JP4747155B2 - メモリ制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、主電源停電時においてもバックアップ電源でメモリのデータを保持するためのバックアップ制御機能を有するメモリ制御システムに係り、特に、シンクロナスDRAM(SDRAM)のセルフリフレッシュ機能を活用してメモリのバックアップを実現するためのメモリ制御システムに関する。
主電源停電時においてもバッテリなどのバックアップ電源によってメモリ内のデータを保持するメモリバックアップは、従来から多様なシステムに適用されている。特に、バックアップ対象となるデータの量が比較的多い場合や電源投入後のシステム初期化時間を短縮したい場合には、主メモリであるシンクロナスSDRAM(SDRAM)をバックアップ対象とする場合が多い。
SDRAMは、コンデンサ素子にデータを記憶させるため、バックアップ電源によって電力を供給するだけでなく、記憶内容をリフレッシュさせる必要がある。最近のSDRAMは、外部からのリフレッシュコマンド入力を必要としないセルフリフレッシュ機能を有している。このセルフリフレッシュ機能は、メモリアクセスをより一層高速化させるダブルデータレートSDRAM(DDR−SDRAM)などにおいても、同様にサポートされている。したがって、SDRAMのバックアップ方式としては、セルフリフレッシュ機能を活用したバックアップが広く使われている(例えば、特許文献1参照。)。
本従来例においては、セルフリフレッシュ機能を備えたSDRAMと、メモリコントローラを内蔵した制御手段と、主電源及びバックアップ電源の監視結果に応じてSDRAMをセルフリフレッシュモードに切り替える外付け回路とを備えている。外付け回路は、セルフリフレッシュコマンドを発行するためのレジスタを内蔵している。
主電源が停電する場合は、制御手段がこのレジスタをセットする。その後、メモリコントローラがSDRAMにリフレッシュコマンドを発行すると、外付け回路は、コマンド発行と同時に、クロックイネーブルCKE信号をLowにし、SDRAMをセルフリフレッシュモードに切り替える。その後は、バックアップ電源が、SDRAM及び外付け回路のみに電力を供給し、制御手段への電力供給を停止する。
主電源は、復電(return to service)した場合に、直ちに制御手段への電力供給を再開する。その結果、外付け回路は、CKE信号をHighにし、SDRAMをセルフリフレッシュモードから解除する。
特開2001−202165号公報(明細書第2頁 図1)
本従来例においては、主電源が復電した場合に、制御手段への電力供給を再開するとともに、CKE信号をHighにし、SDRAMをセルフリフレッシュモードから解除している。
しかし、制御手段のパワーオンリセットが解除され、さらに、メモリコントローラが初期化されるまで、その後のオートリフレッシュは実行されない。
SDRAMの規格によれば、セルフリフレッシュモードから解除されてから約7.8μ秒又は約15.6μ秒以内にオートリフレッシュを開始しなければならない。上記従来例などにおいては、制御手段の初期化時間に非常に厳しい要求が課されてしまう。
また、バックアップ電源による電力供給をSDRAM及び外付け回路に限定して低消費電力化している。しかし、FPGAなどで実現される外付け回路の規模が大きく、より一層消費電力を削減することは困難であった。
さらに、セルフリフレッシュコマンドを発行するための制御手段と外付け回路との協調が必要となり、外付け回路の付加によりSDRAMインタフェース信号の負荷容量が増大するので、SDRAMの高速動作が制限される。
本発明が解決しようとする課題は、従来よりもバックアップ処理を容易にするとともに、バックアップ時の消費電力を削減し、SDRAMを高速動作させることにある。
上記課題を解決するために、本発明のメモリ制御システムは、プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択することを特徴とする。
この場合において、前記メモリコントローラが、前記SDRAMがバックアップ状態でないことを検知した場合には、システムパワーオン後又はリセット解除後から前記SDRAMのクロックを有効にし、前記SDRAMがバックアップ状態であることを検知した場合には、システムパワーオン後も前記SDRAMのクロックを無効にし、前記プロセッサからの要求を検知すると前記SDRAMのクロックを有効にすることができる。
また、これに代えて、前記メモリコントローラが、前記SDRAMへのコマンドを発行するとともに前記SDRAMのクロックイネーブルCKE信号の元になるCKE元信号を生成するSDRAM制御手段と、前記プロセッサMPUによりセットされるCKEセットフラグと、前記電源監視手段からの通知と前記CKE元信号と前記CKEセットフラグとに基づいて前記SDRAMのクロックイネーブルCKE信号を生成するCKE信号生成手段とを備えることができる。
さらに、前記メモリコントローラが、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記メモリコントローラが、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記メモリコントローラが、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらにSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグとを備え、前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
さらにまた、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらにSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記メモリコントローラが、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらに前記プロセッサMPUからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグとを備え、前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記メモリコントローラが、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらに前記メモリコントローラからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
また、前記電源監視手段が、前記主電源停電時における前記バックアップ電源の電圧低下を検知したら、前記SDRAMが非バックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。また、前記電源監視手段が、前記MPUからの要求により前記SDRAMがバックアップ状態又は非バックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知する構成とすることができる。
本発明によれば、従来よりもバックアップ処理を容易にするとともに、バックアップ時の消費電力を削減し、SDRAMを高速動作させることができる。
次に、図1ないし図12を参照して、本発明によるメモリ制御システムの実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明によるメモリ制御システムの実施形態1の系統構成を示すブロック図である。本メモリ制御システムは、SDRAMコントローラ1と、マイクロプロセッサMPU2と、シンクロナスDRAM(SDRAM)3と、電源監視手段4と、リードオンリメモリROM5とを有している。
ROM5は、電源復電時のシステム初期化プログラム,電源停電時のシステム終了プログラムなどを格納している。
電源監視手段4は、ここでは図示していない主電源及びバックアップ電源の状態を監視する。電源監視手段4は、主電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、電源停電と判断し、ノンマスカラブルインタラプトNMI_信号40をアクティブLowにし、MPU2に通知する。また、電源監視手段4は、電源復電時に、SDRAMコントローラ1が初期化完了信号INIT101をアクテイブHighにしたことを検知し、DRAMバックアップBUP信号41をアクティブHighにする。
さらに、電源監視手段4は、主電源が遮断状態でかつSDRAM3がバックアップ電源によるバックアップ状態にある時に、バックアップ電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、バックアップ喪失と判断し、BUP信号41を非アクティブLowにする。
SDRAMコントローラ1は、MPU2からSDRAM3へのアクセスとSDRAM3の初期化とSDRAM3のリフレッシュとを制御する。SDRAMコントローラ1は、SDRAM3を制御するSDRAM制御手段10と、SDRAM3のクロックイネーブルCKE信号110を生成するCKE信号生成手段11と、内部レジスタであるSDRAM設定レジスタINITSET12,リフレッシュ間隔設定レジスタREF13,セルフリフレッシュ制御レジスタSELF14,クロックイネーブルセットレジスタCKESET15とを有する。内部レジスタ12〜15は、それぞれバス20を介して、MPU2から書込み/読出しが可能である。
SDRAM制御手段10は、バス20経由で送られるMPU2のメモリアクセス要求や内部レジスタ12〜15の設定に応じて、SDRAM3のアドレス,コマンド信号102,クロックイネーブル元CKE_S信号100を出力し、データ103を送受信する。
INITSET12は、SDRAM3の各種コマンドインターバルやアドレスビット幅を設定するレジスタである。MPU2がINITSET12を設定すると、SDRAM制御手段10は、INITSET12の設定値を参照し、SDRAM3の初期化を実行する。SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化を完了すると、INIT信号101をLowからHighに切り替える。
REF13は、SDRAM3のオートリフレッシュ間隔を設定するレジスタである。MPU2がREF13を設定すると、SDRAM制御手段10は、設定された間隔で定期的にオートリフレッシュコマンドを発行する。
SELF14は、セルフリフレッシュコマンドを発行するレジスタである。MPU2がSELF14をセットすると、SDRAM制御手段10は、CKE_S信号100を非アクティブLowにするとともに、セルフリフレッシュコマンドを発行する。
CKESET15は、SDRAM3のCKE信号110のアクティブ/非アクティブを選択するレジスタである。CKE信号生成手段11は、CKESET15とBUP信号41とCKE_S信号100との状態に基づき、CKE信号110のHigh/Lowを決定する。
本メモリ制御システムにおいて、主電源停電時にバックアップ電源から電力を供給する部分は、点線6で囲まれたSDRAM3と電源監視手段4に限定される。バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラ1には、バックアップ電源から電力を供給する必要はない。
本メモリ制御システムは、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールを1つのチップに内蔵したシステムLSIの形で実現してもよい。又は、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールとさらにSDRAM3を1つのパッケージに内蔵したマルチチップモジュールの形で実現してもよい。
図2は、CKE信号生成手段11が出力するCKEのレベルを示す図表である。すなわち、CKE信号生成手段11が出力するCKE信号110のHigh/Lowレベルを示す図表である。
CKE信号110のレベルは、上記の通り、CKE_S信号100とBUP信号41とCKESET15との3つによって決まる。
CKE_S信号100がLowの場合、BUP信号41とCKESET15の状態に関係無く、CKE信号110は、Lowになる。この場合は、セルフリフレッシュコマンド発行及びその後のセルフリフレッシュ状態に該当する。
CKE_S信号100がHighで、BUP信号41がLowの場合、CKESET15の状態に関係無く、CKE信号110は、Highになる。この場合は、SDRAM3がバックアップ状態でなく、すなわち、BUP信号41がLowのままで、電源復電時の状態に該当する。
CKE_S信号100がHighで、BUP信号41がHighの場合、CKESET15が0の初期状態であれば、CKE信号110は、Lowになる。この場合は、SDRAM3がバックアップ状態であり、すなわち、BUP信号41がHighであり、電源復電時の状態に該当する。
一方、CKESET15が1であり、すなわち、MPU2がセットであれば、CKE信号110は、Highになる。この場合は、SDRAM3がバックアップ状態であり、すなわち、BUP信号41がHighであり、電源復電時のセルフリフレッシュ解除に該当する。
図3は、電源復電時にMPU2が実行するSDRAM初期化プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。
SDRAM3がバックアップ状態であるかないか、すなわち、BUP信号41がHighかLowかに関わらず、SDRAM初期化プログラムの基本処理手順は同じである。
まず、CKESET15をセットする(3010)。SDRAM3がバックアップ状態であり、BUP信号41がHighであれば、この時にCKE信号110がLowからHighになり、セルフリフレッシュが解除される。
次に、INITSET12を設定し(3020)、SDRAM3の初期化を開始する。
REF13を設定し(3030)、SDRAM3の初期化が完了した直後からオートリフレッシュが所定間隔で実行されるようにする。
図4は、4バーストライト実行中にセルフリフレッシュ制御レジスタSELF14のセットによって実行されるSELFコマンドの発行処理手順を示すタイムチャートである。
MPU2からの書込みによってSELF14がT6で1に切り替わると、SDRAM制御手段10は、この例では4バーストライトを通常通り実行し、その後全バンクプリチャージコマンドを発行し(T9)、SDRAM3で規定された間隔をおいてSELFコマンドを発行する(T11)。
SDRAM制御手段10は、SELFコマンドの1クロックサイクル前にCKE_S信号100をHighからLowに切り替える。CKE生成手段10は、T10でCKE_S信号100がLowになったことを検知し、1クロックサイクル後のT11で、CKE信号110をHighからLowに切り替える。その結果、SDRAM3は、セルフリフレッシュ状態になる。
図5は、SDRAM3が非バックアップ状態である時に電源が復電しリセットが解除された後のSDRAM初期化処理手順を示すタイムチャートである。
SDRAM3が非バックアップ状態である場合は、電源投入前からBUP信号41がLowであり、かつ、電源投入とともにCKE_S信号100がHighになるため、CKE信号110は、電源投入直後からHighになる。したがって、SDRAM3が必要とする初期化前のアイドル期間(数百μ秒)よりも電源投入後のシステムリセット期間を長くすれば、SDRAM3の初期化が可能になる。
システムリセット解除後、MPU2は、任意のタイミングで図3に示したSDRAM初期化プログラムを実行する。まず、CKESET15がセットされる(T5)。次にINITSET12が設定される(T8)。SDRAM制御手段10がSDRAM初期化を開始する。SDRAM3の初期化は、最初にPALLコマンド発行(T9)、SDRAM3に応じて規定されているREFコマンド発行(T11とT17)と続き、最後にモードレジスタセット(MRS)コマンド(T23)の発行で終了する。SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化が完了すると、INIT信号101をLowからHighに切り替える(T25)。
また、SDRAM制御手段10は、REF13の設定(T11)によって、初期化完了直後からREFコマンドを所定間隔で発行する(T26)。
以上の処理手順で、SDRAM3の初期化とオートリフレッシュとが実現し、バックアップが可能な状態になる。
電源監視手段4は、INIT信号101がHighになったことを検知すると、任意のタイミングでBUP信号41をLowからHighに切り替える。
図6は、SDRAM3がバックアップ状態である時に電源が復電しリセットが解除された後のSDRAM初期化処理手順を示すタイムチャートである。
SDRAM3がバックアップ状態である場合は、電源投入前からBUP信号41がHighであり、かつ、CKESET15が0にクリアされているので、電源投入とともにCKE_S信号100がHighになっても、CKE信号110は、電源投入直後からLow状態を維持する。したがって、バックアップされたSDRAM3のセルフリフレッシュを任意のタイミングまで維持できる。
システムリセット解除後、MPU2は、任意のタイミングで図3に示したSDRAM初期化プログラムを実行する。まず、CKESET15がセットされて(T5)バックアップされたSDRAM3のセルフリフレッシュが解除される。次に、INITSET12が設定されて(T8)SDRAM制御手段10がSDRAM初期化を実行し、さらにREF13の設定(T11)により、初期化完了直後からREFコマンドを所定間隔で発行する(T26)。
したがって、SDRAM3のセルフリフレッシュが解除されてからオートリフレッシュを実行されるまでの期間は、SDRAM3の規定を十分満たす範囲に収まる。
(実施形態2)
図7は、本発明によるメモリ制御システムの実施形態2の系統構成を示すブロック図である。本実施形態2は、実施形態1にリセット手段7とANDゲート111とを追加した系統構成である。本メモリ制御システムは、SDRAMコントローラ1と、マイクロプロセッサMPU2と、シンクロナスDRAM(SDRAM)3と、電源監視手段4と、リードオンリメモリROM5と、リセット手段7と、ANDゲート111とを有している。
リセット手段7は、電源電圧の立上がりや立下り時にはLowレベルであり、電源安定時にはHighレベルとなるリセット信号71を出力する。
ANDゲート111は、CKE信号生成手段11が出力するCKE信号110とリセット手段7が出力するリセット信号71との論理積を演算し、SDRAM3のCKE端子に出力する。ANDゲート111には、主電源とバックアップ電源の両方から電力を供給する。
ROM5は、電源復電時のシステム初期化プログラム,電源停電時のシステム終了プログラムなどを格納している。
電源監視手段4は、ここでは図示していない主電源及びバックアップ電源の状態を監視する。電源監視手段4は、主電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、電源停電と判断し、ノンマスカラブルインタラプトNMI_信号40をアクティブLowにし、MPU2に通知する。また、電源監視手段4は、電源復電時に、SDRAMコントローラ1が初期化完了信号INIT101をアクテイブHighにしたことを検知し、DRAMバックアップ(BUP)信号41をアクティブHighにする。
さらに、電源監視手段4は、主電源が遮断状態でかつSDRAM3がバックアップ電源によるバックアップ状態にある時に、バックアップ電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、バックアップ喪失と判断し、BUP信号41を非アクティブLowにする。
SDRAMコントローラ1は、MPU2からSDRAM3へのアクセスとSDRAM3の初期化とSDRAM3のリフレッシュとを制御する。SDRAMコントローラ1は、SDRAM3を制御するSDRAM制御手段10と、SDRAM3のクロックイネーブルCKE信号110を生成するCKE信号生成手段11と、内部レジスタであるSDRAM設定レジスタINITSET12,リフレッシュ間隔設定レジスタREF13,セルフリフレッシュ制御レジスタSELF14,クロックイネーブルセットレジスタCKESET15とを有する。内部レジスタ12〜15は、それぞれバス20を介して、MPU2から書込み/読出しが可能である。
SDRAM制御手段10は、バス20経由で送られるMPU2のメモリアクセス要求や内部レジスタ12〜15の設定に応じて、SDRAM3のアドレス,コマンド信号102,クロックイネーブル元CKE_S信号100を出力し、データ103を送受信する。
INITSET12は、SDRAM3の各種コマンドインターバルやアドレスビット幅を設定するレジスタである。MPU2がINITSET12を設定すると、SDRAM制御手段10は、INITSET12の設定値を参照し、SDRAM3の初期化を実行する。SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化を完了すると、INIT信号101をLowからHighに切り替える。
REF13は、SDRAM3のオートリフレッシュ間隔を設定するレジスタである。MPU2がREF13を設定すると、SDRAM制御手段10は、設定された間隔で定期的にオートリフレッシュコマンドを発行する。
SELF14は、セルフリフレッシュコマンドを発行するレジスタである。MPU2がSELF14をセットすると、SDRAM制御手段10は、CKE_S信号100を非アクティブLowにするとともに、セルフリフレッシュコマンドを発行する。
CKESET15は、SDRAM3のCKE信号110のアクティブ/非アクティブを選択するレジスタである。CKE信号生成手段11は、CKESET15とBUP信号41とCKE_S信号100との状態に基づき、CKE信号110のHigh/Lowを決定する。
本メモリ制御システムにおいて、主電源停電時にバックアップ電源から電力を供給する部分は、点線6で囲まれたSDRAM3と電源監視手段4とANDゲート111とに限定される。バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラ1には、バックアップ電源から電力を供給する必要はない。
本メモリ制御システムは、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やリセット手段7やその他の図示していないモジュールを1つのチップに内蔵したシステムLSIの形で実現してもよい。又は、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やリセット手段7やその他の図示していないモジュールとさらにSDRAM3を1つのパッケージに内蔵したマルチチップモジュールの形で実現してもよい。
CKE信号生成手段11を含むSDRAMコントローラ1をC−MOSのLSIで実現した場合、電源電圧の立上りや立下り時にCKE信号110を安定させるための専用手段を省略したい場合がある。
そこで、本実施形態2においては、電源電圧の立上がりや立下り時にはLowレベルであり、電源安定時にはHighレベルとなるリセット手段7からのリセット信号71を使って、CKE信号110が不安定な期間は、SDRAM3のCKEをLowに固定する。
ANDゲート111は、CKE信号生成手段11が出力するCKE信号110とリセット手段7が出力するリセット信号71との論理積を演算し、信号112をSDRAM3のCKE端子に出力する。
その結果、電源電圧の立上りや立下り時にCKE信号110を安定させるための専用手段を設けなくても、安定したバックアップ機能を実現できる。
実施形態2の基本的な処理手順は、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
(実施形態3)
図8は、本発明によるメモリ制御システムの実施形態3の系統構成を示すブロック図である。本実施形態3は、実施形態1の電源監視手段4のDRAMバックアップ(BUP)信号41を出力する機能をSDRAMコントローラ1に内蔵したバックアップ状態フラグSBP16に持たせた系統構成である。
本メモリ制御システムは、SDRAMコントローラ1と、マイクロプロセッサMPU2と、シンクロナスDRAM(SDRAM)3と、電源監視手段4と、リードオンリメモリROM5とを有している。
本実施形態3のバックアップ状態フラグSBP16は、MPU2からバス20を介して読み書き可能なフラグである。SBP16は、SDRAMコントローラ1に内蔵されているが、電気的にはSDRAMコントローラ1の他の部分から分離されており、主電源及びバックアップ電源の両方から電力を供給される。
ROM5は、電源復電時のシステム初期化プログラム,電源停電時のシステム終了プログラムなどを格納している。
電源監視手段4は、ここでは図示していない主電源及びバックアップ電源の状態を監視する。電源監視手段4は、主電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、電源停電と判断し、ノンマスカラブルインタラプトNMI_信号40をアクティブLowにし、MPU2に通知する。また、電源復電時に、SDRAMコントローラ1内のSDRAM制御手段10が、SDRAM3の初期化完了後に初期化完了信号INIT101をアクテイブHighにすると、バックアップ状態フラグ(SBP)16がセットされ、出力信号160をアクティブHighにする。
SDRAMコントローラ1は、MPU2からSDRAM3へのアクセスとSDRAM3の初期化とSDRAM3のリフレッシュとを制御する。SDRAMコントローラ1は、SDRAM3を制御するSDRAM制御手段10と、SDRAM3のクロックイネーブルCKE信号110を生成するCKE信号生成手段11と、内部レジスタであるSDRAM設定レジスタINITSET12,リフレッシュ間隔設定レジスタREF13,セルフリフレッシュ制御レジスタSELF14,クロックイネーブルセットレジスタCKESET15とを有する。内部レジスタ12〜15は、それぞれバス20を介して、MPU2から書込み/読出しが可能である。
SBP16は、初期化完了信号INIT101に応じて、実施形態1のDRAMバックアップ(BUP)信号41と同様に、SDRAM3バックアップ状態であることを示すバックアップ信号160を出力する。SBP16には、主電源及びバックアップ電源の両方から電力を供給されるので、主電源停電時でも状態を保持できる。また、SDRAMコントローラ1がリセットされてもSBP16は、クリアされず状態を保持できる。
SDRAM制御手段10が、SDRAM3の初期化完了後にINIT信号101がLowからHighに遷移した時にSBP16がセットされる。
SDRAM制御手段10は、バス20経由で送られるMPU2のメモリアクセス要求や内部レジスタ12〜15の設定に応じて、SDRAM3のアドレス,コマンド信号102,クロックイネーブル元CKE_S信号100を出力し、データ103を送受信する。
INITSET12は、SDRAM3の各種コマンドインターバルやアドレスビット幅を設定するレジスタである。MPU2がINITSET12を設定すると、SDRAM制御手段10は、INITSET12の設定値を参照し、SDRAM3の初期化を実行する。SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化を完了すると、INIT信号101をLowからHighに切り替える。
REF13は、SDRAM3のオートリフレッシュ間隔を設定するレジスタである。MPU2がREF13を設定すると、SDRAM制御手段10は、設定された間隔で定期的にオートリフレッシュコマンドを発行する。
SELF14は、セルフリフレッシュコマンドを発行するレジスタである。MPU2がSELF14をセットすると、SDRAM制御手段10は、CKE_S信号100を非アクティブLowにするとともに、セルフリフレッシュコマンドを発行する。
CKESET15は、SDRAM3のCKE信号110のアクティブ/非アクティブを選択するレジスタである。CKE信号生成手段11は、CKESET15とSBP16の出力信号160とCKE_S信号100との状態に基づき、CKE信号110のHigh/Lowを決定する。
本メモリ制御システムにおいて、主電源停電時にバックアップ電源から電力を供給する部分は、点線6で囲まれたSDRAM3と電源監視手段4に限定される。バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラ1には、バックアップ電源から電力を供給する必要はない。
本メモリ制御システムは、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールを1つのチップに内蔵したシステムLSIの形で実現してもよい。又は、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールとさらにSDRAM3を1つのパッケージに内蔵したマルチチップモジュールの形で実現してもよい。
実施形態3の基本的な処理手順は、実施形態1及び実施形態2と同様なので、説明を省略する。
(実施形態4)
図9は、本発明によるメモリ制御システムの実施形態4の系統構成を示すブロック図である。本実施形態4は、実施形態1にSELFR信号104を追加した系統構成である。本メモリ制御システムは、SDRAMコントローラ1と、マイクロプロセッサMPU2と、シンクロナスDRAM(SDRAM)3と、電源監視手段4と、リードオンリメモリROM5とを有している。
SELFR信号104は、SDRAM制御手段10から電源監視手段4にSDRAMのセルフリフレッシュ遷移を通知するための信号である。
SDRAM制御手段10は、セルフリフレッシュコマンド発行と同時又はそれ以降に、SELFR信号104を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える。
ROM5は、電源復電時のシステム初期化プログラム,電源停電時のシステム終了プログラムなどを格納している。
電源監視手段4は、ここでは図示していない主電源及びバックアップ電源の状態を監視する。電源監視手段4は、主電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、電源停電と判断し、ノンマスカラブルインタラプトNMI_信号40をアクティブLowにし、MPU2に通知する。MPU2はNMI_信号40がアクティブLowに切り替わったことを検知すると、電源停電前に必要な処理を実行し、最後にSELF14をセットし、SDRAM3をセルフリフレッシュ状態にする。
また、電源監視手段4は、初期化完了信号INIT信号101がアクティブHighでかつSELFR信号104がアクティブHighに切り替わったことを検知し、DRAMバックアップ(BUP)信号41をアクティブHighにする。
さらに、電源監視手段4は、主電源が遮断状態でかつSDRAM3がバックアップ電源によるバックアップ状態にある時に、バックアップ電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、バックアップ喪失と判断し、BUP信号41を非アクティブLowにする。
SDRAMコントローラ1は、MPU2からSDRAM3へのアクセスとSDRAM3の初期化とSDRAM3のリフレッシュとを制御する。SDRAMコントローラ1は、SDRAM3を制御するSDRAM制御手段10と、SDRAM3のクロックイネーブルCKE信号110を生成するCKE信号生成手段11と、内部レジスタであるSDRAM設定レジスタINITSET12,リフレッシュ間隔設定レジスタREF13,セルフリフレッシュ制御レジスタSELF14,クロックイネーブルセットレジスタCKESET15とを有する。内部レジスタ12〜15は、それぞれバス20を介して、MPU2から書込み/読出しが可能である。
SDRAM制御手段10は、バス20経由で送られるMPU2のメモリアクセス要求や内部レジスタ12〜15の設定に応じて、SDRAM3のアドレス,コマンド信号102,クロックイネーブル元CKE_S信号100を出力し、データ103を送受信する。
INITSET12は、SDRAM3の各種コマンドインターバルやアドレスビット幅を設定するレジスタである。MPU2がINITSET12を設定すると、SDRAM制御手段10は、INITSET12の設定値を参照し、SDRAM3の初期化を実行する。
SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化を完了すると、INIT信号101を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える。
REF13は、SDRAM3のオートリフレッシュ間隔を設定するレジスタである。MPU2がREF13を設定すると、SDRAM制御手段10は、設定された間隔で定期的にオートリフレッシュコマンドを発行する。
SELF14は、セルフリフレッシュコマンドを発行するレジスタである。MPU2がSELF14をセットすると、SDRAM制御手段10は、CKE_S信号100を非アクティブLowにするとともに、セルフリフレッシュコマンドを発行し、SELFR信号104を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える。
CKESET15は、SDRAM3のCKE信号110のアクティブ/非アクティブを選択するレジスタである。CKE信号生成手段11は、CKESET15とBUP信号41とCKE_S信号100との状態に基づき、CKE信号110のHigh/Lowを決定する。
本メモリ制御システムにおいて、主電源停電時にバックアップ電源から電力を供給する部分は、点線6で囲まれたSDRAM3と電源監視手段4とに限定される。バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラ1には、バックアップ電源から電力を供給する必要はない。
本メモリ制御システムは、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5とSDRAM3とその他の図示していないモジュールを1つのチップに内蔵したシステムLSIの形で実現してもよい。又は、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールとさらにSDRAM3を1つのパッケージに内蔵したマルチチップモジュールの形で実現してもよい。
電源監視手段4において、SDRAM3がバックアップ可能な状態かどうかを判定する条件として、SDRAM3の初期化が完了しているということの他に、SDRAM3のセルフリフレッシュ遷移が完了しているということも条件に加えたい場合がある。
そこで、本実施形態4においては、SDRAM制御手段10が電源監視手段4に、INIT信号101によってSDRAM3の初期化完了を通知し、さらに、SELFR信号104によってSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了を通知する。
さらに、電源監視手段4は、INIT信号101がアクティブHighでかつSELFR信号104がアクティブHighに切り替わったことを検知し、BUP信号41をアクティブHighにする。
その結果、SDRAM3がセルフリフレッシュ状態である場合だけ、BUP信号41はアクティブHighになり、安定したバックアップ機能を実現できる。
なお、実施形態4における電源監視手段4は、INIT信号101の状態に関わらず、SELFR信号104がアクティブHighに切り替わったことを検知してBUP信号41をアクティブHighにしてもよい。この場合、SDRAM3はセルフリフレッシュ状態になる前に初期化されているものとみなす。この機能により、INIT信号101が不要になる。
実施形態4の基本的な処理手順は、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
(実施形態5)
図10は、本発明によるメモリ制御システムの実施形態5の系統構成を示すブロック図である。本実施形態5は、実施形態1に初期化完了フラグレジスタINITS16と、セルフリフレッシュ遷移完了フラグレジスタSELFS17と、デジタル出力ポートDOA201及びDOB202とを追加した系統構成である。本メモリ制御システムは、SDRAMコントローラ1と、マイクロプロセッサMPU2と、シンクロナスDRAM(SDRAM)3と、電源監視手段4と、リードオンリメモリROM5とを有している。
デジタル出力ポートDOA201及びDOB202は、ここでは図示していないMPU2のレジスタへの書込みによってHigh又はLowに切り替えできる信号である。本実施形態5では、DOA201を介してMPU2から電源監視手段4にSDRAM3の初期化完了を通知し、DOB202を介してMPU2から電源監視手段4にSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了を通知する。
ROM5は、電源復電時のシステム初期化プログラム,電源停電時のシステム終了プログラムなどを格納している。
電源監視手段4は、ここでは図示していない主電源及びバックアップ電源の状態を監視する。電源監視手段4は、主電源の電圧が所定値よりも低下した場合にには、電源停電と判断し、ノンマスカラブルインタラプトNMI_信号40をアクティブLowにし、MPU2に通知する。MPU2はNMI_信号40がアクティブLowに切り替わったことを検知すると、電源停電前に必要な処理を実行し、最後にSELF14をセットし、SDRAM3をセルフリフレッシュ状態にする。
また、電源監視手段4は、デジタル出力ポートDOA201がアクティブHighでかつデジタル出力ポートDOB202がアクティブHighに切り替わったことを検知し、DRAMバックアップ(BUP)信号41をアクティブHighにする。
さらに、電源監視手段4は、主電源が遮断状態でかつSDRAM3がバックアップ電源によるバックアップ状態にある時に、バックアップ電源の電圧が所定値よりも低下した場合には、バックアップ喪失と判断し、BUP信号41を非アクティブLowにする。
SDRAMコントローラ1は、MPU2からSDRAM3へのアクセスとSDRAM3の初期化とSDRAM3のリフレッシュとを制御する。SDRAMコントローラ1は、SDRAM3を制御するSDRAM制御手段10と、SDRAM3のクロックイネーブルCKE信号110を生成するCKE信号生成手段11と、内部レジスタであるSDRAM設定レジスタINITSET12,リフレッシュ間隔設定レジスタREF13,セルフリフレッシュ制御レジスタSELF14,クロックイネーブルセットレジスタCKESET15,初期化完了フラグINITS16,セルフリフレッシュ遷移完了フラグSELFS17とを有する。内部レジスタ12〜17は、それぞれバス20を介して、MPU2から書込み/読出しが可能である。
SDRAM制御手段10は、バス20経由で送られるMPU2のメモリアクセス要求や内部レジスタ12〜15の設定に応じて、SDRAM3のアドレス,コマンド信号102,クロックイネーブル元CKE_S信号100を出力し、データ103を送受信する。
INITSET12は、SDRAM3の各種コマンドインターバルやアドレスビット幅を設定するレジスタである。MPU2がINITSET12を設定すると、SDRAM制御手段10は、INITSET12の設定値を参照し、SDRAM3の初期化を実行する。
SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化を完了すると、INIT信号101を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える。
REF13は、SDRAM3のオートリフレッシュ間隔を設定するレジスタである。MPU2がREF13を設定すると、SDRAM制御手段10は、設定された間隔で定期的にオートリフレッシュコマンドを発行する。
SELF14は、セルフリフレッシュコマンドを発行するレジスタである。MPU2がSELF14をセットすると、SDRAM制御手段10は、CKE_S信号100を非アクティブLowにするとともに、セルフリフレッシュコマンドを発行し、SELFR信号104を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える。
CKESET15は、SDRAM3のCKE信号110のアクティブ/非アクティブを選択するレジスタである。CKE信号生成手段11は、CKESET15とBUP信号41とCKE_S信号100との状態に基づき、CKE信号110のHigh/Lowを決定する。
INITS16は、INITSET12の設定によって実行されるSDRAM3の初期化が完了したことを示すフラグレジスタである。INITS16の初期状態は0であり、SDRAM制御手段10は、SDRAM3の初期化完了後にINITS16を1に切り替える。
SELFS17は、SELF14のセットによって実行されるSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移が完了したことを示すフラグレジスタである。SELFS17の初期状態は0であり、SDRAM制御手段10は、SDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了後にSELFS17を1に切り替える。
本メモリ制御システムにおいて、主電源停電時にバックアップ電源から電力を供給する部分は、点線6で囲まれたSDRAM3と電源監視手段4とに限定される。バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラ1には、バックアップ電源から電力を供給する必要はない。
本メモリ制御システムは、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5とSDRAM3とその他の図示していないモジュールを1つのチップに内蔵したシステムLSIの形で実現してもよい。又は、MPU2とSDRAMコントローラ1に加えて、ROM5やその他の図示していないモジュールとさらにSDRAM3を1つのパッケージに内蔵したマルチチップモジュールの形で実現してもよい。
本メモリ制御システムでは、MPU2のデジタル出力ポートを用いて電源監視手段4にSDRAM3の初期化完了やSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了を通知しているが、ここでは図示していないデジタル出力ポート手段をバス20に接続して用いてもよいし、デジタル出力ポートの代わりにシリアル通信手段やパラレル通信手段を用いてもよい。
本メモリ制御システムでは、MPU2のデジタル出力ポートを用いて電源監視手段4にSDRAM3の初期化完了やSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了を通知しているが、実施形態4で示したINIT信号101又はSELFR信号104を用いてSDRAM3の初期化完了又はSDRAM3のセルフリフレッシュ遷移完了のいずれか一方を電源監視手段4に通知してもよい。
なお、実施形態5における電源監視手段4は、デジタル出力ポートDOA201の状態に関わらず、デジタル出力ポートDOB202がアクティブHighに切り替わったことを検知してBUP信号41をアクティブHighにしてもよい。この場合、SDRAM3はセルフリフレッシュ状態になる前に初期化されているものとみなす。この機能により、デジタル出力ポートDOA201が不要になる。
図11は、電源復電時にMPU2が実行するSDRAM初期化プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。
SDRAM3がバックアップ状態であるかないか、すなわち、BUP信号41がHighかLowかに関わらず、SDRAM初期化プログラムの基本的処理手順は同じである。
まず、CKESET15をセットする(1110)。SDRAM3がバックアップ状態であり、BUP信号41がHighであれば、この時にCKE信号110がLowからHighになり、セルフリフレッシュが解除される。
次に、INITSET12を設定し(1120)、SDRAM3の初期化を開始する。
次に、INITS16を定期的に読出し(1130)、INITS16に1がセットされた、すなわち、SDRAM3の初期化が完了したことを確認して、デジタル出力ポートDOA201を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える(1140)。
最後に、REF13を設定し(1150)、SDRAM3のオートリフレッシュを開始する。なお、REF13の設定(1150)は、INITSET12の設定(1120)の次に実行してもよい。
図12は、電源停電前にMPU2が実行するSDRAMセルフリフレッシュ遷移プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。
電源監視手段4が主電源の電圧低下を検知すると、ノンマスカラブルインタラプトMNI_信号40をアクティブLowにしてMPU2に通知する。MPU2は主電源が停電すると判断して、本SDRAMセルフリフレッシュ遷移プログラムを実行する。
まず、SELF14をセットし(1210)、SDRAM3のセルフリフレッシュ遷移を開始する。
次に、SELFS17を定期的に読出し(1220)、SELFS17に1がセットされた、すなわち、SDRAM3のセルフリフレッシュ遷移が完了したことを確認して、デジタル出力ポートDOB202を非アクティブLowからアクティブHighに切り替える(1230)。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、SDRAMのバックアップ制御機能を有するSDRAMコントローラにおいて、CKE信号の元信号とバックアップ状態を示す信号BUPとCKEセットフラグとからCKE信号のレベルを決定するので、SDRAMのセルフリフレッシュモードへの遷移だけでなく、セルフリフレッシュモードからの解除を任意のタイミングで実行できるので、セルフリフレッシュモードの解除からオートリフレッシュ開始までの時間に関する規定を満足するようなバックアップ制御を容易に実現できる。
また、バックアップ制御機能を有しているSDRAMコントローラにバックアップ電源から電力を供給する必要がないので、消費電力をより一層削減できる。
さらに、バックアップ制御に必要な回路を内蔵した結果、外付け回路が不要となり、SDRAMを高速動作させることができる。
本発明による本発明によるメモリ制御システムの実施形態1の系統構成を示すブロック図である。 CKE信号生成手段11が出力するCKEのレベルを示す図表である。 電源が復電した時にMPU2が実行するSDRAM初期化プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。 4バーストライト実行中にセルフリフレッシュ制御レジスタSELF14のセットによって実行されるSELFコマンドの発行処理手順を示すタイムチャートである。 SDRAM3が非バックアップ状態である時に電源が復電しリセットが解除された後のSDRAM初期化処理手順を示すタイムチャートである。 SDRAM3がバックアップ状態である時に電源が復電しリセットが解除された後のSDRAM初期化処理手順を示すタイムチャートである。 本発明による本発明によるメモリ制御システムの実施形態2の系統構成を示すブロック図である。 本発明による本発明によるメモリ制御システムの実施形態3の系統構成を示すブロック図である。 本発明によるメモリ制御システムの実施形態4の系統構成を示すブロック図である。 本発明によるメモリ制御システムの実施形態5の系統構成を示すブロック図である。 本発明によるメモリ制御システムの実施形態5において電源復電時にMPU2が実行するSDRAM初期化プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。 本発明によるメモリ制御システムの実施形態5において電源停電前にMPU2が実行するSDRAMセルフリフレッシュ遷移プログラムの基本的処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 SDRAMコントローラ
2 マイクロプロセッサMPU
3 シンクロナスDRAM(SDRAM)
4 電源監視手段
5 リードオンリメモリROM
6 点線
7 リセット手段
10 SDRAM制御手段
11 クロックイネーブルCKE信号生成手段
12 SDRAM設定レジスタINITSET
13 リフレッシュ間隔設定レジスタREF
14 セルフリフレッシュ制御レジスタSELF
15 クロックイネーブルセットレジスタCKESET
16 バックアップ状態フラグSBP
111 ANDゲート

Claims (11)

  1. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択して、前記SDRAMへのコマンドを発行するとともに前記SDRAMのクロックイネーブルCKE信号の元になるCKE元信号を生成するSDRAM制御手段と、前記プロセッサMPUによりセットされるCKEセットフラグと、前記電源監視手段からの通知と前記CKE元信号と前記CKEセットフラグとに基づいて前記SDRAMのクロックイネーブルCKE信号を生成するCKE信号生成手段とを備えることを特徴とするメモリ制御システム。
  2. 請求項に記載のメモリ制御システムにおいて、
    前記CKE信号生成手段が、CKE元信号が非アクティブの場合にはCKE信号をLowとし、CKE元信号がアクティブでかつ前記電源監視手段が非バックアップを示している場合には前記CKE信号をHighとし、前期CKE元信号がアクティブでかつ前記電源監視手段がバックアップを示している場合には、前記CKEセットフラグがクリアされているとCKE信号をLowとし、前記CKEセットフラグがセットされているとCKE信号をHighとすることを特徴とするメモリ制御システム。
  3. 請求項に記載のメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタを備え、
    電源が復電した時に前記MPUが、前記CKEセットフラグ,前記初期化レジスタの順に設定することを特徴とするメモリ制御システム。
  4. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択するとともに、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  5. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択するとともに、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  6. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択するとともに、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらにSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  7. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択する手段と、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグとを備え、
    前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  8. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択する手段と、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、
    前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  9. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択する手段と、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、
    前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、
    前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらにSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  10. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択する手段と、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移に必要なコマンドを発行させるセルフリフレッシュ遷移レジスタと、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時にセットされるSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグとを備え、
    前記プロセッサMPUが、前記セルフリフレッシュ遷移レジスタをセットした後、前記SDRAMセルフリフレッシュ遷移完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記メモリコントローラが、前記SDRAMの初期化が完了した時に前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記メモリコントローラからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらに前記プロセッサMPUからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
  11. プロセッサMPUと、セルフリフレッシュ機能を有するSDRAMと、SDRAM制御手段を内蔵するメモリコントローラとを含むメモリ制御システムにおいて、
    前記SDRAMがバックアップ状態であるか否かを検知して前記メモリコントローラに通知する電源監視手段を備え、
    前記メモリコントローラが、前記電源監視手段からの通知に基づいてシステムパワーオン時における前記SDRAMのクロック無効化期間を選択する手段と、前記SDRAMの初期化に必要なコマンドを発行させる初期化レジスタと、前記SDRAMの初期化が完了した時にセットされるSDRAM初期化完了フラグとを備え、
    前記プロセッサMPUが、前記初期化レジスタをセットした後、前記SDRAM初期化完了フラグがセットされたことを検知すると前記電源監視手段にSDRAM初期化完了を通知し、
    前記メモリコントローラが、前記SDRAMのセルフリフレッシュ遷移が完了した時に前記電源監視手段にSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了を通知し、
    前記電源監視手段が、前記プロセッサMPUからのSDRAM初期化完了通知を検知してさらに前記メモリコントローラからのSDRAMセルフリフレッシュ遷移完了通知を検知したら、前記SDRAMがバックアップ状態であることを前記メモリコントローラに通知することを特徴とするメモリ制御システム。
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