JP6732325B1 - 会計処理システム、会計処理方法、会計処理プログラム - Google Patents

会計処理システム、会計処理方法、会計処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】担当者による確認作業や単純作業を削減し、会計処理の全体的な作業効率を向上させることができる会計処理システム、会計処理方法、及び会計処理プログラムを提供すること。【解決手段】会計処理システム1は、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出し、且つ当該抽出の信頼度を出力する仕訳要素抽出部11と、前記仕訳要素のテキストを用いた処理を予め登録された処理手順で自動的に実行可能な第1のRPA実行部13と、前記仕訳要素抽出部11より出力された仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1以上である場合に、入力された情報が妥当であると判定し、前記第1のRPA実行部13による処理を実行させる仕訳要素判定部12と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は領収書やレシート等の証憑の画像データから日付、取引先、金額、摘要等の仕訳要素を抽出し、抽出した仕訳要素から自動仕訳が可能な会計処理システム、会計処理方法、会計処理プログラムに関する。
従来、証憑の会計処理として、税理士や会計士、簿記担当者が証憑に記載の情報を一件一件読み取り、例えば日付、取引先、金額等の仕訳要素を帳簿に入力し、当該仕訳要素に対応した勘定科目を経験的に判断して仕訳の入力を行っていた。
このように、証憑を人間が一件一件読み取って仕訳を行うのでは作業効率が悪い上、仕訳の精度は担当者の経験に依存するところが大きく、仕訳の精度にばらつきが生じるという問題があった。
そこで、OCR(Optical Character Reader)装置を用いて、証憑の内容を電子データとして読み取り、インターネットを介して仕訳解析センターシステムに送信するだけで、その証憑に示される簿記上の取引についての仕訳の結果をユーザが参照することが可能となるいわゆるクラウド型の会計処理システムが開発されている(特許文献1参照)。
詳しくは、特許文献1に記載された技術では、携帯端末等で撮影した証憑データを仕訳要素抽出手段によって解析して仕訳要素情報をテキスト形式のデータとして抽出している。具体的には、レシート等の証憑の画像データに記録されている文字情報群を認識し、ユーザID、日付、購入先名称、購入商品名等の項目から構成されるテキストデータに変換している。そして、テキストデータに変換した仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを商品マスタから得て、その商品グループに対応するマッピングテーブルを用いて推奨仕訳を示している(特許文献1の段落0118〜段落0128参照)。
特開2014−235484号公報
上記特許文献1では、OCR装置を用いて証憑から仕訳要素を抽出しているが、証憑の表示形式は様々であり、証憑に記載されている情報も様々であるため仕訳要素の抽出精度を高くすることは容易ではない。例えば、一つの証憑内に複数の会社名が記載されていると、どの会社名が当該証憑の発行元であるのか、判別できない場合がある。
このように必ずしも正確に仕訳要素を抽出することができないために、結局は担当者が抽出された仕訳要素と全てチェックすることになり、作業効率の向上が図られない。仕訳に関しても同様であり、推奨仕訳が必ずしも正しいとは限らず、担当者がチェックする必要があるため、作業効率の向上が図られない。
さらに、仕訳要素を正確に抽出できた場合でも、抽出した仕訳要素を仕訳用の入力欄に別途入力したり、正しい推奨仕訳が出力された場合でも上長や他部署の担当者へ報告用のメールを送ったり等、会計処理では多くの単純な作業が発生する。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、担当者による確認作業や単純作業を削減し、会計処理の全体的な作業効率を向上させることができる会計処理システム、会計処理方法、及び会計処理プログラムを提供することにある。
上記した目的を達成するために本発明に係る会計処理システムは、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出し、且つ当該抽出の仕訳要素信頼度を出力する仕訳要素抽出部と、作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する自動処理設定部と、前記自動処理設定部により記憶された前記第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行可能な第1の自動処理部と、前記仕訳要素抽出部より出力された前記仕訳要素信頼度が第1の閾値以上である場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定し、前記第1の自動処理部による前記自動仕訳のための入力処理を実行させる仕訳要素判定部と、入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳部と、作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する前記自動処理設定部と、前記自動処理設定部により記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行可能な第2の自動処理部と、前記仕訳部より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定し、前記第2の自動処理部による処理を実行させる仕訳判定部と、を備える。
上記した目的を達成するために本発明に係る会計処理システムは、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出する仕訳要素抽出部と、作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する自動処理設定部と、前記自動処理設定部により記憶された前記第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行可能な第1の自動処理部と、前記仕訳要素抽出部とは異なる手段で入力された前記証憑の画像データに含まれる仕訳要素のテキストを記憶する仕訳要素データ記憶部と、前記仕訳要素抽出部より抽出された仕訳要素のテキストと、当該仕訳要素に対応する前記仕訳要素データ記憶部に記憶された仕訳要素のテキストとを突合し、整合した場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定し、前記第1の自動処理部による前記自動仕訳のための入力処理を実行させる仕訳要素判定部と、入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳部と、作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する前記自動処理設定部と、前記自動処理設定部により記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行可能な第2の自動処理部と、前記仕訳部より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定し、前記第2の自動処理部による処理を実行させる仕訳判定部と、を備える。
また、上述の会計処理装置において、前記仕訳要素判定部は、仕訳要素のテキストが妥当でないと判定した場合には、警告表示データを生成してもよい。
また、上述の会計処理装置において、前記第2の自動処理部は、前記仕訳結果を特定の宛先にメール送信する処理を自動的に実行可能であってもよい。
また、上記した目的を達成するために、本発明に係る会計処理方法は、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出し、且つ当該抽出の仕訳要素信頼度を出力する仕訳要素抽出工程と、前記仕訳要素抽出工程より出力された前記仕訳要素信頼度が第1の閾値以上である場合に、抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定する仕訳要素判定工程と、作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する第1の自動処理設定工程と、前記仕訳要素判定工程にて抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定された場合に、前記第1の自動処理設定工程にて記憶された第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行する第1の自動処理工程と、入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳工程と、前記仕訳工程より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定する仕訳判定工程と、作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する第2の自動処理設定工程と、前記仕訳判定工程にて仕訳結果が妥当であると判定された場合に、前記第2の自動処理設定工程にて記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行する第2の自動処理工程と、をコンピュータが実行する。
また、上記した目的を達成するために、本発明に係る会計処理方法は、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出する仕訳要素抽出工程と、前記仕訳要素抽出工程とは異なる手段で入力された前記証憑の画像データに含まれる仕訳要素のテキストを仕訳要素データ記憶部に記憶する仕訳要素データ記憶工程と、前記仕訳要素抽出工程より抽出された仕訳要素のテキストと、当該仕訳要素に対応する前記仕訳要素データ記憶部に記憶された仕訳要素のテキストとを突合し、整合した場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定する仕訳要素判定工程と、作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する第1の自動処理設定工程と、前記仕訳要素判定工程にて抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定された場合に、前記第1の自動処理設定工程にて記憶された第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行する第1の自動処理工程と、入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳工程と、前記仕訳工程より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定する仕訳判定工程と、作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する第2の自動処理設定工程と、前記仕訳判定工程にて仕訳結果が妥当であると判定された場合に、前記第2の自動処理設定工程にて記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行する第2の自動処理工程と、をコンピュータが実行する。
また、上記した目的を達成するために、本発明に係る会計処理プログラムでは、コンピュータに、上述の会計処理方法を実行させる。
上記手段を用いる本発明によれば、担当者による確認作業や単純作業を削減し、会計処理の全体的な作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る会計処理システムの全体構成を示した概略構成図である。 会計処理装置により実行される会計処理の流れを示したフローチャートである。 会計処理装置により実行される会計処理の遷移の一例を示す説明図である。 会計処理装置により実行される会計処理の遷移の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に会計処理システムの全体構成を示した概略構成図であり、同図に基づき本実施形態の構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る会計処理システム1は、インターネット、VPN(Virtual Private Network)等の通信網2を介して、ユーザ側の各装置と会計処理サービス提供者側の会計処理装置10とが接続されて構成されている。なお、説明の簡略化のため図1では一人のユーザのみを示しているが、会計処理装置10は通信網2を介して複数のユーザと接続可能である。
ユーザは、例えば税理士及び会計士等の専門家であったり、直接会計処理を行う法人や個人等であり、少なくとも読取装置3と情報端末4を有している。
読取装置3は、例えばスキャナ又はカメラ等の光学機器であり、証憑を画像データとして取り込める装置である。なお、本実施形態及び特許請求の範囲における「証憑」という文言は、領収書やレシート、その他の受領書、請求書、納品書、金融機関の通帳、会計上金銭授受の証明となる書類、電子マネー等のICカードによる取引情報も含むものとする。
情報端末4は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCという)や、スマートフォン、タブレットPC、及び携帯電話のような携帯端末である。情報端末4は、ユーザの操作を受け付ける入力部4aと、少なくともweb情報を表示可能な表示部4bを有している。
ユーザは、読取装置3により証憑の画像データを取得して、情報端末4により会計処理装置10に送信可能であるとともに、会計処理装置10に対して情報の送受信が可能である。なお、図1では読取装置3と情報端末4とが別体のように示しているが、カメラ付きの携帯端末のように読取装置3と情報端末4とが一体であってもよい。また、ユーザ自身が読取装置3を所有している必要はなく、例えば外部の読取装置により読み取った証憑の画像データをメールやwebを介して取得してもよい。
一方、会計処理サービス提供者(以下、単にサービス提供者ともいう)は、いわゆるクラウドコンピューティングにより会計処理サービスを提供する事業者であり、会計処理装置10を管理する者である。
会計処理装置10は、プログラムに基づき仕訳処理を実行する1又は複数のサーバ(コンピュータ)を有し、機能的には主に、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出する仕訳要素抽出部11と、抽出した仕訳要素の妥当性を判定する仕訳要素判定部12と、仕訳要素のテキストを用いた処理を予め登録された処理手順(第1のRPAワークフロー)で実行する第1のRPA実行部13(自動処理部)、仕訳要素に基づき自動仕訳を行う仕訳部14、仕訳結果の整合性を判定する仕訳判定部15、仕訳結果に対して予め定められた処理作業(第2のRPAワークフロー)を実行する第2のRPA実行部16を有している。なお、本実施形態において、RPA(Robotic Process Automation)とは、ソフトウェアロボットにより、情報端末4の表示部4b等の画面上に表示されるアプリケーションやシステム画面を識別し、ユーザの操作と同様の処理手順を自動的に行うことをいう。
また、会計処理装置10は、ユーザが情報端末4を介して経費申請した情報が記憶されている申請データベース20(以下、データベースを「DB」と記す)、仕訳要素抽出AI及び仕訳AIを生成する学習システム21と、第1のRPA及び第2のRPAを設定するRPA設定部22を有している。
仕訳要素抽出部11は、ユーザから証憑の画像データを受信し、当該画像データから仕訳要素を抽出する機能を有している。具体的には、仕訳要素抽出部11は、証憑の画像データから仕訳要素を抽出するための仕訳要素抽出AIを有し、当該複数の仕訳要素抽出AIにより証憑の画像データから仕訳要素を抽出可能である。
仕訳要素抽出AIは、証憑の画像データ内から仕訳要素に対応する部分(位置)を特定し、特定された部分の内容に対応する仕訳要素をテキストとして抽出する。つまり、仕訳要素抽出AIは、学習システム21において、機械学習により画像データ内から仕訳要素に対応する部分を含む領域を指定し、当該指定された部分の内容に対応する仕訳要素をテキストとして出力することを学習したAIである。例えば、仕訳要素抽出AIは、証憑の画像データ内おいて、日付部分、金額部分、取引先部分、摘要部分を指定し、日付部分や金額部分においては数字を認識して年月日や金額のテキストを出力し、取引先に対応する部分や摘要に対応する部分においては文字を認識して取引先や摘要のテキストを出力する。
また、仕訳要素抽出部11は、仕訳要素抽出AIにより文字や数字を認識してテキストを出力するだけでなく、例えば、ロゴマークや印影又は電話番号のみが抽出された場合には、図示しないが予め企業情報を記憶した企業情報DBより検索して、又はインターネットに公開されている情報を検索することで、取引先名のテキストとして出力してもよい。また、レシート等のように宛名の記載がない場合には、画像データを送信してきたユーザ名を取引元のテキストとして出力してもよいし、ユーザの顧客である企業を予め設定しておき当該ユーザから送信された画像データはその設定された企業名を取引元のテキストとして出力してもよい。
なお、仕訳要素抽出AIは、証憑の画像データ内から仕訳要素に対応する部分(位置)を特定する画像認識AIと、特定された部分の内容に対応する仕訳要素をテキストとして抽出する文字認識AIの2つのAIで構成してもよい。
仕訳要素としては、例えば日付、金額、取引先、摘要(但し書き、商品名含む)、取引元(宛名含む)があり、これらに対応する数字、文字、図形(例えばロゴマーク、印影、その他企業を特定可能な図柄)、及び証憑の外観(例えば通帳や領収書の大きさ、色)がある。
仕訳要素抽出部11は、例えば日付については、「日付」「年」「月」「日」等の文字や「/」等の記号の前後や上下の数字部分を特定する。金額については「¥」等の記号や商品名、「金額」「預り金」「小計」「合計」「税」「お釣り」「割引」「円」「支払い」「預り」「残高」等の金額に関係する文字の前後や上下の数字部分を特定する。そして、本実施形態では金額については、例えば「合計 1000円」「お釣り 50円」等、金額に関係する文字や数字毎に仕訳要素を抽出する。なお、仕訳要素抽出部11は、抽出された文字の意味についても認識可能であり、例えば「小計」は商品の価格を合算した金額である等の会計上の関係性まで特定可能である。
また、取引先については、「株式会社」「(株)」「(カ)」等の文字の前後の文字部分や、ロゴマーク、電話番号、証憑の外観を特定して、これらの情報に基づく会社名や個人名に対応する部分を特定する。摘要については、「但」等の文字に続く文字部分を特定する。取引元については、「様」等の文字の前にある文字の部分を特定する。
なお、仕訳要素はこれに限られるものではなく、また仕訳要素の抽出に用いる数字、文字、図形もこれに限られるものではない。例えば、証憑に、購入品の数量が記載されている場合には数量を仕訳要素として含めてもよいし、同席者の名前や人数等の情報が記載されている場合には、同席者及び人数を仕訳要素として含めてもよい。また、各企業を特定するために設定された番号(法人番号、事業所番号)を抽出してもよい。
また、仕訳要素抽出部11は、仕訳要素抽出AIにより出力した仕訳要素の信頼度(以下、仕訳要素信頼度Reという)も出力可能である。この仕訳要素信頼度Reとは、仕訳要素抽出AIの判断の確度であり、例えばパーセントで表すことが可能である。つまり、仕訳要素信頼度Reが高いほど仕訳要素抽出AIにより出力された仕訳要素のテキストは仕訳要素として妥当性が高く、仕訳要素信頼度Reが低いほど妥当性が低くなる。なお、仕訳要素信頼度Reはパーセント表示に限られず、所定の閾値以上を○、未満を×とする2段階評価で表示したり、閾値を2つ設定し○、△、×の3段階評価で表示したりしてもよい。
仕訳要素抽出部11と接続されている仕訳要素判定部12は、仕訳要素抽出部11より出力されたテキストの仕訳要素としての妥当性を判定する機能を有している。仕訳要素判定部12は、仕訳要素のテキストの妥当性を、仕訳要素抽出部11が出力する仕訳要素信頼度Reや、ユーザが入力した仕訳要素に関する情報との突合に基づいて判定する。
仕訳要素判定部12の仕訳要素信頼度Reに基づく判定は、例えば、仕訳要素信頼度Reに対応する第1の閾値T1が設定されており、仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1以上であれば抽出された仕訳要素は妥当と判定する。一方、仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1未満であれば抽出された仕訳要素は妥当でないと判定する。
また、仕訳要素判定部12のユーザが入力した仕訳要素に関する情報との突合に基づく判定は、仕訳要素抽出部11にて抽出された仕訳要素と、申請DB20に記憶された仕訳要素の情報とを突合し、整合した場合には妥当と判定し、不整合である場合は妥当でないと判定する。この突合の整合性は完全一致に限られず、例えば一致度合いを算出し、一定程度整合している場合に妥当と判定してもよい。この一致度合いは仕訳要素信頼度Reと同様にパーセント表示としたり、○や×の2段階評価、○、△、×の3段階評価としたりしてもよい。
さらに、仕訳要素判定部12は、妥当でない仕訳要素については通常表示と異なる警告表示データを生成し、ユーザの情報端末4の表示部4bに提示させる。
なお、申請DB20は、ユーザが読取装置3により読み取った証憑の画像データとともに、当該証憑の内容をユーザが情報端末4を介して会計処理装置10に送信した情報が記憶されている。この証憑の画像データとユーザが入力した証憑の内容情報とは紐づけされており、仕訳要素判定部12では、この紐づけされた証憑の画像データと内容情報とから突合を行う。
仕訳要素判定部12と接続されている第1のRPA実行部13は、RPA設定部22にて登録された第1のRPAワークフローを実行する機能を有している。第1のRPAワークフローは、仕訳要素に対する処理作業であり、本実施形態では自動仕訳のための入力処理を行う。具体的には、第1のRPA実行部13は、情報端末4の表示部4bの画面上に表示された、仕訳要素判定部12により妥当と判定された仕訳要素をコピーして、自動仕訳用の仕訳要素入力欄に貼り付ける作業を繰り返し、入力欄が埋まった後には、自動仕訳を実行するボタンを選択する。
仕訳部14は、入力された仕訳要素に応じた勘定科目を出力する機能を有している。この仕訳要素に応じた勘定科目の出力は、例えば仕訳AIにより行う。仕訳AIは、学習システム21において、予め機械学習により仕訳要素に対する勘定科目を出力することを学習した自動仕訳のAIである。当該仕訳部14において出力された勘定科目は、仕訳要素とともに、仕訳結果として仕訳判定部15に出力される。
また、仕訳部14は、仕訳AIにより出力した仕訳結果の信頼度(以下、仕訳信頼度という)も出力可能である。この仕訳信頼度Rjとは、仕訳AIの判断の確度であり、例えばパーセントで表すことが可能である。つまり、仕訳信頼度Rjが高いほど仕訳AIにより出力された仕訳結果は仕訳として妥当性が高く、仕訳信頼度Rjが低いほど妥当性が低くなる。
仕訳部14と接続されている仕訳判定部15は、仕訳部14より出力された仕訳結果の妥当性を判定する機能を有している。仕訳判定部15は、仕訳結果の妥当性を、仕訳部14が出力する仕訳信頼度Rjに基づいて判定する。
仕訳判定部15の仕訳信頼度Rjに基づく判定は、例えば、仕訳信頼度Rjに対応する第2の閾値T2が設定されており、仕訳信頼度Rjが第2の閾値T2以上であれば仕訳結果は妥当と判定する。一方、仕訳信頼度Rjが第2の閾値T2未満であれば仕訳結果は妥当でないと判定する。
さらに、仕訳判定部15は、妥当でない仕訳結果については通常表示と異なる警告表示データを生成し、ユーザの情報端末4の表示部4bに提示させる。
仕訳判定部15と接続されている第2のRPA実行部16は、RPA設定部22にて登録された第2のRPAワークフローを実行する機能を有している。第2のRPAワークフローは、仕訳結果に対する処理作業であり、例えば情報端末4の表示部4bの画面上に表示された、仕訳判定部15により妥当と判定された仕訳結果をコピーして、メールソフトの新規のメール文に貼り付けた後、宛先に特定のメールアドレス(例えば経理担当者のメールアドレス)を入力して、送信を行う。
学習システム21は、上述した仕訳要素抽出AI、及び仕訳AI等を学習させ、学習済みのAIを供給する機能を有している。詳しくは、学習システム21は、証憑の画像データと当該画像データに含まれる仕訳要素からなる教師データ(学習用データ)に基づき機械学習(いわゆるディープラーニング)させることで、仕訳要素抽出AIを生成する。また、学習システム21は、仕訳要素と当該仕訳要素に対応する勘定科目からなる教師データ(学習用データ)に基づき機械学習させることで、仕訳AIを生成する。
RPA設定部22は、いわゆるRPAツールを有し、ユーザ等の作業者が行った操作手順をRPAワークフローとして記憶する機能を有する。例えば、本実施形態では、上述した第1のRPAワークフロー及び第2のRPAワークフローの操作を、ユーザが事前に情報端末4からRPA設定部22を介して実行して、第1のRPAワークフロー及び第2のRPAワークフローを記憶している。RPA設定部22は、表示部4bを通したユーザの操作を記憶するため、表示部4bに表示可能であれば、例えば会計処理システムとメールソフト等の、複数のシステムや複数のアプリケーションを跨った処理も実行可能である。
ここで図2を参照すると、会計処理装置10により実行される会計処理の流れを示したフローチャートが示されており、以下同フローチャートに沿って、本実施形態に係る会計処理方法について詳しく説明する。なお、当該会計処理は、ユーザからの証憑の画像データを受信すると、スタートする。
まず、ステップS1として、仕訳要素抽出部11は、仕訳要素抽出AIにより、受信した証憑の画像データから仕訳要素を抽出する。そして、仕訳要素抽出部11は抽出した仕訳要素のテキストと、その仕訳要素信頼度Reを出力する。
ステップS2において、仕訳要素判定部12は、抽出された仕訳要素が妥当であるか否かを判定する。具体的には、仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1以上であり、且つ申請DB20に記憶されているユーザが入力した仕訳要素に関する情報と突合して整合しているか否かを判定する。なお、本実施形態の仕訳要素判定部12は、仕訳要素信頼度Reに基づく判定と、突合に基づく判定の両方を行っているが、どちらか一方の判定のみを行うものであってもよい。当該判定結果が偽(No)である場合、即ち仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1未満、又は突合結果が不整合であった場合は、ステップS3に進む。
ステップS3において、仕訳要素判定部12は、警告表示をユーザの情報端末4の表示部4bに表示させて、抽出した仕訳要素に対してユーザ(人)による確認と修正を促す。
一方、ステップS2の判定結果が真(Yes)であった場合、即ち仕訳要素信頼度Reが第1の閾値T1以上であり、且つ突合結果して整合していた場合は、ステップS4に進む。
ステップS4において、第1のRPA実行部13は、第1のRPAワークフローにより、上述した自動仕訳のための入力処理を行う。なお、上記ステップS3では、警告表示に従い、この入力処理を人手で行うものとする。
そして、ステップS5において、仕訳部14は仕訳AIにより、入力された仕訳要素に対する仕訳結果と、仕訳信頼度Rjを出力する。
次のステップS6において、仕訳判定部15は、出力された仕訳結果が妥当であるか否かを判定する。具体的には、仕訳信頼度Rjが第2の閾値T2以上であるか否かを判定する。当該判定結果が偽(No)である場合、即ち仕訳信頼度Rjが第2の閾値T2未満であった場合は、ステップS7に進む。
ステップS7において、仕訳判定部15は、警告表示をユーザの情報端末4の表示部4bに表示させて、出力された仕訳結果に対してユーザ(人)による確認と修正を促す。
一方、ステップS6の判定結果が真(Yes)であった場合、即ち仕訳信頼度Rjが第2の閾値T2以上であった場合は、ステップS8に進む。
ステップS8において、第2のRPA実行部16は、第2のRPAワークフローにより、上述した仕訳完了のメール送信処理を行い、当該ルーチンを終了する。なお、ステップS7では、警告表示に従い、このメール送信処理を人手で行うものとする。
このように、会計処理装置10は、証憑の画像データを取得する毎に、当該ルーチンを実行することで、各画像データから仕訳要素を抽出し、妥当な仕訳要素であれば自動的に自動仕訳を実行し、この仕訳結果が妥当であれば自動的にメール送信まで実行可能である。
次に図3、図4を参照すると、いずれも本発明の一実施形態に係る会計処理装置により実行される会計処理の遷移の一例を示す説明図が示されており、これらの図に基づき証憑の画像データから仕訳完了のメール送信までの具体的な遷移について説明する。なお、図3、図4に示す仕訳要素抽出欄A、仕訳要素入力欄B、仕訳結果欄Cは、ユーザの情報端末4の表示部4bに表示される表示例である。
図3の仕訳要素抽出欄Aは、レシートの画像データから仕訳要素を抽出した場合の表示例であり、画面左側にスキャンされたレシートの元画像が、画面中央に仕訳要素の抽出結果が、画面右側にユーザが申請した申請内容がそれぞれ表示されている。つまり仕訳要素抽出欄Aは、図2のステップS2時点の表示例である。
詳しくは、レシートの元画像において点線の枠で示されているように、仕訳要素抽出部11は日付に対応する部分30aと、合計金額に対応する部分31aと、摘要に対応する部分32aを特定し、これらの拡大図30b、31b、32bが抽出結果に表示されている。なお、この点線は実際には表示部4bに表示されていなくてもよい。
抽出結果には、対応する拡大図の上に、仕訳要素抽出AIによりテキスト化された仕訳要素である日付「2019年10月10日」、金額「1,080円」、摘要「〇〇カフェ」が記載されている。さらに仕訳要素の横には、その仕訳要素信頼度Reが併記されており、図3では、日付の仕訳要素は「90%」、金額の仕訳要素は「85%」、摘要の仕訳要素は「82%」が示されている。例えば、図3では第1の閾値T1が80%に設定されており、いずれの仕訳要素信頼度Reも第1の閾値T1以上である。
また図4では、申請内容として、抽出結果の仕訳要素と対応して日付欄30c、金額欄31c、摘要欄32cが示されており、日付欄30cには「2019年10月10日」、金額欄31cには「1,080円」、摘要欄32cには「〇〇カフェ」が記載されている。そして仕訳要素の横には、突合結果の一致度合いがパーセントで表示されており、図4では、日付の仕訳要素は「100%」、金額の仕訳要素は「98%」(¥のみ不一致のため)、摘要の仕訳要素は「85%」(株式会社のみ不一致のため)が示されている。例えば、図4では一致度合いの閾値が80%に設定されており、いずれの突合結果もこの閾値以上であり一定程度整合している。
このように図3、図4の仕訳要素抽出欄Aに示す表示例では、仕訳要素判定部12における判定結果は真(Yes)となる。なお、いずれかの仕訳要素が妥当でなかった場合には、警告表示として、例えば抽出結果において妥当でない仕訳要素の文字を赤字としたり、フラグ表示を行う。なお、以下の流れは図3、図4とも同様となる。
次に、第1のRPA実行部13が、第1のRPAワークフローに従って、各仕訳要素をコピーして、仕訳要素入力欄Bの対応する入力欄に貼り付け、各入力欄が埋まったら仕訳実行ボタンを選択する。
すると、入力された仕訳要素に基づき、仕訳部14の仕訳AIが仕訳した結果と各勘定科目に対応した仕訳信頼度が、図3、図4の仕訳結果欄Cのように表示される。具体的には、借方には勘定科目「会議費」、金額「1,000」、信頼度「82%」と、「仮払消費税」、金額「80」、信頼度「90%」が記載され、貸方には勘定科目「現金」、金額「1,080」、信頼度「95%」が記載されている。例えば、図3、図4では第2の閾値T2が80%に設定されており、いずれの仕訳信頼度Rjも第2の閾値T2以上である。
したがって、図3、図4の仕訳結果欄Cに示す表示例では、仕訳判定部15における判定結果は真(Yes)となる。なお、いずれかの仕訳結果が妥当でなかった場合には、警告表示として、例えば妥当でない勘定科目、金額、又は信頼度の文字を赤字としたり、フラグ表示を行う。また、各勘定科目にはプルダウンメニューが設定されており、例えば図3、図4の三角記号を選択すると、その他の勘定科目候補がリストアップされてもよい。
次に、第2のRPA実行部16が、第2のRPAワークフローに従って、メールソフトの新規のメール文に貼り付けた後、宛先に特定のメールアドレスを入力して、送信を行う。
このように会計処理システム1は、証憑の画像データから仕訳要素を抽出し、抽出した仕訳要素の妥当性が高い場合は、第1のRPAワークフローに従って自動的に自動仕訳に移行する。したがって、抽出された仕訳要素の妥当性の高い場合には、当該仕訳要素を用いた処理も含めて自動化でき、本実施形態であれば、人のチェックや操作を介さずに自動的に自動仕訳に移行することができる。
また、抽出した仕訳要素に応じた自動仕訳を行い、その仕訳結果の妥当性が高い場合は、第2のRPAワークフローに従って自動的に担当者へのメール送信を行う。これにより、仕訳結果の妥当性が高い場合には、仕訳結果を用いた処理も含めて自動化でき、本実施形態であれば、人のチェックや操作を介さずに自動的に担当者へのメール送信を行うことができる。
さらに、抽出した仕訳要素の妥当性が低い場合や、仕訳結果の妥当性が低い場合には、ユーザにその旨を警告し、確認及び修正を促す。このように情報の妥当性が低い場合に限って警告表示を出すことで、人によるチェックを最小限に抑えつつ、情報の正確性を確保することができる。
以上のことから本実施形態における会計処理システム1、会計処理方法、会計処理プログラムによれば、ユーザの経理担当者による確認作業や単純作業を削減し、会計処理の全体的な作業効率を向上させることができる。
以上で本発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、第1のRPAワークフローは自動仕訳のための入力処理を、第2のRPAワークフローは仕訳結果を特定の宛先にメール送信する処理を行っているが、第1のRPAワークフロー及び第2のRPAワークフローとして設定される自動処理はこれに限られるものではなく、他の処理手順を登録してもよい。
また、図3ではレシートを例に本実施形態の一例を説明したが、証憑はレシートに限られるものではなく、領収書等の他の証憑にも同様に適用可能である。
また、上記実施形態の会計処理システム1は、仕訳要素の抽出から仕訳まで一貫して自動処理可能なシステムであるが、例えば、仕訳要素の抽出のみ、自動仕訳のみを有するシステムにも適用可能である。
1 会計処理システム
2 通信網
3 読取装置
4 情報端末
4a 入力部
4b 表示部
10 会計処理装置
11 仕訳要素抽出部
12 仕訳要素判定部
13 第1のRPA実行部
14 仕訳部
15 仕訳判定部
16 第2のRPA実行部
20 申請データベース
21 学習システム
22 RPA設定部

Claims (7)

  1. 証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出し、且つ当該抽出の仕訳要素信頼度を出力する仕訳要素抽出部と、
    作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する自動処理設定部と、
    前記自動処理設定部により記憶された前記第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行可能な第1の自動処理部と、
    前記仕訳要素抽出部より出力された前記仕訳要素信頼度が第1の閾値以上である場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定し、前記第1の自動処理部による前記自動仕訳のための入力処理を実行させる仕訳要素判定部と、
    入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳部と、
    作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する前記自動処理設定部と、
    前記自動処理設定部により記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行可能な第2の自動処理部と、
    前記仕訳部より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定し、前記第2の自動処理部による処理を実行させる仕訳判定部と、
    を備える会計処理システム。
  2. 証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出する仕訳要素抽出部と、
    作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する自動処理設定部と、
    前記自動処理設定部により記憶された前記第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行可能な第1の自動処理部と、
    前記仕訳要素抽出部とは異なる手段で入力された前記証憑の画像データに含まれる仕訳要素のテキストを記憶する仕訳要素データ記憶部と、
    前記仕訳要素抽出部より抽出された仕訳要素のテキストと、当該仕訳要素に対応する前記仕訳要素データ記憶部に記憶された仕訳要素のテキストとを突合し、整合した場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定し、前記第1の自動処理部による前記自動仕訳のための入力処理を実行させる仕訳要素判定部と、
    入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳部と、
    作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する前記自動処理設定部と、
    前記自動処理設定部により記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行可能な第2の自動処理部と、
    前記仕訳部より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定し、前記第2の自動処理部による処理を実行させる仕訳判定部と、
    を備える会計処理システム。
  3. 前記仕訳要素判定部は、仕訳要素のテキストが妥当でないと判定した場合には、警告表示データを生成する請求項1又は2に記載の会計処理システム。
  4. 前記第2の自動処理部は、前記仕訳結果を特定の宛先にメール送信する処理を自動的に実行可能である請求項1から3のいずれか一項に記載の会計処理システム。
  5. 証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出し、且つ当該抽出の仕訳要素信頼度を出力する仕訳要素抽出工程と、
    前記仕訳要素抽出工程より出力された前記仕訳要素信頼度が第1の閾値以上である場合に、抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定する仕訳要素判定工程と、
    作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する第1の自動処理設定工程と、
    前記仕訳要素判定工程にて抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定された場合に、前記第1の自動処理設定工程にて記憶された第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行する第1の自動処理工程と、
    入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳工程と、
    前記仕訳工程より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定する仕訳判定工程と、
    作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する第2の自動処理設定工程と、
    前記仕訳判定工程にて仕訳結果が妥当であると判定された場合に、前記第2の自動処理設定工程にて記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行する第2の自動処理工程と、
    をコンピュータが実行する会計処理方法。
  6. 証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして出力するための仕訳要素抽出AIにより、証憑の画像データから仕訳要素をテキストとして抽出する仕訳要素抽出工程と、
    前記仕訳要素抽出工程とは異なる手段で入力された前記証憑の画像データに含まれる仕訳要素のテキストを仕訳要素データ記憶部に記憶する仕訳要素データ記憶工程と、
    前記仕訳要素抽出工程より抽出された仕訳要素のテキストと、当該仕訳要素に対応する前記仕訳要素データ記憶部に記憶された仕訳要素のテキストとを突合し、整合した場合に、仕訳要素のテキストが妥当であると判定する仕訳要素判定工程と、
    作業者による前記仕訳要素のテキストを用いた第1の操作手順を記憶する第1の自動処理設定工程と、
    前記仕訳要素判定工程にて抽出した仕訳要素のテキストが妥当であると判定された場合に、前記第1の自動処理設定工程にて記憶された第1の操作手順で前記仕訳要素のテキストを用いて自動仕訳のための入力処理を自動的に実行する第1の自動処理工程と、
    入力された仕訳要素に対し、仕訳要素に応じた仕訳結果を出力するための仕訳AIにより、仕訳結果を出力し、且つ当該仕訳結果の仕訳信頼度を出力する仕訳工程と、
    前記仕訳工程より出力された前記仕訳信頼度が第2の閾値以上である場合に、仕訳結果が妥当であると判定する仕訳判定工程と、
    作業者による前記仕訳結果を用いた第2の操作手順を記憶する第2の自動処理設定工程と、
    前記仕訳判定工程にて仕訳結果が妥当であると判定された場合に、前記第2の自動処理設定工程にて記憶された第2の操作手順で前記仕訳結果を用いた処理を自動的に実行する第2の自動処理工程と、
    をコンピュータが実行する会計処理方法。
  7. コンピュータに、請求項5又は6に記載の会計処理方法を実行させるための会計処理プログラム。

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