捨てられる。最後に、x方向に伸びた第1側柱13,第2側柱14を吸収体10のy方向の両端に装着して、実施例1に係るX線グリッド1は、完成となる。
以上のように、実施例1のX線グリッド1は、短冊状の吸収箔10aが配列された吸収体10を有している。そして吸収箔10aの形状は、吸収体10が第1接合部材15を介して第1シートカバー11に一体化されること、および吸収体10が第2接合部材16を介して第2シートカバー12に一体化されることで保持される。この第1接合部材15,および第2接合部部材は、ゲル状の接着剤39を硬化させた構成となっているので、本来的には、硬化歪みを生じる。しかしながら、実施例1のX線グリッド1によれば、第1接合部材15と、第2接合部材16との間には、間隙が設けられているので、両接合部材15,16が硬化するときに生じる硬化歪みを極力抑制することができる。両接合部材15,16に間隙が設けられているということは、それだけX線グリッド1の製造に用いられる接着剤39が、間隙の分だけ少量となっている。したがって、接着剤39が省略された分、硬化歪みが生じないことになる。
また、実施例1のX線グリッド1の強度は、十分なものとなっている。第1接合部材15の有するx方向の両端部Eにおける第1接合部材15の厚さは、両端部Eに挟まれた中央部Cにおける第1接合部材15の厚さよりも肉厚となっているからである。吸収箔10aを直線状にし、かつ、吸収箔10aの配列を整然とするためには、x方向の両端を確実に支持する必要がある。実施例1の構成によれば、x方向の両端は、第1接合部材15の肉厚部によって支持されることから、X線グリッド1の強度は、高いものとなっている。
さらに、実施例1のX線グリッド1は、直接X線を効率よく透過させる構成となっている。それは、第1接合部材15の中央部Cにおける第1接合部材15の厚さは、肉薄となっているからである。被検体MのX線透視画像に第1接合部材15の影が写りこむと、それだけX線透視画像の視認性が低下する。しかし、実施例1の構成によれば、第1接合部材15の中央部Cにおける第1接合部材15の厚さは極力抑制されているので、被検体MのX線透視画像が写りこんだ直接X線の進行は、第1接合部材15に邪魔されることがない。
また、実施例1におけるX線グリッド1の強度は、さらに高いものとなる。すなわち、吸収箔10aは、第1接合部材15と第2接合部材16とに支持されているが、第2接合部材16の有するx方向の両端部における第2接合部材16の厚さは、両端部Eに挟まれた中央部Cにおける第1接合部材15の厚さよりも肉厚となっているからである。つまり、実施例1に係る第2接合部材16は、第1接合部材15と同様な効果を有している。
また、実施例1の構成によれば、ゲル状の接着剤39をヘラ40で伸ばすことにより第1シートカバー11に塗布された接着剤39が整形される。したがって、第1接合部材15の端部Eの厚さは、一定となる。つまり、実施例1の構成によれば、吸収箔10aの隙間に浸透する接着剤39の量は、一定となり、吸収箔10aの隙間の間でバラツクことがない。したがって、第1接合部材15と第2接合部材16との間に間隙Dを設けたとしても、吸収箔10aの隙間には、十分量の接着剤39が浸透するので、実施例1に係るX線グリッド1の機械的強度は、高いものとなる。
また、実施例1の構成によれば、X線グリッド1の製造時において、X線グリッド1における吸収箔10aのx方向の両端を切り揃えても、吸収箔10aの両端を切断する際に、吸収体10が曲がってしまうことがない。すなわち、第1接合部材15,および第2接合部材16は、互いに隣接する吸収箔10aの隙間に延在しているので、互いに隣接する吸収箔10aをそのy方向から連結する。この様な状態でX線グリッド1の両端を切りそろえても、互いに隣接する吸収箔10aは、そのy方向から第1接合部材15,および第2接合部材16によって固着されているので、吸収箔10aが変形することがない。
次に、実施例1で説明したX線グリッド1を備えたX線撮影装置について図面を参照しながら説明する。
図18は、実施例2に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。図18に示すように、実施例2に係るX線撮影装置50は、被検体Mを載置する天板51と、天板51の下部に設けられたイメージセンサを備えるFPD52と、天板51の上部に設けられたコーン状のX線ビームをFPD52に向けて照射するX線管53と、FPD52のX線検出面を覆うように設けられ散乱X線を除去するX線グリッド54と、X線管53の管電圧を制御するX線管制御部55と、X線管53を移動させるX線管移動機構56と、これを制御するX線管移動制御部57と、FPD52を移動させるFPD移動機構58と、これを制御するFPD移動制御部59と、FPD52から出力される信号から元画像P0を形成する画像形成部60と、画像形成部60から出力される元画像P0にトリミング処理を行うトリミング部61と、X線透視画像P1を表示する表示部62とを備えている。なお、FPD52,およびX線管53は、本発明の放射線検出手段および、放射線源のそれぞれに相当する。そして、画像形成部60,およびトリミング部61は、本発明の画像形成手段、およびトリミング手段に相当する。また、X線グリッド54は、実施例1に係るX線グリッド1である。
また、X線撮影装置50は、各制御部55,57,および59を統括的に制御する主制御部63をも備えている。この主制御部63は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより各制御部55,57,および59,ならびにトリミング部61を実現している。
実施例2に係るX線撮影装置50でX線透視画像P1を撮影するには、まず、天板51に被検体Mが仰臥される。そして、FPD52と、X線管53とを被検体Mの関心部位を挟む位置に移動させる。ついで、X線管53をz方向に移動させて撮影視野の大きさを決定する。そして、X線管53は、コーン状のX線ビームを照射するように制御される。なお、このコーン状のX線ビームは、パルス状となっている。なお、X線ビームの焦点は、櫛型プレート23の溝を延伸したときの集中点と一致する構成となっている。したがって、コーン状のX線ビームを構成するX線の進行方向に沿って、X線グリッド54が有する吸収箔に傾斜が付与されている。
被検体Mを透過したX線は、X線グリッド54を通過して、FPD52に入射する。FPD52は、X線検出データを画像形成部60に送出する。画像形成部60は、これに基づいて元画像P0を形成し、それをトリミング部61に送出する。この元画像P0は、X線ビームの端部を検出したデータも含んでいる。このX線ビームの端部は、X線グリッド54の端部を通過しているので、X線ビームの端部は、第1接合部材15の肉厚となっている端部Eを透過していることになる。トリミング部61では、元画像P0における端部Eの影が写りこんだ所定の領域を切り捨ててX線透視画像P1を形成する。
図19は、実施例2に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。X線グリッド54の端部Eは、X線グリッド54のx方向の両端に位置しているのであるから、図19(a)に示すように、元画像P0における所定の領域も、元画像P0の互いに平行となっている2端部Lに延在している。トリミング部61では、図19(b)に示すように、所定の領域となっている元画像P0の2端部Lを切り捨てて、元画像P0の中央部のみを出力する。元画像P0の中央部は、X線グリッド54の中央部Cを通過したものである。中央部Cにおいては、第1接合部材15は、肉薄となっているので、中央部Cにおける第1接合部材15によるX線の吸収は、極力抑制されている。したがって、トリミング部61で形成されるX線透視画像P1は、診断に好適なものとなっている。なお、第2接合部材16の肉厚となっている端部の影が元画像P0に写りこむ位置は、第1接合部材15と同様であるので、トリミング部61による上述の処理により、元画像P0に写りこんだ第2接合部材16のx方向における両端部の影も同時に除かれる。形成されたX線透視画像P1は、表示部62で表示される。
以上のように、実施例1に記載のX線グリッドを備えた実施例2に係るX線撮影装置50によれば、診断に好適なX線透視画像P1を提供できる。実施例2のX線撮影装置50に備えられているトリミング部61は、元画像P0における端部Eの影が写りこんだ所定の領域を切り捨てる。したがって、X線透視画像P1は、第1接合部材15,および第2接合部材16のx方向における両端部の影が写りこんでいないので、診断に好適なものとなっている。
本発明は、上述した各実施例の構成に限られず、下記のような変形実施が可能である。
(1)上述した各実施例は、医用の装置であったが、本発明は、工業用や、原子力用の装置に適用することもできる。
(2)上述した各実施例のいうX線は、本発明における放射線の一例である。したがって、本発明は、X線以外の放射線にも適応できる。
(3)上述した各実施例のX線グリッドは、吸収箔がブラインド状に配列されたものであったが、吸収箔の配列を格子状として、クロスグリッドとすることもできる。
以上のように、本発明は、医用の放射線撮影装置に適している。

Claims (5)

  1. 延伸方向に伸びた短冊状の放射線を吸収する吸収箔が前記延伸方向と直交する配列方向に配列されることにより構成されるとともに、放射線が入射する入射面と、放射線が出射する出射面とを有する吸収体と、
    前記吸収体における前記入射面、または前記出射面の一面を覆う第1被覆部材と、
    前記吸収体における前記一面とは異なる他面を覆う第2被覆部材と、
    前記吸収体を構成する吸収箔の各々と前記第1被覆部材との当接部に配置されるとともに両者を一体化させる第1接合部材と、
    前記吸収体を構成する吸収箔の各々と前記第2被覆部材との当接部に配置されるとともに両者を一体化させる第2接合部材とを備え、
    前記第1接合部材と、前記第2接合部材との間には、間隙が設けられているとともに、
    前記第1接合部材の有する前記延伸方向の両端部における前記第1接合部材の厚さは、前記両端部に挟まれた中央部における前記第1接合部材の厚さよりも肉厚となっていることを特徴とする放射線グリッド。
  2. 請求項1に記載の放射線グリッドにおいて、
    前記第2接合部材の有する前記延伸方向の両端部における前記第2接合部材の厚さは、前記両端部に挟まれた中央部における前記第2接合部材の厚さよりも肉厚となっていることを特徴とする放射線グリッド。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放射線グリッドにおいて、
    前記第1接合部材における前記延伸方向の両端部において、前記第1接合部材は、互いに隣接する前記吸収箔の隙間に延在し、互いに隣接する前記吸収箔を連結することを特徴とする放射線グリッド。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線グリッドにおいて、
    前記第2接合部材における前記延伸方向の両端部において、前記第2接合部材は、互いに隣接する前記吸収箔の隙間に延在し、互いに隣接する前記吸収箔を連結することを特徴とする放射線グリッド。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線グリッドを搭載した放射線撮影装置において、
    放射線ビームを照射する放射線源と、
    前記放射線ビームを検出して検出信号を形成する放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段の放射線を検出する放射線検出面を覆うように配置された前記放射線グリッドと、
    前記検出信号を基に元画像を形成する画像形成手段と、
    前記元画像の所定の領域を切り捨てて放射線透視画像を形成するトリミング手段とを備え、
    前記元画像の所定の領域は、前記放射線グリッドにおける前記両端部の影が写りこんだ領域であることを特徴とする放射線撮影装置。
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