JP4741828B2 - 生活臭脱臭システム - Google Patents

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Description

この発明は、脱臭装置を天井上又は床下に配設した生活臭脱臭システムに関するものである。
従来の建物には、脱臭装置を天井等に配設して、居室内の空気を脱臭装置を介して循環させることにより、空気に含まれる臭気を脱臭するようにした脱臭システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3089239号公報
しかし、従来の脱臭システムにおいては、脱臭シートを平坦な状態で使用しているため、脱臭効率が必ずしも良いとは言えないものであった。
そこで、この発明は、小型の脱臭装置を用いても脱臭効率を向上させることができる生活臭脱臭システムを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明は、建物の空間の天井上又は床下に脱臭装置を配設し、前記空間内の空気を前記脱臭装置に供給して脱臭した後に前記空間に戻す循環風路が設けられ、前記循環風路途中に送風ファンが設けられた生活臭脱臭システムであって、前記脱臭装置は脱臭ケース及び該脱臭ケース内に折り曲げて配設された脱臭シートを備える生活臭脱臭システムとしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記脱臭装置は前記循環風路途中に着脱可能に介装されていると共に、前記脱臭装置の設置位置に対応させて前記天井又は床に前記脱臭装置全体を出し入れ可能な点検口が設けられ、前記点検口を蓋体で開閉可能に閉成されていることを特徴とする。
更に、本発明は、前記脱臭装置のケースにケース蓋で開閉可能な脱臭部材出入口を設け、前記ケース蓋を前記点検口に臨ませたことを特徴とする。
また、本発明は、建物は下階空間と上階空間を有し、前記下階空間の天井と上階空間の床との間に脱臭装置が配設され、前記下階空間と上階空間の空気を前記脱臭装置を介して前記下階空間と上階空間に循環させる吸込ダクト及び送風ダクトが設けられていると共に、前記吸込ダクト及び前記送風ダクトのそれぞれの一端部に形成された上階空間と下階空間との分岐部に前記下階空間と上階空間の空気を同時又は切り替えて循環させるダンパが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、脱臭シートが脱臭ケース内に折り曲げて配設して、脱臭面積を大きくしているので、小型の脱臭装置を用いても脱臭効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、脱臭装置全体を点検口から交換可能であるので、脱臭装置のメインテナンス性が向上する。
更に、本発明によれば、脱臭シートのみを容易に交換可能であるので、メインテナンス性が更に向上する。
また、本発明によれば、上階空間と下階空間の空気内の臭気の脱臭を同時又は切り替えて行うことができるので、一つの脱臭装置で上階空間と下階空間の空気内の臭気の脱臭を効果的に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1は、この発明に係る生活臭脱臭システムの一例を模式的に示したものである。図1において、1は建物、2は建物1内の居室(空間)、3は居室2の床板、4は床下空間である。
この床下空間4内には脱臭装置5が配設されている。この脱臭装置5は、図1,2に示したように脱臭ケース6、及び脱臭ケース6内に配設された複数の脱臭シート7を有する。この脱臭シート7は、図2に示したようにシート状の脱臭部材を筒状に形成すると共に、この円筒形状のものを楕円状に折り曲げるようにして脱臭ケース6内に配設されている。この場合、折り曲げたシート部7a,7b間に通風路8が形成されるようになっている。図2では脱臭シート7が2つ上下に重ねて設けられた例を示したが、実際には脱臭シート7を多数重ねて用いる。
このように多数の脱臭シート7を折り曲げて重ねることで脱臭面積を広く取れるので、脱臭装置5を小型にして設置面積を小さくできる。このように小型他の脱臭装置5としても、脱臭シート7を折り曲げて重ねることで、脱臭装置5内の脱臭シート7による脱臭面積を大きく(大面積化)することで、高効率脱臭を実現できる。尚、脱臭ケース6は、図4に示したように上端に脱臭部材出入口9aが設けられたケース本体9と、脱臭部材出入口9aの開閉をするケース蓋10を有する。
また、ケース本体9の長手方向両端部には図3に示したように接続筒部11,12が設けられている。しかも、ケース本体9の一端部内には、図1,図2に示したように接続筒部11に対応して送風ファン13が設けられている。この接続筒部11は、図4に示したように一対設けられている。尚、図示は省略したが接続筒部12も接続筒部11,11に対応して一対設けられている。
そして、図1に示したように床板3の両側部にはダクト接続口3a,3bが形成されている。このダクト接続口3a,3bには循環用の吸込ダクト14及び循環用の送風ダクト15の一端部がそれぞれ接続されている。尚、吸込ダクト14の一端は吸込口として居室2に開口し、送風ダクト15の一端は居室2に送風口として開口している。
この吸込ダクト14の他端部は、図1,図3に示したように脱臭装置5の接続筒部11に着脱可能に嵌合接続されていると共に、図3に示したように締結バンド14aで着脱可能に固定されている。また、送風ダクト15の他端部は、脱臭装置5の接続筒部12に着脱可能に嵌合接続されていると共に、締結バンド15aで着脱可能に固定されている。また、ダクト14,15の脱臭装置5側の端部には伸縮可能な蛇腹部14b,15bが設けられていて、脱臭装置5をダクト14,15に着脱し易くしている。
更に、床板3には、図3,図4に示したように脱臭装置5の設置位置に対応させて脱臭装置5全体を出し入れ可能な点検口16が設けられている。この点検口16は蓋体17で開閉可能に閉成されている。
次に、このような構成の生活臭脱臭システムの作用を説明する。
[作用]
例えば、居室2を利用している人(図示せず)がタバコ18を吸っていたり、或いは居室2内において猫や犬等の動物をペット19として飼っている場合、タバコ18の煙の臭いやペット19から発生する臭いが臭気として発生し居室2内の空気に混入する。
このような場合には、図示しない脱臭装置5の電源をONさせて送風ファン13を駆動させる。これにより、居室2内で発生する臭気を含む空気が矢印20で示したように吸込ダクト14を介して脱臭装置5内に吸い込まれた後、この吸い込まれた空気が送風ダクト15側に流れる。
この際、脱臭装置5内に吸い込まれた空気は送風ファン13により乱流となって脱臭シート7の表面に接触しながら送風ダクト15側に流れて、空気中に含まれる臭気が脱臭シート7に吸着され、空気に含まれる臭気成分が減少させられる。この臭気が減少させられた空気は、送風ダクト15を介して居室2内に矢印21で示したように還流される。このような空気の循環が繰り返されて、居室2内の空気から大半の臭気が除去される。
図5はタバコ18のみの場合の臭気除去の実験例を示したものである。この実験は、実験条件として
(1)循環空気風量
140m3/hを6回
(2)脱臭シート7の表面積
20m2
(3)容認域(80%)の設定
ASHREA(米国空調冷凍工業会)ガイドラインに準拠
(4)タバコ5本喫煙
等に設定して行った。
図5において、22は現行の居室の臭気除去特性曲線、23は市販の臭気等の吸着壁紙を居室2の壁面に貼り付けた場合の臭気除去の容認率を示す臭気除去特性曲線、24は市販の空気清浄機を用いた場合の臭気除去の容認率を示す臭気除去特性曲線、25はこの発明に係る脱臭装置5を用いた場合の臭気除去特性曲線を示したものである。
この図5の結果によれば、臭気除去が容認域80%に至るまでの時間は、現行の場合が略5時間弱、市販の臭気除去用の吸着壁紙の場合が略2時間、市販の空気清浄機の場合が略1時間30分、本発明にかかる脱臭装置5を用いた生活臭脱臭システムの場合が30分であった。
この実験例から分かるように、本発明にかかる脱臭装置5を用いた生活臭脱臭システムの場合には、臭気除去が容認域80%に至るまでの時間が市販の空気清浄機を用いた場合に比べて3倍の脱臭速度であった。
また、図6はペットの場合の臭気除去の実験例を示したものである。この実験は、実験条件として
(1)循環空気風量
140m3/hを6回
(2)脱臭シート7の表面積
20m2
(3)容認域(80%)の設定
ASHREA(米国空調冷凍工業会)ガイドラインに準拠
(4)ペット19としてシーズ犬を使用
図6において、26は現行の居室の臭気除去を示す容認率バー、27は市販の臭気等の吸着壁紙を居室2の壁面に貼り付けた場合の臭気除去を示す容認率バー、28は市販の空気清浄機を用いた場合の臭気除去を示す容認率バー、29はこの発明に係る脱臭装置5を用いた場合の臭気除去を示す容認率バーである。
この図6の結果によればペット臭の除去例では、現行の場合,吸着壁紙や空気清浄機を用いた場合に臭気除去の容認率が80%より低かったのに対して、この発明の脱臭装置5を用いた生活臭脱臭システムの場合、臭気除去が容認率が常時100%であった。
また、脱臭装置5の脱臭性能が低下した場合には、脱臭装置5内の脱臭シート7を交換する。この場合、先ず図3,図4に示した床板3の蓋体(床蓋)17を取り外して点検口16を開き、脱臭装置5の脱臭ケース6を露出させる。この後、図4に破線で示したように脱臭ケース6のケース本体9に設けたケース蓋10を開いて、ケース本体9の脱臭部材出入口9aから図1,図2の脱臭シート7を交換する。そして、ケース蓋10を閉じ、点検口16を蓋体17で閉成することにより、脱臭シート7の交換が終了する。
尚、脱臭シート7を両端が開放するカートリッジに予め収納しておいて、このカートリッジを脱臭部材出入口9aからケース本体9に対して出し入れするようにすることにより、脱臭シート7の交換作業性を向上させるようにしても良い。
更に、脱臭装置5内の送風ファン13の性能が低下したり、脱臭装置5の脱臭ケース6等が汚れたり痛んだりした場合には、脱臭装置5を交換すると良い。尚、脱臭装置5の性能が低下した場合にも、脱臭装置5を交換しても良い。
この交換の場合、先ず床板3の蓋体17を取り外して点検口16を開き、脱臭装置5の接続筒部11,12とダクト14,15を固定している締結バンド14a,15aを取り外した後に、蛇腹部14b,15bが縮むようにしてダクト14,15を接続筒部11,12から取り外し、脱臭装置5を点検口16から取り出す。
そして、新たな脱臭装置5を点検口16から床下に配設して、蛇腹部14b,15bが縮むようにしてダクト14,15を接続筒部11,12に嵌合接続し、締結バンド14a,15aにより接続筒部11,12にダクト14,15を固定し、床板3の点検口16を蓋体17で閉成することにより、脱臭装置5の交換が終了する。
尚、上述した例では、ダクト14,15の脱臭装置5側の端部に伸縮可能な蛇腹部14b,15bを設けて、脱臭装置5をダクト14,15に着脱し易くしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ダクト14,15の端部にスライド可能な筒体を気密に嵌合保持させ、この筒体を脱臭装置5の接続筒部11,12に螺合するように構成しても良い。
[変形例1]
また、上述した実施例では、脱臭装置5を床下に配設した例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、脱臭装置5を建物1の天井に配設しても良い。
図7は、脱臭装置5を床下に配設した場合と天井に配設した場合の比較例を示したもので、所定量の空気量を何回循環させたら臭気除去の容認率が80%となるかを示したものである。この際の実験条件として
(1)循環空気風量
1回あたり140m3/h
(2)脱臭シート7の表面積
20m2
(3)容認域(80%)の設定
ASHREA(米国空調冷凍工業会)ガイドラインに準拠
(4)タバコ5本喫煙
等に設定した。
この図7において、30は脱臭装置5を床下に配設した場合の臭気除去の容認率を示す臭気除去特性曲線、31は脱臭装置5を天井に配設した場合の臭気除去の容認率を示す臭気除去特性曲線を示す。
この図7から分かるように、1回あたり140m3/hの空気の循環回数が2〜5回と
低い場合の臭気除去性能は脱臭装置5を天井に配設した場合よりも床下に配設した場合のほうが高く、1回あたり140m3/hの空気の循環回数が5回より多い場合には臭気除
去性能は脱臭装置5を天井に配設した場合も床下に配設した場合も同じであった。
尚、脱臭装置5を建物1の天井に配設する場合、天井の上にシステム配設空間を形成して、このシステム配設空間内に図1の脱臭装置5及びダクト14,15を配設し、天井にダクト14,15の一端を開口させる。また、天井には上述した床板3に設けた点検口16と同様の点検口(図示せず)を設ける。この場合、点検口は脱臭装置5の側方に位置させると共に、脱臭装置5の蓋体17は点検口から見える側の側方に位置させると良い。この点検口も図示しない蓋体で開閉可能に閉成する。
また、この場合にも上述したようにして脱臭シートや脱臭装置の交換を行うことができる。
更に、上述したように吸込ダクト14の一端は吸込口として居室2に開口し、送風ダクト15の一端は居室2に送風口として開口している。この吸込口や送風口を仕切戸や仕切壁等で居室と区画された廊下等に開口させ、この仕切戸や仕切壁等の上下部にガラリを設けておくことで、居室内の空気をガラリ及びダクト14,15介して脱臭装置5に循環させることもできる。
[変形例2]
図8〜図10は、2階建ての建物40に本発明にかかる生活臭脱臭システムを適用した例を示したものである。
この建物40は、下階居室(下階空間)41と上階居室(上階空間)42を有する。そして、下階居室41の天井41aと上階居室42の床板42aとの間にはシステム配設空間43が形成されている。このシステム配設空間43内には上述した脱臭装置5が配設されている。
尚、床板42aには、上述した床板3の点検口16と同様な点検口44を設け、この点検口44を蓋体45で開閉可能に閉成している。この点検口44を介して脱臭シート7の交換や脱臭装置5の交換を上述と同様に行うことができる。
また、システム配設空間43内には吸込ダクト46と送風ダクト47が配設されている。この吸込ダクト46の一端部には分岐ダクト部46a,46bが形成され、送風ダクト47の一端部には分岐ダクト部47a,47bが形成れている。
この分岐ダクト部46a,47aは下階居室41の天井41aの接続口41b,41cに接続され、分岐ダクト部46b,47bは上階居室42の床板42aの接続口42b,42cに接続されている。尚、分岐ダクト部46a,46bの端部は下階居室41及び上
階居室42に吸込口として開口し、分岐ダクト部47a,47bの端部は下階居室41及び上階居室42に送風口として開口している。
また、ダクト46,47の他端部は、脱臭装置5の接続筒部11,12に上述したダクト14,15と同様にして着脱可能に接続されている。
更に、分岐ダクト部46a,46bの分岐部46cには風路切換用のダンパ48が切替手段として取り付けられ、分岐ダクト部47a,47bの分岐部47cにはダンパ49が切替手段として取り付けられている。
このような構成においては、図8に示したようにダンパ48,49を略水平にした状態で、送風ファン13を作動させると、下階居室41及び上階居室42内の空気が分岐ダクト部46a,46bからそれぞれ吸込ダクト46内に同時に吸い込まれて、吸い込まれた空気を脱臭装置5に送風することができる。
そして、脱臭装置5内では上述したようにして空気の臭気の一部が除去される。この臭気の一部が除去された空気は送風ダクト47から分岐ダクト部47a,47bを介してそれぞれ下階居室41及び上階居室42内に送風される。このような空気の流れを循環させることで、居室41,42内の空気に含まれる臭気を脱臭装置5により除去できる。
また、図9に示したようにダンパ48,49で分岐ダクト部46b,47bを閉成した状態で、送風ファン13を作動させると、下階居室41の空気のみが分岐ダクト部46aから吸込ダクト46内に吸い込まれて、吸い込まれた空気が脱臭装置5内に送風される。そして、脱臭装置5内では上述したようにして空気の臭気の一部が除去される。この臭気の一部が除去された空気は送風ダクト47から分岐ダクト部47aを介して下階居室41内に送風される。このような空気の流れを循環させることで、下階居室41内の空気に含まれる臭気を脱臭装置5により除去できる。
更に、図10に示したようにダンパ48,49で分岐ダクト部46aを閉成した状態で、送風ファン13を作動させると、上階居室42の空気のみが分岐ダクト部46bから吸込ダクト46内に吸い込まれて、吸い込まれた空気を脱臭装置5内に送風することができる。そして、脱臭装置5内では上述したようにして空気の臭気の一部が除去される。この臭気の一部が除去された空気は送風ダクト47から分岐ダクト部47bを介して上階居室42内に送風される。このような空気の流れを循環させることで、上階居室42内の空気に含まれる臭気を脱臭装置5により除去できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の生活臭脱臭システムにおいては、建物(1,40)の空間(居室2,41,42)の天井上又は床下に脱臭装置5を配設し、前記空間(居室2,41,42)内の空気を前記脱臭装置5に供給して脱臭した後に前記空間(居室2,41,42)に戻す循環風路(ダクト14,15内及び脱臭装置5内の一連の風路、又はダクト46,47内及び脱臭装置5内の一連の風路)が設けられ、前記循環風路(ダクト14,15内及び脱臭装置5内の一連の風路、又はダクト46,47内及び脱臭装置5内の一連の風路)途中に送風ファン13が設けられている。また、前記脱臭装置5は脱臭ケース6及び該脱臭ケース6内に折り曲げて配設された脱臭シート7を備えている。
この構成によれば、脱臭シート7が脱臭ケース6内に折り曲げて配設して、脱臭面積を大きくしているので、小型の脱臭装置5を用いても脱臭効率を向上させることができる。
また、この発明の実施の形態の生活臭脱臭システムにおいて、前記脱臭装置5は前記循
環風路(ダクト14,15内及び脱臭装置5内の一連の風路、又はダクト46,47内及び脱臭装置5内の一連の風路)途中に着脱可能に介装されていると共に、前記脱臭装置5の設置位置に対応させて前記天井又は床(床板3,42a)に前記脱臭装置5全体を出し入れ可能な点検口(16,44)が設けられ、前記点検口(16,44)を蓋体(17,45)で開閉可能に閉成されている。
この構成によれば、脱臭装置5全体を点検口(16,44)から交換可能であるので、脱臭装置5のメインテナンス性が向上する。
更に、この発明の実施の形態の生活臭脱臭システムにおいて、前記脱臭装置5のケース(ケース本体9)にケース蓋10で開閉可能な脱臭部材出入口9aを設け、前記ケース蓋10を前記点検口16に臨ませている。
この構成によれば、脱臭シート7のみを容易に交換可能であるので、メインテナンス性が更に向上する。
また、この発明の実施の形態の生活臭脱臭システムにおいて、建物40は下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)を有し、前記下階空間(下階居室41)の天井41aと上階空間(上階居室42)の床(床板42a)との間に脱臭装置5が配設され、前記下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)の空気を前記脱臭装置5を介して前記下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)に循環させる循環風路(ダクト46,47内及び脱臭装置5内の一連の風路)が設けられていると共に、前記循環風路(ダクト46,47内及び脱臭装置5内の一連の風路)の途中に前記下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)の空気を同時又は切り替えて循環させる切替手段(ダンパ48,49)が設けられている。
この構成によれば、下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)の空気内の臭気の脱臭を同時又は切り替えて行うことができるので、一つの脱臭装置5で下階空間(下階居室41)と上階空間(上階居室42)の空気内の臭気の脱臭を効果的に行うことができる。
この発明に係る生活臭脱臭システムを概略的に示した模式図である。 図1の脱臭装置を概略的に示した斜視図である。 図1の床板と脱臭装置との関係を示す説明図である。 図3の脱臭装置を矢印A´方向から見た床板と脱臭装置との関係を示す説明図である。 脱臭実験の一例を示す脱臭特性曲線図である。 脱臭実験の他の例を示す脱臭特性曲線図である。 脱臭実験の更に他の例を示す脱臭特性曲線図である。 この発明に係る生活臭脱臭システムの変形例を概略的に示した模式図である。 図8に示した生活臭脱臭システムの作用説明図である。 図8に示した生活臭脱臭システムの作用説明図である。
符号の説明
1…建物
2…居室(空間)
3…床板(床)
5…脱臭装置
6…脱臭ケース
7…脱臭シート
9…ケース本体(ケース)
9a…脱臭部材出入口
10…ケース蓋
13…送風ファン
14…吸込ダクト
15…送風ダクト
16…点検口
17…蓋体
40…建物
41…下階居室(下階空間)
42…上階居室(上階空間)
42a…床板
44…点検口
45…蓋体
46…吸込ダクト
47…送風ダクト
48,49…ダンパ(切替手段)

Claims (3)

  1. 建物の空間の天井上又は床下に脱臭装置を配設し、前記空間内の空気を前記脱臭装置に供給して脱臭した後に前記空間に戻す循環風路が設けられ、前記循環風路途中に送風ファンが設けられた生活臭脱臭システムであって、
    前記脱臭装置は脱臭ケース及び該脱臭ケース内に折り曲げて配設された脱臭シートを備え
    建物は下階空間と上階空間を有し、前記下階空間の天井と上階空間の床との間に脱臭装置が配設され、前記下階空間と上階空間の空気を前記脱臭装置を介して前記下階空間と上階空間に循環させる吸込ダクト及び送風ダクトが設けられていると共に、前記吸込ダクト及び前記送風ダクトのそれぞれの一端部に形成された上階空間と下階空間との分岐部に前記下階空間と上階空間の空気を同時又は切り替えて循環させるダンパが設けられていることを特徴とする生活臭脱臭システム。
  2. 前記脱臭装置は前記循環風路途中に着脱可能に介装されていると共に、前記脱臭装置の設置位置に対応させて前記天井又は床に前記脱臭装置全体を出し入れ可能な点検口が設けられ、前記点検口を蓋体で開閉可能に閉成されていることを特徴とする請求項1に記載の生活臭脱臭システム。
  3. 前記脱臭装置の前記脱臭ケースにケース蓋で開閉可能な脱臭部材出入口を設け、前記ケース蓋を前記点検口に臨ませたことを特徴とする請求項2に記載の生活臭脱臭システム。
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