JP4746015B2 - 伸縮梯子 - Google Patents
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Description
前記下梯子及び上梯子は、左右一対の支柱を、上下方向に間隔をおいて複数配置した踏み桟によって連結してなる。
この伸縮梯子にあっては、該伸縮梯子を収縮させた状態で持ち運ぶ際等において、伸縮梯子が伸張しないようにロックする伸張止め装置が設けられる。
この伸張止め装置は、上梯子の支柱に取付固定された取付台と、下梯子の踏み桟に接当することにより上梯子の伸張方向の移動を規制する規制部材とを備え、規制部材は、上梯子の伸張方向の移動を規制すべく下梯子の踏み桟の下方側に位置する規制位置と、上梯子の伸張方向の移動を許容すべく下梯子の踏み桟の下方側から退避する退避位置とに位置変更可能とされている。
この特許文献1に記載の伸張止め装置にあっては、規制部材を規制位置から後上方に回動し、その後、背面側から下方側に回動して、該規制部材が垂下状とされた(規制部材が枢支部分から支柱の長手方向下方に延びる)退避位置に位置変更可能とされている。
伸縮梯子を収縮状態で持ち運ぶ際に、伸縮梯子の先端側(上端側)が下を向くように傾けた際、規制部材が下梯子の踏み桟に当たるまで上梯子が移動するが、規制位置における規制部材と、下梯子の踏み桟との間隔が大きいと(上梯子が伸張方向に移動して規制部材が下梯子の踏み桟に当たるまでの距離が長いと)、規制部材が踏み桟に接当したときの衝撃が大きいという問題がある。
前記規制部材は、取付台に上下軸回りに回動自在に支持された被支持部と、この被支持部を回動させることにより、上梯子の伸張方向の移動を規制すべく下梯子の踏み桟の下方側に位置する規制位置と、上梯子の伸張方向の移動を許容すべく下梯子の踏み桟の下方側から退避する退避位置とに位置変更可能な接当部とを備えていることを特徴とする。
また、下梯子と、この下梯子に対して上下動自在に係合する中梯子と、この中梯子に対して上下動自在に係合する上梯子とを備え、
前記下梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁と後壁の間に位置する中間壁と、これら前壁,後壁及び中間壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなり、この下梯子の踏み桟の端部側は、該下梯子の支柱の前壁と中間壁との間に挿入されて固定され、
前記中梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁と後壁の間に位置する中間壁と、これら前壁,後壁及び中間壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなると共に、該中梯子の支柱は、下梯子の支柱の中間壁と後壁との間に配置され、この中梯子の踏み桟の端部側は、該中梯子の支柱の前壁と中間壁との間に挿入されて固定され、
前記上梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁及び後壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなると共に、該上梯子の支柱は、中梯子の支柱の中間壁と後壁との間に配置され、この上梯子の踏み桟の端部側は、該上梯子の支柱の前壁と後壁との間に挿入されて固定され、
前記取付台は、上梯子の前壁と後壁との間に配置されて該上梯子に取付固定された取付部と、規制部材の被支持部が挿通されて該被支持部を上下軸回りに回動自在に支持する支持部とを備えてなり、前記支持部は取付部の左右方向内方側の側面の前端側に位置しており、
規制部材の接当部は、規制位置では取付台の支持部から前方に突出状とされ、退避位置では取付台の支持部から後方に突出状とされ、
収縮状態では上梯子に対する中梯子の伸張方向の移動が規制されるように構成されていてもよい。
図1において、1は長手方向に伸縮自在な伸縮梯子であり、本実施の形態では伸縮梯子1としてサヤ管式の三連梯子が例示されている。
この伸縮梯子1は、下梯子1Aと、この下梯子1Aに対して長手方向移動自在(上下動自在)に係合する中梯子1Bと、この中梯子1Bに対して長手方向移動自在(上下動自在)に係合する上梯子1Cと、前記中梯子1B及び上梯子1Cの昇降操作用の操作ロープ2と、この操作ロープ2が巻き掛けられる滑車3,4,5と、中梯子1Bに対する上梯子1Cの下降(収縮方向の移動)を規制するロック装置R1(これを第1のロック装置という)と、下梯子1Aに対する中梯子1Bの下降(収縮方向の移動)を規制するロック装置R2(これを第2のロック装置という)と、中梯子1B及び上梯子1Cを共に上下方向移動範囲の下限位置である収縮位置に位置させた状態(収縮状態)で下梯子1Aに対する中梯子1B及び上梯子1Cの伸張方向(下梯子1Aに対する中梯子1B及び上梯子1Cの上昇方向と同方向)の移動を規制する伸張止め装置8とを備えている。
なお、以下の説明において、左右方向内方とは左右の支柱11A,11B,11Cから梯子1の左右方向中央に向かう方向をいい、左右方向外方とは梯子1の左右方向中央から左右の支柱11A,11B,11Cに向かう方向をいう。
この下梯子1Aの支柱11Aは、中間壁15Aと後壁14Aとの間の間隔が、前壁13Aと中間壁15Aとの間の間隔よりもかなり大きな間隔となるように形成されている。
なお、本実施の形態では、下梯子1Aの支柱11Aの側壁16Aの、前壁13Aと中間壁15Aとを連結する部分は、中間壁15Aと後壁14Aとを連結する部分よりも左右方向内方側に位置している。
なお、下梯子1Aの支柱11Aの前壁13Aの前面側の左右の各端部には前方に突出する凸部18が設けられ、この左右の凸部18間を前記リベット17が貫通している。
また、この下梯子1Aの支柱11Aの下端には接地部材20が取り付けられ、また、この下梯子1Aの左右の支柱11Aの後壁14Aの背面同志は、上下の連結部材21によって相互に連結されている。
前記中梯子1Bの左右の支柱11Bは、収縮位置において左右方向で同じ側にある下梯子1Aの支柱11Aの中間壁15Aと後壁14Aとの間に収納状とされて配置されている。
この中梯子1Bの左右の各支柱11Bは、前記下梯子1Aの支柱11Bと同様に、前壁13Bと、後壁14Bと、これら前壁13Bと後壁14Bの間に位置する中間壁15Bと、これら前壁13B,後壁14B及び中間壁15Bの左右方向外端同志を連結する側壁16Bとを備えており、中間壁15Bと後壁14Bとの間の間隔が、前壁13Bと中間壁15Bとの間の間隔よりも大となるように形成されている。
なお、中梯子1Bの支柱11Bの前壁13Bの前面側の左右の各端部には前方に突出する凸部23が形成され、この左右の凸部23を前記リベット17が貫通しており、また、後壁14Bの後面側の左右方向外端部にも凸部23が後方突出状に形成されている。
この上梯子1Cの左右の各支柱11Cは、前壁13Cと、後壁14Cと、これら前壁13C及び後壁14Cの左右方向外端同志を連結する側壁16Cとを備えている。
この上梯子1Cの踏み桟12Cの左右方向の各端部側は、該上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとの間に挿入され、こられ踏み桟12Cの左右方向の端部側と前壁13Cと後壁14Cとにわたって貫通するリベット17によって該踏み桟12Cが該支柱11Cに固定されている。
図1〜図8に示すように、滑車3,4,5は、下梯子1Aの最上段の踏み桟12Aに設けられた第1上滑車3と、中梯子1Bの最上段の踏み桟12Bに設けられた第2上滑車4と、中梯子1Bの最下段の踏み桟12Bに設けられた下滑車5とが設けられている。
これら第1上滑車3,第2上滑車4及び下滑車5は、それぞれ踏み桟12A,12Bの左右方向中央側に取り付けられたブラケット25に前後方向の軸心回りに回転自在に支持されている。
また、上梯子1Cの最下段の踏み桟12Cの前面側には第1ストッパ26が設けられ、中梯子1Bの上から2番目の踏み桟12Bの後面側には前記第1ストッパ26が下方から接当可能な第2ストッパ27が設けられ、中梯子1Bの最下段の踏み桟12Bの前面側には、第3ストッパ28が設けられ、下梯子1Aの上から2番目の踏み桟12Aの後面側には前記第2ストッパ27が下方から接当可能な第4ストッパ29が設けられている。
この場合は、上梯子操作用の操作ロープは、一端側が下梯子1Aの下部側の踏み桟12A(例えば、下から3番目の踏み桟12A)に括り付けられると共に、ここから上方に延びるように配設されて第2上滑車4に巻き掛けられ、その後、下方に延びるように配設されて他端側が上梯子1Cの最下段の踏み桟12Cに括り付けられ、上梯子1Cは、操作ロープの、一端側と第2上滑車4との間を把持して操作される。
この場合においても、上梯子1Cを伸張方向に移動させた後に中梯子1Bを伸張方向に移動させるように操作される。
また、第1のロック装置R1は第2のロック装置R2の上方側に位置している。
第1のロック装置R1の止め金具取付座D1は、上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとの間の間隔に相当する(略同じ)前後幅W1に形成されていて、該止め金具取付座D1の上下の取付部38,40が上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとの間に挿入されて配置されており、上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cを貫通すると共に止め金具取付座D1の上下の取付部38,40を挿通し且つ上梯子1Cの支柱11Cの後壁14Cを貫通する上下のリベット44によって取付部38,40が上梯子1Cの支柱11Cに取付固定され、これによって止め金具取付座D1が上梯子1Cの支柱11Cに取付固定されている。
前記揺動規制壁43は、取付壁36の左右方向内方側の面の下部に設けられ、且つ壁面が上下方向を向くように、左右方向内方側に向けて突設されている。
第1のロック装置R1の止め金具取付座D1の軸支孔46,47は取付壁36及び支持壁42の前部に形成され、第2のロック装置R2の止め金具取付座D1の軸支孔46,47は取付壁36及び支持壁42の前後方向中央部に形成されている。
図18に示すように、前記構成の止め金具取付座D1,D2は、該止め金具取付座D1,D2を前後方向に直交する面で切断した断面形状と同じ断面形状に形成された長尺のアルミ等の形材48(取付壁36、上下壁37,39、上下取付部38,40、延設壁41及び支持壁42を有し且つ上下取付部38,40の軸心方向を長手方向とする長尺のアルミ等の押出し形材又は引抜き形材)を押出し成形又は引抜き成形によって形成し、この形材48を、該形材48の長手方向に直交する面で所定幅W1,W2(止め金具取付座D1,D2が取り付けられる部分である、支柱11C,11Bの前後対向状の対向壁部(13C,14C、13B,15B)間に相当する寸法)に切断すると共に軸支孔46,47を穿孔することにより形成されている。
前記止め金具取付座D1,D2は、支柱11C,11Bの前後方向対向状の対向壁部の間(上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとの間、又は、中梯子1Bの支柱11Bの前壁13Bと中間壁15Bとの間)に配置されると共に、一方の対向壁部を貫通すると共に止め金具取付座D1,D2の取付部38,40を挿通し且つ他方の対向壁部を貫通するリベット44によって支柱11C,11Bに取付固定されているので、従来のように止め金具取付座が支柱の一壁部に重合されて取付固定される場合に比べて、支柱の長手方向の荷重に対して十分な強度で止め金具取付座D1,D2を取付固定することができる。
止め金具32は、側壁49と、この側壁49の縁部の略全周から左右方向外方側に延出された延出壁50とから主構成されており、該止め金具32の下端後部側には、延出壁50を分断するように切り欠く、切欠部51が設けられている。
また、この止め金具32は、その上部に、前方側に突出して対応する踏み桟12B,12Aの上面に上方から係合する係合部52を有し、この係合部52の上面側は前方に行くに従って下方に移行する傾斜状のガイド面53とされている。
この止め金具32は、上部が止め金具取付座D1,D2の取付壁36と支持壁42との間に挿入されており、止め金具取付座D1,D2の支持壁42の軸支孔47,止め金具32の軸挿通孔54及びボス部55,止め金具取付座D1,D2の取付壁36の軸支孔46に亘って段付きの枢軸45を挿通し且つ該枢軸45の先端側をかしめることで該枢軸45を抜止めすることにより、該止め金具32が枢軸45を介して止め金具取付座D1,D2に左右方向の軸心回りに回動自在に(前後揺動自在に)取り付けられて支持されている。
また、止め金具32の後縁側の延出壁50が止め金具取付座D1,D2の揺動規制壁43の後端に接当することにより、止め金具32の前方側への揺動が規制され、該止め金具32が対応する踏み桟12B,12Aに係合可能な所定位置に位置決めされている。
また、止め金具取付座D1,D2の揺動規制壁43の左右方向内方側の端部が、止め金具32の側壁49に接当しており、これによって、止め金具32の左右方向の倒れが防止されている。
このケリ爪34の下縁側は側面視円弧状に形成され、該ケリ爪34には該ケリ爪34下縁から左右方向外方に向けて延設された延設壁58が設けられている。
このケリ爪34の延設壁58の上端側が、止め金具32の後縁側の延出壁50の下端に接当することにより、該ケリ爪34の後方側への揺動が規制され、また、図13,図15に仮想線で示すように、該ケリ爪34の延設壁58の下端側が、止め金具32の係合部52の前端側下部に接当することにより、ケリ爪34の前方側への揺動が規制されるよう構成されている。
前記構成の伸縮梯子1を伸張させる場合において、操作ロープ2によって上梯子1C又は中梯子1Bを上方移動させると、止め金具32の係合部52の上面側のガイド面53が対応する踏み桟12B,12Aに下方側から接当して、該止め金具32が枢軸45回りに後方側に揺動して逃げることにより上梯子1C又は中梯子1Bの上方移動が許容され、係合部52が踏み桟12B,12Aを通り過ぎて該踏み桟12B,12Aの上方側に位置するとバネ33の付勢力によって係合部52が元の位置(係合部52が対応する踏み桟12B,12Aに係合可能な位置)に戻る。
また、伸縮梯子1を収縮させる場合にあっては、上梯子1C又は中梯子1Bを上方移動させてケリ爪34を踏み桟12B,12Aの上方に位置させる。このときケリ爪34が踏み桟12B,12Aに下方側から接当して止め金具32と共に枢軸45回りに後方側に揺動して逃げることにより上梯子1C又は中梯子1Bの上方移動が許容され、ケリ爪34が踏み桟12B,12Aを通り過ぎて該踏み桟12B,12Aの上方側に位置するとバネ33の付勢力によって止め金具32及びケリ爪34が元の位置に戻る。
図19及び図20に示すように、この伸張止め装置8は、上梯子1Cの支柱11Cに取り付けられる取付台61と、下梯子1Aの踏み桟12Aに接当することにより上梯子1C及び中梯子1Bの伸張方向の移動を規制する規制部材62と、この規制部材62を位置決めさせるべく該規制部材62を付勢するバネ63とから主構成されている。
取付部64は、前後壁66,67と左右の側壁68とから上下開放状の四角筒状に形成され、上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとの間の間隔に相当する前後幅W3に形成されている。
この取付部64の前壁66及び後壁67には上下一対の挿通孔69が形成され、上梯子1Cの支柱11Cの前壁13Cと後壁14Cとを貫通すると共に取付部64の前後壁66,67の挿通孔69に挿通された上下のリベット70(又はボルト等の締結具)によって取付部64が支柱11Cに取付固定されている。
この支持部65の前壁71と後壁72の上端面には、円弧状の凹部からなる位置決め部74が形成されている。
この取付台61は、該取付台61を上下方向に直交する面で切断した断面形状と同じ断面形状に形成された長尺のアルミ等の形材を押出し成形又は引抜き成形によって形成し、この形材を、該形材の長手方向に直交する面で所定幅に切断することにより形成されている。
この規制部材62の被支持部77は上下方向の軸心を有し、支持部65に軸心回りに回動自在に挿通されている。
また、被支持部77の下部側は、支持部65の下端から下方に突出していると共に該被支持部77の下端側には雄ネジ78が形成されている。
前記バネ63は、コイルバネ63によって構成され、被支持部77の下部の上下ワッシャ79間に套嵌されており、このバネ63によって規制部材62が引き下げられる方向に付勢されている。
また、前記ナット部材80を螺進又は螺合させることにより、バネ63の付勢力が調整可能とされている。
また、本実施の形態における伸縮梯子1にあっては、該伸縮梯子1が収縮した状態においては、図8に示すように、上梯子1Cの下端の端具81Cが中梯子1Bの下端の端具81B上に載置されるように構成されており、下梯子1Aに対する上梯子1Cの伸張方向の移動規制がなされると、中梯子1Bの下梯子1Aに対する伸張方向の移動規制が同時になされ、これによって伸縮梯子1が伸びないようにロックされる。
前記構成の伸張止め装置8にあっては、規制部材62の被支持部77を上下軸回りに回動させることにより、接当部76が規制位置と退避位置とに位置変更されるよう構成されているので、規制位置における規制部材62の接当部76と、下梯子1Aの踏み桟12Aとの間隔を小さくすることができ(従来のものに比べて規制部材62の接当部76を踏み桟12Aに近接させることができ)、これによって、伸縮梯子1を収縮状態で持ち運ぶ際に、伸縮梯子1の先端側(上端側)が下を向くように傾けた際において、規制部材62が踏み桟に接当したときの衝撃を小さくすることができる。
1A 下梯子
1B 中梯子
1C 上梯子
11A 下梯子の支柱
11B 中梯子の支柱
11C 上梯子の支柱
12A 下梯子の踏み桟
12B 中梯子の踏み桟
12C 上梯子の踏み桟
13A 下梯子の支柱の前壁
13B 中梯子の支柱の前壁
13C 上梯子の支柱の前壁
14A 下梯子の支柱の後壁
14B 中梯子の支柱の後壁
14C 上梯子の支柱の後壁
15A 下梯子の支柱の中間壁
15B 中梯子の支柱の中間壁
61 取付台
62 規制部材
63 バネ
74 位置決め部
76 接当部
77 被支持部
Claims (3)
- 下梯子と、この下梯子に対して上下動自在な上梯子とを備えて伸縮自在に構成され、これら下梯子及び上梯子は、左右一対の支柱を、上下方向に間隔をおいて複数配置した踏み桟によって連結してなり、上梯子の支柱に取付固定された取付台に、下梯子の踏み桟に係合することで下梯子に対する上梯子の伸張方向の移動を規制する規制部材を支持した伸縮梯子において、
前記規制部材は、取付台に上下軸回りに回動自在に支持された被支持部と、この被支持部を回動させることにより、上梯子の伸張方向の移動を規制すべく下梯子の踏み桟の下方側に位置する規制位置と、上梯子の伸張方向の移動を許容すべく下梯子の踏み桟の下方側から退避する退避位置とに位置変更可能な接当部とを備えていることを特徴とする伸縮梯子。 - 前記取付台に、規制位置と退避位置との各位置において接当部が係合することで該接当部を各位置に位置決めする位置決め部を設け、被支持部を上下動させることにより位置決め部に対して接当部が係脱自在とされ、接当部が位置決め部に係合する方向に前記被支持部を付勢するバネを備えていることを特徴とする請求項1に記載の伸縮梯子。
- 下梯子と、この下梯子に対して上下動自在に係合する中梯子と、この中梯子に対して上下動自在に係合する上梯子とを備え、
前記下梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁と後壁の間に位置する中間壁と、これら前壁,後壁及び中間壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなり、この下梯子の踏み桟の端部側は、該下梯子の支柱の前壁と中間壁との間に挿入されて固定され、
前記中梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁と後壁の間に位置する中間壁と、これら前壁,後壁及び中間壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなると共に、該中梯子の支柱は、下梯子の支柱の中間壁と後壁との間に配置され、この中梯子の踏み桟の端部側は、該中梯子の支柱の前壁と中間壁との間に挿入されて固定され、
前記上梯子の左右の支柱は、前壁と、後壁と、これら前壁及び後壁の左右方向外端同志を連結する側壁とを備えてなると共に、該上梯子の支柱は、中梯子の支柱の中間壁と後壁との間に配置され、この上梯子の踏み桟の端部側は、該上梯子の支柱の前壁と後壁との間に挿入されて固定され、
前記取付台は、上梯子の前壁と後壁との間に配置されて該上梯子に取付固定された取付部と、規制部材の被支持部が挿通されて該被支持部を上下軸回りに回動自在に支持する支持部とを備えてなり、前記支持部は取付部の左右方向内方側の側面の前端側に位置しており、
規制部材の接当部は、規制位置では取付台の支持部から前方に突出状とされ、退避位置では取付台の支持部から後方に突出状とされ、
収縮状態では上梯子に対する中梯子の伸張方向の移動が規制されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮梯子。
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