JP4738334B2 - 海洋船舶のためのガス拡張トランク - Google Patents

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Description

本発明は、非常に大容量の原油輸送(VLCC)のような、液体貨物を運ぶ船舶の構造に関するものであり、特に、輸送の間の貨物拡張スペースを提供するための要件に関する。
陸上資源による海洋汚染を防ぐための国際条約(MARPOL)は、タンカーの実立方容積を大幅に減らす、場合によっては20%から30%減らす船舶のための要件を策定している。例えば、タンカーの容量は、MARPOL条約付属書1,13F&Gの二重殻に関する要件の結果、2%から3%減少しており、また、熱膨張のために船舶の各タンクに2%のヘッドスペースを要求するMARPOL規則の結果、2%減少している。MARPOLは、そのような船舶のための多数の基準を設定しており、その一つに原油洗浄(Crude Oil Washing、一般に「COW」と称される)のための基準がある
石油が通常、容積で売られているのに対し、タンカーはそれらが運んでいる液体貨物の重さで運賃を得る。すなわち、仮に船の内部の体積(立方容積、若しくは単に容積)が増加すれば、その容量に対応する重さに従って増加した運賃収入を得ることができる。収入の増加は、立方メートルと、積荷の比重と、ドル換算の運賃との乗数で計算することができる。
多くの特許が炭化水素ガスの排出と流出防止システムを扱っているが、MARPOL規則の結果としての船の立方容積の減少に関する課題及び解決には取り組んでいない。ヤマモトによる米国特許3,851,611号においては、船殻の下に柔軟性のある薄膜状の下方部分、及び剛性であるが、柔軟性のある、取付けられた上方部分を有している、低温液化ガスのタンカー船のためのタンクについて記述されている。上方部分と下方部分との間の液体密接続は、甲板を介して保持される。
上方部分を含むヤマモトのタンクは、船全体の安定性を増やすため、液化ガスで満たされており、そして、液化ガスのためのさらなる空間を提供する。上方部分の断面積は、その減少された左右方向の断面積領域が区画により強調されるより小さな自由表面領域を有しているため、上方部分は、安定性の増加を提供する。しかしながら、ヤマモトは、甲板の上に配置される上方タンクの充填と、タンクの下方部分に対する、硬い上部中央部分の適応性のある変化を許すことを介して、液化ガスの重心が上がるため、船の不安定性を増加させる。ヤマモトは、薄膜状の下方タンクの上に主として配置される上方部分を有しているが、上方タンクの配置に関する理由や利点には取り組んでいない。
コンウェイの米国特許4,144,829号は、船の従来の加圧/減圧、を軽減する弁付き気体排出システムと、組み合わされた貨物区画へと下方に開いている拡張トランク(19)とを利用することを含む、炭化水素ガスの排出のためのシステムを開示している。しかしながら、コンウェイの829号のcol.3、40−60行を参照すると、隣接した積荷がバルブ20とパイプ21とにより接続されており、拡張トランクの有利な位置や、拡張トランクにより囲まれた容積については論じられていない。
コンウェイの米国特許4,292、909号においては、トランクラインは、石油製品の積載の間、溢れた超過分を受けとめるために構成される保持タンク(21)と流体連通(Fluid communication)する貨物拡張トランク(16)を置くトランクラインについて開示されている。すなわち、コンウェイの909では、トランク(16)を流出防止システムの一部として相互連結させているが、トランク(16)の有利な配置、トランクによって囲まれた体積、若しくは原油洗浄のためのパイプラインの統合には取り組んでいない。
コンウェイの米国特許4、233、922号においては、流体化学製品及び石油製品によって作られた、汚染されたガスの含有と輸送のための、船の流体輸送システムについて開示されている。流体輸送システムは、組み合わされた貨物拡張トランクを置くこと、及び空いた気体排出ラインと縦方向に配置したトランク気体排出ラインとの流体連通(Fluid communication)内にある各荷物区画へと下方へ開かれていることを含んでいる。コンウェイの922では、導管としてのトランクの利用の詳細について論じているが、MARPOLの拡張要件と比較した拡張トランクのサイズ、拡張トランクの有利な配置、若しくは、原油洗浄のための要件の統合については取り組んでいない。
甲板上部に設置されるガス拡張トランクを使用することにより2%ヘッドルーム拡張のためのMARPOLの要件を満たし、かつ、原油洗浄のような他のMARPOLの要件に適合する、海洋のタンカーの改良された貨物容積へのニーズが存在している。
海洋船舶は、甲板のプレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを有する。複数のタンクのそれぞれの上に配置された甲板プレートの一部は、下のタンクと連通している複数の開口部を含む。かかる複数の開口部は、甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成される。分離拡張トランクは、前記甲板プレート及び各タンク上の前記甲板プレートにある前記複数の開口部の周縁部と液体密関係が確保される。その拡張タンクは、その下にある各タンクの中の貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成する。その拡張トランクは、タンクからの気体排出のためのパイプライン及び原油洗浄機械装置のためのパイプラインと流体連通している。
拡張トランクは、タンクの上であって、そして船の前方側に配置されるのが望ましい。複数の開口部は、タンク最大積載率の200%を積み込んだときに、前記甲板プレートの、裏面側であるタンク側の側面と、トランク側の側面との間の圧力差がおよそ0.5psi未満となるように十分な面積を有する開口部を提供するように構成されたスロットである。そのスロットは、およそ2〜3cm幅、及び、甲板プレートのおよそ半分の長さである。その拡張タンクは、流体貨物貯蔵として使用する甲板下のスペースの合計の、少なくとも約2%の内部容積を有している。そのスロットは、一つ以上の甲板プレートに設けられる。
甲板のプレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを有する海洋船舶について開示される。少なくとも甲板プレートの一部は各タンクの上に配置され、そして、各タンクは船の基線上の最も高い部分を有している。少なくとも、甲板プレートの一部は各タンクの上にあり、各タンクは船の基線上にある最も高い部分を有している。本発明の改造部は前記甲板プレートにその下の個々のタンクと連通する複数の開口部を構成し、複数の開口部は甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成され、船の基線上にあるタンクの上の利用可能な最も高い部分に十分に近い部分に設けられる。分離拡張トランクは、開口部の上の甲板プレートに配置され、トランクは甲板プレート及び各タンク上の前記甲板プレートにある前記複数の開口部の周縁部と流体密関係にある。各タンクは、個々のタンクの中の貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成し、拡張トランクはタンクの気体排出のためのパイプラインと流体連通する。各拡張トランクは、その下にある個々のタンクの真上であって、そして可能な限り船の前方側に配置されるのが望ましい。さらに、複数の開口部は、タンク最大積載率の200%を積み込んだときに、甲板プレートの、裏面側であるタンク側の側面と、トランク側の側面との間の圧力差がおよそ0.5ポンド・平方インチ未満となるように十分な面積を有する開口部を提供するように構成された、細長いスロットであるのが望ましい。そのスロットは、およそ2〜3cmの幅と甲板プレートのおよそ半分の長さであるのが望ましく、そして、各拡張トランクは、その下の液体貨物貯蔵のための個々のタンクの容積の、少なくとも2%の内部容積を有することが望ましい。デッキの各開口部は、一つ以上の甲板プレートに設けられ、各結合しているタンクの真上かつ可能な限りタンク上の船尾側としてもよい。よりよい実施形態においては、前記トランクは、縦10〜40m、横5〜15m、高さ2〜3mの寸法を有している。
また、海洋船舶の甲板プレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを構成する、輸送のための流体貯蔵システムは開示され、各タンクの上に配置された甲板プレートには、その下にあるタンクと連通する複数の開口部が設けられている。分離拡張トランクは、甲板プレート及び各タンク上の甲板プレートにある複数の開口部の周縁部と液体密関係にあり、その結果、その下にある各タンクの中の貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成する。
拡張トランクは、タンクの気体排出のためのパイプラインを含み、液体貨物貯蔵のための拡張スペースの船の規定を満たすために必要な容積を少なくとも確保する。流体貨物貯蔵のための各拡張トランクの拡張スペースは、流体貨物貯蔵として使用する甲板下のスペースの合計の少なくとも約2%であるのが望ましい。
さらに、各拡張トランクは、結合しているタンクの真上に、そして、可能な限り船の前方側に配置されていることが望ましいが、甲板の状態や船尾トリムまたは船首トリムのような、障害の状態によっては、各拡張トランクは結合しているタンクの真上に、そして、可能な限り船尾側に配置されていることが望ましく、若しくは、船の前方側と船尾側との間に配置されてもよい。各拡張トランクは、船の基線上にある、結合しているタンクの上の最も高いところに配置されていることが望ましく、そして、原油洗浄パイプラインを含み、一つ以上の取り外し可能な原油洗浄機械装置、または据え付けられる原油洗浄機械装置が接続されるように構成されることが望ましい。
ある好ましい実施形態においては、前記拡張トランクは、少なくとも一つの側壁及び上壁を含み、前記側壁及び上壁はそれぞれ、内部側面を有し、前記内側面は前記トランクの一つ以上の主要な構造の部材を少なくとも実質的に使用していない。開口部は、タンク最大積載率の200%を積み込んだときに、前記甲板プレートの、裏面側であるタンク側の側面と、トランク側の側面との間の圧力差がおよそ0.5ポンド・平方インチ未満となるように構成された細長いスロットであることが望ましい。前記スロットは、およそ2〜3cm幅で、およそ甲板プレートの半分の長さであることが望ましい。
トランクは、縦10〜40m、横5〜15m、高さ2〜3mの寸法を有していることが望ましく、そして、各トランクは、別の気体排出ラインを含むことが望ましい。結合しているタンクは、船の基線上にあるタンクの最も高い部分を有し、そして、前記別の気体排出ラインは船の基線上にある、タンクの最も高い部分と流体連通していることが望ましい。
図1および図2は、船底を有する船殻と、舷側と、甲板7とを含む海洋船舶5(例えばタンカー)の平面図である。船殻には多数の分離されたタンク6が配置され、そして、甲板7及び船殻外部には、少なくとも一つのトランクが各タンク6と対応し、かつ、流体連通するように、多数のガス拡張トランク10が配置されている。ガス拡張トランク10は、一重殻のタンカーと比較したときに少ない立方容積を有する二重殻タンカーにおいて最も有利に利用される一方で、そのようなガス拡張トランク10は、液体貨物の拡張用の空間を割り当てること必要とされ任意の舶用途で使ために適用可能であること理解されるべきである。
本発明の目的は、上記の甲板トランク10内で液体貨物の熱膨張に対応するためのスペースを形成することにより、甲板の下の2%以上の空間を甲板上で形成して、各タンク6を満たすこと(Topping Off)を可能とすることにある。
拡張トランク10は、液体貨物の輸送中や積み込みの間に生成されるガスや蒸気と同様に、液体貨物自体の熱膨張にも対応するためのさらなるスペースの要求を満たすように構成される。トランク10は、液体輸送の立方容積を増やし、その結果、MARPOL規則への適合を保持しつつ、タンカーのコストパフォーマンスを向上させる。
図3から図5に示すように、タンク6に対応する各トランク10の配置は、意図された用途や、例えば船の特性に応じた甲板上の利用可能なスペース、により変化する。トランク10は、存在している配管や、導管や、係留装置を動かしたり遮断したりする必要がないために、船舶の基線上の利用可能な最も高い部分やタンク6の部分に配置されるのが望ましい。甲板7は、しばしば、タンク6と同じ空間を占有したり、及び/または、タンク6の一部を形成したり、及び/または、タンク6と平行したりし、そして、タンク6と、及び/または、タンク6の最も高い部分と定義される甲板7にチャンバーを有していることが望ましい。この‘‘最も高い部分’’は、例えば、船5の構成と船5内のタンク6の配置により、タンク6の船の前方から船尾のセンターラインや、タンク6の側部や、タンク6上の甲板7の角部とすることができる(図7から9参照)。
船舶5は通常、より航海に向いて効果的なわずかな船尾の重心を保つために、船尾トリム(言い換えれば、船首アップ)の状態で貨物を積み、輸送するため、船舶5の基線上にあるタンク6の最も高い部分は、通常、可能な限り船前方側に寄る。例えば、船首アップにより、船は最も効果的に水を切って進むことができる。最前側及び最船尾側という言葉は、ここでは、船の特性に従った船上の制約の範囲で、可能な限り船の前方側、及び可能な限り船尾側という意味で使用される。
図3から5に示すように、存在しているタンク6のための気体排出パイプライン9は、トランク10と一体化して突出するようにすることができ、改造されてトランク10と一体化されたり、本発明を具体化する当初の設計に組み込まれたりすることができる
ガス拡張トランクは、流体密(Fluid−tight)構造を示す1つまたは複数の壁20、及び/または、最高部40を含むことが望ましい。一般的に明らかな技術の一つとして、トランク10の外部構造は、垂直な壁20と水平な平面の最高部40と同様に、側壁20に当たったときの波の側面からの力を弱めるために、例えば、傾斜させたり、曲線を成したり、円錐状にしたり、ドーム型にすることができる。存在している気体排出ライン9は、トランク10や外部の空気と、業界において知られている、チェックバルブのような、一つ以上のバルブを介して流体連通している。
トランク10はまた、MARPOLの要件を満たすために、COWライン50、及び/または、COW機械装置52(図3の流体連通に示す)を含むようにすることができる。ある好ましい実施形態においては、壁20や最高部40は、壁や、甲板や、最高部の一部がCOW機械装置からの直接的な衝撃や、噴流偏向や、スプラッシングから保護されていないようにするために、大きく主要な構造上の部材やそれらの相当物による遮断は最小化されている、内側面を有する。これによりCOWのために必要となる、時間と機械装置の数を減らすことができる。拡張トランク10は、タンカー5の甲板7での使用に適してる素材によりつくられることができるが、船の甲板7と同じ素材でつくられるのが望ましく、トランク10の構造上、海からの衝撃の力に耐えるように的確に強化される。
再び図3から図5に示すように、タンク6のサイズに合わせて、拡張トランク10は、例えば、長さ10〜40mと、幅5〜15mと、高さ2〜3mとにすることができる。
各トランク10は、対応するタンク6の上の甲板7上に直接構築される。そのため、タンク6の運搬できる液体貨物容積は、約2%、あるいは、およそ100立方メートルから1,800立方メートルの間で安全に増加させることが可能である。さらに、この改良により、船5全体の運搬できる液体容量は、ほぼ2%、あるいは、350,000立方メートル強の300,000重量トンタンカー当たりおよそ7000トン増加する。
もう一度、図1から図5に示すように、拡張タンク10により囲まれた甲板7のプレートには、存在しているタンク6と、重なって結合している拡張トランク10との間の自由な流体連通を可能とするために、複数の開口部として、十分な数のスロット15がカットされている。スロット15は、船の安定性及びトリムに関する等級協会規定に従い、拡張トランク10により囲まれる、十分に多数の甲板7のプレートの甲板7の縦材16間でカットされる。スロット15のサイズ及び処理は、甲板7のプレートの強度ロスが最小となるように構成され、そして、通常、2cmから3cmの幅と、当該プレートの長さの約二分の一の長さである。すべての甲板7のプレートにスロットが設けられる必要はないが、タンク6の最大積載率の200%を積み込んだときに、甲板7の裏面側であるタンク6側の側面と、拡張トランク10側の側面との間圧力差が0.5psi未満となるように、十分な数のスロットが提供される。スロット15は、ここで示されているタンク6と対応しているトランク10との間の流体輸送率を可能とする、寸法上別の形の開口部に置き換えることができる。
図6に示すように、船舶のための要件の複雑性と、甲板7の利用可能な限られれたスペースのために、トランク10は、タンク6の上にある甲板の別の場所、例えば、タンク6上の可能な限り船尾側に配置することができる。トランク10の別の配置は、たまったガスをタンク6の最も高いところからトランク10へと、そして、大気中へと気体を排出するために、タンク6の最も高いところとトランク10の間とでタンク6と接続する別の気体排出パイプライン13を、さらに含むことができる。この構成においては、トランク10を、船尾側の別の配置にすることにより、船尾トリムへの船尾重量分配がわずかに増加する。図4および図5に示すように、各トランク6には、存在している気体排出ライン9からの液体を防ぐために逆流防止バルブ11が含まれる気体排出ライン9が取り付けられる。バルブ11は、トランク10と、タンク6とからの気体の排出を選択的に制御するためにもまた、使用することができる。
図6から図9に示すように、船によっては、積み込みの間や積み下ろしの間の低速で航行しているときのような多くの場合に、船尾トリムを維持することが難しいことが分かっている。これらの場合、タンク6の最も高い部分は、タンク6上のトランク10の別の位置と一致し得る。甲板スペースの限界と、上記の船尾トリムの維持の困難性の例とから、トランク10の位置は、一つのタンク上にトランク10の、一つ以上の組合せを含むことができる。ひとつのタンク上のトランク10のこれらの配置は、例えば、別の気体排出パイプライン13を使用して流体連通する2つ以上のトランク10を含むことができる(図6)。それは、タンク6の最も高い部分の気体を、タンク6の最も高い部分から、タンク6の最も高い部分から、トランク10と連通しているタンク6の別の最も高いところへとつながっている、別の気体排出パイプライン13へ強制的に入れるために液体貨物圧を使用する(図6及び7参照);そして、第1のタンクは可能な限り船の前方側とし、第2のタンクは可能な限り船尾側とする。
拡張トランク10は、連続した作業の中で構築されるが、好ましい実施形態においては、まず最初に、縦材サポート16間の甲板7の存在しているプレートにスロット15をカット、若しくはスロッティングし、そして、甲板と耐流体(fluid−tight)関係にあるスロット15の周りに拡張タンク10が導入されることにより構築されることがある。また、スロット15は、一つ以上の壁20や最高部40の位置決めの後に、甲板7がカットされるようにすることもできる。
一般的に明らかな技術の一つとして、船の改造や新造は、長さと安定性のための等級協会規定に従わなくてはならない。各構成交替は、導入に先立って、認可のために船の等級協会に提出されなければならない。規定は、船の登録された載荷重量以上の貨物を運ぶことを許していないが、本発明の採用により、船の存在している登録された載荷重量の100%の積み込みが可能となる。
例えば、存在するタンカー5に後から取り付けられた拡張タンク10は、存在しているパイプや、導管や、構造物を避けるため、そして構造上の変更を最小にするために甲板7上に配置される。必要に応じて、存在している船の内部ガス(IG)ラインを介する気体排出とライザーは、タンク6からの気体排出がトランク10の外部に位置する存在する船具を介してよりも、拡張トランク10を介してのほうが多くなるので、変更される。加えて、原油洗浄(COW)パイプ50と機械装置52は、等級協会の要件と、トリムと安定性の基準とを満たすために、ラインに後から取り付けられなければならず、そして、原油洗浄(COW)パイプ50と機械装置52は、加えたスペースと甲板構造物を含めるために再計算されなければならない。この構築の形態は、等級協会の要件に、可能な限り最大限従わなければならない。
図1から図6に示すように、運用に関して、タンク6は甲板上部を占めることにより取り付けられているガス拡張トランク10を有するので、積み込める限界まで各タンク6の容量を最大限にすることができる。船の船尾トリムのために、タンクの最も高い部分は、トランク10が配置されるのが望ましいタンク6の前方部分となる。タンク6のための存在している気体排出ライン9は、気体を外部へ排出するために、トランク10を通り、トランク10と流体連通する。スロット15は、液体製品を最大積載率の200%を積み込んだときにトランク10とタンク6間の圧力格差が0.5psi未満となるように、配置され、構成される。
タンク6への積み込みの後、液体貨物船5は、タンク6内の液体製品の最大比率の積荷を輸送する。輸送先の港への到着により、タンク6の貨物は、スロット15の構成のために圧力差を最小にして、下ろされる。
積み下ろしの後、一つ以上のCOW機械装置52は、規定により必要とされているトランク10の内部を清掃するのに使われる。トランク10はまた、トランク10の物理的な点検とメンテナンスのための一つ以上のハッチを、トランク10、及び/または、壁20、または、最高部40の中のデッキ7で含む。
本発明は、新造の、及び存在しているすべてのタンカー5に提供されるものであり、これは失われた容積の回収に関するMARPOL構成規定に従っている。利点の一つとして、貨物を積むためのさらなるスペースを有することにより、積荷の収益が増加することが挙げられる。例えば、存在する世界のタンカー船団の輸送できる量の2%の増加により、来るべき数十年の間に必要なVLCCの数は減少する。それゆえに、世界の石油に対する需要を満たすために必要なタンカー5の数も増加による環境への影響も減少する。
さらにまた、本発明に従った増加は、原油の輸送コストは約2.5%削減すると推定される。そのようなコストの減少は、2,000,000バレル当たりおよそ50,000バレルを無料で輸送できるに等しいと、換算することができる。
開示した好ましい実施形態への言及によって本発明を明らかにしたことから、特許請求の範囲により限定のみされる、発明の範囲と精神から離れることなく、様々な変更と修正がされうることは、当業者にとって明らかである。例えば、タンク6、トランク10、スロット15、存在する気体排出口9、別の気体排出口13、COWライン50、COW機械装置52のような、多くの要素のサイズや形は、それら個々の配置と同様に、発明を材料的に変更することなく、修正されうる。また、トランク10の材料は、甲板7の材料に限られない。さらにまた、本発明のトランク10は、液体輸送用の荷船(liquid carrying barges)やより小さなタンカー船舶5のような、他の船舶にも使用することができる。最後に、個々のタンクに関するトランクの位置は、船舶の甲板の状態やトリム状態における障害状態、例えば、船尾トリムや船首トリム、により変わりうる。これらの理由や他の理由により、示し、記述した本実施形態は一例に過ぎず、限定されない。
本発明により構成された液体貨物船舶の平面図であり、甲板は複数のタンク上に位置し、各トランクが各タンクの真上にあり、かつ、各タンクの上においてできる限り船の前方に位置するように、タンクの上にあたる甲板上に、複数のガス拡張トランクが配置されている。 図1の船舶の立面図であり、複数のガス拡張トランクが、液体貨物船の甲板の上に配置されていることを示すものである。 図示するために取り外された、ガス拡張タンク10を備える液体タンクの平面図であり、タンクの上方の、可能な限り船の前方側に配置されている甲板にスロットがあることを示している。 タンク上の、可能な限り船の前方側にガス拡張トランクが配置されている、図3のタンクの立面図である。 図3の5−5に沿った図3のタンクの後立面図であり、ガス拡張タンクがタンクの前方かつセンターライン上にあり、タンクはセンターラインを頂点とする反りを有している。 本発明により構成された液体貨物船舶の別の実施形態の平面図であり、船舶の甲板の下に配置された複数のタンクと、各トランクがタンクの真上にあり、各タンク上で可能な限り船尾側に位置するように、タンクの上の甲板に配置されている複数のトランクとを有する。 図示するために取り外された、トランクの最高部を含む船尾側に配置されたガス拡張トランクを含む図6のタンクの一つの平面図であり、甲板にあるスロットと、別の気体排出ラインが示されている。 図6の船のあるタンクの他の別の実施形態の立面図であり、タンクの可能な限りの船尾側に設置されたガス拡張トランクは、タンクの可能な限り前方側に配置された第2のトランクと流体連通している。 図7の9−9に沿った図7の後面図であり、ガス拡張タンクは可能な限りの船尾側に設置され、基線上にタンクの最も高い部分の一つがあり、タンクはタンクの右舷側を頂点とする反りを有している。

Claims (12)

  1. 甲板プレートの下方に配置された複数の分離液体貨物タンクを有する海洋船舶において、
    通常、船の基線上に最も高い部分を有し、少なくとも甲板プレートの一部が分離液体貨物タンク上に位置すると共に、船の基線上に利用可能な最も高い部分を有する分離液体貨物タンクと、
    前記甲板プレートになされた、前記船の基線上の前記最も高い部分に十分に近いところに、その下の個々の分離液体貨物タンクと連通甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成された、長穴の形の複数の開口部を構成する改造部と、
    前記甲板プレート及び前記長穴の上に配置された、分離された個別の少なくとも1つの拡張トランクと、を備え、
    前記拡張トランクは、その下にある個々の前記分離液体貨物タンクの真上であって前記分離液体貨物タンクの可能な限り前方側に配置され、当該分離液体貨物タンクの総容積の少なくとも2%の内部容積を有し、縦10m〜40m、横5m〜15m、高さ2m〜3mの寸法を有し、
    前記拡張トランクは、さらに、前記分離液体貨物タンク上の前記複数の開口部の周縁部における前記甲板プレートと漏出を防止するために流体密(fluid−tight)関係が確保されることで、その下にある前記分離液体貨物タンク内の液体貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成し、
    前記拡張トランクは、分離液体貨物タンクの気体排出のために使用される通気システムと流体連通(fluid communication)することを特徴とする、海洋船舶。
  2. 甲板の前記長穴は、一つ以上の甲板プレートに配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の海洋船舶。
  3. 前記甲板プレートの前記長穴は、結合している分離液体貨物タンクの真上であって、そして可能な限り船尾側に位置していることを特徴とする、請求項1に記載の海洋船舶。
  4. 輸送のための流体貯蔵システムであって、
    海洋船舶の甲板プレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクと、
    前記船の基線上の前記最も高い部分に十分に近いところに配置され、その下にある分離液体貨物タンクと連通甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成された、長穴の形の複数の開口部が設けられている、分離流体貨物タンクの上に位置する甲板プレートの一部分と、
    その下にある個々の前記分離液体貨物タンクの真上であって前記分離液体貨物タンクの可能な限り前方側の部分の上に配置された、少なくとも1つの分離された個別の拡張トランクと、を備え、
    前記拡張トランクは、縦10m〜40m、横5m〜15m、高さ2m〜3mの寸法を有し、当該分離液体貨物タンクの総容積の少なくとも2%の内部容積を有し、
    各前記拡張トランクは、さらに、前記分離液体貨物タンク上の前記複数の開口部の周縁部における前記甲板プレートと流体密(fluid−tight)関係が確保されることでそれらの間の漏出を防止し、これにより、その下にある前記分離液体貨物タンク内の液体貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成し、
    前記長穴は、幅2〜3cm、及び前記甲板プレートの略半分の長さであり、前記分離液体貨物タンクが当該船のポンプ、排気、及び端部の制約の方式により決定されて該タンクの最大積載率の200%を積み込んだときに、対向する分離液体貨物タンクの側面と、拡張トランクの側面との間の圧力差がおよそ0.5ポンド・平方インチ未満となるように構成され、
    前記拡張トランクは、前記分離液体貨物タンクの気体排出のために使用される通気システムと流体連通(fluid communication)し、液体貨物貯蔵のための拡張スペースの船の規定に要求されるものと等しい容積を少なくとも確保し、
    前記少なくとも1つのトランクは、前記タンクからの流体が入るパイプラインとは非接続であることを特徴とする、輸送のための液体貯蔵システム。
  5. 前記拡張トランクは、原油洗浄パイプラインを含み、一つ以上の取り外し可能な原油洗浄機械装置または据え付けられた原油洗浄機械装置が接続されるように構成されることを特徴とする、請求項に記載のシステム。
  6. 前記拡張トランクは、少なくとも一つの側壁及び上壁を含み、前記側壁及び上壁はそれぞれ、内部側面を有し、前記内部側面は前記分離拡張トランクの一つ以上の主要な構造の部材を少なくとも実質的に使用していないことを特徴とする、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記拡張トランクは、別の気体排出ラインを含み、そして、結合している分離液体貨物タンクは、船の基線上に分離液体貨物タンクの最も高い部分を有し、前記別の気体排出ラインは船の基線上の分離液体貨物タンクの最も高い部分と流体連通していることを特徴とする、請求項に記載のシステム。
  8. 甲板の甲板プレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを包含する海洋船舶において、
    各分離液体貨物タンクは、船の基線上にある最も高い部分として甲板プレートの一部分を有しており、
    個々の前記分離液体貨物タンク上の個々の甲板プレートの上に配置された複数の拡張トランクを備え、
    各甲板プレートは、その下にある個々の前記分離液体貨物タンクと連通し、甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成された複数の細長い開口部が設けられ、
    前記分離液体貨物タンクの一部分は、各前記拡張トランクと連通する、船の基線上の最も高い部分に位置され
    前記拡張トランクは、その下にある個々の前記分離液体貨物タンクの真上であって前記分離液体貨物タンクの可能な限り前方側の部分の上に配置され、
    各前記拡張トランクは、結合された各前記分離液体貨物タンク上の前記甲板プレートと流体密関係が確保されることで、その下にある前記分離液体貨物タンク内の液体貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成し、
    前記細長い開口部は、船の基線上の前記分離液体貨物タンクの最も高い部分に十分に近いところに位置され、分離液体貨物タンクが当該船のポンプ、排気、及び端部の制約の方式により決定されて最大積載率の200%で積み込まれた場合に、結合される前記甲板プレートの対向する分離液体貨物タンクの側面及び前記拡張トランクの側面間の圧力格差が0.5psi未満となるように、幅2cm〜3cmで前記甲板プレートの長さの略半分である長穴であり、
    前記拡張トランクは、分離液体貨物タンクの気体排出のために用いられる排気システムと流体連通し、且つ、各前記トランクと連通する別の気体パイプラインと連通し、液体貨物圧を用いて前記タンクにおける最も高い部分の気体を当該タンクにおける当該連通されたトランクの最も高い部分に移動させることを特徴とする海洋船舶。
  9. 前記拡張トランクが船舶の基線上にある最も高い部分に位置するタンクの一部分上に配置され、最も高い部分であるタンクの一部分は一つ以上の甲板プレートを含み、
    前記一つ以上の甲板プレートは、前記拡張トランクと甲板プレートとの前記流体密構造の周囲内に配置され、分離液体貨物タンクと流体連通している複数の長穴を有することを特徴とする請求項に記載の海洋船舶。
  10. 各前記拡張トランクが最も高い部分である分離液体貨物タンクの一部分上に配置され、
    前記拡張トランクは、該拡張トランクの真下結合している甲板プレートの複数の長穴を介して、分離液体貨物タンクと流体連通していることを特徴とする請求項に記載の海洋船舶。
  11. 甲板のプレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを有する海洋船舶において、
    通常、船の基線上に最も高い部分を有し、少なくとも甲板プレートの一部は各分離液体貨物タンク上にあり、かつ、船の基線上にある最も高い部分に可能な限り近い部分にある分離液体貨物タンクと、
    それぞれ、長さ10〜40m、幅5〜15m、高さ2〜3mの寸法を有する拡張トランクと、
    前記甲板プレートにおいて、船の基線上の前記分離液体貨物タンクの最も高い部分に十分に近いところに配置され、その下の前記分離液体貨物タンクと連通甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成された、複数の細長い開口部を構成する改造部と、
    その下にある個々の分離液体貨物タンクの真上であって前記個々の分離液体貨物タンクの可能な限り前方側配置され少なくとも1つの分離された個別の拡張トランクと、
    を備え、
    各前記拡張トランクは、前記甲板プレートと流体密(fluid−tight)関係が確保されることで、個々の分離液体貨物タンク上の前記甲板プレートにおける前記複数の開口部を包囲して、それらの間の漏出を防止し、その結果、その下にある分離液体貨物タンク内の液体貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成
    前記拡張トランクは、前記分離液体貨物タンクの気体排出のために使用される通気システムと流体連通され
    前記細長い開口部は、分離液体貨物タンクが当該船のポンプ、排気、及び端部の制約の方式により決定されて最大積載率の200%で積み込まれた場合に、結合される前記甲板プレートの対向する分離液体貨物タンクの側面及び前記拡張トランクの側面間の圧力格差が0.5psi未満となるように、幅2cm〜3cmで前記甲板プレートの長さの略半分である長穴であることを特徴とする海洋船舶。
  12. 甲板のプレートの下に配置された複数の分離液体貨物タンクを有する海洋船舶において、
    通常、船の基線上において最も高い部分を有し、少なくとも甲板プレートの一部が分離液体貨物タンク上に位置すると共に、船の基線上に利用可能な最も高い部分を有する分離液体貨物タンクと、
    前記甲板プレートにおいて、船の基線上の個々の分離液体貨物タンクの最も高い部分に十分に近いところに、その下の個々の分離液体貨物タンクと連通甲板強度の損失を最小限に抑えるように構成された、複数の細長い開口部を構成する改造部と、
    前記甲板プレート上及び前記細長い開口部の上に配置される少なくとも2つ以上の分離された拡張トランクを備え、
    前記拡張トランクは、その下にある個々の分離液体貨物タンクの真上であって個々の分離液体貨物タンクの可能な限り前方側に配置され、前記甲板プレート及び個々の前記分離液体貨物タンク上の前記甲板プレートにある前記複数の細長い開口部の周縁部と漏出を防止するために流体密(fluid−tight)関係が確保されることで、その下にある個々の分離液体貨物タンク内の液体貨物を供給する閉鎖的拡張スペースを形成し、
    前記拡張トランクは、分離液体貨物タンクの気体排出のために使用される通気システム流体連通し、
    前記拡張トランクは、個々の分離液体貨物タンクの気体排出のための個々の分離液体貨物タンクの最も高い部分に配置された少なくとも一つのパイプラインを通じて互いに流体連通し、
    前記開口部は、分離液体貨物タンクが船のポンプ、排気、及び端部の制約の方式により決定されて最大積載率の200%が積み込まれた場合に、結合される前記甲板プレートの対向する分離液体貨物タンクの側面及び前記拡張トランクの側面間の圧力格差が0.5psi未満となるように、幅2cm〜3cm且つ当該甲板プレートの長さの略半分である長穴であり、各前記拡張トランクと連通する体パイプラインと連通し、液体貨物圧を用いて前記タンクにおける最も高い部分の気体を前記タンクにおける当該連通されたトランクの最も高い部分に移動させることを特徴とする海洋船舶。
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