JP4859834B2 - 棒状対象物の取り扱い装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ほぼ棒状の対象物の取り扱い装置、特にプラスチックカップのような個別化可能に互いに積層されている物品から成っている棒の取り扱い装置であって、棒状の対象物を把持するためにほぼフック状の端部片を備えた複数個の第1の保持棒を備える前記取り扱い装置に関する。
ヨーグルト、ミルク飲料等の乳製品産業における食品を摂取するため、深絞りしたプラスチックシートから成るカップが使用されることが多い。前記カップは、通常、互いに積層できるように構成されている。このようにして形成された、互いに重なり合っているカップの列を、以下ではカップロッドと記す。
実際には、カップは適当な深絞り機で製造した後、カップロッドの形態で、カップに印刷を施すための装飾機のような他の加工機へ直接供給され、次に搬送のために、例えば充填機へ搬送すべく、荷物運搬補助具、特にカートンに詰め込まれる。実際には、製造直後に前記荷物運搬補助具に詰め込むことも可能である。
公知の装置では、荷物運搬補助具と関連した荷積み工程、即ちカートンへのカップロッドの荷入れ、荷出しは、手動で又は一部自動化して実施される。通常は、例えばポリプロピレン(PP)又はポリスチロール(PS)から作製されたプラスチックカップは熱深絞り方法で製造される。このため、押し出し成形したシートが深絞り機に供給され、該深絞り機内で加熱され、次にプレストレッチャーにより予備成形され、最後に(例えば圧縮空気を用いて)プレス成形され、冷却され、押し抜かれる。完成した、まだ熱い、容易に変形可能なカップは、深絞り機内に積層され(複数個のカップを互いに積層して1つのカップロッドを形成し)、次に自動的に装飾(印刷)用の他の加工機へ供給されるか或いは手でカートンに詰め込まれる。衛生上の理由から、カートンは内側に例えばプラスチック袋の形態で内張りを有していることが多い。
現在ある装置には多くの欠点がある。即ち従来では、棒状対象物を上述のように取り扱う際に実施する全ての方法工程、特に荷物運搬補助具への荷入れ、荷出しを、完全自動的に実施できる装置は知られていない。更に、カップロッドを荷物運搬補助具の中に自動的に詰め込むための公知の装置の場合、新たな径又はタイプのカップに切換える際、種々の機械要素を時間とコストをかけて改変する必要があり、これにより総じてバリエーションの自在性が比較的少ない。更に、殆どの深絞り機は、深絞りの1回のサイクルで1個のカップだけを生産するのではなく、特定のパターンに従って多数の個別カップを同時に生産する。このパターンは通常二次元的であり、キャビティと呼ばれる。深絞り機から次の取り扱い工程又は加工工程へのカップの受け渡し、即ち装飾又は詰め込みへのカップの受け渡しは一般にカップロッドの形態で行われ、即ち一次元的に行われるので、複数の深絞り機のうちの1つの深絞り機には、1つのキャビティを個々のカップロッドへ移し変えるための適当な装置が組み込まれていなければならない。このため対応する深絞り機はより複雑になり、対応的に製造および保守の点でより高価になる。
更に、公知の深絞り機の場合、カップロッドの転送は通常横置きにして行われる。カップロッドを横置きで転送することにより、重力、摩擦力等の力がカップのシール端に作用し、カップの製造品質に根本的に悪く影響する。これは、深絞り後のカップが80℃の温度を有し、それ故特に容易に変形可能であれば、一層悪影響を及ぼす。ヨーグルトカップのボトリングと密封は、公差、真円度、カップ軸線に対する角度位置に関し前記シール端に極めて高度な要求を課すので、従来の技術のこの欠点は特に深刻な影響を及ぼす。
結局、公知の装置の場合、特にカートン等の荷物運搬補助具にカップロッドを詰め込むために、最大限の詰め込み密度を達成可能なように、即ち1個のカートンにつき最大限に可能な数量のカップロッドを詰め込むことができるように、カートン内での詰め込みパターンを設定することは不可能である。
独国特許第4030215号明細書で、開口した搬送容器内で横置きにして供給するカップロッドの取り扱い装置、特に取り出し装置が公知である。このため、各1つのカップロッドをその縦側で把持する吸込み機構を使用することが開示されている。この場合、特に前述の如く、カートンにカップロッドを水平に充填することで、通常は最適な詰め込み密度が達成されない欠点がある。カップと吸込み機構の間に摩擦が生じ、且つカップロッドの自重のため(この自重でカートン内の下部層は強く荷重される)、この公知の装置は特にまだ暖かい、変形可能なカップの取り扱いに不適である。加えて、独国特許第4030215号明細書に記載の吸込み機構は、一定長さのカップロッドにしか使用できない。
独国特許出願公開第3541900号明細書は、同じ大きさのロッドを層状に変位させる方法と装置を開示する。この場合、グリッパは平行に配置される多数のカップロッドを把持用湾曲体で形状拘束的に又は摩擦で把持し、カップロッドを横置きにしてカートン内に取り込む。従って、前記独国特許第4030215号明細書に関して述べたのとほぼ同じ欠点を伴う。
独国特許出願公開第3741257号明細書で、特に横置きにしたプラスチックカップ差込み積層体のグリップ装置が公知である。この場合もカップロッドは上下に重ねて横置きにして荷物運搬補助具の中に配置される。開示されたこのグリップ装置は、更に少なくとも1つの舌片部材と、該舌片部材と協働する当接部材とを有し、該舌片部材と当接部材とで差込み積層体を外側面でやっとこ状に把持する。この場合も前述の欠点が生じる。
独国特許第3424233号明細書は、グリップ装置を用いてカップロッドを詳細に述べられていない態様で横置きにしてカートン内に取り込むようにしたカートン充填装置を開示する。従ってこの場合も、少なくとも前述の欠点が生じる。
本特許出願の優先権の時点で未公開の独国特許出願第10360160.0号明細書はほぼ棒状の対象物、特に個別化可能に互いに積層されているプラスチックカップのような物品から成る棒を、荷物運搬補助具を用いて、特にカートンを用いて積載過程で取り扱う方法を記載している。この場合、取り扱い対象物は製造機又は加工機から第1の幾何学的配置で供給される。その際、まず対象物の少なくとも一部を把持し、次に対象物相互の相対配置を変更する。その後、変更した配置で対象物を荷物運搬補助具内に取り込み、その際対象物を直立状態で配置する。前記独国特許出願第10360160.0号明細書は、更にほぼ棒状の対象物、特に個別化可能に互いに積層されたプラスチックカップ等の物品から成る棒を、第1の幾何学的配置で適当な製造機又は加工機で供給した後に荷物運搬補助具を用いて、特にカートンを用いて積載過程で取り扱う装置を開示する。この装置は第1のグリップ装置を有し、該グリップ装置は、製造機又は加工機との境界部で対象物の少なくとも一部を把持すべく構成されると共に、対象物を直立状態で取り込めるように構成されている。この公知の方法および装置は満足のいくものであるが、特に装置の技術の点で改善が望ましい。
本発明の課題は、冒頭で述べた装置において、カップロッドの完全自動的な取り扱いが可能であり、カップを特に取り扱い中に極めて慎重に取り扱って、製造直後のカップの取り扱いも可能であるように改良することである。
この課題は、冒頭で述べた種類の装置において、本発明によれば、端部片が第1の保持棒の延在方向に対し垂直な面内で運動することにより対象物の下へ移動可能で、且つ対象物を解放するために移動可能であることによって解決される。
先に引用した独国特許出願第10360160.0号明細書の内容は、全面的に本出願の開示内容とする。特に、本明細書で述べる装置の実施態様および内容は、本出願の発明の思想の範囲内で、前記独国特許出願第10360160.0号明細書に記載されている装置の構成と組み合わせ可能である。
本発明による装置によれば、片側だけが開口した荷物運搬補助具を用いてカップロッドを確実に完全自動的に取り扱うことができ、この場合カップの取り扱いはきわめて慎重である。更に、本発明に従ってカップの配置を方向づけることにより、荷物運搬補助具のなかに受容可能な対象物又はカップ数の最適化が可能である。
本発明による装置は、付設の取り扱い機器、特に多軸産業用ロボットのようなISO EN 8372によるロボットにより操作可能であってよい。この場合、有利には、4軸又は6軸の産業用ロボットを設けるのがよい。しかし、他の軸数の産業用ロボットを使用してもよいことは言うまでもない。
本発明の範囲内では、特に、対象物は第1のグリップ装置により把持され、次に付設のマガジン手段の保管要素に取り込まれる。取り込む際に、対象物の幾何学的配置を変更する。これにより、荷物運搬補助具内での対象物の最初の配置最適化が与えられている。その後対象物を直接荷物運搬具に取り込むことができる。マガジンの構成空間を可能な限り小さくしてマガジンの最適な荷入れ、荷出しを保障するため、マガジンの個々の列は互いに独立に長手方向に走行可能であるのが合目的である。
本発明による装置の有利な実施態様では、保持棒は2つの受容板の各1つに固定して各々一列に取り付けられ、受容板は互いに逆方向に運動可能であり、該運動は保持棒の列に対し垂直な少なくとも1つの成分を含む。受容板が互いに逆方向に運動可能でなので、保持棒の2つの列を1つのリニアドライブを用いて引き離したり、一緒に移動させたりできる。その結果(保持棒を対応的に構成すレバ)保持棒の端部片をリニアドライブで把持位置と解放位置との間で切換え又は置換可能である。端部片を備えた保持棒を操作するために複雑な構造を必要としないため、低コストの製造と高度な信頼性とが保証される。
本発明による装置の有利な実施態様では、端部片は、その下面に、該端部片と保持棒との結合領域から端部片の自由端のほうへ突出する挿入用傾斜部を有しおよび/又は端部片が保持棒に対し横方向において、ほぼ楔状のプロフィールを有している。
カップ積層体の最適な案内を可能にするため、第2の保持棒はフック状の端部片を持たずに構成され、特にほぼ楔状の横断面プロフィールを有しているのが好ましく、これにより保持棒に対するカップ積層体の申し分のない当接が保障される。第2の保持棒は、その端部において先細りになっているとよい。
本発明による装置の他の有利な実施態様では、端部片は該端部片を保持している保持棒とともに該保持棒の延在方向を中心として回動可能である。この場合、端部片は好ましくは2つの方向において保持棒から直径方向に前方へ延びおよび/又は端部片を備えた複数列の保持棒は一緒に移動可能であってよい。これにより、カップ積層体の2次元配置、所謂キャビティを、唯一の作業工程で把持できるような装置を提供できる。
カップ積層体を保持棒の間で保持し、整向させるため、端部片を備えた隣接しあう各列の保持棒が互いに独立に移動可能であるとよい。
本発明の他の有利な構成は、端部片を備えた回動可能な各々1つの第1の保持棒が4つの第2の保持棒によって取り囲まれていることを特徴としている。この場合、端部片は特に第2の保持棒により与えられる輪郭内へ出入するように回動可能である。
最後に、有利な構成によレバ、第2の保持棒は棒状の対象物を予め心合わせするための心合わせ尖端を有している。
更に上記の種類の装置では、保持棒が互いに載置されている連鎖部材で形成され、連鎖部材が該連鎖部材を貫通して延びる締付け固定要素で互いに締付け固定されていると有利である。
本発明の他の特徴と利点は、図面を参照する以下の実施形態の説明から明らかである。
互いに積層されているプラスチックカップのロッド3のようなほぼ棒状の対象物を取り扱い、移送するための本発明による装置の、図1に図示した第1の有利な実施形態は、インライングリッパ1の形態に構成され、2つの基板4aと4bを有している。基板4aと4bには、カップロッド3を保持するために平行に延びている一列の保持棒2aないし2dが各々配置されている。2列の保持棒2aないし2dの間には押出し錘5がある(特に図2を参照)。押出し錘5は結合板6を経て保持部7又は支持部と結合されている。保持棒2aないし2d上方の基板4a、4bには、該基板4a、4bが相対運動する際これら基板を案内するための滑り軸受8が配置されている。基板4a、4bを互いに切り離し且つ一緒に走行させるため、空気圧式又は電気式走行駆動部9が設けられている。基板4aは、付加的に、ISO EN8373のロボットに設けられているような自動取り扱い装置にインライングリッパ1を取り付けるための取り付け装置10を有する。
図3a〜3cは各々保持棒2aの詳細図である。保持棒2aの下部自由端に設けられた端部片11は、最下位のカップのシール端でカップ積層体3を把持するフック状サポートを備える。端部片11は、その下面に、棒2aからフックの自由端のほうへ突出する傾斜部を有し、その結果端部片11はカップ積層体間に簡単に入る。保持棒2aの他端には、該保持棒2aを各基板4a又は4bとねじ止めするためのリングフランジ12がある。
図4はカップロッド3の保持部の拡大詳細図である。カップロッド3の最下位のカップのシール端14は、保持棒2aの端部片11のサポート13上にある。図4bは、端部片11の領域の断面を示す。
図5に示す如く、保持棒2bは略三角形のプロフィールを有し、図5aないし図5cにおいて右側の下端又は自由端15で先細りになり、カップロッド3を保持棒間に簡単に挿入可能となっている。保持棒2bと保持棒2aとは、図5aないし図5cにおいて左側の上端又は固定側端部に、基板4b又は4aに取り付けるためのリングフランジを備える。
図1、図2、図5a、図5cから解るように、保持棒2a、2bは該保持棒2a、2bの延在方向に互いに載置された個々の連鎖部材Gで形成されている。該連鎖部材Gは、該連鎖部材を貫通する、好ましくはタイロッド等の締付け固定要素により、外側の連鎖部材に配置される支持部材を経て互いに締付け固定されている。かくして、真直ぐな延在に関する高い精度と、ここで必要な長さ・直径比の一体の棒では達成できないような保持棒2a、2bの高強度や高安定性を達成できる。
上述した本発明による装置の作用は以下のとおりである。
走行駆動部9を用いてインライングリッパ1を開放する。即ち、保持棒2a又は2bの2つの列を互いに引き離すように移動させる。押し出し錘5は保持棒2a〜2dの下端にして端部片11の直上にあってよい。インライングリッパ1は、開放状態において、カップロッド3から成るカップ列内に沈降する。保持棒2a〜2dの端部が先細りになっているので、カップロッド3をこれら保持棒の間に挿通させ得る。その際、場合により押し出し錘5をカップロッド3から上方へ基板4a又は4bの方向へ移動させ、且つ必要ならカップを互いにより深く押し入れる。インライングリッパ1が完全にカップ列内に沈降したら、走行駆動部9を用いてグリッパ1を再び閉鎖する。即ち保持棒2a〜2cを再び互いに重なり合うよう移動させる。その際保持棒2bの端部片11はカップロッドの間に沈降し、保持棒2bの端部片11のサポート13の上に載置される1つのカップロッド3の最下位のカップのシール端14を把持する。保持棒2bがカップの傾動を阻止する故、カップ積層体3は、2つの保持棒2aの端部片11だけで把持されて保持棒2bにより把持されず、単に該保持棒2bと接触しているだけでも、保持棒2a〜2dの間に拘束される。従って、インライングリッパ1をロボット等により、受容部とは異なる特定の位置へ移動させ得る。ここでインライングリッパ1を(同様に走行駆動部9を用いて)開放する。押し出し錘5がカップロッド3を保持棒2a〜2dから下方へ押し出すので、インライングリッパ1は再び空になり、その結果インライングリッパを新たに充填できる。
図6は、本発明による装置の第2実施形態である所謂キャビティグリッパ16を示す。受容フレーム17に支持モジュール18を取り付けている。該モジュール18を図7により正確に図示している。支持モジュール18は4つの(第2の)保持棒19から成り、保持棒19は補強用細条部材20で互いに結合されている。4つの保持棒19間に、端部片22を備えた他の(第1の)保持棒21がある。端部片22は保持棒19の下端の高さにある。端部片22は第1の保持棒21から垂直に2つの方向に延び、その結果保持棒21により隣接しあう2つのカップロッド3を把持できる。保持棒21の上端に各々方向転換レバ23があり、該レバ23はロッド24、24’を経て走行駆動部9と結合している。走行駆動部9は受容フレーム17と結合した取り付け板25に固定され、該取り付け板25でキャビティグリッパ16を、例えばロボットに固定する。隣接する列の支持モジュール18は各1つのカップロッドの直径の略半分だけずらして配置され、「密な詰め込み」を可能にしている。第1の保持棒21の各2列につき1列がロッド24又は24’を経て駆動部9と結合され、該駆動部9で操作可能である。即ち、第1の保持棒21の隣接しあう列は別個に操作可能である。支持モジュール18間に、キャスタ27を経て第2の保持棒19で案内されるエゼクタモジュール26がある。第2の保持棒19は、その下部自由端に、カップロッド3を予め心合わせする心合わせ尖端29を有する。
上述した本発明による装置の第2実施形態の作用は以下のとおりである。
まず、キャビティグリッパ16を開放状態にする。即ちレバム28は(第2の)保持棒19により画成される輪郭内に走入した状態にある。即ちエゼクタモジュール26は支持モジュール18の下端にある。このとき、キャビティグリッパ16を、支持モジュール18の幾何学的配置に対応するカップロッド3の幾何学的配置部の上に被せる。心合わせ尖端29を経てカップロッド3を予め心合わせし、その結果カップロッド3は傾動することなく支持モジュール18の間を滑動し、その際カップロッド3はエゼクタモジュール26を上方へ移動させる。カップキャビティ引き渡しが完了すると、(第1の)保持棒21に配置された双腕の端部片28を方向転換レバ23を用いて偏向させ、該端部片28がカップロッド3の最下位のカップのシール端14を把持するようにする。カップロッド3を取り込むため、保持棒21の端部片28を再び回動させて走入させ、その結果装置を持ち上げた際にエゼクタモジュール26を用いてカップロッド3を完全に押し出す。なお、本実施形態では、各々2列目のキャビティを一律に1つの走行駆動部9を経て開閉させる。
図8はカップロッド3の1つのキャビティを取り込む態様を示す。マガジン30の個々の列は互いに独立に長手方向に走行可能であり、マガジン30の構成空間をできるだけ小さくして該マガジンの最適なチャージ、ディスチャージを保障している。1つのグリッパを用いてカップロッド3の幾何学的配置部、所謂キャビティを製造機又は加工機(図示せず)から取り出し、該グリッパをマガジン30内へ走入させる。次に、カップロッド3から成るキャビティの列3.1、3.3、3.5、3.7のグリップ装置を開放させる。この際、カップロッド3の対応する列をグリップ装置から取り出せる。続いて、グリッパを4行分だけ更に走行させ、列3.2、3.4、3.6、3.8のグリップ装置を開放させ(図8b)、もって対応するカップロッド3を押し出す。この際、グリッパは加工機又は製造機(図示せず)から新たなキャビティを受け取り、図8aおよび図8bと同じに図8cおよび図8dの位置へ走行する。
本発明による装置の有利な実施形態の斜視図である。 本発明による装置の有利な実施形態の斜視図である。 図1および図2の装置の保持棒の図である。 図1および図2の装置の保持棒の図である。 図1および図2の装置の保持棒の図である。 図2および図3の装置の詳細図である。 図2および図3の装置の詳細図である。 図1および図2の装置の詳細斜視図である。 図1および図2の装置の詳細斜視図である。 図1および図2の装置の詳細斜視図である。 本発明による装置の他の有利な実施形態の斜視図である。 図6の装置の支持モジュールの詳細図である。 マガジン手段への対象物の取り込みを説明する概略図である。 マガジン手段への対象物の取り込みを説明する概略図である。 マガジン手段への対象物の取り込みを説明する概略図である。 マガジン手段への対象物の取り込みを説明する概略図である。
符号の説明
1 インライングリッパ、2a〜2d 保持棒、3 カップロッド、4a、4b 基板、5 押出し錘、6 結合板、7 押出し錘の保持部、8 軸受、9 走行駆動部、10 取り付け装置、11、22 端部片、12 リングフランジ、13 サポート、14 シール端、15 先細り端部、16 キャビティグリッパ、17 受容フレーム、18 支持モジュール、19 保持棒、20 補強用細条部材、21 保持棒、23 方向転換レバ、24 ロッド、25 取り付け板、26 エゼクタモジュール、27 キャスタ、28 端部片、29 心合わせ尖端、30 マガジン

Claims (14)

  1. 棒状の対象物の取り扱い装置であって、
    少なくとも1列の棒状の対象物(3)を把持するためにフック状の端部片を備えた複数個の第1の保持棒(2a、21)を備え
    これらの保持棒が、それぞれ2列のうちの1列の一部を形成し、
    走行駆動部(9)により、これらの列が、互いに離れる方向に、及び互いに近づく方向に走行可能であり、
    端部片(11、28)が第1の保持棒(2a、21)の延在方向に対し垂直な面内で運動することにより対象物(3)の下へ移動可能で、且つ対象物(3)を解放するために移動可能であることを特徴とする取り扱い装置。
  2. 保持棒(2a、2b、2c、2d)が、2つの受容板(4a、4b)の各1つに固定して各々一列に取り付けられており、受容板(4a、4b)が互いに逆方向に運動可能であり、この運動は保持棒(2a、2b、2c、2d)の列に対し垂直な少なくとも1つの成分を含むことを特徴とする請求項1記載の取り扱い装置。
  3. 端部片(11)が、その下面に、該端部片と保持棒(2a)との結合領域から端部片の自由端の方へ突出する挿入用傾斜部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の取り扱い装置。
  4. 端部片(11)が、保持棒(2a)に対し横方向において、楔状のプロフィールを持つことを特徴とする請求項1から3の1つに記載の取り扱い装置。
  5. 第2の保持部(2b)がフック状の端部片を有さないことを特徴とする請求項1から4の1つに記載の取り扱い装置。
  6. 保持棒(2b)が楔状の横断面を有することを特徴とする請求項1から5の1つに記載の取り扱い装置。
  7. 保持棒(2b)がその端部において先細りになっていることを特徴とする請求項1から6の1つに記載の取り扱い装置。
  8. 端部片(28)が、該端部片を保持する保持棒(21)と共に該保持棒(21)の延在方向を中心として回動可能であることを特徴とする請求項1記載の取り扱い装置。
  9. 端部片(28)が、2つの方向において保持棒(21)から直径方向に前方へ延びることを特徴とする請求項1から8の1つに記載の取り扱い装置。
  10. 端部片(28)を備えた複数列の保持棒(21)が一緒に移動可能であることを特徴とする請求項1又は請求項3から9の1つに記載の取り扱い装置。
  11. 端部片(28)を備えた隣接し合う各列の保持棒(21)が、互いに独立に移動可能であることを特徴とする請求項1又は請求項3から10の1つに記載の取り扱い装置。
  12. 端部片(28)を備えた回動可能な各々1つの第1の保持棒(21)が、4つの第2の保持棒(19)で取り囲まれたことを特徴とする請求項1又は請求項3から11の1つに記載の取り扱い装置。
  13. 端部片(28)が、第2の保持棒(19)により与えられる輪郭内へ出入するように回動可能であることを特徴とする請求項12記載の取り扱い装置。
  14. 第2の保持棒(19)が、棒状の対象物(3)を予め心合わせするための心合わせ尖端(29)を有することを特徴とする請求項1から13の1つに記載の取り扱い装置。
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