JP2537054Y2 - 射出成形靴 - Google Patents

射出成形靴

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JP2537054Y2
JP2537054Y2 JP7064891U JP7064891U JP2537054Y2 JP 2537054 Y2 JP2537054 Y2 JP 2537054Y2 JP 7064891 U JP7064891 U JP 7064891U JP 7064891 U JP7064891 U JP 7064891U JP 2537054 Y2 JP2537054 Y2 JP 2537054Y2
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JP
Japan
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outsole
tape portion
outside
outer peripheral
tape
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JPH0513209U (ja
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昌雄 田村
伸夫 定方
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Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、靴本体胴部、テープ部
および本底の、少なくとも三つの構成要素からなる射出
成形靴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示すように、靴本体胴部2
0′とテープ部30′および本底40′の三つの構成要
素から形成された射出成形靴10′がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この射出成
形靴10′は、製造上の理由により、テープ部30′と
本底40′との間に溝50′が成形されている。従っ
て、ボトムモールド60′を矢印Aの方向に引き下げる
と、ボトムモールド60′の内側に突出している隔壁部
61′によって本底40′の上部周縁45′が擦過さ
れ、射出成形靴10′が不良品になるという問題があっ
た。そこで、ボトムモールドの隔壁部61′による擦過
傷が生じないようにボトムモールド60′をゆっくり引
き下げると、その分だけ、余分に時間がかかり、生産性
が低下するという問題が新たに発生する。
【0004】本考案は、このような従来の欠点を克服す
るためになされたものであり、その目的は、テープ部と
本底が直接接着しているとともに、ボトムモールド離型
時の損傷がなく、かつ靴底にボリューム感のある射出成
形靴を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、胛被と中底と
からなる靴本体胴部と、前記中底の外側に被装されたテ
ープ部と、該テープ部の外側に被装されかつテープ部の
上部周縁を外方に露出させるようにした本底とからな
り、該本底の外周突出縁部が、本底の上端部を通る鉛直
線Zより1.5〜5.0mm外側に突出するとともに、本
底外周面が内側に傾斜し、かつその傾斜角θが4〜10
°であることを特徴とする射出成形靴を提供するもので
ある。
【0006】
【作用】このように射出成形靴を、靴本体胴部と、靴本
体胴部の中底の外側に被装されたテープ部と、テープ部
の外側に被装されかつテープ部の上部周縁を外方に露出
させるようにした本底とから構成することにより、テー
プ部と本底とを直接接着させることができる。さらに、
本底外周面が内側に傾斜し、かつその傾斜角θを4〜1
0°とすることにより、ボトムモールド離型時の損傷を
防止できる。さらに、本底の上端部を通る鉛直線Zより
1.5〜5.0mm外側に突出させることにより、靴底の
ボリューム感を富ませることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、この実施例では、3色射出成形ブー
ツを例に採る。図1において、10は、射出成形により
形成されたブーツであり、靴本体胴部20とテープ部3
0および本底40から構成されている。
【0008】靴本体胴部20は、胛被21と中底22と
らなり、深緑色の合成樹脂によって一体的に成形されて
いる。テープ部30は、茶色の合成樹脂によって成形さ
れ、中底22の外側に被装されている。さらに、本底4
0は、黒色の合成樹脂から成形され、テープ部30の上
部周縁31が外方に露出するようにテープ部30の外側
に被装されている。上記テープ部30は、図2に示すよ
うに、その一部であるテープ部突出部32が本底40を
貫通し、接地部41の一部を構成するようになってい
る。
【0009】さらに、ブーツ10は、本底40の外周突
出縁部42が、本底40の上端部43を通る鉛直線Zよ
り1.5〜5.0mm、より好ましくは2.0〜3.0mm
外側に突出するようになっている。この突出量が1.5
mm未満の時は、底部のボリューム感に欠け、5.0mmを
超えると、ボトムモールド60の離型時に本底40の外
周突出縁部42が損傷することになる。なお、本底40
の外周突出縁部42は、靴本体胴部20の胛被21と中
底22との境界面に設けられた周上突起部23を通る鉛
直線Z′より外に突出しない方が望ましい。
【0010】また、本底40の外周面44は、内側に傾
斜し、その傾斜角θが4〜10°、より好ましくは4〜
6°になっている。この傾斜角θが4°未満の時は、ボ
トムモールド60が離型し難くなる。また、傾斜角θが
10°を超えると、接地部41の幅が狭くなり、歩行時
の安定性が悪化するようになる。
【0011】一方、本底40の上端部の角度θ′は、9
0°以上が望ましい。また、本底40の外周面44に
は、サンドブラスト状の微細な凹凸加工、鉛直方向のス
トライブ模様、あるいは縦菱形状の模様を施すことが望
ましい。
【0012】以上で本考案の実施例を説明したが、本考
案は、この実施例に必ずしも限定されることはなく、要
旨を逸脱しない範囲での変更などがあっても本考案に含
まれる。
【0013】例えば、実施例では、ブーツについて説明
したが、これに限定するものではなく、射出成形できる
靴であれば、長靴や運動靴など、如何なる靴にも適用で
きる。
【0014】さらに、テープ部を合成樹脂で成形した
が、例えば、スポンジ層にすれば、耐防寒性に富むよう
になる。
【0015】また、この実施例では、靴本体胴部を深緑
色、テープ部を茶色、本底を黒色にしたが、これらの色
彩を適宜選択することにより、ファション性を付与する
こともできる。
【0016】さらに、靴本体胴部の硬度としては、JIS
K6301 によるDUROMETER C タイプで測定して30〜65
°の範囲が好ましい。
【0017】また、テープ部および本底の硬度は、JIS
K6301 によるDUROMETER C タイプで測定して65〜85
°の範囲が好ましい。
【0018】
【考案の効果】上記のように、本考案は、靴本体胴部
と、靴本体胴部の中底の外側に被装されたテープ部と、
テープ部の外側に被装されかつテープ部の上部周縁を外
方に露出させるようにした本底とから構成したので、テ
ープ部と本底とを直接接着させることができるようにな
った。さらに、本底外周面が内側に傾斜し、かつその傾
斜角θを4〜10°としたので、ボトムモールド離型時
の損傷を未然に防止できるようになった。さらに、本底
の上端部を通る鉛直線Zより1.5〜5.0mm外側に突
出させるようにしたので、底部のボリューム感が富むよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のブーツの横断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】従来のブーツの横断面図である。
【符号の説明】
20 靴本体胴部 21 胛被 22 中底 30 テープ部 40 本底 42 外周突出縁部 44 本底外周面 Z 本底の上端部を通る鉛直線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胛被と中底とからなる靴本体胴部と、前
    記中底の外側に被装されたテープ部と、該テープ部の外
    側に被装されかつテープ部の上部周縁を外方に露出させ
    るようにした本底とからなり、該本底の外周突出縁部
    が、本底の上端部を通る鉛直線Zより1.5〜5.0mm
    外側に突出するとともに、本底外周面が内側に傾斜し、
    かつその傾斜角θが4〜10°であることを特徴とする
    射出成形靴。
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