JP6528147B2 - 会計データ入力支援システム、方法およびプログラム - Google Patents
会計データ入力支援システム、方法およびプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6528147B2 JP6528147B2 JP2014017803A JP2014017803A JP6528147B2 JP 6528147 B2 JP6528147 B2 JP 6528147B2 JP 2014017803 A JP2014017803 A JP 2014017803A JP 2014017803 A JP2014017803 A JP 2014017803A JP 6528147 B2 JP6528147 B2 JP 6528147B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- recognition
- evaluation
- information
- reliability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
前処理と、文字認識処理と、認識対象の解析処理を含む後処理とで構成される認識処理を行い、各処理の状況を記録する認識処理部と、
前記認識処理部が生成した、前記認識処理を構成する各処理の処理状況を取得して、各処理状況を評価して、各処理の全体としての信頼性を判定する評価処理部と、を備え、
記憶部に、
前記認識処理で利用するための認識辞書と各種の認識用パラメータを記録した認識DBと、
前記認識処理における各処理過程の処理状況をその都度記録し、処理状況を評価するための指標となる評価用パラメータを格納するための評価DBであって、
各処理過程の処理状況に基づいて、全体としての処理状況の信頼性を評価して「評価の信頼性情報」を生成するための第1の評価用パラメータを記録した、評価DBと、を備え、
前記認識処理部は、
前処理過程における処理の状況を前処理情報として前記評価DBに記録し、文字認識処理における処理の状況を文字認識処理情報として前記評価DBに記録し、原始証憑の特性に応じた認識候補の解析処理の状況を解析処理情報として、前記評価DBに記録し、
前記評価処理部が、前記評価DBに記録された前処理情報と文字認識処理情報と解析処理情報の各処理情報を構成する各要素情報に対し、前記第1の評価用パラメータを適用して、各要素情報の全体の信頼性に対する重要度を考慮した各処理の信頼性を評価して、前記「評価の信頼性情報」を生成し、
当該評価の信頼性情報に基づいて、別途認識処理過程で前記認識処理部が生成した認識候補の確からしさを、評価して分類することを最も主要な特徴とする。
前記記憶部の前記評価DBに、
前記「評価の信頼性情報」と、別途、認識処理における各処理過程の信頼性を評価して、前記認識処理部が生成した「認識の信頼性情報」と、を比較し総合評価を行うための第2の評価用パラメータが記録され、
前記総合比較評価処理部が、
前記「評価の信頼性情報」と、前記「認識の信頼性情報」とを比較し、当該比較結果に対し前記第2の評価用パラメータを適用して、前記「評価処理の信頼性」と、前記「認識処理の信頼性」とを総合的に評価することで、別途認識処理過程で前記認識処理部が生成した認識候補の確からしさを、総合的に評価して分類することが有効である。
本発明を実施するための形態について、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1−A、1−Bは、本発明にかかる会計データ入力システムの全体概要を説明する概略図である。本発明はフリーフォーマットの領収書(レシート)や通帳等の原始証憑10をスキャナや、被写体を撮影して画像データとして保存することができるデジタルカメラ、デジタルビデオ等(無線機能で画像をアップロードできる機能や、メモリ装置を介する場合を含む)、カメラ付き携帯電話、カメラ付きスマートフォン、カメラ付きモバイル端末、カメラ付きタブレット端末、モバイルカメラ等のモバイル端末(携帯電話、スマートフォン等の携帯型の端末装置、カメラ機能付きタブレット端末等(以下単に「カメラ機能付きモバイル機器」))のカメラ、あるいはその他の原始証憑をデジタル化できる各種の読取装置20で読み取り、画像処理を行ってコンピュータ端末100上で動作する会計ソフトに会計データが自動的に反映されるようにするものである。ここで、会計ソフトが対応している伝票形式であれば予めどの部分に何が記載されているかが判明しているため、必要な部分を読み取ってOCR処理を行い会計データに反映することができるが、定型化されていないフリーフォーマットの原始証憑はこのような処理ができない。本発明は、フリーフォーマットの原始証憑であっても、図1下側の拡大画面に示すように、伝票イメージから日付や合計金額といった必要な会計データのみを抽出して認識するとともに、同時に行った各処理の信頼性を総合評価して認識結果の確からしさを求め、その度合いが低い場合にオペレータに再確認を促すようにすることを特徴とする。
このうち、例えば、X軸は、図8に示すような前処理の処理状況の各要素であるx1、x2、・・・を、それぞれの重要度を元に適宜重みづけして生成した値であって、前処理全体としての信頼性を示すものであり、Y軸、Z軸も同様である。
次に、図4を用いて、本発明にかかる会計データ入力システムのシステム構成について説明する。一実施例では、会計データ入力システムは、顧問先あるいは会計事務所に設置されるコンピューターシステムとして構成される。図4に示すように、システム構成例1は、原始証憑10を読み取るためのスキャナまたはカメラ機能付きモバイル機器等の読取装置20と、当該読取装置20と直接あるいはネットワークを介して接続された端末装置100とを具える。端末装置100は、キーボードやマウス等の入力部110と、ディスプレイ等の表示部120と、USBポートや可搬型記憶ドライブ等の出力部130と、インターネット等のネットワークに接続するための通信部140と、端末装置100の各種制御を司る制御部150と、各種データが格納される記憶部160とを具える。
図5を参照して、本発明の全体処理フローを説明する。最初に読取装置あるいは記憶領域から処理対象となる伝票イメージを取り込む(S5−01)。ここで、必要に応じて、白抜けやノイズ除去のためのマルチスキャニングや、露出補正のためのオートブラケティングが行われてもよい。次に、図6を用いて後述するが、前処理工程として、濃度調整等や、文字の切り出しが行われる(S05−02〜03)。文字列の切り出しでは、イメージ内に文字列(すなわちドットの固まり)がどこにあるかが判断され、一文字単位の切り出しでは全角/半角等のピッチ判定が行われる。この場合に用いられる切出しの手法としては、文字列を構成する微細なドットの固まりをX軸側およびY軸側からサンプリングしてヒストグラム化して、ドットの固まりの存在箇所を把握する射影手法が知られている。なお、この前処理において、レシートであるか通帳であるか等の大枠の原稿タイプ判定を行ってもよい。このような前処理の具体的な調整度合い(カスレの有無、濃度、切出等)などが前処理情報として出力される(S5−04)。
図6を参照して、認識処理を構成する各処理(前処理、文字認識処理、および解析処理)の処理情報の生成・出力のフローを説明する。最初に前処理として、全体の画像処理が行われる(S6−01)。ここでは、レシートや通帳の背景色を除去して、文字列を効率よく抽出できるように、色単位で濃度を調整したうえで、グレースケール化または2値化する。このとき、前処理情報その1(画像処理情報)として、行った濃度調整の度合い(x1)、背景処理の度合い(x2)、伝票全体におけるカスレの有無(x3)、除去した罫線数(x4)などを出力する(S6−02)。次に、行検出の画像処理として、背景色を除去した後、文字列すなわち黒画素の集合をヒストグラム化して検出し(S6−03)、一文字単位で文字の切り出し処理を行う(S6−04)。このとき、前処理情報その2(切出処理情報)として、縦方向のスキャン時のドット抜け本数(x5)、上下の接触の文字分割状況(x6)、左右の接触の文字分割状況(x7)などを出力する(S6−05)。上下あるいは左右の文字分割とは、図6の右側のボックスに示すように一部の文字が重なって記載されているような場合に一文字単位に分割して抽出することである。この処理自体は公知技術であるため詳細は省略するが、本発明では文字分割を行った場合にその旨を評価のパラメータとして出力する。
次に、図7を参照して、評価処理について説明する。前述のように、前処理、文字認識処理、および解析処理を行ったことにより、前処理情報その1、その2、文字認識処理情報、および解析処理情報が評価DB162に出力されている。制御部150の比較評価・分類処理部は、評価DB162からすべての処理情報を取得し(S7−01〜04)、多変量解析による評価処理を行う(S7−05)。この評価処理は、前処理情報、文字認識情報、および解析処理情報の各要素のそれぞれに重みづけを行い、全体の信頼性を評価することにより行う(S7−05−01:重みづけ基本評価処理)。この重みづけ基本評価処理について、図8−9を参照して詳細に説明する。
X=Ax1+Bx2+Cx3+・・・
Y=Ay1+By2+Cy3+・・・
Z=Az1+Bz2+Cz3+・・・
例えば、ある伝票を読み取った際に、各軸の各要素のパラメータが最大値をとる場合:
X=2×10+1.5×10+2×10+1×10+0.5×10+0.5×10+0.5×10=80
Y=2×10+3×10=50
Z=1.5×10+2×10+1×10+2×10+3×10+1×10+1×10+1×10=125
のように算出され、これをプロットすると図2−Aのようになり、複数の伝票についてプロットすると図2−Bのように表現される。
次に、信頼性によって振り分けた認識結果を表示した場合に、訂正や再入力があった場合の学習処理の詳細について説明する。前述のように、学習処理は、図1の中段などに示すように、認識の学習処理(S5−22)と評価の学習処理(S5−19)があり、以下それぞれについて詳述する。
表示した日付や金額についてオペレータの修正や再入力があった場合、訂正された文字について正誤情報を元に、認識DBの認識用パラメータや文字認識辞書に対する学習処理が行われる。例えば、合計金額の認識結果が3000円だったのにも拘らず、オペレータにより3100円に修正された場合には、「0」が「1」に修正されたことを正誤情報として抽出し、今回の修正に係る「1」の読取りイメージの特徴量を算出し、文字認識辞書(例えば図15の数字用の文字認識辞書)の「1」の箇所に、追加の特徴量として格納する等の、文字認識辞書の更新処理によって学習がなされることになる。
表示した日付や金額についてオペレータの修正や再入力があった場合、その情報が図18−Aに示すように、フィードバックして蓄積される。このデータとしては、伝票ID、認識対象、認識結果、総合評価、訂正/再入力の別、再入力/訂正文字列、認識結果の正誤、および各認識処理での認識処理情報が蓄積される。例えば、図18−Aの伝票ID「R032」のレコードでは、合計金額の認識結果が3000円だったのにも拘らず、オペレータにより3100円に修正されている。これについて個々の処理情報を分析すると、Y軸、Z軸の数値(信頼性)がやや高く、総合評価での信頼性が「可」と判定されたものの、濃度処理の数値が低く、これが原因で読み取りエラーが生じた可能性がある。また、伝票ID「R033」のレコードでは、合計金額の認識結果が280円で合っていたのに、Y軸、Z軸の数値が低く、総合評価での信頼性が低く「読み取り不可」と分類されたものの、例えば、レシートの印刷品質がよく、濃度調整を必要最小限しか行わないような場合であったこと等により、濃度処理の数値が高いため、結果として適切に読み取れていたことが分かる。
(1)「可」と判断したのに、認識結果が間違っていたとして、訂正入力があった場合
蓄積結果をクラスター解析等して、似たような傾向の各評価軸(X、Y、Z)の各要素(x1、x2、・・・y1、y2・・・z1、z2・・)で構成される群がある場合には、これを括るような形で把握し、以後、原始証憑を読み取った結果が、各評価軸の各要素において、似たような傾向と判断される場合には、「可」と判断されても「不可」となるように修正する判断を行う(傾向評価に反映する学習処理)。
(2)誤読の可能性があり「読み取り不可」としたのに、オペレータの入力値が認識内容と合致していた場合
上記と同様に、その認識結果が「可」となるように、修正した判断を行う。
10 原始証憑
20 読取装置
50 サーバー装置
100 端末装置
110 入力部
120 表示部
130 出力部
140 通信部
150 制御部
160 記憶部
162 評価DB
Claims (11)
- 原始証憑を読取った読取画像から、濃度調整や背景処理を含む画像処理を経て文字列の存在する箇所を把握し文字列ないし文字を切り出す前処理と、文字認識を行う文字認識処理と、文字認識処理後の後処理とを行い、認識結果のテキストデータを生成する会計処理支援システムにおいて、
前処理と、文字認識処理と、認識対象の解析処理を含む後処理とで構成される認識処理を行い、各処理の状況、認識結果及び、文字認識における辞書データとの特徴量の類似度を含む一部の処理状況に基づいた「認識の信頼性情報」を出力する認識処理部と、
前記認識処理部が生成した、前記認識処理を構成する各処理の処理状況を取得して、各処理状況に第1の評価用パラメータを適用した各処理状況の信頼性を評価して、各処理の全体としての信頼性を判定し、前記認識処理部とは独立した処理によって「評価の信頼性情報」を出力する評価処理部と、
前記認識の信頼性情報と前記評価の信頼性情報とを比較し、第2の評価用パラメータを適用して判定した結果である総合的な信頼性を出力する総合比較評価処理部とを備え、
記憶部に、
前記認識処理で利用するための認識辞書と各種の認識用パラメータを記録した認識DBと、
前記認識処理における各処理過程の処理状況をその都度記録し、処理状況を評価するための指標となる評価用パラメータを格納するための評価DBであって、各処理過程の処理状況に基づいて、全体としての処理状況の信頼性を評価して「評価の信頼性情報」を生成するための第1の評価用パラメータと、前記「認識の信頼性情報」及び前記「評価の信頼性情報」を比較し総合評価を行うための第2の評価用パラメータとを記録した評価DBと、を備え、
前記認識処理部は、
前処理過程における処理の状況を前処理情報として出力し、
文字認識処理における処理の状況を文字認識処理情報として出力し、
原始証憑の特性に応じた認識結果の解析処理の状況を解析処理情報として出力し、
認識処理全体としての信頼性を前記「認識の信頼性情報」として出力し、
前記評価処理部は、
前記認識処理部が生成した前記前処理情報を取得し、
前記認識処理部が生成した前記文字認識処理情報を取得し、
前記認識処理部が生成した前記解析処理情報を取得し、
前記前処理情報と文字認識処理情報と解析処理情報の各処理情報を構成する各要素情報に対し、前記第1の評価用パラメータを適用して各処理情報の基本評価の値を算出したうえで、特定の処理情報の基本評価の値が他の処理情報のものより著しく低い場合に前記他の基本評価の値が所定以上あっても評価を下げる調整を行って前記「評価の信頼性情報」を生成し、
前記総合比較評価処理部は、
前記認識の信頼性情報と、前記評価の信頼性情報とを比較し、当該比較結果に対し前記第2の評価用パラメータを適用して総合的な信頼性を出力することを特徴とする会計データ入力支援システム。 - 前記評価処理部および/または総合比較評価処理部が、前記総合的な信頼性の度合いに応じた区別を伴って、前記認識結果をシステムの画面に差別表示することを特徴とする、請求項1に記載の会計データ入力支援システム。
- 前記差別表示が、正しい認識結果であることを示す表示、認識結果が正しいか否かの確認を要することを示す要確認の表示、および、認識結果が誤っている可能性が高いとして訂正を要することを示す訂正要ないし再入力を促すための空白表示を含む再入力表示、の少なくとも3段階の区別を伴う差別表示を含むことを特徴とする、請求項2に記載の会計データ入力支援システム。
- 前記差別表示に対し、認識結果の訂正ないし再入力があった場合、当該訂正ないし再入力された文字列と、認識結果の文字列を比較して、両者の差異を判定して正誤情報を生成し、
当該正誤情報と、前記評価処理部による評価処理において当該認識結果を評価した評価結果と、当該評価に際して使用した認識処理の各処理の過程における各処理情報の要素情報とを保存し、
前記正誤情報に基づいて、前記評価処理部による以降の評価処理において、各処理情報の要素情報が似たような傾向となった場合に正しい認識結果となるように前記第1の評価パラメータを修正すること、を特徴とする、請求項2または3に記載の会計データ入力支援システム。 - 原始証憑を読取った読取画像から、濃度調整や背景処理を含む画像処理を経て文字列の存在する箇所を把握し文字列ないし文字を切り出す前処理と、文字認識を行う文字認識処理と、文字認識処理後の後処理とを行い、認識結果のテキストデータを生成する会計処理支援システムにおいて、
前処理と、文字認識処理と、認識対象の解析処理を含む後処理とで構成される認識処理を行い、認識結果、各処理の状況、および文字認識における辞書データとの特徴量の類似度を含む一部の処理状況に基づいた「認識の信頼性情報」を記録する認識処理部と、
前記認識処理部が生成した、前記認識処理を構成する各処理の処理状況を取得して、各処理状況を評価して、各処理の全体としての信頼性を判定する評価処理部と、
前記認識の信頼性情報と、評価の信頼性情報とを比較し、当該比較結果に対し総合評価用パラメータを適用して総合的な信頼性を出力する総合比較評価処理部を備え、
記憶部に、
前記認識処理で利用するための認識辞書と各種の認識用パラメータを記録した認識DBと、
前記認識処理における各処理過程の処理状況をその都度記録し、処理状況を評価するための指標となる評価用パラメータを格納するための評価DBであって、
各処理過程の処理状況に基づいて、全体としての処理状況の信頼性を評価して「評価の信頼性情報」を生成するための第1の評価用パラメータおよび前記総合評価用パラメータを記録した、評価DBと、を備え、
前記認識処理部は、
前処理過程における処理の状況を前処理情報として前記評価DBに記録し、
文字認識処理における処理の状況を文字認識処理情報として前記評価DBに記録し、
原始証憑の特性に応じた認識結果の解析処理の状況を解析処理情報として、前記評価DBに記録し、
前記評価処理部が、前記評価DBに記録された前処理情報と文字認識処理情報と解析処理情報の各処理情報を構成する各要素情報に対し、前記第1の評価用パラメータを適用して、各処理情報の基本評価の値を算出したうえで、特定の処理情報の基本評価の値が他の処理情報のものより著しく低い場合に前記他の基本評価の値が所定以上あっても評価を下げる調整を行って前記「評価の信頼性情報」を生成し、
総合比較評価処理部が、前記認識の信頼性情報と、前記評価の信頼性情報とを比較し、当該比較結果に対し前記総合評価用パラメータを適用して総合的な信頼性を出力し、
前記評価処理部および/または総合比較評価処理部が、前記総合的な信頼性の度合いに応じた区別を伴って、前記認識結果をシステムの画面に差別表示し、
前記差別表示に対し、認識結果の訂正ないし再入力があった場合、当該訂正ないし再入力された文字列と、認識結果の文字列を比較して、両者の差異を判定して正誤情報を生成し、
当該正誤情報と、前記評価処理部による評価処理において当該認識結果を評価した評価結果と、当該評価に際して使用した認識処理の各処理の過程における各処理情報の要素情報とを保存し、
前記正誤情報に基づいて、前記評価処理部による以降の評価処理において、各処理情報の要素情報が似たような傾向となった場合に正しい認識結果となるように前記第1の評価用パラメータを修正することを特徴とする会計データ入力支援システム。 - 前記認識処理過程における前処理において、少なくとも、濃度調整処理、およびカスレの有無の判定処理を行い、その際の処理状況として、少なくとも、濃度調整処理における濃度調整の度合い、およびカスレの有無の判定処理におけるカスレの度合いを、前処理情報として生成し、前記評価DBに記録することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一つに記載の会計データ入力支援システム。
- 前記認識処理過程における文字認識処理において、少なくとも、切り出して文字認識処理の対象とした文字の大きさを判定する処理、および切り出した個々の文字においてカスレの状況に関する判定処理を行い、その際の処理状況として、少なくとも、文字認識処理の対象とした文字の大きさの状況、およびカスレの状況に関する情報を、文字認識処理情報として生成し、前記評価DBに記録することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一つに記載の会計データ入力支援システム。
- 前記認識処理過程における解析処理において、少なくとも、キーワードの有無の検出処理、および検出したキーワードの優先順位の判定処理を行い、その際の処理状況として、少なくとも、キーワード検出の有無の状況、およびキーワードを検出した場合におけるキーワードの優先順位の情報を、解析処理情報として生成し、前記評価DBに記録することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一つに記載の会計データ入力支援システム。
- 前記評価処理部および/または総合比較評価処理部が、前記総合的な信頼性の度合いに応じた区別を伴って、前記認識結果をシステムの画面上に差別表示し、当該差別表示に従って訂正、再入力された文字列を受付け、
当該認識結果の文字列と、訂正ないし再入力による文字列との比較による正誤情報に基づいて、以降に同様の評価用パラメータの値をもつ評価結果に対する評価の正確性が増すように、前記認識DBの認識辞書や各種の認識用パラメータを更新するとともに、以降の前記総合比較評価処理部による処理に対する誤り情報の追加を行うことを特徴とする、
請求項1に記載の会計データ入力支援システム。 - 原始証憑を読取った読取画像から、濃度調整や背景処理を含む画像処理を経て文字列の存在する箇所を把握し文字列ないし文字を切り出す前処理と、文字認識を行う文字認識処理と、文字認識処理後の後処理とを行い、認識結果のテキストデータを生成する会計処理支援システムにおける文字認識方法において、
認識処理部が、前処理と、文字認識処理と、認識対象の解析処理を含む後処理とで構成される認識処理を行い、各処理の状況、認識結果及び、文字認識における辞書データとの特徴量の類似度を含む一部の処理状況に基づいた「認識の信頼性情報」を出力する認識処理ステップと、
評価処理部が、前記認識処理部が生成した、前記認識処理を構成する各処理の処理状況を取得して、各処理状況に第1の評価用パラメータを適用した各処理状況の信頼性を評価して、各処理の全体としての信頼性を判定し、前記認識処理部とは独立した処理によって「評価の信頼性情報」を出力する評価処理ステップと、
総合比較評価処理部が、前記認識の信頼性情報と前記評価の信頼性情報とを比較し、第2の評価用パラメータを適用して判定した結果である総合的な信頼性を出力する総合比較評価処理ステップとを備え、
前記会計処理支援システムの記憶部が、
前記認識処理で利用するための認識辞書と各種の認識用パラメータを記録した認識DBと、
前記認識処理における各処理過程の処理状況をその都度記録し、処理状況を評価するための指標となる評価用パラメータを格納するための評価DBであって、
各処理過程の処理状況に基づいて、全体としての処理状況の信頼性を評価して「評価の信頼性情報」を生成するための第1の評価用パラメータと、前記「認識の信頼性情報」及び前記「評価の信頼性情報」を比較し総合評価を行うための第2の評価用パラメータとを記録した、評価DBと、を備え、
前記認識処理ステップは、
前処理過程における処理の状況を前処理情報として出力し、
文字認識処理における処理の状況を文字認識処理情報として出力し、
原始証憑の特性に応じた認識結果の解析処理の状況を解析処理情報として出力し、
認識処理全体としての信頼性を前記「認識の信頼性情報」として出力し、
前記評価処理ステップは、
前記前処理情報と文字認識処理情報と解析処理情報の各処理情報を構成する各要素情報に対し、前記第1の評価用パラメータを適用して各処理情報の基本評価の値を算出したうえで、特定の処理情報の基本評価の値が他の処理情報のものより著しく低い場合に前記他の基本評価の値が所定以上あっても評価を下げる調整を行って前記「評価の信頼性情報」を生成し、
前記総合比較評価処理ステップは、
前記認識の信頼性情報と、前記評価の信頼性情報とを比較し、当該比較結果に対し前記第2の評価用パラメータを適用して総合的な信頼性を出力することを特徴とする会計データ入力支援方法。 - 請求項10の会計データ入力支援方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする会計データ入力支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017803A JP6528147B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 会計データ入力支援システム、方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014017803A JP6528147B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 会計データ入力支援システム、方法およびプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015146075A JP2015146075A (ja) | 2015-08-13 |
JP6528147B2 true JP6528147B2 (ja) | 2019-06-12 |
Family
ID=53890282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014017803A Active JP6528147B2 (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 会計データ入力支援システム、方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6528147B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11265435B2 (en) | 2020-03-26 | 2022-03-01 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus for re-executing processing for not successfully acquired, information processing system, and non-transitory computer readable medium |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019045932A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 処理装置、処理システム、処理方法および処理プログラム |
JP6965761B2 (ja) * | 2018-01-11 | 2021-11-10 | 株式会社リコー | 連携システム、情報処理装置、情報登録方法、プログラム |
WO2019146117A1 (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-01 | ファーストアカウンティング株式会社 | 仕訳要素解析装置、会計処理装置、仕訳要素解析方法、仕訳要素解析プログラム |
JP6981671B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2021-12-15 | ファーストアカウンティング株式会社 | 仕訳要素解析装置、会計処理装置、仕訳要素解析方法、仕訳要素解析プログラム |
WO2019234865A1 (ja) * | 2018-06-06 | 2019-12-12 | 株式会社Pfu | 検査装置、制御方法及び制御プログラム |
JP6635563B1 (ja) * | 2018-07-09 | 2020-01-29 | ファーストアカウンティング株式会社 | 仕訳要素解析装置、会計処理システム、仕訳要素解析方法、仕訳要素解析プログラム |
JP2020086975A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 辻・本郷税理士法人 | 通帳変換装置、通帳変換システム及びプログラム |
JP2020086974A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 辻・本郷税理士法人 | 通帳変換装置、通帳変換システム及びプログラム |
WO2020255361A1 (ja) * | 2019-06-20 | 2020-12-24 | ファーストアカウンティング株式会社 | 会計処理システム、会計処理方法、会計処理プログラム |
JP7439458B2 (ja) * | 2019-10-29 | 2024-02-28 | 株式会社リコー | プログラム、方法、及び情報処理システム |
JP7452059B2 (ja) | 2020-02-12 | 2024-03-19 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP7452060B2 (ja) | 2020-02-12 | 2024-03-19 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP6732325B1 (ja) * | 2020-04-21 | 2020-07-29 | ファーストアカウンティング株式会社 | 会計処理システム、会計処理方法、会計処理プログラム |
US20230297328A1 (en) * | 2020-07-20 | 2023-09-21 | Sony Group Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and information processing program |
JP7085605B2 (ja) * | 2020-10-30 | 2022-06-16 | みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 | モデル評価システム、モデル評価方法及びモデル評価プログラム |
WO2022254560A1 (ja) * | 2021-05-31 | 2022-12-08 | 株式会社KPMG Ignition Tokyo | 光学文字認識により生成されるテキストデータを用いたデータマッチング |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05182014A (ja) * | 1991-12-28 | 1993-07-23 | Ricoh Co Ltd | 文字認識方法 |
JP3469375B2 (ja) * | 1995-11-13 | 2003-11-25 | 株式会社リコー | 認識結果の確信度決定方法及び文字認識装置 |
JP5674615B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-02-25 | 株式会社日立情報通信エンジニアリング | 文字認識装置及び文字認識方法 |
-
2014
- 2014-01-31 JP JP2014017803A patent/JP6528147B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11265435B2 (en) | 2020-03-26 | 2022-03-01 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Information processing apparatus for re-executing processing for not successfully acquired, information processing system, and non-transitory computer readable medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015146075A (ja) | 2015-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6528147B2 (ja) | 会計データ入力支援システム、方法およびプログラム | |
US11151369B2 (en) | Systems and methods for classifying payment documents during mobile image processing | |
US10783367B2 (en) | System and method for data extraction and searching | |
US11170248B2 (en) | Video capture in data capture scenario | |
US9342741B2 (en) | Systems, methods and computer program products for determining document validity | |
US9552516B2 (en) | Document information extraction using geometric models | |
US20160379186A1 (en) | Element level confidence scoring of elements of a payment instrument for exceptions processing | |
JP2015118488A (ja) | 会計データ入力システム、方法、およびプログラム | |
US10482323B2 (en) | System and method for semantic textual information recognition | |
CN110785773A (zh) | 票据识别系统 | |
US20220292861A1 (en) | Docket Analysis Methods and Systems | |
US10049350B2 (en) | Element level presentation of elements of a payment instrument for exceptions processing | |
WO2022103564A1 (en) | Fraud detection via automated handwriting clustering | |
US20230334889A1 (en) | Systems and methods for spatial-aware information extraction from electronic source documents | |
JP6302317B2 (ja) | 帳票フォーマット情報登録方法及びシステム並びにプログラム | |
JP4356908B2 (ja) | 財務諸表自動入力装置 | |
CN111213157A (zh) | 一种基于智能终端的快递信息录入方法及录入系统 | |
US11875109B1 (en) | Machine learning (ML)-based system and method for facilitating correction of data in documents | |
Bogahawatte et al. | Online Digital Cheque Clearance and Verification System using Block Chain | |
JP2006252575A (ja) | 財務諸表自動入力装置及び財務諸表自動入力方法 | |
US20230140357A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory storage medium | |
EP4318413A1 (en) | Machine learning (ml)-based system and method for correcting image data | |
CN115761745A (zh) | 票据数据的识别方法及装置、电子设备、存储介质 | |
CN117831052A (zh) | 金融表单的识别方法及其装置、电子设备及存储介质 | |
CN116563869A (zh) | 页面图像文字处理方法、装置、终端设备和可读存储介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170106 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190305 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190327 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6528147 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |