JP4747924B2 - エンボス加工装置、エンボス加工方法、エンボス加工用成型型の組合せ及びシート状の基材 - Google Patents

エンボス加工装置、エンボス加工方法、エンボス加工用成型型の組合せ及びシート状の基材 Download PDF

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Description

本発明は、エンボス加工装置、エンボス加工方法、エンボス加工用成型型の組合せ及びエンボス加工されたシート状の基材に関する。
一般に、包装材料等のシート状の基材に対し、型押しによるエンボス加工を行うエンボス加工装置が知られている。このエンボス加工装置は、雄型と雌型との間にシート状の基材を搬送し、凸部を有する雄型の金属板とその凸部に対応する凹部を有する雌型の金属板でシート状の基材を挟んで圧力を加え、このシート状の基材に文字や図形等の模様を浮き立たせる加工手法である(例えば、特許文献1参照)。このようなエンボス加工装置は、雌型と雄型とがそれぞれ円筒形に形成され、これらの両型の間にシート状の基材を通すとともに、これら雄型と雌型とを噛み合わせながら回転させることにより、エンボス加工する手法が一般的に行われている。
このようにしてシート状の基材1に加工された突部2は、図8に示すように表裏両面に急峻な曲面3が形成される。
特開平5−162722号公報
ところで、従来のエンボス加工装置により加工された突部2は、図8に示すように表裏両面に急峻な曲面3が形成されているので、この急峻な曲面3の起点となる部分にエッジ部4が形成されることになる。このエッジ部4は、突部2の意匠的効果及び美観効果を損なうとともに、手触り感も悪いという問題がある。また、エッジ部4が形成されたシート状の基材1を包装容器に形成し、この包装容器に内容物を装填した場合には、エッジ部4に内容物が当接することで、内容物によっては不具合が発生することもある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、シート状の基材に形成される突部の意匠的効果及び美観効果を高めるともに、手触り感が良好となるシート状基材のエンボス加工装置、エンボス加工用成型型の組合せ、シート状基材のエンボス加工方法、エンボス加工されたシート状の基材を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の請求項1のエンボス加工装置は、シート状の基材をエンボス加工するエンボス加工装置であって、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、前記雄型と前記雌型を相対的に移動させて前記雄型と前記雌型を噛み合わせる移動手段とを備え、前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置することを特徴とする。
この発明によれば、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、この雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型との間にシート状の基材を設置し、雄型と雌型とでシート状の基材を挟み込み、噛み合わせることにより、シート状の基材に滑らかに傾斜した傾斜状突部を形成することができる。このようにしてシート状の基材に形成された傾斜状突部は、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる。
請求項2のエンボス加工方法は、シート状の基材をエンボス加工するエンボス加工方法であって、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、を用い、前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置し、前記雄型と前記雌型とを噛み合わせることによりエンボス加工することを特徴とする。
この発明によれば、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、この雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型との間にシート状の基材を設置し、雄型と雌型とでシート状の基材を挟み込み、噛み合わせることにより、このシート状の基材に滑らかに傾斜した傾斜状突部を形成することができる。このようにしてシート状の基材に形成された傾斜状突部は、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる。
請求項3のエンボス加工用成型型の組合せは、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、からなることを特徴とする。
この発明によれば、雌型の凹部底面に傾斜面を形成するだけでシート状の基材に滑らかに傾斜した傾斜状突部を形成することができるので、雄型に傾斜面を形成する必要がなくなり、雄型を容易に成形することができる。
請求項4のシート状の基材は、エンボス加工されたシート状の基材であって、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、を用い、前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置し、前記雄型と前記雌型とを噛み合わせることによりエンボス加工されたことを特徴とする。
この発明によれば、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、この雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型との間にシート状の基材を設置し、雄型と雌型とでシート状の基材を挟み込み、噛み合わせることにより、このシート状の基材に滑らかに傾斜した傾斜状突部を形成することができる。このようにしてシート状の基材に形成された傾斜状突部は、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる。
請求項5のシート状の基材は、請求項4に記載のシート状の基材であって、前記エンボス加工された突部は、表裏に滑らかな曲面からなる傾斜状突部に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、突部は、表裏に滑らかな曲面からなる傾斜状突部に形成されているので、シート状の基材の表裏両面の手触り感を一段と良好にすることができる。
本発明のエンボス加工装置によれば、先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、この雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型とでシート状の基材を挟み込み、噛み合わせることにより、シート状の基材に滑らかに傾斜した傾斜状突部を形成することができる。このようにしてシート状の基材に形成された傾斜状突部は、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる。本発明に係るエンボス加工方法、エンボス加工用成型型の組合せ、エンボス加工されたシート状の基材によっても、同様の効果が得られる。
以下に、本発明の実施形態に係るエンボス加工装置、エンボス加工方法、エンボス加工用成型型の組合せ及びエンボス加工されたシート状の基材について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではない。
図1は本発明に係るエンボス加工装置の一実施形態を示す概略図、図2は本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態を示す拡大断面図、図3は本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態の一部を示す拡大断面図、図4は本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態によりエンボス加工されたシート状の基材を示す拡大断面図、図5は比較例のエンボス加工用成型型の一部を示す拡大断面図、図6は本発明に係るエンボス加工装置の一実施形態によりエンボス加工されたシート状の基材を示す展開図、図7は図6のシート状の基材から作製された包装容器を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態のシート状の基材30をエンボス加工(型押し)するエンボス加工装置10は、シート状の基材30が水平状態に載置され、先端が水平面11aに形成された凸部11が略平行に複数配列された雄型12と、この雄型12を保持する雄型保持部13と、この雄型保持部13に保持された雄型12を矢印で示すように上下動させる移動手段としての上下駆動機構14と、雄型保持部14に保持された雄型12の上下移動範囲内に設置された基台15と、この基台15に設置され、雄型12の凸部11と噛み合う凹部16が複数形成され、これらの凹部16底面にそれぞれ傾斜面17が形成された雌型18と、この雌型18を保持する雌型保持部19とを備えている。
なお、本実施形態では、上下駆動機構14により雄型12を上下動させるようにしたが、雌型18のみを上下動させるようにしてもよく、あるいは雄型12及び雌型18の双方を上下動させるようにしてもよい。
雄型12と雌型18は、それぞれ凸部11、凹部16が形成されていることにより、図2に示すように互いに噛み合い、シート状の基材30に滑らかな曲面からなる傾斜状突部31がエンボス加工されるようになっている。
雄型12の寸法を図3に基づいて詳細に説明する。雄型12における凸部11の幅W1は、基材30の突部31の幅に対応することから、通常、10〜100mm程度とされ、好ましくは10〜30mm程度とされる。雄型12における凸部11の高さH1は、基材30の突部31の高さに対応することから、通常、0.5〜1.5mm程度とされ、好ましくは0.7〜0.8mm程度とされる。
次いで、雌型18の寸法について詳細に説明する。凹部16の幅W2は、基材30の裏面の凹部32の幅に対応することから、通常、10〜100mm程度とされ、好ましくは10〜30mm程度とされる。凹部16底面に傾斜面17が形成され、基材30の裏面の凹部32の深さに対応することから、浅い部分の深さH2は、通常、0.5〜1.5mm程度とされ、好ましくは0.6〜0.8mm程度とされる。深い部分の深さH3は、通常、0.6〜1.6mm程度とされ、好ましくは0.7〜0.9mm程度とされる。そして、浅い部分の深さH2と深い部分の深さH3との差が0.05〜0.15mm(本実施形態では0.1mm)とされる。
雄型12、雌型18の材質は、使用する基材30のエンボス加工に適する程度に硬度を有していれば、それぞれ限定されず、同じ種類の材質を用いてもよいし、異なる種類の材質を用いてもよい。なお、それぞれの雄型12、雌型18の材質としては、例えば、真ちゅう、マグネシウム、銅、鉄、ジュラルミン、アルミニウム、ナイロン、ベークライト等が用いられる。
また、図1中の矢印に示すように上述の上下駆動機構14は、雄型12を上下動させ、この雄型12と雌型18とを噛み合わせるように駆動する。雄型12及び雌型18は、シート状の基材30を挟んで噛み合わせ、図1に示す状態から図2に示す状態とすることにより、基材30にエンボス加工を施して図4に示すようにシート状の基材30の表裏両面に滑らかな曲面からなる傾斜状突部31を形成することができる。
図1における雄型保持部13は、少なくとも基材30を設置してエンボス加工ができるようになっていれば特に限定されないが、当該基材30を所定の位置に導けるように位置決め部材13a等が設けられていてもよい。また、基台15には、その他に基材30を搬送させる搬送手段を配備していてもよい。
このようなエンボス加工装置10は、たばこや菓子等の包装容器40の内容物充填機の一部として設けられていてもよい。上述した本実施形態のエンボス加工装置10や本実施形態のエンボス加工成型型の組合せ等により、本実施形態のエンボス加工方法を実現することができる。
本実施形態の基材30としては、シート状のものであれば特に限定されないが、主として紙材のシートが用いられる。基材30用の紙材としては、コートボール、カード紙、アイボリー等が用いられ、その秤量値は190〜400g/m程度、厚さは200〜550μm程度である。基材30の他の材質としては、プラスチック材、加工紙等を用いることもできる。この基材30としては、種となる紙等の材料に絵柄や内容物の品質表示等が印刷されたもの等が用いられる。基材30は、通常、一枚のシート状材料となる。
次に、シート状の基材30は、次のようにしてエンボス加工される。
まず、シート状の基材30は、図示しない搬送機構により基台15に搬送されて所定位置に載置され、位置決め部材15aにより所定位置に位置決めされる。すなわち、シート状の基材30は、基台15上における雄型12の上下移動範囲内に設置される。
次いで、雄型12を保持する雄型保持部13が図1中の矢印に示すように上下駆動機構14により上下動される。このとき、雄型12及び雌型18によりシート状の基材30を挟み込んで噛み合わせ、図1に示す状態から図2に示す状態とすることにより、基材30にエンボス加工を施して図4に示すようにシート状の基材30の表裏両面に滑らかな曲面からなる傾斜状突部31を形成することができる。このようなエンボス加工が繰り返し行われる。
ここで、雄型12及び雌型18によりシート状の基材30を挟み込んで噛み合わせる際、シート状の基材30に対する雄型12の加圧力は、雌型18の凹部16の傾斜面17に沿って徐々に弱くなることにより、シート状の基材30に表裏に滑らかな曲面からなる傾斜状突部31を形成することができる。
他方、図5に示す比較例のように雄型20の凸部21の先端に傾斜面21aを形成するとともに、雌型22の凹部23の底面を平坦面23aに形成してエンボス加工した場合には、シート状の基材30に形成された傾斜状突部がシート状の基材30の弾性により急激復元して傾斜状突部が形成されないことになる。これは、本実施形態のようにシート状の基材30に対する雄型20の加圧力は、凸部21の傾斜面21aに沿って徐々に弱くなるという現象が発生しないことに起因する。
そして、エンボス加工されたシート状の基材30は、次の組立工程に図示しない搬送機構により搬送される。
この組立工程では、上記のようにエンボス加工されたシート状の基材30は、折れ線等に沿って所定の位置が折られ、所定の位置が貼り付けられて、図7に示す包装容器40に組み立てられる。
なお、以下の説明においては、図6及び図7に示すように包装容器40(基材30)における下前面板34に対して底面板35を有する側を下側とし、この状態で下前面板34を見たときに左側となる側を左側、右側となる側を右側とする。
具体的に、基材30は、図6に示すように、下前面板34と、この下前面板34に折れ線aを介して下側に連接される底面板35と、この底面板35に折れ線bを介して下側に連接される背面板36と、この背面板36に折れ線cを介して下側に連接される上面板37と、この上面板37に折れ線dを介して下側に連接される上前面板38と、下前面板34の上側(外側)に接着される開封片39とを備えている。ここで、下前面板34及び背面板36には、エンボス加工された傾斜状突部31が形成されている。
下前面板34には、その両側に別にエンボス加工された凹部31aを介して下前面左側片34a及び下前面右側片34bが連接されている。また、背面板36には、その両側にエンボス加工された凹部31を介して背面左側片36a及び背面右側片36bが連接されている。さらに、上前面板38には、その両側に別にエンボス加工された凹部31aを介して上前面左側片38a及び上前面右側片38bが連接されている。このうち、背面板36の背面左側片36aは、その上下に左上フラップ36c、左下フラップ36d、背面板36の背面右側片36bは、その上下に右上フラップ36e、右下フラップ36fがそれぞれ連接されている。
基材30において各折れ線a〜dにより折り、各凹部31aを直線に沿って曲げて、フラップ36c、36d、36e、36fを折り込み、フラップ36c、36eを底面板35に接着し、フラップ36d、36fを上面板37に接着する。そして、背面板36の背面左側片36aに下前面板34の下前面左側片34a及び上前面板38の上前面左側片38aを接着し、背面板36の背面右側片36bに下前面板34の下前面右側片34b及び上前面板38の上前面右側片38bを接着することにより、図5に示す包装容器40が完成する。このとき、上記各接着に用いる接着剤は従来公知のものが用いられる。
下前面板34の上側には、破線状で略U字型の切断線34dが設けられており、この切断線34dで囲まれた部分に開封片39を接着する。すると、使用者が包装容器40を開封する際に開封片39を下前面板34から剥がすことにより、切断線34が切り離され、切断線34dで囲まれた部分の下前面板34が開封片39に接着して一緒に上がり、包装容器40を開封しやすくするとともに、包装容器40が一度開封されたか否かが一目で分かる。また、包装容器40において上前面板38を有する片41を開けられるように、背面板36の背面右側片36a、背面左側片36bに切断線36g、36hが設けられている。包装容器40の開封時にこれらの切断線36g、36hを繋ぐ折れ線36iが折られて、使用者は包装容器40の内容物を取り出すことができる。
上述の方法によりエンボス加工がされた基材30を組み立てた後の包装容器40は、図7に示すように、通常、略直方体形状であり、複数の直線状にエンボス加工された部分がカーブした状態で所定位置が貼り合わせられている。包装容器40が略直方体形状となる場合の各辺の比は、特に限定されず、用途に合わせて適宜設定される。包装容器40の大きさも、特に限定されないが、図7に示すように、直方体の各辺を縦L3、横W3、高さH3、とすると、通常、縦L3:10〜100mm程度、横W3:50〜200mm程度、高さH3:50〜200mm程度である。また、包装容器40の内容物をたばことする場合に、その大きさは、縦L3:15〜25mm程度、横W3:50〜60mm程度、高さH3:85〜110mm程度とすることが好ましい。
このように本実施形態によれば、先端が水平面11aに形成された凸部11を有する雄型12と、この雄型12の凸部11と噛み合う凹部16底面に傾斜面17が形成された雌型18とでシート状の基材30を挟み込み、噛み合わせることにより、このシート状の基材30に滑らかに傾斜した傾斜状突部31を形成することができる。このようにしてシート状の基材30に形成された傾斜状突部31は、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる。
また、このような傾斜状突部31が形成されたシート状の基材30から包装容器40を作製した場合には、意匠的効果及び美観効果が高められるとともに、手触り感を良好にすることができる他、その内容物が滑らかに傾斜した傾斜状突部31に当接することとなり、内容物に不具合を発生させることを未然に防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態のエンボス加工方法によりエンボス加工がなされた基材30は、表裏に滑らかな曲面からなる傾斜状の突部31が形成されたものに広く用いることができ、図7等に示した略直方体形状の容器40に限定されない。
また、上記実施形態では、雌型18に対して雄型12を移動させてエンボス加工を行うようにしたが、逆に雄型12に対して雌型18を移動させてエンボス加工を行うようにしてもよい。要するに、雄型12と雌型18とを相対的に移動させるようにすればよい。
さらに、包装容器40の内容物も、特に限定されないが、通常、たばこ、菓子、食品等である。
本発明に係るエンボス加工装置の一実施形態を示す概略図である。 本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態を示す拡大断面図である。 本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態の一部を示す拡大断面図である。 本発明に係るエンボス加工用成型型の一実施形態によりエンボス加工されたシート状の基材を示す拡大断面図である。 比較例のエンボス加工用成型型の一部を示す拡大断面図である。 本発明に係るエンボス加工装置の一実施形態によりエンボス加工されたシート状の基材を示す展開図である。 図6のシート状の基材から作製された包装容器を示す斜視図である。 従来のエンボス加工用成型型によりによりエンボス加工されたシート状の基材を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 エンボス加工装置
11 凸部
11a 水平面
12 雄型
13 雄型保持部
14 上下駆動機構(移動手段)
15 基台
16 凹部
17 傾斜面
18 雌型
19 雌型保持部
30 シート状の基材
31 シート状の基材の傾斜状突部
32 シート状の基材の凹部
40 包装容器

Claims (5)

  1. シート状の基材をエンボス加工するエンボス加工装置であって、
    先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、
    前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、
    前記雄型と前記雌型を相対的に移動させて前記雄型と前記雌型を噛み合わせる移動手段とを備え、
    前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置することを特徴とするエンボス加工装置。
  2. シート状の基材をエンボス加工するエンボス加工方法であって、
    先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、
    前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、を用い、
    前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置し、前記雄型と前記雌型とを噛み合わせることによりエンボス加工することを特徴とするエンボス加工方法。
  3. 先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、
    前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、からなることを特徴とするエンボス加工用成型型の組合せ。
  4. エンボス加工されたシート状の基材であって、
    先端が水平面に形成された凸部を有する雄型と、
    前記雄型の凸部と噛み合う凹部底面に傾斜面が形成された雌型と、を用い、
    前記雄型と前記雌型との間に前記シート状の基材を設置し、前記雄型と前記雌型とを噛み合わせることによりエンボス加工されたことを特徴とするシート状の基材。
  5. 請求項4に記載のシート状の基材であって、
    前記エンボス加工された突部は、表裏に滑らかな曲面からなる傾斜状突部に形成されていることを特徴とするシート状の基材。
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