JP4742557B2 - ホームエレベータの救助装置 - Google Patents
ホームエレベータの救助装置Info
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Description
図1は、この発明の実施の形態1におけるホームエレベータの救助装置の全体図であり、複数の階床を有する住宅1に設置されたホームエレベータと、住宅1に設けられたホームエレベータの救助装置とを示したものである。図において、住宅1に立設された昇降路2内を昇降するかご3は、各階床の乗場間を走行するとともに、登録された階床においてかご戸4及び乗場の戸5の開閉を行い、エレベータの利用者を登録された階床へと運搬する。なお、ホームエレベータにおいては、かご3を昇降させる駆動装置として油圧方式のものが多く採用されているが、本発明に関してはその方式はいかなるものでも良く、その説明についは省略する。
図2は、図1におけるA部詳細図であり、ワイヤ10の他端部とこのワイヤ10の他端部を固定するワイヤ端部固定装置12とを示したものである。図において、昇降路2の頂部には、乗場の戸5を備えた昇降路壁と対向する昇降路壁2aに、ワイヤ端部固定装置12の取付金12aの一端部がボルトによって強固に固定されている。この取付金12aは、昇降路側に突出したその他端部に上下方向に貫通する取付孔(図示せず)が形成されており、この取付孔にワイヤ10の他端部が下方から挿通されている。この取付孔に下方から挿通されることにより取付金12aの上方に配置されたワイヤ10の他端部には、略円形状を呈する受け金12bが固定されており、この受け金12bと取付金12aとの間に、中空部にワイヤ10が挿通されたバネ12cが設けられている。かかる構成を有することにより、ワイヤ10の他端部は、ワイヤ端部固定装置12により昇降路2の頂部に弾性的に支持されている。
図8は図1におけるF図の斜視図、また、図9及び図10はこの発明の実施の形態1におけるホームエレベータの救助装置の動作を説明するための図であり、救助装置動作時の解除装置15の斜視図と施錠装置9の断面図とを示すものである。エレベータの利用者以外住宅1内に誰もいない時に何らかの原因により閉じ込め事故が発生してしまった場合、かご3内のエレベータ利用者は、インターホン7によって自らエレベータ管理会社等に通報し、救出を依頼する必要がある。その後、エレベータ管理会社等から救出のために派遣された作業員が住宅1に到着すると、かご3内の利用者は、インターホン6及び7によって作業員の到着を確認し、かご3内に設置された解錠装置15を操作することにより、かご3内に居ながら玄関扉8の施錠装置9を機械的に解錠する。
図11は、この発明の実施の形態2におけるホームエレベータの救助装置の全体図である。図において、住宅1内に立設されたエレベータ昇降路2は、その昇降路壁の一部の昇降路壁2bが住宅1の外壁を構成するように、住宅1内の最外部に配置されている。この昇降路壁2bの下部には、住宅1外から直接昇降路2のピット部に入ることができる救助扉17が設けられており、この救助扉17の近傍に、かご3内のインターホン7に接続されたインターホン18が設置されている。また、救出扉17の内側側面には、この救出扉17を施錠することができる施錠装置9が設けられており、この施錠装置9は、実施の形態1における玄関扉8の施錠装置9と同様に、住宅1内外からの施錠及び解錠操作が可能であるとともに、施錠装置9に一端部が連結されたワイヤ10による解錠操作も可能な構成を有している。
エレベータの利用者以外住宅1内に誰もいない時に、何らかの原因により閉じ込め事故が発生してしまった場合、かご3内のエレベータ利用者は、インターホン7によって自らエレベータ管理会社等に通報し、救出を依頼する必要がある。エレベータ管理会社等から救出のために派遣された作業員が住宅1に到着すると、かご3内の利用者は、インターホン6及び7によって作業員の到着を確認し、この作業者に救出扉17の設置場所まで移動してもらうように依頼する。その後、かご3内の利用者は、インターホン7及び18によって作業者が救出扉17の場所まで移動したことを確認し、かご3内に設置された解錠装置15を操作することにより、かご3内に居ながら玄関扉8の施錠装置9を機械的に解錠する。なお、その他は実施の形態1と同様の動作を行うことにより、救出扉17の施錠装置9を解錠することができる。
図13は、この発明の実施の形態3における解除装置15の斜視図である。図において、解除装置15の軸15bの昇降路2内に突出する他端部には、軸15bに連動して回動することによりワイヤ10を巻き取る巻取具15gが設けられている。この巻取具15gは、略四角形の板状を呈しており、かご3の昇降可能範囲に渡って配線されたワイヤ10の上記一部が中央部に形成された貫通孔15hを通過するように配置されるとともに、一対の略平行な巻取部15jが軸15bと略平行となるように配置されている。また、巻取部15jの両端部には、巻き取られたワイヤ10が巻取部15jから外れることを防止するため、外側に突出するガイド部15kがそれぞれ形成されている。なお、その他は実施の形態1又は2と同様の構成及び効果を有している。
図14は、この発明の実施の形態4における解除装置15の斜視図である。図において、解除装置15の軸15bの昇降路2内に突出する他端部には、軸15bに連動して回動することによりワイヤ10を巻き取る巻取具15mが設けられている。この巻取具15mは、略円柱状を呈しており、かご3の昇降可能範囲に渡って配線されたワイヤ10の上記一部が中央部に形成された貫通孔15nを通過するように配置されるとともに、巻取部15pの中心軸と軸15bの中心軸とが一直線状となるように配置されている。また、略円柱状を呈する巻取部15pの両端部には、巻き取られたワイヤ10が巻取部15pの外周面から外れることを防止するため、巻取部15pよりも大きな径を有するガイド部15rが設けられている。なお、その他は実施の形態1又は2と同様の構成及び効果を有している。
1a 床部
1b 蓋
2 昇降路
2a、2b 昇降路壁
3 かご
3a 収納部
3b 開閉蓋
4 かご戸
5 乗場の戸
6、7、18 インターホン
8 玄関扉
8a ガイド
9 施錠装置
9a デッドボルト
9b ケース
9c、15b 軸
9d 円盤
9e リンク
9f ピン
9g ワイヤ固定部
10 ワイヤ
11 ガイドローラ
11a、12a、13a 取付金
11b ローラ
11c カバー
12 ワイヤ端部固定装置
12b、13b、14c 受け金
12c、13c バネ
13 付勢部
14 ワイヤガイド
14a 軟質チューブ
14b 端末
15 解錠装置
15a 軸受
15c ハンドル
15d、15g、15m 巻取具
15e、15j、15p 巻取部
15f、15k、15r ガイド部
15h、15n 貫通孔
16 玄関部固定体
16a 係合穴
17 救助扉
Claims (6)
- 複数の階床を有する住宅内に形成された昇降路と、
この昇降路内を昇降するかごと、
前記住宅の出入口扉に設けられ、前記住宅内からの手動による施錠及び解錠操作、並びに、前記住宅外からの所定の鍵による施錠及び解錠操作が可能な施錠装置と、
一端部が前記施錠装置に連結されるとともに、その一部が、前記昇降路内の前記かごの昇降可能範囲に渡って配線された索条と、
前記かごに設けられ、前記かご内からの操作によって前記索条の前記一部に係合して前記施錠装置を機械的に解錠する解錠装置と
を備えたことを特徴とするホームエレベータの救助装置。 - 施錠装置は、
所定のケースに対して回動可能に設けられた円盤と、
前記円盤が一側に回転すると一端部が出入口扉から突出するように移動し、前記円盤が他側に回転すると、一端部が前記ケースに収納されるように移動するデッドボルトと、
を備え、
索条は、一端部が前記円盤に連結されるとともに、解錠装置に対して前記かご内から所定の操作が行われると、一端部が他端部側に引っ張られ、前記円盤を他側に回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載のホームエレベータの救助装置。 - 解錠装置は、かごの昇降時に索条に対して非接触に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホームエレベータの救助装置。
- 解錠装置は、
かごに回動可能に設けられた軸と、
前記かごの内部に配置されるように前記軸の一端部に設けられたハンドルと、
前記かごの外部に配置されるように前記軸の他端部に設けられるとともに、索条が挿通する貫通孔若しくは中空部が形成され、前記索条の周囲を取り囲むように配置された巻取具と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載のホームエレベータの救助装置。 - 昇降路内のかごの昇降可能範囲に渡って配線された索条の一部が弛緩しないように、前記索条を一側に付勢する付勢部が備えられたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のホームエレベータの救助装置。
- 施錠装置は、住宅外部から直接昇降路に入ることができる救助扉に備えられたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のホームエレベータの救助装置。
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