JPH11137301A - 釣り用靴 - Google Patents

釣り用靴

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Publication number
JPH11137301A
JPH11137301A JP30817697A JP30817697A JPH11137301A JP H11137301 A JPH11137301 A JP H11137301A JP 30817697 A JP30817697 A JP 30817697A JP 30817697 A JP30817697 A JP 30817697A JP H11137301 A JPH11137301 A JP H11137301A
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JP
Japan
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sole
shoe
replacement
fishing
engaging
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JP30817697A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 靴本体と替え底との間への異物の侵入を確実
に防止し、その効果を長期間に亘って確保することがで
き、替え底が靴本体から不用意に剥離することを防止
し、しかも、替え底のみを取り替えることによって、釣
りのための適切な機能を長期間に亘って保持することが
可能な釣り用靴を提供する。 【解決手段】 甲部2と靴底部3とからなる靴本体1
a、1b、1cの靴底部3下面に、靴底部3の形状にほ
ぼ合致させて形成した替え底6a、6b、6cが取付手
段9によって取替え可能に配置されている。靴本体1
a、1b、1cの下部周縁の少なくともつま先部に係合
凹部4a又は4b及び係合凸部8cの何れか一方が形成
されている。替え底6a、6b、6cの周縁から上方に
向けて靴本体1a、1b、1cの下部周縁を覆うように
立設した突壁7a、7b、7cの内面に靴本体1a、1
b、1c側の係合凹部4a又は4b及び係合凸部8cの
一方に靴底部3下面への取り付け時に対向する位置に係
合凹部4a、4b、4c及び係合凸部8a、8bの何れ
か他方が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り用靴、特に、
替え底が取替え可能な釣り用靴に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、甲部と靴底部とからなる靴本体の
靴底部下面に、靴底部の形状にほぼ合致させて形成した
替え底を面ファスナー等の取付手段によって取替え可能
に配置した釣り用靴が開発されている。
【0003】この種の釣り用靴に関して、実開平53−
135738号公報には、替え底周縁から上方に向けて
垂直に設けた伸縮性突壁の内面を靴本体の甲部の下部周
縁に密着可能に形成することによって取付手段への土砂
等の異物の侵入を防止し、取付手段の結合作用の低下を
防止する技術が開示されている(以下、「先行技術1」
という)。
【0004】又、特開平6−253902号公報には、
先行技術1とは逆に、靴本体の甲部の下部周縁から下方
に向けて垂直に設けた突壁内に替え底を挿着する技術が
開示されている(以下、「先行技術2」という)。
【0005】更に、実開昭53−135739号公報及
び特開平8−205907号公報には、靴本体の甲部の
下部周縁から下方に向けて垂直に設けた突壁の内面に内
側に向けて係合突条を設け、替え底の外周面に上記係合
突条と係合する凹溝を形成し、この突壁の内部に替え底
を取り付ける際に、係合突条と凹溝とを係合させる技術
が開示されている(以下、「先行技術3」という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1においては、替え底周縁に上方に向けて垂直に設け
た突壁の内面が靴本体の甲部の下部周縁に密着し得るよ
うに、この突壁を伸縮自在にしなければならないので、
該突壁を柔軟性を有する弾性部材によって形成する必要
があり、このような弾性部材製の突壁は長期間の使用に
伴って劣化し易く、その結果、突壁と靴本体の甲部の下
部周縁との適切な密着状態を長期間に亘って維持するこ
とができず、従って、取付手段への異物の侵入防止効果
を長期間に亘って確保することができない。しかも、こ
の突壁は外部に露出するために損傷を受け易く、このよ
うな損傷を受けた場合には、取付手段への異物の侵入を
防止できなくなり、その損傷が著しい場合には替え底が
靴本体から不用意に剥離する虞がある。
【0007】先行技術2においては、靴本体の甲部の下
部周縁から下方に向けて突壁が設けられているため、下
向きの突壁の内周面と替え底の周縁との間から異物が侵
入し易く、従って、異物の優れた侵入防止効果を発揮す
ることができず、又、突壁は靴本体と一体的に形成され
ているために、外部に露出した突壁が使用によって摩耗
した場合には、靴本体そのものが使用不可能になり、釣
り用靴全体を新たに購入する必要があった。
【0008】先行技術3においては、靴本体の甲部の下
部周縁から下方に向けて突壁が設けられており、この突
壁は靴本体と一体的に形成されているために、外部に露
出した突壁が使用によって摩耗した場合には、先行技術
2におけると同様に、靴本体そのものが使用不可能にな
り、釣り用靴全体を新たに購入する必要があった。
【0009】本発明の目的は、靴本体と替え底との間へ
の異物の侵入を確実に防止し、その効果を長期間に亘っ
て確保することができ、替え底が靴本体から不用意に剥
離することを防止し、しかも、替え底のみを取り替える
ことによって、釣りのための適切な機能を長期間に亘っ
て保持することが可能な釣り用靴を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、甲部(2)と
靴底部(3)とからなる靴本体(1a、1b、1c)の
靴底部(3)下面に、靴底部(3)の形状にほぼ合致さ
せて形成した替え底(6a、6b、6c)を取付手段
(9)によって取替え可能に配置した釣り用靴におい
て、前記靴本体(1a、1b、1c)の下部周縁の少な
くともつま先部に係合凹部(4a又は4b)及び係合凸
部(8c)の何れか一方を形成し、前記替え底(6a、
6b、6c)の周縁から上方に向けて前記靴本体(1
a、1b、1c)の下部周縁を覆うように立設した突壁
(7a、7b、7c)の内面に前記靴本体(1a、1
b、1c)側の係合凹部(4a又は4b)及び係合凸部
(8c)の一方に靴底部(3)下面への取り付け時に対
向する位置に係合凹部(4a、4b、4c)及び係合凸
部(8a、8b)の何れか他方を形成したことを特徴と
している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態によ
る釣り用靴Aを図1乃至図3を参照して以下に説明す
る。
【0012】本発明の第1実施形態による釣り用靴A
は、靴本体1aと、替え底6aと、替え底6aを靴本体
1aに取替え可能に取り付けるための取付け手段9とか
ら構成されている。
【0013】靴本体1aは、甲部2と靴底部3とから構
成されている。甲部2は防水性を有する肉厚のスポンジ
や発砲ゴム等の柔軟性を有する材料から成形されてお
り、足全体を包むように、ソール部2a及びヒール部2
bを一体的に有している。靴底部3は弾性を有する合成
ゴムや合成樹脂から成形されており、上述したソール部
2aの下面に接着されている。この靴底部3とソール部
2aとの間には、図1に示すように、柔軟性を有する合
成樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル樹脂からなるク
ッション材13が充填されている。この靴底部3の外周
の上方寄りの位置には、後述する替え底6aの突壁7a
の上端縁が嵌合される段部5が形成されている。
【0014】上述した靴本体1aの下部、即ち、靴底部
3の周縁におけるつま先部及びかかと部には、図3に示
すように、係合凹部4a、4aがそれぞれ形成されてい
る。靴底部3のつま先部に形成された係合凹部4aの深
さは、つま先部の最先端部から靴底部3の側部に向かっ
て順次減少しており、一方、靴底部3のかかと部に形成
された係合凹部4aの深さは、かかと部の最後端部から
靴底部3の側部に向かって順次減少している。
【0015】替え底6aは靴底部3の形状にほぼ合致さ
せて形成されており、取付け部7と、中間層10と、接
地層11とから構成されている。
【0016】取付け部7は、靴底部3と実質的に同一形
状を有するように、弾性を有する合成ゴムや合成樹脂か
ら成形されており、周縁から上方に向けて垂直に設けら
れた突壁7aを一体的に有している。この突壁7aの上
端縁は、上述したように、靴底部3の段部5に嵌合さ
れ、靴本体1aの下部周縁を覆って、これを保護する。
突壁7aの内面において、靴底部3の上述した係合凹部
4a、4aに対応する位置、即ち、替え底6aのつま先
部及びかかと部において、突壁7aの内面の上端から靴
底部3の上記段部5の高さに対応する距離だけ下方に離
れた位置には、靴底部3の係合凹部4a、4aに係合可
能な係合凸部8a、8aがそれぞれ内側に向けて張り出
すように形成されている。替え底6aのつま先部に形成
された係合凸部8aの張出し長さは、つま先部の最先端
部から替え底6aの側部に向かって順次減少しており、
一方、替え底6aのかかと部に形成された係合凸部8a
の張出し長さは、かかと部の最後端部から替え底6aの
側部に向かって順次減少している。
【0017】上述した替え底6aのかかと部寄りの位置
において、突壁7aの上端縁には、替え底6aを靴本体
1aの靴底部3から容易に取り外すための切欠き部12
が形成されている。
【0018】中間層10は、合成樹脂、合成ゴム等から
薄い板状に成形されたもので、替え底6aの上述した取
付け部7の下面に接着されている。接地層11は、フェ
ルト、ゴム、合成樹脂等から厚い板状に成形されたもの
で、上述した中間層10の下面に接着されている。通
常、取付け部7を形成するための材料はその耐水性、強
度等に鑑みて適宜選択され、一方、接地層11を形成す
るための材料は耐水性、耐摩耗性、接地性等に鑑みて適
宜選択されるが、このようにしてそれぞれの材料を選択
した場合、取付け部7用材料と接地層11用材料との優
れた接着性を維持することができない場合がある。この
ような場合に、取付け部7用材料及び接地層11用材料
の双方に対する優れた接着性を有する材料から中間層1
0を成形し、これを取付け部7と接地層11との間に介
在させることによって、取付け部7に対する接地層11
の接着性を著しく改善することができる。勿論、取付け
部7用材料と接地層11用材料とが相互に対する優れた
接着性を有している場合には、このような中間層10を
設ける必要はない。
【0019】取付手段9は、替え底6aを靴本体1aに
取替え可能に取り付けるためのもので、本発明において
は、複数のループ9aを有するシートと、このループ9
aに着脱可能に係合される複数のフック9bを有するシ
ートとから構成される面ファスナーが取付手段9として
使用されている。この取付手段9としての面ファスナー
を構成する複数のループ9aを有するシートは、図1及
び図3に示すように、替え底6aにおける取付け部7の
上面に貼り付けられており、一方、複数のフック9aを
有するシートは、図1に示すように、靴底部3の下面に
貼り付けられている。
【0020】次に、本発明の第1実施形態による釣り用
靴Aにおける靴本体1aの靴底部3への替え底6aの取
付け方法及び靴底部3からの替え底6aの取外し方法を
以下に説明する。
【0021】先ず、靴本体1aの靴底部3に替え底6a
を取り付けるには、靴本体1aのつま先部を替え底6a
のつま先部に挿入して、靴底部3のつま先部における係
合凹部4aに替え底6aのつま先部における係合凸部8
aを係合する。次いで、替え底6aを接地面側に撓ませ
ながら、替え底6aのつま先部における係合凸部8aと
そのかかと部における係合凹部8aとの間隔を広げるよ
うにして、替え底6aのかかと部における係合突起8a
を靴底部3のかかと部における係合凹部4aに係合す
る。この際、替え底6aにおける取付け部7の上面に設
けられた取付手段9としての面ファスナーを構成する複
数のループ9aは、靴本体1aの靴底部3の下面に設け
られた取付手段9としての面ファスナーを構成する複数
のフック9bと係合し、このようにして、替え底6aは
靴本体1aの靴底部3に取り付けられる。
【0022】次いで、取り付けられた替え底6aを靴本
体1aの靴底部3から取り外すには、替え底6aのかか
と部に形成された切欠き部12内に指、ドライバー、コ
イン等を挿入して、替え底6aのかかと部を接地面側に
撓ませるようにして、替え底6aのかかと部における係
合凸部8aを靴底部3のかかと部における係合凹部4a
から外す。次いで、替え底6aをそのかかと部側から徐
々に靴底部3から引き離して、上述した面ファスナーを
構成する複数のフック9bと複数のループ9aとの係合
を解除する。次いで、替え底6aに対して靴本体1aを
手前にずらすように移動させて、靴底部3のつま先部に
おける係合凹部4aへの替え底6aのつま先部における
係合凸部8aの係合を解除し、これによって、替え底6
aは靴本体1aの靴底部3から取り外される。
【0023】本発明の第1実施形態による釣り用靴Aに
おいては、靴本体1aの下部周縁におけるつま先部及び
かかと部に係合凹部4a、4aがそれぞれ形成され、一
方、替え底6aの突壁7aの内面におけるつま先部及び
かかと部に係合凸部8a、8aがそれぞれ形成されてい
るものとして説明したが、靴本体1aの下部周縁におけ
るつま先部のみに係合凹部4aを設け、替え底6aの突
壁7aの内面におけるつま先部のみに係合凸部8aを設
けてもよい。
【0024】次に、本発明の第2実施形態による釣り用
靴Bを図5乃至図7を参照して以下に説明する。
【0025】本発明の第2実施形態による釣り用靴B
は、本発明の第1実施形態による釣り用靴Aと同様に、
靴本体1bと、替え底6bと、替え底6bを靴本体1b
に取替え可能に取り付けるための取付手段9とから構成
されている。
【0026】本発明の第2実施形態による釣り用靴Bに
おける靴本体1b及び替え底6bは、靴本体1bの下
部、即ち、靴底部3の周縁全体に亘って係合凹部4bが
形成されており、一方、替え底6bの取付け部7におけ
る突壁7bの内面全周に亘って係合凸部8bが形成され
ていることを除き、本発明の第1実施形態による釣り用
靴Aにおける靴本体1a及び替え底6aとそれぞれ同一
である。従って、これ等の基本的な構造の説明を省略す
る。又、本発明の第1実施形態による釣り用靴Aにおけ
る構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0027】本発明の第2実施形態による釣り用靴Bに
おいては、靴本体1bの下部、即ち、靴底部3の周縁全
体に亘って、図5に示すように、係合凹部4bが形成さ
れている。この係合凹部4aの深さは、靴底部3のつま
先部の最先端部から靴底部3の側部に向かって順次減少
しており、一方、靴底部3のかかと部の最後端部から靴
底部3の側部に向かって順次減少している。
【0028】替え底6bは靴底部3の形状にほぼ合致さ
せて形成されており、取付け部7と、中間層10と、接
地層11とから構成されている。
【0029】取付け部7は、靴底部3と実質的に同一形
状を有するように、弾性を有する合成ゴムや合成樹脂か
ら成形されており、周縁から上方に向けて垂直に設けら
れた突壁7bを一体的に有している。この突壁7bの上
端縁は、靴底部3の段部5に嵌合され、靴本体1bの下
部周縁を覆って、これを保護する。突壁7bの内面にお
いて、靴底部3の係合凹部4bに対応する位置、即ち、
上記突壁7bの内面全周において、突壁7bの内面の上
端から靴底部3の上記段部5の高さに対応する距離だけ
下方に離れた位置には、靴底部3の係合凹部4bに係合
可能な係合凸部8bがそれぞれ内側に向けて張り出すよ
うに形成されている。この係合凸部8bの張出し長さ
は、替え底6bのつま先部の最先端部から替え底6bの
側部に向かって順次減少しており、一方、替え底6bの
かかと部の最後端部から替え底6bの側部に向かって順
次減少している。
【0030】本発明の第2実施形態による釣り用靴Bに
おける靴本体1bの靴底部3への替え底6bの取付け方
法及び靴底部3からの替え底6bの取外し方法は、本発
明の第1実施形態による釣り用靴Aにおける取付け方法
及び取外し方法と同一であるため、それ等の説明を省略
する。
【0031】次に、本発明の第3実施形態による釣り用
靴Cを図8を参照して以下に説明する。
【0032】本発明の第3実施形態による釣り用靴C
は、本発明の第1実施形態による釣り用靴Aと同様に、
靴本体1cと、替え底6cと、替え底6cを靴本体1c
に取替え可能に取り付けるための取付手段9とから構成
されている。
【0033】本発明の第1実施形態による釣り用靴Aに
おいては、靴本体1aの下部、即ち、靴底部3の周縁に
おけるつま先部及びかかと部に係合凹部4a、4aがそ
れぞれ形成され、一方、替え底6aの突壁7aの内面に
係合凸部8a、8aがそれぞれ形成されているが、本発
明の第3実施形態による釣り用靴Cにおいては、これ等
の係合凹部及び係合凸部が逆に配置されており、靴本体
1cの下部、即ち、靴底部3の周縁におけるつま先部及
びかかと部に係合凸部8c、8cがそれぞれ形成され、
一方、替え底6cの突壁7cの内面に係合凹部4c、4
cがそれぞれ形成されている。
【0034】即ち、本発明の第3実施形態による釣り用
靴Cにおける靴本体1c及び替え底6cは、靴本体1c
の下部周縁におけるつま先部及びかかと部に係合凸部8
c、8cがそれぞれ形成されており、一方、替え底6c
の取付け部7のつま先部及びかかと部における突壁7c
の内面に係合凹部4c、4cがそれぞれ形成されている
ことを除き、本発明の第1実施形態による釣り用靴Aに
おける靴本体1a及び替え底6aとそれぞれ同一であ
る。従って、これ等の基本的な構造の説明を省略する。
又、本発明の第1実施形態による釣り用靴Aにおける構
成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、その
説明を省略する。
【0035】本発明の第3実施形態による釣り用靴Cに
おいては、靴本体1cの下部、即ち、靴底部3の周縁に
おけるつま先部及びかかと部には、図8に示すように、
係合凸部8c、8cが外側に向けて張り出すようにそれ
ぞれ形成されている。靴底部3のつま先部に形成された
係合凸部8cの張出し長さは、つま先部の最先端部から
靴底部3の側部に向かって順次減少しており、一方、靴
底部3のかかと部に形成された係合凸部8cの張出し長
さは、かかと部の最後端部から靴底部3の側部に向かっ
て順次減少している。
【0036】替え底6cは靴底部3の形状にほぼ合致さ
せて形成されており、取付け部7と、中間層10と、接
地層11とから構成されている。
【0037】取付け部7は、靴底部3と実質的に同一形
状を有するように、弾性を有する合成ゴムや合成樹脂か
ら成形されており、周縁から上方に向けて垂直に設けら
れた突壁7cを一体的に有している。この突壁7cの上
端縁は、靴底部3の段部5に嵌合され、靴本体1cの下
部周縁を覆って、これを保護する。突壁7cの内面にお
いて、靴底部3の係合凸部8c、8cに対応する位置、
即ち、替え底6cのつま先部及びかかと部において、突
壁7cの内面の上端から靴底部3の上記段部5の高さに
対応する距離だけ下方に離れた位置には、靴底部3の係
合凸部8c、8cが係合可能な係合凹部4c、4cがそ
れぞれ形成されている。替え底6cのつま先部に形成さ
れた係合凹部4cの深さは、つま先部の最先端部から替
え底6cの側部に向かって順次減少しており、一方、替
え底6cのかかと部に形成された係合凹部4cの深さ
は、かかと部の最後端部から替え底6cの側部に向かっ
て順次減少している。
【0038】本発明の第3実施形態による釣り用靴Cに
おける靴本体1cの靴底部3への替え底6cの取付け方
法及び靴底部3からの替え底6cの取外し方法は、本発
明の第1実施形態による釣り用靴Aにおける取付け方法
及び取外し方法と同一であるため、それ等の説明を省略
する。
【0039】本発明の上述した第3実施形態による釣り
用靴Cにおいては、靴本体1cの下部周縁におけるつま
先部及びかかと部に係合凸部8c、8cがそれぞれ形成
され、一方、替え底6cの突壁7cにおけるつま先部及
びかかと部に係合凹部4c、4cがそれぞれ形成されて
いるものとして説明したが、靴本体1cの下部周縁にお
けるつま先部のみに係合凸部8cを設け、替え底6cの
突壁7cの内面におけるつま先部のみに係合凹部4cを
設けてもよい。又、本発明の上記釣り用靴Cにおいて、
靴本体1cの下部周縁におけるつま先部及びかかと部の
みならず、その周縁全体に亘って連続する係合凸部8c
を設け、一方、替え底6cの突壁7cの内面におけるつ
ま先部及びかかと部のみならず、その内面全周に亘って
連続する係合凹部4cを設けてもよい。
【0040】本発明の上述した第1実施形態乃至第3実
施形態による釣り用靴A乃至Cおいては、靴底部3とソ
ール部2aとの間にはクッション材13が充填されてい
るものとして説明したが、このクッション材13を省略
してもよい。その場合には、履き心地を改善するため
に、クッション材としての中敷きをソール部2aの上面
に配置することが望ましい。
【0041】本発明の上記釣り用靴A乃至Cにおいて
は、取付手段9としての面ファスナーを構成する複数の
ループ9aを有するシートが、替え底6aにおける取付
け部7の上面に貼り付けられており、一方、複数のフッ
ク9aを有するシートが、靴本体1aの靴底部3の下面
に貼り付けられているものとして説明したが、これ等の
シートを逆に、即ち、複数のループ9aを有するシート
を靴底部3の下面に貼り付け、複数のフック9aを有す
るシートを替え底6aにおける取付け部7の上面に貼り
付けてもよい。又、この取付手段9は、替え底6aを靴
本体1aの靴底部3に着脱可能に取り付ける作用を有す
るものであれば、その形態は任意であり、例えば、繰返
し貼付けが可能な両面接着テープ等を使用してもよい。
【0042】又、上記取付手段9としての面ファスナー
を構成するシートは、靴底部3並びに替え底の取付部7
の上面のほぼ全面にわたってそれぞれ設けられている
が、一部分にのみ設けてもよく、例えば靴底部3の中央
部と上記取付部7の上面の中央部とに上記シートを設け
てもよい。この場合、上記シートの作成の簡略化、靴本
体の軽量化、コストダウンが図れる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、甲部と靴底部とからな
る靴本体の靴底部下面に、靴底部の形状にほぼ合致させ
て形成した替え底を取付手段によって取替え可能に配置
した釣り用靴において、前記靴本体の下部周縁の少なく
ともつま先部に係合凹部及び係合凸部の何れか一方を形
成し、前記替え底の周縁から上方に向けて前記靴本体の
下部周縁を覆うように立設した突壁の内面に前記靴本体
側の係合凹部及び係合凸部の一方に靴底部下面への取り
付け時に対向する位置に係合凹部及び係合凸部の何れか
他方を形成したので、靴本体と替え底との間への異物の
侵入を確実に防止し、その効果を長期間に亘って確保す
ることができ、替え底が靴本体から不用意に剥離するこ
とを防止し、しかも、替え底のみを取り替えることによ
って、釣りのための適切な機能を長期間に亘って保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による釣り用靴を示す断
面図。
【図2】本発明の第1実施形態による釣り用靴のかかと
部を示す部分斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態による釣り用靴の分解斜
視図。
【図4】本発明の第2実施形態による釣り用靴の分解斜
視図。
【図5】本発明の第2実施形態による釣り用靴のかかと
部を示す部分斜視図。
【図6】本発明の第3実施形態による釣り用靴を示す断
面図。
【符号の説明】
A:本発明の第1実施形態による釣り用靴 B:本発明の第2実施形態による釣り用靴 C:本発明の第3実施形態による釣り用靴 1a、1b、1c:靴本体 2:甲部 3:靴底部 4a、4b、4c:係合凹部 6a、6b、5c:替え底 7a、7b、7c:突壁 8a、8b、8c:係合凸部 9:取付手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲部と靴底部とからなる靴本体の靴底部
    下面に、靴底部の形状にほぼ合致させて形成した替え底
    を取付手段によって取替え可能に配置した釣り用靴にお
    いて、 前記靴本体の下部周縁の少なくともつま先部に係合凹部
    及び係合凸部の何れか一方を形成し、 前記替え底の周縁から上方に向けて前記靴本体の下部周
    縁を覆うように立設した突壁の内面に前記靴本体側の係
    合凹部及び係合凸部の一方に靴底部下面への取り付け時
    に対向する位置に係合凹部及び係合凸部の何れか他方を
    形成したことを特徴とする釣り用靴。
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