JP4735922B2 - ハニカム体の封止方法及びそれに用いる孔加工装置 - Google Patents
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Description
上記本発明は、ハニカム体の両端面の処理を一連の工程で行うもので、端面に光透過性シートを貼るシート貼り付け工程と、端面のセル開口部をシートを介してカメラで撮像する撮像工程と、画像データをもとにセル開口部の位置、面積、形状などを画像処理で算出し、貫通孔を形成すべきセル開口部を決定する画像処理工程と、画像処理データをもとに所定のセル開口部を覆うシートにレーザ光を照射して除去する貫通孔形成工程を有し、貫通孔を形成する時の基準となるセル開口部の規定方法、特に他方の端面に対する基準セル開口部の規定方法に特徴を有するものである。以下、図をもとに本発明の主な実施の形態を説明する。
図1に本形態の工程の概要を示す。ハニカム体の一方の端面(A面)に対し、シートを貼り付け(S1)、撮像し(S2)、画像処理を行い(S3)、貫通孔形成を行った(S4)後、他方の端面(B面)に対し、シートを貼り付け(S5)、次いでA面の貫通孔位置をもとにB面の貫通孔形成用の基準セル開口部を規定してマーキングし(S6)、撮像し(S7)、画像処理を行い(S8)、該基準セル開口部をもとにB面の貫通孔形成を行う(S9)ものである。図1(a)の点線で囲む工程は、孔加工装置1で行われる工程である。図4に孔加工装置1の概略平面図を示す。
ワーク移動部10は、ハニカム体4を立向きに位置決め保持するチャック部11と、チャック部11が装着された移動テーブル12とを有し、ハニカム体4を、着脱位置T、撮像位置S、貫通孔加工位置Kへと2軸方向に移動させる。撮像部20は、カメラ21がハニカム体の上端面に対向するように配設され、画像データが制御装置3の画像処理部3aに出力される。レーザ加工部30は、レーザヘッド31からのレーザ光がハニカム体の上端面に照射されるように配設され、画像処理部3aからのセル開口部の位置情報などをもとに、シートに所定の貫通孔を形成する。
ハニカム体4は、孔加工装置1に装着される前に、まずA面にシート7が貼られる。シート7が貼られたハニカム体4は、孔加工装置1の右ユニット2aのワーク移動部10の着脱位置Tで、テーブル12にA面を上にして載置され、チャックされる。ハニカム体4が位置決め保持されると、A面がカメラ21の直下に臨むように2軸テーブル12が移動する。カメラ21でA面が撮像されると、その情報が画像処理部3aに送られる。なお、A面を数視野で撮像する場合は2軸テーブル12を適宜移動させる。画像処理部3aは、画像データをもとに、市松模様に封止するように貫通孔を形成すべきセル開口部の位置を決定する。この時、基準となるセル開口部を設定するが、A面の場合どのセル開口部を基準としてもよいので、制御的に適宜なセル開口部41aを選定し、これを基準とすべきセル開口部、すなわち基準マークとして自動マーキングする。なお、予めシート7の貼り付け時に、適宜なセル開口部に貼られたシート7に例えばスポット状の黒色の基準マークをマーキングしておき、撮像画像から画像処理で認識するようにしてもよい。次いで、A面が貫通孔加工位置Kにくるように2軸テーブル12を移動する。レーザ加工部30は画像処理部3aから孔加工すべきセル開口孔情報を受け、レーザ光を照射してA面のシート7に所定の貫通孔を加工する。その後、2軸テーブル12が移動して、ハニカム体4は着脱位置Tに戻り、右ユニット2aから搬出される。
まず、ハニカム体4のB面にシート7を貼る。次に、B面の貫通孔形成用の基準とすべきセル開口部を規定する。この方法としては、例えば、A面の基準となるセル開口部71aに対応した貫通孔41aから細い線材8をB面のシート7に達するまで通し、B面のシート7の外側からその位置を確認し、辺が隣接するセル開口部のうち任意のセル開口部41bを選定し、これをB面の基準セル開口孔とする方法をとることができる。この位置は、画像データから画像処理で検出できるように、例えば着色したスポットMでシート7にマーキングしておく。
図2に本形態の工程の概要を示す。ハニカム体の両端面(A面、B面)にシートを貼っておくものである。
図2の点線で囲む工程を、前述した孔加工装置1と基本的に同じ装置で行うもので、右ユニット2aにおけるA面の貫通孔形成処理については実施の形態1と同様である。しかし、A面側の加工が終わった後でB面にシートを貼る作業が必要ないため、B面のシートへの貫通孔加工の基準を画像処理部3aで自動的にマーキングできれば、孔加工装置1は、ハニカム体の装脱着や、右ユニット2aから左ユニット2bへの移載などのハンドリングを機械化した連続加工機として構成することができる。
以上説明したように、本形態では、人によるマーキング作業を行うことなく、両端面に所定形状をなすように貫通孔加工を行うことができる。なお、実施の形態1と同様に、A面の貫通孔加工後、B面へのマーキングを作業者が行うようにしてもよい。
図3に本形態の工程の概要を示す。ハニカム体4の両端面(A面、B面)にシートを貼っておくことは、実施の形態2と同様であるが、貫通孔形成の基準となるセル開口部に対応した両端面に貼られたシートに基準マークを予めマーキングしておくことが異なっている。従って、孔加工装置は、前記実施の形態2で説明したハニカム体の装脱着や、右ユニットから左ユニットへのハンドリングを機械化した連続加工タイプのものや、例えば図6に示すような両端面を同時に加工することができる構成のものを使用することができる。マーキングの方法としては、まず、A面の任意のセル開口部に貼られたシートに貫通した孔を加工し、この孔をA面の基準セル開口部のマークとするとともに、この孔から細線を通し、その到達位置をB面のシート側から確認することで、前述したようにしてB面側の基準セル開口部を規定し、A面側と同様に孔を加工してマーキングしてもよいし、着色スポットを施してマーキングしてもよい。このマーキング作業は孔加工装置の動作中に行うことができるため、ハニカム体のハンドリングを作業者が行う場合には、作業者で対応することができる。
2 処理ユニット
3、6 制御装置
3a、6a 画像処理部
4 ハニカム体
41 セル開口部
7 シート
71 貫通孔
10、50 ワーク移動部
11、51 チャック部
12、52 テーブル
20、60 撮像部
30、70 レーザ加工部
21、61 カメラ
31、71 レーザヘッド
Claims (4)
- ハニカム体の一方と他方の端面に光透過性を有するシートを貼り、所定のセル開口部と連通し前記シートを貫通する貫通孔を形成し、前記貫通孔の連通した一方の端面のセル開口部及び他方の端面のセル開口部に互いが逆の市松模様となるよう前記貫通孔を通じて封止材を充填するハニカム体の封止方法であって、前記ハニカム体の少なくとも一方の端面の所定のセル開口部に対応し該端面に貼られたシートに貫通孔を形成し、前記一方の端面に貼られたシートに照射され、前記一方の端面に貼られたシートに形成された貫通孔を通り、前記他方の端面に貼られたシートを透過した光に基づき前記一方の端面に貼られたシートの貫通孔を確認し、確認された貫通孔を含むセル開口部に隣接するセル開口部を他方の端面に貼られたシートに形成する貫通孔の基準となるセル開口部と規定し、その基準となるセル開口部を基準として他方の端面に貼られたシートに貫通孔を形成することを特徴とするハニカム体の封止方法。
- 請求項1に記載のハニカム体の封止方法に用いられる孔加工装置であって、
前記ハニカム体を保持するとともに所定の位置に移動させるワーク移動部と、前記ハニカム体の端面を撮像する撮像部と、前記シートの所定位置にレーザを照射し前記貫通孔を形成するレーザ加工部とを備えた処理ユニットと、前記撮像部で得られた画像データに基づいて前記貫通孔の位置を算出し前記レーザ加工部に指示する画像処理部とを有することを特徴とする孔加工装置。 - 請求項2に記載の孔加工装置は、更に、前記ハニカム体の一方の端面に貼られたシートに対し光を照射する光源を有し、前記画像処理部は、前記ハニカム体の他方の端面に貼られたシートを透過する光を受光する前記撮像部で得られた画像データにおける光の強度に基づいて一方の端面に貼られたシートに形成された貫通孔を確認し、確認された貫通孔を含むセル開口部に隣接するセル開口部を前記ハニカム体の他方の端面に貼られたシートに形成する前記貫通孔の基準となるセル開口部と規定するように構成されていることを特徴とする孔加工装置。
- 請求項3に記載の孔加工装置において、前記処理ユニットを少なくとも2台有し、そのうち少なくとも1台は、前記ハニカム体の一方の端面に貼られたシートに前記貫通孔を形成し、少なくとも1台は、前記ハニカム体の他方の端面に貼られたシートに前記貫通孔を形成することを特徴とする孔加工装置。
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