JP4746744B2 - 磁気カード読取装置 - Google Patents
磁気カード読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4746744B2 JP4746744B2 JP2000391064A JP2000391064A JP4746744B2 JP 4746744 B2 JP4746744 B2 JP 4746744B2 JP 2000391064 A JP2000391064 A JP 2000391064A JP 2000391064 A JP2000391064 A JP 2000391064A JP 4746744 B2 JP4746744 B2 JP 4746744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- magnetic card
- magnetic
- feature
- card reader
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気カードに磁気記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置において、データの複写によって不正に作成されたカードの利用を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
クレジットカードや銀行のキャッシュカード等の磁気カードに記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置では、その磁気カードに磁気記録されているデータを磁気ヘッドを用いて読み取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の磁気カード読取装置では、正規の磁気カードに磁気記録されているデータを他の磁気カードに複写して不正に作成したカードと正規の磁気カードとを判別することができないという問題があった。
【0004】
本発明は、この問題を解決して、データを不正に複写したカードを容易に判別できる磁気カード読取装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の磁気カード読取装置は、
エンボス加工によって長辺側エッジと平行に文字列が凹凸で表示されている磁気カードに対して磁気ヘッドを前記長辺側エッジと平行に相対的に移動して、該磁気カードに磁気記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置において、
前記磁気カードのエンボス加工によって凹凸表示された文字列の前記長辺側エッジから所定距離の位置を通過する線と交わる部分の凹凸を検出するためのセンサと、
前記センサの出力に基づいて凹凸の特徴を表す特徴データとして、前記線と交わる文字列の隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの差あるいは比を2値化して得られるデータ、あるいは、それらのデータを組合せたデータを求める特徴データ検出手段と、
前記磁気カードから読み取ったデータに前記特徴データ検出手段によって検出された特徴データと一致するデータが含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えている。
【0006】
また、本発明の請求項2の磁気カード読取装置は、請求項1記載の磁気カード読取装置において、
前記磁気ヘッドのケース内に、該磁気ヘッドの本体部から出力される信号を増幅する増幅器と、該増幅器から出力される信号を受けて前記磁気カードに記録されているデータを復調する復調手段と、該復調手段によって復調されたデータを暗号化して前記ケースの外へ出力する暗号化手段とが設けられており、
前記暗号化手段によって暗号化されたデータを復号して前記判定手段に出力する復号手段が、少なくとも前記判定手段とともに1チップ化された集積回路によって形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した磁気カード読取装置が読み取る磁気カード20の外観を示している。
【0008】
図1に示しているように、外形がほぼ長方形状に形成された合成樹脂製の磁気カード20の一面20a側には、エンボス加工によって他面20b側から押し出すようにして凹凸で表示された文字列(文字、数字、記号を含むものとする)21が、一方の長辺側のエッジ20cと平行に且つそのエッジ20cから所定の距離範囲に形成されている。
【0009】
この文字列21は、例えばクレジット番号、口座番号、個人名称等のようにそれぞれの磁気カードに固有のものであり、また、突出する高さや幅等の寸法もカード個々でばらつきがある。
【0010】
また、磁気カード20の両面(またはどちらか片面)には、データを磁気記録するための磁気記録帯22、23が、長辺側のエッジ20cと平行に形成されている。
【0011】
一方の磁気記録帯22には、クレジット番号あるいは銀行の口座番号を含むデータDaが磁気記録されており、他方の磁気記録帯23には、長辺側のエッジ20cから所定距離Lrの位置をそのエッジ20cと平行に通過する線Rと交わる文字列21の凹凸の特徴を表す特徴データDbが予め記憶されている。
【0012】
この特徴データDbとしては、線Rと交わる文字列21の隣り合う凸部分や凹部分の長さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部分の高さの比較結果を2値化して得られるデータ、凸部分や凹部分の長さ、高さそのものを2値化して得られるデータ、隣合う凸部分や凹部分の長さ、高さの差や比を2値化して得られるデータ、あるいはこれらのデータを組み合わせたデータを用いることができる。
【0013】
例えば、線Rと交わる文字列21の隣り合う凸部分の長さの比較結果を2値化して特徴データDbを求める場合について説明すると、エンボス加工による文字列21のうち、線Rと交わる部分の凹凸の状態が図2の(a)になっている場合、凸部21aのうち最初の凸部の長さLa1より2番目の凸部の長さLa2が長いので、図2の(b)のように、特徴データDbの第lビット目を「1」とし、この2番目の凸部の長さLa2より3番目の凸部の長さLa3が短いので、特徴データDbの第2ビット目を「0」とする。以下同様に凸部21aの長さの比較結果を2値化することで、線Rと交わる、即ち、エッジ20cから所定距離Lrにおける文字列21の凹凸の特徴を表す特徴データDbが得られる。
【0014】
なお、図2の(c)は、凹部21bの長さLb1、Lb2、Lb3、…の比較結果を2値化した場合に得られる特徴データDbを示している。また、図示しないが、凸部とその凸部に隣合う凹部との長さの比較結果を2値化して特徴データDbを得るようにしてもよい。
【0015】
また、上記のように、隣合う凸部や凹部の長さの比較結果を2値化して特徴データDbを得る場合、長さがほぼ等しい場合(長さの差が許容範囲内の場合)には、データ「0」、「1」のうち、予め決められた一方のデータを特徴データDbのビットデータとする。
【0016】
なお、上記のように、隣り合う凸部や凹部の長さの比較結果を2値化して得られる特徴データDbは、磁気カード20の移動速度の緩やかな変動の影響を受けにくく、手動でスライド移動する場合に有利である。
【0017】
図3は、上記した磁気カード20からデータを読み取るための磁気カード読取装置30の構成を示している。
【0018】
この磁気カード読取装置30は、磁気カード20をその長辺側のエッジ20cと平行な方向に移動させるための案内路31を有しており、この案内路31の両側には、磁気カード20の磁気記録帯22、23に接触して、磁気記録帯22、23に磁気記録されたデータをそれぞれ読み取るための磁気ヘッド32、33が配置されている。
【0019】
なお、磁気カード20の移動は、手動によるスライド移動あるいはモータ等の駆動による搬送のいずれでもよい。
【0020】
磁気ヘッド32、33は、それぞれギャップを有するコア32a、33aとココイル32b、33bとからなりギャップ部分の磁気の変化に対応する信号を出力するヘッド本体部と、コアのギャップ部分を除くヘッド本体部を磁気シールドするケース32c、33cとを有している。
【0021】
磁気ヘッド32のケース32cの内部には、ヘッド本体部の他にヘッド本体部から出力される信号を増幅する増幅器35、増幅器35の出力信号を受けてデータを復調する復調回路36および復調回路36で復調されたデータを暗号化してケース32cの外部へ出力する暗号化回路37が収容されている。
【0022】
同様に、磁気ヘッド33のケース33cの内部には、ヘッド本体部の他にヘッド本体部から出力される信号を増幅する増幅器38、増幅器38の出力信号を受けてデータを復調する復調回路39および復調回路39で復調されたデータを暗号化してケース33cの外部へ出力する暗号化回路40が収容されている。
【0023】
ここで、復調回路36、39は、磁気カード20のデータ書き込み方式に応じてデータの復調を行うが、データの書き込み方式がデータ「0」の書込信号の周波数とデータ「1」の書込信号の周波数が1対2の関係を有するMFM方式(F2F方式ともいう)の場合には、増幅器35、38から出力される信号の半サイクル周期を検出し、その半サイクル周期が基準周期に等しいか基準周期の2倍(または1/2)に等しいかを判定することで、データを復調している。
【0024】
また、暗号化回路37、40は、暗号化の対象となるデータに対し、所定の鍵データによる排他的論理和演算処理、ビットシフト処理、ビット転置処理等を組合せて暗号化する。
【0025】
一方、案内路31の近傍には、案内路31に沿って移動する磁気カード20のエンボス加工によって凹凸で表示される文字列21の長辺側のエッジ20cから所定距離Lrの位置(線Rと交わる位置)の凹凸を検出するセンサ42が配置されている。
【0026】
このセンサ42は、非接触式、接触式のいずれでもよい。
例えば非接触式の場合には、図4に示すセンサ42のように、磁気カード20の前記線Rの位置に光を照射する投光器45と、投光器45から磁気カード20の一面20a側の平坦部(凹部21bを含む)に照射されて反射する光を集光するレンズ46と、レンズ46で集光された光を受光する受光器47とで構成されており、投光器45からの光が磁気カード20の平坦部に照射している場合にはレンズ46が集光した光が受光器47で受光され、投光器45からの光が磁気カード20の凸部21aに照射している場合にはレンズ46が集光した光が受光器47の受光面から外れるようにし、受光器47の受光信号を2値化して出力する。
【0027】
また、接触式の場合には、図示しないが磁気カード20の前記線Rの位置に接触子の一端側を接触させ、磁気カード20の平坦部に接触しているときと凸部21aに接触しているときの接触子の位置変化を光学センサ、圧力センサ、スイッチ等で検出し、その検出信号を出力する。
【0028】
このセンサ42からの検出信号および磁気ヘッド32、33から出力されるデータは、処理部50に入力される。
【0029】
処理部50は、1チップ化されたプロセッサによって形成されており、その内部には、図3に示しているように、第1の復号手段51、第2の復号手段52、特徴データ検出手段53、判定手段54、データ処理手段55および報知手段56が設けられている。
【0030】
第1の復号手段51は、磁気ヘッド32から暗号化されて出力されるデータに対して、暗号化回路37による暗号化の処理と逆の処理を行い、磁気カード20の磁気記録帯22に記録されているデータDaを復号する。
【0031】
第2の復号手段52は、磁気ヘッド33から暗号化されて出力されるデータに対して、暗号化回路40による暗号化の処理と逆の処理を行い、磁気カード20の磁気記録帯23に記録されている特徴データDbを復号する。
【0032】
特徴データ検出手段53は、センサ42の出力信号に基づいて、磁気カード20の線Rと交わる位置におけるエンボス加工の凹凸の特徴を表す特徴データDb′を求める。
【0033】
ここで、特徴データDb′は前記したように、線Rと交わる文字列21の隣り合う凸部や凹部の長さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部の高さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部や凹部の長さ、高さの差や比を2値化して得られるデータ、あるいはこれらのデータを組み合わせたデータ等を用いることができるが、磁気カード20の磁気記録帯23に記録されている特徴データDbと同一種類のものを検出する。
【0034】
例えば、前記したように、隣り合う凸部の長さの比較結果に基づいて特徴データを検出する場合、図5の(a)に示すように磁気カード20の線Rと交わる部分の凹凸の移動にともなってセンサ42から図5の(b)に示す信号が出力されたとき、特徴データ検出手段53は、センサ42の出力信号がハイレベルの時間T(1)、T(2)、T(3)、…を順次検出して比較し、図5の(c)のように、検出した時間T(n)がその直前に検出した時間T(n−1)より長いときデータ「1」、等しいか短いときデータ「0」を出力する。
【0035】
ここで、各時間T(1)、T(2)、T(3)、…は、磁気カード20の移動速度がほぼ一定であれば、各凸部21aの長さにほぼ比例しているから、この時間を比較することで各凸部の長さを間接的に比較していることになる。
【0036】
判定手段54は、第2の復号手段52によって復号された特徴データDbと、特徴データ検出手段53によって検出された特徴データDb′とが一致(またはほぼ一致)するか否かを判定する。
【0037】
データ処理手段55は、判定手段54によって特徴データDb、Db′が一致(またはほぼ一致)したと判定されたときのみ、この磁気カード20を正規のカードとし、この磁気カード20から読み取ったデータDaに対する所定の処理(他装置への出力処理等)を行う。また、判定手段54によって特徴データDb、Db′が一致しないと判定されたときには、その磁気カードを不正なカードとし、前記した所定の処理は行わない。
【0038】
報知手段56は、判定手段54の判定結果を例えば光や音等で報知して、読み取った磁気カードが正規のカードか不正なカードかを判別できるように報知する。
【0039】
このように構成された磁気カード読取装置30を用いて、正規の磁気カード20の読み取りを行った場合には、その磁気カード20に磁気記録されていた特徴データDbと磁気カード読取装置30が検出した磁気カード20の特徴データDb′とが一致(またはほぼ一致)する。
【0040】
また、例えば正規の磁気カード20に磁気記録されていたデータDa、Dbを他の磁気カードに複写して作成した不正な磁気カードを読み取った場合、その磁気カードのエンボス加工による凹凸の特徴を表す特徴データDb′と磁気記録されている特徴データDbとが大きく相違する。
【0041】
このため、正規の磁気カードと、正規の磁気カードから読み取ったデータを複写して作成した磁気カードとを容易に判別することができ、不正に作成された磁気カードの利用を確実に防止できる。
【0042】
また、この磁気カード読取装置30では、磁気ヘッド32、33のケース32c、33c内に、それぞれ増幅器35、38、復調回路36、39、暗号化回路37、40を収容し、さらに、第1、第2の復号手段51、52と判定手段54とを含む処理部50を1チップ化された集積回路内に形成しているので、この磁気カード読取装置30の筐体を開けても磁気カード20に記録されている生のデータDa、Dbが不正に取得される恐れがなく、磁気カードのデータについて安全性が極めて高くなる。
【0043】
なお、磁気カード処理装置自体に対する不正ができない状況であれば、図6に示す磁気カード処理装置60のように、磁気ヘッド32、33から出力される信号を磁気ヘッド外部に配置された増幅器35、38でそれぞれ増幅し、復調回路36、39で復調し、復調した一方のデータDaを処理部50′のデータ処理部55に直接入力し、復調した他方のデータDbを判定手段54に直接入力して特徴データ検出手段53によって検出された特徴データDb′との一致判定を行うようにしてもよい。
【0044】
また、前記した磁気カード読取装置30、60では、両面にデータが磁気記録されている磁気カード20の読み取りを行うように構成されていたが、図7に示す磁気カード20′のように、その一面20a側にのみ磁気記録帯22が設けられ、この磁気記録帯22に前記データDaと特徴データDbとが記録されている場合には、図8に示す磁気カード読取装置70のように、磁気ヘッド32によって暗号化されたデータを処理部50″の復号手段51によって復号し、この復号されたデータのうちの特徴データDbと、特徴データ検出手段53によって検出された特徴データDb′との一致判定を判定手段54によって行うように構成してもよい。
【0045】
また、この場合でも、前記したように、暗号化回路37、復号手段51を省略し、増幅器35および復調回路36を磁気ヘッド32のケース32cの外部に設け、復調回路36によって復調されたデータDa、Dbのうち、データDaをデータ処理手段55に直接入力し、特徴データDbを判定手段54に直接入力してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の磁気カード読取装置は、
エンボス加工によって長辺側エッジと平行に文字列が凹凸で表示されている磁気カードに対して磁気ヘッドを前記長辺側エッジと平行に相対的に移動して、該磁気カードに磁気記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置において、
前記磁気カードのエンボス加工によって凹凸表示された文字列の前記長辺側エッジから所定距離の位置を通過する線と交わる部分の凹凸を検出するためのセンサと、
前記センサの出力に基づいて凹凸の特徴を表す特徴データとして、前記線と交わる文字列の隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの差あるいは比を2値化して得られるデータ、あるいは、それらのデータを組合せたデータを求める特徴データ検出手段と、
前記磁気カードから読み取ったデータに前記特徴データ検出手段によって検出された特徴データと一致するデータが含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えている。
【0047】
このため、正規の磁気カードと、正規の磁気カードから読み取ったデータを複写して作成した磁気カードとを容易に判別することができ、不正に作成された磁気カードの利用を確実に防止できる。
【0048】
また、本発明の請求項2の磁気カード読取装置は、請求項1記載の磁気カード読取装置において、
前記磁気ヘッドのケース内に、該磁気ヘッドの本体部から出力される信号を増幅する増幅器と、該増幅器から出力される信号を受けて前記磁気カードに記録されているデータを復調する復調手段と、該復調手段によって復調されたデータを暗号化して前記ケースの外へ出力する暗号化手段とが設けられており、
前記暗号化手段によって暗号化されたデータを復号して前記判定手段に出力する復号手段が、少なくとも前記判定手段とともに1チップ化された集積回路によって形成されている。
【0049】
このため、磁気カード読取装置の筐体を開けても磁気カードに記録されている生のデータが不正に取得される恐れがなく、磁気カードのデータについて安全性が極めて高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の磁気カード読取装置が読み取る磁気カードの外観図
【図2】磁気カードのエンボス加工による凹凸の状態と特徴データとの関係を示す図
【図3】本発明の実施形態の磁気カード読取装置の構成を示す図
【図4】実施形態の要部の構成例を示す図
【図5】実施形態の要部の動作を説明するための図
【図6】本発明の他の実施形態の構成を示す図
【図7】本発明の他の実施形態の磁気カード読取装置が読み取る磁気カードの外観図
【図8】図7の磁気カードを読み取るための磁気カード読取装置の構成を示す図
【符号の説明】
20、20′ 磁気カード
20a 一面
20b 他面
20c 長辺側エッジ
21 エンボス加工による文字列
22、23 磁気記録帯
30、60、70 磁気カード読取装置
31 案内路
32、33 磁気ヘッド
32a、33a コア
32b、33b コイル
32c、33c ケース
35、38 増幅器
36、39 復調回路
37、40 暗号化回路
42 センサ
45 投光器
46 レンズ
47 受光器
50、50′、50″ 処理部
51 第1の復号手段
52 第2の復号手段
53 特徴データ検出手段
54 判定手段
55 データ処理手段
56 報知手段
Claims (2)
- エンボス加工によって長辺側エッジと平行に文字列が凹凸で表示されている磁気カードに対して磁気ヘッドを前記長辺側エッジと平行に相対的に移動して、該磁気カードに磁気記録されているデータを読み取る磁気カード読取装置において、
前記磁気カードのエンボス加工によって凹凸表示された文字列の前記長辺側エッジから所定距離の位置を通過する線と交わる部分の凹凸を検出するためのセンサと、
前記センサの出力に基づいて凹凸の特徴を表す特徴データとして、隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの比較結果を2値化して得られるデータ、隣合う凸部分同士または隣合う凹部分同士の長さまたは高さの差あるいは比を2値化して得られるデータ、あるいは、それらのデータを組合せたデータを求める特徴データ検出手段と、
前記磁気カードから読み取ったデータに前記特徴データ検出手段によって検出された特徴データと一致するデータが含まれているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする磁気カード読取装置。 - 前記磁気ヘッドのケース内に、該磁気ヘッドの本体部から出力される信号を増幅する増幅器と、該増幅器から出力される信号を受けて前記磁気カードに記録されているデータを復調する復調手段と、該復調手段によって復調されたデータを暗号化して前記ケースの外へ出力する暗号化手段とが設けられており、
前記暗号化手段によって暗号化されたデータを復号して前記判定手段に出力する復号手段が、少なくとも前記判定手段とともに1チップ化された集積回路によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気カード読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391064A JP4746744B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 磁気カード読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000391064A JP4746744B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 磁気カード読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002189989A JP2002189989A (ja) | 2002-07-05 |
JP4746744B2 true JP4746744B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=18857297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000391064A Expired - Fee Related JP4746744B2 (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | 磁気カード読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4746744B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129563U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-09-01 | オムロン株式会社 | 記録媒体の真偽判別装置 |
JPS6266392A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-25 | Omron Tateisi Electronics Co | カ−ド識別方法 |
JP2000231620A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6054694B2 (ja) * | 1982-01-27 | 1985-12-02 | 株式会社日立製作所 | 記憶制御装置 |
-
2000
- 2000-12-22 JP JP2000391064A patent/JP4746744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129563U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-09-01 | オムロン株式会社 | 記録媒体の真偽判別装置 |
JPS6266392A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-25 | Omron Tateisi Electronics Co | カ−ド識別方法 |
JP2000231620A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002189989A (ja) | 2002-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6260146B1 (en) | Method and apparatus for securing and authenticating encoded data and documents containing such data | |
US9552501B2 (en) | Card reader and control method of card reader | |
US7725726B2 (en) | Method and apparatus for securing and authenticating encoded data and documents containing such data | |
US6830183B2 (en) | Device for secure read, write and read/modify/write operation with divided track transducer head | |
JP4746744B2 (ja) | 磁気カード読取装置 | |
JPH0574879B2 (ja) | ||
JP4746745B2 (ja) | Cat端末機 | |
JP4729169B2 (ja) | 磁気カード読取装置 | |
JP4585678B2 (ja) | 磁気カード読取装置 | |
JP4585674B2 (ja) | Cat端末機 | |
JP4638978B2 (ja) | 磁気カード読取装置 | |
US7543151B2 (en) | Method and apparatus for securing and authenticating encoded data and documents containing such data | |
JPH0827883B2 (ja) | 磁気カ−ドおよびそのための磁気記録再生方法および装置 | |
JP4746743B2 (ja) | 磁気カード | |
JP4713732B2 (ja) | 磁気カード読取装置 | |
JP2908535B2 (ja) | 磁気記録式券片の信号判読方法 | |
JP2895452B2 (ja) | キーパターン読み取り装置 | |
AU755641B2 (en) | Method and apparatus for securing and authenticating encoded data and documents containing such data | |
JP2742751B2 (ja) | 磁気カ−ドの不正使用防止方法 | |
JPH08194791A (ja) | 2次元コードカードシステム | |
JPH07244773A (ja) | カード,その識別方法,及び識別装置 | |
JPH0568756B2 (ja) | ||
JPH08153174A (ja) | 磁気カード不正防止方法及び磁気記録再生装置及び磁気媒体を使用するシステム装置 | |
JPH0516576A (ja) | カード状記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110303 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110426 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110516 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |