JP2005038205A - 信用保証諾否審査システム - Google Patents

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正幸 岩瀬
Daizo Kasuya
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Abstract

【課題】
FAX送信された申込書を審査して審査結果をFAXで通知する信用保証諾否審査システムであって、オペレータによる申込書情報の入力負担の軽減、自動審査による審査処理速度を改善すること。
【解決手段】
ファクシミリ装置3によるイメージを受信する受信手段5と、イメージ情報を画像データに変換して取得する画像データ取得手段と、取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段と、画像データに基づく申込書のイメージ画像および前記取得したテキストデータとを同一画面上に表示し、当該テキストデータの確認および修正を行うテキストデータ修正手段と、審査に必要な情報を記憶したデータベースと、修正後のテキストデータに基づいてデータベースを検索し、検索結果に基づいて諾否の判定等を行う自動審査手段等を有すること。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、金融機関等の顧客からファクシミリ装置によって送信された信用保証の申込書を受信し、当該申込書の内容に基づいて審査を行い当該審査の結果を前記顧客のファクシミリ装置又は指定されたファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムに関するものである。
従来より、銀行等の金融機関が個人や企業等に対して金銭の貸し付けを行う場合に、貸し付けた金銭の返済を担保する目的で、当該金融機関とは別個の信用保証機関から申込者についての信用の保証(以下「信用保証」という。)を受ける信用保証システムが利用されている。
信用保証とは、金融機関から金銭の貸し付けを受ける者(以下「申込者」という。)に対して信用保証を行った場合、申込者が返済を行うことができなければ、当該申込者に代わって信用保証機関が代位弁済を行うというものである。また、金融機関からの信用保証の申し込みがあった場合、信用保証機関は申込者の信用についての調査および審査を行い、一定の基準を満たす者についてのみ信用保証を行っている。
前記信用保証システムの一形態として、金融機関がファクシミリ装置(以下単に「FAX」という。)を利用して信用保証の申込書を信用保証機関に対して送信し、所定の審査を行った後に、信用保証機関がFAXを利用して信用保証の諾否の通知を金融機関に対して送信することが行われている。
また、前記信用保証の申し込みの際に行われる信用の調査および審査とは、申込者の氏名、住所、勤務先、過去に行われたローン等に対する支払い実績、累積した債務の有無等をデータベース上で検索し、当該検索された結果に基づいて一定の基準を満たすか否かを判断するというものである。当該調査および審査のために、信用保証機関は、独自のデータベースおよび他社が所有するデータベース等を併用して所定の調査、審査を行うことができる信用保証諾否審査システムを構築している。
その他、信用保証に関連する従来技術として、特開2002−279180号公報(特許文献1)に開示されたローン業務支援システムが知られている。当該ローン業務支援システムは、金融機関のコンピュータ等から、保証機関のサーバーに記憶されたローン申込データに基づくローン業務進捗状況のデータを参照できるようになっているものである。
特開2002−279180号(第1図)
上記従来の審査システムでは、FAXを介して受信した申込書は一旦用紙に印字出力され、当該印字出力された用紙の記載事項を見ながらオペレータが入力を行い、当該入力された所定事項に基づいて所定の調査、審査が行われるようになっていた。
しかし、上記のようにオペレータが申込書を見ながら記載事項を入力するシステムでは、申込書に記載されている事項の入力に多くの時間を必要としていた。また、入力しなければならない事項が多くなるほど入力ミスの発生頻度が高くなり、入力ミスの修正等にも時間を要することから、申込書を受信してから調査、審査を行い結果を返信するまでに多くの時間を必要としていた。
また、審査処理は原則として申込書を受信した順番通りに行われるようになっており、至急に回答を求められたものや調査に時間がかかる場合であっても、システムとして審査着手の順序を入れ替えて効率よく審査を行うことは行われていなかった。
また、FAXから印字出力された申込書類は一定期間保存する必要があり、当該申込書類を保存しておくための場所等が必要になる。そして、このような申込書類の保存や管理に要する負担は年々増す傾向にあった。
さらに、本来審査のためには所定事項が記載された申込書の送信のみで十分であるが、金融機関側の業務規定や慣行により、送信票、住民票、戸籍謄本の写しや自動車免許証の写し、健康保険証等の写しといった申込書以外の書類が添付される例が多い。従って、従来のシステムでは、申込書以外の送信書類の中から必要な申込書を抽出する作業や、申込書類の保管、管理、廃棄作業等のために人的および場所的な資源を多く必要としていた。
本願発明は、上記従来の問題点に鑑み案出されたものであって、迅速な審査、FAXによって印字出力された受信書類の管理負担等の解消、申込書に記載された事項のオペレータによる入力負担の軽減等を目的とした信用保証諾否審査システムを提供することを目的とする。
さらに、申込書に記載された事項の入力および確認が完了した後は、諾否を一定基準に照らして自動的に審査し、一部の申し込みについては人の処理を介さず通知書(回答)の返信までを自動的に行うことができる信用保証諾否審査システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は下記の構成を有する。すなわち、
ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段と、
前記イメージ情報若しくは前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段と、
前記画像データに基づく前記申込書のイメージ画像および前記取得したテキストデータとを同一画面上に表示し、当該テキストデータの確認および修正を行うテキストデータ修正手段と、
前記審査に必要な情報を記憶したデータベースと、
修正後のテキストデータに基づいて前記データベースを検索し、当該検索結果に基づく諾否の自動判定若しくは他の審査処理が必要であることを判定する自動審査手段と、
前記諾否の自動判定若しくは他の審査処理の結果に基づいて通知書を生成する通知書作成手段と、
前記通知書を予め登録されている返信先若しくは前記送信に用いられたファクシミリ装置に対して送信する送信手段を有することを特徴とする信用保証諾否審査システム。
また、本願請求項2記載の発明は下記の構成を有する。すなわち、
前記申込書に記載された借入希望額若しくは他の諸事項に基づいて回答すべき時間を設定し、
前記申込書の受信時刻若しくは申込書入力時刻から前記設定時間が経過した後の時刻を演算し、
前記他の審査処理において、審査処理を行うべき申し込みを一覧表示し、
前記設定時間経過後の時刻に応じて、前記一覧表示された申し込みに対して審査処理の優先順位を表す表記、前記時刻に対する残余時間の表記若しくは一覧表示された申し込みの優先順位に基づく並び替えを行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の信
用保証諾否審査システム。
また、本願請求項3記載の発明は下記の構成を有する。すなわち、
ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段、前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段、前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段および申込書の送信元の回線番号およびファクシミリ装置内に設定されている機器情報等を取得する機能を備えたFAX−OCR装置と、
前記画像データに基づく前記申込書のイメージ画像および前記取得したテキストデータとを同一画面上に表示し、当該テキストデータの確認および修正を行う機能を有したクライアントと、
前記FAX−OCR装置およびクライアントコンピュータ手段に対して通信可能に接続されており、前記審査に必要な情報を記憶したデータベース、前記修正後のテキストデータに基づいて前記データベースを検索し、当該検索結果に基づく諾否の自動判定若しくは他の審査処理が必要であることを判定する自動審査手段とおよび前記諾否の判定若しくは他の審査処理の結果に基づいて通知書を生成する通知書作成手段を有したサーバー装置を有し、
前記FAX−OCR装置は前記通知書を送信する送信手段を有しており、当該通知書は、送信元の回線番号およびファクシミリ装置内に設定されている機器情報等に基づいて、予め登録されている返信先若しくは前記送信に用いられたファクシミリ装置に対して送信されるようになっていることを特徴とする信用保証諾否審査システム。
また、本願請求項4記載の発明は下記の構成を有する。すなわち、
ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段と、
前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段とを有し、
ファクシミリ装置によって送信された書類が申込書であると判定されなかった場合には、当該申込書は所定時間経過の後に自動的に削除されるようになっていることを特徴とする信用保証諾否審査システム。
以上説明した本願発明に係る審査システムは、以下に述べる効果を有する。
第1に、本願発明の信用保証諾否審査システムは、金融機関からFAXで送信された申込書を用紙に印刷する必要がなく全てシステム内にデータとして保存され、当該申し込みに対する回答(信用保証諾否通知)も全てシステム内のデータとして作成され用紙を使用することなく送信されるようになっている。従って、通常であればFAXを受信した際に印字出力される用紙および信用保証諾否通知書に相当する用紙を必要とするが、本願発明に係る審査システムでは全てデータとして保存されるためこのような用紙を必要としないので、書類のファイリング等に要する時間的工数を必要とせず、書類の紛失やファイリングされた書類の中から申込書と申込書に添付された書類を検索するという作業をなくし、書類の保存のために要する場所の確保等も行う必要がないという効果を有する。
第2に、OCR申込書を用いた申し込み、OCR申込書等を使用していない申し込みとを自動的に判断してその後の処理を振り分けることができる。当該処理によってOCR申込書を用いた申し込みを受信した場合では、審査処理のために必要とされる所定事項が既に取り込まれているので、オペレータは取り込まれている事項の確認、修正等のみを行えばよく、全データを入力する必要がないので入力時間の短縮を図ることができるという効果を有する。また、OCR申込書等以外の申込書を使用した申し込みの場合には、自動的にそのような申し込みが来ていることを判断し、オペレータが使用するクライアント上でデータ入力の必要な申し込みがあることを知らせ、データの入力を行わせることができる。このように、申込書の種類に応じた処理の分別をシステムが自動的に行うので、当該処理のために人員を要さず従来に比べて処理時間等の工数を削減できるという効果を有する。
第3に、オペレータによる所定事項の入力後は、自動審査により人間の判断を介さず判定が行われるようになっており、なおかつ、通知書の返信も自動的に行われるようになっているので、申し込みを受信してから回答を通知するまでの所用時間を短くすることができる。また、自動審査により、一定の条件に合致した申し込みの場合には審査処理に審査担当者を必要としないので人的資源を他の処理のために有効に使用することができるという効果を有している。
第4に、金融機関毎に個別に通知の返信先を登録することができるので、金融機関の要求通りに通知書の返信先を設定することができる。また、申し込みの受信時における電話番号通知サービスによる送信元の回線番号およびFAX装置のTSIの双方を取得できるので、申し込み元(金融機関)の把握を正確に特定できるようになっている。これは、同じ法人として取り扱われる金融機関であっても、本店、支店等が存在することから、正確に本店、支店等の事業所単位で申し込み元を特定する必要があるからである。本願に係る審査システムは、このような要請に基づき、金融機関特定の精度が高く、返信先を取り違える可能性を極力少なくすることができるという効果を有する。
本願発明に係る信用保証諾否審査システム(以下「審査システム」という。)の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は審査システム1の概略を示したシステム概略図であり、図2は同審査システム1の構成を示したブロック構成図である。
審査システム1は、顧客21である金融機関が所有しているFAX3(3a、3b、3c・・3n)によって送信された信用保証の申込書を、公衆通信回線17を介して受信し、当該申込書に基づき信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果(諾否)を前記FAX3、若しくは指定された他のFAXに対して通知書(65)として発信することを主な機能とするものである。
審査システム1は、主な構成として前記顧客21のFAX3と公衆通信回線17を介して接続されるFAX−OCRサーバー5と、当該FAX−OCRサーバー5に接続される業務サーバー13と、当該業務サーバー13に接続されるクライアント9およびホストコンピュータ15等の各装置を有している。また、前記各装置は、所定のLAN回線19(L1〜L8)によって前記第1のルーター7、第2のルーター11に接続されネットワークを構成している。また、審査システム1は、必要に応じて当該審査システム1の外部に設けられている外部の個人信用情報機関(以下単に「外部機関」という。)149と前記公衆回線17若しくは専用回線を介して接続できるようになっている。
以下、本実施の形態に係る審査システム1について、FAX−OCRサーバー5、業務
サーバー13、クライアント9、ホストコンピュータ15および外部機関149等の内容を説明し、次いで審査の申し込みの際に使用されるOCR申込書(OCR処理用の用紙による申込書)の一例および審査システム1内で送受信等されるデータの内容を説明し、最後に審査システム1の一連の審査処理の内容を説明する。
[FAX−OCRサーバー]
FAX−OCRサーバー5は、前記FAX3によって送信された申込書のイメージ情報を受信する受信機能およびFAX3に対して審査結果の通知をイメージ情報として送信する機能を有したFAX−OCR装置39と、当該FAX−OCR装置39に対してデータの入出力および管理等を行うサーバー装置(以下「FAXサーバー」という。)41によって構成されている。
なお、本実施の形態では同時に通信可能な回線数を増加させることと、故障等の発生に備えて同機能の2台のFAX−OCRサーバー5a、5bを同時に稼働させている。
図3はFAX−OCR装置39の構成図である。当該FAX−OCR装置39は、CPU43a、ROM43b、RAM43c等から構成される制御手段43と、記憶手段55と、申込書のイメージ情報を受信するイメージ情報受信手段45と、受信したイメージ情報を文字や数字等のテキストデータに変換するテキスト変換手段47と、作成された通知書をイメージ情報として送信するイメージ情報送信手段51とにより構成されている。イメージ情報受信手段45とイメージ情報送信手段51は、ともに公衆通信回線17に接続された通信手段であり、前記FAX3によって送信されたイメージ情報(申込書)を受信する受信手段とFAX3に対するイメージ情報(通知書)を送信する送信手段を構成するものである。
また、FAX−OCR装置39は、前記FAXサーバー41若しくはFAXサーバー41を介して他の装置と通信を行うために、通信インターフェイスとして機能するI/Oポート53を有している。
前記ROM43bには所定の制御プログラムが記憶されており、当該制御プログラム等に従ってCPU43aが動作し、これらが制御手段43としてFAX−OCR装置39内の各手段を制御するようになっている。
イメージ情報受信手段45は、必要なデバイス、所定の処理回路、その他の装置等により構成され、他の手段と同様に制御手段43によって制御されるものである。当該構成により、イメージ情報受信手段45は、一般的なFAX装置と同様に、送信元のFAX装置で読み取られてイメージ情報として送信された画像情報を受信する機能を有する。
また、本実施の形態におけるイメージ情報受信手段45は、公衆通信回線17に接続されており同時に複数の通信が可能となっている。さらに、イメージ情報受信手段45および制御手段43の有する機能によって、受信日付、2基のFAX−OCRサーバー5a、5bのうちいずれの装置で受信したかを表すノードID、受信した用紙のページ枚数、受信時刻、イメージ情報とともに送信されているヘッダ情報、FAX送信元の回線番号(電話番号)やFAX機器内に設定されている電話番号等(TSI)の機器情報等が取得されるようになっている。
前記テキスト変換手段47は、前記ROM43bに記憶された所定のプログラム、前記CPU43aおよび所定の処理回路によって構成されるものであり、前記イメージ情報受信手段45によって受信したイメージ情報を、OCR処理するとともにTIF形式の画像データに変換するものである。なお、本実施の形態においては、当該テキスト変換手段47に画像データ変換手段としての機能を持たせた構成としているが、画像データ変換手段を別個の手段として構成してもよい。
OCRとは、一般的にはスキャナ装置等の光学的な読み取り手段によって取得した画像
データから、文字や記号などを読み取る(JISコード等のキャラクタデータの取得)処理、方法、若しくは装置をいう。本実施の形態に係る審査システム1では光学的な読み取り手段に代えて、FAX3のイメージ情報を用紙に印字出力することなく制御手段43等によって文字や記号等を読み取る処理を行っている。以下、本実施の形態において「OCR」という場合には、上記のような光学的な装置を用いることなくイメージ情報を処理することにより文字や記号などを取得(テキスト変換)すること若しくは所定の記号、符号を認識すること等をいう。
以上のように、テキスト変換手段47は、第1に画像データ取得手段としてFAX3のイメージ情報をTIF形式等の画像データとして取得する機能を有する。第2にテキストデータ取得手段としてFAXのイメージ情報からOCR処理されるものについては文字や記号を認識することによりテキストデータの取得又は所定の記号、符号の有無やこれらの位置を認識する機能等を有したものである。
また、当該テキスト変換手段47によって得られた画像データおよびテキストデータは、制御手段43の制御に基づいて前記RAM43cに一時的に記憶される等の処理が行われた後、FAX−OCRサーバー5の一部を構成するFAXサーバー41に送信され、FAXサーバー41内に設けられている記憶手段71に記憶されるようになっている。
なお、前記OCR処理はFAXのイメージ情報を直接処理するものに限らず、変換した画像データを認識することによって文字や記号などを取得する方式であってもよい。
本実施の形態に係る審査システム1において使用する申込書はOCR申込書(25)と称され、識別符号等を表す所定形状のマーク(26a、26b、26c)、記号、記載欄等が印刷された一枚の用紙として形成されている。前記マークは、前記テキスト変換手段47によって、OCR申込書の向き(天地)若しくはOCR処理時の情報の読み取り方向等を認識するために使用されるものである。さらに、住所、氏名、その他の記載事項に対応してテキストの読み取り位置を示すマークが印刷されている。その他、当該申込書には、申込者の住所、氏名、その他の必要事項が記載されるようになっている。なお、OCR申込書25の記載事項およびレイアウトの一例については後述する。
テキスト変換手段47は、上記申込書に印刷されている所定のマークや記号等により用紙の種別等を判定し、記載されている各項目毎に文字、記号等を認識できるようになっている。
FAXサーバー41には、識別符号によって特定されるOCR申込書に対応したいくつかの読み取り用プログラムが記憶されている。当該プログラムは、テキストデータとして取得すべき項目の位置情報等を有し、前記テキスト変換手段47によって当該位置に記載されている文字等を取得するものである。また、書式の異なる申込書に対応したプログラムをそれぞれ記憶しておくことにより、単一の申込書に限ることなく、記載事項やレイアウトの異なる複数種類の申込書を使用することができるようになっている。
記憶手段55は、RAMその他必要な処理回路によって構成された記憶手段であり、前記制御手段43の制御によって機能するものである。当該記憶手段55には、前記OCR処理に必要な漢字辞書57、認識辞書59、認識した文字等の画像に対応するテキストコード(JISコード等)等が記憶されている。また、記憶手段55には、通知書(65)の送信先となる金融機関のFAX番号等を記憶した送受信先登録データ61等が記憶されている。
なお、通知書の送信先FAX番号は、金融機関の要請によって申し込みに使用されたFAX送信元の回線番号(FAX番号)と異なる場合があるので、前記送受信先登録データ61には、申込書のFAX送信元に関する情報に基づいて所定の送信先および送信先を選択するための情報等が合わせて記憶されている。当該情報は、後述する信用保証DB内に設けられた取扱商品データファイル(250)内に記憶されている。
次に、前記FAX−OCR装置39とともにFAX−OCRサーバー5を構成するFAXサーバー41について説明する。
図4はFAXサーバー41の構成図である。FAXサーバー41は、CPU67a、ROM67b、RAM67c等を有した制御手段67と、当該制御手段67によって制御される記憶手段71等を有している。当該記憶手段71はハードディスク等の記憶装置によって構成されている。
記憶手段71には、申込書の画像データを格納する画像データファイル73、前記テキスト変換手段47によって得られたテキストデータを格納するテキストデータファイル77等の各種データファイルが記憶され、制御手段67の制御に基づいて、当該各データファイルに格納されているデータの入出力および書き換え等が行われるようになっている。また、FAXサーバー41は通信インターフェイスとしてI/Oポート69を有しており、当該I/Oポート69を介して前記FAX−OCR装置39および業務サーバー13および各種装置と接続されている。
当該構成を有するFAXサーバー41は、前記FAX−OCR装置39が受信して所定のデータ処理を行った後の各種データを取得して逐次記憶する機能を有している。また、FAXサーバー41は、前記FAX−OCR装置39が金融機関のFAX3に対して送信する通知書に関するデータを業務サーバー13から取得しFAX−OCR装置39に対して送信する機能を有している。
[業務サーバー]
次に、業務サーバー13について説明する。図5は業務サーバー13の構成図である。業務サーバー13は、主な構成としてCPU101a、ROM101b、RAM101c等からなる制御手段101と、ハードディスク等の記憶手段103と、各種データの入出力を行うI/Oポート131を有している。
前記記憶手段103には、各種マスタファイル105、信用保証DB107および当該業務サーバー13を制御する業務処理プログラム109等が記憶されている。また前記記憶手段103には、前記FAXサーバー41から読み出した画像データが一時的に記憶されている。
なお、本実施の形態に係る審査システム1では、同一構成の業務サーバー13を2台用いている。当該2台の業務サーバー13は、通常運用では一方のみが使用され、故障時等に予備の装置として他方の業務サーバー13が使用されるように構成されている。
前記記憶手段103に記憶された前記各種マスタファイル105、信用保証DB107、各データファイルおよびプログラムについて説明する。
〈各種マスタファイル〉
前記各種マスタファイル105は、業務サーバー13を含め審査システム1を構成する他の装置等から参照可能な種々のデータを格納したものである。
例えば、郵便番号と当該郵便番号に対応した都道府県名、市区町村名、丁目等が記憶されており、クライアント9における所定事項の入力の際に郵便番号を入力すると対応する住所を読み出して住所欄に自動入力されるというようなデータ入力の補助のために使用されるものが格納されている。その他、審査システム1の処理上必要とされる、他の装置等によって参照される各種データが記憶されるものである。
〈信用保証DB〉
信用保証DB107は、前記FAX−OCRサーバー5によって出力された前記テキストデータおよび画像データ等に基づいて作成されるデータファイルの集合であり、申し込み毎の処理工程の管理やデータ検索等、各種処理の高速化や利便性等を目的として生成されたデータベースである。
当該信用保証DB107は、工程管理データファイル117、申込データファイル119、本人データファイル121、受付データファイル123、自動審査判定データファイル125等の各種データファイルによって構成されている。以下、信用保証DB107を構成する各種データファイルの概念を図6に示し、主要なデータファイルの内容について説明を行う。
工程管理データファイル117は、申し込み毎に作成される工程管理データの集合である。工程管理データは「受信日付、ノードID、ページ、受信枚数、受信時刻」等の各データから構成される「受信番号」を有し、その他、当該申し込みに係る他のデータが処理中であるか否かを示すデータ、各処理段階のどの処理まで終了しているのかを示す工程ステータス等の各種のデータを有している。その他、工程管理データは、申込書入力時刻、申込内容に応じて定められる回答時間(1時間又は24時間以内)を示す情報、受付時刻、受付時刻と前記回答時間によって決められる回答予定時刻、通知書出力予定時刻等を記憶するものである。例えば、本実施の形態に係る審査システムでは、借入希望額(既に借入が行われており返済すべき金銭が残っている場合には当該残高と申し込みに係る借入希望額とを合算した額)が少額の所定金額である場合には、申込書受信時刻から1時間以内に回答を行うようになっており、当該1時間後の時刻が自動計算されて回答予定時刻として設定される。
前記工程ステータスは、一つの申し込みに対する処理状況を表すデータであり、当該工程ステータスに基づいて、申込書受信後に行われる申込書記載事項の入力、修正、審査、通知書の送信等の処理を行うために逐次参照、更新が行われるようになっている。
申込データファイル119は、申し込み毎に作成される申込データの集合である。当該申込データは、「受信日付、ノードID、ページ、受信枚数、受信時刻」等の各データから構成される「受信番号」と、その他それぞれに各詳細なデータを含む「入力情報」「受付情報」「本人情報」「自宅情報」「勤務先情報」等によって構成される。前記「受付情報」には、借入金の利用目的等の詳細なデータが記憶されるようになっている。
工程管理データおよび申込データは、テキストデータおよび画像データ等が前記FAX−OCRサーバー5から業務サーバー13が読み出した時点で作成され、各データファイル内に格納されるデータである。
また、クライアント9からの要請に対しても、前記各データファイルへの格納と同時にテキストデータおよび画像データを受け渡し、クライアント9においてテキストデータの確認、修正処理等が行われるようになっている。クライアント9によってテキストデータの誤り等が修正されると、前記工程管理データファイル117および申込データファイル119に格納されている各データが前記修正された内容に従って修正されるようになっている。
前記工程管理データファイル117および申込データファイル119内の各工程管理データおよび申込データの修正が完了すると、本人データ、受付データ等の各種データが作成される。このように生成された各種データは、信用保証DB107内に設けられている本人データファイル121、受付データファイル123、自動審査判定データファイル125等の各種データファイルに格納される。これら、各種データファイルは、以後連動して修正が行われるようになっている。
本人データファイル121は、申込者に関する種々のデータが記憶されるデータの集合である。本人データは、氏名、電話番号、生年月日等の本人情報と、自宅住所等の自宅情報と、勤務先名や所在地等の勤務先情報等が集約して作成されるデータである。また、当該本人データには、過去の審査履歴等を記憶する審査履歴情報、その他本人履歴情報、勤務先履歴情報等の各種情報が含まれている。
受付データファイル123は、申込毎に作成される受付データの集合である。受付データは、前記受信番号の他、保証番号、受付番号、PID、入力情報、受付情報、状態・取引情報、評価情報、外部調査情報等によって構成されている。
受付データに含まれる受信番号は、他の前記各種のデータが有しているものと同一の情報であり、一つの申し込みに対して作成される各種のデータが同一の申し込みに係るものであることを認識させるために用いる情報である。受信番号には、受信日付、ノードID、受信枚数、受付時刻等であり、後述する審査処理において共通データとして用いる情報が含まれている。また、PIDは申込者個人に付与される識別情報となっている。
その他受付データには、住宅ローン等の状況が記憶される状態・取引データ、自動調査情報や、電話番号による確認情報、外部機関149に依頼した調査結果が記憶される外部調査情報、また審査結果が記憶される審査結果情報等が含まれている。当該各情報は、自社情報DBや他社情報DB等を用いた審査処理の結果等に基づき記憶されるものである。
自動審査判定データファイル125は、申し込み毎に作成される自動審査判定データの集合である。自動審査判定データは、自動審査処理の結果、審査担当者を介すことなく最終的な判定までを行うものであるか(若しくは判定結果)、審査担当者による個別審査を行う必要があるのか等の判定パターンを含むデータである。
取引商品データファイル250は、顧客21である銀行毎に付されたコードが格納された銀行コード、前記銀行の本支店毎に付されたコードが格納された支店コード、ローンの種類を特定するためのコードが格納された商品コード(申込種別)、申込書の受信元FAX番号に対して通知書を送信する先のFAX番号が格納された送付先番号、申込書が送信される顧客21のFAX番号が格納された受信元FAX番号1、同様に申込書が送信される顧客21のFAX番号がそれぞれ格納される受信元FAX番号2、受信元FAX番号3、受信元FAX番号4、受信元FAX番号5、その他削除フラグ、最新更新日、WS番号、担当者コードによって構成されている。つまり申込書を送信する銀行の支店のFAX番号は、FAX3の設置台数によって複数の異なるFAX番号を有している場合があり、その台数分のFAX番号が受信元FAX番号1から受信元FAX番号5に記憶され、これらの受信元FAX番号から受信した申し込みに対する通知を送付する送付先番号が取得できるように記憶されている。
この取引商品データファイル250は、前記業務サーバー13の業務処理プログラム109によって通知書が作成される時に信用保証DB107の受付データファイル123の受付情報に基づいて参照されるものである。
〈業務処理プログラム〉
次に、前記記憶手段103のプログラム記憶領域115に記憶された業務処理プログラム109について説明する。当該業務処理プログラム109は、前記FAX−OCRサーバー5およびクライアント9その他各種装置との間でデータの送受信や管理等を行うとともに、その他主要な処理として情報取得処理、信用保証DB更新処理、審査処理、通知書編集処理等を行うものである。
情報取得処理は、前記画像データファイル73に記憶された画像データとこれに関連する前記テキストデータファイル77に記憶されたテキストデータとを、前記クライアント9からの要請に応じて前記FAXサーバー41から読み出し、クライアント9上でオペレータによって確認させ、認識ミス、データの欠落等を修正させた後、正確なデータとして所得する処理である。
また、前記情報取得処理の際、前記信用保証DBの更新処理も行われる。当該処理は、新たな申し込みがあった場合に、信用保証DB107内の各種データファイルに対して所
定のデータを追加し、さらに当該追加したデータの更新、修正を逐次行う処理である。すなわち、前記情報取得処理に係るテキストデータに基づいて前記工程管理データおよび申込データ、受付データを作成し、それぞれ信用保証DB107を構成する前記工程管理データファイル117、申込データファイル119等に追加する処理を行い、当該処理の後、前記オペレータによって確認、修正等されたテキストデータに基づいて工程管理データおよび申込データ、受付データの内容を更新するものである。
また、前記オペレータによって修正等されたデータに基づく申込データ等の更新処理や以降行われる各種の処理は、工程管理データ内の情報(工程ステータス)に基づいて行われるようになっている。当該工程ステータスは、審査処理等の所定の処理が行われる毎に順次更新されるものであり、他の処理同様に業務処理プログラム109によって行われるようになっている。
前記信用保証DB更新処理が終了すると、各種データファイルが作成される。当該各種データファイルが作成されると、業務サーバー13は自動審査手段として所定の審査処理を行うようになっている。
当該審査処理は、申込書に記載された内容でデータベース検索等を行って情報を収集し、一定の条件に該当する場合には人的な処理を介さず自動的に承諾若しくは否決の判断を行い、前記条件外の申し込みについては専門の審査担当者によって審査(個別審査)が行われるようにする処理である。前記一定基準の一例としては、審査時における申込者の借入累積金額が所定額以下の場合等である。
通知書編集処理は、通知書作成手段として、前記審査結果に基づいてFAX3に対して送信する所定フォームの通知書を作成し、FAX−OCRサーバー5に対して当該通知書のデータを送る処理である。すなわち、審査結果に応じた所定の通知書フォーム(データ)を予め記憶手段に有し、制御手段の制御に基づいて審査結果と通知書フォームを合成し、通知書としての所定のイメージ情報を生成等するものである。
前記通知書フォームの一例を図7を用いて説明する。図7(a)は予め記憶されている通知書フォーム63、図7(b)は通知書フォーム63に対して審査結果が合成された状態(ファクシミリとして送信可能になった状態のイメージ情報)を表す説明図である。
通知書フォーム63は、受付番号欄63aと、店番号欄63bと、顧客番号欄63cと、回答区分欄63dと、保証番号欄63eと、金額欄63fと、回数欄63gと、申込者氏名欄63hと、商品名欄63i等とにより構成されている。
通知書編集処理では、申込書記載の内容に基づいてクライアント9によって確認および入力が行われた事項および審査結果が合成される。具体的には、前記通知書フォーム63の受付番号欄63aに申込書の受付受理時に付けた受付番号を合成し、店番号欄63bに支店番号を合成し、顧客番号欄63cにCIFと称する顧客番号を合成し、審査結果に基づいて回答区分欄63dに審査結果65dの「否決」、「承諾」を合成し、保証番号欄63eに審査結果が承諾である場合に付される保証番号を合成し、金額欄63fに審査結果に基づき申込金額から信用供与した与信金額を合成し、回数欄63gに審査結果に基づき希望支払回数から信用供与した保証期間を合成し、申込者氏名欄63hに申込者(信用保証の対象者)の氏名65hを合成し、商品名欄63iには保証を承諾したローンの名称を合成する処理等が行われ通知書のデータが作成される。
当該作成された通知書のデータは、FAX用のイメージ情報に変換され、通知書65としてFAX3に対して送信されるようになっている。
[クライアント]
クライアント9は、前記業務サーバー13にアクセス可能に接続されたコンピュータ装
置であり、オペレータ又は審査担当者がデータ入力、データ参照又は審査処理等を行うコンピュータである。
図8はクライアント9の構成図を示している。同図に示すようにクライアント9は、CPU79a、ROM79b、RAM79c等を有した制御手段79と、当該制御手段79の制御によってデータの入出力を管理するI/Oポート81および制御手段79によって制御されるプログラムおよびデータファイルが記憶される記憶手段83等を有している。またクライアント9は、CRTや液晶表示装置等の表示装置85と、データの入力や処理の指示入力を行うためのキーボード、マウス等の操作部(入力手段)87を有している。
前記記憶手段83には、プログラム記憶領域89と一時記憶領域99が設けられており、プログラム記憶領域89にはクライアントアプリケーションプログラム(以下「クライアントAPL」という。)91等の各種制御プログラムが記憶されている。また、一時記憶領域99には、画像データ95とテキストデータ97等が、データの入力や修正又は申し込みの審査処理等の際に一時的に記憶されるようになっている。
クライアントAPL91は、業務サーバー13を介して取得されるテキストデータの入力や修正、その他審査処理、審査結果(諾否)の通知指示等を行うプログラムであり、制御手段79によって実行されるようになっている。
クライアントAPL91は、図9(a)に示すような選択式のメニューを画面上に表示させ、当該メニューを選択することで、所定の処理を実行するようになっている。具体的には初期メニューとして図9(a)に示すような「与信」「照会」「登録」「帳票出力」「マスタ管理」「その他」という項目が設けられた「信用保証業務メニュー」画面92が表示される。前記項目のうち「与信」(93)を選択すると、「申込書選択」「申込書入力」「未完記補正」「個別名寄せ」「調査結果入力」「個別審査」「契約書入力」等の項目が設けられた「信用保証与信メニュー」画面94(図9(b))が表示され、いずれかの項目を選択することで各項目に対応した処理プログラムが実行されるようになっている。
なお、前記画面に表示された項目には、処理を行うために必要な権限が設定されており、使用する人の権限に応じて処理項目が制限されるようになっている。また、当該権限は、クライアントAPL91に対するログイン若しくは前記メニューの実行の際に求められるID、パスワードの入力内容によって判定されるようになっている。
前記「信用保証与信メニュー」画面94中に表示された「申込書選択」とは、オペレータに、申込書とそれ以外の入力が不必要な証明書類を選別させ、不要なイメージデータを破棄するための画面である。当該「申込書選択」で選択の処理が行われると次の工程である、「申込書入力」画面で入力を行うことができる。
前記「申込書入力」とは、前記業務サーバー13を介して取得した画像およびテキストデータを画面上に表示させ、誤変換されたテキストの修正や欠落したデータの入力等を行う処理であり、当該メニューの選択によってクライアント9をテキストデータ修正手段として機能させるものである。クライアント9は、「申込書入力」が選択されると業務サーバー13を介して一時記憶領域99内に取得した両データを記憶する。当該各データを取得すると、申込書のイメージ画像と申込書に記載された所定事項に係る前記テキストデータを同一画面上に表示し、両者を見比べながらオペレータによってテキストデータの修正が行われるようになっている。修正されたテキストデータの修正は前記業務サーバー13に対して送信され、当該テキストデータに基づいて信用保証DB107の更新や審査が行われるようになっている。
当該「申込書入力」における一つの申し込みに係るテキストデータの修正が終了すると、業務サーバー13を介して次の申し込みに係る画像データとテキストデータが取得され
、順次テキストデータの修正等が行われるようになっている。
また、画面表示の手法として、申込書のイメージ画像と修正若しくは追加入力等が必要な所定項目群を左右に並べて表示したり、これらを上下に分割して表示する等の選択が任意に行えるようになっている。
[ホストコンピュータ]
ホストコンピュータ15について説明する。図10はホストコンピュータ15の構成図である。
ホストコンピュータ15は、CPU133a、ROM133b、RAM133cを有する制御手段133と、当該制御手段133によって制御される記憶手段141と、同制御手段133の制御によって前記業務サーバー13との間で行われるデータの入出力や外部機関149とのとの間で行われるデータの入出力を管理するI/Oポート143により構成されている。また、記憶手段141には、データベース検索を行うプログラムである内外情報調査手段145が記憶されたプログラム記憶領域135、自社情報DB137および他社情報DB139等の各種データが記憶されている。
自社情報DB137は、当該審査システム1以外の他のシステムのために構築された個人の信用保証情報等が記憶されたデータベースであり、前記受付データファイル123に記憶された氏名、性別、生年月日、電話番号、郵便番号等を検索キーとして、同一人物あるいは同一人物と思われる個人の情報を読み出すことができるように構成されたものである。
他社情報DB139は、提携している他社から提供された調査や審査等に係るデータを自社用に加工したデータベースである。当該他社情報DB139も前記受付データファイル123に記憶された氏名その他の情報に基づいて申込者に関する情報を取得したり、勤務先の信用状況等を検索することができるように生成されたものである。
内外情報調査手段145は、ホストコンピュータ15の記憶手段141に記憶されたプログラムであり、業務サーバー13からの指示を受けて前記自社情報DB137、他社情報DB139を検索し、検索結果を業務サーバー13に返すものである。
また、内外情報調査手段145は、自社以外の外部機関149に対してデータベース照会依頼等を行い、当該依頼に基づく照会結果である外部情報データ147を受信し、その照会結果を一時的に記憶したのち業務サーバー13に返信する処理を行うものである。
外部機関149とは、前記ホストコンピュータ15とオンライン回線により接続された個人の信用情報を検索することができる機関である。当該外部機関149機関は独自のデータベースを所有しており、前記内外情報調査手段145による照会依頼の結果を、ホストコンピュータ15に返信する処理を行うようになっている。
以上説明したFAX−OCRサーバー5、業務サーバー13、クライアント9およびホストコンピュータ15等の各装置は、第1のルーター7および第2のルーター11を介して互いに接続され、審査システム1としてのネットワークを構成している。
第1のルーター7および第2のルーター11は、各機器に設定されているアドレスに応じて各機器間に通信経路を確立する装置である。本実施の形態では、第1のルーター7はFAXサーバー41と業務サーバー13間、業務サーバー13とクライアント9間に通信経路を確立させるようになっている。
また、第2のルーター11は、業務サーバー13とホストコンピュータ15間、ホストコンピュータ15とオンライン接続される外部機関149(外部機関149との接続ポート)との間に通信経路を確立するものである。
次に、審査システム1において使用されるOCR申込書の一例と、当該申込書をOCR処理して得られたテキストデータのデータレイアウト等について説明する。
図11は、当該審査システム1で使用されるOCR申込書25の一例を示した説明図である。なお、本実施の形態では、当該申込書は金融機関に対するローンの申込書と、信用保証機関23に対する信用保証の申込書を兼ねたものとなっている。すなわち、当該申込書に記載される申込者とは銀行等に対するローンの申し込みを行う者であり、かつ銀行等からの依頼に基づく信用保証の対象者(被保証人)のことを示している。
OCR申込書25は、A4サイズの用紙に各種事項、記載欄等が印刷された用紙として構成されている。当該OCR申込書25の3つの角部には、OCR申込書25であることを装置に対して認識させるための3つの略方形のマーク26a、26b、26cが印刷されている。また、当該マーク26a、26b、26cの配置によって、用紙の方向(天地)が判断できるようになっている。その他用紙上には、用紙の種別を特定するために用いる識別情報として記号若しくは数字等のコード(帳票ID)が記載されるコード記載欄27と、借入希望額と返済希望回数等が記載される借入欄29と、申込本人欄31と、申込者の勤務先欄33と、金融機関の銀行コード、支店番号等が記載される店番欄35と、各欄から記載内容をOCRによって読み取るためのマーク37等が印刷されている。
前記借入欄29は、借入金額が「万円」単位で記載される借入希望額欄29aと、何回で返済するかが記載される返済希望回数29bと、利用目的を選択する利用目的欄29cやその他返済口座等を記載する返済口座欄29d等から構成されている。
また申込本人欄31は、申込者のカナ氏名が記載される申込者カナ氏名欄31aと、申込者の漢字氏名が記載される申込者漢字氏名欄31bと、申込者が男女のいずれかが記載される性別欄31cと、申込者の生年月日が和暦で記載される生年月日欄31dと、配偶者の有無が記載される配偶者欄31eと、住居が「自己所有」、「家族持家」、「社宅」、「賃貸」等であるかがコードで記載される住まい欄31fと、住所の郵便番号が記載される郵便番号欄31gと、住所が記載される住所欄31jと、申込者の電話番号が記載される電話番号欄31hと、申込者の居住年数が記載される居住年数欄31iからなる。
勤務先欄33は、申込者の勤務先のカナ名称が記載される勤務先カナ名欄33aと、申込者の勤務先の漢字名称が記載される勤務先漢字名欄33bと、勤務先の業種がコードで記載される業種欄33cと、申込者の所得が「給与所得」、「役員報酬」、「事業所得」等がコードで記載される所得区分欄33dと、「代表者」、「役員」、「課長以上」等がコードで記載される役職欄33eと、勤務先住所の郵便番号が記載される勤務先郵便番号欄33fと、勤務先の住所が記載される住所欄33kと、勤務先の電話番号が記載される勤務先電話番号欄33hと、勤務先の従業員数が記載される従業員数欄33iと、申込者の勤続年数が記載される勤続年数欄33gと、申込者の年収が「万円」単位で記載される年収欄33jとからなる。
なお、前記申込者の住所欄31jおよび勤務先の住所欄33kは、申込者によって記入されている事項であるが、本実施例ではOCR処理を行わない情報となっている。すなわち、本実施の形態における住所表記に関しては国土地理院発行の住所コードを利用し、郵便番号の認識(入力)によって対応する住所を呼び出し、該当項目に前記住所コードに従った住所表記を行うようになっている。これは、丁目・番地等の表記には種々の表現があるからであり、「1−1−1」、「1丁目1−1」又は「一丁目1番1号」等と表記された場合、同じ住所を表す記載であるにもかかわらず表記の仕方が異なるため、データ上同一であるか異なるか等の認識ができないからである。このような観点から統一した住所表記に基づくデータを取得するために上記の処理が行われている。
その他のOCR処理を行わない項目については、後にクライアント9によってオペレータにより入力作業が行われるようになっている。
また、OCR申込書25には、申込者が申込金融機関から他に借入を行っている場合に借入残高と年間返済額等の借入状況を記載する当行からの借入状況欄36aと、他の金融
機関から借入を行っている場合に借入残高と年間返済額等の借入状況を記載する他金融機関からの借入状況欄36bが設けられている。
[データレイアウト]
図12は、テキストデータファイル77に格納されるテキストデータ770のデータレイアウトの説明図である。
テキストデータ770に格納される内容は、共通データ771と、FAX−OCRデータ772と、申込者の個人情報からなる本人データ774と、申込者の勤務先情報からなる勤務先データ775等である。
前記共通データ771は、さらに申込書等のイメージ情報を受信した受信日付7711、2基のFAX−OCRサーバー5a、5bのうちいずれの装置で受信したかのノードID7712、受信ページ数7713、1件の申し込みに対する受信枚数7714、受信時刻7715によって構成されている。
FAX−OCRデータ772は、図11に示したOCR申込書25のコード記載欄27を読み取ってテキスト化した帳票ID7721、日本電信電話株式会社(NTT)によって提供されている発信者の電話番号通知サービス等によって取得したFAX番号が設定される送信元FAX番号7722、FAX送信に使用されたFAX3の機器情報として設定されている電話番号等(TSI)7723、画像データと関連付けるために付された連続番号が設定されるナンバー7724等によって構成されている。
また申込データ(申込内容)773は、OCR申込書25に記載された店番欄35を読み取ったデータが設定される銀行コード7731および支店コード7732、申込種別7733、申込種別、借入希望額欄29aから読み取ったデータが設定される申込金額7734、返済希望回数欄29bから読み取ったデータが設定される返済回数7735等によって構成される。
申込本人データ774は、OCR申込書25の各記載欄に対応して、申込者カナ氏名欄31aの情報は本人カナ氏名7741へ、申込者漢字氏名欄31bの情報は本人漢字氏名7742へ、性別欄31cの情報は性別7743へ、和暦で記載された生年月日欄31dから読み取ったの情報は西暦変換した年の下2桁と月日が設定される生年月日7744へ、配偶者欄31eの情報は配偶者7745へ、住まい欄31fの情報は住居区分7746へ、郵便番号欄31gの情報は郵便番号7747へ、電話区分7748、電話番号欄31hの情報は電話番号7749へ、居住年数欄31iの情報は居住年数7749へそれぞれ設定されことで構成されている。
勤務先データ775は、OCR申込書25の勤務先カナ名欄33aから読み取った情報が設定される申込者の勤務先カナ名7751へ、勤務先漢字名欄33bの情報は勤務先漢字名7752へ、所得区分欄33dの情報は所得区分7753へ、役職欄33eの情報は役職7754へ、勤続年数欄33gの情報は勤務年数7755へ、勤務先郵便番号欄33fの情報は勤務先郵便番号7756へ、勤務先電話番号欄33hの情報は勤務先電話番号7757へ、従業員数欄33iの情報は従業員数7758へ、年収欄33jの情報は年収7759へそれぞれ格納されることにより構成されている。
前記データレイアウトで構成されるテキストデータは、FAXサーバー41で作成され、データベースの更新後、削除されるようになっている。
なお、OCR処理の結果コード記載欄27に帳票IDが記載されていないイメージ情報については、前記共通データ771と、帳票IDが空白のFAX−OCRデータ772が設定され、以下の各データは空白として作成される。
次に、上記構成を有する審査システム1の処理内容を図13から図18のフローチャートを用いて説明する。
図13は、FAX3を用いて金融機関がOCR申込書25を信用保証機関23に対して
送信してから信用保証に関する審査結果を受けるまでの、当該審査システム1を構成する各装置の主な処理内容を表したものである。具体的には、金融機関がOCR申込書25をFAX送信(ステップS1)してから回答(通知書)をFAX3で受信(ステップS65)するまでのFAX−OCRサーバー5、業務サーバー13、クライアント9およびホストコンピュータ15等で行われる処理を表したフローチャートである。
以下、処理の流れを各装置毎に説明する。
[FAX−OCRサーバー5の処理]
FAX−OCRサーバー5(FAX−OCR装置39)は、待機状態で金融機関からのFAX送信(ステップS1)があると、当該FAXをイメージ情報(FAX伝送の際の信号形態)として受信する(ステップS2)。
当該FAX受信の際、前記イメージ情報とともに電話番号通知サービスによって提供される送信元のFAX番号を取得し、同時に機器に設定されているTSIも取得する。また、FAX−OCR装置39が有する機能によって、受信日付、ノードID、受信枚数、受付時刻等(共通データ)が取得される。
FAX−OCR装置39は、FAXを受信してイメージ情報を取得すると、イメージ情報読み取り処理を行う(ステップS3)。
イメージ情報読み取り処理(ステップS3)の詳細を図14に示し、以下に説明する。
FAX−OCR装置39は、FAX3によって送信されたイメージ情報を受信すると、当該イメージ情報の認識処理を行いOCR申込書25の角部に3つのマーク26(26a、26b、26c)、用紙左側縁に設けられた複数のマーク37、用紙左上欄に設けられたコード記載欄27に記載されている英数字の読み取りを行う(ステップS4)。当該各マークの読み取りおよびコード記載欄27の認識結果に応じて、送信された申込用紙がOCR申込書25であるかおよび用紙の方向、申込書の種類等が判断される(ステップS5)。
当該判断によって、申込用紙がOCR申込書25である(yes)と判定した場合には、テキスト情報の処理として前記各マーク37に対応して設けられた記載欄に記載されている事項のOCR処理(テキスト変換)を行う(ステップS51)。当該OCR処理では、認識した文字等の画像と当該FAX−OCR装置39が記憶しているテキスト辞書、漢字辞書57および認識辞書59等との比較を行い、認識した文字若しくは記号に対応するJISコードを取得する処理が行われる。
前記の処理によって取得されたJISコード列は、前記共通データ771(受信日付、ノードID、受信枚数、受付時刻等)とFAX−OCRデータ772(帳票ID、送信元等のFAX番号、TSI等)を付加する編集が行われ、図12に示すデータレイアウトのテキストデータ770として作成される(ステップS52)。また、このように取得されたテキストデータ770は、FAXサーバー41のテキストデータファイル77に格納される(ステップS53)。また、当該テキスト情報の処理に対応する申込書のイメージ情報は、イメージ情報の処理として画像データに変換され前記共通データ771およびFAX−OCRデータ772が付加され(ステップS54)、関連付けが行われた状態でFAXサーバー41の画像データファイル73に格納される(ステップS55)。
また、前記OCR処理が行われたOCR申込書と同時に送信されたOCR申込書25以外の一又は二以上の用紙に関するイメージ情報については、前記ステップS5においてOCR申込書ではない(No)と判断される。当該イメージ情報については、画像データに変換された後前記と同一の共通データ771およびFAX−OCRデータ772を付加する編集が行われ(ステップS56)、FAXサーバー41の画像データファイル(OCR以外)75に格納される(ステップS57)。
また、前記ステップS5において金融機関から送信された申込書類の中にOCR申込書25が含まれていなかった場合には次に説明する処理が行われる。当該申込の場合には、テキスト情報の処理として共通データ771とFAX−OCRデータ772をテキストデータ770に付加する編集を行い(ステップS61)、当該テキストデータ770をテキストデータファイル77に書き込む(ステップS62)。イメージ情報については、画像データに変換された後前記と同一の共通データ771およびFAX−OCRデータ772を付加する編集が行われ(ステップS63)、FAXサーバー41の画像データファイル(OCR以外)75に格納される(ステップS64)。
当該画像については、OCR用紙25を用いていない他の形式による申込書の画像として取り扱い、前記申込書選択処理において、オペレータによる入力処理等が行われるようになっている。
以上がFAX−OCRサーバー5の申込書受信時の処理の概略であり、以後同様に申込書の送信があった場合には同様の処理を繰り返す。
前記ステップS3の処理にてイメージ情報読み取り処理が終了した後、FAXサーバー41の記憶手段71に記憶された前記画像データとテキストデータ770が、クライアント9からの指示により業務サーバー13によって読み出される(ステップS11)。
[業務サーバー13の処理]
前記FAX−OCRサーバー5に記憶された前記画像データとテキストデータは、クライアント9からの指示により業務サーバー13によって読み出される(ステップS16)。以下、当該各データを読み出した後の業務サーバー13の処理内容について説明する。<情報取得処理>
情報取得処理の処理手順を図15のフローチャートに示す。当該処理では、クライアント9からの指示を受けると、制御手段101によって画像データファイル73とテキストデータファイル77を読み出す(ステップS11)処理を行う。なお、当該読み出し処理を行った結果(ステップS12)読み出すべきデータがなかった場合には、ステップS11の処理に戻り待機状態となる。
ステップS11において画像データファイル73とテキストデータファイル77にデータがあった場合には、同じ共通データを有する画像データとテキストデータがクライアント9に対して出力される(ステップS13)。当該処理は、制御手段101の制御によって行われ、I/Oポート131、第2のルーター11、第1のルーター7を介して行われる。
前記の処理において画像データとテキストデータ77等をクライアント9に出力すると、処理プログラムはテキストデータの共通データ771を基に工程管理データを作成(ステップS14)し、申込データ、受付データを作成する(ステップS15)。当該作成された工程管理データ、申込データおよび受付データは、業務サーバー13内に設けられている信用保証DB107の工程管理データファイル117、申込データファイル119および受付データファイル123に格納される(ステップS16)。
[クライアント9の処理]
一方、クライアント9では、クライアントAPL91が起動され、画面に表示されたメニューから「申込書選択」、「申込書入力」等が選択されることによって、所定の処理が行われるようになっている。以下、クライアント9において行われる主な処理について説明する。
クライアントAPLが起動され、図9(a)に示すメニューから「与信」選択されると図9(b)に示すサブメニュー(「メニュー選択画面」)が表示される(ステップS17)。
当該メニューにおいて「申込書選択」に係る処理が行われる場合には、イメージ画像を画面上に表示して申込書の選択(ステップS18)が行われるようになっている。「申込書選択」は、申込書がOCR申込書ではない場合に、FAX−OCRサーバー内に記憶されている送信書類の中から申込書を選択する処理である。選択された申込書に関するイメージ画像は画像データとして業務サーバー内の画像データファイルに記憶される。イメージ画像が複数ある場合には、サムネイル表示を行い、当該表示されたものの中から申込書が選択されるようになっている。この処理によって選択された申込書は、次に説明する「申込書入力」処理によって所定事項の入力が行われるようになっている。なお、送信書類がOCR申込書である場合には当該「申込書選択」に係る選択画面に表示されず、直接「申込書入力」の処理が行われるようになっている。
「申込書入力」とは、前記「申込書選択」によって選択された申込書若しくはOCR申込書の記載事項について、データ入力若しくは既に自動的に取得されているデータの確認、修正等が行われる処理である。
「メニュー選択画面」において「申込書入力」が選択されると、顧客管理および自動審査のための必要な情報として、申込書に記載された各種情報の入力、確認、修正等が行われるようなっており、処理すべき申込書の一覧表示が行われ申込データが取得されるようになっている(ステップS19)。
当該処理では、取得された申込書(申込データ)がOCR申込書以外の申込書である場合には、前記「申込書選択」によって選択した画像とデータとして所得すべき事項が空欄となった入力画面が表示され、申込書の画像を見ながらデータ入力(ステップS20)が行われるようになっている。当該入力が完了するとテキストデータ770として業務サーバー13に記憶される。
また、選択された申込書がOCR申込書である場合、既に取得されている前記テキストデータファイル77に格納されているテキストデータ770と画像データファイル73に格納されている画像データが読み込まれ(ステップS19)、OCR処理によって取得されたテキストデータ770の修正、追加(ステップS20)が行われる。当該処理の後、修正後のデータを業務サーバー13に対して送信され記憶される処理が行われる。
<データ入力処理:ステップS20>
データ入力処理(ステップS20)の処理手順を図16のフローチャートに基づいて説明する。
クライアントAPL91は、テキストデータおよび対応する画像データを受信すると、一時記憶手段99に各データを記憶した後、氏名、住所等の各項目にデータを当てはめた状態でテキストデータの内容を出力し、同時に、同一画面上に画像データに基づくイメージ画像を表示する(ステップS21)。所定の項目毎に表示されたテキストデータはキーボード等の操作により修正、入力等が可能となっており、同じ表示画面上に表示されたイメージ画像を見ながらデータの修正、入力が行えるようになっている(ステップS22、23)。
テキストデータの入力、修正が終了し確認ボタンが押されると、修正された内容(修正データ)はI/Oポート81から第1のルーター7、第2のルーター11、LAN回線L3を介して業務サーバー13へファイル変換後格納され、入力処理を終了する。
<信用保証DBの更新処理:ステップS25>
送信された前記修正データを受信すると、当該修正データに基づいて、業務サーバー13は信用保証DB107の工程管理データファイル117および申込データファイル119に格納された前記工程管理データおよび申込データの更新処理を行う。当該信用保証DBの更新処理(ステップS25)の処理手順を図17のフローチャートに示す。
前記のように、業務サーバー13の処理プログラムは、修正データを受信すると工程管理データファイル117および申込データファイル119、受付データファイル123に記憶されている該当項目を書き換える(ステップS26)。工程管理データファイル117および申込データファイル119の修正が行われると、信用保証DB107として記憶されている他のデータファイルにも当該処理に関連するデータが作成され格納される。
当該信用保証DB107内の一連のデータファイルの更新等が行われると、次に、申込データの中に調査・審査に必要な各種データに未入力、不備等がないか確認を行う(ステップS27)。また、信用保証DB107の更新が行われると、「申込書入力」が終わった画像データは、FAX−OCRサーバー5から読み出されて業務サーバー13内の画像データファイル203に保存される。
前記ステップS27において、申込データ119に空白データ(データ未入力)等の不備があった場合には、調査・審査処理が行えないため、工程管理データの工程ステータスに「未完記」を設定して(ステップS28,30)信用保証DBの更新処理を終了する。
当該「未完記」となっている工程ステータスを有する申し込みについては、以後未完記であることをクライアント9上に表示し、修正が必要な未審査の案件が存在することを表示する。当該表示が行われているものについては、クライアント9から修正、入力等が行えるようになっている。
また、申込データに不備がなかった場合には、工程管理データの工程ステータスを「入力完了」(ステップS29)とする工程管理データファイル117の書き換えを行う(ステップS30)。当該処理が終了すると、処理プログラムは、当該申し込みに対して受付番号を付与して受付データの更新を行う。また、受付番号は、以降の処理において使用若しくは生成されるデータに含まれる共通の情報として使用される。
<審査処理:ステップS31>
前記信用保証DBの更新処理が完了し受付データ123が作成されると、処理プログラムに基づき自動審査処理が行われる。当該審査処理の処理手順を図18のフローチャートに示す。
当該審査処理は、はじめに信用保証DB107を検索し、「名寄せ」と称する同一申込者による他の受付データの検索を行い(ステップS32)、同一申込者による他の受付データがある場合には関連する情報を取得する。
次に、制御手段101の制御に基づき、情報を照会するまでもない(例えば、受付年齢が条件に満たない等)場合を除き、信用保証DB107以外に設けられている自社情報DB137、他社情報DB139の検索および外部機関149に対する照会依頼のため調査する申込者の情報をホストコンピュータ15へ送信する(ステップS33)。
ホストコンピュータ15は、調査依頼等を受信すると(ステップS34)、制御手段133によってデータベースの検索処理を行う。具体的には申込者の情報に基づいてホストコンピュータ15の記憶手段141に記憶された自社情報DB137を検索し(ステップS35)、同様に他社情報DB139を検索する(ステップS36)。
また、申込者の照会依頼を外部機関149へ送信する(ステップS48)と照会依頼を受信した外部機関149では、申込者の情報に基づいてデータベース照会を行い、その結果をホストコンピュータ15の内外情報調査手段145へ返信する処理が行われる(ステップS37)。
前記各データベース等に対して行った検索の結果得られた情報は、業務サーバー13へ返信され(ステップS38)、ホストコンピュータ15による検索処理が終了する。
業務サーバー13では、必要に応じて照会を依頼した前記ホストコンピュータ15による検索結果を受信し(ステップS39)、当該結果を受付データに書き込む処理を行う(
ステップS40)。
前記検索結果に基づき、所定の審査基準を満たすか否かの自動的な審査を行い(ステップS41)「未決」、「否決」、「承諾」の自動審査結果情報が書き込まれる(ステップS42)。当該審査結果を判定して(ステップS43)「否決」である場合には、当該審査処理処理を終了し、図7に示すように自動的に「否決」に関する通知書を生成し、当該通知書に関するデータをFAX−OCR装置39に送る。また、審査結果が「承諾」である場合にも同様に当該審査処理を終了して保証番号が設定された「承諾」に関する通知書を生成し、当該通知書に関するデータをFAX−OCR装置39に送る。
前記通知書は、前述したように所定のレイアウトの「保証諾否通知書」として業務サーバー13によって生成される(ステップS44)。FAX−OCR装置39では当該生成された「保証諾否通知書」を受け取り、業務サーバー13内の取扱商品データファイル250から「銀行コード」や「支店コード」等に基づいて送信先のFAX番号を取得し、FAX機能を利用して金融機関に送信する(ステップS45、46、47、48)。
また、審査結果が「未決」の場合には「個別審査」を行う。「個別審査」とは、審査結果が「未決」の場合に、審査担当者によって「否決」とするか「承諾」とするかを判断させるものである。なお、審査担当者には、審査を行う金額その他の条件に応じて審査権限が設定されており、当該審査権限はクライアント9を使用する際(ログイン時)に入力する担当者コード等を各種マスタファイル105に記憶されている担当者マスタの権限コードと比較することで、クライアント9上で扱える申込書の審査処理を制限するようになっている。
また、本実施の形態に係る審査システム1では、所定の条件を満たす申込については、申し込みの受信時刻から一定時間以内に回答を通知するようになっている。例えば、申し込みに係る借入希望額が所定金額以下である場合には、申込書受信時刻から1時間以内に審査結果の通知を行うサービスを行っている。当該サービスを行うために、前記受信時刻から所定時間(最適な例として1時間以内)経過した時刻を演算し、当該時刻までの時間的猶予の少ない申し込みから順次個別審査を行わせるようになっている。
前記画面94の「信用保証与信メニュー」において「審査待ち一覧」を選択し所定のID・パスワードの入力による認証手続き(ログイン)が完了すると、審査権限に応じて初期画面として処理すべき申し込みがリストとして一覧表示されるようになっている(図示省略)。個別審査は、当該一覧表示されたリストを審査担当者が選択することにより、申込書記載事項や名寄せ、その他のデータベース検索の結果等を目視し、諾否の判断を行うものである。本実施の形態においては、前記一覧表示された申し込みを、審査結果の通知時刻までの猶予が少ない順に配列し、審査処理すべき優先順位が明らかになるようになっている。また、リスト表示されている申し込みに優先順位を示すマークを付けて、優先的に処理すべき申し込みを明確にしている。
上記のように、優先的に審査すべき申し込みを自動的に判別して、配列の並べ替え若しくはマークを表示するようになっているので、審査担当者にとって優先的に処理すべき申し込みが明確となり、迅速な審査処理を行うことができるようになっている。なお、優先順位を表示する方法については処理すべき申し込みの配列、残り時間の表示等種々の方法があり、上記の例には限られない。
次に、本願審査処理システム1における画像データの取り扱いについて説明する。
前述したように、審査の申し込み時には申込書以外にも種々の書類が送信される。実際の審査処理には、申込書以外の書類は必要ないのであるが、金融機関によっては慣例として住民票や免許証のコピー等を同時に送信する場合が多い。申込書以外の書類の用紙についても自動的に画像データに変換され取得される。
このような申込書以外の書類の画像データを当該審査システム1上で授受することは、各装置に対して不要な負荷を掛け、一通信に要する通信回線の占有時間が多くなることからシステム全体の稼働率を低下させることになる。
上記の事情に鑑み、本願発明に係る審査システム1では、FAX−OCR装置39で取得した画像データは、クライアント9により選択したものを除き業務サーバー13には保存しないようにしている。
例えば、OCR申込書25による申し込みの場合には、審査に必要な申込書を特定することができるので、当該OCR申込書25に関する画像データを業務サーバー13に記憶する処理が行われる。この際、申込書以外の用紙については業務サーバー13には蓄積されず、FAX−OCR装置39内に所定期間保存された後自動消去される。なお、クライアント9からは必要に応じて業務サーバー13を介してFAX−OCRサーバー5にアクセスして画像の一覧(縮小した8枚の画像を一画面に表示:所謂「サムネイル」)を見ることができ、詳しく見たい場合には画像を選択して詳細画像を見ることができるようになっている。
また、OCR申込書以外の申し込みがあった場合には、審査に必要な申込書がどの書面であるか否かが不明である。この場合には、受信した書面の画像一覧をクライアント9から閲覧することができ、当該一覧の中から申込書に係る画像を選択して、審査に必要な処理を行うことができるようになっている。この処理は、前述したクライアント9上でメニュー表示される「申込書選択」を実行することにより行われる。また、審査処理に必要のない他の画像データは、前記OCR申込書25の場合と同様に業務サーバー13には蓄積されず、FAX−OCRサーバー5の装置内に所定期間保存された後自動消去される。また、消去前であれば必要に応じて業務サーバー13を介してFAX−OCRサーバー5にアクセスし、画像の一覧を見ることができ、詳しく見たい場合には画像を選択して詳細画像を見ることができるようになっている。
前述の例は、主に一種類のOCR申込書25を用いた場合を中心に説明したが、他のOCR申込書を使用する場合について簡単に説明する。OCR申込書の種別は、OCR用紙25の例で説明するとコード記載欄27の記載内容や、角部の3つのマーク26a、26b、26c、用紙左側縁に設けられた複数のマーク37の位置等を読み取ることによって判断することができる。従って、OCR申込書に対応した読取項目と読取位置が設定されているプログラムを用意しておくことで複数種類のOCR申込書を処理することができる。
信用保証機関23に対する信用保証の申込書はローンの申込書とほとんど兼用されている。当該ローンの申込書は金融機関毎に記載事項等が異なる場合も多く、金融機関毎に仕様の異なるOCR申込書を作成する必要が生じるが、上記のようにOCR申込書の種類を認識して、当該OCR申込書に応じた記載事項の取得を行うことで、金融機関の仕様に合う複数種類のOCR申込書を処理することができる。
本願発明に係る信用保証諾否審査システムの概略を示す概略図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムの構成を示すブロック構成図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いるFAX−OCRサーバーの一部を構成するFAX−OCR装置の構成を示したブロック図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いるFAX−OCRサーバーの一部を構成するサーバー装置の構成を示したブロック図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いる業務サーバーの構成を示したブロック図である。 業務サーバー内に構築された信用保証DBの一例を説明するための説明図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムによって通知される通知書の一例を示す説明図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いるクライアントの構成を示したブロック図である。 クライアントで表示されるメニューの一例を説明するための説明図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いるホストコンピュータの構成を示したブロック図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに用いるOCR申込書の一例を説明するための説明図である。 OCR申込書から読み取った情報を編集したテキストデータのデータレイアウトの一例を説明するための説明図である。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムにおける処理の概要を表したフローチャートである。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに係るイメージ情報読み取り処理の概要を表したフローチャートである。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに係る情報取得処理の概要を表したフローチャートである。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに係るデータ入力処理の概要を表したフローチャートである。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに係る信用保証DB更新処理の概要を表したフローチャートである。 本願発明に係る信用保証諾否審査システムに係る審査処理の概要を表したフローチャートである。
符号の説明
1 審査システム
3 FAX
5 FAX−OCRサーバー
7 第1のルーター
9 クライアント
11 第2のルーター
13 業務サーバー
15 ホストコンピュータ
17 公衆通信回線
19 LAN回線
21 顧客
23 信用保証機関
25 OCR申込書
26a、26b、26c マーク
27 コード記載欄
29 借入欄
29a 借入希望額欄
29b 返済希望回数
29c 利用目的欄
29d 返済口座欄
31 申込本人欄
31a 申込者カナ氏名欄
31b 申込者漢字氏名欄
31c 性別欄
31d 生年月日欄
31e 配偶者欄
31f 住まい欄
31g 郵便番号欄
31h 電話番号欄
31i 居住年数欄
31j 住所欄
33 勤務先欄
33a 勤務先カナ名欄
33b 勤務先漢字名欄
33c 業種欄
33d 所得区分欄
33e 役職欄
33f 勤務先郵便番号欄
33g 勤続年数欄
33h 勤務先電話番号欄
33i 従業員数欄
33j 年収欄
33k 住所欄
35 店番欄
36a 当行からの借入状況欄
36b 他金融機関からの借入状況欄
37 マーク
39 FAX−OCR装置
41 サーバー装置(FAXサーバー)
43 制御手段
43a CPU
43b ROM
43c RAM
45 イメージ情報受信手段
47 テキスト変換手段
51 イメージ情報送信手段
53 I/Oポート
55 記憶手段
57 漢字辞書
59 認識辞書
61 送受信先登録データ
63 通知書フォーム
67 制御手段
67a CPU
67b ROM
67c RAM
69 I/Oポート
71 記憶手段
73 画像データファイル
75 画像データファイル(OCR分以外)
77 テキストデータファイル
79 制御手段
79a CPU
79b ROM
79c RAM
81 I/Oポート
83 記憶手段
85 表示装置
87 マウス等の操作部(入力手段)
89 プログラム記憶領域
91 クライアントAPL
95 画像データ
97 テキストデータ
99 一時記憶領域
101 制御手段
101a CPU
101b ROM
101c RAM
103 記憶手段
105 各種マスタファイル
107 信用保証DB
109 業務処理プログラム
115 プログラム記憶領域
117 工程管理データファイル
119 申込データファイル
121 本人データファイル
123 受付データファイル
125 自動審査判定データファイル
127 画像データファイル
129 テキストデータファイル
131 I/Oポート
133 制御手段
133a CPU
133b ROM
133c RAM
135 プログラム記憶領域
137 自社情報DB
139 他社情報DB
141 記憶手段
143 I/Oポート
145 内外情報調査手段
147 外部情報データ
149 外部の個人信用情報機関(外部機関)
203 画像データファイル(OCR以外)
250 取扱商品データファイル
770 テキストデータ
771 共通データ
7711 受信日付
7712 ノードID
7713 受信ページ数
7714 受信枚数
7715 受信時刻
772 FAX−OCRデータ
7721 帳票ID
7722 送信元FAX番号
7723 電話番号等(TSI)
7724 ナンバー
773 申込データ(申込内容)
7731 銀行コード
7732 支店コード
7733 申込種別
7734 申込金額
7735 返済回数
774 申込本人データ
7741 本人カナ氏名
7742 本人漢字氏名
7743 性別
7744 生年月日
7745 配偶者
7746 住居区分
7747 郵便番号
7748 電話区分
7749 居住年数
7749 電話番号
775 勤務先データ
7751 勤務先カナ名
7752 勤務先漢字名
7753 所得区分
7754 役職
7755 勤務年数
7756 勤務先郵便番号
7757 勤務先電話番号
7758 従業員数
7759 年収

Claims (4)

  1. ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
    ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段と、
    前記イメージ情報若しくは前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段と、
    前記画像データに基づく前記申込書のイメージ画像および前記取得したテキストデータとを同一画面上に表示し、当該テキストデータの確認および修正を行うテキストデータ修正手段と、
    前記審査に必要な情報を記憶したデータベースと、
    修正後のテキストデータに基づいて前記データベースを検索し、当該検索結果に基づく諾否の自動判定若しくは他の審査処理が必要であることを判定する自動審査手段と、
    前記諾否の自動判定若しくは他の審査処理の結果に基づいて通知書を生成する通知書作成手段と、
    前記通知書を予め登録されている返信先若しくは前記送信に用いられたファクシミリ装置に対して送信する送信手段を有することを特徴とする信用保証諾否審査システム。
  2. 前記申込書に記載された借入希望額若しくは他の諸事項に基づいて回答すべき時間を設定し、
    前記申込書の受信時刻若しくは申込書入力時刻から前記設定時間が経過した後の時刻を演算し、
    前記他の審査処理において、審査処理を行うべき申し込みを一覧表示し、
    前記設定時間経過後の時刻に応じて、前記一覧表示された申し込みに対して審査処理の優先順位を表す表記、前記時刻に対する残余時間の表記若しくは一覧表示された申し込みの優先順位に基づく並び替えを行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の信用保証諾否審査システム。
  3. ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
    ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段、前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段、前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段および申込書の送信元の回線番号およびファクシミリ装置内に設定されている機器情報等を取得する機能を備えたFAX−OCR装置と、
    前記画像データに基づく前記申込書のイメージ画像および前記取得したテキストデータとを同一画面上に表示し、当該テキストデータの確認および修正を行う機能を有したクライアントと、
    前記FAX−OCR装置およびクライアントコンピュータ手段に対して通信可能に接続されており、前記審査に必要な情報を記憶したデータベース、前記修正後のテキストデータに基づいて前記データベースを検索し、当該検索結果に基づく諾否の自動判定若しくは他の審査処理が必要であることを判定する自動審査手段とおよび前記諾否の判定若しくは他の審査処理の結果に基づいて通知書を生成する通知書作成手段を有したサーバー装置を有し、
    前記FAX−OCR装置は前記通知書を送信する送信手段を有しており、当該通知書は、送信元の回線番号およびファクシミリ装置内に設定されている機器情報等に基づいて、予め登録されている返信先若しくは前記送信に用いられたファクシミリ装置に対して送信されるようになっていることを特徴とする信用保証諾否審査システム。
  4. ファクシミリ装置によって送信された申込書を受信し、当該申込書に基づいて信用保証を行うか否かの審査を行い、当該審査の結果をファクシミリ装置に対して送信する信用保証諾否審査システムであって、
    ファクシミリ装置によって送信されたイメージ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信したイメージ情報を所定の画像データに変換して取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データを認識して前記申込書に記載されている文字、記号、符号等の情報をテキストデータとして取得するテキストデータ取得手段とを有し、
    ファクシミリ装置によって送信された書類が申込書であると判定されなかった場合には、当該申込書は所定時間経過の後に自動的に削除されるようになっていることを特徴とする信用保証諾否審査システム。
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