JP4741922B2 - 提げ手結束方法および提げ手結束装置 - Google Patents

提げ手結束方法および提げ手結束装置 Download PDF

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Description

本発明は、主に、重量のある荷物が収納されている包装体の把手、または重量のある包装体に掛け止めされている紐に引っ掛けることにより、手または指に食い込まないで痛くなく、しかも無理なく容易に持ち運びすることができる提げ手を、製造工程において嵩張らないで所定の単位数を結束することにより、製造工程から最終の需要者供給工程まで流通させたり、ストックすることができるようにした提げ手結束方法および提げ手結束装置に関するものである。
使用ときに手や指が痛まない提げ手は、手の平または指に掛ける断面U字状の前後幅の太い手掛部と、その両端に一体成形された紐に掛けるフック部とから構成されている。また、前記提げ手は、購入者が購入した重量のある商品を持ち易くするためのもので、デパート、スーパーマーケットなどの販売店の店舗におけるサービス品であるために安価で、簡単に製造することができるとともに、複数が結束されて個数の計算が容易であるし、複数個がコンパクトに緩むことなく確実に結束されていることが要求される。
たとえば、特開平9−24944号公報に記載された提げ手は、手掛部が上面開放のほぼ半円筒形で、左右の端部にフック部が設けられている。また、特開2000−281077号公報の荷物用提げ手は、上記提げ手を改良したもので、把持した状態でフイット感が良好で違和感がないようにしたものである。
特開平9−24944号公報 特開2000−281077号公報
前記した従来の提げ手は、前後が幅広な手掛部と、その両端に一体成形された紐を掛けるフック部とから構成されている。前記提げ手は、手掛部において、手または指が痛くないように太めにし、フック部において、紐を掛け易くし、しかも、それぞれの強度を保持できるように成形されている。そして、前記提げ手は、金型を使用した射出成形装置により、同時に複数が一体に成形される。
しかし、前記提げ手は、その形状によって上下、左右に整列させたり重ねたり、あるいは結束することがきわめて困難であるから、製造工程から最終の店舗への需要者供給工程までの流通過程や保管に際しては、一定数をランダムに袋詰めしているだけである。したがって、きわめて嵩張るばかりでなく、フック部が突出しているので収納袋が破損することがあり、しかも商品価値が低下するとともに、数量のカウントに時間を要するという問題があった。
本発明は、金型から提げ手を射出成形した段階から、複数個を上下、左右に重ねることができるとともに、その状態で結束できる提げ手結束方法および提げ手結束装置を提供することを目的とする。また、本発明は、予め決められた個数の提げ手を結束できる提げ手結束方法および提げ手結束装置を提供することを目的とする。
(第1発明)
本願の第1発明の提げ手結束方法は、金型により成形された断面U字状若しくは半円弧状の手掛部、および前記手掛部の両端にフック部を備えた提げ手を上下左右に重ねて所定数結束する提げ手結束方法であって、前記複数個の提げ手を整列基台上に載置した後、一方向に押圧することにより密着状態に整列し、前記整列された複数個の提げ手からなる第1の提げ手群を、整列手段に設けてある対向する第1ガイド溝に挿着し、次に整列された第2の提げ手群を、前記第1ガイド溝に対して手掛部の前後幅の1/2だけ位置をずらせた第2ガイド溝に挿着して前記第1の提げ手群の上に載せ、奇数番目の提げ手群および偶数番目の提げ手群を交互に、手掛部の前後幅の1/2だけ位置をずらせて順次複数段上下に積み重ねるようにしたことを特徴とする。
(第2発明)
本願の第2発明の提げ手結束方法は、第1発明において、複数段上下に積み重ねられた提げ手群を、提げ手の手掛部に対して直交する方向に結束材を掛け渡して結束するようにしたものである。
(第3発明)
本願の第3発明の提げ手結束方法は、前記第1発明、第2発明において、複数個の提げ手は、前記金型からの排出、前記整列基台への移動、前記ガイド溝への挿着が3軸ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられた吸盤の脱着により実行されるようにしたものである。
(第4発明)
本願の第4発明は、金型により成形された手掛部および両端にフック部を備えた提げ手を上下左右に重ねて所定数結束する提げ手結束装置において、横方向に整列する複数個の提げ手を載置する整列基台と、前記整列基台に載置された複数個の提げ手を一方向に押圧して密着状態に整列させる整列機構と、前記提げ手のフック部を挿着して案内する第1ガイド溝と第2ガイド溝、及び前記各ガイド溝の最下部に設けられた受部とを対向状に有する整列手段と、前記複数個の提げ手を前記金型および前記整列基台を介して前記整列手段に移動させる3軸ロボットアームと、から少なくとも構成されていることを特徴とする。
(第5発明)
本願の第5発明の提げ手結束装置は、前記本願の第4発明において、整列手段により整列された複数の提げ手が、結束材により結束される結束手段を有するものである。
(第6発明)
本願の第6発明の提げ手結束装置は、第4発明、第5発明において、複数個の提げ手を載置する整列基台は、前記提げ手に成形されている一対のフック部を係止する係合ガイドが設けられている構成である。
(第7発明)
本願の第7発明の提げ手結束装置は、前記第4発明から第6発明において、複数個の提げ手を整列する整列機構が、前記複数個の提げ手を一方向に密着状に整列する移動プッシャーと、前記移動プッシャーにより複数個の提げ手が一方向に移動する際に浮上するのを防止する移動浮上防止部材とが設けられている構成である。
(第8発明)
本願の第8発明の提げ手結束装置は、第4から第7発明において、複数個の提げ手を上下、左右に整列する整列機構は、前記複数個の提げ手を一端部で受け止める受け止め部材と、前記複数個の提げ手が浮上するのを防止する固定抑板とが設けられているものである。
(第9発明)
本願の第9発明の提げ手結束装置は、第4から第8発明において、一対の整列手段は、複数個の提げ手を下降することができるガイド溝の上部が上端の開口部に向かい幅広となるようにテーパーしているものである。
(第10発明)
本願の第10発明の提げ手結束装置は、第4から第9発明において、前記一対の整列手段に対向して設けられたガイド溝は、第1列および第2列と、最終列の手前および最終列に少なくとも設けてあり、第2列と最終列の手前の列との間は、複数の列が共有している構成である。
本発明によれば、手または指に食い込んで痛むことがなくて持ち運びを容易にするための提げ手において、上下左右に重合するのがきわめて困難であるにもかかわらず、製造直後に嵩張らずに所定の単位数を上下、左右に整列させることができるので、そのまま梱包容器に収納することができるばかりでなく、樹脂フィルムで梱包したり結束した状態にして、きわめてコンパクトに、整然とした状態で流通過程に置いたり、保管することができる。
そして本発明によれば、所定数の提げ手群を手提げ幅の1/2だけ上下位置をずらせて交互に重ねているため、前記提げ手どうしの間に空間がきわめて少なく、小さな体積でコンパクトに結束できる。
また本発明によれば、互いに対向してガイド溝が設けてある整列手段に、予め決められた所定数の提げ手群を複数段に重ね、提げ手の手掛部に対して直交する方向に結束材を掛け渡して結束される。そして、結束材による結束手段は、対向して設けられた前記整列手段の下部が空間であるから、従来の結束装置を使用することができる。
本発明によれば、所定数の提げ手群は、3軸ロボットアームと、前記ロボットアームに設けられた吸盤とにより、予め決められた金型、整列基台、および整列手段を移動させることできるので、移動の時間やタイミング、及び位置の制御がきわめて正確であって、高速で高精度に処理することができる。
(第1発明)
第1発明の提げ手結束方法は、例えば、対向する2つの縦割りの金型により断面U字状の手掛部、および前記手掛部の両端にフック部を備えた提げ手が同時に複数個成形されるので、前記複数の提げ手の手掛部の背面の吸着面を、ロボットアームのそれぞれの吸盤が吸着して成形金型から整列基台上にまで移動させて、断面がU字状若しくは半円状の手掛部の開放面が下に、両端のフック部が上方に延在するようにして載置し、隣接する提げ手の手掛部が接触するように複数個並列するように整列させることによって、第1の提げ手群が構成される。
そして、整列基台上の前記第1の提げ手群は、ロボットアームにより吸着して整列基台から整列手段にまで移動され、手掛部が下に、左右のフック部が上になるように整列手段の第1ガイド溝に上から挿着されて最下位置まで下降され、第1ガイド溝の最下部に形成された受部にフック部の基部が受け止められる。
したがって、第1の提げ手群は、複数の提げ手が横方向に整列し、整列手段の対向する第1ガイド溝の最下部に位置している。
次に供給される複数の第2の提げ手群は、第1ガイド溝に対し、提げ手の手掛部の前後幅の1/2だけ位置をずらせて設けてある第2ガイド溝にフック部が挿着して下降され、最下段の第1の提げ手群の上に1/2だけ位置がずれて受け止められるので、下から2番目の提げ手群となる。
次に供給される第3提げ手群は、第1の提げ手群と同様にして第1ガイド溝に挿着されて降下するので、第2の提げ手群の上に、手掛部の前後幅の1/2だけ位置がずれて乗り、第1の提げ手群と同一であって上方に位置する。
このようにして提げ手群を順に積み上げると、奇数番目の提げ手群と偶数番目の提げ手群とが、手掛部の前後幅の1/2だけ位置がずれていることになる。
したがって、左右に並列するとともに上下に積み上げられる提げ手群の各提げ手は、上方に延在するフック部が上下、左右に重ならないし、しかも手掛部が左右に密接するとともに、手掛部の前後幅の1/2だけ位置がずれて上下に重なるので、きわめて整然と、しかも無駄な空間がなくて上下、左右に重合する。そして、その状態で重合する提げ手の手掛部を結束材によって一連に結束すると、上下、左右に接触する手掛部がずれることなく固く結束されるので、前記提げ手どうしの間に空間が少なく、確実に結束することができる。
(第2発明)
第2発明の提げ手結束方法において、前記第1発明により重ねられた複数個の提げ手群は、互いに対向して配置された前記ガイド溝に対する直角方向においてバンド等の結束材により結束される。前記結束手段は、対向して設けられた整列手段の底部の一部が空間であるから、従来の結束装置をそのまま使用することができる。
(第3発明)
第3発明の提げ手結束方法において、第1発明または第2発明の複数個の提げ手は、前記金型からの排出される位置から整列基台への移動、整列基台から整列手段までの移動、及び前記ガイド溝への下降を、x軸、y軸、z軸の直線移動または回転移動ができる3軸ロボットアームにより行うことができ、そしてロボットアームは、先端に設けた吸盤が、提げ手の手掛部の背面を吸脱着することにより、提げ手を保持したり、離すことができる。すなわち、第3発明の提げ手結束方法は、前記金型からの排出工程、前記整列基台への移動工程、前記ガイド溝における整列工程という工程間の移動を、吸盤を有する3軸ロボットにより正確に、確実に処理することができる。
(第4発明)
第4発明の提げ手結束装置は、金型により成形された手掛部および両端にフック部を備えた提げ手が、所定数単位、たとえば、上下、左右に10個宛が結束される。そして整列基台上には、金型により同時に成形された複数個の提げ手が、金型から移動されて載置される。
整列基台上に載置された複数個の提げ手は、整列機構により一方向に押されて隙間なく密着状態に整列させる。
そして、整列基台上からロボットアームにより移動してくる提げ手の群を受け入れる整列手段は、前記隙間なく密着状態に整列された前記提げ手が、互いに対向して設けられた前記提げ手のフック部を案内するガイド溝を設けたガイド板と、前記ガイド溝の最下部に設けられた受部とから構成されている。また、前記3軸ロボットアームは、前記複数個の提げ手を群単位にして、前記金型から前記整列基台と、整列基台から整列手段へと移動させる。
(第5発明)
第5発明の提げ手結束装置は、整列手段に、整列された複数個の提げ手群を、手掛部に直交する方向に結束材で結束する結束手段を設けてあり、上下、左右に重合する手提げの群を、強固にバンド等で結束することができる。
(第6発明)
第6発明の提げ手結束装置は、第4発明における複数個の提げ手を載置する整列基台に、前記提げ手に成形されている一対のフック部を係合するための係合ガイドが設けられている。前記提げ手は、前記3軸ロボットアームによって、金型から移動された後、前記フック部が整列基台に設けられている係合ガイドに上部から係止される。
(第7発明)
第7発明の提げ手結束装置は、第4発明における複数個の提げ手を整列する整列機構に、前記複数個の提げ手を一方向に整列するための移動プッシャーと、前記移動プッシャーにより複数個の提げ手が一方向に移動する際に浮上するのを防止する移動浮上防止部材とが設けられている。前記移動プッシャーおよび移動浮上防止部材は、移動速度に差をもたせることにより、前記提げ手をより良く確実に整列することができる。
(第8発明)
第8発明の提げ手結束装置は、第4発明から第7発明における複数個の提げ手を整列する整列機構が、前記複数個の提げ手を一端部に受け止める受け止め部材と、前記複数個の提げ手が浮上するのを防止する固定抑板とが設けられている。前記受け止め部材は、固定されており、この受け止め部材に提げ手が嵌入する。また、前記固定抑板は、提げ手が下部に入り込み易い形状になって、提げ手の浮き上がりを防止している。
(第9発明)
第9発明の提げ手結束装置は、対向して設けられた一対の整列手段に、複数個の提げ手が下降するガイド溝が設けられており、前記ガイド溝の上部が、溝の上端に向かって開く方向にテーパー状にして、複数個の提げ手がロボットアームによって個々のガイド溝に同時にスムース、無理なく挿着する形状にしている。
(第10発明)
第10発明の提げ手結束装置は、一対の整列手段に対向して設けられたガイド溝を、第1列および第2列と、最終列の手前および最終列に少なくとも設けてあり、第2列と最終列の手前の列との間の列を、複数の列が共有している。前記整列手段は、ガイド溝が一部において共有しているので、精度が高くて、製作しやすくなる。
以下に本発明の実施例を説明する。
図1(イ)から(ハ)は本発明における提げ手を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図である。
図1(イ)から(ハ)において、提げ手11は、手または指で把持することができる断面U字状の太めの手掛部12と、前記手掛部12の両端に一体成形された紐を掛けるフック部13、13とから構成されている。
前記手掛部12は、図1の(ハ)における中央上面、即ち指や手で把持する背面側に、後述する3軸ロボットアームの吸盤が吸着する平坦な吸着面12’と、前記吸着面12’の両側に連設される緩やかな弧状の側面部14、14とが一体に成形されている。
そして、前記手掛部12の長さ方向の両端部には、フック部13、13が垂直状態で一体に成形されており、前記フック部の左右の各端部には、円弧状の紐掛け部131、131を有する。
図2(イ)および(ロ)は、本発明の提げ手を所定数を一体に成形する金型を説明するための図で、(イ)は縦断面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
図2(イ)および(ロ)において、射出成型用の金型21、22は、縦方向に分割して移動可能であり、上段に6個、下段に6個の提げ手が同時に成形される構成である。
前記金型21、22には、型締めした状態で提げ手12の形状に対応する上下各6個のキャビティ23を有し、前記各キャビティ23には、樹脂の注入口24から連続するゲート25が接続されている。
射出成形する樹脂は、注入口24からゲート25を通ってキャビティ23に圧送され、射出成形されたら金型21、22の型別れにより上下で12個の提げ手が成形される。
図3は、本発明に使用する3軸ロボットアームに提げ手が吸着されている状態を説明するための側面図である。
図3において、3軸ロボット31には、ロボットアーム32が設けられており、コンピュータ制御によってx軸、y軸、z軸方向に直線若しくは曲線移動、回転移動が可能である。そして、前記ロボットアーム32には、上段および下段に金型によって成形される提げ手に対応する数だけの吸盤部33、33が設けられ、各吸盤部33は提げ手11の平坦な吸着面12’に吸着することができる。
図4(イ)および(ロ)は、提げ手を整列する整列基台を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。
図4(イ)および(ロ)において、金型21、22によって成形された上下6個宛で12個の提げ手11群は、図3に示すようにロボットアーム32の吸盤部33、33が各提げ手11の吸着面12’に吸着し、3軸ロボット31の制御によってロボットアーム32の移動により、図4の整列基台41にまで移動して、両端のフック部13が上になるようにして載置される。そして、12個の前記提げ手11は、それぞれのフック部13、13が前記整列基台41の側部に設けられている直立する板状の係合ガイド42に上から係止されるようにしてロボットアーム32により載置される。
その後、前記12個の提げ手11は、並列する6個ずつが2列になって、前進する移動プッシャー46により押圧されることにより、隙間無く一方に移動し、互いに密着状態で整列する。また、前記12個の提げ手11の群は、密接するように移動する際に、浮き上がるのを防止するために移動浮止部材47が設けられている。前記移動浮止部材47は、移動プッシャー46の先端部より前方に、前記移動プッシャー46の移動より早めに移動するようになっている。
図5(イ)および(ロ)は、提げ手を整列基台41の一端に整列する状態を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。
図5(イ)および(ロ)において、前記提げ手11は、金型から6個宛が2列になって2回運ばれてきた状態で、整列基台41の一端部に設けられているストッパー部材51に隙間なく密接状に押し付けられて1列12個として左右に整列された状態になっている。前記整列基台41には、提げ手11が浮き上がらないように固定抑板52が提げ手の列毎に設けてあり、前記移動浮止部材47と同様な作用を行うように設けられている。
図6(イ)から(ハ)は、前記ロボットアーム32と同一構成の吸盤部33’を有する他のロボットアーム32’によって提げ手が吸着されて移動する状態を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図である。
図6(イ)および(ロ)において、提げ手11は、整列する12個中の10個がロボットアーム32’により吸着され、移動される準備状態である。
なお、前記提げ手11は、前述のとおり、金型で6個が1列になって2列で12個を同時に成形して移動させ、2回の移動で12個が2列で整列する形態である。そして、図6の実施例では、1列で10個分の提げ手11が整列した状態で、次の工程に移動させる。次に、残された2個の提げ手11と、新たに前記ロボットアーム32により運ばれた1列6個の提げ手11を加算しても、10個に満たないため、もう1度提げ手11を1列で6個で2列を運んだ後、その内の1列10個が前記と同様に次の工程に運ばれる。
図7(イ)から(ハ)は、提げ手を積み上げて結束する際の一対の整列手段を説明するための図で、(イ)は正面図、(ロ)は正面図のB−B断面図、(ハ)は正面図のC−C断面図である。
図7(イ)から(ハ)に示す整列手段71は、対向するガイド板72、72を有し、各ガイド板72の対向面にガイド溝73が対向する同一位置に形成され、前記ガイド溝73の上端が上方に向かって僅かに幅広になるようにテーパー部75の形状になっている。
前記ガイド溝73は、端部の第1ガイド溝73’と、その隣りの第2ガイド溝73”とを少なくとも有し、第1ガイド溝73’と第2ガイド溝73”とは、実質的に提げ手11の手掛部12の前後幅の1/2の長さだけ離れていて、各ガイド溝73’、73”の下端部には、提げ手11の各端部のフック部13が受け止められる段状の受部74が設けられている。
したがって、前記第1ガイド溝73’と第2ガイド溝73”とは、ガイド板72の対向面に交互に設けられている。
対向する両ガイド板72の第1ガイド溝73’の幅広に開口する上端には、前記ロボットアームによって移動される10個の提げ手11の各フック部13が挿着されて下降し、前記受部74に受け止められて最下段に位置する。
そして、次に移動される第2番目の10個の提げ手11は、フック部13が隣の第2ガイド溝73”に挿着され、下方にまで下降すると最下段に位置する第1番目の前記提げ手11の上面に載置される。したがって、この提げ手は下から2番目に位置し、第1ガイド溝73’と第2ガイド溝73”との位置の差により、最下段の隣り合う提げ手の間に跨ぐようにして載る。
このようにして、提げ手の10個の横列を第1ガイド溝73’、第2ガイド溝73”の順に挿着すると、奇数番目の提げ手11はフック部13が第1ガイド溝73’に、偶数番目の提げ手11はフック部13が第2ガイド溝73”にそれぞれ挿着されるので、奇数番目の提げ手の群と偶数番目の提げ手の群とは、提げ手11の手掛部12の前後幅の1/2の長さだけ位置がずれて上下に重なることになる。
前記ガイド溝は、図7の(イ)、(ロ)で示すように、左右の両側部において、少なくとも第1ガイド溝73’、第2ガイド溝73”の二本が最小限必要であり、その間に設けてあるガイド溝73は、奇数番目の提げ手群、偶数番目の提げ手群の各フック部を上下方向にガイドする機能があればよいので、提げ手の前後幅の長さに対応させて、図7の(ロ)で示すとおり、整数倍の幅となるようにして設けることができる。
図8(イ)および(ロ)は、対向する一対のガイド板71に複数段の提げ手群を上下に重ねる状態を説明するための図で、(イ)は最下段に位置する提げ手群の平面図、(ロ)は同じく側面図である。図9(イ)は下から2段目の提げ手群を重ねた状態の平面図、(ロ)は同じく側面図である。
図8(イ)および(ロ)において、横方向に10個並列する提げ手11の群は、ロボットアームによって前記整列手段71におけるガイド板72の第1ガイド溝73’に上方に位置され、各フック部13が第1ガイド溝73’に挿着され、ロボットアームで支えられながら最下段まで下降して受部74で支持される。
図9(イ)および(ロ)に示すように、下から2番目の10個が並列した提げ手11’の群は、前記ガイド板72の第2ガイド溝73”に左右のフック部13が挿着されて下降するので、最下段の提げ手に対して前後幅の1/2の長さだけ位置がずれて上方に載る。したがって、奇数番目の提げ手の列を第1ガイド溝73’に挿着し、偶数番目の提げ手群を第2ガイド溝73”に挿着して順に積み重ねると、奇数番目と偶数番目の提げ手の群は、提げ手に対して前後幅の1/2の長さだけ位置がずれて上方に積み重ねられる。
図10(イ)および(ロ)は、提げ手が上下に10段積み重ねられた状態を説明する図で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
図10(イ)および(ロ)は、横方向に10個並ぶ提げ手11が、前記第1ガイド溝、第2ガイド溝により、一つずつ交互に位置をずらして、10段重ねた状態を示すものである。前記10段重ねられた提げ手11は、全部で100個となり、必要に応じて、上下、左右に重なる提げ手の手掛部12をバンド紐材などの結束材1011により結束して、強固に一体化させる。なお、対向するガイド板72の下方が開放しているので、従来から使用されている結束手段を使用することができる。
前記結束された横に10個、上下に10段の提げ手11の群は、隙間無く左右上下に積み重ねられているため、嵩張らず、しかも結束された個数が判り易く、搬送や保管が容易である。また、整列手段71に積み重ねられた提げ手11は、一纏めにして、ロボットアーム等を使用して、バンド締めの代わりに箱詰めとして出荷することもできる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。本実施例に記載されている提げ手自体の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、変更することができる。前記提げ手を結束する整列基台、整列手段、整列手段等における形状は、同様に、本発明の趣旨を逸脱しない限り、変更することができる。
(イ)から(ハ)は本発明における提げ手を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図である。 (イ)および(ロ)は本発明の提げ手を所定数纏めて作製する金型を説明するための図で、(イ)は縦断面図、(ロ)はA−A断面図である。 本発明に使用する3軸ロボットアームに提げ手が吸着された状態を説明するための側面図である。 (イ)および(ロ)は提げ手を整列する整列基台を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。 (イ)および(ロ)は提げ手を整列基台の一方に整列する状態を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。 (イ)から(ハ)はロボットアームによって提げ手が吸着される状態を説明するための図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図である。 (イ)から(ハ)は提げ手を結束する際の一対の整列手段を説明するための図で、(イ)は正面図、(ロ)は正面図のB−B断面図、(ハ)は正面図のC−C断面図である。 (イ)および(ロ)は一対の整列手段に10個の提げ手を重ねる状態を説明するための図で、(イ)は一段目の平面図、(ロ)は同じく側面図である。 (イ)および(ロ)は一対の整列手段に10個の提げ手を重ねる状態を説明するための図で、(イ)は二段目の平面図、(ロ)は同じく側面図である。 (イ)および(ロ)は提げ手が10段積み重ねられた状態を説明する図で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
符号の説明
11、11・・・提げ手
12・・・手掛部(吸盤部)
13、13・・・フック部
131、131・・・紐掛け部
14、14・・・弧状側面部
21、22・・・金型
23・・・キャビティ
24・・・注入口
25・・・ゲート
31・・・3軸ロボット
32・・・ロボットアーム
33、33’・・・吸盤部
41・・・整列基台
42・・・係合ガイド
46・・・移動プッシャー
47・・・移動浮止部材
51・・・ストッパー部材
52・・・固定抑板
71・・・整列手段
72・・・ガイド板
73、73’、73”・・・ガイド溝
74・・・受部
75・・・テーパー部
1011・・・バンド

Claims (10)

  1. 金型により成形された手掛部および両端にフック部を備えた提げ手を上下、左右に重ねて所定数結束する提げ手結束方法であって、
    前記複数個の提げ手を整列基台上に載置した後、一方向に押圧することにより密着状態に整列し、
    前記整列された複数個の提げ手からなる第1の提げ手群を、整列手段に設けてある対向する第1ガイド溝に挿着し、
    次に整列された第2の提げ手群を、前記第1ガイド溝に対して手掛部の前後幅の1/2だけ位置をずらせた第2ガイド溝に挿着して前記第1の提げ手群の上に載せ、
    奇数番目の提げ手群および偶数番目の提げ手群を交互に、手掛部の前後幅の1/2だけ位置をずらせて順次複数段上下に積み重ねるようにしたことを特徴とする提げ手結束方法。
  2. 複数段上下に積み重ねられた提げ手群を、提げ手の手掛部に対して直交する方向に結束材を掛け渡して結束する請求項1に記載された提げ手結束方法。
  3. 前記複数個の提げ手は、前記金型からの排出、前記整列基台への移動、前記ガイド溝への挿着が、3軸ロボットアームおよび前記ロボットアームに設けられた吸盤の脱着により実行される請求項1または2に記載された提げ手結束方法。
  4. 金型により成形された手掛部および両端にフック部を備えた提げ手を上下左右に重ねて所定数結束する提げ手結束装置において、
    横方向に整列する複数個の提げ手を載置する整列基台と、
    前記整列基台に載置された複数個の提げ手を一方向に押圧して密着状態に整列させる整列機構と、
    前記提げ手のフック部を挿着して案内する第1ガイド溝と第2ガイド溝、及び前記各ガイド溝の最下部に設けられた受部とを対向状に有する整列手段と、
    前記複数個の提げ手を前記金型および前記整列基台から前記整列手段に移動させる3軸ロボットアームと、
    から少なくとも構成されていることを特徴とする提げ手結束装置。
  5. 整列手段により整列された複数の提げ手が、結束材により結束される結束手段を有する請求項4に記載された提げ手結束装置。
  6. 複数個の提げ手を載置する整列基台は、前記提げ手の各端部に成形されている一対のフック部を係止する係合ガイドが設けられている請求項4または請求項5に記載された提げ手結束装置。
  7. 複数個の提げ手を整列する整列機構は、前記複数個の提げ手を一方向に密着状に整列する移動プッシャーと、前記移動プッシャーにより複数個の提げ手が一方向に移動する際に浮上するのを防止する移動浮上防止部材とが設けられている請求項4から請求項6のいずれか1項に記載された提げ手結束装置。
  8. 複数個の提げ手を整列する整列機構は、前記複数個の提げ手を一端部で受け止める受け止め部材と、前記複数個の提げ手が浮上するのを防止する固定抑板とが設けられている請求項4から請求項7のいずれか1項に記載された提げ手結束装置。
  9. 一対の整列手段は、複数個の提げ手が下降することができる第1のガイド溝及び第2のガイド溝を有し、第1のガイド溝が奇数番目の提げ手をガイドし、第2のガイド溝が偶数番目の提げ手をガイドする請求項4から請求項8のいずれか1項に記載された提げ手結束装置。
  10. 前記一対の整列手段に対向して設けられた第1のガイド溝及び第2のガイド溝は、一側の第1列および第2列と、他側の最終列の手前および最終列に少なくとも設けてあり、第2列と最終列の手前の列との間は、複数の列が共有している請求項4から請求項9のいずれか1項に記載された提げ手結束装置。
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