JP4730719B2 - 車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置 - Google Patents

車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両前部や後部に配設されたフードやラゲージを、静かに押圧して閉止する際に要する力、すなわち静閉力を計測する静閉力計測装置に係り、特に静閉力を計測する手段としてプッシュゲージを用いる静閉力計測装置に関するものである。
従来、車両性能の一つである静閉力については、その適正値を定めた規格があり、自動車の製造工程においては、静閉力が許容範囲内にあるか否かの確認を行う工程が設定されている。
この従来のフード静閉力やラゲージ静閉力の確認工程は、図8に示すように、固定された床状の定盤151上に配設されたボデー測定用パレット152上に、予め被検体である車両101を載置固定して行われている。
静閉力の測定は、市販のプッシュゲージ105が使用され、このプッシュゲージ105を用いてフード102やラゲージを静かに押圧する押圧担当者P1と、この押圧時における前記プッシュゲージ105の示す静閉力を読み取る読取担当者P2とから成る二人一組の測定者によって遂行される。
フード102やラゲージをプッシュゲージ105で押圧する際には、被検体である車両101の前方又は後方に測定台153を配置し、測定台153に押圧担当者P1が乗って押圧作業を行う。この押圧に際し、読み取り担当者P2は、フード102又はラゲージにロックが掛かる瞬間のプッシュゲージ105の示す値を読み取って記録する。この一連の作業は、複数回行われ、それらの結果の算術平均値をもって静閉力としていた。
元来、フード102やラゲージにロックが掛かる際には、瞬間的に大きな力の変動が生じる。一方、従来のフード102やラゲージの静閉力の測定方法では、瞬間的な荷重変化の測定を読み取り担当者P2による目視に頼っているので、測定データの信頼性や再現性が課題となっていた。
また、従来のプッシュゲージ105は、押圧測定時に刻々と変化する押圧力に対応して刻々とプッシュゲージ105の示す値が変化するため、プッシュゲージ105に押圧力を加える者の他に、必ずプッシュゲージ105の値を読み取る者が必要であった。また個々の測定値の信頼性の問題から測定は、多数回行わなければならなかった。従って、時間がかかる上、プッシュゲージ105を押圧する押圧担当者P1には、好ましくない計測者作業姿勢による体への負担が大きく掛かってしまうという問題があった。
さらに、被検体である車両101の静閉力測定に際しては車体を固定する必要があり、特に車両101にサスペンションやタイヤなどが取り付けられていない状態か、若しくはサスペンションやタイヤなどが取り付けられている状態においては、それらの弾性力が無効となる状態に車両101を固設し、具体的には車両101をボデー測定用パレット152上に載置固定した状態でなければ、適正にフード102やラゲージの静閉力を測定することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みて創作されたものであり、単純な機構で低コストでありながらも多様な車種に対応可能で、測定者に対する作業負担を軽減させつつ、信頼性と再現性の高い測定結果を得ることができる車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車両のフード又はラゲージをロック状態とするよう静かに閉止する際の静閉力をプッシュゲージを用いて計測する静閉力計測装置であって、プッシュゲージを支持すると共に、プッシュゲージを車体に固設する支持固設手段を備え、支持固設手段は、プッシュゲージを支持する支持部と、車両のバンパリインフォース取付部に、支持固設手段を固設する固設部とを有することを特徴とする。
支持固設手段は、支持部と固設部との間に、車幅方向に可動で車幅方向位置を調整自在とする左右動部と、上下方向に可動で高さ位置を調整自在とする上下動部と、前後方向に可動で前後位置を調整自在とする前後動部と、を備えることが望ましい。
固設部は、車幅方向に長く形成され、一端部に穿設された円形状の第一のボルト穴と他端部に穿設された車幅方向に長い長円形状の第二のボルト穴とを有し、適宜の車幅の車両に対応させて固設することができる。
静閉力計測装置は、プッシュゲージから出力された電気信号を受信しつつ、電気信号に基づいて演算処理を行って静閉力を出力する静閉力算出手段を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、静閉力を電気信号として出力するプッシュゲージを、支持固設手段を介して被検体である車両のバンパリインフォースに固設して、車両本体にプッシュゲージを支持させるように構成したことにより、静閉力を計測するに当たってはボデー測定用パレットが不要となる。
また、フードやラゲージをプッシュゲージで押圧する作業は、プッシュゲージを支持する支持固設手段に設けられた上下動部のハンドル操作による降下によって遂行されるため、プッシュゲージを直接押圧する押圧担当者が不要になり、押圧作業負担を無くすことができる。
さらに、本発明のフード及びラゲージの静閉力計測装置によれば、支持固設手段が車両のバンパリインフォースに固設され、車両と一体的に取り付けられる。このため、車両には、サスペンションやタイヤ等が取り付けられていたとしても、プッシュゲージをフードやラゲージに押圧する際に、サスペンションやタイヤ等の弾性力が変化して静閉力の計測結果に影響を及ぼすことが無い。従って、静閉力測定工程の設定の自由度が向上する。
電気信号の演算処理によって刻々と変化する荷重を記録しつつ、算出結果を出力することで、フードやラゲージのロック時における瞬間的な荷重変化であっても静閉力を正確に捉えることが可能となり、信頼性が高く再現性の高い静閉力の計測データを得ることができる。従って、目視担当を省くことができ、コストダウンを図ることができる。更に、計測データの信頼性の向上によって、従来多数回行わなければならなかった静閉力測定を少数の計測で済ませることが可能となり、時間短縮を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図1乃至図7を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態の車両1のフード及びラゲージの静閉力計測装置3は、車両1の製造工程において、車両1のフード2及びラゲージ(図示省略)を、静かに閉止してロック状態とする際の静閉力を計測するためのものである。なお、図中におけるUp,Fr及びLhは、それぞれ上方、前方及び左方を表す。
本実施形態の静閉力計測装置3を適用可能な被検体である車両1は、フード2又はラゲージを閉止してロック状態にすることができ、且つ、バンパリインフォース取付部4が配設されていて、このバンパリインフォース取付部4にバンパリインフォース(図示省略)が装着されていない状態まで組み上げられている必要があるが、それ以外は特に限定されない。例えば、被検体である車両1の組み上げ状態としては、サスペンション(図示省略)やタイヤ(図示省略)等が装着されている状態であってもよい。被検体である車両1の車種としては、例えば、ステーションワゴンタイプやミニバンタイプ等のフードのみを有するタイプの車両、或いは、セダンタイプのようにフードとラゲージの両方を有するタイプの車両など、様々な車種が適用可能である。
静閉力計測装置3は、図1に示すように、フード2やラゲージの静閉力を測定するためのプッシュゲージ5を支持しつつ、車両1に固設するための支持固設部材6と、プッシュゲージ5から出力された静閉力の値の情報を含んだ電気信号を受信しつつ、電気信号に基づいて所定の演算処理を行って静閉力を算出する静閉力算出手段としてのパソコン7と、を有する。
詳細な図示は省略するが、プッシュゲージ5は、図2に示すようにプッシュゲージ本体8とこのプッシュゲージ本体8から下方に延出し、プッシュゲージ本体8に対して相対的に上下動して押圧力を伝達する伝達棒部9と、伝達棒部9の下端に、伝達棒部9に対してほぼ垂直に配設された面状の押圧面部10とを有する。伝達棒部9は、長手方向のほぼ中央部にウェルドボルト11とナット12とによって軸着して連結して成る関節13を有する。この関節13は、その曲げ具合を調整することによって、押圧面部10が適宜の角度に傾斜したフード2やラゲージの上面に対応させることができるように構成される。押圧面部10は、その下面にラバープレート14が配設され、フード2やラゲージ表面を傷つけたり、凹ませたりしないように構成される。なお、プッシュゲージ5は、押圧した負荷の大きさに対応した電気信号が出力されるように構成される。
支持固設部材6は、プッシュゲージ5を支持すると共に、車両1最前部或いは車両1最後部に配設されたバンパリインフォースを取り付けるバンパリインフォース取付部4に固設するための機構部である。
この支持固設部材6は、図3(a)に示すように、車両1のバンパリインフォース取付部4に固設する車幅方向に長い略四角筒状の固設部15を有する。固設部15は、その上下端に互いに平行でほぼ水平な上面16及び下面17を有し、これら上面16及び下面17の車両1前後方向における端部には、互いに平行でほぼ鉛直な前面18及び後面19を有する。上面16の中程には、車幅方向に長いスリット状のスライドガイド20が貫穿され、車幅方向への案内溝の役割を果たすように構成される。
前面18及び後面19の車幅方向における一端には、バンパリインフォース取付部4に固設部15を固設するためのスタッドボルト21を挿通するための円形状の第一のボルト穴22が適宜数量、本実施形態においては、正三角形の頂点に対応する位置に一つずつ合計三つ貫穿されている。前面18及び後面19の車幅方向における他端には、バンパリインフォース取付部4に固設部15を固設するために、スタッドボルト21を挿通するための車幅方向に長い長円形状の第二のボルト穴23が適宜数量、本実施形態においては、上下位置に一つずつ合計二つ貫穿されている。
なお、前面18側に貫穿されるボルト穴22a,23aは、図3(b)に示すように、後面19側に貫穿されるボルト穴22b,23bよりも直径が小さく設定される。後面19側に貫穿されるボルト穴22b,23bの直径は、スタッドボルト21の直径よりも若干大きめに設定される。前面18側に貫穿されるボルト穴22a,23aの直径は、スタッドボルト21に螺合されるナット24の外径よりも若干大きめに設定される。
支持固設部材6は、このように固設部15を車幅方向に長く設定すると共に、その長手方向の一端に円形の第一のボルト穴22を、他端に長円形の第二のボルト穴23を形成することによって、様々な車幅の車両1に対応させて固設することができるように構成される。
支持固設部材6は、図4(a)乃至(c)に示すように、固設部15の外周を周回上に亘って囲繞して、左右方向に摺動可能な、固設部15に比べて短い四角筒状の左右動部25を有する。なお、図4(b)は、図4(a)におけるC視を示したものである。この図4(b)及び図4(c)に示すように、左右動部25の上面には、固設部15の上面のスライドガイド20から突き出したスタッドボルト26,26を挿通するためのボルト挿通孔27,27が穿孔され、これらのボルト挿通孔27,27から上方に突き出したスタッドボルト26,26を締め付けたり、緩めたりするためのナット28,28が螺合され、固設部15上の適宜の部位で左右動部25を固定することができるように構成される。
この左右動部25の前部には、図5(a)乃至(c)に示すように、左右動部25と一体的に左右に移動すると共に、上下方向に可動で高さ位置を調整自在とする上下動部29が設えられている。上下動部29は、略鉛直方向に長い四角筒状の部材を有する。この四角筒状の部材の高さ方向における適宜の部位の前面には、ラックギア30が備えられる。
この四角筒状の部材は、左右動部25の前面に固設された四角筒状の部材を囲繞する水平断面が略C字形の支持枠体31中に、C字形の開口部とラックギア30とを対応させて収容される。支持枠体31の前面には、支持枠体31のC字形に対向させて固設される逆C字形のギアボックス32を有する。
このギアボックス32内には、ラックギア30に係合される第一のピニオンギア33が軸支されると共に、この第一のピニオンギア33に係合される第二のピニオンギア34が軸支される。第二のピニオンギア34を軸支する軸棒35は、その一端がギアボックス32から延出し、その外端にハンドル36が装着され、ハンドル36を回動させることによって第二のピニオンギア34を回動させると共に、それに連動して第一のピニオンギア33を回動させ、これに連動してラックギア30を上下動させつつ、上下動部29を上下動させることができるように構成される。
上下動部29の上端には、図6(a)に示すように、上端から後方に向かって略水平に延出した後方延出部37を有する。後方延出部37は四角筒状を成し、その上面及び下面が互いに平行で水平に設定される。後方延出部37の上面には、その中程から前後方向に長く貫穿されたスリット状のボルト穴38が形成される。後方延出部37の内部には、図6(b)に示すように、後方延出部37よりも一回り小さい四角筒状の前後方向に可動で前後位置を調整自在とする前後動部39が引き出し自在に格納されている。
前後動部39の上面の適宜の部位には、スタッドボルト40を上方に突き出させるための円形状のボルト穴41が貫穿され、前後動部39の内側からボルト穴41を通してスタッドボルト40が挿通されると共に、後方延出部37のスリット状のボルト穴38を通して後方延出部37の上面からスタッドボルト40が突き出すように構成される。後方延出部37の上面から突き出したスタッドボルト40の上端には、ナット42が螺合され、これを緩めたり締め付けたりすることによって、前後動部39の前後位置を固定したり可動させたりすることができるように構成される。
前後動部39の後端には、図7(a)に示すように、プッシュゲージ5を支持する支持部43が設けられる。支持部43は、図7(b)に示すように、左側面が開口した四角箱状のハウジング44と、このハウジング44内に摺動自在に、蝶ネジ45,45,45によって支持されたプッシュゲージ5をハウジング44内において固定するための三つのL字形固定具46,46,46と、を有する。三つのL字形固定具46,46,46のうち一つは、図7(c)に示すように、ハウジング44の右側面板47の内側における上部中央部位に配設される。残り二つのL字形固定具46,46のうち、一方は、ハウジング44の右側面板47の内側における前部中央部位に配設され、他方は、ハウジング44の右側面板47の内側における後部中央部位に配設される。
三つのL字形固定具46,46,46のそれぞれは、ハウジング44の右側面板に沿って摺動して位置調整できるように、右側面板47と平行な面にそれぞれ高さ方向又は水平方向に長い長円孔48,48,48が形成され、蝶ネジ45,45,45で締め付けたり緩めたりすることができるように構成される。三つのL字形固定具46,46,46は、長円孔48,48,48が形成された面から、ハウジング44の中央側の端部が、垂直に立ち上がった挟持面49,49,49を有する。それぞれの挟持面49,49,49の内側には、ラバープレート50,50,50が配設され、それら挟持面49,49,49に当接するプッシュゲージ本体8の外面に傷などを付けないように構成される。
本実施形態の静閉力計測装置3を使用する際には、先ず、予め支持部43にプッシュゲージ5を取り付けて置く。この取り付けに際しては、三つのL字形固定具46,46,46をそれぞれ蝶ネジ45,45,45を緩めたり、締結したりしながら適当に位置合わせを行いながらプッシュゲージ本体8を支持部43のハウジング44内のほぼ中央部に位置させるように設定して置く。
次に、被検体である車両1の前端部又は後端部のバンパリインフォース取付部4に、支持固設部材6の固設部15を取り付ける。この固設部15の取り付けに際しては、固設部15の車幅方向における一端に形成された第一のボルト穴22にスタッドボルト21を挿通してナット24で締結し、他端に形成された第二のボルト穴23にスタッドボルト21を挿通して適宜の車幅に対応させつつバンパリインフォース取付部4に固設部15をしっかりと固着する。
次いで、左右動部25を固設部15に対して車幅方向に摺動させて、左右動部25が被検体である車両1の車幅方向における中央部に位置するように調整しつつ、ナット28を締結して固定する。ただし、この際には、予め上下動部29を最大限上方に位置させて置くことが好ましい。
そして、後方延出部37に対して前後動部39を摺動させながらプッシュゲージ5下端の押圧面部10の車両1前後方向における位置を調整し、適当な位置でナット42を締結して固定する。
フード2若しくはラゲージの静閉力を計測する際には、予め以上の調整を行った後、ハンドル36を回して上下動部29をゆっくり降下させる。この降下過程において、プッシュゲージ5下端の押圧面部10がフード2若しくはラゲージの上面に当接する際には、プッシュゲージ5の伝達棒部9の関節13を緩めて押圧面部10がフード2若しくはラゲージの上面に対して平行に当接するように調整して関節13を固定する。
その後、更にハンドル36を回してゆっくりと上下動部29を降下させつつ、押圧面部10をフード2若しくはラゲージ上面に押し当てて行き、フード2若しくはラゲージがロック状態となるまで降下させ続け、ロック状態となった時点で降下を止めて、ハンドル36を逆転させて元の位置に戻す。
この一連の押圧による静閉力は、プッシュゲージ5から静閉力の大きさの情報を含んだ電気信号となって随時出力され、パソコン7に受信される。電気信号を受信したパソコン7は、電気信号を入力信号として所定の演算処理を行なって静閉力を算出するように構成される。パソコン7としては、プッシュゲージ5からの電気信号を入力するインターフェース(図示省略)と、入力された電気信号を静閉力の大きさに変換するプログラムとを有して、その算出結果をモニタ出力することが可能なPCを利用することができる。
以上説明したように、本発明の車両1のフード2及びラゲージの静閉力計測装置3は、プッシュゲージ5と、このプッシュゲージ5を支持しつつ、車両1に固設する支持固設部材6と、プッシュゲージ5から出力された電気信号に演算処理を施して静閉力を算出するパソコン7とを含んで構成されるものであって、その主旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。なお、本実施形態においては、車両1前部のフード2の静閉力を計測することを例に静閉力計測装置3の説明をしたが、勿論、フード2に限らず車両1後部に配設されるラゲージの計測用にも同様の装置及び方法でその静閉力を計測することが可能である。
本実施形態の静閉力計測装置の構成を示す簡略斜視図である。 (a)は本実施形態のプッシュゲージの構成を示す簡略斜視図、(b)は(a)のプッシュゲージのA視の伝達棒部周辺の構成を示す簡略図、(c)は(a)のプッシュゲージのB視の伝達棒部周辺の構成を示す簡略図である。 (a)は被検体である車両前部のバンパリインフォース取付部に固設された状態の固設部の斜視図、(b)は(a)中におけるA−A断面図である。 (a)は左右動部の固設部に対する装着状態を示す斜視図、(b)は(a)におけるC視の左右動部周辺の平面図、(c)は(b)中におけるB−B断面図である。 (a)は上下動部と左右動部の周辺の構成を示す斜視図、(b)は(a)におけるD視の模式的な部分透視図であって、ギアボックス内の様子を示す図、(c)は(a)におけるE視の部分透視図である。 (a)は上下動部上端及び後方延出部及び支持部周辺の構成を示す斜視図、(b)は(a)におけるC−C断面図である。 (a)は支持部周辺の斜視図、(b)は(a)におけるF視の部分透視図、(c)は(b)中におけるD−D断面図、(d)は(b)中におけるE−E断面図である。 従来のフード又はラゲージの静閉力測定の様子を示す簡略図である。
符号の説明
1 車両
2 フード
3 静閉力計測装置
4 バンパリインフォース取付部
5 プッシュゲージ
6 支持固設部材
7 パソコン
8 プッシュゲージ本体
9 伝達棒部
10 押圧面部
11 ウェルドボルト
12 ナット
13 関節
14 ラバープレート
15 固設部
16 上面
17 下面
18 前面
19 後面
20 スライドガイド
21 スタッドボルト
22 第一のボルト穴
22a 前面側のボルト穴
22b 後面側のボルト穴
23 第二のボルト穴
23a 前面側のボルト穴
23b 後面側のボルト穴
24 ナット
25 左右動部
26 スタッドボルト
27 ボルト挿通孔
28 ナット
29 上下動部
30 ラックギア
31 支持枠体
32 ギアボックス
33 第一のピニオンギア
34 第二のピニオンギア
35 軸棒
36 ハンドル
37 後方延出部
38 スリット状のボルト穴
39 前後動部
40 スタッドボルト
41 ボルト穴
42 ナット
43 支持部
44 ハウジング
45 蝶ネジ
46 L字形固定具
47 右側面板
48 長円孔
49 挟持面
50 ラバープレート

Claims (4)

  1. 車両のフード又はラゲージをロック状態とするよう静かに閉止する際の静閉力をプッシュゲージを用いて計測する静閉力計測装置であって、
    上記プッシュゲージを支持すると共に、該プッシュゲージを車体に固設する支持固設手段を備え、
    上記支持固設手段は、上記プッシュゲージを支持する支持部と、車両のバンパリインフォース取付部に、該支持固設手段を固設する固設部とを有することを特徴とする、車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置。
  2. 前記支持固設手段は、前記支持部と前記固設部との間に、車幅方向に可動で車幅方向位置を調整自在とする左右動部と、上下方向に可動で高さ位置を調整自在とする上下動部と、前後方向に可動で前後位置を調整自在とする前後動部と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置。
  3. 前記固設部は、車幅方向に長く形成され、一端部に穿設された円形状の第一のボルト穴と他端部に穿設された車幅方向に長い長円形状の第二のボルト穴とを有し、適宜の車幅の車両に対応させて固設することができることを特徴とする、請求項1または2に記載の車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置。
  4. 前記プッシュゲージから出力された電気信号を受信しつつ、該電気信号に基づいて演算処理を行って前記静閉力を出力する静閉力算出手段を備えたことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の車両のフード及びラゲージの静閉力計測装置。
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