JP4748013B2 - 文字認識装置、文字認識システムおよび文字認識方法 - Google Patents

文字認識装置、文字認識システムおよび文字認識方法 Download PDF

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Description

本発明は、文字認識の装置、システムおよび方法に関し、特に、複数の選択項目からなる第1の記入項目と、複数の選択項目に共通する少なくとも1つの第2の記入項目とを含む帳票を読取り、記入項目の情報を認識する、文字認識の装置、システムおよび方法に関する。
近年、金融機関等には、為替取引の省力化や合理化などを目的として、OCR為替集中処理システムが導入されている。OCR為替集中処理システムとは、金融機関などの営業店で、振込依頼書などの為替帳票のイメージをOCR装置により読取り、帳票上に記入された文字を認識し、読取イメージおよび文字認識結果を集中センタに転送した後に、集中センタで、不読・誤読文字の修正および検証を行い、検証された文字認識結果を為替取引用の仕向データとして、仕向データを処理するホストに送信するシステムである。
通常の振込依頼書には、1つの帳票に1つの振込先が記入されており、その場合には、例えば、振込先(銀行名、支店名、預金種目および口座番号など)、受取人(氏名など)、依頼人(氏名、連絡先など)および振込金額などの情報が、帳票上の定型位置に記入されている。このため、各種情報に関する記入項目の読取位置情報を定義する定型の帳票フォーマットを予め作成し、システム上に登録しておけば、OCR装置により為替帳票のイメージを読取り、帳票フォーマットに従ってイメージの切出しおよび認識処理が行われる。
特開平11−184951号公報
しかしながら、1つの帳票に複数の振込先情報が予め印刷(以下、「プレ印刷」とも称する。)されている「複数振込先選択方式」の振込依頼書が利用されており、その場合には、帳票上にプレ印刷された複数の振込先に対して、依頼人が所望する振込先に印を付けることで、振込先が選択される。このため、振込先の選択に応じて振込先情報に関する記入項目の読取位置情報が変更されるので、定型の帳票フォーマットを予め作成・登録することができず、定型の帳票フォーマットの使用を前提とする従来の集中処理システムによる処理が行えないという問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の選択項目からなる第1の記入項目と、複数の選択項目に共通する少なくとも1つの第2の記入項目とを含む帳票を、従来の集中処理システムにより処理可能な、新規かつ改良された、文字認識の装置、システムおよび方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識装置が提供される。文字認識装置は、複数の第1の記入領域のそれぞれについて、第1の記入領域と第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体が登録される定義体登録部と、複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、選択された第1の記入領域と、第2の記入領域とに記入された文字を帳票上で読取り認識する読取認識部とを含む。
かかる構成によれば、定義体登録では、複数の第1の記入領域のそれぞれについて、第1の記入領域と第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体が登録される。そして、読取認識部では、複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、選択された第1の記入領域と、第2の記入領域とに記入された文字を帳票上で読取り認識される。すなわち、複数の第1の記入領域のそれぞれに対応する定型の帳票定義体が登録されるので、選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、選択された第1の記入領域と、第2の記入領域に記入された文字が帳票上で読取り認識される。よって、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票が、定型の帳票定義体の使用を前提とする従来の集中処理システムにより処理可能となる。かかる構成は、例えば、OCR為替集中処理システムのOCRクライアントに適用可能である。
また、上記定義体登録部では、複数の第1の記入領域のそれぞれについて、第1の記入領域と第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義するように予め登録された標準定義体に基づき、複数の第1の記入領域から選択された1以上の第1の領域の帳票定義体が登録されるようにしてもよい。
かかる構成によれば、複数の第1の記入項目のそれぞれに対応する定義体が標準定義体として予め登録されているので、帳票上の実際の記入状況に応じて、該当する第1の記入領域に対応する定義体が選択され、帳票定義体が登録される。よって、帳票上の実際の記入状況に応じて、該当する第1の記入領域に対応する帳票定義体を逐一作成しなくてもよい
また、上記文字認識装置は、第1の記入領域を選択するための選択情報を帳票上で読取る光学読取手段をさらに含み、読取認識部は、選択情報の読取結果に基づき、選択された第1の記入領域の帳票定義体を特定するようにしてもよい。
かかる構成によれば、第1の記入領域を選択するための選択情報が帳票上で光学読取手段により読取られ、読取結果に基づき、選択された第1の記入領域に対応する帳票定義体が選択される。よって、選択された第1の記入領域をユーザが識別し、対応する帳票定義体を手動で選択しなくてもよい
また、本発明の第2の観点によれば、定義体作成装置と、定義体作成装置と通信可能な読取認識装置とを有し、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に関連する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識システムが提供される。定義体作成装置は、複数の第1の記入領域のそれぞれについて、第1の記入領域と第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体を作成する。読取認識装置は、複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、選択された第1の記入領域と、第2の記入領域とに記入された文字を読取り認識する。
かかる構成によれば、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票が、定型の帳票定義体の使用を前提とする従来の集中処理システムにより処理可能となる。かかる構成は、OCR為替集中処理システムにおいては、例えば、営業店もしくは集中センタのいずれか一方に併設され、または双方に別個に設置された、定義体作成装置として機能する第1のクライアントと、読取認識装置として機能する第2のクライアントとに適用可能である。なお、第1および/または第2のクライアントには、必要に応じてOCR装置が併設される。
また、本発明の第3の観点によれば、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識方法が提供される。本方法は、複数の第1の記入領域のそれぞれについて、第1の記入領域と第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体を登録するステップと、複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、選択された第1の記入領域と、第2の記入領域とに記入された文字を読取り認識するステップとを含む。
かかる方法によれば、複数の第1の記入領域と、複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票が、定型の帳票定義体の使用を前提とする従来の集中処理システムにより処理可能となる。かかる方法は、例えば、OCR為替集中管理システムに適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、複数の選択項目からなる第1の記入項目と、複数の選択項目に共通する少なくとも1つの第2の記入項目とを含む帳票を、従来の集中処理システムにより処理可能な、文字認識の装置、システムおよび方法が提供される。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
はじめに、本発明が適用されるOCR為替集中処理システムについて説明する。図1は、OCR為替集中処理システムの一例を概略的に示すブロック図である。図2は、通常の振込依頼書(為替帳票)の一例を示す説明図である。図3は、為替帳票の文字認識結果の一例を示す説明図である。
図1に示すように、OCR為替集中処理システムは、例えば、金融機関の営業店10に設置された、OCR装置12およびOCR装置12を制御するOCRクライアント14と、回線網50を介して営業店10と接続される集中センタ20に設置された、為替サーバ22、修正クライアント24、検証クライアント26、承認クライアント28および通信ゲートウェイ30(以下、「通信GW」と称する。)とにより構成される。
本システムによれば、営業店10では、顧客から受付けた図2に示すような為替帳票100’が行員により確認、借受金入金処理され、OCR装置12にセットされる(図1中の処理s1)。OCRクライアント14の制御を介して、為替帳票100’のイメージがOCR装置12により読取られ、帳票フォーマットに従ってイメージの切出しおよび認識処理が行われる。ここで、本システム上には、為替帳票上の各種記入項目に関する読取位置情報を定義する帳票フォーマットが予め登録されており、当該フォーマットに従って、為替帳票に記入された項目毎にイメージの切出しおよび認識処理が行われる。そして、OCR処理された為替帳票100’の切出イメージおよび文字認識結果が回線網50を介して集中センタ20に転送される(図1中の処理s2)。
集中センタ20では、為替帳票100’の切出イメージおよび文字認識結果が為替サーバ22のデータベース(DB)32にデータとして一時的に格納される(図1中の処理s3)。そして、為替サーバ22に格納されたデータが修正クライアント24に配信される。
修正クライアント24では、図3に示すように、為替帳票100’に記入された項目毎に切出イメージと対応する文字認識結果とが、エントリ画面200上で上下並列に表示される。集中センタ20のオペレータにより、項目毎の切出イメージと文字認識結果とが目視で比較・確認され、文字認識結果に不読・誤読文字が見出されれば、誤りを含むデータが修正される(図1中の処理s4)。これにより、当該為替データのエントリ処理が完了する。
検証クライアント26では、エントリ済みのデータが修正クライアント24から配信され、エントリデータの確認や重要項目の再入力が行われる(図1中の処理s5)。
承認クライアント28では、修正済み/検証済みデータの文字認識結果に不一致が生じる場合や、取扱金額が高額である場合には、検証クライアント26から修正済み/検証済みデータが配信され、役席者による承認が行われる(図1中の処理s6)。
検証済み/承認済みのデータは、為替取引用の仕向データとして、集中センタ20から通信GW30を介してホスト40に送信される(図1中の処理s7)。本システムでは、以上のような一連の処理を行うことで、1件分の為替取引が完了する。
つぎに、以上のように構成されたOCR為替集中処理システムの特徴的な処理、すなわち、本実施形態に係る文字認識方法について説明する。図4は、複数振込先選択方式の振込依頼書(為替帳票)の一例を示す説明図である。図5は、図4に示す為替帳票から複数の帳票フォーマットを作成する処理の一部を示す説明図である。図6は、複数の帳票フォーマットから所望の帳票フォーマットを選択する処理の一部を示す説明図である。なお、以下では、図1〜図3を適宜参照しながら、本実施形態に係る文字認識方法について説明する。
図2に例示するような通常の振込依頼書100’には、日付(依頼日112’、振込指定日114’)、振込先(銀行名132’、支店名134’、預金種目136’および口座番号138’)、受取人(カナ名152’、漢字名154’)、依頼人(カナ名162’、電話番号164’、漢字名166’、住所168’)、振込金額172’および科目182’の情報が、帳票100’上の定型位置に記入されている。このため、各種情報が記入される項目毎の読取位置情報、(例えば、項目枠の座標情報)を定義する定型の帳票フォーマットを予め作成し、システム上に登録しておけば、OCR装置12により為替帳票100’のイメージを読取り、帳票フォーマットに従って項目毎にイメージの切出しおよび認識処理が行なわれる。
本実施形態に係るシステムでは、OCR装置12により処理された記入項目毎の切出イメージおよび対応する文字認識結果が図3に例示するようにシステム上のエントリ画面200に表示される。ここでは、記入項目毎の切出イメージおよび対応する文字認識結果が上下並列して表示されているので、切出イメージと文字認識結果との比較・確認が容易となる。なお、エントリ画面200の表示上部のシステム状況表示領域210には、図中には示されていないが、例えば、システム上のクライアントを介した操作処理に用いる各種コマンドボタンや切替ボタン、およびシステムの稼動状況などの情報が表示される。
一方、図4に例示するような複数振込先選択方式の振込依頼書100には、例えば、日付(依頼日112、振込指定日114)、受取人(カナ名152、漢字名154)、依頼人(カナ名162、電話番号164、漢字名166、住所)、振込金額172および科目182の情報が、帳票100上の定型位置に記入されている。また、複数(本例の場合3つ)の振込先(銀行名122、132、142、預金種目126、136、146および口座番号128、138、148)の情報および各振込先に対応する番号120、130、140が、帳票100上の所定位置にプレ印刷されている。
なお、複数振込先選択方式とは、1つの帳票で複数件分の振込手続きを可能とするように、振込手続き毎の振込先情報および金額情報などが1つの帳票上に記入される、いわゆる連記方式とは異なる方式である。すなわち、複数振込先選択方式とは、複数の振込先から所望の振込先を適宜選択可能としており、あくまでも1つの帳票で1件分の振込手続きを可能とする方式である。
複数振込先選択方式の振込依頼書100によれば、依頼人は、帳票100上にプレ印刷された複数の振込先に対して、所望の振込先に対応する番号(本例の場合120、130、140のいずれか1つ)に○印170を付けることで、振込先を適宜選択できる。本例の場合には、「×××銀行×××支店」の口座が振込先として選択されており、当該口座に対応する番号「2」130に○印170が付けられている。
本実施形態に係るシステムでは、図4に示す振込依頼書100に基づいて、選択可能な振込先の各々に対応するように、帳票フォーマットが複数(本例の場合3つ)作成される。帳票フォーマットは、OCR装置12により読取られた為替帳票100のイメージ画像上で、マウスなどのポインティングデバイスを用いて、情報が記入された項目毎に読取位置情報(例えば、項目枠の座標情報)を手動により特定し、読取位置情報を電子データ化することで作成される。ここで、作成された帳票フォーマットは、OCR装置12の記憶部に登録される。
本例の場合には、図5に示すように、振込先1、2および3の各々に対応する帳票フォーマット(1)、(2)および(3)300、310、320が作成される。なお、図5では、各種情報が記入された為替帳票に基づいて、帳票フォーマット300、310、320が作成される場合が例示されているが、各種情報が記入されていない、いわゆるブランク状態の為替帳票に基づいて、帳票フォーマットが作成されるようにしてもよい。
各帳票フォーマット300、310、320には、該当する振込先とともに日付、受取人、依頼人、振込金額および科目の情報が記入される項目毎の読取位置情報(例えば、項目枠の座標情報)が定義される。すなわち、帳票フォーマット(1)300では、振込先1の振込先情報(302、304、306)と、説明上便宜的に枠線を付した日付、受取人、依頼人、振込金額および科目の情報が記入される項目毎の読取位置情報が定義される。帳票フォーマット(2)または(3)310、320では、振込先情報(302、304、306)の代わりに、振込先2の振込先情報(312、314、316)または振込先2の振込先情報(312、324、326)が記入される項目の読取位置情報が定義される。
よって、選択可能な振込先の各々に対応するように、定型の帳票フォーマットが複数作成され、システム上、例えば、為替サーバ22上のDB32に登録されることで、いずれの振込先が選択された場合でも、OCR装置12により為替帳票100のイメージを読取り、対応する帳票フォーマットに従ってイメージの切出しおよび認識処理を行うことが可能となる。
本実施形態に係るシステムでは、図4に示す振込依頼書100のイメージが読取られる前に、選択されたいずれか1つの振込先が、営業店10の行員などの操作者により確認される。本例の場合には、図4に示すように、「×××銀行×××支店」の口座が振込先として選択されており、当該口座に対応する番号「2」130に○印170が付けられていることが確認される。
為替帳票100のイメージの読取が開始される前に、OCRクライアント14では、図6に示すような処理画面400が表示される。処理画面400上には、例えば、店番402、機番404、読取通番406、依頼人情報410などが表示されるとともに、「読取送信」および「読取取消」ボタン420、422が表示される。
依頼人情報410の項目には、いずれか1つを選択可能な帳票フォーマットとして、「未登録帳票(イメージ・ダイレクト)」、「帳票フォーマット(1)」、「帳票フォーマット(2)」、「帳票フォーマット(3)」という選択肢が列挙されている。なお、選択可能な帳票フォーマットが多過ぎて、依頼人情報の表示枠412に全て表示できない場合には、表示枠412の右側に表示されたスクロールバー414を上下に操作することで、表示枠412中の表示内容をスクロールさせることができる。
ここで、「未登録帳票(イメージ・ダイレクト)」の選択肢は、帳票フォーマットが未定義である非定型帳票のように、OCR装置12による読取処理が不可能な帳票の処理に際して、帳票上に記入された情報を行員などの操作者が目視で読取り、クライアントを介して直接的にデータ入力する場合に選択される。また、「帳票フォーマット(1)」、「帳票フォーマット(2)」、「帳票フォーマット(3)」の選択肢は、前述したように、選択可能な振込先の各々に対応するように、複数作成されてシステム上に登録された帳票フォーマット300、310、320のいずれかに従って、為替帳票100のイメージを読取る場合に選択される。
OCRクライアント14では、依頼人により選択された振込先が、行員などの操作者により処理画面400を介して選択される。本例の場合には、為替帳票100上の番号「2」130に○印170が付けられており、帳票フォーマット(2)310が選択される必要があるので、処理画面400上で「帳票フォーマット(2)」が選択416されている。帳票フォーマットが選択されている状態で、操作者により「読取送信」ボタン420が押下(クリック)されると、為替帳票100のイメージがOCR装置12により読取られ、選択された帳票フォーマット(2)310に従って項目毎にイメージの切出しおよび認識処理が行なわれる。一方、操作者により「読取取消」ボタン422が押下(クリック)されると、為替帳票100の読取処理が取消される。
OCRクライアント14では、選択された帳票フォーマット(2)310に従って処理された切出イメージおよび文字認識結果が、回線網50を介して集中センタ20に転送され、図3に示すように、通常の為替帳票100’の場合と同様の形式で、集中センタ20のエントリ画面200に表示される。よって、為替帳票100のイメージが読取られる前に、帳票フォーマットが適宜選択されることで、通常の為替帳票100’と同様のエントリ画面200上で、複数振込先選択方式の為替帳票100の処理が可能となる。
以上、本発明の一実施形態として、本発明に係る文字認識方法が適用されるOCR為替集中処理システムについて説明した。本実施形態によれば、複数の選択項目からなる振込先の記入項目(122、126、128)、(132、136、138)、(142、146、148)の各々に対応するように、当該振込先の記入項目と他の記入項目(日付112、114、受取人152、154、依頼人162、164、166、168、振込金額172および科目182)とに関する各々の読取位置情報を定義する帳票フォーマット300、310、320が登録される。そして、複数の選択項目からいずれか1つ選択された振込先の記入項目(132、136、138)に対応する帳票フォーマット310に従って、為替帳票100上で記入項目が読取られ、記入項目の情報が認識される。
すなわち、複数の選択項目からなる振込先の記入項目の各々に対応するように、定型の帳票フォーマット300、310、320が登録されるので、複数の選択項目からいずれか1つ選択された振込先の記入項目(132、136、138)に対応する帳票フォーマット310に従って、為替帳票100上に記入された項目毎にイメージの切出しおよび認識処理が行われる。よって、いずれか1つが選択される複数の選択項目からなる振込先の記入項目(122、126、128)、(132、136、138)、(142、146、148)と、複数の選択項目に共通する他の記入項目(112、114、152、154、162、164、166、168、172および182)とを含む為替帳票100が、定型の帳票フォーマットの使用を前提とする従来のOCR為替集中処理システムにより処理可能となる。
なお、本発明の他の実施形態としては、為替帳票に対応する帳票フォーマットの作成と、振込先の記入項目に対応する帳票フォーマットに従った当該為替帳票の読取認識と、が別個の装置で処理されるような場合が考えられる。例えば、集中処理システム上で互いに通信手段を介して接続された、第1のクライアントが帳票フォーマット作成装置として機能し、第2のクライアントが読取り認識装置として機能する場合が想定される。なお、第1および/または第2のクライアントには、必要に応じてOCR装置が併設される。
以上のように構成されたOCR為替集中処理システムの特徴的な処理、すなわち、本実施形態に係る文字認識方法については、前述した実施形態に係る文字認識方法と略同一であるので、ここでは、詳細な説明が省略される。かかる構成によれば、第1のクライアントにより作成された帳票フォーマットは、通信手段を介して第2のクライアントに送信され、第2のクライアントによる為替帳票の読取認識に使用される。よって、かかる構成が適用されたOCR為替集中処理システムによれば、複数の選択項目からなる第1の記入項目と、複数の選択項目に共通する少なくとも1つの第2の記入項目とを含む帳票が、定型の帳票定義体の使用を前提とする従来の集中処理システムにより処理可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記入された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、実施形態として、金融機関で用いられるOCR為替集中処理システムに本発明が適用された場合を例として説明したが、本発明は、かかる場合に限定されるものではない。すなわち、本発明は、例えば、流通業などで伝票処理に用いられるOCR集中処理システムのように、OCR装置を利用して集中処理を行うシステム全般にも適用可能である。また、本発明は、例えば、各種の届出帳票を対象とするOCRエントリシステムや、印鑑登録システムなど、OCR装置を利用して帳票を読取るシステムや、データをエントリするシステムにも全般的に適用可能である。
また、実施形態として、帳票フォーマットの作成に際して、記入項目毎の読取位置情報が手動により特定される場合を例として説明したが、本発明は、かかる場合に限定されるものではない。すなわち、本発明は、例えば、記入項目毎の読取位置情報が手動により特定される代わりに、光学読取手段の自動認識機能により特定され、データ化される場合にも同様に適用可能である。
例えば、複数の選択項目からなる第1の記入項目を読取るための帳票フォーマットを別途作成して登録しておき、始めに当該帳票フォーマットを利用して第1の記入項目を全ての選択項目について読取る。なお、例えば、図4に示す選択項目120、130および140のいずれに○印170が付されているかを認識し、○印170の位置に応じて、図5に示す帳票フォーマット300、310および320のいずれかを自動的に選択する。
さらには、為替帳票100上で振込先情報が記入可能な項目(本例の場合8つ)と他の情報が記入される項目の各々の読取位置情報を定義する標準フォーマットを、予め作成し、例えば、為替サーバ22上のDB32に登録しておく場合も考えられる。標準フォーマットは、例えば、営業店10もしくは集中センタ20に設置された任意のクライアント、または集中処理システムに接続された任意のクライアント(不図示)により、作成され、本システム上でアクセス可能な状態で登録管理される。この場合には、為替帳票100上に記入された選択可能な振込先の数(本例の場合3つ)を、例えば、OCRクライアント14を介して、手動または自動認識により特定することで、必要な帳票フォーマットが適宜選択可能となる。
また、実施形態として、為替帳票100のイメージが読取られる前に、操作者により帳票フォーマットが適宜選択される場合を例として説明したが、本発明は、かかる場合に限定されるものではない。すなわち、本発明は、例えば、操作者により選択される代わりに、為替帳票上に記入された印170がOCR装置12により認識されて所望の帳票フォーマットが自動選択される場合にも同様に適用可能である。
OCR為替集中処理システムの一例を概略的に示すブロック図である。 通常の振込依頼書(為替帳票)の一例を示す説明図である。 為替帳票の文字認識結果の一例を示す説明図である。 複数振込先選択方式の振込依頼書(為替帳票)の一例を示す説明図である。 図4に示す為替帳票から複数の帳票フォーマットを作成する処理の一部を示す説明図である。 複数の帳票フォーマットから所望の帳票フォーマットを選択する処理の一部を示す説明図である。
符号の説明
10 営業店
12 OCR装置
14 OCRクライアント
20 集中センタ
22 為替サーバ
24 修正クライアント
26 検証クライアント
28 承認クライアント
30 通信ゲートウェイ(GW)
32 データベース(DB)
40 ホスト
50 回線網
100、100’ 為替帳票

Claims (5)

  1. 複数の第1の記入領域と、前記複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識装置であって、
    前記複数の第1の記入領域のそれぞれについて、前記第1の記入領域と前記第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体が登録される定義体登録部と、
    前記複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、前記選択された第1の記入領域と、前記第2の記入領域とに記入された文字を前記帳票上で読取り認識する読取認識部と
    を含むことを特徴とする文字認識装置。
  2. 前記定義体登録部では、前記複数の第1の記入領域のそれぞれについて、前記第1の記入領域と前記第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義するように予め登録された標準定義体に基づき、前記複数の第1の記入領域から選択された1以上の第1の領域の帳票定義体が登録されることを特徴とする、請求項1に記載の文字認識装置。
  3. 前記第1の記入領域を選択するための選択情報を前記帳票上で読取る光学読取手段をさらに含み、
    前記読取認識部は、前記選択情報の読取結果に基づき、前記選択された第1の記入領域の帳票定義体を特定することを特徴とする、請求項1または2に記載の文字認識装置。
  4. 定義体作成装置と、前記定義体作成装置と通信可能な読取認識装置とを有し、複数の第1の記入領域と、前記複数の第1の記入領域に関連する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識システムであって、
    前記定義体作成装置は、前記複数の第1の記入領域のそれぞれについて、前記第1の記入領域と前記第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体を作成し、
    前記読取認識装置は、前記複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、前記選択された第1の記入領域と、前記第2の記入領域とに記入された文字を読取り認識することを特徴とする文字認識システム。
  5. 複数の第1の記入領域と、前記複数の第1の記入領域に共通する第2の記入領域とを含む帳票上の所定の記入領域に記入された文字を読取り認識する文字認識方法であって、
    前記複数の第1の記入領域のそれぞれについて、前記第1の記入領域と前記第2の記入領域に記入された文字の読取り位置を定義する帳票定義体を登録するステップと、
    前記複数の第1の記入領域から選択された第1の記入領域の帳票定義体に従って、前記選択された第1の記入領域と、前記第2の記入領域とに記入された文字を読取り認識するステップと
    を含むことを特徴とする文字認識方法。
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