JP4741595B2 - トレーラ類の操舵装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、請求項16に記載のように、請求項15に記載のトレーラ類の操舵装置において、自在継ぎ手がボールジョイントからなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
また、本発明は、請求項24に記載のように、請求項20に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材が、中央連結部材の先端部の高さを押し上げる方向に当接する押上部材を有するトーションバーからなるトレーラ類の操舵装置を提供するものである。
2 連結レバー
3 連結フック
4 トラクタ
5 サブ連結フック
6 操舵ロッド
7 アイドルレバー
8 アイドルロッド
9 ステアリングギアボックス
10 ピットマンアーム
11 ドラックリンク
12 ナックルアーム
13 タイロッド
14 操舵輪
15 フレーム
16 ヒンジ連結部
17 ヒンジ連結部
18 縦ジャーナル軸
19 縦ジャーナル軸
20 アーム左
21 アーム右
22 ジャーナル
23 ジャーナル
24 ルネットアイ
25 アイドルアーム
26 トーションバー
27 トーションバー
29 ハンドル
30 高さ調整部材
31 ロックピン
32 リンクレバー
33 操舵ブラケット
34 突出部
35 操舵ロッドルネットアイ
36 ロッドハンガー
37 センタージャーナル軸
38 ドローバー
39 ヒンジ
40 トーションバー
41 アンカー部材
42 ロックピン
43 ドローバーハンガー
44 連結フック
45 ルネットアイ
46 チェーン
47 フック部
48 セーフティーレバー
49 レバー
50 リフトプレート
51 ピントルフック
52 セーフティーレバー
53 レバー
54 ベルマウス式フック
55 連結解除用レバー
56 ワイヤーケーブル
57 復帰ばね部材
58 ガイド穴
59 球面バー
60 ジョージョイント
61 エンドクロス
62 アンカー
63 フロントクロス
64 ヒンジ部材
65 アンカーレバー
66 セーフティーケーブル
67 スプリング
68 センサー
69 ストッパー
70 ストッパー
71 揺動連結片
72 連結部駆動機構部
73 上部ストッパー
74 下部ストッパー
75 連結部
76 縦ジャーナル軸
77 中空球状枠部
78 一端部
80 補強連結機構部
81 突出部
82 水平部
83 軸受部材
83 軸受部材
84 軸受フレーム
85 連結機構部
86 連動ピン
87 連結駆動部材
88 駆動軸
89 長孔
90 操舵手段
91 ステアリング部材
92 押上部材
93 基端軸部
94 基端固定部
95 突片部
96 作動端部
97 ハンガ−溝
98 ロッドハンガー
100 中央連結部材
本発明に係るトレーラ類の操舵装置の実施例1の基本構成は、図1に記載のように、トレーラ1の前部操舵輪14の近傍に操舵手段90を設けた前操舵型トレーラ1と、前操舵型トレーラ1を中央連結部材100により牽引するトラクタ4との間に、該トラクタ4の操舵に伴ってトラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる交差角を、トラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる距離の遠近変動として前記操舵手段90に伝達する操舵ロッド6を前記中央連結部材100の側方に設け、トラクタ4の操舵に連動して、操舵ロッド6により操舵手段90のアイドルレバー7を支軸部7aを中心に斜め方向から押し回し又は引き回すことによって、アイドルレバー7の他端部7cに連結されたアイドルロッド8を介して操舵手段90のピットマンアーム10を連動させ、ドラックリンク11、ナックルアーム12及びタイロッド13を介してトレーラ1の操舵輪14を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置にある。
しかし、図5に記載のように、アイドルレバー7が車体フレーム15の側面に水平な支軸部7aを中心に縦向きに前後方向に揺動する構成である場合には、図1に記載のように、操舵ロッド6はアイドルレバー7を横方向から押し回すことになるから、操舵ロッド6とアイドルレバー7との最適な連動関係は望めないこととなる。
また、本発明は、上記のトレーラ類の操舵装置の実施例1において、前操舵型トレーラ1が、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材91と連動する操舵手段90を具備する改造型車輌からなる構成を有することにより、トラック、バス、乗用車、軽自動車等の自走車を、運転手無しで一般のトレーラ1と同様にトラクタ4で牽引して走行することができる。
また、この実施例の場合、操舵ロッド6との連結部75として、アンカー部材41にリンクレバー32からトレーラ前方に突出する突出部81を設け、該突出部81の上部に平面状に設けた水平部82に前記連結部75を設けてあり、操舵ロッド6をリンクレバー32に邪魔されないトレーラ前方の位置で作動させることができる。
図示の実施例の場合、自在継ぎ手は、縦ジャーナル軸76の球状頭部の外側に操舵ロッド6の端部に設けた中空球状枠部77が縦横方向に回転自在に嵌着する形式のボールジョイントからなり、簡単な構造の自在継ぎ手手段で操舵ロッド6を縦ジャーナル軸76に連結することができる。
図示の実施例のおいて、アイドルレバー7とアンカー部材41との連結機構部85には、アイドルレバー7の先端部に連結軸7bを中心に揺動連結片71を揺動自在に設け、揺動連結片71の一端部78を固定部材79によってアイドルレバー7に縦方向に固設した連結部駆動部材87の駆動軸88により上下駆動し、他端部に設けた連動ピン86を上部ストッパー73及び下部ストッパー74間で揺動自在に設け、連動ピン位置調整可能にしてなる構成を有することにより、連結部の位置調整を簡素な構成で容易に行うことができる効果がある。
また、実施例の場合、連動ピン77に嵌合する長孔89をアンカー部材41に設けて、アンカー部材41とアイドルレバー7との連動関係を円滑にすることができるように構成してある。
また、同様に、操舵ロッド6をアンカー部材41との連結部75において、縦ジャーナル軸76をアンカー部材41に作動方向に設けた長孔状の軸受部材に軸受けして、操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができるように構成してある。なお、連結部75のボールジョイントをラバーブッシュジョイントに変えてラバーのたわみで操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を吸収するように構成することも可能である。
この構成により、トラクタ4の直進走行中にトレーラ1の操舵輪14にそれる方向に移動する力が加わったとしても、連結フック3を中心とするドローバー38の連結部37の軌跡に対して、サブ連結フック5を中心とする操舵ロッド6の連結部75の軌跡が、前後方向で操舵輪14を常に直進方向に戻す遠近差を生じさせる構成により、操舵輪の自力回帰を果たすことができる。
この場合、操舵ロッド6は、図3に明示するように、ドローバー38の下方に位置してサブ連結フック5及びアンカー部材41の連結部75に設けてあり、且つ、アンカー部材41の突起部81に設けてあるから、ドローバー38及びストッパー70の下側を通って、図2又は図8に記載のように、縦ジャーナル軸76を中心に横方向に回転し、トレーラの前部に設けたロッドハンガー36に横向きに取り付けて格納することができる。35はサブ連結フック5に係合するように操舵ロッド6の先端に設けた操舵ロッドルネットアイである。
また、上記実施例のおいて、本発明は、図2又は図3に記載のように、トレーラ1のフレーム15前部に、中央連結部材100としてのドローバー38の基端部のセンタージャーナル軸37の軸受部材83を、フレーム1の前部中央に突設した軸受フレーム84に水平方向に設けたセンターヒンジ39を中心に先端部のルネットアイ24の高さを調整可能に連結して構成してある。
また、押上部材92には側方向に突片部95が一体に設けてあり、突片部95上面に高さ調整部材30の作動端部96が上下動自在に当接している。高さ調整部材30は、実施例の場合、ねじ部材からなり、ねじハンドル29を回転操作することによって作動端部96を上下動して、押上部材92の高さを調整して、ドローバー38の先端部のルネットアイ24の高さを、トラクター4の連結フック3に合致するように高さ調整することができる。
また、上記実施例に記載のように、ドローバー38はセンターヒンジ39を中心に上方にも回転することができるから、図8に記載のように、ストッパー70にハンガー溝97を設けておき、ドローバー38を上からハンガー溝97内に嵌合して支持させることができることとなる。
なお、図9及び図10に記載の実施例において、ドロ−バー38のトレーラ1側にルネットアイ45を設け、トレーラ1側の連結フック44に連結するように構成し、両端部のルネットアイ24,45を連結フック5,44から取り外して、トレーラ1の前部に設けたドローバーハンガー43に両端部を取り付け格納することができるように構成することができる。この場合、ドローバー38をチェーン46によりフレーム15に連結しておくことが紛失又は落下防止用に好ましい。この実施例の場合、トーションバー等のばね弾力部材によるドロ−バー38の水平保持機構が不要となり、構造を簡素にし、コストの削減がはかれる。
次に、図11に記載の実施例において、ドロ−バー38と平行に、トラクタ4のエンドクロス61とトレーラ1のフロントクロス63との間にセーフティーケーブル66を張設し、ドローバー38が連結フック3から外れかかった場合、或いは、ドローバー38が伸びすぎたり縮みすぎた場合に、この異常をセーフティーケーブル66の伸縮で検出し、その信号をブザー或いはトレーラ1を自動制動したりして、運転手に知らせるように構成してある。
また、通常の連結切り離し時には、センサー68の信号によるブザーの作動或いはトレーラを自動制動する回路を解除して、トラクタ4のアンカー62からセーフティ−ケーブル66を外して、セーフティーケーブル66をトレーラ1の前部に格納することができるように構成してある。
また、本発明は、図12乃至図14の実施例に記載のように、トラクタ4の後部に設けた、中央連結部材100の先端部のルネットアイ24を連結する連結フック3と、操舵ロッド6のルネットアイ35を連結するサブ連結フック5とを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなる構成を有する。このことにより、トラクター4後部に設けた中央連結部材100の連結フック3と操舵ロッド6のサブ連結フック5を連動開閉手段によって同時に開閉して連結・離脱することができる効果がある。
なお、回動連結フック52と回動サブ連結フック48の連動機構は、リンク機構や、電磁弁やエアシリンダ等により機械的、電気的、流体的に同時に作動する開閉構造にすることも勿論可能である。
また、同様に、回動連結フック52を開閉ハンドル52bを持って開閉すると、回動サブ連結フック48をリフトプレート50を伴って開閉することができ、解放時には、リフトプレート50に押し上げられて操舵ロッド6のルネットアイ35は自動的に外れることになる。
なお、リフトプレート50に、常時閉鎖位置方向にばね弾力を付与する復帰ばね部材57が設けてあり、回動サブ連結フック48及び回動連結フック52に閉鎖方向のばね弾力を付与している。
これによって、操舵ロッド6のみを連結したままで中央連結部材100を取り外すことを防止することができる。
他方、図12の開放した状態から、回動連結フック52のみが閉じる場合、ワイヤーケーブル56の押す力がジョージョイント60bに作用して長孔状の軸受孔60cで作動軸49aを押そうとするが、前記長孔状の軸受孔60cがジョージョイント49の作動軸49aを押すことができないから、回動サブ連結フック48が連動しないで開放状態を維持する。或いは図13の連結状態から回動サブ連結フック48のみが開放する場合には、前記長孔状の軸受孔60cをジョージョイント49の作動軸49aが押すことができないから、回動連結フック52は連動しないように構成してある。
これによっても、操舵ロッド6のみを連結したままで中央連結部材100を取り外すことを防止することができる。
図14及びず15に記載の実施例の場合は、連結フック3がベルマウス式の連結フック54からなり、サブ連結フック5の構成は、図12及び13の実施例4の場合と同様である。ベルマウス式の連結フック54の連結解除レバー55の作動軸55aの反対側の延長部に連動レバー55bを一体に設け、連動レバー55bにジョージョイント60aを設けてあり、図14に記載の連結フック54の連結解除レバー55を上方に起こした開放状態で、ジョージョイント60a及びワイヤケーブル56を介してジョージョイント60bが開放位置に引っ張られて、サブ連結フック5の回動サブ連結フック48及びリフトプレート50は復帰ばね部材57に抗して開放状態にある。
このように、ドローバー38と連結する連結フック3と、操舵ロッド6と連結するサブ連結フック5の対となる2個所の連結フック3,5の連結、切り離し操作を、連結フック3の操作に連動してサブ連結フック5を作動させて並行して同時に行うことができ、扱いが容易になる。
更に、上記実施例のおいて、種々のサイズのトラクタ4と前操舵軸型トレーラ1との連結が可能となるように、共通性、互換性を持たせるために、操舵制御レシオ等を対応させるための基点となるトラクタ4に装着したドローバー38の連結フック3と操舵ロッド6のサブ連結フック5の位置関係に、次のような条件を加えることが好ましい。
先ず、連結フック3の位置は、トラクタ4の車両中心の後部又は後端である。また、サブ連結フック5の連結回転中心は、連結フック3の連結回転中心の車両中心線に直角な線上にあって、前操舵軸型トレーラ1のステアリングギアボックス9側(左ハンドルの場合は左側、右ハンドルの場合は右側)にあって、連結フック3より下方に位置して設けてある。
図17乃至図20に記載の実施例は、図16の原理図に記載のように、図1に記載の実施例1においては中央連結部材100としてのドローバー38がトラクタ4の後部及びトレーラ1の前部に両端部が回転する構造であったのに対して、中央連結部材100としての連結バー2がトレーラ1の前部に回転しない構造からなり、他の構造は基本的に同様である。
即ち、トレーラ1の前部操舵輪14の近傍に操舵手段90を設けた前操舵型トレーラ1と、前操舵型トレーラ1を中央連結部材100により牽引するトラクタ4との間に、該トラクタ4の操舵に伴ってトラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる交差角を、トラクタ4と前記トレーラ1の間に生じる距離の遠近変動として前記操舵手段90に伝達する操舵ロッド6を前記中央連結部材100の側方に設け、トラクタ4の操舵に連動して、操舵ロッド6により操舵手段90のアイドルレバー7を支軸部7aを中心に斜め方向から押し回し又は引き回すことによって、アイドルレバー7の他端部7cに連結されたアイドルロッド8を介して操舵手段90のピットマンアーム10を連動させ、ドラックリンク11、ナックルアーム12及びタイロッド13を介してトレーラ1の操舵輪14を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置である。
また、この実施例の場合、操舵ロッド6との連結部75として、アンカー部材34の中央部にリンクレバー32からトレーラ前方に連結バー2側に突出する突出部34を設け、該突出部34の上部に平面状に設けた水平部分に前記連結部75を設けてあり、操舵ロッド6をリンクレバー32に邪魔されないトレーラ前方の位置で作動させることができる。
次に、中央連結部材100である連結バー2は、図17に記載の如く、トレーラ1の前部に二股状に2個所でヒンジ連結部16,17のヒンジ軸16a,17aに上下動自在にヒンジ揺動片16b、17bに、それぞれ縦ジャーナル軸18,19により横折れ可能に主アーム20と支持アーム21とを連結してある。
そして、トレーラ1の自走時において、ルネットアイを連結フック3から取り外して、主アーム20のロックピン31を離脱して、縦ジャーナル軸22を中心に内側に折り曲げると、図17に破線で示すように、基部アーム25b、アイドルアーム25aが支持アーム21を伴って、トレーラ1の前部に折り畳まれ、格納することができる。
ヒンジ揺動片16b、17bの下側には、それぞれ、ばね弾力部材のばね弾力を受けてヒンジ揺動片16b、17bをヒンジ軸16a,17aを中心に上方に押し上げる押上部材26a,27aが当接している。押上部材26a,27aの基端軸部26b、27bにはバネ弾性部材のばね弾力が図18において時針方向に付与されており、実施例の場合、バネ弾性部材としては、フレーム15の先端部に水平方向に2個所に設置したトーションバー26、27の作動端部が一体に取り付けてあり、押上部材26a,27aを強力に押し上げるばね弾力を付与している。26c、27cはそれぞれトーションバー26,27の基端固定部である。
なお、この実施例の場合、押上部材26a,27aは連結バー2の先端部のルネットアイ24が下がる方向に移動しようとするときのみ上方向にのみ作用するが、押上部材26a,27aとバランスを取るようにばね弾力部材により下方へのばね弾力を付与した押下部材を設ければ、ルネットアイ24の高さを上下動に対して一定のバランス位置に維持するように構成することも可能である。
図示の実施例のおいて、アイドルレバー7とアンカー部材41との連結機構部85には、アイドルレバー7の先端部に連結軸7bを中心に揺動連結片71を揺動自在に設け、揺動連結片71の一端部78を固定部材79によってアイドルレバー7に縦方向に固設した連結部駆動部材87の駆動軸88により上下駆動し、他端部に設けた連動ピン86を上部ストッパー73及び下部ストッパー74間で揺動自在に設け、連動ピン位置調整可能にしてなる構成を有することにより、連結部の位置調整を簡素な構成で容易に行うことができる効果がある。
また、実施例の場合、連動ピン77に嵌合する長孔89をアンカー部材41に設けて、アンカー部材41とアイドルレバー7との連動関係を円滑にすることができるように構成してある。
また、同様に、操舵ロッド6をアンカー部材41との連結部75において、縦ジャーナル軸76をアンカー部材41に作動方向に設けた長孔状の軸受部材に軸受けして、操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を遊びで吸収して円滑な操舵を行うことができるように構成してある。なお、連結部75のボールジョイントをラバーブッシュジョイントに変えてラバーのたわみで操舵ロッド6とアンカー部材41との間に生じる作動誤差を吸収するように構成することも可能である。
Claims (44)
- 前部操舵輪の近傍に操舵手段を設けた前操舵型トレーラと、前操舵型トレーラを中央連結部材により牽引するトラクタとの間に、該トラクタの操舵に伴ってトラクタと前記トレーラの間に生じる距離の遠近変動を前記操舵手段に伝達する操舵ロッドを、前記中央連結部材の側方に設け、トラクタの操舵に連動してトレーラの操舵方向を制御するようにしたトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドと連結する操舵手段に補強連結機構部を設け、該補強連結機構部に前記トレーラ前部の支軸部を中心に揺動自在に設けた操舵手段のアイドルレバーと連動して操舵ロッドの長手方向に移動可能なアンカー部材を設け、操舵ロッドをアンカー部材に連結すると共に、前記操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部を、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して遠近位置調整可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して前進時と後進時とにおいて遠近位置切り換え可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1又は2に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵手段のアイドルレバーと前記補強連結機構部のアンカー部材との連結部が、アイドルレバーの揺動中心となる支軸部に対して、前進時にはトレーラの操舵角がトラクタとトレーラとの交差角の約3分の1、後進時には約2分の1になるように設定してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバーとアンカー部材との連結部を、アイドルレバーに設けた連結部駆動部材の作動レバーにより位置調整可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項4に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結部駆動部材が後進時のバックランプの電気信号で作動するエアシリンダからなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドをアンカー部材に遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、アンカー部材をアイドルレバーに遊びを介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記補強連結機構部として、アイドルレバーにほぼ平行にリンクレバーを設け、アイドルレバーとリンクレバーをほぼ平行に連動するように連結するアンカー部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項8に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部を、アンカー部材のアイドルレバーとリンクレバーとの中間に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項8に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材にアイドルレバー又はリンクレバーからトレーラ前方に突出する突出部を設け、該突出部に前記連結部を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドとの連結部として、アンカー部材に縦ジャーナル軸を設け、縦ジャーナル軸を中心にトラクタから取り外した操舵ロッドをトレーラの前部に横方向に格納可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項11に記載のトレーラ類の操舵装置において、操舵ロッドを前記アンカー部材の縦ジャーナル軸に自在継ぎ手を介して連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項12に記載のトレーラ類の操舵装置において、自在継ぎ手がボールジョイントからなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項11、12又は13に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタから取り外した操舵ロッドの後端部を縦ジャーナル軸を中心に折り畳み、先端部をトレーラの前部にアイドルレバーの作動を阻害することなく保持してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至14のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前記操舵ロッドを中央連結部材の下方に位置して設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至15のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、先端部の高さを調整可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項16に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に、中央連結部材の後端部を、ヒンジ式に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項16又は17に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に対して、中央連結部材の後端部に、先端部の高さを押し上げる方向にばね弾力を付与するばね弾力部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項18に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材のばね弾力に抗して高さ調整可能に高さ調節部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項19に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材をばね弾力部材の押上部材を介して押し上げると共に、押上部材に当接する高さ調整部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項20に記載のトレーラ類の操舵装置において、ばね弾力部材が、中央連結部材の先端部の高さを押し上げる方向に当接する押上部材を有するトーションバーからなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項19乃至21のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、高さ調整部材がトレーラ前部に設けたねじ部材からなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至22のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項23に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部中央に設けた連結フックと、前操舵型トレーラの前部中央に設けた連結フックとに、中央連結部材の両端部に設けたルネットアイを連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項22、23又は24に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の旋回長さに対して操舵ロッドの旋回長さを大きく設定し、且つ、直進方向の中央連結部材に対して操舵ロッドが平行にならないように操舵ロッドのトレーラ側の連結部を側方向に広くなるように連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項22乃至25のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、走行時の操舵ロッドの後端部とアイドルレバーとの連結部を中心とする操舵ロッドの旋回角度を、アイドルレバー操作可能角度範囲内に制限してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項26に記載のトレーラ類の操舵装置において、トレーラ前部に連結した中央連結部材の連結部を中心に横方向に旋回する旋回角度を制限するストッパーを設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項26又は27に記載のトレーラ類の操舵装置において、アイドルレバー又は中央連結部材の旋回角度を45度以内に制限してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至28のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を収縮可能に設け、トラクタから取り外して収縮を伴って横方向に折り畳んでトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項29に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材を長手方向に沿って伸縮可能に設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至30のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材の後端部をトレーラ前部から離脱可能に設け、トラクタから取り外して横方向にトレーラの前部に格納可能にしてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項31に記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とトレーラ前部との間に紛失防止用の連結部材を設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至32のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に中央連結部材の先端部を連結部を中心に横方向に旋回可能に連結すると共に、トレーラ前部に中央連結部材の後端部を二股にして2個所の連結部で連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項33に記載のトレーラ類の操舵装置において、二股の中央連結部材の2個所の後端部を縦ジャーナル軸でトレーラ先端部に個々に横方向に回転可能に連結すると共に、二股の中央連結部材の一方の操舵ロッド側の中央連結部材の先端部を他方の中央連結部材の先端部の手前に縦ジャーナル軸を中心に回転可能に連結し、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックに離脱可能に連結し、他方の中央連結部材を中間部で縦ジャーナル軸を中心に内側に折曲可能に設けてなり、他方の中央連結部材の先端部をトラクタ後部の連結フックから離脱して中間部の縦ジャーナル軸で内側に折曲し、一方の中央連結部材を伴ってトレーラ前部に折り畳んで格納可能にしたトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至34のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に設けた、中央連結部材の先端部を連結する連結フックと、操舵ロッドを連結するサブ連結フックとを、連動して開閉する連動開閉手段により連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項35に記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタ後部に固定的に設けた固定連結フックに対して開閉可能に回動連結フックを設けてなる連結フックに、回動連結フックと連動する連動レバーを設けると共に、トラクタ後部に固定的に設けた固定サブ連結フックに対して開閉可能に回動サブ連結フックを設けてなるサブ連結フックに、回動サブ連結フックと連動するサブ連動レバーを設け、連動レバーとサブ連動レバーとをワイヤケーブル又はリンク機構を介して連結してなる連動開閉手段を有するトレーラ類の操舵装置。
- 請求項36に記載のトレーラ類の操舵装置において、回動サブ連結フックに連動して、開放時に固定サブ連結フックの上部に位置し、連結時に固定サブ連結フックの下側に外れるリフトプレートを設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項37に記載のトレーラ類の操舵装置において、リフトプレートに連結方向に回動するばね弾力を付与してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項36、37又は38に記載のトレーラ類の操舵装置において、連結フックの回動連結フックと連動する連動レバーを、連結解除レバーとして設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至39のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタの後部に、中央に設けた中央連結部材の連結部と、その側方に設けた操舵ロッドの連結部との水平面上の間隔を80mm乃至150mmの範囲で設けてなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至40のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、中央連結部材とほぼ平行にトラクタ後部とトレーラ前部との間に安全確認部材を設け、安全確認部材に設定した安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項41に記載のトレーラ類の操舵装置において、安全確認部材の後端部をトレーラ前部に設けた揺動レバーに連結し、トラクタ後部とトレーラ前部との遠近に対応して揺動レバーが揺動して安全範囲を越えるとセンサが作動するように構成してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至42のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、トラクタに複数台のトレーラを連結してなるトレーラ類の操舵装置。
- 請求項1乃至43のいずれかに記載のトレーラ類の操舵装置において、前操舵型トレーラが、トラック、バス、乗用車、軽自動車等からなる自走可能な車輌のステアリング部材と連動する操舵手段を具備する改造型車輌からなるトレーラ類の操舵装置。
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