JP4728509B2 - 靴底 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、靴底に係り、特に、周辺部の剥離防止性に優れた、靴本体に対し着脱可能な靴底に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、靴本体に対し、靴底を面ファスナー等で着脱可能に止着した靴が使用されている。このような靴は、古くなった靴底の交換を容易に行うことが出来るともに、地面の状態に合わせて靴底を選択することが可能となっている。また、このような靴に合わせて交換用の靴底も市販されている。
【0003】
しかし、このような靴は、歩行時に地面の凹凸によって歪むと、着脱可能に止着された靴底が剥離してしまうという問題があった。
【0004】
これに対し、特開平8−205907号公報には、靴本体の底部に着脱可能に止着された靴底の周囲を覆うように、ゴム、フェルト等からなる重合壁を設けて、外部からの異物の侵入を防止するとともに、靴底の上面側に靴底より硬質の受け板を設けて、靴底の剥離を防止した靴が開示されている。
【0005】
また、特開2001−29108号公報にも同様に、靴本体の底部に着脱可能に止着された靴底の上面側に靴底より硬質の受け板を設けて、靴底の剥離を防止した靴が提案されている。
【0006】
これらの靴は、靴底の上面側に靴底より硬質の受け板を設けることにより、靴底の接地面に対し、上面側が歪みにくくなって、靴本体との止着部がそれほど動かなくなり、そのため剥離しにくくなるが、その反面、周辺部においては靴本体側の底部の歪みに追従できなくなって、剥離するという不具合が生じていた。特に、釣り場のような起伏の激しい地形を歩く釣り用の靴の場合には、靴底の剥離が大きな問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情の下になされ、釣り場のような起伏の激しい地形を歩いても、剥離することのない、剥離防止性を有する着脱可能な靴底を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、靴本体に対し着脱可能な靴底であって、接地側の基体部と、該基体部の上側に前記基体部より高硬度の変形抑制部を有し、該変形抑制部は、外周部が中心部より低硬度であることを特徴とする靴底を提供する。
【0009】
または、本発明は、靴本体に対し着脱可能な靴底であって、接地側の基体部と、該基体部の上側に前記基体部より高硬度の変形抑制部を有し、該変形抑制部は、外周部が中心部より厚みが薄いことを特徴とする靴底を提供する。
【0010】
以上のように構成される本発明の靴底によると、基体部の上側に基体部より高硬度の変形抑制部を有しているので、基体部の歪みが靴本体との止着部に伝わりにくくなり、靴底が靴本体から剥離しにくくなることに加え、変形抑制部の外周部が中心部より低硬度であるか、または厚みが薄いため、靴底の外周部は基体部の歪みに追従して動くので、靴底と靴本体との止着部の周辺における剥離が防止され、その結果、靴底全体の剥離が防止される。
【0011】
また、以上の靴底において、基体部が、底側の外周部を除く中心部側に複数の凸部を有している構造とすることが出来る。
【0012】
このように、基体部が、底側の外周部を除く中心部側に複数の凸部をする構成とすることにより、靴底の外周部は、基体部の歪みに追従して動き易くなり、凹凸を有する地面においても、靴底と靴本体との止着部の周辺における剥離が防止され、その結果、靴底全体の剥離が防止される。
【0013】
なお、本発明の靴底に用いられる材料は、主として合成ゴムであり、通常、履き物用として用いられる汎用の合成ゴムを用いることが出来る。そのような合成ゴムとして、例えば、スチレンブタジエンゴム、熱可塑性エラストマー等を挙げることが出来る。
【0014】
また、合成ゴムの硬度は、加硫剤によるゴムの架橋度により決定されるため、加硫剤の量や、加硫条件を変えることにより、硬度の高低を設けることが可能である。
【0015】
なお、各部材の具体的硬度は、特に限定されないが、例えば、基体部のHs硬度は、20〜70度、変形抑制部のHs硬度は、60〜95度程度とするのが望ましい。
【0016】
また、変形抑制部の外周部の硬度を低くする場合、外周部のHs硬度は、45〜85度程度であり、変形抑制部の外周部の厚みを薄くする場合、中心部の厚みが0.5〜10mmに対し、外周部の厚みは0.2〜8mm程度であるのが望ましい。
【0017】
本発明の靴底は、接地側の面にスパイクピンを埋め込んだ構成とすることが出来る。あるいはまた、ラジアルソール、デッキソール等の、スパイクピンがなく、接地面に凹凸が大きいパターンが設けられたソールにも適用することが可能である。更には、接地面にフェルトを貼着することも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る靴底を取り付けた靴を示す前後方向側断面図、図2は、図1に示す靴の靴底を取り外した状態を示す前後方向側面図、図3は、図1の左右方向側断面図、図4は、図2の左右方向側断面図、図5は、変形抑制部の低硬度領域と高硬度領域の境界を示す平面図である。
【0019】
図1において、靴本体1の底部に、靴底2が取り付けられている。靴底2の底面には、多数のスパイクピン3が埋め込まれている。靴底2は、面ファスナー4により靴本体1の底部に取り付けられている。また、図5に示すように、スパイクピン3は、外周部と土踏まずの部分を除く部分に均一に配置されている。
【0020】
なお、図1に示すように、靴本体1の踵部には、エアクッション5が設けられ、その底部には、蓋体6が取り付けられている。
【0021】
図2は、図1に示す靴底2を、靴から取りはずした状態を示す断面図である。
【0022】
靴底2は、多数のスパイクピン3が埋め込まれた多数の突起7を有する基体部8と、面ファスナー(雌)4bが取り付けられた変形抑制部9とから構成されている。基体部8と変形抑制部9とは、通常、同種の合成ゴム、たとえばスチレンブタジエンゴムにより構成されるが、基体部8を構成する合成ゴムの硬度は、変形抑制部9を構成する合成ゴムの硬度よりも低く設定されている。ただし、スパイクピン3を保持するのに十分な硬度を有する必要はある。
【0023】
例えば、基体部8のHs硬度は65度、変形抑制部9のHs硬度は90度とした。変形抑制部9は、基体部8の20%以上高い硬度を有していることが好ましい。
【0024】
基体部8と変形抑制部9とは、接着剤により接合することも出来るが、同時に成型、加硫することにより、一体的に形成することも出来る。そうすることにより、低コストでの製造が可能である。
【0025】
靴底の変形防止機能を発揮するため、変形抑制部9を構成する合成ゴムの硬度は、基体部8を構成する合成ゴムの硬度よりも高くなければならないが、その全領域にわたって高硬度ではなく、外周部10は、低硬度とされている。図5において、破線は、変形抑制部9の中心の高硬度部と、低硬度の外周部10との境界を示す。例えば、外周部10のHs硬度は70度とした。外周部10の硬度は、基体部8の硬度に近い硬度(基体部8の±20%以内の硬度)であるのが好ましい。
【0026】
なお、靴底2が取り外された靴本体1の底面には、面ファスナー(雄)4aが取り付けられているとともに、凹部11が形成され、靴底2を取り付ける際には、この凹部11に靴底2が収容されるようになっている。
【0027】
なお、変形抑制部9は、中心部と外周部10の加硫剤の量や加硫条件を変えたり、また気孔率を変えたりして、一体でありながら硬度を変えることができ、また両者を別体の材料で形成してもよい。
【0028】
以上のように、本実施形態に係る靴底では、基体部8の上側に基体部8より高硬度の変形抑制部9を有しているため、基体部8の歪みが靴本体1との止着部、即ち、面ファスナー4に伝わりにくくなり、靴底2が靴本体1から剥離しにくくなった。また、それに加えて、変形抑制部9の外周部10が中心部より低硬度であるため、靴底2の外周部10は基体部8の歪みに追従して動き、それによって靴底2と靴本体1との止着部の周辺における剥離が防止され、その結果、靴底全体の剥離を防止することが出来た。
【0029】
また、基体部8には、底側の外周部を除く中心部側に多数の突起7が設けられ、突起7のない靴底の外周部に対応して変形抑制部の外周部10が低硬度に形成されているため、靴底2の外周部は、基体部8の歪みに追従して動き易くなり、凹凸を有する地面においても、靴底と靴本体との止着部の周辺における剥離が防止され、その結果、靴底全体の剥離が防止された。
【0030】
図6は、本発明の第2の実施形態に係る靴底を取り付けた靴を示す前後方向側断面図、図7は、図6に示す靴の靴底を取り外した状態を示す前後方向側面図、図8は、図6の左右方向側断面図、図9は、図7の左右方向側断面図である。
【0031】
本実施形態に係る靴底は、変形抑制部が異なることを除いて、第1の実施形態に係る靴底と同様の構成を有する。即ち、第1の実施形態に係る靴底2では、変形抑制部9は、外周部10が中心部よりも低硬度であるのに対し、本実施形態では、外周部12が中心部よりも厚みが薄くされている。
【0032】
例えば、変形抑制部9の中心部の厚みが2mmであるのに対し、外周部10の厚みは1mmとした。なお、外周部の厚みは、中心部の80%以下とすることが望ましい。
【0033】
本実施形態において、突起7のない靴底の外周部に対応して変形抑制部の含羞部10が薄く形成されている。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によると、基体部の上側に基体部より高硬度の変形抑制部を有しているので、基体部の歪みが靴本体との止着部に伝わりにくくなり、そのため靴底が靴本体から剥離しにくくなることに加え、変形抑制部の外周部が中心部より低硬度であるか、または厚みが薄いため、靴底の外周部は基体部の歪みに追従して動くので、靴底と靴本体との止着部の周辺における剥離が防止され、その結果、靴底全体の剥離が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る靴底を取り付けた靴を示す前後方向側断面図。
【図2】図1に示す靴から靴底を取り外した状態の靴を示す前後方向側面図。
【図3】図1の左右方向側断面図。
【図4】図2の左右方向側断面図。
【図5】変形抑制部の低硬度領域と高硬度領域の境界を示す平面図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る靴底を取り付けた靴を示す前後方向側断面図。
【図7】図6に示す靴から靴底を取り外した状態を示す前後方向側面図。
【図8】図6の左右方向側断面図。
【図9】図7の左右方向側断面図。
【符号の説明】
1…靴本体
2…靴底
3…スパイクピン
4…面ファスナー
4a…面ファスナー(雄)
4b…面ファスナー(雌)
5…エアクッション
6…蓋体
7…突起
8…基体部
9…変形抑制部
10,12…外周部
11…凹部
Claims (3)
- 靴本体に対し着脱可能な靴底であって、接地側の基体部と、該基体部の上側に前記基体部より高硬度の変形抑制部を有し、該変形抑制部は、外周部が中心部より低硬度であることを特徴とする靴底。
- 靴本体に対し着脱可能な靴底であって、接地側の基体部と、該基体部の上側に前記基体部より高硬度の変形抑制部を有し、該変形抑制部は、外周部が中心部より厚みが薄いことを特徴とする靴底。
- 前記基体部は、底側の外周部を除く中心部側に複数の凸部を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の靴底。
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