JP4742453B2 - 撮像方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラ、スチルカメラ、監視カメラおよび車載カメラなどの画像入力装置などに好適に利用可能なものであり、特に、異なる露光条件で撮像した複数の画像を合成することにより、1つの露光条件で撮像された画像よりもダイナミックレンジの広い単一の画像を生成するための撮像方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、露光量の異なる複数の画像を撮像するための方法としては、例えば撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)を用い、電子シャッターによって露光時間を変化させ、時分割的に複数の画像を撮像するものが知られている。
【0003】
図12は、この時分割的な撮像方法の原理を示している。図12において、横軸は時間方向を示し、縦軸は撮像素子における蓄積電荷量を示す。図12の例では、あるフィールド期間において、通常の撮像と同様に電荷の蓄積、読み出しが行われた後、垂直ブランキング期間Tblkを利用して、再度蓄積、および読み出しの動作が行われ、これにより、1フィールド期間Tfに対応して露光時間の異なる2枚画像が得られる。図12において、符号101,102を付した部分が、それぞれ、異なる露光時間の画像として読み出される電荷を示している。
【0004】
また、別の方法としては、図13に示すように1つの撮像素子上の各画素111の上に、例えば1ラインごとにND(Neutral Density)フィルタ112を配列し、空間分割的に露光量の異なる画像を撮像する方法もある。NDフィルタ112が設置された画素とそれ以外の部分とでは、光の透過率が異なるので、これにより、露光量の異なる画像を撮像することができる。さらに、複数の撮像素子を用意し、各撮像素子の全面にそれぞれ透過率の異なるNDフィルタを設置し、空間解像度を落とすことなく、複数の画像を撮像する方法もある。図14は、この方法による撮像装置の例であり、2つの撮像素子121,122の一方に対してNDフィルタ124を設置している。この例では、入射光が、ハーフミラー123によって2分割され、各撮像素子121,122に入射する。一方の撮像素子122にはNDフィルタ124が設置されているので、他方の撮像素子121とは露光量の異なる画像を撮像することができる。
【0005】
また、以上のようにして得られた露光量の異なる複数の画像を合成する方法としては、撮像されたときの露光量の比に応じた係数を各画像に積算したのち、しきい値処理により各画像を切り替える方法が知られている。図15は、この方法の原理を示したものであり、横軸が撮像素子への入射光量を、縦軸は撮像素子からの出力信号のレベル、すなわち撮像された画像の画素レベルを表わしている。図15では、例えば相対的に長い露光時間で撮像された画像yLについては、入射光量と出力信号のレベルとの関係が、入射光量があるレベルTH未満では傾きが大きい直線で表わされ、あるレベルTH以上では、撮像素子の飽和により出力信号は一定の値となる。また相対的に短い露光時間によって撮像された画像ySについては、画像yLに比べて、直線の傾きは小さく、出力信号はより高い入射光量で飽和する。画像の合成は、図中、符号yS'で示した直線のように、はじめに短時間露光に対応する出力信号に対し係数gが積算されて直線部分の傾きが長時間露光のものと合わせられた後、長時間露光に対応する出力信号を参照し、入射光量のレベルがあるしきい値TH以下である場合には長時間露光による出力信号を、しきい値THより大きい場合には短時露光による出力信号を選択することで行われる。これを式で表すと、以下の(1)式のようになる。
【0006】
【数1】
Figure 0004742453
【0007】
ここで、短時間露光に対応する信号ySに積算される係数gは、各露光時間の比であり、以下の(2)式によって与えられる。
【0008】
【数2】
Figure 0004742453
【0009】
(2)式におけるTlong,Tshortは、それぞれ長時間露光、短時間露光の露光時間である。従って、露光時間の比がN倍である場合、合成画像のダイナミックレンジはN倍に拡大されたことになる。露光時間が3種類以上ある場合には、露光時間の長いものから順に(1)式の合成処理を繰り返し適用すれば良い。
【0010】
なお、ここでは露光時間によって露光量を制御する撮像方式、すなわち時分割的な撮像法を前提として説明したが、実際には上述したどの撮像方式を用いても、同じ合成方法を用いることができる。
【0011】
このように生成されたダイナミックレンジの広い画像を、出力すべき伝送系、表示装置などの能力に合わせて圧縮する方法としては、入力画像の各画素に対し、そのレベルを図16の実線で示すような入出力関係を持つ関数(以下、「レベル変換関数」と記す。)で変換する方法(以下、「レベル変換」と記す。)がある。図16において、横軸は入力画像の画素レベル(入力レベル)lを、縦軸はレベル変換処理による出力画像の画素レベル(出力レベル)T(l)を表す。Lin・maxは、入力画像の各画素が取り得る最大レベルを、Lout・maxは、出力画像の各画素が取り得る最大レベルを表す。レベル変換後の画像のコントラストは、レベル変換関数の傾きが大きいほど高いことになる。図16の例では、入力レベルlkを境にして、高レベル側におけるレベル変換関数を示す直線の傾きが、低レベル、中間レベルでの傾きに比べて小さくなっている。従って、図16に示したレベル変換では、高レベルでのコントラストを犠牲にすることで、低レベル、中間レベルでのコントラストを確保したまま全体のダイナミックレンジを圧縮している。
【0012】
また別の圧縮方法としては、入力画像の画素レベルの頻度分布に応じて、レベル変換関数を適応的に変化させるものがあり、その代表例としてはヒストグラムイコライゼーションと呼ばれる方法が挙げられる。図17(A),(B)に、このヒストグラムイコライゼーションの原理を示す。図17(A)において、横軸は入力画像の画素レベル(入力レベル)lを、縦軸は度数(頻度または累積頻度)を表す。Fmaxは、累積頻度の最大値であり、頻度を算出するために用いる画素の総数である。この方法では、図17(A)に示したように、はじめに入力画像の画素レベルlに関する頻度分布H(l)が生成され、次に以下の(3)式を用いて累積頻度分布C(l)が生成される。
【0013】
【数3】
Figure 0004742453
【0014】
この累積頻度分布C(l)の縦軸を、以下の(4)式を用いて出力画像が取り得るレベル範囲に正規化することにより、レベル変換関数T(l)が生成される(図17(B))。この関数T(l)を用いることにより、出現頻度の高いレベルによって構成される領域(面積が大きい領域)のコントラストを確保して、全体のダイナミックレンジを圧縮することが可能となる。
【0015】
【数4】
Figure 0004742453
【0016】
ところで、撮像素子の前面に、各画素に対応して所定のパターンの色フィルタを配置することにより、単一の撮像素子のみでカラー画像を撮像するようになされた、いわゆる単板式のカラー撮像装置がある。図18は、その色フィルタの一例であり、Ye(イエロー)、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)およびG(グリーン)の補色系のフィルタが所定順序で配列されている。単板式のカラー撮像装置における出力信号は、図19に示したように、輝度情報を表す輝度信号yに色情報を表す周波数変調された色信号cが重畳された形のものとなる。次に、このような単板式のカラー撮像装置によって得られた複数のカラー画像信号を合成し、さらに圧縮するための従来法について説明する。
【0017】
はじめに、各露光量で撮像された画像信号は、次の(5)式((5A),(5B),(5C))により輝度信号および色信号に分離される。
【0018】
【数5】
Figure 0004742453
【0019】
ここで、式中、xは輝度信号と色信号とが混合された画像信号を、yは分離された輝度信号を、またcは分離された色信号を表す。LPFy(),LPFc()は、それぞれ、輝度分離用、色分離用のローパスフィルタである。
【0020】
(5)式によって分離された輝度信号yは、上述した方法(図15〜図17参照)によって合成、圧縮が施される。これに対し色信号cは、多くの露光量(長時間露光)で得られた輝度信号の大きさを参照して、次の(6)式のような処理によって合成される。
【0021】
【数6】
Figure 0004742453
【0022】
(6)式において、yL,cLは多くの露光量で得られた輝度信号、および色信号であり、cSは少ない露光量(短時間露光)で得られた色信号である。また、gは(2)式で示したような露光量の比である。
【0023】
この合成された色信号c'は、輝度信号に対する比率が変化しないように、次の(7)式によって圧縮される。(7)式において、y'は、(1)式のようなダイナミックレンジの拡大された輝度信号を表し、y''は、ダイナミックレンジの圧縮された輝度信号を表している。
【0024】
【数7】
Figure 0004742453
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、時分割的に露光量を変えて複数の画像を撮像、合成する方式においては、不可避的に撮像時刻に差が存在するため、撮像された画像間にカメラや撮像対象の動きによる“動きずれ”が生じる可能性がある。
【0026】
図20(A)〜(C)を参照して、まず、撮像対象が移動する場合を例にこの動きずれによって生じる問題点を説明する。ここでは、輝度のレベルの低い静止背景の前方を、輝度のレベルの高い物体が移動している情景を撮像するものとする。図20(A),(B)は、それぞれ、この情景を長時間露光、および短時間露光で撮像して得られた画像を表すものであり、簡単のために1次元信号として表してある。横軸xは画像上の位置座標を表す。
【0027】
各画像上において、Fは対象物体に対応する領域であるが、露光時刻の時間間隔における運動により、その画像上の位置には距離D=x3−x2=x1−x0だけのずれが生じている。F0〜F2は物体領域内における相対位置を表しており、F0は物体の左端、F1は物体の右端、F2は物体上でF1から左にDの距離にある位置を表している。また、B0〜B3は背景上の相対位置であり、B0は長時間露光撮像時刻において物体の左端F0と接する背景位置を、B1は同時刻において物体の右端F1と接する背景位置を、B2は短時間露光撮像時において物体の左端F0に接する背景位置を、B3は同時刻において物体の右端F1に接する背景の位置をそれぞれ表している。ただし、ここでは物体の運動による動きずれのみを考えるため、背景は静止しているものとする。従って、背景領域上の相対位置B0,B1,B2,B3は、それぞれ画像上の座標x0,x2,x1,x3に1対1で対応している。短時間露光画像(図20(B))の物体領域Fにおける信号レベルの勾配が長時間露光画像(図20(A))の物体領域には存在していないが、これは長時間露光により物体領域における信号レベルが飽和したことを示している。
【0028】
図20(C)は、これら図20(A),(B)の2つの画像を上述の(1)式により合成した画像を表している。この合成画像では、長時露光画像(図20(A))が飽和している画像位置x0〜x2の部分では短時間露光画像(図20(B))に露光比gを積算したものが、それ以外の部分(長時露光画像が飽和していない部分)では長時間露光画像(図20(A))そのものが現れている。ここで、この合成画像において、画像位置x2は見かけ上、背景領域と物体領域の境界点になっているが,画像位置x2の左側近傍は、物体領域の右端F1ではなく、物体領域内の点F2に対応している。すなわち、図中、破線で示したように物体領域上のF2〜F1の部分が欠落していることになる。
【0029】
一方、図20(C)の合成画像上の位置x0から左側の部分、および位置x0〜x1の部分はいずれも背景領域を表しており、画像の内容も連続している。しかしながら、前者(位置x0から左側)が長時間露光画像であるのに対して、後者(位置x0〜x1)は短時間露光画像に露光比gを積算したものであり、それらの間ではSN比(signal-to-noise ratio,以下、単にSNと記す。)が異なることになる。通常ダイナミックレンジを圧縮する場合には、信号レベルが大きいほど圧縮率も大きくなるため、信号レベルの高い部分で短時間画像が用いられる場合にはノイズも圧縮されて大きな問題とはならない。実際、画像を合成するときには、短時間露光画像は長時間露光画像が飽和している部分で用いられるため、動きずれがなく正確に短時間露光画像と長時間露光画像が対応している場合には、合成画像に表れる短時間露光画像のレベルも非常に高い。しかしながら、動きずれが生じている場合には、図20(A)〜(C)で示したとおり、長時間露光画像が飽和していても、それに対応する短時間露光画像上の領域ではレベルが低い可能性があり、このような領域(位置x0〜x1の部分)では他の領域に比べて十分な圧縮がなされずにSNが大きく劣化することになる。
【0030】
次に、図21(A)〜(C)を参照して、撮像対象は静止しているが、撮像カメラ自体が手ぶれなどによって移動した場合の動きずれによって生じる問題点を説明する。図21(A)〜(C)は、それぞれ、カメラ自体が移動した場合の、長時間露光画像、短時間露光画像および合成画像の関係を示している。この場合、物体自体は静止しており、物体領域と背景領域の相対的な位置関係に変化はないため、物体の左端F0、または右端F1に接する背景上の相対位置は常にB0,B1であり、撮像時刻によって変化することはない。またこの場合のB2は、背景上のB0よりずれ量Dだけ左に存在する背景上の位置とする。ただし、背景自体の画像上における位置が変化するため、これら背景上の相対位置B0,B1,B2と画像上の位置座標の間には1対1の関係は成立しない。
【0031】
この場合にも、物体が運動している場合と同様、図21(C)に示したように、物体領域F2〜F1の欠落、および画像位置x0〜x1におけるSNの劣化が生じるが、さらに合成画像上の位置x0において画像内容の不連続が生じる。すなわち、合成画像における位置x0〜x1の画像内容は、短時間露光画像(図21(B))に由来しており、短時間露光画像における背景の位置B2〜B0の部分に対応する。その一方、長時間露光画像(図21(A))に由来する位置x0より左側の部分においては、位置x0は長時間露光画像における背景上のB0に対応しており、位置x0より左側においても長時間露光画像における背景B2〜B0が重複して表現されていることになる。すなわち、合成画像では、長時間露光画像で得られた背景B2〜B0の次に、さらに短時間露光画像で得られた背景B2〜B0が重複して現れることになる。
【0032】
以上の動きずれに起因する種々の問題のうち、物体領域の欠落、および背景領域の重複は、異なる手段によりさらに多くの画像情報を入力しない限りは本質的には解決できないが、それらは視覚的に感度が低くなる動領域の近傍に発生するため、主観的にはそれほど大きな画質劣化にはならない。これに対し、レベルの低い領域において短時間露光画像を用いることによるSNの劣化は、経験的にも大きな画質劣化の要因となるので、特に、この問題を解決することが望まれる。
【0033】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、時分割方式によって得られた露光量の異なる複数の画像間に動きずれがあったとしても、それによって生ずるSNの劣化を回避し、主観的に好ましい合成画像を生成することができる撮像方法および装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】
本発明による撮像方法は、露光条件の異なる複数の画像を異なる時刻において撮像する撮像過程と、複数の画像の少なくとも1つに対して撮像時の露光量を補正して少なくとも1つの補正画像を生成する露光量補正過程と、補正画像を含む複数の画像から、複数の画像間で動きずれの生じている位置を検出する動きずれ検出過程と、動きずれ検出過程での検出結果に基づいて、複数の画像を合成し、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する合成過程とを含むものである。
そして、動きずれ検出過程では、複数の画像のうち2つの画像に関して、露光量が大きい画像の画素レベルに飽和が発生し、なおかつ小さい露光量に対応する補正画像上の画素レベルが、露光量が大きい画像の画素レベルよりも小さい場合に、2つの画像の間に動きずれが存在すると判定するようにしたものである。
【0035】
本発明による撮像装置は、露光条件の異なる複数の画像を異なる時刻において撮像する撮像手段と、複数の画像の少なくとも1つに対して撮像時の露光量を補正して少なくとも1つの補正画像を生成する露光量補正手段と、補正画像を含む複数の画像から、複数の画像間で動きずれの生じている位置を検出する動きずれ検出手段と、動きずれ検出手段の検出結果に基づいて、複数の画像を合成し、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する合成手段とを備えたものである。
そして、動きずれ検出手段が、複数の画像のうち2つの画像に関して、露光量が大きい画像の画素レベルに飽和が発生し、なおかつ小さい露光量に対応する補正画像上の画素レベルが、露光量が大きい画像の画素レベルよりも小さい場合に、2つの画像の間に動きずれが存在すると判定するようにしたものである。
【0036】
本発明による撮像方法および装置では、露光条件の異なる複数の画像が、異なる時刻において撮像されると共に、複数の画像の少なくとも1つに対して、撮像時の露光量を補正して少なくとも1つの補正画像が生成される。そして、補正画像を含む複数の画像から、複数の画像間で動きずれの生じている位置が検出され、その検出結果に基づいて、複数の画像が合成され、ダイナミックレンジの広い単一の画像が生成される。動きずれに応じて複数の画像を合成するので、動きずれがあったとしても、主観的に好ましい合成画像が得られる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
[第1の実施の形態]
図1に示したように、本実施の形態に係る撮像装置は、撮像器10と、ゲイン補正器11と、合成係数算出器12と、差分係数算出器13と、乗算器14と、平滑化器15と、合成器16とを備えている。
【0039】
なお、本撮像装置において処理される画像信号は、2次元ディジタル画像を図2に示すように水平方向、垂直方向の順に走査して得られた時系列な画素値の信号である。以下では、2次元画像上の任意の位置(x,y)に対応する画素値を、例えばI(x,y)と表す。
【0040】
撮像器10は、露光条件の異なる複数の画像を異なる時刻において撮像する機能を有しており、例えばCCDを含んで構成されている。本実施の形態では、撮像器10が、露光時間の異なる2つの画像を時分割的に撮像するものとし、そのうち、相対的に露光時間が長い画像(露光量が大きい画像)を長時間露光画像xL(x,y)、相対的に露光時間が短い画像(露光量が小さい画像)を短時間露光画像xS(x,y)と表現する。撮像器10によって撮像された長時間露光画像xL(x,y)は、合成係数算出器12、差分係数算出器13および合成器16に送られる。また短時間露光画像xS(x,y)は、ゲイン補正器11に送られる。
【0041】
ゲイン補正器11は、撮像器10によって撮像された露光時間の異なる2つの画像のうち、短時間露光画像xS(x,y)に対して撮像時の露光量を補正する機能を有している。ゲイン補正器11によって行われる露光量の補正は、例えば、短時間露光画像xS(x,y)の各画素値に対して、上述の(2)式に示す露光時間の比を表す係数gを積算することにより行われる。ゲイン補正器11によって露光量を補正することにより得られた補正短時間露光画像xS'(x,y)は、差分係数算出器13、平滑化器15、および合成器16に送られる。
【0042】
合成係数算出器12は、図3に示したように、例えば、減算器20、除算器21およびリミッタ22を有して構成されている。この合成係数算出器12は、長時間露光画像xL(x,y)に基づいて、合成器16において露光時間の異なる画像を合成するための合成係数C(x,y)を算出する機能を有している。合成係数算出器12によって算出された合成係数C(x,y)は、乗算器14と合成器16とに送られる。
【0043】
差分係数検出器13は、図4に示したように、例えば、第1の減算器30、第2の減算器31、除算器32およびリミッタ33を有して構成されている。この差分係数検出器13は、長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差分の大きさを表す差分係数D(x,y)を算出する機能を有している。差分係数検出器13によって算出された差分係数D(x,y)は、乗算器14に送られる。
【0044】
乗算器14は、以下の(8)式で表されるように、合成係数C(x,y)と差分係数D(x,y)との積から、動きずれ係数M(x,y)を算出するようになっている。乗算器14によって算出された動きずれ係数M(x,y)は、合成器16に送られる。動きずれ係数M(x,y)は、動きずれの度合いを示すものであり、後述するように、長時間露光画像xL(x,y)の信号レベル(画素レベル)が高く(飽和レベルに近く)、なおかつ長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差が大きいほど大きな値となるように設定されている。すなわち、この動きずれ係数M(x,y)の値が大きい画素位置が、長時間露光画像xL(x,y)と短時間露光画像xS(x,y)との間で動きずれが生じている可能性が高いとみなされる。
【0045】
【数8】
Figure 0004742453
【0046】
平滑化器15は、補正短時間露光画像xS'(x,y)に対して平滑化処理を行う機能を有している。平滑化器15における平滑化処理には、ノイズ低減を目的として一般的に使われる線形ローパスフィルタ、またはメディアンフィルタを始めとする非線形フィルタを用いることができる。平滑化器15によって平滑化された後の短時間露光画像xS''(x,y)は、合成器16に送られる。
【0047】
合成器16は、図5に示したように、例えば、短時間露光画像合成器40と長短露光画像合成器41とを有して構成されている。この合成器16は、撮像器10によって撮像された長時間露光画像xL(x,y)、ゲイン補正器11によって補正された補正短時間露光画像xS'(x,y)、および平滑化器15によって平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)を、乗算器14によって算出された動きずれ係数M(x,y)をもとに合成し、ダイナミックレンジの広い画像X(x,y)を生成する機能を有している。合成器16によって生成されたダイナミックレンジの広い画像X(x,y)は、図示しない画像表示装置、画像蓄積装置または画像伝送装置などに出力される。
【0048】
なお、本実施の形態において、ゲイン補正器11が、本発明における「露光量補正手段」の一具体例に対応する。また、主として合成係数算出器12、差分係数算出器13および乗算器14が、本発明における「動きずれ検出手段」の一具体例に対応する。
【0049】
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る撮像装置の作用、動作を説明する。なお、以下の説明は、本実施の形態に係る撮像方法の説明を兼ねている。
【0050】
まず、撮像器10によって、露光時間の異なる2つの画像が時分割的に撮像される。撮像器10は、撮像した2つの画像のうち、相対的に露光量が大きい長時間露光画像xL(x,y)を、合成係数算出器12、差分係数算出器13および合成器16に出力する。一方、露光量の小さい短時間露光画像xS(x,y)は、ゲイン補正器11に出力される。
【0051】
ゲイン補正器11は、例えば上述した(2)式に示す露光時間の比を表す係数gを、短時間露光画像xS(x,y)の各画素値に対して積算することにより、短時間露光画像xS(x,y)の撮像時の露光量を補正する。ゲイン補正器11は、補正することによって得られた補正短時間露光画像xS'(x,y)を、差分係数算出器13、平滑化器15、および合成器16に出力する。
【0052】
合成係数算出器12は、撮像器10から出力された長時間露光画像xL(x,y)に基づいて、合成係数C(x,y)を算出し、それを乗算器14と合成器16とに出力する。
【0053】
合成係数算出器12における合成係数C(x,y)の算出は、より詳しくは、例えば図3に示したように行われる。合成係数算出器12において、長時間露光画像xL(x,y)は、まず減算器20に入力される。減算器20は、入力された長時間露光画像xL(x,y)の各画素値から、あらかじめ設定された定数MINLを減算する。減算後の長時間露光画像xL(x,y)は、次に除算器21に出力され、そこで、あらかじめ設定された定数RNGLによって除算され、係数C(x,y)が算出される。減算器20および除算器21によるこれらの処理は、長時間露光画像xL(x,y)に対する正規化処理であり、数学的には以下の(9)式のように表される。
【0054】
【数9】
Figure 0004742453
【0055】
このように算出された係数C(x,y)は、リミッタ22に送られ、そこで、以下の(10)式で表される値の制限がなされる。このリミッタ22による値の制限のなされたものが、改めて合成係数C(x,y)として出力される。
【0056】
【数10】
Figure 0004742453
【0057】
一方、差分係数検出器13は、長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差分の大きさを表す差分係数D(x,y)の算出を行い、それを乗算器14に出力する。
【0058】
差分係数検出器13における差分係数D(x,y)の算出は、より詳しくは、例えば図4に示したように行われる。差分係数検出器13において、長時間露光画像xL(x,y)および補正短時間露光画像xS'(x,y)は、第1の減算器30に入力される。第1の減算器30は、入力された長時間露光画像xL(x,y)の各画素値から、補正短時間露光画像xS'(x,y)の対応する画素値を減算し、値LSdifを算出する。算出された値LSdifを示す信号は、第2の減算器31に出力される。
【0059】
第2の減算器31は、第1の減算器30によって算出された値LSdifから、あらかじめ設定された定数MINdifを減算し、その結果を除算器32に出力する。除算器32は、除算器32からの出力に対して、あらかじめ設定された定数RNGdifによる除算を施し、係数D(x,y)を算出する。第2の減算器31および除算器32による処理は、長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差分である値LSdifに対する正規化処理であり、数学的には上述の(9)式と同様の処理となる。
【0060】
除算器32によって算出された係数D(x,y)は、リミッタ33に送られ、そこで、上述の(10)式と実質的に同様にして、値の制限がなされる。このリミッタ33による値の制限のなされたものが、改めて差分係数D(x,y)として乗算器14に出力される。
【0061】
以上のようにして合成係数算出器12と差分係数算出器13とで算出された合成係数C(x,y)と差分係数D(x,y)は、乗算器14によって乗算され、動きずれ係数M(x,y)として合成器16に出力される。
【0062】
ところで、動きずれ係数M(x,y)は、上述の(8)式にも示したように合成係数C(x,y)と差分係数D(x,y)との積である。一方、合成係数C(x,y)と差分係数D(x,y)の値は、合成係数算出器12と差分係数算出器13とにおいて、上述した正規化処理および値の制限が行われることにより、それぞれ0.0以上1.0以下となっている。従って、それらの積である動きずれ係数M(x,y)も、0.0以上1.0以下の値を取る。また、(9)式から分かるように、長時間露光画像xL(x,y)の信号レベルが高いとき(飽和レベルに近いとき)には、合成係数C(x,y)の値が大きくなる。また、長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差が大きいほど、それらの差分である差分係数D(x,y)の値は大きくなる。従って、合成係数C(x,y)と差分係数D(x,y)との積である動きずれ係数M(x,y)は、長時間露光画像xL(x,y)の信号レベルが高く、なおかつ長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差が大きいほど大きな値となる。
【0063】
このように、本実施の形態では、合成係数算出器12および差分係数算出器13において、長時間露光画像xL(x,y)および補正短時間露光画像xS'(x,y)に基づいて、合成係数C(x,y)および差分係数D(x,y)が算出される。さらに、これら2つの係数に基づいて、乗算器14において動きずれ係数M(x,y)を算出することにより、露光量の異なる複数の画像間において動きずれの生じている位置が検出される。
【0064】
なお、動きずれ係数M(x,y)が大きく、2つの画像間に動きずれが存在すると判定される場合、すなわち、長時間露光画像xL(x,y)の信号レベルが高く、なおかつ長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)との差が大きい場合には、補正短時間露光画像xS'(x,y)の信号レベルが、長時間露光画像xL(x,y)の信号レベルに比べてかなり小さくなっていることを意味する。
【0065】
ところで、平滑化器15では、ゲイン補正器11による補正のなされた補正短時間露光画像xS'(x,y)に対してノイズ低減のための平滑化処理が行われ、その平滑化された後の短時間露光画像xS''(x,y)が、合成器16に出力される。
【0066】
合成器16には、長時間露光画像xL(x,y)、補正短時間露光画像xS'(x,y)、および短時間露光画像xS''(x,y)と共に、動きずれ係数M(x,y)および合成係数C(x,y)が入力される。合成器16は、これらの入力信号に基づいて、ダイナミックレンジの広い合成画像X(x,y)を生成し、それを、図示しない画像表示装置、画像蓄積装置または画像伝送装置などに出力する。
【0067】
合成器16における画像の合成処理は、例えば図5に示したように行われる。合成器16において、補正短時間露光画像xS'(x,y)および平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)は、短時間露光画像合成器40に入力される。短時間露光画像合成器40は、入力された補正短時間露光画像xS'(x,y)と短時間露光画像xS''(x,y)とを、動きずれ係数M(x,y)に応じて以下の(11)式のように合成する。
【0068】
【数11】
Figure 0004742453
【0069】
すなわち、(11)式から分かるように、短時間露光画像合成器40は、短時間露光画像xS(x,y)に関して、動きずれ係数M(x,y)が大きく、動きずれの生じている可能性の高い位置では、より平滑化された信号(xS''(x,y))が出力されるようにする。平滑化がなされることにより、動きずれ係数M(x,y)が生じることによるSNの劣化が防止される。短時間露光画像合成器40は、このように合成することによって得られた合成短時間露光画像xS'''(x,y)を、長短露光画像合成器41に出力する。
【0070】
長短露光画像合成器41は、合成係数C(x,y)に応じて、長時間露光画像xL(x,y)と合成短時間露光画像xS'''(x,y)とを以下の(12)式により合成する。
【0071】
【数12】
Figure 0004742453
【0072】
すなわち、(12)式から分かるように、長短露光画像合成器41は、合成係数C(x,y)が大きく、長時間露光画像xL(x,y)が飽和レベルに近づくほど、合成短時間露光画像xS'''(x,y)の割合が大きくなるように合成する。このとき、動きずれが生じていたとしても、その画素領域では、(11)式で示したように、合成短時間露光画像xS'''(x,y)には平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)の割合が多く含まれているので、動きずれによるSNの劣化が防止される。一方、合成係数C(x,y)が小さく、長時間露光画像xL(x,y)が飽和レベルに達していない場合には、長時間露光画像xL(x,y)の割合が大きくなるように合成される。このようにして合成された画像X(x,y)が、広ダイナミックレンジ画像として出力される。なお、動きずれが存在しない領域においては、長時間露光画像xL(x,y)と補正短時間露光画像xS'(x,y)とのうち、画素レベルの飽和が発生しておらず、かつ撮像時の露光量が大きな方の画像の割合が多くなるよう合成される。
【0073】
以上説明したように、本実施の形態によれば、動きずれ係数M(x,y)を算出して、露光量の異なる画像間で動きずれの生じている位置を検出し、その検出結果に基づいて、動きずれが生じていると思われる画素領域では、平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)をより多く用いて、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成するようにしたので、動きずれがあったとしても、主観的に好ましい合成画像X(x,y)を得ることができる。すなわち、長時間露光画像xL(x,y)が飽和して短時間露光画像xS(x,y)が選択されるべき部分において、動きずれが生じ、短時間露光画像xS(x,y)のレベルが低くなっている場合(図20参照)に、その領域のみにおいて短時間露光画像xS(x,y)が平滑化されることになり、合成画像上の高レベル領域における解像度の低下を伴うことなく、動きずれ部分のSN劣化を回避することができる。
【0074】
なお、本実施の形態では、合成器16からダイナミックレンジの拡大された画像X(x,y)を出力するようにしているが、通常の画像表示装置、画像伝送装置および画像蓄積装置などでは、このように広いダイナミックレンジを持つ画像を扱うことは困難である。このような場合には、合成器16の後段に、例えば図16および図17に示されるようなレベル変換関数を用いたレベル変換処理を行う手段を設け、ダイナミックレンジを圧縮するようにすれば良い。
【0075】
また、本実施の形態では、平滑化器15において、ゲイン補正の施された補正短時間露光画像xS'(x,y)に対して平滑化処理を行っているが、この場合、平滑処理を施す画像のダイナミックレンジが既に広がっているために、演算量が多くなる。これを回避するために、例えば、撮像器10によって得られた短時間露光画像xS(x,y)を直接平滑化すると共に、その後段にゲイン補正器11とは別に第2のゲイン補正手段を設置するようにしても良い。
【0076】
さらに、本実施の形態では、露光時間の異なる画像を合成するための合成係数C(x,y)を、動きずれ係数M(x,y)の算出にも用いているが、(8)式において差分係数D(x,y)に積算する係数を別の演算によって求めることも可能である。例えば、(10)式の正規化処理においてMINL,RNGLとは異なる定数を用いて算出した別の係数C'(x,y)を、動きずれ係数M(x,y)の算出に用いるようにしても良い。
【0077】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上記第1の実施の形態における構成要素と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0078】
図6は,本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構成を示している。本実施の形態と第1の実施の形態との違いは、合成器16における各露光画像の合成方法にある。ダイナミックレンジを拡大するよう、長時間露光画像xL(x,y)と短時間露光画像xS(x,y)とを合成するためには、短時間露光画像xS(x,y)について、あらかじめ撮像時の露光量の差を補正してやる必要がある。第1の実施の形態では、これを撮像器10の後段に設けられたゲイン補正器11で行い、その結果(補正短時間露光画像xS'(x,y))を、動きずれ係数M(x,y)の算出と、合成器16における画像合成処理の両方で用いていた。
【0079】
本実施の形態では、動きずれ係数M(x,y)の算出は、第1の実施の形態と同様に行うが、合成器16における画像合成処理には異なる方法を用いている。これに伴い、本実施の形態における合成器16Aには、ゲイン補正器11によって補正された補正短時間露光画像xS'(x,y)ではなく、撮像器10から出力された短時間露光画像xS(x,y)が直接入力されている。また、平滑化器15においても、短時間露光画像xS(x,y)が撮像器10から直接入力され、短時間露光画像xS(x,y)が直接平滑化される構成になっている。合成器16A以外の各部における処理は、上記第1の実施の形態と同じである。
【0080】
図7は、本実施の形態における合成器16Aの構成を示している。合成器16Aの構成は、第1の実施の形態における合成器16(図5)の構成とほぼ同じであるが、短時間露光画像合成器40の後段に、ゲインオフセット補正器42が設置されている点が異なる。また、上記第1の実施の形態では、短時間露光画像合成器40に、補正短時間露光画像xS'(x,y)と平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)とが入力されたが、本実施の形態では、補正短時間露光画像xS'(x,y)に代えて、撮像器10からの短時間露光画像xS(x,y)が直接入力される。短時間露光画像合成器40は、撮像器10から直接入力された短時間露光画像xS(x,y)と平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)とを、動きずれ係数M(x,y)に応じて上述の(11)式と同様にして合成し、その結果である合成短時間露光画像xS'''(x,y)を、ゲインオフセット補正器42に出力する。
【0081】
ゲインオフセット補正器42では、短時間露光画像合成器40から出力された合成短時間露光画像xS'''(x,y)に対して、以下の(13)式に示すように、ゲインの積算と所定量のオフセットとを施して露光量を補正する。(13)式において、g'はゲインを表し、Offsetは、オフセット量を表す。
【0082】
【数13】
Figure 0004742453
【0083】
ゲインオフセット補正器42は、このように露光量を補正することによって得られた短時間露光画像xS''''(x,y)を、長短露光画像合成器41に出力する。長短露光画像合成器41は、露光量の補正された短時間露光画像xS''''(x,y)と長時間露光画像xL(x,y)とを、上記第1の実施の形態と同様に、合成係数C(x,y)に応じて合成する。
【0084】
ここで、上記第1の実施の形態における各露光画像の合成は、図15に示した合成法に基づいて行われるものであるが、本実施の形態では、図8に示すような合成がなされることになる。
【0085】
図8に示した合成法では、出力信号レベルがMINLまでは、長時間露光画像xL(x,y)が用いられ、長時間露光画像xL(x,y)が飽和レベルに達した後は、露光量の補正された短時間露光画像xS''''(x,y)が、合成画像として用いられる。ここで、上述の(9)式で算出される合成係数C(x,y)を用いる場合、長時間露光画像xL(x,y)から短時間露光画像xS''''(x,y)への切り換えは、長時間露光画像xL(x,y)のレベルがMINLからMINL+RNGLである間において行われる。MINLからMINL+RNGLの間では、長時間露光画像xL(x,y)と短時間露光画像xS''''(x,y)とに適当な重み付けをすることにより得られた画像が合成画像として出力される。
【0086】
ところで、MINLからMINL+RNGLの間において切り替えを行うためには、この範囲の中で、図8に示したように、長時間露光画像xL(x,y)を示す直線と補正された短時間露光画像xS''''(x,y)を示す直線とが交差している必要がある。すなわち(13)式のゲインg'とオフセット量offsetは、以下の(14)式の関係を満足する必要がある。gは上述の(2)式で表される露光時間の比である。
【0087】
【数14】
Figure 0004742453
【0088】
本実施の形態においても、動きずれ係数M(x,y)に基づいて、平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)を適宜用いて合成画像を生成していることに変わりはないので、上記第1の実施の形態と同様に、各露光画像間に動きずれがあったとしても、それによって生ずるSNの劣化を回避し、主観的に好ましい合成画像を生成することができる。
【0089】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上記第1の実施の形態または上記第2の実施の形態における構成要素と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0090】
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を示している。本実施の形態に係る撮像装置の構成は、上記第2の実施の形態における構成(図6)と類似しているが、平滑化器15が除去されている点が異なる。これに伴い、本実施の形態における合成器16Bでは、平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)は用いられずに、長時間露光画像xL(x,y)と短時間露光画像xS(x,y)とから合成画像X(x,y)が生成される。
【0091】
図10は、本実施の形態における合成器16Bの構成を示している。合成器16Bは、上記第2の実施の形態における合成器16A(図7)と比べると、短時間露光画像合成器40が除去されており、撮像器10からの短時間露光画像xS(x,y)が直接ゲインオフセット補正器42に入力されている。ゲインオフセット補正器42は、上記第2の実施の形態における合成短時間露光画像xS'''(x,y)に代えて、撮像器10からの短時間露光画像xS(x,y)に対して、上述の(13)式と実質的に同様にして露光量を補正する。ゲインオフセット補正器42は、このように露光量を補正することによって得られた短時間露光画像xS''''(x,y)を、長短露光画像合成器41Bに出力する。
【0092】
長短露光画像合成器41Bには、上記第2の実施の形態における長短露光画像合成器41(図7)と比べると、長時間露光画像xL(x,y)、短時間露光画像xS''''(x,y)および合成係数C(x,y)に加えて、さらに動きずれ係数M(x,y)が入力される。長短露光画像合成器41Bでは、合成係数C(x,y)および動きずれ係数M(x,y)を用いて、長時間露光画像xL(x,y)と露光量の補正された短時間露光画像xS''''(x,y)とを、以下の(15)式によって合成する。
【0093】
【数15】
Figure 0004742453
【0094】
すなわち、(15)式から分かるように、長短露光画像合成器41Bは、長時間露光画像xL(x,y)のレベルに対応する合成係数C(x,y)が小さいか、または合成係数C(x,y)が大きい場合であっても動きずれ係数M(x,y)が大きい場合には、長時間露光画像xL(x,y)が最終的な合成画像X(x,y)として出現するよう、合成処理を行うことになる。つまり、本実施の形態では、動きずれが存在する領域においては、露光量の大きい画像が合成画像として選択される。
【0095】
上記第1および第2の実施の形態では、動きずれが存在する領域においては、平滑化された短時間露光画像xS''(x,y)を用いることによりSN劣化を回避していたが、本実施の形態においては、露光量の大きい画像を選択することにより、SN劣化を回避している。これは、合成画像X(x,y)を、出力画像表示装置、画像伝送装置および画像蓄積装置などに出力する場合に行われるダイナミックレンジの圧縮特性を考慮したものである。通常、ダイナミックレンジをレベル変換処理して圧縮する場合には、信号レベルが大きいほど圧縮率が大きくなり、ノイズ成分も同様に大きく圧縮される。このため、動きずれが存在し、短時間露光画像のレベルが低くなっている場合には、その領域において短時間露光画像に代えて長時間露光画像を用いることで、結果的にノイズ成分が圧縮されることになり、SN劣化を回避することができる。
【0096】
以上説明したように、本実施の形態によれば、長時間露光画像xL(x,y)が飽和して短時間露光画像xS(x,y)が選択されるべき部分において、動きずれが生じ、短時間露光画像xS(x,y)のレベルが低くなっている場合(図20参照)に、その領域において長時間露光画像xL(x,y)を用いることで、結果的に、動きずれ部分のSN劣化を回避し、主観的に好ましい合成画像を生成することができる。
【0097】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、上記第1〜第3の実施の形態における構成要素と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0098】
本実施の形態では、上記第3の実施の形態による信号処理を、単板式のカラー撮像装置で撮像することによって得られたカラー画像に対して適用した例を説明する。なお、上記第1および第2の実施の形態による信号処理についても同様に、単板式のカラー撮像装置に適用することが可能である。
【0099】
図11は、本実施の形態に係る単板式のカラー撮像装置の構成を示している。単板式のカラー撮像装置は、既に[従来の技術]の項において説明したように、撮像素子の前面に、例えば図18に示したパターンの色フィルタを配置して構成されている。単板式のカラー撮像装置から出力される撮像信号は、図19に示したように、輝度信号yに周波数変調された色信号cが重畳された形となっている。すなわち、本実施の形態において、撮像器10から出力される長時間露光画像xL(x,y)および短時間露光画像xS(x,y)は、周波数変調された色信号が輝度信号に重畳された複合画像信号である。このため、図11に示した構成では、各露光画像の複合画像信号から輝度信号(Y)と色信号(C)とをYC分離するためのYC分離器17S,17Lを備えている。
【0100】
YC分離器17Lは、撮像器10からの長時間露光画像xL(x,y)に対して、上述の(5A)〜(5C)式に示すようなYC分離処理を施し、輝度成分yL(x,y)と色成分cL(x,y)とに分離する。YC分離器17Sも同様に、撮像器10からの短時間露光画像xS(x,y)に対して、上述の(5A)〜(5C)式に示したYC分離処理を施し、輝度成分yS(x,y)と色成分cS(x,y)とに分離する。
【0101】
ゲイン補正器11、合成係数算出器12、差分係数算出器13および乗算器14によって算出される合成係数C(x,y)および動きずれ係数M(x,y)は、各露光画像の輝度成分yL(x,y),yS(x,y)から、上記第3の実施の形態と同様に算出される。算出された合成係数C(x,y)および動きずれ係数M(x,y)は、長時間露光画像xL(x,y)の輝度成分yL(x,y)および色成分cL(x,y)と、短時間露光画像xS(x,y)の輝度成分yS(x,y)および色成分cS(x,y)と共に、合成器16Bに入力される。
【0102】
合成器16Bにおいて、ゲインオフセット補正器42(図10)には、短時間露光画像xS(x,y)の輝度成分yS(x,y)および色成分cS(x,y)が入力される。ゲインオフセット補正器42は、入力された輝度成分yS(x,y)および色成分cS(x,y)に対して、露光量の補正を行う。このとき、ゲインオフセット補正器42は、輝度成分yS(x,y)に対しては、上述の(13)式によって、上記第2の実施の形態および上記第3の実施の形態とまったく同様の処理を行い、露光量の補正された輝度成分yS''''(x,y)を生成する。一方、色成分cS(x,y)に対しては、次の(16)式によって補正を施す。
【0103】
【数16】
Figure 0004742453
【0104】
ここで、cS''''(x,y)が、露光量の補正された色成分である。また、g'は色成分の露光量を補正するためのゲインであるが、この値は、輝度成分に対するゲインと異なる値を用いることも可能である。
【0105】
ゲインオフセット補正器42は、以上のように露光量を補正して得られた短時間露光画像xS(x,y)の輝度成分yS''''(x,y)および色成分cS''''(x,y)を、長短露光画像合成器41(図10)に出力する。
【0106】
長短露光画像合成器41には、合成係数C(x,y)および動きずれ係数M(x,y)、ならびに長時間露光画像xL(x,y)の輝度成分yL(x,y)および色成分cL(x,y)と、露光量補正後の短時間露光画像xS(x,y)の輝度成分yS''''(x,y)および色成分cS''''(x,y)とが入力される。長短露光画像合成器41は、入力された信号のうち、輝度成分yL(x,y),yS''''(x,y)を、合成係数C(x,y)および動きずれ係数M(x,y)を用いて、上述の(15)式と実質的に同様にして合成する。また、色成分cL(x,y),cS''''(x,y)についても同様にして合成される。このように合成された輝度成分と色成分とが、さらにYC合成され、これにより広いダイナミックレンジを有する合成カラー画像X(x,y)が生成される。
【0107】
以上説明したように、本実施の形態によれば、単板式のカラー撮像装置によって得られたカラー画像に対しても、上記各実施の形態と同様に、動きずれに起因するSNの劣化を回避し、主観的に好ましい合成画像を生成することができる。
【0108】
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、上記各実施の形態では、短時間露光画像の露光量を長時間露光画像を基準にして補正する場合について説明したが、長時間露光画像の露光量を短時間露光画像を基準にして補正するようにしても良い。また、各露光画像の双方の露光量を補正するようにしても良い。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の撮像方法または撮像装置によれば、複数の画像間で動きずれの生じている位置を検出し、その検出結果に基づいて、複数の画像を合成し、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成するようにしたので、動きずれがあったとしても、主観的に好ましい合成画像が得られる。すなわち、時分割方式によって得られた露光量の異なる複数の画像間に動きずれがあったとしても、それによって生ずるSNの劣化を回避し、主観的に好ましい合成画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】画像の走査方向を示す説明図である。
【図3】図1に示した撮像装置における合成係数算出器の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した撮像装置における差分係数算出器の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示した撮像装置における合成器の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示した撮像装置における合成器の構成を示すブロック図である。
【図8】図6に示した撮像装置における画像の合成法について示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した撮像装置における合成器の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図12】時間分割による露光制御の例を示す説明図である。
【図13】空間分割による露光制御の例を示す構成図である。
【図14】複数の撮像素子を用いた露光制御の例を示す構成図である。
【図15】従来の画像合成法の一例を示す説明図である。
【図16】レベル変換関数の例について示す説明図である。
【図17】ヒストグラムイコライゼーションの原理について示す説明図である。
【図18】単板式カラー撮像装置の色フィルタの配列を示す構成図である。
【図19】単板式カラー撮像装置の出力信号の例を示す信号波形図である。
【図20】対象物体の移動による動きずれの影響について示す説明図である。
【図21】カメラの移動による動きずれの影響について示す説明図である。
【符号の説明】
10…撮像器、11…ゲイン補正器、12…合成係数算出器、13…差分係数算出器、14…乗算器、15…平滑化器、16,16A,16B…合成器、17S,17L…YC分離器、20,30,31…減算器、21,32…除算器、22,33…リミッタ、40…短時間露光画像合成器、41…長時間露光画像合成器、42…ゲインオフセット補正器。

Claims (8)

  1. 異なる露光条件により撮像した複数の画像から、1つの露光条件で撮像された画像よりもダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する撮像方法であって、
    露光条件の異なる複数の画像を異なる時刻において撮像する撮像過程と、
    前記複数の画像の少なくとも1つに対して撮像時の露光量を補正して少なくとも1つの補正画像を生成する露光量補正過程と、
    前記補正画像を含む複数の画像から、前記複数の画像間で動きずれの生じている位置を検出する動きずれ検出過程と、
    前記動きずれ検出過程での検出結果に基づいて、前記複数の画像を合成し、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する合成過程と
    を含み、
    前記動きずれ検出過程では、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、露光量が大きい画像の画素レベルに飽和が発生し、なおかつ小さい露光量に対応する前記補正画像上の画素レベルが、露光量が大きい画像の画素レベルよりも小さい場合に、前記2つの画像の間に前記動きずれが存在すると判定する
    撮像方法。
  2. 前記合成過程では、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在しない領域においては、画素レベルの飽和が発生しておらず、かつ撮像時の露光量が最も大きなものを選択して合成する
    求項1記載の撮像方法。
  3. 前記合成過程では、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在する領域においては、露光量の小さい画像に対して平滑化処理を施した後に合成する
    求項1記載の撮像方法。
  4. 前記合成過程では、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在する領域においては、露光量の大きい画像を選択して合成する
    求項1記載の撮像方法。
  5. 異なる露光条件により撮像した複数の画像から、1つの露光条件で撮像された画像よりもダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する撮像装置であって、
    露光条件の異なる複数の画像を異なる時刻において撮像する撮像手段と、
    前記複数の画像の少なくとも1つに対して撮像時の露光量を補正して少なくとも1つの補正画像を生成する露光量補正手段と、
    前記補正画像を含む複数の画像から、前記複数の画像間で動きずれの生じている位置を検出する動きずれ検出手段と、
    前記動きずれ検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の画像を合成し、ダイナミックレンジの広い単一の画像を生成する合成手段と
    を備え、
    前記動きずれ検出手段は、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、露光量が大きい画像の画素レベルに飽和が発生し、なおかつ小さい露光量に対応する前記補正画像上の画素レベルが、露光量が大きい画像の画素レベルよりも小さい場合に、前記2つの画像の間に前記動きずれが存在すると判定する
    撮像装置。
  6. 前記合成手段は、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在しない領域においては、画素レベルの飽和が発生しておらず、かつ撮像時の露光量が最も大きなものを選択して合成する
    求項記載の撮像装置。
  7. 前記合成手段は、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在する領域においては、露光量の小さい画像に対して平滑化処理を施した後に合成する
    求項記載の撮像装置。
  8. 前記合成手段は、前記複数の画像のうち2つの画像に関して、前記動きずれが存在する領域においては、露光量の大きい画像を選択して合成する
    求項記載の撮像装置。
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