JP4732223B2 - 給紙装置、画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、給紙装置及び画像形成装置に係り、特に差し込まれた用紙の斜行を自動的に補正する給紙装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、用紙を略水平方向に手差しで用紙挿入部に挿入し、この用紙を搬送して印字を行うプリンタが使用されている。このようなプリンタでは、印字ヘッド等を備えて構成される印刷部に用紙が傾いたまま搬入されてしまうと、用紙に対して文字等が斜めに印刷されてしまうこととなる。このように斜行した用紙に印刷がなされると、用紙が伝票である場合、欄内の所定個所に印字ができないこととなる。
そこでこのようなプリンタには、印刷部の上流側に傾きを補正して用紙を正しい向きにする斜行補正装置が設けられている。
従来このような斜行補正装置として用紙の上下両面に回転する送り部材を当接して送り、用紙の先端縁をフィードローラ対に突き当て、これにより用紙の斜行を補正するものがある。
特許文献1には、印刷媒体を印字ヘッドまで搬送するフロントフィードローラ対の搬送方向上流側に斜行補正ローラを設けるものとし、この斜行補正ローラはベルトを介してモータにより回転され、フロントフィードローラ対の下流側には突き当て部が配設されており、印刷媒体が挿入されると、斜行補正ローラが回転駆動され、印刷媒体の先端部が突き当て部に突き当てられ、これにより印刷媒体の斜行が補正されるものが記載されている。
特許文献2には、シート搬送面を有するフレームと、該シート搬送面の上方に回転可能に配置されたシャフトと、該シャフトの軸線方向に間隔をあけて且つ周方向に異なった角度で該シャフトに設けられた突起と、該シャフトを回転させる回転装置とを備え、シートを該突起により該シート搬送面に沿ってプリンタ内のシート搬送ローラに向かって搬送し、且つ該シートを該シート搬送ローラに突き当てることによりシートの斜行を補正するものが記載されている。
特開2005−15184号公報 特開2002−347995号公報
ところで、印刷対象となる用紙としては、用紙が複数枚重ね合わされて、外部からエネルギーが印加されることにより重ね合わされている前記用紙に複写しつつ印刷を行う多重複写紙がある。このような多重複写紙にあっては、通常最上側に配置される用紙は、複写を良好に行うため他の用紙より薄くて腰がないものが使用されている。
上述した従来の斜行補正装置に上述した多重複写紙を適用した場合には、最上側の用紙が送り部材に接触して送られるとき、下側の用紙から分離してずれが生じてしまうことがある。即ち、上記特許文献1のものにあっては、最上側の用紙にローラが接触し、また特許文献2のものにあっては最上側の用紙に突起が接触することにより、最上側の用紙が下部に位置する他の用紙と分離してずれてしまうのである。このように用紙にずれが生じてしまうと、重ね合わせた用紙の正しい位置に文字等を印刷することができないこととなる。
そこで本発明は、複数の用紙が重ね合わせられた多重複写紙であっても、最上部に配置された用紙と下部に位置する用紙との間にずれを生じることなく斜行補正を行うことができる給紙装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明において課題を解決するための給紙装置は、印刷部に用紙を送出するフィードローラの下流側に配置され、挿入された用紙の斜行を補正する給紙装置において、用紙の挿入個所から前記フィードローラに至る用紙移送経路の下側に配置され、供給された用紙の下面に接触し、ローラ駆動装置で回転駆動され前記用紙を前記フィードローラ側に送る用紙位置補正ローラと、前記用紙位置補正ローラの上側に配置され、接触部材駆動装置により前記用紙位置補正ローラに近接した斜行補正位置と、離間した待避位置とに移動可能であり、前記斜行補正位置において前記用紙位置補正ローラ上に配置された用紙上面に接触する接触部制御機構と、前記ローラ駆動装置と、前記接触部材駆動装置とを制御して、前記用紙が給紙装置内に配置されたとき、前記接触部制御機構を斜行補正位置に移動させ、この位置に所定時間保持すると共に、前記用紙位置補正ローラを用紙送り方向に回転させる制御装置とを備える。
また、本発明において課題を解決するための画像形成装置は、上記給紙装置と、この給紙装置から搬入された用紙に画像を形成する画像形成部とを備える。
本発明によれば、用紙はその下部において用紙位置補正ローラに送られ、用紙の上部は接触部制御機構が接触するだけで駆動力を作用させないから、多重用紙の最上部に配置される記録材をその下部に配置された記録材と分離させることなく斜行補正を行うことができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図16に基づいて説明する。本実施の形態ではハウジング前面に表示器及びキーボード等を備える事務機Pへの適用例を示す。以下本例に係る事務機Pの機械的な構成を図1ないし図7に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態として事務機Pを示す側面図である。尚、本図では各部を収納するハウジング1の一部を切り欠いて示している。ハウジング1の前面には操作者に向けて情報を表示する表示器5が設けられ、その下方には操作者が事務機Pを操作するために使用するキーボード6が設けられている。また、ハウジング1前面の表示器5とキーボード6との間には用紙S(例えば、多重複写の単票用紙)を挿入する手差口7が形成され、ハウジング1内部には、この手差口7からハウジング1上面に形成された排紙口10に向けて用紙Sを案内する用紙経路8が形成されている。
この用紙経路8には、手差口7から用紙経路8に挿入された用紙Sを搬送する搬送部として対をなす複数組の搬送ローラ9が配列され、搬送ローラ9が回転することで用紙Sは排紙口10方向へ案内搬送される。尚、搬送ローラ9は、図示しないモータによって駆動されて回転する。そして、用紙経路8には、この用紙経路8を案内搬送される用紙Sに印字を行う印字部2が設けられている。印字部2は、用紙経路8を介して対向配置された印字ヘッド3と平型のプラテン4とを有し、印字ヘッド3は、プラテン4の長手方向に沿って配置されたキャリアシャフト(図示せず)に移動可能に支持され、図示しない駆動部により往復駆動される。プラテン4はプラテンローラ等であってもよい。また、印字部2の上部の用紙経路8には、印字済みの用紙Sを排紙口10に向けて搬送する搬送部として排紙ローラ11が配列されている。
次に、本例に係る事務機Pに配置されている手差し式の給紙装置について図2ないし図8に基づいて説明する。
図2は事務機の実施の形態に係る給紙装置を示す側面図、図3は給紙装置の駆動系を示す斜視図、図4は給紙装置の駆動系を示す平面図、図5は給紙装置の駆動系を示す側面図である。
本例において、給紙装置100は、図2に示すように、前記用紙経路8の上流側に配置されており、用紙Sの手差口7から前記用紙経路8の最も下流側に配置されたフィードローラ9aに至る用紙配送経路が設けられ、斜行補正した用紙Sを送り出す。給紙装置100は、前記用紙配送経路を構成する支持板101に隣接して配置され、供給された用紙Sの下面に接触し、その駆動軸121を回転駆動され前記用紙を前記フィードローラ9a側に送る用紙位置補正ローラ120と、前記用紙位置補正ローラ120の上側に配置され、駆動軸141で駆動された給紙装置100の紙幅方向に複数配置された用紙接触部142を備えた接触部制御機構140と、前記用紙位置補正ローラ120を駆動するローラ駆動装置及び接触部制御機構140を駆動する接触部駆動装置の役割を兼ねる駆動装置110とを備えてなる。
本例では、用紙位置補正ローラ120は、図3及び図6に示すように、駆動軸121の前記用紙接触部142の配置個所に対応した個所に駆動軸121より大径の接触ローラ部122を配置して形成される。
また、接触部制御機構140は、駆動軸141、この駆動軸141に回動自在に配置された複数の円筒形状の基部144と、これらの基部から延設された腕部材143と、この腕部材143の先端に形成された前記用紙接触部142とを備えてなる。また、本例では、接触部制御機構140と基部144との間には、前記腕部材143を接触方向に付勢する弦巻バネ145が配置されている。
ここで、基部144は、用紙接触部142が他の部材に接触しないとき基部144と駆動軸141との間に配置された弦巻バネ145で付勢されている。
また、本例では、駆動軸141は駆動装置110で往復回転駆動され、用紙接触部142が前記用紙位置補正ローラ120に近接した斜行補正位置(図7中位置i)と、離間した待避位置(図7中位置ii)とに移動できるものとしている。
尚、図3中符号220は用紙検出装置であり、光学的に用紙Sを検出するペーパセンサを示している。
本例では、用紙接触部142、腕部材143及び基部144は用紙Sとの摩擦係数が小さい合成樹脂で一体に形成されている。本例では、用紙接触部142は、図8(a)に示すように、斜行補正位置において用紙位置補正ローラ120が用紙Sと接触する位置Aと略同一の位置で用紙Sと接触するなだらかな円弧を描くように形成されている。
また、本例の駆動装置110は、制御装置である制御部210によりその駆動が制御され前記用紙位置補正ローラ120及び接触部制御機構140を駆動して斜行補正をなす。
本例では、前記接触ローラ部122は合成ゴムで形成されており、接触ローラ部122と用紙Sとの間の摩擦係数は、用紙Sと前記接触部制御機構140の用紙接触部142との間の摩擦係数より大きくなるように選定される。上述した摩擦係数は、使用する用紙Sの種類、幅、その他の条件により変動するため、予め実験により適切な材料を選択しておけばよい。
次に本例に係る駆動装置110について説明する。上述したように本例では、駆動装置110は用紙位置補正ローラ120と接触部制御機構140とを駆動する。
駆動装置110は1台のモータであるスキューコレクションモータ160で駆動される。本例ではこのスキューコレクションモータ160はパルスモータであり、その出力軸161にはピニオンギア162が配置されている。このピニオンギア162には、大径部163a及び小径部163bを連結した第1の2段歯車163の小径部163bが噛合している。また、この第1の2段歯車163の大径部163aには、大径部164a及び小径部164bを連結した第2の2段歯車164の大径部164aが噛合している。
そして、第2の2段歯車164の大径部164aには、駆動軸121が連結された平ギア165が噛合されている。この第2の2段歯車164の大径部164a及び平ギア165は第1ギア列を構成している。
一方、第2の2段歯車164の小径部164bには、大径部166a及び小径部166bが電磁クラッチ180を介して連結された第3の2段ギア166の大径部166aが噛合している。更に、2段ギア166の小径部166bには、駆動軸141が連結された平ギア167が噛合されている。この第2の2段歯車164の小径部164b、2段ギア166及び平ギア167で第2ギア列を構成している。
本例では、電磁クラッチ180は以下の動作をなすように構成されている。即ち電磁クラッチ180がオン状態になったとき第2の2段歯車164の小径部164bは大径部164aと連動し、電磁クラッチ180がオフ状態となったとき、小径部164bは大径部164aと切り離され、その位置を保つ。
ここで、スキューコレクションモータ160と電磁クラッチ180の動作による各部の動きについて説明する。
本例では、スキューコレクションモータ160を正方向に回転させると接触ローラ部122は、用紙Sをフィードローラ9aに送る方向に回転する。この状態で、電磁クラッチ180をオン状態にすると、接触部制御機構140の駆動軸141は用紙接触部142を待避位置から斜行補正位置に回動させる方向に回転する。
一方、スキューコレクションモータ160を逆方向に回転させると用紙位置補正ローラ120は用紙Sを排出する方向に回転する。この状態で電磁クラッチ180をオン状態にすると、接触部制御機構140の駆動軸141は用紙接触部142を斜行補正位置から待避位置に回動させる方向に回転する。
また、スキューコレクションモータ160の回転にかかわらず、電磁クラッチ180をオフ状態にすると、接触部制御機構140の駆動軸141は回転せずそのままの位置を保つ。
尚、図中符号230は接触部制御機構の位置を検出する接触部材検出装置であるアームポジションセンサであり、このアームポジションセンサ230は、フォトカプラ232で構成され、駆動軸141に取り付けられた扇状の遮蔽板231がこのフォトカプラ232の光路を遮断することにより、接触部制御機構140の位置を検出する。ここで、本例では、接触部制御機構140が用紙位置補正ローラ120に近接し斜行補正位置にある状態のとき遮蔽板231がフォトカプラ232の光路を遮蔽してオン状態となり、接触部制御機構140が待避位置に移動したとき遮蔽板231がフォトカプラ232の光路を外れてオフ状態となる。
次に本例に係る給紙装置100の駆動状態について説明する。
図6は給紙装置を示す平面概念図、図7は給紙装置を示す側面概念図である。
本例の給紙装置100では、接触部制御機構140の用紙接触部142を斜行補正位置に設定し、用紙Sを接触ローラ部122と用紙接触部142との間に配置して、スキューコレクションモータ160を正方向に回動させると、接触ローラ部122は接触ローラ部122上に配置されている用紙Sにフィードローラ9a方向の駆動力Ffを与える。この駆動力Ffは、用紙Sの下面と接触ローラ部122との間の摩擦により生じる。
一方、用紙接触部142と用紙Sと用紙接触部142との間には両部材間の摩擦力による抗力Frが生じる。この抗力の大きさは、用紙接触部142と用紙Sとの摩擦係数と弦巻バネ145の付勢力によって定まるが、本例では、用紙接触部142に摩擦係数の少ない部材を使用しているため、用紙S裏面と接触ローラ部122との間の摩擦力は用紙S表面と用紙接触部142との間の摩擦力より大きくなり、接触ローラ部122による駆動力Ffで用紙は移動する。
そして、接触ローラ部122が回転している状態で、図6に示すように、用紙Sが斜めに挿入され、その先行する前端縁部がフィードローラ9aに当接すると、先行側の接触ローラ部122は用紙S裏面をこするように空回りする。また、用紙接触部142では用紙Sが移動しないため摩擦力による抗力は発生しない。その状態で用紙Sは、他の接触ローラ部122の摩擦力により、用紙Sのフィードローラ9aとの接触個所を中心として回動し、用紙S前縁がフィードローラ9aに当接して斜行が補正される。
次に、本例に係る事務機Pの給紙装置100の制御について図9ないし図14に基づいて説明する。
図9は給紙装置の制御系を示すブロック図である。
本例に係る給紙装置100は、シークエンスコントローラである制御部210を備え、前記スキューコレクションモータ160と、前記電磁クラッチ180とを駆動制御する。また制御部210には、用紙検出装置としての光学センサで構成されたペーパセンサ220と、接触部制御機構140の位置を検出する接触部材検出装置としてのアームポジションセンサ230とが接続され、制御部210は予め定められたシークエンスでスキューコレクションモータ160と電磁クラッチ180とを駆動する。
以下給紙装置100の駆動制御について図10ないし図14に基づいて説明する。
図10は給紙装置の初期化制御の状態を示すフローチャート、図11及び図12は給紙装置の初期化制御の状態を示すタイミングチャートである。
装置が起動されると制御部210は、まず初期化処理を行う。即ち、給紙装置100の接触部制御機構を待避位置に配置した状態でスキューコレクションモータ160をオフ状態とするのである。
本例では、制御部210は、アームポジションセンサ230がオン状態かどうかを判定し(ステップST11)、オン状態のときには、電磁クラッチ180をオン状態としてスキューコレクションモータ160を逆方向に回動させる(ステップST12)。そしてアームポジションセンサ230がオフ状態になったら(ステップST13)、スキューコレクションモータ160を停止すると共に電磁クラッチをオフ状態とする(ステップST14)。
一方、アームポジションセンサ230がオフ状態であるときには、電磁クラッチ180をオン状態としスキューコレクションモータ160を正方向に回転させ(ステップST15)、アームポジションセンサ230がオン状態になったら(ステップST16)、スキューコレクションモータ160を逆方向に回転させ(ステップST17)、アームポジションセンサがオフ状態になったら(ステップST18)、スキューコレクションモータ160を停止し電磁クラッチ180をオフ状態とする(ステップST19)。
以上により、給紙装置100は初期状態となり、斜行補正ができる状態になる。
次に給紙装置100の斜行補正における制御について説明する。
図13は給紙装置の斜行補正制御の状態を示すフローチャート、図14は給紙装置の斜行補正制御の状態を示すタイミングチャートである。
まず用紙が手差しされると、ペーパセンサ220がオン状態となる(ステップST31)。するとスキューコレクションモータ160が正方向に回転され(ステップST32)、これと略同時に電磁クラッチ180がオン状態となる(ステップST33)。これにより接触部制御機構140が斜行補正位置に移動し、用紙接触部142が用紙に接触し、この状態で用紙の斜行補正が開始される。尚、この状態でアームポジションセンサ230がオン状態となる(ステップST34)。
所定時間経過後に電磁クラッチ180がオフ状態となり(ステップST35)、接触部制御機構140の駆動が停止され用紙の斜行補正が完了する。次いでフィードモータがオン状態となり(ステップST36)、用紙はフィードローラ9aで移送される。用紙Sの通過によりペーパセンサ220がオフ状態となり(ステップST37)、これをきっかけとして、スキューコレクションモータを逆回転させる(ステップST38)と共に電磁クラッチ180をオン状態として(ステップST39)、接触部制御機構を待避位置に移動するとアームポジションセンサがオフ状態となり(ステップST40)、スキューコレクションモータを停止し(ステップST41)、電磁クラッチをオフ状態とする(ステップST43)。
これらの動作が終了後フィードモータをオフ状態として印刷動作を終了する(ステップST44)。本例に係る制御では終了状態において、用紙接触部142が退避位置に位置した状態で停止する。この例では、初期化が行われるとき再び用紙接触部142を待避位置に移動する動作は行われない。
本例に係る事務機Pによれば、手差しされた用紙が斜めに挿入されたとしても斜行が良好に補正され、印刷部に搬入されることとなる。
また、本例では、斜行補正がなされるとき用紙の上側には駆動力は作用しないため、用紙の最上部に位置する記録紙が下の記録紙から分離してしまうことがない。
尚、本例では、用紙Sの斜行補正の程度を電磁クラッチ180のオンの時間(ステップST33〜ステップST34)で調整できる。斜行補正の程度を弱くしたい場合には、この時間を短くし、斜行補正の程度を強くしたい場合には、この時間を長くするなど調整を行うようにすればよい。
次に本発明に係る給紙装置の他の例に係る制御について説明する。
図15は第2の実施の形態例に係る給紙装置の斜行補正制御の状態を示すフローチャート、図16は第2の実施の形態例に係る給紙装置の斜行補正制御の状態を示すタイミングチャートである。
まず用紙が手差しされると、ペーパセンサ220がオン状態となる(ステップST51)。するとスキューコレクションモータ160が正方向に回転され(ステップST52)、これと略同時に電磁クラッチ180がオン状態となる(ステップST53)。これにより接触部制御機構140が斜行補正位置に移動し、接触部制御機構140が用紙Sに接触して、この状態で用紙Sの斜行補正が開始される。尚、この状態でアームポジションセンサ230がオン状態となる(ステップST54)。
所定時間経過後に電磁クラッチ180がオフ状態になり(ステップST55)最初の斜行補正が実行される。
次に所定時間経過後、更に電磁クラッチ180がオン状態となり(ステップST56)、所定時間経過後、電磁クラッチ180はオフ状態となり(ステップST157)、この間用紙Sは用紙位置補正ローラ120で更にフィードローラ9a方向に押圧され、用紙Sの先端がフィードローラ9aに当接して、斜行補正が確実に行える。
次いでフィードモータがオン状態となり(ステップST58)、用紙はフィードローラで移送される。するとペーパセンサがオフ状態となる(ステップST59)。これをきっかけとして、スキューコレクションモータを逆回転させる(ステップST60)と共に電磁クラッチ180をオン状態として(ステップST61)、接触部制御機構140を待避位置に移動する。その後アームポジションセンサ230がオフ状態となり(ステップST62)、スキューコレクションモータを停止し(ステップST63)、電磁クラッチ180をオフ状態とする(ステップST64)。
これらの動作が終了後フィードモータをオフ状態として(ステップST64)印刷動作を終了する。本例に係る制御では終了状態において、用紙接触部142が待避位置に位置した状態で停止する。この例では、初期化が行われるとき再び用紙接触部142を待避位置に移動する動作は行われない。
本例によれば、斜行補正動作を2回に亘って行うことができるので手差しされた用紙が斜めに挿入されたとしても斜行が確実に補正され印刷部に搬入されることとなる。
また、本例では、斜行補正がなされるとき用紙の上側には駆動力は作用しないため、用紙の最上部に位置する記録紙が下の記録紙から分離してしまうことがない。
尚、用紙接触部の形状は、図8(b)に示すように、用紙接触部242が斜行補正位置に配置されたとき前記用紙位置補正ローラ120が用紙と接触する位置Bを挟んだ位置C,Dの2個所で用紙Sと接触するものとできる。この場合には、用紙Sは前記位置Bと位置C,Dの3個所で湾曲され、用紙Sはその弾性力で接触ローラ部122に接触して駆動力Ffを発生させる。このため、用紙接触部242と接触ローラ部122の間で用紙Sを挟み用紙接触部242で用紙Sを強く押し付ける状態とならない。このため、用紙接触部242と用紙Sとの間の摩擦による抗力が増加することがなくなり、多重複写紙の分離が有効に防止できる。このような構成を採用する場合には、用紙接触部242を接触ローラ部122方向に押し付ける必要がないので、弦巻バネなどを配置する必要がなくなる。
また、図8(c)に示すように、腕部材343の先端に回動自在に用紙に接触する回転部材であるローラ344を配置したりしてもよい。尚、腕部の先端に配置される回転部材はボールとすることもできる。この場合、摩擦による用紙Sへの抗力がきわめて少ないものとなり、多重複写紙の分離を有効に防止することができる。
更に、本発明では、腕部材及び用紙接触部を弾性力のある素材で一体に整形して、腕部材及び用紙接触部の弾性で用紙を押圧するようにしてもよい。この場合には、弦巻バネ等は不要となる。
本発明に係る画像形成装置の実施の形態である事務機を示す側面図である。 事務機の実施の形態に係る給紙装置を示す側面図である。 給紙装置の駆動系を示す斜視図である。 給紙装置の駆動系を示す平面図である。 給紙装置の駆動系を示す側面図である 給紙装置を示す平面概念図である。 給紙装置を示す側面概念図である。 (a)、(b)、(c)は給紙装置の接触部制御機構の例を示す側面図である 給紙装置の制御系を示すブロック図である。 給紙装置のイニシャライズ制御の状態を示すフローチャートである。 給紙装置のイニシャライズ制御の状態を示すタイミングチャートである。 給紙装置のイニシャライズ制御の状態を示すタイミングチャートである。 給紙装置の斜行補正制御の状態を示すフローチャートである。 給紙装置の斜行補正制御の状態を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態例に係る給紙装置の斜行補正制御の状態を示すフローチャートである。 第2の実施の形態例に係る給紙装置の斜行補正制御の状態を示すタイミングチャートである。
符号の説明
100…給紙装置、120…用紙位置補正ローラ,140…用紙接触部材,160…スキューコレクションモータ(モータ),210…制御部(制御装置),220…ペーパセンサ(用紙検出装置),230…アームポジションセンサ(接触部材検出装置)


Claims (13)

  1. 印刷部に用紙を送出するフィードローラの上流側に配置され、挿入された用紙の斜行を補正する給紙装置において、
    前記フィードローラに至る用紙移送経路の下側に配置され、供給された用紙の下面に接触し、ローラ駆動装置で回転駆動され前記用紙を前記フィードローラ側に送る用紙位置補正ローラと、
    前記用紙位置補正ローラの上側に配置され、接触部材駆動装置により前記用紙位置補正ローラに近接した斜行補正位置と、離間した待避位置とに移動可能であり、前記斜行補正位置において前記用紙位置補正ローラ上に配置された用紙上面に複数の個所で接触する接触部制御機構と、
    前記ローラ駆動装置と前記接触部材駆動装置とを制御して、前記用紙が給紙装置内に配置されたとき、前記接触部制御機構を斜行補正位置に移動させ、この位置に所定時間保持すると共に、前記用紙位置補正ローラを用紙送り方向に回転させる制御装置と、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記用紙位置補正ローラと前記接触部制御機構とは、前記用紙と用紙位置補正ローラとの間に働く摩擦力が前記用紙と前記接触部制御機構との間に働く摩擦力より大きくなるものとして構成されることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記ローラ駆動装置と前記接触部材駆動装置とは一つのモータで駆動される2系統のギア列を含むものとして構成され、前記接触部材駆動装置を構成するギア列には、前記モータの動力を前記接触部制御機構に伝達切断する電磁クラッチが配置され、
    前記制御装置は、前記モータと、前記電磁クラッチを制御することを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  4. 前記用紙位置補正ローラは、前記接触部制御機構が用紙に接触する個所に形成され、前記用紙と接触する接触ローラ部を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の給紙装置。
  5. 用紙の進入を検出する用紙検出装置を備え、前記制御装置は用紙検出装置からの用紙検出信号に基づいて装置の制御を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の給紙装置。
  6. 接触部制御機構の位置を検出する接触部材検出装置を備え、前記制御装置は接触部材検出装置からの位置信号に基づいて装置の制御を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載の給紙装置。
  7. 前記接触部制御機構は、前記接触部材駆動装置に駆動される駆動軸と、この駆動軸に所定範囲において回動可能に取り付けられる腕部と、腕部の先端に配置された用紙接触部とから構成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の給紙装置。
  8. 前記腕部は弾性体で用紙押圧方向に付勢されることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 前記用紙接触部は、前記斜行補正位置において用紙位置補正ローラが用紙と接触する位置と略同一の位置で用紙と接触する形状であることを特徴とする請求項7または8記載の給紙装置。
  10. 前記用紙接触部は、前記斜行補正位置において前記用紙位置補正ローラが用紙と接触する位置を挟んだ2個所で用紙と接触する形状であることを特徴とする7または8記載の給紙装置。
  11. 前記用紙接触部は、前記腕部の先端に回動自在に用紙に接触する回転部材を備えることを特徴とする請求項7または8記載の給紙装置。
  12. 接触部材を弾性部材で形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の給紙装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか記載の給紙装置と、
    この給紙装置から搬入された用紙に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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