JP4746570B2 - 波形生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、波形生成回路を備えた波形生成装置に関し、より詳細には、非正弦波(たとえば矩形波)から第3次・第5次高調波を抑制した波形(たとえば正弦波)を生成する波形生成装置に関し、温度などによってその波形生成に関する電流や電圧の値が変化しても、同様のスプリアス特性を維持可能な波形を生成する波形生成回路を備えた波形生成装置に関する。
矩形波から正弦波を生成することは従来から色々な方法で実行されている。たとえば、通常、周波数が固定されている場合は、フィルタを使用して高調波を低減し、擬似正弦波形を得ることが行われている。また、D/A変換器を使用して、階段波形からなる擬似正弦波を得て、さらにフィルタで高調波を低減することも行われている。このD/A変換器を使用を使用する方法は、D/Aの駆動周期を連続的に変化させることにより、得られる正弦波形の周波数を可変することが可能である。また、擬似正弦波であるけれども第3次高調波が抑制される波形として台形波を、バートンアンプを使用して生成することも行われている(たとえば、特許文献1を参照)。図1に示す波形は、特許文献1に開示された波形であり、平坦部が1周期全体の1/6で、これは、第3次高調波を発生させない台形波である。
また、矩形波から三角波を生成してその三角波を出力する方法(たとえば、特許文献2を参照)や、さらにその三角波を入力として、折れ線近似回路を使って、擬似正弦波を生成して出力する方法(たとえば、特許文献3を参照)も開発されている。
次ぎに、このような、台形波、三角波などの擬似正弦波における、その基本波と高調波について考察する。
(擬似正弦波における高調波の考察)
一般に、周期がT、角周波数がωの関数f(t)に対してフーリエ級数展開をすると、次のような形になる。
Figure 0004746570
式(1)のaとbは、それぞれf(t)に含まれるcosとsinのそれぞれの成分の大きさを示している。
式(1)に示すf(t)が奇関数波かつ対称波の場合、
Figure 0004746570
が同時に成り立つときには、
Figure 0004746570
であり、
Figure 0004746570
が成り立つことが知られている。
図2は、上述した奇関数波かつ対称波である周期Tの台形波の一般的な波形の定義を示している。ここで、Tは擬似正弦波の周期であり。この擬似正弦波は、時刻ゼロ(t=0)で平均値(ゼロ)を有し、時刻T/A(Aは、4以上の値)で値1を有するように線形に上昇し、時刻T/Aから時刻(T/2)−(T/A)まで値1を維持し、時刻(T/2)−(T/A)から時刻T/2では線形に下降し、時刻T/2で平均値(ゼロ)になる。図示するように、時刻T/2から時刻Tまでは、時刻0からT/2まで波形の反対の極性の波形を有する。
このf(t)は、式(2)、式(3)を満たすので、式(5)を用いてフーリエ級数展開が可能である。図2の台形波は、簡単のため、f(t)の最大値と最小値は、それぞれ1、−1で規格化されているが、フーリエ級数展開においても、その一般性は失われることはない。また、このf(t)はパラメータA(Aは、図2に示されている)で波形の形状が決まり、
Figure 0004746570
の条件下で次のように定義できる。
Figure 0004746570
よって、図2の台形波のf(t)をフーリエ級数展開すると、
Figure 0004746570
となる。
式(8)から、第n次(n=3,5,7,9,…)スプリアスSn(A)を計算すると、
Figure 0004746570
となる。
第3次スプリアスは、式(9)でn=3として、
Figure 0004746570
となる。
式(10)より、A=6の場合に、
(6)=0 …式(11)
となるので、A=6の場合の図2で示す台形波、すなわち、図1に示す台形波では、第3次スプリアスが抑制されるのが分かる。図1の台形波は、上述したように、特許文献1で開示されている台形波である。
図2において、A→∞としたものは矩形波であり、この矩形波の第n次スプリアスは、
Figure 0004746570
となる。図3に、図2においてA→∞の場合の、すなわち矩形波のスプリアス特性を示す。
また、図2において、A=4としたものは三角波であり、三角波の第n次スプリアスは、
Figure 0004746570
となる。図4に、図2においてA=4の場合の、すなわち三角波のスプリアス特性を示す。
図3と図4を比較すると、図4に示した第3次、第5次、第7次スプリアスは、図3に示した第3次、第5次、第7次スプリアスに比べて、夫々小さくなっている。したがって、三角波は矩形波よりスプリアスが抑制されているのが分かる。
図1に示す台形波の第5次スプリアスは、式(9)より
Figure 0004746570
である。したがって、図1に示す台形波の第5次スプリアスは−28dB程度存在する。
図5は、図1に示す台形波のスプリアス特性である。図4と図5とを比較すると、図1の台形波は、第3次スプリアスを抑制し、第5次・第7次スプリアスに関しては、三角波と同等であることが分かる。すなわち、図1に示す台形波では、三角波よりも第3次スプリアスが抑制されるが、第3次・第5次スプリアスは抑制されないことが分かる。
特許文献1に開示された台形波は、上述したように、第5次高調波を抑制することができない。基本波近傍の高調波はローパスフィルタで減衰させることが容易ではなく、カットオフ周波数を基本波周波数の近傍に設定すると、群遅延による波形歪みが大きくなってしまうと言う問題がある。
一方、三角波のスプリアス特性は式(13)で求めたように、
Figure 0004746570
であり、式(9)でA=6(図1に示す台形波)としたものと比較すると、一般的に、
Figure 0004746570
が成り立つ。
特開平5−167350号公報 特開平7−66696号公報 特開平6−124192号公報
上述したように、特許文献2に開示された、三角波を生成し、それを擬似正弦波として出力する方法では、第5次高調波だけでなく第3次高調波も抑制することができない。また、この三角波は、図1に示すような台形波出力よりも、スプリアス特性が悪い。
また、特許文献3に開示された折れ線近似回路を用いて、三角波から擬似正弦波を生成する方法では、三角波を擬似正弦波にするときのダイオード特性のばらつきに起因した折れ線近似の精度の問題がある。その他にも、折れ線近似回路に用いられるダイオードは温度によってその特性が変化し、これにより折れ線近似における折れ線の折れ点が変わるという問題が発生する。この問題を回避するために温度補償回路を追加した場合、その温度補償回路は全体の回路規模を増大させてしまう。
そこで、本発明は上記の点に鑑み、簡単な回路構成によって、温度による影響を受けず、その周期が変化する非正弦波から、第3次・第5次高調波を有しない擬似正弦波を生成することができる波形生成回路を備えた波形生成装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、周期的な入力信号を生成する発振回路と、前記入力信号から当該入力信号の周期に等しい周期を有する擬似正弦波を発生する波形生成回路とを備えた波形生成装置であって、前記擬似正弦波は、前記擬似正弦波の周期をT、前記擬似正弦波のピークツーピーク値を2Vとした場合に、当該擬似正弦波の平均値の電圧から始まる周期Tのうち、当該周期Tの開始時刻0から時刻T/8までの第1の期間は(V/√2)/(T/8)、時刻T/8からT/4までの第2の期間は((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻T/4から3T/8までの第3の期間は−((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻3T/8から時刻5T/8までの第4の期間は−(V/√2)/(T/8)、時刻5T/8から3T/4までの第5の期間は−((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻3T/4から7T/8までの第6の期間は((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻7T/8から時刻Tまでの第7の期間は(V/√2)/(T/8)、の傾きを有する電圧波形を有し、前記発振回路は、第1の電流値の定電流を生成する第1の定電流源と、前記定電流により駆動し、周波数が前記第1の電流値に比例する前記入力信号を生成するマルチバイブレータと、を備え、前記波形生成回路は、前記第1の電流値に比例する第2の電流値で互いに異なる向きに電流を流す第2及び第3の定電流源と、前記第1の電流値に比例し且つ前記第2の電流値よりも小さい第3の電流値で互いに異なる向きに電流を流す第4及び第5の定電流源と、を有し、選択信号に応じて、出力する電流を前記各電流から選択可能に構成される電流源回路と、前記電流源回路から出力された電流によって電荷を充放電する容量と、増幅器と、を有し、前記電流源回路の出力を積分する積分器と、前記積分器の出力を、あらかじめ設定された第1の所定値及び前記第1の所定値と極性が異なる第2の所定値と各々比較する第1及び第2の比較器と、前記積分器の出力を、あらかじめ設定された前記第1の所定値より大きい第3の所定値及び前記第3の所定値と極性が異なる第4の所定値と各々比較する第3及び第4の比較器と、前記各比較器の出力と前記入力信号とを入力して、前記積分器の出力に前記擬似正弦波が生成されるような前記選択信号を出力する制御回路と、を備え、前記積分器の出力が前記第2の所定値から前記第1の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の期間は前記第7の期間及びそれに続く前記第1の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第3の定電流源が選択され、前記第2の電流値によって前記容量の電荷が放電され、前記積分器の出力が前記第1の所定値から前記第3の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の期間は前記第2の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第5の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が放電され、前記積分器の出力が前記第3の所定値から前記第1の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第3の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第4の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が充電され、前記積分器の出力が前記第1の所定値から前記第2の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第4の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第2の定電流源が選択され、前記第2の電流値によって前記容量の電荷が充電され、前記積分器の出力が前記第2の所定値から前記第4の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第5の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第4の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が充電され、前記積分器の出力が前記第4の所定値から前記第2の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の時は前記第6の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第5の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が放電されることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の波形生成装置であって、前記第1の電流値がIで表される場合、前記第2の電流値はI、前記第3の電流値は(√2−1)×I、であることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の波形生成装置であって、前記第1の所定値が√2×V/2で表される場合、前記第2の所定値は−√2V/2、前記第3の所定値は、前記第4の所定値は−V、であることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の波形生成装置であって、記制御回路は、前記積分器の出力の絶対値が前記第3または第4の所定値の絶対値を超えたことを表す前記第3または第4の比較器の出力を入力した際に、前記電流源回路から前記積分器への電流出力をカットすることを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明の波形生成装置は、簡単な回路構成により、周期が変化する入力信号の周期に等しい、第3次・第5次高調波を抑制した擬似正弦波を生成することができる。また、生成した擬似正弦波は、その波形の2つの傾きが定数倍されてもスプリアスの特性が変化しないという特徴を持つので、波形生成回路の温度特性に関わらず、第3次・第5次高調波を有しない擬似正弦波を出力することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図2に示す一般的な波形に基づく考察を前述したが、本発明を説明するために、図2に代わり、図6に示す波形について、前述したように考察する。
図6に示す波形は、図2の台形波の自由度を上げて最大値、最小値の中間値に折れ点を有する波形である。ここで、Tは擬似正弦波の周期であり。この擬似正弦波は、時刻ゼロ(t=0)で平均値(ゼロ)を有し、時刻T/B(Bは、4以上の値)でαの値を有するように、時刻ゼロから線形に上昇し、さらに、時刻T/A(Aは、4以上の値)で値1を有するように、時刻T/Bから線形に上昇する。さらに、時刻(T/A)から時刻(T/2)−(T/A)まで、値1を維持し、時刻(T/2)−(T/B)で値αを有するように、時刻(T/2)−(T/A)から時刻(T/2)−(T/B)まで線形に下降する。さらに、時刻(T/2)−(T/B)から線形に下降し、時刻T/2で平均値(ゼロ)になる。図示するように、時刻T/2から時刻Tまでは、時刻0からT/2まで波形の反対の極性の波形を有する。
ここで、A=Bの場合、図6に示す波形は図2に示す波形と同等になり、A=4の場合は、値1を有する期間がゼロになることが理解されよう。
次に、図6で一般的に示される波形g(t)で、第3次・第5次高調波を発生しないものが存在することを以下に説明する。
図6に示す波形g(t)は簡単のため、最大値と最小値が1、−1で規格化されているが、フーリエ級数展開においても、その一般性は失われることはない。
図6に示す波形g(t)は、定数A、B、αの値でその波形の形状が決まる。この波形は、
Figure 0004746570
の条件下で次のように定義できる。
Figure 0004746570
したがってこのg(t)をフーリエ級数展開すると、
Figure 0004746570
となる。
ここから第n次(n=3,5,7,9,…)スプリアスを求めると、
Figure 0004746570
となる。
ここで、式(20)に対してA=4の場合を考える。このとき第3次スプリアスは
Figure 0004746570
であり、S3(4,B、α)=0を解くと、
Figure 0004746570
が得られる。この式(22)におけるαとBとの関係をグラフに表したものが図7である。
次に、この条件(式22)下で、第5次スプリアスを求めると、
Figure 0004746570
となる。
第3次および第5次の高調波を同時に消す条件は
(4,B,α(B))=0 …式(24)
より、
Figure 0004746570
と求まる。したがって、この条件を持つg(f)は、第3次・第5次高調波を抑制することができることが分かる。
図8は、式(23)におけるBと第5次スプリアスS(4,B、α(B))の関係を表すグラフである。図7からは、Bが4.5以上16以下で第5次スプリアスが抑制されていることが分かる。また図8から、Bが6以上12以下で第5次スプリアスがより抑制されていることが分かる。特に、式(25)で求めたように、B=8で第5次スプリアスが最も抑制されているのが分かる。
式(25)の条件の波形は、その波形のピークツーピーク値を2Vで表記すると、図9に示す波形になる。図10は、この場合のそのスプリアス特性を示す図である。
図10から、図9に示す波形の場合、第1図に示す波形に比べて第5次高調波のスプリアスが抑制され、第6次以下の高調波成分が発生しないこと、第7次スプリアスに関しては三角波と同等であること、が分かる。第7次スプリアスは、第5次スプリアスよりも低く、また、基本波からも離れているので、ローパスフィルタで減衰させることが容易である。したがって、図9に示す擬似正弦波は、容易にその高調波成分をフィルタ処理で減衰されることができるという利点がある。
図9の波形のVは任意の値である。これは回路的に考えると、波形が電圧方向に定数倍されてもスプリアスの特性は変わらず、第3次・第5次高調波を抑制できると言うことを示している。また、波形が時間軸方向に定数倍されてもスプリアス特性は変わらない。
(図9に示す擬似正弦波を生成する回路)
次に、図9に示した擬似正弦波を生成する回路、すなわち、回路素子の温度特性の変化にも関わらずに、図10に示すスプリアス特性を実現する回路構成を示す。図12および図13は、このような回路構成の波形生成回路を含む装置の一例を示す図である。この例では、VCOの矩形波出力から、図9に示す擬似正弦波を生成する。この回路構成は、VCOの矩形波出力を使うことからも理解されるように、固定された周波数の擬似正弦波と言うよりも、入力周波数に応じて周波数が変化する擬似正弦波を出力することを目的としている。
図11は、図12および図13に示す回路を含む全体構成を示した図である。図12における入力信号VINは、本発明の波形生成回路に用いるにあたり、一定電圧を含め、どのような波形でも良い。また、図13における入力信号FOUTは、図12のマルチバイブレータ30、すなわちVCOの出力である。しかしながら、図9の波形を生成することが可能であれば、図13のFOUTの信号は、図13のLOGIC25を駆動することが可能な矩形波以外の波形でも良い。しかしながら、このFOUTの信号は、LOGIC25から見た場合に、その周期が一定の場合には、デューティが1/2の波形を有することが望ましく、図12に示すマルチバイブレータ30は、IOSCが一定である限り、原理的には、デューティが1/2の波形を出力する。図13に示す回路は、このFOUTを入力し、図9に示す波形のVOUTを生成する。
図12は、本発明による波形生成回路への入力信号とすることが可能な信号FOUTを出力する、マルチバイブレータ方式によるVCOの回路図である。被変調信号VINが1のV−Iコンバータに入力され、符号2で示す変調された電流IOSCを生成する。ここで、VINとIOSCは比例関係にある。この電流でマルチバイブレータ30が駆動され、このマルチバイブレータ30がVCOとして動作することになる。
はじめに、符号11で示すSRラッチが、Q出力=Hi、QN出力=Loのときを考えると、符号3で示すPMOSがOFF、符号5で示すNMOSがON、符号6で示すPMOSがON、符号8で示すNMOSがOFFという状態になる。
この状態で、IOSCは、PMOS6を介して、符号7で示す容量C0をチャージする。その結果、符号10で示すコンパレータの+のレベルが上昇していく。この+のレベルがVOSCに達したところで、コンパレータ10の出力がLoからHiに反転し、SRラッチ11のR(リセット入力)にHiが入力され、リセット状態になる。
このリセット動作により、Q出力=Lo、QN出力=Hiとなり、今度は、PMOS3がON、NMOS5がOFF、PMOS6がOFF、NMOS8がONという状態になる。この状態でIOSCは、PMOS3を介して、符号4で示す容量C0をチャージする。SRラッチ11がリセットされる前は、PMOS3がOFF、NMOS5がONという状態だったので、符号4の容量C0には電荷がチャージされていない状態である。電流IOSC2によって符号4の容量C0が充電され、コンパレータ9の+のレベルが上昇していくと、この+のレベルがVOSCに達したところで、コンパレータ9の出力がLoからHiに反転し、SRラッチ11のRにHiが入力され、SRラッチをセット状態にする。以降、SRラッチ11がセットとリセットの状態を繰り返す。ここで、符号4および7の容量は、等しい容量C0を有する。
SRラッチ11がセット状態に入ってからリセット状態に入るまでの時間tは、IOSCが変化せず、一定と仮定すると、
Figure 0004746570
である。
これが12の矩形波出力FOUTの半周期分にあたることから、この場合のVCOの周波数は、
Figure 0004746570
と書くことができる。
図13は、本発明による波形生成回路の一例を示す図である。図13に示す回路は、図12で示す回路からFOUTの信号を入力し、VOUTの擬似正弦波を出力する。なお、図12と図13で、同じ記号は、同じものを表している。たとえば、IOSC、CおよびVOSCは、図12と図13で、同じ電流値、同じ容量、同じ電圧値を示している。この図13に示す例では、符号21で示すOPアンプと符号22で示す容量C0から積分器が構成される。ここで、符号22で示す容量C0は、図12に示すマルチバイブレータ30、すなわちVCOの、符号4および7で示す容量C0と同じ値である。符号13,14,19,20は、電流源であり、符号14,20は、図12に示すマルチバイブレータ30、すなわちVCOに用いられる変調された、符号2で示す電流IOSCと同じであり、一方、符号13,19は、それぞれ、図12で符号2で示す電流IOSCを定数倍した(√2−1)(ルート2引く1)倍のIOSCである。PMOS15、PMOS16とNMOS17、NMOS18は、それぞれ、符号13,14,19,20で示す電流源と符号22の容量を繋ぐスイッチであり、それぞれ信号P1、P2、N1、N2によってONとOFFが制御される。たとえば、P1あるいはP2が、Hi(すなわち、VDD近傍の値)のとき、PMOS15あるいはPMOS16がOFFとなり、反対にN1あるいはN2がHi(すなわち、VDD近傍の値)のとき、NMOS19あるいはNMOS20がONとなる。
図13では、符号22で示す容量C0が電流源13,14,19,20によってチャージまたはディスチャージされるように、信号P1、P2、N1、N2によって15、16、17、18のMOSスイッチが制御されている。P1、P2、N1、N2の制御信号は23、24のコンパレータ出力POUT1、POUT2、LIMIT_L、LIMIT_UとVCO出力FOUTによって25のLOGIC部で生成されている。
図14は、図13に示す回路によって、図12の矩形波FOUTを入力し、図9に示す波形、すなわち擬似正弦波VOUTが生成される様子の例を示す図である。図14における点線は、IOSCのみによって容量C0がチャージあるいはディスチャージされたときの波形を表している。IOSCが温度によって変化する特性を持ち、この特性を変化させるような温度変化が生じても、FOUTも同時に変化し、このFOUTとVOUTの関係は変化せず、両者の関係は変化せずに、周波数のみが変化することが理解されよう。
図14で時刻tから時刻tまでの期間は、入力信号の矩形波FOUTの半周期にあたり、図11あるいは図12に示すVCOでは、この間に、符号4または7で示す容量Cが0からVOSCまでチャージされている。図12では、符号22で示す容量Cが4種類の電流源に接続される。図13を使用して、図9の波形が生成される原理を以下に説明する。なお、説明にあたって、図13において、符号21で示すOPアンプの入力側と出力側では、波形が正負反転すること理解されたい。また、図14に示すように連続して動作が行われていることを前提に説明する。
(A) 時刻t〜時刻tの区間は、N1のみをLo(VSS)とすることにより、電流源19の(1/α−1)IOSCで容量22がディスチャージされる。言い換えれば、OPアンプの出力VOUTが(1/α−1)に関連付けられた傾きで上昇する。
すなわち、
Figure 0004746570
(B) t〜tの区間は、N2のみをLo(VSS)とすることにより、電流源20のIOSCで容量22がディスチャージされる。
すなわち、
Figure 0004746570
(C)t〜tの区間は、N1のみをLo(VSS)とすることにより、電流源19の(1/α−1)IOSCで容量22がディスチャージされる。
すなわち、
Figure 0004746570
(D)t〜tの区間は、P1のみHi(VDD)とすることにより、電流源13の(1/α−1)IOSCで容量22がチャージされる。
すなわち、
Figure 0004746570
(E) t〜tの区間は、P2のみHi(VDD)とすることにより、電流源14のIOSCで容量22がチャージされる。
すなわち、
Figure 0004746570
(F) t〜tの区間は、P1のみHi(VDD)とすることにより、電流源13の(1/α−1)IOSCで容量22がチャージされる。
すなわち、
Figure 0004746570
以上、(28)〜(33)で一周期の動作が決まる。以降は再び(28)のときの動作に戻り、同じ動作を繰り返す。このように、波形の傾きは容量22と、容量22に接続される定電流13,14,19,20から決定され、傾きが変化する点は、積分器の出力電圧VOUT26とコンパレータ23、24の判定電圧によって決定される。
ここで、この判定電圧について考察する。図14において、点線部分を含んだ三角波が示されている。三角波のピークツーピーク値は、上述したように、VOSCであり、図14のたとえば、時刻tの値は、1周期で2VOSC変化する値の1/Bの変化分に相当し、したがってAGND+2VOSC/Bとなる。同様に時刻tの値は、AGND−2VOSC/Bとなる。
また、図14に示す実線の時刻t3と時刻t4の値の差は、その期間の傾きがt3までの傾きの(√2−1)倍されているので、(√2−1)2VOSC/Bとなる。したがって、時刻t4の値は、正確に表すと、AGND+2VOSC/B+(√2−1)2VOSC/B=AGND+2√2VOSC/Bとなる。ここで、VOUTがその値2VOSC/Bを変化させる時間は、2VOSCの変化時間が周期Tであることから、T/Bとなる。
VOUTがその値2VOSC/Bを変化させる時間がT/Bとなるこの性質から、たとえば、電流値IOSCが温度によって変わり、擬似三角波出力VOUTの傾きが変化した場合でも、コンパレータ23、24の判定電圧が(AGND±2VOSC/B)であれば、それにより傾きが変化する点と周期との関係は一定の関係を保つことになる。すなわち、波形VOUTが時間軸方向に定数倍されるだけである。すなわち、温度特性による電流値変化でスプリアスの特性が変わることはないことになる。
図15は、図13のLOGIC部の制御信号の論理関係を表している。図14のt1〜t7と図15のt1〜t7は、それぞれ擬似正弦波VOUTの同じポイントを示している。
POUT1,POUT2はそれぞれ23、24のコンパレータの出力であり、VOUT26に応じて変化し、三角波の傾きが変化する点を決定する。
符号23のコンパレータは、VOUT<(AGND+2VOSC/B)で
POUT1=Lo …式(34)
を出力し、VOUT>(AGND+2VOSC/B)で
POUT1=Hi …式(35)
を出力する。
符号24のコンパレータは、VOUT<(AGND−2VOSC/B)で
POUT1=Lo …式(36)
を出力し、VOUT>(AGND−2VOSC/B)で
POUT1=Hi …式(37)
を出力する。
式(34)〜式(37)の動作を表すと、図15のPOUT1、POUT2で示す波形となる。また、P1、P2、N1、N2は図14の説明で既出の式(28)〜(33)のような動作をする必要があるので、それをタイミング図で表現すると、図15に示す波形として示すことができる。
LIMIT_L、LIMIT_Uは、それぞれ符号31,32のコンパレータの出力である。
符号31のコンパレータは、VOUT<(AGND+2VOSC/αB)で
LIMIT_U=Lo…式(38)
を出力し、VOUT>(AGND+2VOSC/αB)で
LIMIT_U=Hi…式(39)
を出力する。ここで、AGND+2VOSC/αBは、上述した図14の時刻tにおける実線の値である。
32のコンパレータは、VOUT<(AGND−2VOSC/αB)で
LIMIT_U=Lo…式(40)
を出力し、VOUT>(AGND−2VOSC/αB)で
LIMIT_U=Hi…式(41)
を出力する。ここで、AGND−2VOSC/αBは、上述した図14の時刻tにおける実線の値である。
すなわち、LIMIT_Uは(AGND+2VOSC/αB)<VOUTとなったときに、電流源13,14による容量22への電荷のディスチャージをストップする信号であり、LIMIT_LはVOUT<(AGND−2VOSC/αB)となったときに、電流源19,20による容量22への電荷のチャージをストップする信号である。
このように、LIMIT_UとLIMIT_Lは、VOUT26の振幅の上限と下限を制限し、図14に示すような波形のDCポイント、すなわち、動作電圧範囲を決定する働きを持つ。言い換えれば、これにより、図12および図13に示す回路への電源投入後の、図13の積分器の容量へのチャージあるいはディスチャージ状態がどのような状態にあっても、所定サイクル後においては、図14に実線で示すような動作範囲に落ち着くことになる。
LIMIT_U=HiかつFOUT=Hiのときは、
{N1,N2}={Lo,Lo} …式(42)
となり、LIMIT_L=LかつFOUT=Lのときは、
{P1,P2}={Hi,Hi} …式(43)
となることが必要である。
以上の式(28)〜式(43)を満たすような、P1、P2、N1、N2を生成すればよく、POUT1、POUT2、LIMIT_L、LIMIT_U、FOUTから生成可能で、それぞれ、
Figure 0004746570
とすればよい。
このように、三角波の傾きを適切に切り換えることで、図6に示すような波形を生成し、矩形波から、第3次・第5次高調波を抑制した波形を生成することが可能となる。そのとき、式(25)に示すように、B=8,α=1/√2であると、完全に第3次・第5次高調波を抑制することができる図9に示す波形となる。
また、IOSCが温度特性を持った場合でも、出力の波形VOUTは時間軸方向に定数倍されるだけであり、スプリアス特性は維持される。このことは、図13に示す回路は、温度によらず、矩形波から、第3次・第5次の高調波を抑制した出力を生成することが可能である、ということを意味する。
なお、上述した説明では、電流の向きが同じであるが異なる電流値の2つの定電流電源を切り換える方式の回路例を示した。しかし、図13の、IOSCの電流を流す符号14と16の電流源が2−√2の電流を流すように変更し、IOSCの電流を符号22の容量に流す場合に、この2−√2の電流源と√2−1の電流源とを共に使用するようにしても同様の動作を得ることができる。また、図13の、√2−1の電流を流す符号17と19の電流源が2−√2の電流を流すように変更し、√2−1の電流を符号22の容量に流す場合に、この2−√2の電流源と符号14と16の電流源とを共に使用するようにしても同様の動作を得ることができる。
なお、説明に用いた図12、図13の回路はFM変調に用途が制限されるものではなく、マルチバイブレータの矩形波出力から、第3次・第5次高調波を発生させない波形、擬似正弦波を生成する場合に用いることができる。
本実施形態では、入力はマルチバブレータの矩形波としたが、その他の発振器に対しても、式(27)の周波数が入力周波数に一致するように、図13のIOSC、OSC、0のパラメータを設定すれば、同様の動作をさせ、同様の特性を得ることが可能である。
またさらに、上述した実施形態では、矩形波を入力としたが、積分器と、電流値の異なる複数の電流源を用いて入力周波数と同じ周波数を持つように図9の波形が生成可能であれば、入力波形は必ずしも矩形波に制限されない。
従来例における、第3次高調波を発生させない台形波を示す図である。 台形波f(t)の一般的な波形の定義を示す図である。 矩形波のスプリアス特性を示す図である。 三角波のスプリアス特性を示す図である。 図1に示す台形波のスプリアス特性を示す図である。 図2に示す台形波の自由度を増やした台形波g(t)の一般的な波形の定義を示す図である。 図6に示す波形で、第3次スプリアスを発生しないg(t)におけるBとαの関係を示す図である。 図6に示す波形で、第3次スプリアスを発生しない状態での第5次スプリアスSとBの関係を示す図である。 図6に示す台形波において、第3次・第5次高調波を発生させない波形を示す図である。 図9に示す波形のスプリアス特性を示す図である。 本発明が適用可能な構成を示す図であり、図12、図13の回路全体を表す概念図である。 V−Iコンバータとマルチバイブレータを組み合わせた矩形波FM変調回路である。 図11の矩形波FM信号出力から、第3次・第5次高調波を発生させない擬似正弦波形を生成させる回路である。 入力する矩形波と、本発明により生成された擬似正弦波形とのタイミング相関を表す図である。 擬似正弦波形と、図12に示すロジック部の入出力信号の関係の例を示す図である。
符号の説明
1 V−Iコンバータ
3、6、15、16 PMOS
4、7、22 容量
5、8、17、18 NMOS
9、10 コンパレータ
21 OPアンプ
23、24、31、32 コンパレータ
25 LOGIC
26 VOUT
27 積分器
28 定電流源回路2
29 定電流源回路1
30 マルチバイブレータ
33 リミッター

Claims (4)

  1. 周期的な入力信号を生成する発振回路と、前記入力信号から当該入力信号の周期に等しい周期を有する擬似正弦波を発生する波形生成回路とを備えた波形生成装置であって、
    前記擬似正弦波は、前記擬似正弦波の周期をT、前記擬似正弦波のピークツーピーク値を2Vとした場合に、当該擬似正弦波の平均値の電圧から始まる周期Tのうち、当該周期Tの開始時刻0から時刻T/8までの第1の期間は(V/√2)/(T/8)、時刻T/8からT/4までの第2の期間は((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻T/4から3T/8までの第3の期間は−((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻3T/8から時刻5T/8までの第4の期間は−(V/√2)/(T/8)、時刻5T/8から3T/4までの第5の期間は−((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻3T/4から7T/8までの第6の期間は((1−1/√2)×V)/(T/8)、時刻7T/8から時刻Tまでの第7の期間は(V/√2)/(T/8)、の傾きを有する電圧波形を有し、
    前記発振回路は、
    第1の電流値の定電流を生成する第1の定電流源と、
    前記定電流により駆動し、周波数が前記第1の電流値に比例する前記入力信号を生成するマルチバイブレータと、
    を備え、
    前記波形生成回路は、
    前記第1の電流値に比例する第2の電流値で互いに異なる向きに電流を流す第2及び第3の定電流源と、前記第1の電流値に比例し且つ前記第2の電流値よりも小さい第3の電流値で互いに異なる向きに電流を流す第4及び第5の定電流源と、を有し、選択信号に応じて、出力する電流を前記各電流から選択可能に構成される電流源回路と、
    前記電流源回路から出力された電流によって電荷を充放電する容量と、増幅器と、を有し、前記電流源回路の出力を積分する積分器と、
    前記積分器の出力を、あらかじめ設定された第1の所定値及び前記第1の所定値と極性が異なる第2の所定値と各々比較する第1及び第2の比較器と、
    前記積分器の出力を、あらかじめ設定された前記第1の所定値より大きい第3の所定値及び前記第3の所定値と極性が異なる第4の所定値と各々比較する第3及び第4の比較器と、
    前記各比較器の出力と前記入力信号とを入力して、前記積分器の出力に前記擬似正弦波が生成されるような前記選択信号を出力する制御回路と、
    を備え、
    前記積分器の出力が前記第2の所定値から前記第1の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の期間は前記第7の期間及びそれに続く前記第1の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第3の定電流源が選択され、前記第2の電流値によって前記容量の電荷が放電され、
    前記積分器の出力が前記第1の所定値から前記第3の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の期間は前記第2の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第5の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が放電され、
    前記積分器の出力が前記第3の所定値から前記第1の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第3の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第4の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が充電され、
    前記積分器の出力が前記第1の所定値から前記第2の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第4の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第2の定電流源が選択され、前記第2の電流値によって前記容量の電荷が充電され、
    前記積分器の出力が前記第2の所定値から前記第4の所定値までの間であって且つ前記入力信号がLo区間の時は前記第5の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第4の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が充電され、
    前記積分器の出力が前記第4の所定値から前記第2の所定値までの間であって且つ前記入力信号がHi区間の時は前記第6の期間であって、当該区間において、前記選択信号により前記第5の定電流源が選択され、前記第3の電流値によって前記容量の電荷が放電されることを特徴とする波形生成装置。
  2. 前記第1の電流値がIで表される場合、前記第2の電流値はI、前記第3の電流値は(√2−1)×I、であることを特徴とする請求項1に記載の波形生成装置。
  3. 前記第1の所定値が√2×V/2で表される場合、前記第2の所定値は−√2V/2、前記第3の所定値は、前記第4の所定値は−V、であることを特徴とする請求項2に記載の波形生成装置。
  4. 前記制御回路は、前記積分器の出力の絶対値が前記第3または第4の所定値の絶対値を超えたことを表す前記第3または第4の比較器の出力を入力した際に、前記電流源回路から前記積分器への電流出力をカットすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の波形生成装置。
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