JP4745626B2 - 軸流式送風装置 - Google Patents
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Description
β=2πr
で表される。そして、前記ファンが1回転させられるときの前記点が軸方向に移動する距離をピッチPとすると、ノーズテールラインM1とベースラインM2との成す角度によって表されるピッチ角θ1は、
θ1=tan-1(P/2πr)
になる。
F=∫{(1/2)・CL・ρ・v2 ・L}dr
で表すことができ、揚力係数CLが大きいほど大きく、揚力係数CLが小さいほど小さい。また、該揚力係数CLは迎角θ2に対応して変化し、揚力係数CLが所定の範囲内に収まらない場合、ファンは失速する。
−11〔°〕<θ2<13〔°〕
の範囲に収まる場合、正の方向に大きくなるほど、揚力係数CLは正の方向に大きくなり、負の方向に大きくなるほど、揚力係数CLは負の方向に大きくなる。そして、第1の翼において、迎角θ2が13〔°〕で揚力係数CLは正の方向においてピークになり、13〔°〕より大きくなると、揚力係数CLは急激に小さくなり、ファンは失速する。また、第1の翼において、迎角θ2が−11〔°〕で揚力係数CLは負の方向においてピークになり、−11〔°〕より小さくなると、揚力係数CLは急激に小さくなり、ファンは失速する。
−14〔°〕<θ2<15〔°〕
の範囲に収まる場合、正の方向に大きくなるほど、揚力係数CLは正の方向に大きくなり、負の方向に大きくなるほど、揚力係数CLは負の方向に大きくなる。そして、第2の翼において、迎角θ2が15〔°〕で揚力係数CLは正の方向においてピークになり、15〔°〕より大きくなると、揚力係数CLは急激に小さくなり、ファンは失速する。また、第2の翼において、迎角θ2が−14〔°〕で揚力係数CLは負の方向においてピークになり、−14〔°〕より小さくなると、揚力係数CLは急激に小さくなり、ファンは失速する。
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が、径方向内方ほど大きく、径方向外方ほど小さく設定され、
27〔°〕≦θ1≦60〔°〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が大きい領域で前記キャンバーfが小さく設定され、最大キャンバー位置が翼の前縁側に置かれ、前記ピッチ角θ1が小さい領域で前記キャンバーfが大きく設定され、最大キャンバー位置が翼の後縁側に置かれ、かつ、前記キャンバー比ηが、
10〔%〕≦η≦25〔%〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1と前記キャンバー比ηとを加えた値によって表される翼算定指標αが、
40≦α≦70
の範囲に収められる。
また、前記翼の外周縁の周速度が8〔m/s〕以下になるように設定される。
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が、径方向内方ほど大きく、径方向外方ほど小さく設定され、
27〔°〕≦θ1≦60〔°〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が大きい領域で前記キャンバーfが小さく設定され、最大キャンバー位置が翼の前縁側に置かれ、前記ピッチ角θ1が小さい領域で前記キャンバーfが大きく設定され、最大キャンバー位置が翼の後縁側に置かれ、かつ、前記キャンバー比ηが、
10〔%〕≦η≦25〔%〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1と前記キャンバー比ηとを加えた値によって表される翼算定指標αが、
40≦α≦70
の範囲に収められる。
また、前記翼の外周縁の周速度が8〔m/s〕以下になるように設定される。
β=2πr
で表される。そして、前記ファン21が1回転させられるときの前記点が軸方向に移動する距離をピッチPとすると、ノーズテールラインM1とベースラインM2との成す角度によって表されるピッチ角θ1は、
θ1=tan-1(P/2πr)
になる。
F=∫{(1/2)・CL・ρ・v2 ・L}dr
で表すことができ、揚力係数CLが大きいほど大きく、揚力係数CLが小さいほど小さい。また、前記速度vはファン21の回転速度に比例するので、前記揚力Fは、ファン21の回転速度が高いほど大きく、回転速度が低いほど小さい。
θ2=θ1−Δθ
によって決まる。すなわち、図3に示されるように、迎角θ2を所定の範囲内において大きくすると、揚力係数CLを大きくすることができる。
したがって、出力軸24の中心の半径位置Stは零〔%〕になり、点Pt1の半径位置Stは100〔%〕になる。
27〔°〕≦θ1≦60〔°〕
の範囲の値にされる。前述されたように、迎角θ2は、誘導速度Viの分だけピッチ角θ1より小さくなるので、角度Δθを2〜4〔°〕とし、
23〔°〕≦θ2≦58〔°〕
にするのが好ましい。
η=fmax×100/L
を同様に設定するようにしている。
10〔%〕≦η≦25〔%〕
の範囲にされる。
α=θ1+η
を算出し、半径位置Stが70〜90〔%〕の範囲において、前記翼算定指標αを、次の式で表される範囲に収めるようにしている。
また、ファン21の直径をD(=2×R)とし、翼22の数をMとし、最大の翼弦長L、すなわち、最大翼幅をLmaxとしたとき、ファン21において、展開された状態の各翼22が占める割合を翼幅指数Cr
Cr=Lmax・M/D
で表すことができる。そして、本実施の形態においては、半径位置Stが70〜90〔%〕の範囲において、翼幅指数Crを0.4〜4.8の範囲に収めるようにしている。
Cr=0.4×24/2
=4.8
にすることができる。
27〔°〕≦θ1≦60〔°〕
の範囲内において、キャンバー比ηを、
10〔%〕≦η≦25〔%〕
の範囲内において、前記翼算定指標αを、
40≦α≦70
の範囲内において変化させたときに、ファン21に失速が起こらず、振動及び騒音が発生しないようにファン21を十分に低速で回転させる必要がある。
U=8〔m/s〕
になる。
U=6〔m/s〕
にすると一層ファン21に失速が起こらず、振動及び騒音が発生するのを抑制することができる。
22 翼
23 モータ
Claims (1)
- (a)複数の翼を備えたファンと、
(b)該ファンを回転させるための駆動部とを有するとともに、
(c)前記ファンの出力軸からの径方向の位置を表す所定の半径位置で翼をカットしたときの断面において、翼の前縁と後縁とを結ぶ線分によって表されるノーズテールラインと、翼の移動方向に延びる線分によって表されるベースラインとの成す角をピッチ角θ1とし、翼厚中心線とノーズテールラインとの間の距離を表すキャンバーをfとし、翼弦長に対する前記キャンバーfの最大値の割合をキャンバー比ηとしたとき、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が、径方向内方ほど大きく、径方向外方ほど小さく設定され、
27〔°〕≦θ1≦60〔°〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1が大きい領域で前記キャンバーfが小さく設定され、最大キャンバー位置が翼の前縁側に置かれ、前記ピッチ角θ1が小さい領域で前記キャンバーfが大きく設定され、最大キャンバー位置が翼の後縁側に置かれ、かつ、前記キャンバー比ηが、
10〔%〕≦η≦25〔%〕
の範囲に収められ、
前記翼の70〜90〔%〕の半径位置において、前記ピッチ角θ1と前記キャンバー比ηとを加えた値によって表される翼算定指標αが、
40≦α≦70
の範囲に収められ、
(d)前記翼の外周縁の周速度が8〔m/s〕以下になるように設定されることを特徴とする軸流式送風装置。
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JP2004191104A JP4745626B2 (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 軸流式送風装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004191104A JP4745626B2 (ja) | 2004-06-29 | 2004-06-29 | 軸流式送風装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006009752A JP2006009752A (ja) | 2006-01-12 |
JP4745626B2 true JP4745626B2 (ja) | 2011-08-10 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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- 2004-06-29 JP JP2004191104A patent/JP4745626B2/ja not_active Expired - Fee Related
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