JP4742738B2 - 生産ライン内のボトルネック生産工程を探索する方法と装置 - Google Patents

生産ライン内のボトルネック生産工程を探索する方法と装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数の生産工程を備えている生産ライン内において、生産遅れの原因となっているボトルネック生産工程を探索する方法と装置に関する。
通常の生産活動では、生産途中のワークを生産工程から生産工程に送り、各生産工程で生産活動を実施することによって、製品を順々に生産する。このとき、すべての生産工程における作業時間が均質化されていることは少なく、作業に長時間を要する生産工程と、短時間で作業が完了する生産工程が混在していることが多い。この場合、他の生産工程での作業が短時間で終了しても、特定の生産工程での作業が進まなければ、製品は生産されない。生産ラインの生産性は、作業に長時間を要する生産工程の生産性によって決定されてしまう。本明細書では、作業に長時間を要するために生産ラインの生産性を低下させている生産工程をボトルネック生産工程という。
複数の生産工程を備えている生産ラインの生産性を向上するためにはボトルネック生産工程を特定し、そのボトルネック生産工程の生産性を向上する対策が必要とされる。
従来から、複数の生産工程を備えている生産ラインにおいて、ボトルネックとなっている生産工程を特定する種々の技術が提案されている。
特許文献1に、複数の生産設備が直列に配置された生産ラインにおいて、ボトルネックとなっている生産設備を特定する過程を支援する技術が開示されている。特許文献1の技術では、生産ラインを構成する生産設備毎に、稼動時間と不稼動時間を検出する。さらに、上流側の生産設備と下流側の生産設備の動作状態から、検出された不稼動時間を、上流側からワークが未だ搬入されないために稼動していない時間(ワーク無し不稼動時間)と、下流側へワークを搬出できないために稼動していない時間(ワーク有り不稼動時間)に分類する。この技術によれば、各々の生産設備の稼動率と、生産ライン内における各生産設備の位置関係から、上流側の生産設備にワーク有り不稼動時間を作り出し、下流側の生産設備にワーク無し不稼動時間を作り出している生産工程(即ち、ボトルネックとなっている生産工程)を特定することができる。
特許文献2には、分岐を備えるコンベアを用いたワークの搬送システムにおいて、搬送経路毎の稼動・不稼動状態を認識し、搬送経路の稼動状況を各生産設備間で共有することによって、搬送経路の健全性を看視する技術が開示されている。
特開2004−246404号公報 特開平11−193115号公報
特許文献1に記載の技術によれば、生産ラインを構成する個々の生産設備の稼働率と、生産ライン内における生産設備の位置関係から、複数の生産設備が直列に配置されている生産ラインの稼動状況を解析することができる。このような解析を行うことで、ボトルネックとなっている生産工程を特定するができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術には、さらなる改善の余地が残されている。
生産ラインの中には、すべての生産設備が直列に配置されているものもあるが、同一種類の複数台の生産設備が並列に配置されている生産工程が混在していることがある。他の生産工程よりも長時間作業を必要とする生産工程では、複数の生産設備を並列に設置し、同時並行的に生産活動をすすめることによって、他の生産工程と同一水準のペースで生産できるようにする。
同一種類の複数台の生産設備が並列に配置されている生産工程が混在していると、並列配置された個々の生産設備の稼動状態が上流側の生産設備と下流側の生産設備の稼動状態に及ぼす影響が明確でないために、個々の生産設備の稼動状態からボトルネックとなっている生産工程を特定できないことが多い。
特許文献2に記載の技術によれば、並列に配置された複数の搬送経路のそれぞれの状況を看視することはできるが、それからボトルネックとなっている生産工程を特定することはできない。
本発明者は、ボトルネックとなっている生産工程を特定するためには、生産途中のワークを前生産工程から後生産工程に搬送するワーク搬送装置の稼動状況を解析することが有用であることに着目した。
本発明では、ワーク搬送装置の稼動状況を示すデータを解析することによって、ボトルネックとなっている生産工程を特定する。具体的には、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置の経時的変化を示す情報を解析することによって、ボトルネックとなっている生産工程を特定する。
本発明の方法では、複数の生産工程を備えている生産ライン内において生産途中のワークを生産工程から生産工程に搬送するために複数の位置を経由して移動するワーク搬送装置の稼動状況を解析することによって、生産ライン内でボトルネックとなっている生産工程を探索する。
本発明の方法は、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を取得し、取得した動作状態と動作位置を示す情報を時間に関連付けて記憶する段階を備えている。ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す情報を時間に関連付けて記憶することによって、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置の時間的変化を示す情報が記憶される。
本発明の方法は、そうして記憶した動作状態と動作位置の経時的変化を示す情報を検索してワーク搬送装置の待機状態を抽出する段階と、そうして抽出した待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置の情報から照合表を用いてその待機状態の起因となった生産工程を特定する段階を備えている。その結果、生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態を特定することが可能となる。本発明の方法では、生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態の累計時間を算出する段階と、そうして算出した生産工程別の待機状態の累計時間から生産ライン内のボトルネック生産工程を特定する段階を備えている。
ワーク搬送装置はコントローラを備えており、出発位置と到達位置と移動開始タイミング等、ワーク搬送装置が動作するのに必要なコマンドを送る。先の移動終了時の到達位置が次の移動動作の出発位置であることから、出発位置の情報は省略することができる。コントローラが出力する信号は、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号ということができる。コントローラとは別に、ワーク搬送装置がどこに位置してどう動作しているのか(停止しているのか、移動中なのかといった動作状態)を監視する監視装置を備えている場合には、監視装置からワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を得ることができる。コントローラと監視装置の両者を備えていれば、ワーク搬送装置がコマンドのとおりに動作しないという異常動作状態にあることを示す情報を得ることもできる。
コントローラからワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を得る場合、コントローラが待機動作を指示することがある。この場合、コントローラが出力するワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号に待機状態を示す情報が直接的に含まれている。コントローラが待機動作を指示しないこともある。例えば、コントローラが動作位置AからBに移動するコマンドを出力し、その移動は10秒で完了するのに、次の移動コマンドを3分後まで出力しないのであれば、2分50秒の間はワーク搬送装置に動作位置Bで待機させるコマンドを出力したことに相当する。待機動作を指示するコマンドを直接的には送らない場合でも、移動コマンドの時間間隔と動作に要する時間を解析することによって、ワーク搬送装置が待機状態にある時間帯を特定することができる。
上記の方法では、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置の時間的変化を示す情報を整備する。この情報を検索することによって、待機状態を示す情報を抽出し、待機していた時間帯を算出する。待機状態を示す情報が記憶されていれば、それを直接的に抽出することができる。前記に例示したように、例えば10秒で移動動作を完了するコマンドが出力されてから10秒以上の間、次の動作コマンドが出力されない情報を抽出することによっても、待機状態を示す情報を抽出し、待機していた時間帯を算出することができる。
本方法では、待機状態を示す情報を抽出するだけでなく、それがどの位置で待機していたかを解析する。待機位置から、その待機状態の起因となった生産工程を特定することができる。
例えば図10の平面図に例示するように、生産ラインの一部に、生産工程1102,108,112,1114の連鎖が存在している場合を想定する。図示104,106,110はワークの一時的な保管場所であり、生産工程1102での生産活動が完了したワークが、ワーク搬送装置1103によって、搬入台104に搬送されてくる。生産工程108,112での生産活動は、生産工程1102,1114での生産活動よりも長時間を要する。そこで、同一種類の3台の生産設備108a,108b,108cと、112a,112b,112cが並列に配置されており、同時並行して生産活動が進められるようになっている。
この例の場合、搬送装置Aは、搬入台104に搬送されてきたワークを、生産設備108a,108b,108cのなかから選択される1台の生産設備に搬送する(矢印1a、1b、1c参照)。搬送装置Aは、生産設備108a,108b,108cのなかの1台の生産設備で生産されたワークを受け台110に搬送する(矢印2a、2b、2c参照)。さらに搬送装置Aは、搬送装置Bによって受け台110に搬送されてきたワークを、搬出台106に搬送する(矢印5参照)。搬送装置Bは、搬送装置Aによって受け台110に搬送されてきたワークを、生産設備112a,112b,112cのなかから選択される1台の生産設備に搬送する(矢印3a、3b、3c参照)。搬送装置Bは、生産設備112a,112b,112cのなかの1台の生産設備で生産されたワークを受け台110に搬送する(矢印4a、4b、4c参照)。受け台110に搬送されたワークは、搬送装置Aによって搬出台106に搬送され(矢印5参照)、さらに搬送装置1113によって生産工程1114に搬送される。
搬送装置Aは様々な状況で待機する。例えば搬入台104にワークが搬送されてきていなければ待機する。この場合は、位置A1で待機する。生産設備108a,108b,108cのいずれもが稼働中であれば待機する。この場合は、位置A2で待機する。以前に受け台110に搬送したワークがまだ受け台110に残っているときも待機する。この場合は、位置A4で待機する。位置A1で待機していれば、生産工程1102の生産遅れに起因する待機が発生していることがわかる。位置A2で待機していれば、生産工程108の生産遅れに起因する待機が発生していることがわかる。位置A4で待機していれば、生産工程112の生産遅れに起因する待機が発生していることがわかる。搬送装置Aの待機位置から、その待機状態の起因となった生産工程を特定することができる。
本発明の方法では、待機状態を示す情報を抽出するだけでなく、それがどの位置で待機していたかを解析する。上記に例示したように、待機位置からその待機状態の起因となった生産工程を特定することができる。したがって、その逆に、生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態を特定することが可能となる。
本発明の方法では、上記に例示した待機位置とその待機状態の起因となった生産工程の関係を示す照合表を予め用意しておく。照合表を参照することによって、待機位置からその待機状態の起因となった生産工程を速やかに特定することができる。
本発明の方法では、生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態の累計時間を算出し、そうして算出した生産工程別の待機状態の累計時間から生産ライン内のボトルネック生産工程を特定する。自身の生産遅れに起因してワーク搬送装置に発生した待機状態の累計時間が長いほど、改善を要する生産工程である。本発明によると、改善を要するボトルネック生産工程が自ずと浮かび上がってくる。
本発明は、ボトルネックとなっている生産工程を探索する装置にも具現化することができる。この装置は、複数の生産工程を備えている生産ライン内において生産途中のワークを生産工程から生産工程に搬送するために複数の位置を経由して移動するワーク搬送装置の稼動状況を解析することによってボトルネック生産工程を探索する。
この装置は、ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を取得し、取得した動作状態と動作位置を示す情報を時間に関連付けて記憶する手段と、その記憶手段を検索し、ワーク搬送装置の待機状態を抽出する手段と、そうして抽出した待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置の情報から、照合表を用いて、待機状態の起因となった生産工程を特定する手段と、生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態の累計時間を算出する手段と、そうして算出した生産工程別の待機状態の累計時間から生産ライン内のボトルネック生産工程を特定する手段を備えている。
本発明の方法または装置によれば、生産ライン内のワーク搬送装置の動作状態と動作位置を併せて解析することによって、生産ライン内でボトルネックとなっている生産工程を簡単に特定できるようになる。
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。最初に実施例の主要な特徴を列記する。
(形態1)ワーク搬送装置は、ワークを支持するアームを備えている。そのアームは、開閉可能であり、閉じることによってワークを支持し、開けることによってワークを開放する。
(形態2)ワーク搬送装置は、アームが閉じているか或いは開いているかを示す信号を出力する。
(形態3)解析装置は、解析対象期間を任意に指定して解析することができる。
(実施例1)
図1は、本実施例の解析方法と解析装置で解析する生産ライン102を模式的に示している。図1は、図10に例示した生産ラインの正面図に相当する。
生産ライン102は、ワークの加工や組み立てや検査等の作業を実施する生産工程の連鎖で構成されている。生産ライン102では、それよりも前の生産工程1102から搬入コンベア1103によって搬送されてくるワークを搬入台104に受入れ、受入れたワークに対して生産工程108と112に与えられた作業を施し、作業が完了したワークを搬出台106から搬出コンベア1113によって後の生産工程1114に送り出す。
生産ライン102では、前の生産工程1102から搬入されるワークに対して、生産工程108で第1加工を施し、生産工程112で第2加工を施す。以下では、前の生産工程1102から供給されるワークを未加工ワークといい、第1加工を実施したものを第1加工済みワークといい、第2加工を実施したものを第2加工済みワークと呼ぶ。
第1加工設備108a、108b、108cは、未加工ワークに対して第1加工を実施する加工設備である。第1加工設備108a、108b、108cは並列に配置されており、第1ガントリーローダ(ワーク搬送装置)114は、それぞれの加工設備の動作状況に応じて、搬入台104から未加工ワークを搬送する。第1加工設備108a、108b、108cはそれぞれが一度に1つの未加工ワークを処理することができる。
第2加工設備112a、112b、112cは、第1加工済みワークに対して第2加工を実施する加工設備である。第2加工設備112a、112b、112cは並列に配置されており、第2ガントリーローダ116はそれぞれの設備の動作状況に応じて受け台110から第1加工済みワークを搬送する。第2加工設備112a、112b、112cはそれぞれが一度に1つの第1加工済みワークを処理することができる。
搬入台104に未加工ワークが搬入されると、第1ガントリーローダ114は第1加工設備108a、108b、108cのいずれかに未加工ワークを搬送する。第1加工設備108a、108b、108cで第1加工が完了すると、第1ガントリーローダ114は受け台110へ第1加工済みワークを搬送する。受け台110へ搬送された第1加工済みワークは、第2ガントリーローダ116によって、第2加工設備112a、112b、112cのいずれかにへ搬送される。第2加工設備112a、112b、112cで第2加工が完了すると、第2ガントリーローダ116は受け台110へ第2加工済みワークを搬送する。受け台110へ搬送された第2加工済みワークは、第1ガントリーローダ114によって、搬出台106へ搬送される。上記のようにして、前の生産工程1102から搬入された未加工ワークは、生産工程108で第1加工され、生産工程112で第2加工され、その後に後の生産工程1114へ搬出される。
生産工程108での第1加工や、生産工程112での第2加工は、前の生産工程1102や後の生産工程1114に比して長時間を要するために、3台の加工設備で分担している。第1ガントリーローダ114は、未加工ワークを第1加工を終了した直後の第1加工設備108a、108b、108cに搬送する。第2ガントリーローダ114は、第1加工済みワークを第2加工を終了した直後の第2加工設備112a、112b、112cに搬送する。
第1ガントリーローダ114は、2つのワーク把持部を備えるアーム118を備えている。第2ガントリーローダ116は、2つのワーク把持部を備えるアーム120を備えている。アーム118の2つのワーク把持部は、それぞれが未加工ワーク、第1加工済みワーク、第2加工済みワークを把持することができる。アーム120の2つのワーク把持部は、それぞれが第1加工済みワーク、第2加工済みワークを把持することができる。
例えば第1ガントリーローダ114が未加工ワークを把持した状態で第1加工設備108aに到達すると、開放されているワーク把持部で第1加工済みワークを把持して第1加工設備108aから取出し、もう一方のワーク把持部で把持している未加工ワークを第1加工設備108aにセットする。第1ガントリーローダ114が第1加工済みワークを把持した状態で受け台110に到達すると、開放されているワーク把持部で第2加工済みワークを把持して受け台110から取出し、もう一方のワーク把持部で把持している第1加工済みワークを受け台110に載せる。第2ガントリーローダ116が第1加工済みワークを把持した状態で第2加工設備112aに到達すると、開放されているワーク把持部で第2加工済みワークを把持して第2加工設備112aから取出し、もう一方のワーク把持部で把持している第1加工済みワークを第2加工設備112aにセットする。第2ガントリーローダ116が第2加工済みワークを把持した状態で受け台110に到達すると、開放されているワーク把持部で第1加工済みワークを把持して受け台110から取出し、もう一方のワーク把持部で把持している第2加工済みワークを受け台110に載せる。第1ガントリーローダ114と第2ガントリーローダ116は、ワークを搬送するのみならず、ワークの交換作業も実施する。
図2に第1ガントリーローダ114のアーム118の動作サイクルの概要を示す。図中では、アーム118が移動する軌跡を矢印で表現しており、アーム118そのものは図示されていないことに注意されたい。
搬入台104に前の生産工程1102から未加工ワークが搬入されると、アーム118は搬入待機位置A1から下降して搬入台104上の未加工ワークを一方の把持部で把持し、上昇して搬送待機位置A2へ移動する。アーム118は搬送待機位置A2へ移動すると、第1加工設備108a、108b、108cのいずれかから完了予報信号が出力されるまで、搬送待機位置A2で待機する。ここで、完了予報信号は未加工ワークへの第1加工があとわずかで(すなわち、アーム118が、搬送待機位置A2から、設備a上待機位置A3a、設備b上待機位置A3b、設備c上待機位置A3cのうち自設備に対応する位置まで移動する間に)終了して次の未加工ワークを処理可能な状態となることを示す信号である。第1加工設備108a、108b、108cのいずれか、例えば第1加工設備108aから完了予報信号が出力されると、アーム118は未加工ワークを把持しながら搬送待機位置A2から設備a上待機位置A3aに移動し、待機する。その後、第1加工設備108aから完了信号が出力されると、アーム118は設備a上待機位置A3aから下降して、一方の把持部で未加工ワークを把持したまま、他方の把持部で第1加工設備108aから第1加工が終了した第1加工済みワークを受け取り、把持している未加工ワークを第1加工設備108aへ引き渡す。ここで、完了信号は第1加工が終了し、次の未加工ワークを処理可能な状態となったことを示す信号である。ワークの受け渡しが完了すると、アーム118は上昇して、受け台上待機位置A4へ移動する。なお、第1加工設備108a、108b、108cから出力される完了予報信号は、アーム118が他の動作を行っており搬送待機位置A2に存在しない場合にも出力され、このような場合にはアーム118は搬送待機位置A2へ到達した後、待機することなく次の動作へ移行する。また第1加工設備108a、108b、108cから出力される完了信号も同様に、アーム118が対応する設備上待機位置A3a、A3b、A3cに存在しない場合にも出力され、このような場合にはアーム118は設備上待機位置A3a、A3b、A3cへ到達した後、待機することなく次の動作へ移行する。
アーム118は受け台上待機位置A4へ移動した後、第2ガントリーローダ116によって受け台110に第2加工済みワークが載置されるまで待機する。受け台110に第2加工済みワークが載置されると、第1ガントリーローダ114は、一方の把持部で第1加工済みワークを把持したまま、他方の把持部で第2加工済みワークを受け取り、把持している第1加工済みワークを受け台110へ載置する。ワークの受け渡しが完了すると、アーム118は上昇して、チェック待機位置A5へ移動し、受け台110上で第1加工済みワークのチェック作業が終了するまで待機する。第1加工済みワークのチェックが終了すると、アーム118は搬出待機位置A6へ向けて移動する。
アーム118は搬出待機位置A6へ移動した後、搬出台106から第2加工済みワークが搬出されるまで待機する。搬出台106から第2加工済みワークが搬出されると、アーム118は下降して、把持している第2加工済みワークを搬出台106へ載置する。第2加工済みワークを載置した後、アーム118は上昇して、搬入待機位置A1へ移動し、搬入台104へ未加工ワークが搬入されてくるまで待機する。
図3に第2ガントリーローダ116のアーム120の動作サイクルの概要を示す。図中では、アーム120が移動する軌跡を矢印で表現しており、アーム120そのものは図示されていないことに注意されたい。
受け台110に第1加工済みワークが載置されると、アーム120は受け台上待機位置B1から下降して、受け台110上の第1加工済みワークを把持する。第1加工済みワークを把持すると、アーム120は上昇して、搬送待機位置B2へ移動する。搬送待機位置B2へ移動すると、アーム120は、第2加工設備112a、112b、112cのいずれかが完了予報信号を出力するまで、搬送待機位置B2で待機する。第2加工設備112a、112b、112cのいずれか、例えば第2加工設備112cから完了予報信号が出力されると、アーム120は第1加工済みワークを把持しながら設備c上待機位置B3cに移動し、待機する。その後、第2加工設備112cから完了信号が出力されると、アーム120は設備c上待機位置B3cから下降して、一方の把持部で第1加工済みワークを把持したまま、他方の把持部で第2加工設備112cから第2加工が終了した第2加工済みワークを受け取り、把持している第1加工済みワークを第2加工設備112cへ引き渡す。ワークの受け渡しが完了すると、アーム120は上昇して、受け台上待機位置B1へ移動する。受け台上待機位置B1へ移動すると、アーム120は受け台110上に第1ガントリーローダ114によって第1加工済みワークが載置されるまで待機する。受け台110上に第1加工済みワークが載置されると、アーム120は受け台上待機位置B1から下降して、一方の把持部で第2加工済みワークを把持したまま、他方の把持部で受け台110上の第1加工済みワークを受け取り、把持している第2加工済みワークを受け台110上へ載置する。ワークの受け渡しが完了すると、アーム120は再び搬送待機位置B2へ移動する。
上記を繰り返すことによって、生産ライン102は、搬入台104に搬入される未加工ワークに、第1加工と、第2加工を実施して、搬送台106から搬出する。
図4は生産ライン102の制御系の構成を示すブロック図である。
搬入コンベア1103、搬出コンベア1113、第1ガントリーローダ114、第1加工設備108a、108b、108c、第2ガントリーローダ116、第2加工設備112a、112b、112cは、それぞれPLCを備えている。PLCは制御プログラムを内臓するマイクロコンピュータであり、各設備の動作を制御する。
搬入コンベア1103、搬出コンベア1113、第1ガントリーローダ114、第1加工設備108a、108b、108c、第2ガントリーローダ116、第2加工設備112a、112b、112cは、それぞれのPLCが集中管理装置402に接続されており、設備の状態に応じた各種信号を集中管理装置402へ出力する。第1ガントリーローダ114と第2ガントリーローダ116は、それぞれのアーム118、120の動作状態と動作位置を記述するデータを集中管理装置402へ出力する。これらの出力信号の詳細については、後に詳述する。
集中管理装置402は、生産ライン102の運用状態を管理する。集中管理装置402は表示盤408を備えている。集中管理装置402は、有線または無線の通信回路を介して、搬入コンベア1103、搬出コンベア1113、第1ガントリーローダ114、第1加工設備108a、108b、108c、第2ガントリーローダ116、第2加工設備112a、112b、112cから信号を受信し、これらの信号に基づいて表示盤408を制御する。表示盤408は「アンドン」とも呼ばれ、各設備の動作状態を表示することによって、生産ライン102に従事する作業者に生産ライン102全体の運用状態を通知する。
また集中管理装置402は、各設備から入力される信号の内容を、必要に応じて、他の設備へ出力する。これによって生産ライン102の各設備は、他の設備の状況に応じて動作を実行することができる。
生産管理情報収集装置404は、集中管理装置402に接続されている。生産管理情報収集装置404は、ハードディスク等の記憶媒体を備えており、集中管理装置402が収集した各設備の動作状態や動作位置を、時間と関連付けて記憶する。
ライン稼動解析装置406は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、ディスプレイ、キーボード、マウス等を備える汎用のコンピュータである。ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404と通信可能であって、生産管理情報収集装置404が記憶しているデータを読込むことができる。
ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されているデータから、生産ライン102の稼動状況を解析する。解析の結果は、ライン稼動解析装置406が備える記憶装置に記憶されるとともに、ディスプレイに表示される。ライン稼動解析装置406は、必要に応じて、解析の結果を印刷したり、外部記憶装置へ格納したり、外部のコンピュータへ送信することができる。
以下では図11を参照しながら、第1ガントリーローダ114から集中管理装置402へ出力される信号について説明する。
第1ガントリーローダ114は動作の状況に応じて、図11に示すように、3種類の信号を集中管理装置402へ出力する。図11は、第1ガントリーローダ114から出力される各信号の経時的変化を示している。
図中(a)で示す第1の信号は、第1ガントリーローダ114のアーム118の動作状態と動作位置を示している。アーム118の動作状態は、移動している状態と、待機している状態の何れかで表現される。アーム118が待機している状態では、待機状態を示す信号と、アーム118が待機している位置を示す信号が出力される。アーム118が移動している状態では、移動状態を示す信号と、アーム118が移動している位置を示す信号が出力される。本実施例の第1ガントリーローダ114では、アーム118が待機してる位置や移動している位置が、アーム118の動作位置に相当する。
図中(b)で示す第2の信号は、第1ガントリーローダ114への動力供給の有無を示している。アーム118の動作状態や動作位置に関わらず、第1ガントリーローダ114に動力が供給されている場合はONが出力され、動力が供給されていない場合はOFFが出力される。
図中(c)で示す第3の信号は、第1ガントリーローダ114における異常発生の有無を示している。第1ガントリーローダ114に何らかの異常が発生している場合はONが出力され、第1ガントリーローダ114に何の異常も発生していない場合はOFFが出力される。
上記した第1ガントリーローダ114から出力される図中(a)、(b)および(c)の信号は、集中管理装置402によって受信された後、生産管理情報収集装置404に時系列データとして記憶される。
第1ガントリーローダ114と同様に、第2ガントリーローダ116も、アーム120の動作状態と動作位置を示す信号と、動力供給の有無を示す信号と、異常の有無を示す信号を、集中管理装置402へ送信する。送信された信号は、集中管理装置402によって受信された後、生産管理情報収集装置404に時系列データとして記憶される。
ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されている第1ガントリーローダ114の出力信号の時系列データから、解析の対象とする所定の期間(例えば1日)における第1ガントリーローダ114の稼動状況を解析する。
まずライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されているデータを検索して、第1ガントリーローダ114の待機状態を示す情報を抽出する。ライン稼動解析装置406は、図11の(a)に示す第1の信号に着目し、アーム116が待機している状態を抽出し、その待機状態の開始時刻と、開始時刻からの継続時間と、待機位置を特定する。開始時刻からの継続時間は、その待機状態の開始時刻から終了時刻までの時間を算出することで特定する。図11の例では、第1ガントリーローダ114が位置A1で待機している状態、位置A2で待機している状態、・・・、位置A6で待機している状態がそれぞれ抽出される。
抽出された待機状態のうち、その待機状態の期間内で異常が検知されている場合、異常が検知されている期間については、待機状態の継続時間から取り除かれる。図11の例では、待機位置A4で待機している状態で、異常が検知されている。このような場合には、待機位置A4で待機している状態の継続時間から、異常が検知されている期間が差し引かれる。
第1ガントリーローダ114の待機状態を示す情報が抽出されると、ライン稼動解析装置406は、抽出された待機状態についてその起因となった生産工程を特定する。起因となった生産工程の特定には、図12に示す照合表1202を用いる。照合表1202は、ライン稼動解析装置406に予め記憶されており、アーム116の待機位置をキーとして、その待機状態の起因となった生産工程を特定することができる。例えば、抽出された待機状態においてアーム116の待機位置がA1の場合には、その待機状態の起因となった生産工程は工程1102と特定される。また、抽出された待機状態においてアーム116の待機位置がA4の場合には、その待機状態の起因となった生産工程は工程112と特定される。
照合表1202によって、アーム116の待機位置から、その待機状態の起因となった生産工程が特定される原理について説明する。
アーム116が位置A1で待機している状態は、図10の上流側の生産工程1102から搬入台104に未だ未加工ワークが搬入されないため、未加工ワークが搬入されるまで第1ガントリーローダ114が待機している状態である。従って、待機位置がA1である待機状態は、工程1102に起因して生じている。
アーム116が位置A2で待機している場合、未加工ワークを把持したアーム116が、並列に配置された第1加工設備108a、108b、108cのいずれかから完了予報信号が出力されるまで待機している状態である。従って待機位置がA2である待機状態は、工程108に起因して生じている。
アーム116が位置A3aで待機している状態は、未加工ワークを把持したアーム116が、第1加工設備108a上の待機位置A3aで第1加工設備108aから完了信号が出力されるまで待機している状態である。従って待機位置がA3aである待機状態は、工程108に起因して生じており、より詳細には第1加工設備108aに起因して生じている。
アーム116が位置A3b、A3cで待機している状態も同様に、未加工ワークを把持したアーム116が、第1加工設備108b、108c上の待機位置A3b、A3cで第1加工設備108b、108cから完了信号が出力されるまで待機している状態である。従って待機位置がA3b、A3cである待機状態は、工程108に起因して生じており、より詳細には第1加工設備108b、108cに起因して生じている。
なおアーム116の待機位置がA2の状態は、工程108の全ての生産設備108a、108b、108cに空きがないために待機してる状態を示している。またアーム116の待機位置がA3a、A3bまたはA3cの状態は、工程108の個々の生産設備108a、108b、108cに空きがないために待機している状態を示している。本実施例のライン稼動解析装置406では、これらの待機状態は区別されている。
アーム116が位置A4で待機している状態は、受け台110に以前載置された第1加工済みワークがまだ第2ガントリーローダ116によって引き取られておらず、受け台110に第2加工済みワークが載置されていないため、アーム118が受け台110上の待機位置で待機している状態を示す。従って、待機位置がA4である待機状態は、工程112に起因して生じている。
アーム116が位置A6で待機している状態は、搬出台106に以前載置された第2加工済みワークが未だ下流側の生産工程1114に搬出されていないため、アーム116が第2加工済みワークを把持したまま待機している状態を示す。従って、待機位置がA6である待機状態は、工程1114に起因して生じている。
またアーム118が位置A5で待機している状態は、チェック工程に起因する待機状態と特定される。チェック工程は、受け台110上で第1加工済みワークの品質チェックを行う工程を示している。チェック工程には、通常の品質チェック工程と、NGワーク搬出工程と、初物の品質チェック工程が含まれている。集中管理装置402によって、チェック工程の詳細についての情報が把握され、チェック工程の詳細情報についても生産管理情報収集装置404に記憶されていれば、上記のチェック工程をさらに細分化して分類することができる。
抽出された待機状態のそれぞれについて起因する生産工程が特定されると、ライン稼動解析装置406は、起因する生産工程別に待機状態の累計時間を算出する。
工程108に起因する待機状態の累計時間については、工程108の全ての生産設備108a、108b、108cに起因する待機状態(待機位置がA2である待機状態)と、個々の生産設備108a、108b、108cに起因する待機状態(待機位置がA3a、A3b、A3cである待機状態)の累計時間をそれぞれ算出する。また、これら工程108に関連して算出された累計時間の和を、工程108に起因する待機状態の累計時間として算出する。
上記した待機状態の累計時間の算出と合わせて、ライン稼動解析装置406は生産管理情報収集装置404に記憶されているデータを検索して、第1ガントリーローダ114の移動状態を示す情報を抽出する。ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されている図11の(a)に示す第1の信号に着目し、アーム116が移動している状態を抽出し、その移動状態の開始時刻と、開始時刻からの継続時間と、移動位置を特定する。開始時刻からの継続時間は、その待機状態の開始時刻から終了時刻までの時間を算出することで特定する。図11の例では、第1ガントリーローダ114が位置A1からA2へ移動している状態、位置A2からA3aへ移動している状態、・・・、位置A6からA1へ移動している状態がそれぞれ抽出される。
抽出された移動状態のうち、その移動状態の期間内で異常が検知されている場合、異常が検知されている期間については移動状態の継続時間から取り除かれる。
第1ガントリーローダ114の移動状態を示す情報が抽出されると、ライン稼動解析装置406は、図13に示す照合表1302を用いて、抽出された移動状態における第1ガントリーローダ114の動作内容を特定する。例えば、抽出された移動状態においてアーム116が位置A1からA2へ移動している場合には、その移動状態において第1ガントリーローダ114は未加工ワークの搬入動作をしているものと特定される。上記のように、抽出された移動状態について、開始時刻と、開始時刻からの継続時間と、その移動状態における第1ガントリーローダ114の動作内容を特定する。
照合表1302によって、アーム116の移動位置から、その移動状態における動作内容が特定される原理について説明する。
アーム116が位置A1からA2へ移動している状態は、図2においてアーム118が搬入待機位置A1から下降し、搬入台104の未加工ワークを把持し、上昇して搬送待機位置A2へ到達するまでの動作の状態を示している。従って、位置A1からA2へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、未加工ワークの搬入動作であると特定できる。
アーム116が位置A2から位置A3aへ移動している状態は、図2において未加工ワークを把持したアーム118が搬送待機位置A2から設備a上待機位置A3aへ向けて移動している状態を示している。従って、位置A2から位置A3aへ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第1加工設備108aへの未加工ワークの搬送動作(L動作)であると特定できる。
位置A2から位置A3b、A3cへ移動している状態も同様に、図2において未加工ワークを把持したアーム118が搬送待機位置A2から設備b上待機位置A3b、設備c上待機位置A3cへ向けて移動している状態を示している。従って、位置A2から位置A3b、A3cへ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第1加工設備108b、108cへの未加工ワークの搬送動作(L動作)であると特定できる。
位置A3aからA4へ移動している状態は、図2において未加工ワークを把持したアーム118が設備a上待機位置A3aから下降し、第1加工設備108aから第1加工済みワークを受け取り、第1加工設備108aへ未加工ワークを引き渡し、第1加工済みワークを把持したまま上昇して、受け台上待機位置A4へ向けて移動している状態を示す。従って、位置A3aからA4へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第1加工設備108aからの第1加工済みワークの搬送動作(U動作)であると特定できる。
位置A3b、A3cからA4へ移動している状態も同様に、図2において未加工ワークを把持したアーム118が位置A3b、A3cから下降し、第1加工設備108b、108cから第1加工済みワークを受け取り、第1加工設備108b、108cへ未加工ワークを引き渡し、第1加工済みワークを把持したまま上昇して、受け台上待機位置A4へ向けて移動している状態を示す。従って、位置A3b、A3cからA4へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第1加工設備108b、108cからの第1加工済みワークの搬送動作(U動作)であると特定できる。
位置A4からA5へ移動している状態は、図2において第1加工済みワークを把持したアーム118が受け台上待機位置A4から下降し、受け台110に載置された第2加工済みワークを把持し、第1加工済みワークを受け台110へ載置し、上昇してチェック待機位置A5へ移動する状態を示す。従って、位置A4からA5へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、把持している第1加工済みワークと受け台110上に載置された第2加工済みワークとの受け台110での入れ替え動作であると特定できる。
位置A5からA6へ移動している状態は、図2において第2加工済みワークを把持したアーム118がチェック待機位置A5から搬出待機位置A6へ移動している状態を示す。
従って、位置A5からA6へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第2加工済みワークを把持しながらの受け台110からの戻り動作であると特定できる。
位置A6からA1へ移動している状態は、図2において第2加工済みワークを把持したアーム116が搬出待機位置A6から下降し、搬出台106に第2加工済みワークを載置して、上昇して搬入待機位置A1へ移動している状態を示す。従って、位置A6からA1へ移動している状態における第1ガントリーローダ114の動作内容は、第2加工済みワークの搬出台106への搬出動作であると特定できる。
抽出された移動状態のそれぞれについて第1ガントリーローダ114の動作内容が特定されると、ライン稼動解析装置406は、動作内容別に移動状態の累計時間を算出する。また各動作内容が行われた累計回数を算出する。
上記した待機状態と移動状態の累計時間の算出と合わせて、ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されているデータを検索して、第1ガントリーローダ114の異常状態を示す情報を抽出する。
異常状態を示す情報の抽出に際しては、ライン稼動解析装置406は、生産管理情報収集装置404に記憶されている図11の(c)に示す第3の信号に着目し、異常が発生している状態を抽出し、その異常状態の開始時刻と、開始時刻からの継続時間を特定する。そして、ライン稼動解析装置406は、異常状態の累計時間を算出する。
ライン稼動解析装置406は、移動状態、待機状態および異常状態の累計時間がそれぞれ算出されると、第1ガントリーローダ114の動作状態の比率を示す「ローダ稼動比率」のグラフを作成する。作成されるグラフを図5に例示する。
図5に示す「ローダ稼動比率」のグラフは、解析の対象とした期間における第1ガントリーローダ114の稼動状況を示している。「ローダ稼動比率」のグラフでは、解析の対象とした期間において、第1ガントリーローダ114の移動状態、待機状態および異常状態のそれぞれの累計時間が、円グラフで表現される。このうち、待機状態の累計時間については、待機状態が起因する生産工程ごとに算出された累計時間が示される。工程108に起因する待機状態の累計時間には、全ての設備に起因する待機状態の累計時間と、個々の設備に起因する待機状態の累計時間の和が用いられる。
この「ローダ稼動比率」のグラフを参照することによって、ローダの稼動状況の概要を把握することができる。また、この「ローダ稼動比率」のグラフを参照することによって、生産ライン102の各生産工程が、第1ガントリーローダ114の稼働率をそれぞれどの程度低減させているのか、定量的に把握することができる。
またライン稼動解析装置406は、各生産工程について、その生産工程に起因する待機状態の累計時間から、ボトルネック工程の判定を行う。
ボトルネック工程の判定は、待機状態の累計時間が所定のしきい値を超えているか否かを判断することによって行う。例えば工程1102に起因する待機状態の累計時間が、しきい値を超えている場合には、工程1102が生産ライン102のボトルネック工程として特定される。工程108に起因する待機状態の累計時間が、しきい値を超えている場合には、工程108が生産ライン102のボトルネック工程として特定される。また、全ての生産工程がボトルネック工程ではないと判断される場合には、生産ライン102にはボトルネック工程が存在しないと判断される。
本実施例のライン稼動解析装置406によれば、第1ガントリーローダ114から出力されたデータを解析することによって、生産ライン102におけるボトルネック工程を定量的な評価に基づいて特定することができる。
ライン稼動解析装置406はさらに、工程108に起因する待機状態の累計時間について、その詳細な内訳を示す「自生産工程待機内訳」のグラフを作成する。作成されるグラフを図6に例示する。
「自生産工程待機内訳」は、第1ガントリーローダ114が工程108に起因する待機状態にある期間の、より詳細な内訳を示すグラフである。「自生産工程待ち内訳」のグラフは、工程108の全ての生産設備108a、108b、108cに起因する待機状態と、工程108の個々の生産設備108a、108b、108cに起因する待機状態のそれぞれの累計時間を示している。
「自生産工程待ち内訳」のグラフから、自生産工程である工程108内の要因で発生している待機時間が、主にどの設備に起因しているのか、詳細に絞り込むことが可能となる。
ライン稼動解析装置406は、アーム116の移動状態についても、その詳細な内訳を図示するグラフを作成する。ライン稼動解析装置406は、「動作時間内訳」のグラフと「動作回数内訳」のグラフをそれぞれ作成する。「動作時間内訳」のグラフを図7に、「動作回数内訳」のグラフを図8に例示する。
図7に示す「動作時間内訳」のグラフは、第1ガントリーローダ114のアーム116が移動状態にある期間について、動作内容ごとの累計時間の内訳を示している。「動作時間内訳」のグラフは、「設備108aL動作中」、「設備108aU動作中」、「設備108bL動作中」、「設備108bU動作中」、「設備108cL動作中」、「設備108cU動作中」、「戻り動作中」、「搬入動作中」、「受け台動作中」、「搬出動作中」のそれぞれの累計時間を示している。
「動作時間内訳」のグラフを参照することによって、どこの設備へのワーク搬送に最も時間を要しているかを知ることができる。生産ライン102における各設備の位置関係を改善するうえで、有用な情報を得ることができる。
図8に示す「動作回数内訳」のグラフは、第1ガントリーローダ114が各動作内容を行った回数を示している。「動作回数内訳」のグラフは、「設備108aL動作中」、「設備108bL動作中」、「設備108cL動作中」、「戻り動作中」、「搬入動作中」、「搬出動作中」のそれぞれの動作内容が行われた回数を示している。
「動作回数内訳」のグラフを参照することによって、並列に配置された生産設備108a、108b、108cへのワーク搬送回数のばらつきを知ることができる。各設備へのワーク搬送は、各設備でのワークの処理が完了するごとに行われるため、「動作回数内訳」のグラフを参照することで、生産ライン102が処理可能なワーク数への各設備の寄与度を評価することができる。
上記した処理を実施することによって、第1ガントリーローダ114の稼動状況を解析することができる。第2ガントリーローダ116についても、上記と同様の処理を行うことによって、その稼動状況を解析することができる。
上記した解析の結果は、生産ライン102の構成を改善するうえで重要な情報となりえるが、上記した解析にさらに各生産設備から出力される信号を考慮することで、生産ライン102のさらに詳細な解析を行うことが可能となる。
以下では第1加工設備108a、108b、108cが集中管理装置402に出力する信号について説明する。第1加工設備108a、108b、108cはそれぞれ、集中管理装置402に「連続運転中」、「運転中」、「設備異常」、「品質チェック」、「刃具交換」、「各個」、「ドレスサイクル」、「完了予報」、「完了」の信号を送信する。
「連続運転中」は、設備に異常が生じることなく通常の動作をしている状態を示している。「連続運転中」の状態には、設備がワークを搬入、加工、搬出している状態も含まれるし、次に処理すべきワークが到達するまで設備が待機している状態も含まれる。
「運転中」は、その設備が待機することなく、実際にワークの搬入、加工、搬出を行っている状態を示す。
「設備異常」は、その設備に何らかの異常が発生している状態を示す。
「品質チェック」は、その設備で加工されたワークの加工品質を、その設備上でチェックしている状態を示す。この状態では、設備の運転は停止している。ワークの加工品質をチェックしている状態でONになり、それ以外の状態でOFFとなる。
「刃具交換」は、加工に用いる刃具等の消耗品を交換している状態を示す。この状態では、設備の運転は停止している。加工に用いる刃具等の消耗品を交換している状態でONになり、それ以外の状態でOFFとなる。
「各個」は、その設備を作業者がマニュアルで操作している状態を示す。その設備を作業者がマニュアルで操作している状態でONとなり、PLCによる自動制御をしている場合にOFFとなる。
「ドレスサイクル」は、その設備が加工を行うための準備動作をしている状態を示す信号である。準備動作としては、例えば設備が研削盤の場合には、研削砥石が磨耗してきた場合に、加工のためにわざと砥石を荒らす(ドレスサイクル)動作が含まれる。準備動作をしている状態でONとなり、それ以外の状態でOFFとなる。
「完了予報」は、その設備におけるワークの加工が、あとわずかで完了することを示す信号である。ワークの加工があとわずかで完了する状態になるとONとなり、次に加工するワークが搬送されるとOFFとなる。
「完了」は、その設備におけるワークの加工が完了したことを示す信号である。ワークの加工が完了するとONとなり、次に加工するワークが搬送されるとOFFとなる。
第2加工設備112a、112b、112cも、集中管理装置402へ、第1加工設備108a、108b、108cと同様の信号を出力する。
集中管理装置402に出力された上記の信号は、生産管理情報収集装置404に時系列データとして記憶される。
ライン稼動解析装置406は、第1ガントリーローダ114についての解析結果と、生産管理情報収集装置404に記憶された第1加工設備108a、108b、108cからの出力信号の時系列データに基づいて、動作順序グラフを作成する。作成される動作順序グラフの例を図9に示す。
動作順序グラフは、縦軸に並列配置された第1加工設備108a、108b、108cを、横軸に第1ガントリーローダ114の動作サイクル数を示している。動作順序グラフの横軸では、アーム116のA1→A2→・・・→A6→A1と続く1サイクルの動作ごとに、1マスが表示されている。
図中の塗りつぶしは、第1ガントリーローダ114が、その設備に未加工ワークを搬送したことを示す。この判定は、その動作サイクルにおいて、第1ガントリーローダ114のアーム116が位置A3a、A3b、A3cの何れを経由したかを識別することによって行う。
図中の丸印は、その動作サイクルにおいて、設備がワークを受け入れられる状態になっていることを示す。この判定は、その動作サイクルにおいて、設備からの出力信号の「連続運転中」がONになっており、かつ「運転中」、「異常」、「品質チェック」、「刃具交換」、「各個」、「ドレスサイクル」がすべてOFFとなっている場合に、丸印を付す。
従って、動作順序グラフにおける塗りつぶされていない丸印は、その設備がワークを受け入れられるにも関わらずワークが供給されていない状態を示している。
また丸印がないのに塗りつぶされている状態は、設備からの完了予報信号の出力と同時に第1ガントリーローダ114がワークの搬送を開始し、加工の完了と同時に次のワークの受け渡しが行われたことを示す。
丸印と塗りつぶしの両方が付されている状態は、設備からの完了信号が出力されてしばらく経った後に、次のワークの受け渡しが行われたことを示す。
動作順序グラフの右端には、各設備へのワークの搬送回数が表示される。図中の「予報」の欄には、設備からの完了予報信号と同時に第1ガントリーローダ114がワークの搬送を開始したケースの累計回数が表示される。このようなケースの累計回数は、丸印がないのに塗りつぶされている状態の数を数えることで算出される。図中の「完了」の欄には、設備からの完了信号が出力されてしばらく経った後に次のワークの受け渡しが行われたケースの累計回数が表示される。このようなケースの累計回数は、丸印と塗りつぶしの両方が付されている状態の数を数えることで算出される。図中の「合計」の欄には、ワークが設備へ搬送された累計回数が表示される。ワークが設備へ搬送された累計回数は、塗りつぶしがされている状態の数を数えることで算出される。
上記の動作順序グラフを参照することで、各設備へのワークの搬送状況を把握することができる。上記の動作順序グラフにおいて、丸印が付された状態が多数存在する設備には、ワークの供給が円滑に行われていないことがわかる。また丸印が多数存在する時間帯では、何らかの原因によって、ワークの供給が効率よく行われていないことがわかる。
また上記の動作順序グラフを参照することによって、設備へのワークの運搬順序を明確に把握することもできる。実際のワークの運搬順序を参照することで、第1ガントリーローダ114の動作制御に問題がないか確認することができる。
上記では工程108についての動作順序グラフを作成する場合を説明したが、第2ガントリーローダ116についての解析結果と、第2加工設備112a、112b、112cからの出力信号の時系列データに基づいて、工程112についての動作順序グラフを作成することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである
図1は生産ライン102の構成を示す模式図である。 図2は第1ガントリーローダ114の動作サイクルの概要を示す模式図である。 図3は第2ガントリーローダ116の動作サイクルの概要を示す模式図である。 図4は生産ライン102の制御系の構成を示すブロック図である。 図5は「ローダ稼動比率」のグラフを例示する図である。 図6は「自生産工程待機内訳」のグラフを例示する図である。 図7は「動作時間内訳」のグラフを例示する図である。 図8は「動作回数内訳」のグラフを例示する図である。 図9は「動作順序グラフ」のグラフを例示する図である。 図10は生産ライン102の構成を示す平面図である。 図11は第1ガントリーローダ114から出力される信号を例示する図である。 図12は第1ガントリーローダ114の待機状態に関して、待機位置から起因する生産工程を特定可能な照合表1202を示す図である。 図13は第1ガントリーローダ114の移動状態に関して、移動位置から動作内容を特定可能な照合表1302を示す図である。
符号の説明
102・・・生産ライン
104・・・搬入台
106・・・搬出台
108・・・生産工程(第1加工)
108a、108b、108c・・・第1加工設備
110・・・受け台
112・・・生産工程(第2加工)
112a、112b、112c・・・第2加工設備
114・・・第1ガントリーローダ
116・・・第2ガントリーローダ
118・・・第1ガントリーローダのアーム
120・・・第2ガントリーローダのアーム
402・・・集中管理装置
404・・・生産管理情報収集装置
406・・・生産ライン稼動解析装置
408・・・表示盤
1102・・・生産工程(上流側)
1103・・・搬入コンベア
1113・・・搬出コンベア
1114・・・生産工程(下流側)
1202・・・照合表(待機状態)
1302・・・照合表(移動状態)

Claims (2)

  1. 複数の生産工程を備えている生産ライン内において生産途中のワークを生産工程から生産工程に搬送するために複数の位置を経由して移動するワーク搬送装置の稼動状況を解析することによって、生産ライン内でボトルネックとなっている生産工程を探索する方法であり、
    ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を取得し、取得した動作状態と動作位置を示す情報を時間に関連付けて記憶する段階と、
    前記段階で記憶した動作状態と動作位置の経時的変化を示す情報を検索し、ワーク搬送装置の待機状態を抽出する段階と、
    前記段階で抽出した待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置の情報から、待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置とその待機状態の起因となる生産工程が対応付けられた照合表を用いて、待機状態の起因となった生産工程を特定する段階と、
    生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態の累計時間を算出する段階と、
    前記段階で算出した生産工程別の待機状態の累計時間から生産ライン内のボトルネック生産工程を特定する段階、
    を備えていることを特徴とするボトルネック生産工程の探索方法。
  2. 複数の生産工程を備えている生産ライン内において生産途中のワークを生産工程から生産工程に搬送するために複数の位置を経由して移動するワーク搬送装置の稼動状況を解析することによって、生産ライン内でボトルネックとなっている生産工程を探索する装置であり、
    ワーク搬送装置の動作状態と動作位置を示す信号を取得し、取得した動作状態と動作位置を示す情報を時間に関連付けて記憶する手段と、
    前記記憶手段を検索し、ワーク搬送装置の待機状態を抽出する手段と、
    前記手段で抽出した待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置の情報から、待機状態におけるワーク搬送装置の動作位置とその待機状態の起因となる生産工程が対応付けられた照合表を用いて、待機状態の起因となった生産工程を特定する手段と、
    生産工程別にその生産工程に起因して発生した待機状態の累計時間を算出する手段と、
    前記手段で算出した生産工程別の待機状態の累計時間から生産ライン内のボトルネック生産工程を特定する手段、
    を備えていることを特徴とするボトルネック生産工程の探索装置。
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