JP4741595B2 - トレーラ類の操舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トレーラ類の操舵装置に関する。
従来、前部操舵輪の近傍に操舵手段を設けた前操舵型トレーラと、前操舵型トレーラを中央連結部材により牽引するトラクタとの間に、該トラクタの操舵に伴ってトラクタと前記トレーラの間に生じる交差角の変化量を、トラクタと前記トレーラの間の距離の遠近変動として前記操舵手段に伝達する操舵ロッドを設け、トラクタの操舵に連動してトレーラの操舵輪の操舵角を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置は、本願発明者によって、既に提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−59714号公報
一般に、前操舵型トレーラの操舵手段が中央連結ロッドの右側にある場合、操舵ロッドも右側に位置して設けてあり、トラクタが右に曲がる場合は操舵ロッドに対してトラクタとトレーラの間隔は狭まるから、操舵ロッドは操舵手段との連結部を押し回す方向に作用し、これに伴ってトレーラの操舵輪を右に曲がるように制御し、逆に左に曲がる場合は、操舵ロッドに対してトラクタとトレーラの間隔は広がるから、操舵ロッドは操舵手段との連結部を引き回す方向に作用し、これに伴ってトレーラの操舵輪を左に曲がるように制御することとなる。
この操舵ロッドにより操舵手段との連結部を押し回す場合、又は引き回す場合、トラクタと前記トレーラの間に生じる交差角の変化により操舵ロッドの作用方向が変化するため、操舵ロッドとの連結部及び連結部を有するアイドルレバーの支軸部は、操舵ロッドによって斜め方向から押されたり、引かれたりするため、長期的に円滑な作動を期待できない課題があった。
そこで本発明は、請求項1に記載のように、前部操舵輪の近傍に操舵手段を設けた前操舵型トレーラと、前操舵型トレーラを中央連結部材により牽引するトラクタとの間に、該トラクタの操舵に伴ってトラクタと前記トレーラの間に生じる距離の遠近変動を前記操舵手段に伝達する操舵ロッドを前記中央連結部材の側方に設け、トラクタの操舵に連動してトレーラの操舵方向を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドと連結する操舵手段に補強連結機構部を設けて、操舵ロッドを補強連結機構部に連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のトレーラ類の操舵装置において、前操舵型トレーラが、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材と連動する操舵手段を具備する改造型車輌からなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部の操舵ロッドとの連結部が、前記トレーラ前部の支軸部を中心に揺動自在に設けた操舵手段のアイドルレバーと連動して操舵ロッドの長手方向に移動可能なアンカー部材に設けてあるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項3に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して遠近位置調整可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項4に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項4又は5に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して、前進時にはトレーラの操舵角がトラクタとトレーラとの交差角の約3分の1、後進時には約2分の1になるように設定してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項4乃至6のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバーとアンカー部材との連結部を、アイドルレバーに設けた連結部駆動部材の作動レバーにより位置調整可能にしてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項7に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結部駆動部材が後進時のバックランプの電気信号で作動するエアシリンダからなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項3乃至8のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドをアンカー部材に遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項3乃至9のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アンカー部材をアイドルレバーに遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項3乃至10のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部として、アイドルレバーにほぼ平行にリンクレバーを設け、アイドルレバーとリンクレバーをほぼ平行に連動するように連結するアンカー部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部を、アンカー部材のアイドルレバーとリンクレバーとの中間に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材にアイドルレバー又はリンクレバーからトレーラ前方に突出する突出部を設け、該突出部に前記連結部を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項14に記載のように、請求項3乃至13のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材に縦ジャーナル軸を設け、縦ジャーナル軸を中心にトラクタから取り外した操舵ロッドをトレーラの前部に横方向に格納可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項15に記載のように、請求項14に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドを前記アンカー部材の縦ジャーナル軸に自在継ぎ手を介して連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項16に記載のように、請求項15に記載のトレーラ類の操舵装置において、自在継ぎ手がボールジョイントからなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項17に記載のように、請求項14、15又は16に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタから取り外した操舵ロッドの後端部を縦ジャーナル軸を中心に折り畳み、先端部をトレーラの前部にアイドルレバーの作動を阻害することなく保持してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項18に記載のように、請求項1乃至17のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドを中央連結部材の下方に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項19に記載のように、請求項1乃至18のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、先端部の高さを調整可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項20に記載のように、請求項19に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、ヒンジ式に連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項19又は20に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に対して、中央連結部材の後端部に、先端部の高さを押し上げる方向にばね弾力を付与するばね弾力部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項22に記載のように、請求項21に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材のばね弾力に抗して高さ調整可能に高さ調節部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項23に記載のように、請求項22に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材をばね弾力部材の押上部材を介して押し上げると共に、押上部材に当接する高さ調整部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項24に記載のように、請求項20に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材が、中央連結部材の先端部の高さを押し上げる方向に当接する押上部材を有するトーションバーからなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項25に記載のように、請求項22乃至24のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、高さ調整部材がトレーラ前部に設けたねじ部材からなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項26に記載のように、請求項1乃至25のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項27に記載のように、請求項26に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部中央に設けた連結フックと、前操舵型トレーラの前部中央に設けた連結フックとに、中央連結部材の両端部に設けたルネットアイを連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項28に記載のように、請求項25、26又は27に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の旋回長さに対して操舵ロッドの旋回長さを大きく、且つ、平行にならずトレーラ側が広くなるように設定してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項29に記載のように、請求項18乃至28のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、走行時の操舵ロッドの後端部とアイドルレバーとの連結部を中心とする操舵ロッドの旋回角度を、アイドルレバー操作可能角度範囲内に制限してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項30に記載のように、請求項29に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に連結した中央連結部材の連結部を中心に横方向に旋回する旋回角度を制限するストッパーを設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項31に記載のように、請求項29又は30に記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバー又は中央連結部材の旋回角度を45度以内に制限してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項32に記載のように、請求項1乃至31のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を収縮可能に設け、トラクタから取り外して収縮を伴って横方向に折り畳んでトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項33に記載のように、請求項32に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を長手方向に沿って伸縮可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項34に記載のように、請求項1乃至33のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の後端部をトレーラ前部から離脱可能に設け、トラクタから取り外して横方向にトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項35に記載のように、請求項34に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とトレーラ前部との間に紛失防止用の連結部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項36に記載のように、請求項1乃至35のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を二股にして2個所の連結部で連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項37に記載のように、請求項36に記載のトレーラ類の操舵装置において、二股の中央連結部材の2個所の後端部を縦ジャーナル軸でトレーラ先端部に個々に横方向に回転可能に連結すると共に、二股の中央連結部材の一方の操舵ロッド側の中央連結部材の先端部を他方の中央連結部材の先端部の手前に縦ジャーナル軸を中心に回転可能に連結し、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックに離脱可能に連結し、他方の中央連結部材を中間部で縦ジャーナル軸を中心に内側に折曲可能に設けてなり、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックから離脱して中間部の縦ジャーナル軸で内側に折曲し、一方の中央連結部材を伴ってトレーラ前部に折り畳んで格納可能にしたトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項38に記載のように、請求項1乃至37のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に設けた、中央連結部材の先端部を連結する連結フックと、操舵ロッドを連結するサブ連結フックとを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項39に記載のように、請求項38に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に固定的に設けた固定連結フックに対して開閉可能に回動連結フックを設けてなる連結フックに、回動連結フックと連動する連動レバーを設けると共に、トラクタ後部に固定的に設けた固定サブ連結フックに対して開閉可能に回動サブ連結フックを設けてなるサブ連結フックに、回動サブ連結フックと連動するサブ連動レバーを設け、連動レバーとサブ連動レバーとをワイヤケーブル又はリンク機構を介して連結してなる連動開閉手段を有するトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項40に記載のように、請求項39に記載のトレーラ類の操舵装置において、回動サブ連結フックに連動して、開放時に固定サブ連結フックの上部に位置し、連結時に固定サブ連結フックの下側に外れるリフトプレートを設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項41に記載のように、請求項40に記載のトレーラ類の操舵装置において、リフトプレートに連結方向に回動するばね弾力を付与してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項42に記載のように、請求項39、40又は41に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結フックの回動連結フックと連動する連動レバーを、連結解除レバーとして設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項43に記載のように、請求項1乃至42のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部に、中央に設けた中央連結部材の連結部と、その側方に設けた操舵ロッドの連結部との水平面上の間隔を約80mm乃至約150mmの範囲で約120mmを標準として設けてなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項44に記載のように、請求項1乃至43のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とほぼ平行にトラクタ後部とトレーラ前部との間に安全確認部材を設け、安全確認部材に設定した安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項45に記載のように、請求項44に記載のトレーラ類の操舵装置において、安全確認部材の後端部をトレーラ前部に設けた揺動レバーに連結し、トラクタ後部とトレーラ前部との遠近に対応して揺動レバーが揺動して安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項46に記載のように、請求項1乃至45のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタに複数台のトレーラを連結してなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
本発明に係るトレーラ類の操舵装置によれば、請求項1に記載のように、前部操舵輪の近傍に操舵手段を設けた前操舵型トレーラと、前操舵型トレーラを中央連結部材により牽引するトラクタとの間に、該トラクタの操舵に伴ってトラクタと前記トレーラの間に生じる距離の遠近変動を前記操舵手段に伝達する操舵ロッドを前記中央連結部材の側方に設け、トラクタの操舵に連動してトレーラの操舵方向を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドと連結する操舵手段に補強連結機構部を設けて、操舵ロッドを補強連結機構部に連結してなる構成を有することにより、トラクタの右または左への方向転換に伴ってトラクタとトレーラとの間隔が変動し、操舵ロッドにより操舵手段との連結部を斜め方向から押し回し又は引き回す場合でも、補強連結機構部によって連結部が補強されているから、操舵手段は確実に操舵ロッドと連動して長期的に円滑な作動を行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のトレーラ類の操舵装置において、前操舵型トレーラが、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材と連動する操舵手段を具備する改造型車輌からなる構成を有することにより、トラック、バス、乗用車、軽自動車等の自走車を、運転手無しで一般のトレーラと同様にトラクタで牽引して走行することができる効果がある。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は2に記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部の操舵ロッドとの連結部が、前記トレーラ前部の支軸部を中心に揺動自在に設けた操舵手段のアイドルレバーと連動して操舵ロッドの長手方向に移動可能なアンカー部材に設けてある構成を有することにより、補強連結機構部によって補強されたアンカー部材の連結部を操舵ロッドで長手方向に沿って円滑に押し込み又は引くことができるから、操舵手段は確実に操舵ロッドと連動して作動する効果がある。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項3に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して遠近位置調整可能に設けてなる構成を有することにより、本発明は、トラクタとトレーラとの間に生じる交差角の変化量を操舵ロッドによってアイドルレバーを押し引き揺動してトレーラの操舵輪の操舵角を制御するものであるが、操舵ロッドを連結したアンカー部材とアイドルレバーとの連結部を位置調整することによって、アイドルレバーの揺動比率を調整し、トレーラの操舵角を制御することができる効果がある。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項4に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてなる構成を有することにより、例えば、前進時には操舵角を交差角の約3分の1、後進時には約2分の1のように切り換えて制御することができる効果がある。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項4又は5に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して、前進時にはトレーラの操舵角がトラクタとトレーラとの交差角の約3分の1、後進時には約2分の1になるように設定してなる構成を有することにより、トラクタに対してトレーラを前進時及び後進時に円滑に追随させることができる効果がある。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項4、5又は6に記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバーとアンカー部材との連結部を、アイドルレバーに設けた連結部駆動部材の作動レバーにより位置調整可能にしてなる構成を有することにより、連結部の位置調整を簡素な構成で容易に行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項7に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結部駆動部材が後進時のバックランプの電気信号で作動するエアシリンダからなる構成を有することにより、前進、後進に伴って連結部の位置調整を自動的に行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項3乃至8のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドをアンカー部材に遊びを介して連結してなる構成を有すことにより、操舵ロッドとアイドルレバーとの間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項3乃至9のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アンカー部材をアイドルレバーに遊びを介して連結してなる構成を有することにより、操舵ロッドとアイドルレバーとの間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項3乃至10のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部として、アイドルレバーにほぼ平行にリンクレバーを設け、アイドルレバーとリンクレバーをほぼ平行に連動するように連結するアンカー部材を設けてなる構成を有することにより、一端部をアイドルレバーに連結したアンカー部材の他端部を、ガイドレール等で支持し案内する構造に対して、リンクレバーで支持し案内することにより、アンカー部材を簡単な構造で補強し、且つ、確実に操舵ロッドで長手方向に沿って作動することができる効果がある。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部を、アンカー部材のアイドルレバーとリンクレバーとの中間に位置して設けてなる構成を有することにより、操舵ロッドをアンカー部材の中間の連結部で安定した状態で支持し案内することができ、中間部を横方向に張り出して連結部を設けても操舵ロッドと安定した連動を可能にする効果がある。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材にアイドルレバー又はリンクレバーからトレーラ前方に突出する突出部を設け、該突出部に前記連結部を設けてなる構成を有することにより、アンカー部材の突出部に連結した操舵ロッドをアイドルレバー又はリンクレバーに邪魔されないトレーラ前方の位置で作動することができる効果がある。
また、本発明は、請求項14に記載のように、請求項3乃至13のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材に縦ジャーナル軸を設け、縦ジャーナル軸を中心にトラクタから取り外した操舵ロッドをトレーラの前部に横方向に格納可能に設けてなる構成を有することにより、操舵ロッドをアンカー部材の縦ジャーナル軸を中心に円滑に横方向に回転でき、トレーラの前部に横向きに格納することができる効果がある。
また、本発明は、請求項15に記載のように、請求項14に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドを前記アンカー部材の縦ジャーナル軸に自在継ぎ手を介して連結してなる構成を有することにより、自在継ぎ手を介して操舵ロッドにより自由な方向から縦ジャーナル軸を押し回すことができると共に、操舵ロッドの格納操作時に操舵ロッドを縦ジャーナル軸に対して自由な角度で旋回操作することができる効果がある。
また、本発明は、請求項16に記載のように、請求項15に記載のトレーラ類の操舵装置において、自在継ぎ手がボールジョイントからなる構成を有することにより、簡単な自在継ぎ手で操舵ロッドを縦ジャーナル軸に連結することができる効果がある。
また、本発明は、請求項17に記載のように、請求項14、15又は16に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタから取り外した操舵ロッドの後端部を縦ジャーナル軸を中心に折り畳み、先端部をトレーラの前部にアイドルレバーの作動を阻害することなく保持してなる構成を有することにより、操舵ロッドをトレーラ前部に格納しトレーラ類を自走状態にしたときに、自走車の操舵手段に連動するアイドルレバーの作動に伴って操舵ロッドの連結部が自由に作動し、自走車の操舵を阻害しないようにすることができる効果がある。
また、本発明は、請求項18に記載のように、請求項1乃至17のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドを中央連結部材の下方に位置して設けてなる構成を有することにより、操舵ロッドを中央連結部材の下方において、自由にトレーラの操舵手段に連結することができると共に、横方向に格納することができる効果がある。
また、本発明は、請求項19に記載のように、請求項1乃至18のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、先端部の高さを調整可能に連結してなる構成を有することにより、トレーラとトラクタとの連結操作時に、中央連結部材の先端部の高さを調整可能に連結することができる効果がある。
また、本発明は、請求項20に記載のように、請求項19に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、ヒンジ式に連結してなる構成を有することにより、中央連結部材を後端部のヒンジ式の連結部分を中心に回動操作して、先端部の高さ調整を容易に行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項19又は20に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に対して、中央連結部材の後端部に、先端部の高さを押し上げる方向にばね弾力を付与するばね弾力部材を設けてなる構成を有することにより、ばね弾性部材によって中央連結部材の先端部を容易に押し上げることができる効果がある。
また、本発明は、請求項22に記載のように、請求項21に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材のばね弾力に抗して高さ調整可能に高さ調節部材を設けてなる構成を有することにより、ばね弾力部材で押し上げられた中央連結部材を高さ調節部材により容易且つ確実に高さ調整することができる効果がある。
また、本発明は、請求項23に記載のように、請求項22に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材をばね弾力部材の押上部材を介して押し上げると共に、押上部材に当接する高さ調整部材を設けてなる構成を有することにより、押上部材と高さ調整部材とによって簡単に中央連結部材の先端部の高さ調整を行うことができる効果がある。
また、本発明は、請求項24に記載のように、請求項23に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材が、中央連結部材の先端部の高さを押し上げる方向に当接する押上部材を有するトーションバーからなる構成を有することにより、小嵩で強力なトーションバーにより簡単な構造で中央連結部材を押し上げることができる効果がある。
また、本発明は、請求項25に記載のように、請求項22乃至24のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、高さ調整部材がトレーラ前部に設けたねじ部材からなる構成を有することにより、ねじ作用により簡便、強力且つ正確に高さ調整することができる効果がある。
また、本発明は、請求項26に記載のように、請求項1乃至25のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結してなる構成を有することにより、牽引構造が簡素化されると共に、中央連結部材の連結部がトラクタ後部とトレーラ前部の2個所を中心に旋回可能になり、操舵に小回りが利く効果がある。
また、本発明は、請求項27に記載のように、請求項26に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部中央に設けた連結フックと、前操舵型トレーラの前部中央に設けた連結フックとに、中央連結部材の両端部に設けたルネットアイを連結してなる構成を有することにより、中央連結部材をルネットアイによりトラクタとトレーラに容易に着脱可能に連結することができると共に、高さ調整部材やトーションバー等のばね弾力部材による中央連結部材の水平保持機構が不要となり、構造を簡素にし、コストの削減がはかれる効果がある。
また、本発明は、請求項28に記載のように、請求項25、26又は27に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の旋回長さに対して操舵ロッドの旋回長さを大きく、且つ、平行にならずトレーラ側が広くなるように設定してなる構成を有することにより、走行中にトレーラの操舵輪が中央連結部材を中心に操舵ロッド側に向かおうとすると、トラクタとの連結部を中心にトレーラとの連結部が中央連結部材より操舵ロッドが接近し、操舵輪を中心方向に戻すように操舵手段を引くように作動し、逆に、操舵輪が中央連結部材を中心に操舵ロッドの反対側に向かおうとすると、トラクタとの連結部を中心にトレーラとの連結部が中央連結部材より操舵ロッドが遠くなり、操舵輪を中心方向に戻すように操舵手段を押すように作動し、いずれの場合も、トレーラの操舵輪がそれる方向に移動するのを阻止する効果がある。
また、本発明は、請求項29に記載のように、請求項25乃至28のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、走行時の操舵ロッドの後端部とアイドルレバーとの連結部を中心とする操舵ロッドの旋回角度を、アイドルレバー操作可能角度範囲内に制限してなる構成を有することにより、走行時に操舵ロッドによりアイドルレバーを操作できないことは無くなり、常時トレーラを操舵可能に走行することができる効果がある。
また、本発明は、請求項30に記載のように、請求項29に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に連結した中央連結部材の連結部を中心に横方向に旋回する旋回角度を制限するストッパーを設けてなる構成を有することにより、中央連結部材の旋回角度を制限することによって、操舵ロッドの操作可能範囲角度を確保することができる効果がある。
また、本発明は、請求項31に記載のように、請求項29又は30に記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバー又は中央連結部材の旋回角度を45度以内に制限してなる構成を有することにより、操舵方向及び牽引方向を適正に維持し、無理な旋回角度で走行するのを防止することができる。
また、本発明は、請求項32に記載のように、請求項1乃至31のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を収縮可能に設け、トラクタから取り外して収縮を伴って横方向に折り畳んでトレーラの前部に格納可能にしてなる構成を有することにより、中央連結部材を収縮することによってトテーラの前部中央から横幅の約半分以内の横スペースに横に折り畳んで格納することができる効果がある。
また、本発明は、請求項33に記載のように、請求項32に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を長手方向に沿って伸縮可能に設けてなる構成を有することにより、中央連結部材を連結時には伸張させて、格納時には収縮させて簡単に使用することができる効果がある。
また、本発明は、請求項34に記載のように、請求項1乃至33のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の後端部をトレーラ前部から離脱可能に設け、トラクタから取り外して横方向にトレーラの前部に格納可能にしてなる構成を有することにより、中央連結部材を取り外してトレーラの横幅一杯を使用して格納することができる効果がある。
また、本発明は、請求項35に記載のように、請求項34に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とトレーラ前部との間に紛失防止用の連結部材を設けてなる構成を有することにより、連結部材で繋いでおくことができ、中央連結部材を取り外しても紛失することを防止することができる効果がある。
また、本発明は、請求項36に記載のように、請求項1乃至35のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を二股にして2個所の連結部で連結してなる構成を有することにより、トラクタ後部との連結部の1個所を中心に中央連結部材を介してトレーラを回転可能に連結することができる効果がある。
また、本発明は、請求項37に記載のように、請求項36に記載のトレーラ類の操舵装置において、二股の中央連結部材の2個所の後端部を縦ジャーナル軸でトレーラ先端部に個々に横方向に回転可能に連結すると共に、二股の中央連結部材の一方の操舵ロッド側の中央連結部材の先端部を他方の中央連結部材の先端部の手前に縦ジャーナル軸を中心に回転可能に連結し、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックに離脱可能に連結し、他方の中央連結部材を中間部で縦ジャーナル軸を中心に内側に折曲可能に設けてなり、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックから離脱して中間部の縦ジャーナル軸で内側に折曲し、一方の中央連結部材を伴ってトレーラ前部に折り畳んで格納可能にした構成を有することにより、二股の中央連結部材をトレーラ前部に横方向に折り畳んで格納することができる効果がある。
また、本発明は、請求項38に記載のように、請求項1乃至37のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に設けた、中央連結部材の先端部を連結する連結フックと、操舵ロッドを連結するサブ連結フックとを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなる構成を有することにより、トラクター後部に設けた中央連結部材の連結フックと操舵ロッドのサブ連結フックを連動開閉手段によって同時に開閉して連結・離脱することができる効果がある。
また、本発明は、請求項39に記載のように、請求項38に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に固定的に設けた固定連結フックに対して開閉可能に回動連結フックを設けてなる連結フックに、回動連結フックと連動する連動レバーを設けると共に、トラクタ後部に固定的に設けた固定サブ連結フックに対して開閉可能に回動サブ連結フックを設けてなるサブ連結フックに、回動サブ連結フックと連動するサブ連動レバーを設け、連動レバーとサブ連動レバーとをワイヤケーブル又はリンク機構を介して連結してなる連動開閉手段を有する構成を有することにより、トラクタ後部に設けた中央連結部材の連結フックと操舵ロッドのサブ連結フックに、連動開閉手段によって同時に開閉する連動レバーとサブ連動レバーを設けて中央連結部材と操舵ロッドを連結・離脱することができる効果がある。
また、本発明は、請求項40に記載のように、請求項39に記載のトレーラ類の操舵装置において、回動サブ連結フックに連動して、開放時に固定サブ連結フックの上部に位置し、連結時に固定サブ連結フックの下側に外れるリフトプレートを設けてなる構成を有することにより、操舵ロッドをリフトプレートを押し込むことによって固定サブ連結フックに嵌合して連結可能にすると共に、リフトプレートを押し上げることによって固定サブ連結フックから外して嵌合を解除し連結解除することができる効果がある。
また、本発明は、請求項41に記載のように、請求項39に記載のトレーラ類の操舵装置において、リフトプレートに連結方向に回動するばね弾力を付与する連結ばね部材を設けてなる構成を有することにより、連結時には連結状態を維持すると共に、開放するには、ばね弾力に抗してリフトプレートを回動して連結を安全に解除することができる効果がある。
また、本発明は、請求項42に記載のように、請求項39、40又は41に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の連結フックの回動連結フックと連動する連動レバーを、連結解除レバーとして設けてなる構成を有することにより、連結解除レバーを回動して連結フックを解除することができる。
また、本発明は、請求項43に記載のように、請求項1乃至42のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部に、中央に設けた中央連結部材の連結部と、その側方に設けた操舵ロッドの連結部との水平面上の間隔を約80mm乃至約150mmの範囲で約120mmを標準として設けてなる構成を有することにより、トラクタに中央連結部材と操舵ロッドで連結したトレーラを互換性のある安定した状態で操舵することができる効果がある。
また、本発明は、請求項44に記載のように、請求項1乃至43のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とほぼ平行にトラクタ後部とトレーラ前部との間に安全確認部材を設け、安全確認部材に設定した安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成することにより、中央連結部材の連結部が外れる前に安全確認部材のセンサが作動して、連結の確実を期することができる。
また、本発明は、請求項45に記載のように、請求項44に記載のトレーラ類の操舵装置において、安全確認部材の後端部をトレーラ前部に設けた揺動レバーに連結し、トラクタ後部とトレーラ前部との遠近に対応して揺動レバーが揺動して安全範囲を越えるとセンサが作動する構成を有することにより、中央連結部材の連結状態の安全を保持することができる効果がある。
また、本発明は、請求項46に記載のように、請求項1乃至45のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタに複数台のトレーラを連結してなる構成を有することにより、一台のトラクタにより複数台のトレーラを操舵して運送することができると共に、自走型の複数台のトレーラ類を目的地まで運転手無しで運送し、目的地で切り離して個々に運転手が乗車して運転することができるから、運転手や燃料を節約することができる効果がある。
本発明装置の一実施例の基本構造を説明する概略説明図。 その実施例の要部の概略平面説明図。 その実施例の要部の概略側面説明図。 その実施例の要部の作動態様を説明する概略斜視説明図。 その実施例の要部の作動態様を説明する概略側面説明図。 その要部を拡大して示す概略側面説明図。 その実施例の他の作動態様を説明する概略平面説明図。 その実施例の他の作動態様を説明する概略斜視説明図。 その他の実施例の概略斜視説明図。 その他の実施例の他の作動態様を示す概略斜視説明図。 その実施例の要部を示す概略側面説明図。 その他の実施例の要部を示す概略斜視説明図。 その要部の他の作動態様を示す概略側面説明図。 その他の実施例の要部を示す概略斜視説明図。 その要部の他の作動態様を示す概略側面説明図。 本発明装置の他の実施例の基本構造を説明する概略説明図。 その実施例の要部の概略平面説明図。 その実施例の要部の概略側面説明図。 その実施例の要部の作動態様を説明する概略斜視説明図。 その要部の他の作動態様を説明する概略斜視説明図。 その実施例の要部の作動態様を説明する概略側面説明図。 その要部を拡大して示す概略側面説明図。
符号の説明
1 前操舵軸型トレーラ
2 連結レバー
3 連結フック
4 トラクタ
5 サブ連結フック
6 操舵ロッド
7 アイドルレバー
8 アイドルロッド
9 ステアリングギアボックス
10 ピットマンアーム
11 ドラックリンク
12 ナックルアーム
13 タイロッド
14 操舵輪
15 フレーム
16 ヒンジ連結部
17 ヒンジ連結部
18 縦ジャーナル軸
19 縦ジャーナル軸
20 アーム左
21 アーム右
22 ジャーナル
23 ジャーナル
24 ルネットアイ
25 アイドルアーム
26 トーションバー
27 トーションバー
29 ハンドル
30 高さ調整部材
31 ロックピン
32 リンクレバー
33 操舵ブラケット
34 突出部
35 操舵ロッドルネットアイ
36 ロッドハンガー
37 センタージャーナル軸
38 ドローバー
39 ヒンジ
40 トーションバー
41 アンカー部材
42 ロックピン
43 ドローバーハンガー
44 連結フック
45 ルネットアイ
46 チェーン
47 フック部
48 セーフティーレバー
49 レバー
50 リフトプレート
51 ピントルフック
52 セーフティーレバー
53 レバー
54 ベルマウス式フック
55 連結解除用レバー
56 ワイヤーケーブル
57 復帰ばね部材
58 ガイド穴
59 球面バー
60 ジョージョイント
61 エンドクロス
62 アンカー
63 フロントクロス
64 ヒンジ部材
65 アンカーレバー
66 セーフティーケーブル
67 スプリング
68 センサー
69 ストッパー
70 ストッパー
71 揺動連結片
72 連結部駆動機構部
73 上部ストッパー
74 下部ストッパー
75 連結部
76 縦ジャーナル軸
77 中空球状枠部
78 一端部
80 補強連結機構部
81 突出部
82 水平部
83 軸受部材
83 軸受部材
84 軸受フレーム
85 連結機構部
86 連動ピン
87 連結駆動部材
88 駆動軸
89 長孔
90 操舵手段
91 ステアリング部材
92 押上部材
93 基端軸部
94 基端固定部
95 突片部
96 作動端部
97 ハンガ−溝
98 ロッドハンガー
100 中央連結部材
[実施例1]
本発明に係るトレーラ類の操舵装置の実施例1の基本構成は、図1に記載のように、トレーラ1の前部操舵輪14の近傍に操舵手段90を設けた前操舵型トレーラ1と、前操舵型トレーラ1を中央連結部材100により牽引するトラクタ4との間に、該トラクタ4の操舵に伴ってトラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる交差角を、トラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる距離の遠近変動として前記操舵手段90に伝達する操舵ロッド6を前記中央連結部材100の側方に設け、トラクタ4の操舵に連動して、操舵ロッド6により操舵手段90のアイドルレバー7を支軸部7aを中心に斜め方向から押し回し又は引き回すことによって、アイドルレバー7の他端部7cに連結されたアイドルロッド8を介して操舵手段90のピットマンアーム10を連動させ、ドラックリンク11、ナックルアーム12及びタイロッド13を介してトレーラ1の操舵輪14を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置にある。
図1において、アイドルレバー7は縦向きの支軸部7aを中心に水平面内で揺動するように設けてあり、操舵ロッド6はアイドルレバー7の一端部の縦向きの連結軸7bで回転自在に連結されているから、操舵ロッド6によりアイドルレバー7を円滑に押し回すことができる。
しかし、図5に記載のように、アイドルレバー7が車体フレーム15の側面に水平な支軸部7aを中心に縦向きに前後方向に揺動する構成である場合には、図1に記載のように、操舵ロッド6はアイドルレバー7を横方向から押し回すことになるから、操舵ロッド6とアイドルレバー7との最適な連動関係は望めないこととなる。
そこで、操舵ロッド6と連結するアイドルレバー7に補強連結機構部80を設けて、操舵ロッド6を補強連結機構部80に連結することにより、トラクタ4の右または左への方向転換に伴ってトラクタ4とトレーラ1との間隔が変動し、操舵ロッド6によりアイドルレバー7との連結部75を斜め方向から押し回し又は引き回す場合でも、補強連結機構部80によって連結部75が補強されているから、アイドルレバー7を介して操舵手段90は確実に操舵ロッド6と連動して長期的に円滑な作動を行うことができる。
図1の実施例では、中央連結部材100は、トレーラ1の前部中央に設けた縦ジャーナル軸37とトラクタ4の後部中央に設けた連結フック3とにルネットアイ等により両端部が回転自在に連結されたドローバー38からなり、トラクタ4とトレーラ1の間の連結の自由度が大きい構成になっている。
また、本発明は、上記のトレーラ類の操舵装置の実施例1において、前操舵型トレーラ1が、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材91と連動する操舵手段90を具備する改造型車輌からなる構成を有することにより、トラック、バス、乗用車、軽自動車等の自走車を、運転手無しで一般のトレーラ1と同様にトラクタ4で牽引して走行することができる。
また、本発明は、図5に記載の如く、実施例1において、前記補強連結機構部80の操舵ロッド6との連結部75が、前記トレーラ1前部の支軸部7aを中心に揺動自在に設けた操舵手段90のアイドルレバー7と連動して操舵ロッド6の長手方向に移動可能なアンカー部材41に設けてある構成を有するから、補強連結機構部80によって補強されたアンカー部材41の連結部75を操舵ロッド6で長手方向に沿って円滑に押し込み又は引くことができ、操舵手段90は確実に操舵ロッド6と連動して作動することになる。
また、図示の実施例の場合、アイドルレバー7は操舵手段90のピットマンアーム10の前方にほぼ平行に車体フレーム15の側部前方に設けた操舵ブラケット33に支軸部7aで揺動自在に設けてある。また、ピットマンアーム10はステアリングギアボックス9から横側方向に突出した操舵連結軸9aを上部中心にして縦方向に揺動自在に設けてある。実施例の補強連結機構部80は、アイドルレバー7の前方にほぼ平行にリンクレバー32を設け、アイドルレバー7とリンクレバー32がほぼ平行に連動するようにそれぞれのレバーの下部にアンカー部材41を前後方向にほぼ水平に揺動可能に設けてある。
従って、アイドルレバー7に連結したアンカー部材41を、ガイドレール等で前後方向に移動自在に支持し案内する構造に対して、リンクレバー32で支持し案内することにより、アンカー部材41を簡単な構造で案内し補強し、且つ、確実に操舵ロッド6に連結することができる構造にすることができる。
また、この実施例の場合、操舵ロッド6との連結部75として、アンカー部材41にリンクレバー32からトレーラ前方に突出する突出部81を設け、該突出部81の上部に平面状に設けた水平部82に前記連結部75を設けてあり、操舵ロッド6をリンクレバー32に邪魔されないトレーラ前方の位置で作動させることができる。
実施例の場合、連結部75は、突出部81の水平部82に縦ジャーナル軸76を回転自在に設け、この縦ジャーナル軸76に自在継ぎ手を介して操舵ロッド6を連結してあり、自在継ぎ手を介して操舵ロッド6により自由な方向から縦ジャーナル軸76を押し回すことができると共に、操舵ロッド6を格納操作時に縦ジャーナル軸76に対して自由な角度で旋回操作することができるように構成してある。
図示の実施例の場合、自在継ぎ手は、縦ジャーナル軸76の球状頭部の外側に操舵ロッド6の端部に設けた中空球状枠部77が縦横方向に回転自在に嵌着する形式のボールジョイントからなり、簡単な構造の自在継ぎ手手段で操舵ロッド6を縦ジャーナル軸76に連結することができる。
また、この実施例において、図5及び図6に記載のように、操舵手段90のアイドルレバー7と前記補強連結機構部80のアンカー部材41との連結構造部85が、アイドルレバー7の揺動中心となる支軸部7aに対して遠近位置調整可能に設けてなる構成を有することにより、トラクタ4とトレーラ1との間に生じる交差角の変化量を操舵ロッド6によってアイドルレバー7を押し引き揺動してトレーラ1の操舵輪14の操舵角を制御する際に、操舵ロッド6を連結したアンカー部材41とアイドルレバー7との連結軸86を位置調整することによって、アイドルレバー7の揺動比率を調整し、トレーラ1の操舵角を制御することができるものである。
この実施例において、操舵手段のアイドルレバー7と前記補強連結機構部のアンカー部材41との連結機構部85は、アイドルレバー7の揺動中心となる支軸部7aに対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてある。
図示の実施例のおいて、アイドルレバー7とアンカー部材41との連結機構部85には、アイドルレバー7の先端部に連結軸7bを中心に揺動連結片71を揺動自在に設け、揺動連結片71の一端部78を固定部材79によってアイドルレバー7に縦方向に固設した連結部駆動部材87の駆動軸88により上下駆動し、他端部に設けた連動ピン86を上部ストッパー73及び下部ストッパー74間で揺動自在に設け、連動ピン位置調整可能にしてなる構成を有することにより、連結部の位置調整を簡素な構成で容易に行うことができる効果がある。
アイドルレバー7の出力側のレバー長さ(揺動中心となる支軸部7aとアイドルロッドとの連結軸7cとの距離)aに対して、入力側のレバー長さ(揺動中心となる支軸部7aとアンカー部材41との連動ピン86との距離)xの比を、例えば、前進時には連結部駆動部材87の駆動軸88を下動させて、連動ピン77を下部ストッパー74に当接する位置に設定して、a/xをトレーラ1の操舵角を交差角の約3分の1とし、後進時には連結部駆動部材72の駆動軸76を上動させて、連動ピン77を上部ストッパー73に当接する位置に設定して、a/xをトレーラ1の操舵角を交差角の約2分の1のように切り換えて制御することにより、トラクタ4に対してトレーラ1を前進時及び後進時に円滑に追随させることができるように構成してある。
実施例の場合、連結駆動部材87はエアシリンダで構成し、後進時のバックランプの電気信号で作動するエア電磁バルブを介してエアシリンダ87の作動軸88を押し下げて連動ピン77を押し上げ、後進時に出力/入力比を大きくさせ、前進時には、逆に作動して出力/入力比を小さくすることができるように構成してある。
また、実施例の場合、連動ピン77に嵌合する長孔89をアンカー部材41に設けて、アンカー部材41とアイドルレバー7との連動関係を円滑にすることができるように構成してある。
また、同様に、操舵ロッド6をアンカー部材41との連結部75において、縦ジャーナル軸76をアンカー部材41に作動方向に設けた長孔状の軸受部材に軸受けして、操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができるように構成してある。なお、連結部75のボールジョイントをラバーブッシュジョイントに変えてラバーのたわみで操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を吸収するように構成することも可能である。
また、この実施例において、図7に記載のように、中央連結部材100であるドローバー38の連結フック3を中心とする旋回長さrに対して、操舵ロッド6のサブ連結フック5を中心とする旋回長さRを大きく設定し、且つ、平行にならずトレーラ側が広くなるように、トレーラ1とのドローバー38の連結部37に対して操舵ロッド6の連結部75を外側に角度が付くように設定しなる構成を有することにより、直進走行中にトレーラ1の操舵輪14が、例えば、直進位置14Oから右側に14Rのように向かおうとすると、ドローバー38はトラクタ4との連結部3を中心にトレーラ1との連結部が37Oから37Rに接近移動しようとするのに対して、操舵ロッド6の連結部は75Oから75Rに大きく接近移動し、その差だけ操舵ロッド6はアンカー部材41を引くことになり、アイドルレバー7を引いて操舵輪14を図において14Rのように、直進位置に向かわせることになる。
逆に、直進走行中にトレーラ1の操舵輪14が、例えば、直進位置14Oから左側に14Lのように向かおうとすると、ドローバー38はトラクタ4との連結部3を中心にトレーラ1との連結部が37Oから37Lに接近移動しようとするのに対して、操舵ロッド6の連結部は75Oから75Lに遠ざかる移動をし、その差だけ操舵ロッド6はアンカー部材41を押すことになり、アイドルレバー7を押して操舵輪14を図において14Lのように、直進位置に向かわせることになる。
この構成により、トラクタ4の直進走行中にトレーラ1の操舵輪14にそれる方向に移動する力が加わったとしても、連結フック3を中心とするドローバー38の連結部37の軌跡に対して、サブ連結フック5を中心とする操舵ロッド6の連結部75の軌跡が、前後方向で操舵輪14を常に直進方向に戻す遠近差を生じさせる構成により、操舵輪の自力回帰を果たすことができる。
また、この実施例において、本発明は、図2又は図4に記載の如く、トレーラ1前部に連結したドローバー38の連結部37を中心に横方向に旋回する旋回角度を制限するストッパー70を両側に設けて、ドローバー38の旋回角度を制限することによって、走行時の操舵ロッド6とアンカー部材41との連結部75を中心とする操舵ロッド6の旋回角度を、アンカー部材41の操作可能角度範囲内に制限して、走行時に操舵ロッド6によりアンカー部材41を操作範囲を確保し、常時トレーラ1を操舵可能に走行することができるように構成してある。
連結走行時のトラクタ4とトレーラ1の旋回運動では、ドローバー38では連結フック3とセンタージャーナル軸37を交差回転軸として回転可能であり、中央連結部材100としてドローバー38の旋回角度をセンタージャーナル軸37を中心に約45度以内に抑え、その範囲内で操舵ロッド6はサブ連結フック5と連結部75の回転を伴ってアンカー部材41を押し回し、引き回して、アイドルレバー7、操舵手段90を介してトレーラ1の操舵輪14を制御することができるように構成してある。
次に、上記実施例において、図2、図8又は図10に記載のように、操舵ロッド6とアンカー部材41との連結部75において、アンカー部材41に縦ジャーナル軸76を設け、先端をトラクタ4のサブ連結フック5から外した操舵ロッド6を縦ジャーナル軸76を中心にトラクタ4から取り外した操舵ロッド6をトレーラ1の前部に横方向に円滑に回転して格納可能に設けてある。
この場合、操舵ロッド6は、図3に明示するように、ドローバー38の下方に位置してサブ連結フック5及びアンカー部材41の連結部75に設けてあり、且つ、アンカー部材41の突起部81に設けてあるから、ドローバー38及びストッパー70の下側を通って、図2又は図8に記載のように、縦ジャーナル軸76を中心に横方向に回転し、トレーラの前部に設けたロッドハンガー36に横向きに取り付けて格納することができる。35はサブ連結フック5に係合するように操舵ロッド6の先端に設けた操舵ロッドルネットアイである。
また、上記実施例において、本発明は、中央連結部材100としてのドローバー38を、図2に記載のように、ルネットアイ24を有する先端軸部38aがセンタージャーナル軸37を有する基端部側38bに収縮可能に設けてあり、トラクタ4の連結フック3からルネットアイ24を取り外して収縮を伴って横方向に折り畳んでトレーラ1の前部に設けたドローバーハンガー43に取り付けて格納することができるように構成してある。38cはドローバー38を伸長状態に維持する着脱可能な連結ピンである。
また、上記実施例のおいて、本発明は、図2又は図3に記載のように、トレーラ1のフレーム15前部に、中央連結部材100としてのドローバー38の基端部のセンタージャーナル軸37の軸受部材83を、フレーム1の前部中央に突設した軸受フレーム84に水平方向に設けたセンターヒンジ39を中心に先端部のルネットアイ24の高さを調整可能に連結して構成してある。
また、軸受部材83の下側には、ばね弾力部材のばね弾力を受けて軸受部材83をセンターヒンジ39を中心に上方に押し上げる押上部材92が当接している。押上部材92の基端軸部93にはバネ弾性部材ばね弾力が図3において時針方向に付与されており、実施例の場合、バネ弾性部材としては、フレーム15の先端部に水平方向に設置したトーションバー40の作動端部が一体に取り付けてあり、押上部材92を強力に押し上げるばね弾力を付与している。94はトーションバー40の基端固定部である。
また、押上部材92には側方向に突片部95が一体に設けてあり、突片部95上面に高さ調整部材30の作動端部96が上下動自在に当接している。高さ調整部材30は、実施例の場合、ねじ部材からなり、ねじハンドル29を回転操作することによって作動端部96を上下動して、押上部材92の高さを調整して、ドローバー38の先端部のルネットアイ24の高さを、トラクター4の連結フック3に合致するように高さ調整することができる。
なお、この実施例の場合、押上部材92はドロ−バー38の先端部のルネットアイ24が下がる方向に移動しようとするときのみ上方向にのみ作用するが、押上部材92とバランスを取るようにばね弾力部材により下方へのばね弾力を付与した押下部材を設ければ、ルネットアイ24の高さを上下動に対して一定のバランス位置に維持するように構成することも可能である。
また、上記実施例に記載のように、ドローバー38はセンターヒンジ39を中心に上方にも回転することができるから、図8に記載のように、ストッパー70にハンガー溝97を設けておき、ドローバー38を上からハンガー溝97内に嵌合して支持させることができることとなる。
[実施例2]
なお、図9及び図10に記載の実施例において、ドロ−バー38のトレーラ1側にルネットアイ45を設け、トレーラ1側の連結フック44に連結するように構成し、両端部のルネットアイ24,45を連結フック5,44から取り外して、トレーラ1の前部に設けたドローバーハンガー43に両端部を取り付け格納することができるように構成することができる。この場合、ドローバー38をチェーン46によりフレーム15に連結しておくことが紛失又は落下防止用に好ましい。この実施例の場合、トーションバー等のばね弾力部材によるドロ−バー38の水平保持機構が不要となり、構造を簡素にし、コストの削減がはかれる。
[実施例3]
次に、図11に記載の実施例において、ドロ−バー38と平行に、トラクタ4のエンドクロス61とトレーラ1のフロントクロス63との間にセーフティーケーブル66を張設し、ドローバー38が連結フック3から外れかかった場合、或いは、ドローバー38が伸びすぎたり縮みすぎた場合に、この異常をセーフティーケーブル66の伸縮で検出し、その信号をブザー或いはトレーラ1を自動制動したりして、運転手に知らせるように構成してある。
図示の実施例の場合、セーフティーケーブル66のトレーラ1側の端部を、フロントクロス63内に設けたヒンジ部材64にヒンジ軸64aを中心に前後方向に揺動自在に設けた検出レバー65の先端部65aに連結し、検出レバー65をスプリング67により引っ張ってセーフティーケーブル66を張設してある。検出レバー65の両側には、センサー68が設けてあり、トラクタ4とトレーラ1間の距離が異常に接近又は離反した場合には、センサー68が作動するように構成してある。69は検出レバー65の両側に設けたストッパーである。また、62はセーフティーケーブル66の先端部66aをトラクタ4のエンドクロス61に取り付けるアンカーである。
また、通常の連結切り離し時には、センサー68の信号によるブザーの作動或いはトレーラを自動制動する回路を解除して、トラクタ4のアンカー62からセーフティ−ケーブル66を外して、セーフティーケーブル66をトレーラ1の前部に格納することができるように構成してある。
[実施例4]
また、本発明は、図12乃至図14の実施例に記載のように、トラクタ4の後部に設けた、中央連結部材100の先端部のルネットアイ24を連結する連結フック3と、操舵ロッド6のルネットアイ35を連結するサブ連結フック5とを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなる構成を有する。このことにより、トラクター4後部に設けた中央連結部材100の連結フック3と操舵ロッド6のサブ連結フック5を連動開閉手段によって同時に開閉して連結・離脱することができる効果がある。
図12及びず13に示す実施例の場合、トラクタ4後部に設けたピントルフック形式の連結フック3の固定連結フック51に対して開閉可能に回動連結フック52を設けてなる連結軸52aに、回動連結フック52と連動するように連動レバー53を設けると共に、トラクタ4後部に固定的に設けたピントルフック形式の固定サブ連結フック47に対して開閉可能に回動サブ連結フック48を設けてなるサブ連結フック5において、回動サブ連結フック48と連動するサブ連動レバー49を設け、連動レバー53とサブ連動レバー49とをワイヤケーブル56及びジョージョイント60a,60bを介して連結して、回動連結フック52と回動サブ連結フック48が連動して同時的に開閉するように構成してある。
なお、回動連結フック52と回動サブ連結フック48の連動機構は、リンク機構や、電磁弁やエアシリンダ等により機械的、電気的、流体的に同時に作動する開閉構造にすることも勿論可能である。
この図示の実施例の場合、回動サブ連結フック48に連動して、開放時には固定サブ連結フック47の上部に位置すると共に、連結閉鎖時には固定サブ連結フック47の下側に外れるリフトプレート50を設けてあり、操舵ロッド6のルネットアイ35を固定サブ連結フック47に引き掛けるようにしてリフトプレート50を押し込むことによって、固定サブ連結フック47に操舵ロッド6のルネットアイ35が嵌合すると、回動サブ連結フック48が回動し、操舵ロッド6のルネットアイ35の連結が完了すると同時的に、サブ連動レバー49が回転し、連動レバー53がワイヤケーブル56及びジョージョイント60a,60bを介して回動して、回動連結フック52が回動して閉鎖し、固定連結フック51に中央連結部材100のルネットアイ24を同時に連結することができる。
また、同様に、操舵ロッド6のリフトプレート50を押し上げて回動サブ連結フック48を開放すると、これに連動して同時的に中央連結部材100の回動連結フック52を開放することができる。
また、同様に、回動連結フック52を開閉ハンドル52bを持って開閉すると、回動サブ連結フック48をリフトプレート50を伴って開閉することができ、解放時には、リフトプレート50に押し上げられて操舵ロッド6のルネットアイ35は自動的に外れることになる。
なお、リフトプレート50に、常時閉鎖位置方向にばね弾力を付与する復帰ばね部材57が設けてあり、回動サブ連結フック48及び回動連結フック52に閉鎖方向のばね弾力を付与している。
なお、前記実施例の説明では中央連結部材100及び操舵ロッド6の連結フック52及び48の連動開閉機構は、操舵ロッド6のみを連結したままで中央連結部材100を取り外すと、操作ロッド6に連結力が加わり操舵装置が損傷する怖れがあるのを阻止する構成になっているが、この観点からすると、中央連結部材100が連結する状態において操作ロッド6のみを着脱しても差し支えがない。図示の実施例の場合、操舵ロッド6のルネットアイ35を連結する回動サブ連結フック48及びリフトプレート50と連動するサブ連動レバー49と係合するジョージョイント60bには、該レバー49の作動軸49aが引っ張り方向にのみ連動するように嵌合する軸受孔60cが長孔状に設けてあり、図13の連結した状態から中央連結部材100の回動連結フック52のみが開放するときワイヤーケーブル56の引っ張り力がジョージョイント60bに作用して長孔状の軸受孔60cの先端でサブ連動レバー49の作動軸49aを引っ張り、回動サブ連結フック48が連動して開放し、図12のように操舵ロッド6も連動して開放する。また、この図12の操舵ロッド6の開放状態から回動サブ連結フック48のみが閉じる場合には、ジョージョイント60bの長孔状の軸受孔60cの先端をサブ連動レバー49の作動軸49aが引っ張り、ワイヤーケーブル56の引っ張り力がジョージョイント60aに作用して連動レバー53と連動して回動連結フック52が図13のように連動して閉じる。
これによって、操舵ロッド6のみを連結したままで中央連結部材100を取り外すことを防止することができる。
他方図12の開放した状態から、回動連結フック52のみが閉じる場合、ワイヤーケーブル56の押す力がジョージョイント60bに作用して長孔状の軸受孔60cで作動軸49aを押そうとするが、前記長孔状の軸受孔60cがジョージョイント49の作動軸49aを押すことができないから、回動サブ連結フック48が連動しないで開放状態を維持する。或いは図13の連結状態から回動サブ連結フック48のみが開放する場合には、前記長孔状の軸受孔60cをジョージョイント49の作動軸49aが押すことができないから、回動連結フック52は連動しないように構成してある。
これによって、操舵ロッド6のみを連結したままで中央連結部材100を取り外すことを防止することができる。
従って、回動連結フック52のみを閉じて中央連結部材100のルネットアイ24を連結した後、回動サブ連結フック48を復帰ばね部材57のばね弾力に抗して開放してもサブ連動レバー49は軸受孔60cの長孔分だけ空回りするから、後から操舵ロッド6のルネットアイ35のみをサブ連結フック5に着脱自在に連結することができる。

[実施例5]
図14及びず15に記載の実施例の場合は、連結フック3がベルマウス式の連結フック54からなり、サブ連結フック5の構成は、図12及び13の実施例4の場合と同様である。ベルマウス式の連結フック54の連結解除レバー55の作動軸55aの反対側の延長部に連動レバー55bを一体に設け、連動レバー55bにジョージョイント60aを設けてあり、図14に記載の連結フック54の連結解除レバー55を上方に起こした開放状態で、ジョージョイント60a及びワイヤケーブル56を介してジョージョイント60bが開放位置に引っ張られて、サブ連結フック5の回動サブ連結フック48及びリフトプレート50は復帰ばね部材57に抗して開放状態にある。
この状態で、中央連結部材100であるドローバー38のルネットアイ24をガイド穴58に挿入すると、図15に記載のように、自動的に球面バー59及び連結解除バー55が下降して連結状態になると同時に、ジョージョイント60a及びワイヤケーブル56を介してジョージョイント60bが閉鎖位置に押し込まれて、サブ連結フック5の回動サブ連結フック48及びリフトプレート50は復帰ばね部材57によって閉鎖状態になるから、操舵ロッド6のルネットアイ35を図14の開放状態で固定サブ連結フック47に位置付けておけば、同時に連結することができる。なお、図15の連結状態で、連結フック54の連結解除レバー55を上方に起こすと、球面バー59及び連結解除バー55が上動してドローバー38が開放状態になると同時に、ジョージョイント60a及びワイヤケーブル56を介してジョージョイント60bが開放位置に引かれて、サブ連結フック5の回動サブ連結フック48及びリフトプレート50は復帰ばね部材57に抗して開放状態になり、操舵ロッド6も開放されることとなる。
このように、ドローバー38と連結する連結フック3と、操舵ロッド6と連結するサブ連結フック5の対となる2個所の連結フック3,5の連結、切り離し操作を、連結フック3の操作に連動してサブ連結フック5を作動させて並行して同時に行うことができ、扱いが容易になる。
[実施例6]
更に、上記実施例のおいて、種々のサイズのトラクタ4と前操舵軸型トレーラ1との連結が可能となるように、共通性、互換性を持たせるために、操舵制御レシオ等を対応させるための基点となるトラクタ4に装着したドローバー38の連結フック3と操舵ロッド6のサブ連結フック5の位置関係に、次のような条件を加えることが好ましい。
先ず、連結フック3の位置は、トラクタ4の車両中心の後部又は後端である。また、サブ連結フック5の連結回転中心は、連結フック3の連結回転中心の車両中心線に直角な線上にあって、前操舵軸型トレーラ1のステアリングギアボックス9側(左ハンドルの場合は左側、右ハンドルの場合は右側)にあって、連結フック3より下方に位置して設けてある。
また、両フック3,5の回転中心間の水平面上の距離は、約80mmから約150mmの範囲で、約120mmを標準とする。 また、トラクタ4から取り外した操舵ロッド6の後端部を縦ジャーナル軸76を中心に折り畳み、先端部をトレーラ1の前部のロッドハンガー36に保持した状態で、アイドルレバー7の作動を阻害することなく保持する構成にすることにより、操舵ロッド6をトレーラ前部1に格納しトレーラ1を自走状態にしたときに、自走車の操舵手段90に連動するアイドルレバー7の作動に伴って操舵ロッド6の連結部75が自由に作動し、自走車の操舵を阻害しないようにする。
[実施例7]
図17乃至図20に記載の実施例は、図16の原理図に記載のように、図1に記載の実施例1においては中央連結部材100としてのドローバー38がトラクタ4の後部及びトレーラ1の前部に両端部が回転する構造であったのに対して、中央連結部材100としての連結バー2がトレーラ1の前部に回転しない構造からなり、他の構造は基本的に同様である。
即ち、トレーラ1の前部操舵輪14の近傍に操舵手段90を設けた前操舵型トレーラ1と、前操舵型トレーラ1を中央連結部材100により牽引するトラクタ4との間に、該トラクタ4の操舵に伴ってトラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる交差角を、トラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる距離の遠近変動として前記操舵手段90に伝達する操舵ロッド6を前記中央連結部材100の側方に設け、トラクタ4の操舵に連動して、操舵ロッド6により操舵手段90のアイドルレバー7を支軸部7aを中心に斜め方向から押し回し又は引き回すことによって、アイドルレバー7の他端部7cに連結されたアイドルロッド8を介して操舵手段90のピットマンアーム10を連動させ、ドラックリンク11、ナックルアーム12及びタイロッド13を介してトレーラ1の操舵輪14を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置である。
実施例の補強連結機構部80は、図2又は図4の実施例と同様に、アイドルレバー7の前方にほぼ平行にリンクレバー32を設け、アイドルレバー7とリンクレバー32がほぼ平行に連動するようにそれぞれのレバーの下部にアンカー部材41を前後方向にほぼ水平に揺動可能に設けてある。
また、この実施例の場合、操舵ロッド6との連結部75として、アンカー部材34の中央部にリンクレバー32からトレーラ前方に連結バー2側に突出する突出部34を設け、該突出部34の上部に平面状に設けた水平部分に前記連結部75を設けてあり、操舵ロッド6をリンクレバー32に邪魔されないトレーラ前方の位置で作動させることができる。
この実施例の場合、連結部75は、先の実施例と同様に、突出部34の水平部に縦ジャーナル軸を回転自在に設け、この縦ジャーナル軸にボールジョイントからなる自在継ぎ手を介して操舵ロッド6を連結してあり、自在継ぎ手を介して操舵ロッド6により自由な方向から縦ジャーナル軸を押し回すことができると共に、操舵ロッド6を格納操作時に縦ジャーナル軸に対して自由な角度で旋回操作し、図17又は図20に記載のように、ルネットアイ35を支持部材98の下方に設けたロッドハンガー36に装着することができるように構成してある。
このように、この実施例の補強連結機構部80の操舵ロッド6との連結部75は、前記トレーラ1前部の支軸部7aを中心に揺動自在に設けた操舵手段90のアイドルレバー7と連動して操舵ロッド6の長手方向に移動可能なアンカー部材41に設けてあり、補強連結機構部80によって補強されたアンカー部材41の連結部75を操舵ロッド6で長手方向に沿って円滑に押し込み又は引くことができ、操舵手段90は確実に操舵ロッド6と連動して作動することになる。
次に、中央連結部材100である連結バー2は、図17に記載の如く、トレーラ1の前部に二股状に2個所でヒンジ連結部16,17のヒンジ軸16a,17aに上下動自在にヒンジ揺動片16b、17bに、それぞれ縦ジャーナル軸18,19により横折れ可能に主アーム20と支持アーム21とを連結してある。
主アーム20は、ルネットアイ24を先端に有するアイドルアーム25aと基部アーム25bとからなり、両者はロックピン31の着脱により縦ジャーナル軸22を中心に折り曲げ可能に連結してあると共に、アイドルアーム25aの先端部のルネットアイ24の近傍で前記支持アーム21の先端部と縦ジャーナル軸23で連結してある。
そして、トレーラ1の自走時において、ルネットアイを連結フック3から取り外して、主アーム20のロックピン31を離脱して、縦ジャーナル軸22を中心に内側に折り曲げると、図17に破線で示すように、基部アーム25b、アイドルアーム25aが支持アーム21を伴って、トレーラ1の前部に折り畳まれ、格納することができる。
また、この実施例の場合、図17又は図18に記載の如く、
ヒンジ揺動片16b、17bの下側には、それぞれ、ばね弾力部材のばね弾力を受けてヒンジ揺動片16b、17bをヒンジ軸16a,17aを中心に上方に押し上げる押上部材26a,27aが当接している。押上部材26a,27aの基端軸部26b、27bにはバネ弾性部材のばね弾力が図18において時針方向に付与されており、実施例の場合、バネ弾性部材としては、フレーム15の先端部に水平方向に2個所に設置したトーションバー26、27の作動端部が一体に取り付けてあり、押上部材26a,27aを強力に押し上げるばね弾力を付与している。26c、27cはそれぞれトーションバー26,27の基端固定部である。
また、押上部材26a,27aには両者を側方向において一体に連結する連結部材28が設けてあり、連結部材28の中央上面に高さ調整部材30の作動端部96が上下動自在に当接している。高さ調整部材30は、実施例の場合、ねじ部材からなり、ねじハンドル29を回転操作することによって作動端部96を上下動して、押上部材26a,27aの高さを調整して、連結バー2の先端部のルネットアイ24の高さを、トラクター4の連結フック3に合致するように高さ調整することができる。
なお、この実施例の場合、押上部材26a,27aは連結バー2の先端部のルネットアイ24が下がる方向に移動しようとするときのみ上方向にのみ作用するが、押上部材26a,27aとバランスを取るようにばね弾力部材により下方へのばね弾力を付与した押下部材を設ければ、ルネットアイ24の高さを上下動に対して一定のバランス位置に維持するように構成することも可能である。
また、この実施例においても、図21及び図22に記載のように、先の図5及び図6の実施例と同様に、操舵手段90のアイドルレバー7と前記補強連結機構部80のアンカー部材41との連結構造部85が、アイドルレバー7の揺動中心となる支軸部7aに対して遠近位置調整可能に設けてなる構成を有することにより、トラクタ4とトレーラ1との間に生じる交差角の変化量を操舵ロッド6によってアイドルレバー7を押し引き揺動してトレーラ1の操舵輪14の操舵角を制御する際に、操舵ロッド6を連結したアンカー部材41とアイドルレバー7との連結軸86を位置調整することによって、アイドルレバー7の揺動比率を調整し、トレーラ1の操舵角を制御することができるものである。
この実施例において、操舵手段のアイドルレバー7と前記補強連結機構部のアンカー部材41との連結機構部85は、アイドルレバー7の揺動中心となる支軸部7aに対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてある。
図示の実施例のおいて、アイドルレバー7とアンカー部材41との連結機構部85には、アイドルレバー7の先端部に連結軸7bを中心に揺動連結片71を揺動自在に設け、揺動連結片71の一端部78を固定部材79によってアイドルレバー7に縦方向に固設した連結部駆動部材87の駆動軸88により上下駆動し、他端部に設けた連動ピン86を上部ストッパー73及び下部ストッパー74間で揺動自在に設け、連動ピン位置調整可能にしてなる構成を有することにより、連結部の位置調整を簡素な構成で容易に行うことができる効果がある。
アイドルレバー7の出力側のレバー長さ(揺動中心となる支軸部7aとアイドルロッドとの連結軸7cとの距離)aに対して、入力側のレバー長さ(揺動中心となる支軸部7aとアンカー部材41との連動ピン86との距離)xの比を、例えば、前進時には連結部駆動部材87の駆動軸88を下動させて、連動ピン77を下部ストッパー74に当接する位置に設定して、a/xをトレーラ1の操舵角を交差角の約3分の1とし、後進時には連結部駆動部材72の駆動軸76を上動させて、連動ピン77を上部ストッパー73に当接する位置に設定して、a/xをトレーラ1の操舵角を交差角の約2分の1のように切り換えて制御することにより、トラクタ4に対してトレーラ1を前進時及び後進時に円滑に追随させることができるように構成してある。
実施例の場合、連結駆動部材87はエアシリンダで構成し、後進時のバックランプの電気信号で作動するエア電磁バルブを介してエアシリンダ87の作動軸88を押し下げて連動ピン77を押し上げ、後進時に出力/入力比を大きくさせ、前進時には、逆に作動して出力/入力比を小さくすることができるように構成してある。
また、実施例の場合、連動ピン77に嵌合する長孔89をアンカー部材41に設けて、アンカー部材41とアイドルレバー7との連動関係を円滑にすることができるように構成してある。
また、同様に、操舵ロッド6をアンカー部材41との連結部75において、縦ジャーナル軸76をアンカー部材41に作動方向に設けた長孔状の軸受部材に軸受けして、操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができるように構成してある。なお、連結部75のボールジョイントをラバーブッシュジョイントに変えてラバーのたわみで操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を吸収するように構成することも可能である。

Claims (44)

  1. 前部操舵輪の近傍に操舵手段を設けた前操舵型トレーラと、前操舵型トレーラを中央連結部材により牽引するトラクタとの間に、該トラクタの操舵に伴ってトラクタと前記トレーラの間に生じる距離の遠近変動を前記操舵手段に伝達する操舵ロッドを、前記中央連結部材の側方に設け、トラクタの操舵に連動してトレーラの操舵方向を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドと連結する操舵手段に補強連結機構部を設け、該補強連結機構部に前記トレーラ前部の支軸部を中心に揺動自在に設けた操舵手段のアイドルレバーと連動して操舵ロッドの長手方向に移動可能なアンカー部材を設け、操舵ロッドをアンカー部材に連結すると共に、前記操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して遠近位置調整可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  2. 請求項に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  3. 請求項又はに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して、前進時にはトレーラの操舵角がトラクタとトレーラとの交差角の約3分の1、後進時には約2分の1になるように設定してなるトレーラ類の操舵装置。
  4. 請求項乃至のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバーとアンカー部材との連結部を、アイドルレバーに設けた連結部駆動部材の作動レバーにより位置調整可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
  5. 請求項に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結部駆動部材が後進時のバックランプの電気信号で作動するエアシリンダからなるトレーラ類の操舵装置。
  6. 請求項乃至のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドをアンカー部材に遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  7. 請求項乃至のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アンカー部材をアイドルレバーに遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  8. 請求項乃至のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部として、アイドルレバーにほぼ平行にリンクレバーを設け、アイドルレバーとリンクレバーをほぼ平行に連動するように連結するアンカー部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  9. 請求項に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部を、アンカー部材のアイドルレバーとリンクレバーとの中間に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  10. 請求項に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材にアイドルレバー又はリンクレバーからトレーラ前方に突出する突出部を設け、該突出部に前記連結部を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  11. 請求項乃至10のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材に縦ジャーナル軸を設け、縦ジャーナル軸を中心にトラクタから取り外した操舵ロッドをトレーラの前部に横方向に格納可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  12. 請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドを前記アンカー部材の縦ジャーナル軸に自在継ぎ手を介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  13. 請求項12に記載のトレーラ類の操舵装置において、自在継ぎ手がボールジョイントからなるトレーラ類の操舵装置。
  14. 請求項1112又は13に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタから取り外した操舵ロッドの後端部を縦ジャーナル軸を中心に折り畳み、先端部をトレーラの前部にアイドルレバーの作動を阻害することなく保持してなるトレーラ類の操舵装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドを中央連結部材の下方に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、先端部の高さを調整可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  17. 請求項16に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、ヒンジ式に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  18. 請求項16又は17に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に対して、中央連結部材の後端部に、先端部の高さを押し上げる方向にばね弾力を付与するばね弾力部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  19. 請求項18に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材のばね弾力に抗して高さ調整可能に高さ調節部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  20. 請求項19に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材をばね弾力部材の押上部材を介して押し上げると共に、押上部材に当接する高さ調整部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  21. 請求項20に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材が、中央連結部材の先端部の高さを押し上げる方向に当接する押上部材を有するトーションバーからなるトレーラ類の操舵装置。
  22. 請求項19乃至21のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、高さ調整部材がトレーラ前部に設けたねじ部材からなるトレーラ類の操舵装置。
  23. 請求項1乃至22のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  24. 請求項23に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部中央に設けた連結フックと、前操舵型トレーラの前部中央に設けた連結フックとに、中央連結部材の両端部に設けたルネットアイを連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  25. 請求項22、23又は24に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の旋回長さに対して操舵ロッドの旋回長さを大きく設定し、且つ、直進方向の中央連結部材に対して操舵ロッドが平行にならないように操舵ロッドのトレーラ側の連結部を側方向に広くなるように連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  26. 請求項22乃至25のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、走行時の操舵ロッドの後端部とアイドルレバーとの連結部を中心とする操舵ロッドの旋回角度を、アイドルレバー操作可能角度範囲内に制限してなるトレーラ類の操舵装置。
  27. 請求項26に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に連結した中央連結部材の連結部を中心に横方向に旋回する旋回角度を制限するストッパーを設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  28. 請求項26又は27に記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバー又は中央連結部材の旋回角度を45度以内に制限してなるトレーラ類の操舵装置。
  29. 請求項1乃至28のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を収縮可能に設け、トラクタから取り外して収縮を伴って横方向に折り畳んでトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
  30. 請求項29に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を長手方向に沿って伸縮可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  31. 請求項1乃至30のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の後端部をトレーラ前部から離脱可能に設け、トラクタから取り外して横方向にトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
  32. 請求項31に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とトレーラ前部との間に紛失防止用の連結部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  33. 請求項1乃至32のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を二股にして2個所の連結部で連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  34. 請求項33に記載のトレーラ類の操舵装置において、二股の中央連結部材の2個所の後端部を縦ジャーナル軸でトレーラ先端部に個々に横方向に回転可能に連結すると共に、二股の中央連結部材の一方の操舵ロッド側の中央連結部材の先端部を他方の中央連結部材の先端部の手前に縦ジャーナル軸を中心に回転可能に連結し、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックに離脱可能に連結し、他方の中央連結部材を中間部で縦ジャーナル軸を中心に内側に折曲可能に設けてなり、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックから離脱して中間部の縦ジャーナル軸で内側に折曲し、一方の中央連結部材を伴ってトレーラ前部に折り畳んで格納可能にしたトレーラ類の操舵装置。
  35. 請求項1乃至34のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に設けた、中央連結部材の先端部を連結する連結フックと、操舵ロッドを連結するサブ連結フックとを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  36. 請求項35に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に固定的に設けた固定連結フックに対して開閉可能に回動連結フックを設けてなる連結フックに、回動連結フックと連動する連動レバーを設けると共に、トラクタ後部に固定的に設けた固定サブ連結フックに対して開閉可能に回動サブ連結フックを設けてなるサブ連結フックに、回動サブ連結フックと連動するサブ連動レバーを設け、連動レバーとサブ連動レバーとをワイヤケーブル又はリンク機構を介して連結してなる連動開閉手段を有するトレーラ類の操舵装置。
  37. 請求項36に記載のトレーラ類の操舵装置において、回動サブ連結フックに連動して、開放時に固定サブ連結フックの上部に位置し、連結時に固定サブ連結フックの下側に外れるリフトプレートを設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  38. 請求項37に記載のトレーラ類の操舵装置において、リフトプレートに連結方向に回動するばね弾力を付与してなるトレーラ類の操舵装置。
  39. 請求項36、37又は38に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結フックの回動連結フックと連動する連動レバーを、連結解除レバーとして設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  40. 請求項1乃至39のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部に、中央に設けた中央連結部材の連結部と、その側方に設けた操舵ロッドの連結部との水平面上の間隔を80mm乃至150mmの範囲で設けてなるトレーラ類の操舵装置。
  41. 請求項1乃至40のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とほぼ平行にトラクタ後部とトレーラ前部との間に安全確認部材を設け、安全確認部材に設定した安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置。
  42. 請求項41に記載のトレーラ類の操舵装置において、安全確認部材の後端部をトレーラ前部に設けた揺動レバーに連結し、トラクタ後部とトレーラ前部との遠近に対応して揺動レバーが揺動して安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置。
  43. 請求項1乃至42のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタに複数台のトレーラを連結してなるトレーラ類の操舵装置。
  44. 請求項1乃至43のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前操舵型トレーラが、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材と連動する操舵手段を具備する改造型車輌からなるトレーラ類の操舵装置。
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