JP4742129B2 - カムキャップおよびカムキャップの製造方法 - Google Patents

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本発明は、内燃機関のカムキャップに関する。
吸気カムシャフトや排気カムシャフトの位相を油圧で操作するためのオイルコントロールバルブ(OCV)やアクチュエータを装備する内燃機関が提案されている。このような内燃機関において、オイルコントロールバルブ(OCV)等へ作動油を供給するための油路が形成されたカムキャップも提案されている(特許文献1)。
しかし、油路の形成においては、機械加工で形成すると鋳巣が加工面に現れる一方、鋳抜きで形成すると鋳抜きピンを抜く際のカシリによって加工面が荒れるという問題を生じる。このような問題は、精密部品であるオイルコントロールバルブ(OCV)等への作動油の供給においては、異物の混入の原因となってオイルコントロールバルブ(OCV)等の作動を阻害する可能性があることが本願発明者によって見出された。
特開2008−57518公報
本発明は、上述の従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、カムキャップへの油路の形成において、作動油への異物の混入を抑制する技術を提供することを目的とする。
[適用例1]
カムハウジングに装着され、前記カムハウジングからオイルコントロールバルブへの油路の少なくとも一部を形成する内燃機関のカムキャップを製造する方法であって、
鉄系金属部材であるインサート部材と、前記インサート部材を装着可能な鋳型と、アルミ浴湯と、を準備する準備工程と、
前記インサート部材を前記鋳型に装着するインサート部材装着工程と、
前記鋳型に前記アルミ浴湯を注湯する注湯工程と、
前記カムハウジングから作動油の供給を受ける第1の油路と、前記オイルコントロールバルブに作動油を供給する第2の油路と、前記第1の油路と前記第2の油路とを接続する第3の油路と、を形成する油路形成工程と、
を備え、
前記第3の油路は、前記インサート部材の内部に形成され、前記第1の油路と前記第2の油路のいずれよりも長いカムキャップの製造方法。
適用例1の製造方法では、第1の油路と第2の油路のいずれよりも長い第3の油路がインサート部材の内部に形成されるので、勾配が不十分な中子ピンを抜くことに起因する表面剥離、あるいは機械加工によって油路を形成する際に発生する鋳巣の露出といった異物の作動油への混入を未然に抑制することができる。これにより、オイルコントロールバルブを含む油圧機構の引っ掛かり(ジャミング)を抑制することができる。
このようなインサート部材を使用する鋳造方法は、鋳ぐるみと呼ばれる。なお、鉄系金属部材には、たとえばS45Cのような炭素鋼や鉄−アルミニウム合金複合材料といった種々の部材が利用可能である。一方、アルミ浴湯は、たとえば750乃至900℃の溶融アルミニウム合金が利用可能である。アルミニウム合金としては、たとえばAl−Si系合金やAl−Mg系合金等を用いることができる。
[適用例2]
適用例1のカムキャップの製造方法であって、
前記内燃機関は、吸気側のバルブタイミングを調整するための吸気側オイルコントロールバルブと、排気側のバルブタイミングを調整するための排気側オイルコントロールバルブと、を備え、
前記第2の油路は、前記吸気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する吸気側油路と、前記排気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する排気側油路と、を含み、
前記第3の油路は、前記吸気側油路と前記排気側油路とに分配する分配路であるカムキャップの製造方法。
適用例2の製造方法では、吸気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する吸気側油路と、排気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する排気側油路と、に分配する分配路に対して、インサート部材を使用する鋳ぐるみが適用されている。このような分配路の設計では、吸気側の系統と排気側の系統の双方に作動油を供給するために長い油路が要請されるのに対して、鋳ぐるみは、抜き勾配の設定を必要とせず、大きな設計自由度を提供することができる。
[適用例3]
適用例1または2のカムキャップの製造方法であって、
前記油路形成工程は、中子ピンを抜くことによって、前記第1の油路と前記第2の油路とを形成する工程を含むカムキャップの製造方法。
適用例3の製造方法では、中子ピンを抜くことによって、第3の油路より短い第1の油路と第2の油路とが形成されるので、機械加工によって油路を形成する際に発生する鋳巣の露出といった異物の作動油への混入要因を未然に排除することができる。
なお、本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、たとえば、組立カムシャフトを有する動弁機構、このような動弁機構を有する内燃機関、あるいは、このような内燃機関を備える自動車などの形態で実現することが可能である。
本発明によれば、カムキャップへの油路の形成において、作動油への異物の混入を抑制する技術を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.カムキャップの装備状態と構成:
B.カムキャップの製造方法:
C.変形例:
A.カムキャップの装備状態と構成:
図1は、本発明の実施例におけるカム位相可変方式の動弁機構を示す説明図である。動弁機構は、吸気側可変バルブタイミングコントロールアクチュエータ21(本明細書では、吸気側VVTCAとも呼ばれる。)と、排気側可変バルブタイミングコントロールアクチュエータ22(本明細書では、排気側VVTCAとも呼ばれる。)と、吸気側カムシャフト31と、排気側カムシャフト32と、吸気側カムシャフト31と排気側カムシャフト32とをシリンダヘッド(図示せず)に形成されたカムハウジング40との間に回転可能に固定するカムキャップ10とを備えている。
カムキャップ10には、動弁機構を駆動する作動油を供給するための吸気側接続ポート11と、排気側接続ポート12とを備えている。吸気側接続ポート11は、吸気側オイルコントロールバルブ(図示せず)と作動油を供給・吐出するための接続ポートである。排気側接続ポート12は、排気側オイルコントロールバルブ(図示せず)と作動油を供給・吐出するための接続ポートである。
図2は、本発明の実施例におけるカムキャップ10の装着状態を示す拡大図である。吸気側VVTCA21と排気側VVTCAと22は、それぞれ吸気側カムシャフトタイミングギア21g(本明細書では、吸気側CSTGとも呼ばれる。)と、排気側カムシャフトタイミングギア22g(本明細書では、排気側CSTGとも呼ばれる。)と、を備えている。吸気側CSTG21gおよび排気側CSTG22gには、図示しないギア形状が形成されている。
吸気側CSTG21gおよび排気側CSTG22gは、いずれもタイミングベルト(図示省略)によって駆動される。吸気側CSTG21gおよび排気側CSTG22gは、それぞれ吸気側VVTCA21と排気側VVTCAと22とを介して吸気側カムシャフト31と排気側カムシャフト32とに駆動力を伝達する。吸気側VVTCA21と排気側VVTCAとは、それぞれ吸気側カムシャフト31と排気側カムシャフト32の位相を独立して油圧による駆動力でシフトさせることができる。これにより、カム位相可変方式の動弁機構は、吸気側と排気側とで独立してカム位相を可変に制御することができる。
吸気側VVTCA21および排気側VVTCA22は、カムハウジング40から供給された作動油によって駆動される。この作動油は、カムハウジング40からカムキャップ10の内部に形成された油路を経由して、吸気側供給路11inと、排気側供給路12inに供給される。吸気側供給路11inおよび排気側供給路12inは、シリンダヘッドカバー(図示せず)に形成された油路を介して、それぞれ吸気側オイルコントロールバルブ(図示せず)と、排気側オイルコントロールバルブ(図示せず)と、に供給される。
吸気側オイルコントロールバルブ(図示せず)は、作動油供給路11out1、11out2のいずれか一方に選択的に作動油を供給し、他方をリターンとすることによってカム位相をシフトさせることができる。排気側オイルコントロールバルブ(図示せず)は、作動油供給路12out1、12out2のいずれか一方に選択的に作動油を供給し、他方をリターンとすることによってカム位相をシフトさせることができる。
図3は、本発明の実施例におけるカムキャップ10の断面を示す断面図である。カムキャップ10には、カムハウジング40から供給された作動油を吸気側接続ポート11並びに排気側接続ポート12に供給するための油路が形成されている。この油路は、導入路10h1(第1の油路」の一例)と、吸気側供給路11in(吸気側油路」の一例)と、排気側供給路12in(排気側油路」の一例)と、吸気側供給路11in並びに排気側供給路12inと導入路10h1との間を分配して接続する分配路10h3(第3の油路」の一例)とを含んでいる。
導入路10h1は、カムハウジング40から作動油の供給を受けてカムキャップ10の内部に導入する油路である。分配路10h3は、吸気側供給路11inと排気側供給路12inとに分配して作動油を供給する油路である。吸気側供給路11inは、吸気側オイルコントロールバルブ(図示せず)に作動を供給するための油路である。排気側供給路12inは、排気側オイルコントロールバルブ(図示せず)に作動を供給するための油路である。
図4は、実施例のカムキャップ10に形成された導入路10h1の断面を示す拡大図である。導入路10h1は、「鋳抜き」と呼ばれる鋳造方法で形成されている。本実施例では、鋳抜きとは、アルミダイカストにおいて、若干勾配(抜き勾配)のある鋳抜きピン(図示せず、中子ピンとも呼ばれる。)を用いて鋳抜き穴を形成する工程である。
この勾配は、アルミ合金の溶湯が固まってから抜きやすくするために与えられたものである。具体的には、導入路10h1においては、導入路10h1の出口側(分配路10h3との接続部)の直径D2を入口側の直径D1よりも小さくなるような勾配を形成することによって中子ピンを抜きやすくしている。鋳抜きによって、導入路10h1が形成されているのは、機械加工によって油路を形成すると鋳巣(いす)が導入路10h1の表面に露出するからである。
図5は、比較例のカムキャップ本体10baに形成された導入路10h1aと分配路10h3aの内面に露出した鋳巣を示す拡大図である。鋳巣とは、ダイカスト内部に存在する空洞である。本願発明者の解析と実験とによれば、機械加工によって鋳巣が油路内部に露出すると、複雑な形状の凹部が形成されることがあるので、その内部に切粉等の異物が入り込んで洗浄工程では取り除くことができない状態となることが分かった。
このような洗浄工程によって取り除くことができなかった異物は、吸気側VVTCA21や排気側VVTCA22の作動時において、これらのアクチュエータ21、22やオイルコントロールバルブ(図示せず)に入り込んで引っ掛かり(ジャミング)の原因となる可能性があることが本願発明者によって突き止められた。
本願発明者は、このような特有の事情を考慮して、導入路10h1や吸気側供給路11in、排気側供給路12inといった油路を「鋳抜き」と呼ばれる鋳造方法で形成することが好ましいことを見出したのである。
このように、本願発明者は、導入路10h1や吸気側供給路11in、排気側供給路12inといった油路を、切削や研削といった削る工程を行うことなく油路を形成すれば、複雑な形状の凹部の形成を抑制してジャミングの発生要因の少なくとも一部を予め排除することができることを見出した。
本願発明者は、さらに鋳抜きにも問題があることを突き止めた。鋳抜きは、分配路10h3の形成への適用においては、適切な抜き勾配を設けることが困難であるという問題である。抜き勾配が過度に小さいと、カシリとよばれる鋳造面の剥離現象(表面剥離)が発生するのである。この剥離現象は、剥離された異物の発生によってジャミングの原因となる可能性があることが本願発明者によって突き止められたのである。本願発明者の実験によれば、現実に0.5乃至0.7mmのサイズの異物の発生が認められた。
本願発明者は、このような問題を解決するために分配路10h3に対しては鋳ぐるみと呼ばれる鋳造方法を適用した。分配路10h3(図3)は、中実のインサート部材を使用して鋳造後に機械加工により、鉄系金属材料のそのインサート部材の内部に形成される。本実施例では、インサート部材15は、鋳ぐるみでカムキャップ本体10bの内部に挿入され、両者でカムキャップ10を構成している。分配路10h3は、鉄系金属材料のインサート部材15の内部に形成された貫通孔の両端の各々を2個のメクラ蓋10cで閉塞させることによって構成されている。
このように、本願発明者は、油路における異物の発生を抑制するために、抜き勾配を適切に設定可能な比較的に短い油路(本構成では、導入路10h1、吸気側供給路11in、および排気側供給路12in)は、鋳抜きで形成する一方、抜き勾配を適切に設定できない比較的に長い油路(本構成では、分配路10h3)は、鋳ぐるみで形成する鋳造方法を考案したのである。
B.カムキャップの製造方法:
図6は、本発明の実施例におけるカムキャップの製造方法を示すフローチャートである。ステップS100では、作業者は、被鋳ぐるみ材としての鉄系金属部材であるインサート部材と、このインサート部材を装着可能な鋳型(図示せず)と、アルミ合金の浴湯であるアルミ浴湯(図示せず)と、を準備する。
鉄系金属部材には、たとえばS45Cのような炭素鋼や鉄−アルミニウム合金複合材料といった種々の部材が利用可能である。一方、アルミ浴湯は、たとえば750乃至900℃の溶融アルミニウム合金を利用可能である。アルミニウム合金としては、たとえばAl−Si系合金やAl−Mg系合金等を用いることができる。
ステップS200では、作業者は、鋳型(図示せず)に対してインサート部材や上述の中子ピン(図示せず)を装着する。ステップS300では、作業者は、インサート部材や中子ピン(図示せず)が装着された鋳型(図示せず)に対してアルミ浴湯を注湯する。
作業者は、冷却工程(ステップS400)の後において、湯路形成工程(ステップS500)を実行する。湯路形成工程(ステップS500)は、中子ピン(図示せず)を抜くことによって、導入路10h1、吸気側供給路11in、および排気側供給路12inを形成する工程である。なお、分配路10h3(図3)は、鉄系金属材料のインサート部材の内部に、鋳造前に予め形成されているものを用いてもよく、このインサート部材を用いた場合には、両端を2個のメクラ蓋10cで蓋をするだけでよい。インサート部材には、鋳巣が存在しないので、このような方法によっても異物の発生が抑制された湯路の形成が可能である。
このように、本願発明者は、抜き勾配を適切に設定可能な油路は、鋳抜きで形成する一方、抜き勾配を適切に設定できない油路は、鋳ぐるみで形成する鋳造方法を考案し、油路における異物の発生を抑制するカムキャップの製造方法を実現したのである。
の比較的に短い油路をインサート部材を利用して形成することも可能で、全ての油路をインサート部材を利用した鋳ぐるみで形成するようにしても良い。
C.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。特に、上記各実施例における構成要素中の独立請求項に記載された要素以外の要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
上述の実施例において、上述の利点や効果の各々の全てが本願発明の必須の構成要件につながるものではなく、本願発明は、上述の利点や効果の各々を簡易に実現させる設計自由度を与えるものであって、少なくとも一つの利点あるいは効果を実現させるものであれば良い。
本発明の実施例におけるカム位相可変方式の動弁機構を示す説明図。 本発明の実施例におけるカムキャップ10の装着状態を示す拡大図。 本発明の実施例におけるカムキャップ10の断面を示す断面図。 実施例のカムキャップ10に形成された導入路10h1の断面を示す拡大図。 比較例のカムキャップ本体10baに形成された導入路10h1aと分配路10h3aの内面に露出した鋳巣を示す拡大図。 本発明の実施例におけるカムキャップの製造方法を示すフローチャート。
符号の説明
10…カムキャップ
10b…カムキャップ本体
10c…メクラ蓋
10h1、10h1a…導入路
10h3、10h3a…分配路
10ba…カムキャップ本体
11out1…作動油供給路
11…吸気側接続ポート
11in…吸気側供給路
12out1…作動油供給路
12…排気側接続ポート
12in…排気側供給路
15…インサート部材
21…吸気側可変バルブタイミングコントロールアクチュエータ
21g…吸気側カムシャフトタイミングギア
22…排気側可変バルブタイミングコントロールアクチュエータ
22g…排気側カムシャフトタイミングギア
31…吸気側カムシャフト
32…排気側カムシャフト
40…カムハウジング

Claims (3)

  1. カムハウジングに装着され、前記カムハウジングからオイルコントロールバルブへの油路の少なくとも一部を形成する内燃機関のカムキャップを製造する方法であって、
    鉄系金属部材である中実のインサート部材と、前記インサート部材を装着可能な鋳型と、アルミ浴湯と、を準備する準備工程と、
    前記インサート部材を前記鋳型に装着するインサート部材装着工程と、
    前記鋳型に前記アルミ浴湯を注湯する注湯工程と、
    前記鋳型に注湯した前記アルミ浴湯を冷却する冷却工程と、
    前記カムハウジングから作動油の供給を受ける第1の油路と、前記オイルコントロールバルブに作動油を供給する第2の油路と、前記第1の油路と前記第2の油路とを接続する第3の油路と、を形成する油路形成工程と、
    を備え、
    前記第3の油路は、前記冷却工程の後に、機械加工により前記インサート部材の内部に形成され、前記第1の油路と前記第2の油路のいずれよりも長いカムキャップの製造方法。
  2. 請求項1記載のカムキャップの製造方法であって、
    前記内燃機関は、吸気側のバルブタイミングを調整するための吸気側オイルコントロールバルブと、排気側のバルブタイミングを調整するための排気側オイルコントロールバルブと、を備え、
    前記第2の油路は、前記吸気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する吸気側油路と、前記排気側オイルコントロールバルブに作動油を供給する排気側油路と、を含み、
    前記第3の油路は、前記吸気側油路と前記排気側油路とに分配する分配路であるカムキャップの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のカムキャップの製造方法であって、
    前記油路形成工程は、中子ピンを抜くことによって、前記第1の油路と前記第2の油路とを形成する工程を含むカムキャップの製造方法。
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