JP4728053B2 - 梱包機 - Google Patents

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本発明は、被梱包物に梱包用バンドをバンド掛けして梱包を行う梱包機に関する。
被梱包物に梱包用バンドをバンド掛けして梱包を行う場合には、梱包用バンドを案内するバンドガイドを収容したアーチを有する梱包機が多く用いられている。被梱包物が、例えば、段ボールを積み重ねたもの等である場合には、梱包用バンドを被梱包物にきつく縦掛けすれば、被梱包物は十分強固に梱包されることとなるので、アーチ式バンド梱包装置と、被梱包物を載せて移動させるためのコンベアと、被梱包物をコンベアの上方から押圧するプレスを有するプレス装置とを組み合わせて梱包機を構成することができる。このような梱包機では、被梱包物の前後方向中央個所にのみバンド掛けを行って被梱包物を梱包している場合もあるが、被梱包物の前後2個所でバンド掛けを行う必要がある場合も多く、通常は、まず、アーチ式バンド梱包装置で被梱包物の前側部分にバンド掛けを行い、その後、コンベアによって被梱包物を移動させて、被梱包物の後側部分にアーチ式バンド梱包装置でバンド掛けを行っている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、まず、被梱包物をコンベアに載せて移動させ、被梱包物の前側部分がアーチ式バンド梱包装置のアーチ内に位置したところでコンベアを停止させる。そして、プレス装置のプレスを下降させて被梱包物を押圧し、被梱包物を圧縮した状態にしてから1回目のバンド掛けを行う。次に、プレス装置のプレスを上昇させて被梱包物の押圧状態を開放してから、コンベアを作動させて被梱包物を移動させ、被梱包物の後側部分がアーチ式バンド梱包装置のアーチ内に位置したところで再びコンベアを停止させる。そして、この状態で再びプレス装置のプレスを下降して被梱包物を押圧し、被梱包物を圧縮した状態にしてから2回目のバンド掛けを行っている。
特開平11−348916号公報
ところで、特許文献1に記載されたような梱包機を用いた梱包方法では、被梱包物の後側部分をプレス装置で圧縮するとき、被梱包物の前側部分は梱包用バンドで締め付けられているのに対し、後側部分は膨らんでいるので、プレス装置による後側部分の圧縮率が低下し、結果的に、梱包用バンドによる後側部分の結束力が弱いものとなってしまう。また、後側部分の圧縮率が低下すると、被梱包物の梱包状態が前後で異なってしまうので、被梱包物の荷姿が悪くなるという問題点もある。
そこで、このような不具合を回避するために、2台のアーチ式バンド梱包装置をコンベアの前後方向に配置した梱包機を用いて、被梱包物の前後に、一度でバンド掛けを行うといったことも行われている。しかしながら、この場合には、アーチ式バンド梱包装置が少なくとも2台必要になるので、梱包機の製造コストが高くなってしまう。
したがって、本発明は、安価に構成でき、しかも、被梱包物の荷姿を崩すことなく、被梱包物の前後に十分な結束力でバンド掛けを行うことができる梱包機を提供することを目的とする。
この目的を達成するための本発明の梱包機は、被梱包物の搬送路(例えばコンベア)と、この搬送路上の被梱包物を囲むように配置されたアーチを有するアーチ式バンド梱包装置と、被梱包物を搬送路のバンド掛け位置で上方から押圧するプレス装置と、を備え、アーチ式バンド梱包装置が、被梱包物に前後少なくとも2個所でバンド掛けを行うことができるように構成されている梱包機であって、アーチ式バンド梱包装置は、バンド掛け位置でプレス装置に押圧されている被梱包物の一のバンド掛け個所(例えば第1のバンド掛け個所)にバンド掛けを行い、かつ、搬送路に沿って移動して被梱包物の他のバンド掛け個所(例えば第2のバンド掛け個所)にバンド掛けを行うように構成されているものである。本発明では、例えば、被梱包物をプレス装置で押圧して、被梱包物の一のバンド掛け個所にバンド掛けを行い、被梱包物をプレス装置で押圧したまま、アーチ式バンド梱包装置を移動させ、被梱包物の他のバンド掛け個所に、例えば順次、バンド掛けを行う。本発明の梱包機で、被梱包物に前後3箇所でバンド掛けを行う場合には、例えば、第2のバンド掛け個所にバンド掛けを行なってから、アーチ式バンド梱包装置を搬送路に沿ってさらに移動させ、被梱包物の第3のバンド掛け個所にバンド掛けを行う。プレス装置は、被梱包物の上面全体を押圧するように構成することができる。プレス装置はまた、被梱包物のそれぞれのバンド掛け個所を別々に、かつ、同時に押圧するように構成することができる。本発明では、例えば、被梱包物の後側部分(例えば第1のバンド掛け個所)にバンド掛けしてから、被梱包物の前側部分(例えば第2のバンド掛け個所)にバンド掛けすることができるが、場合によっては、被梱包物の前側部分(例えば第1のバンド掛け個所)にバンド掛けしてから、被梱包物の後側部分(例えば第2のバンド掛け個所)にバンド掛けしてもよい。本発明では、アーチ式バンド梱包装置は、例えば、一台設けられる。
アーチ式バンド梱包装置の搬送路に沿った移動態様としては、装置全体が移動するように構成することができるが、装置の一部分を残して装置本体が移動するように構成することもできる。例えば、アーチ式バンド梱包装置を、被梱包物の一のバンド掛け個所(例えば第1のバンド掛け個所)に対応して配置された一の上側アーチ部分(例えば第1の上側アーチ部分)と、被梱包物の他のバンド掛け個所(例えば第2のバンド掛け個所)に対応して配置された他の上側アーチ部分(例えば第2の上側アーチ部分)と、搬送路に沿って上側アーチ部分の間を移動し、上側アーチ部分のそれぞれとあるいはそれぞれの上側アーチ部分と組み合わされて被梱包物の一のバンド掛け個所及び他のバンド掛け個所にバンド掛けを行う梱包装置本体と、を備えたものとすることができる。このような構成により、アーチ式バンド梱包装置を移動させるとき、搬送路の例えば上方に配置されるプレス装置などの機構が邪魔になるといったことを回避できるので、複雑な制御を実行する必要はなくなる。
ところで、被梱包物の長さが異なる場合には、被梱包物の長さに応じて、アーチ式バンド梱包装置によるバンド掛けの実行位置も変化させることが好ましい。したがって、アーチ式バンド梱包装置の上側アーチ部分の搬送方向の間隔あるいは上側アーチ部分の間の搬送方向の間隔を調整できるように構成することが効果的である。例えば、一の上側アーチ部分(例えば第1の上側アーチ部分)を固定的に設け、他の上側アーチ部分(例えば第2の上側アーチ部分)を搬送方向に移動可能に設けて、他の上側アーチ部分を搬送方向に移動させることにより、上側アーチ部分の間の搬送方向の間隔を調整する。
プレス装置は、例えば、被梱包物の全てのバンド掛け個所を同時に押圧できるように構成される。この場合には、装置が大掛かりなものとならないように、プレス装置を、それぞれの上側アーチ部分に対応して配置されたプレスを備えたものとして構成するのが好ましい。そして、それぞれのプレスを、上側アーチ部分の前後に位置して設けられた一対の伸縮ロッド及びこの伸縮ロッドの下端に取り付けられた押圧部材を有しているものとして構成するのが効果的である。例えば、プレス装置は、一の上側アーチ部分(例えば第1の上側アーチ部分)の前後に位置して設けられた一対の伸縮ロッド及びこの伸縮ロッドの下端に取り付けられた押圧部材を有する一のプレス(例えば第1のプレス)と、他の上側アーチ部分(例えば第2の上側アーチ部分)の前後に位置して設けられた一対の伸縮ロッド及びこの伸縮ロッドの下端に取り付けられた押圧部材を有する他のプレス(例えば第2のプレス)と、を備えるものとすることができる。それぞれのプレスは、例えば同時に、被梱包部を押圧し、被梱包物の押圧を解除する。このようにして、それぞれのバンド掛け個所のみを局所的に押圧でき、しかも、それぞれのバンド掛け個所を十分かつ適切に圧縮できるプレス装置を構成できる。
また、アーチ式バンド梱包装置によるバンド掛けの実行位置を変化させる場合には、プレス装置による押圧実行位置も変化させる必要がある。そこで、プレスの間の搬送方向の間隔を調整できるように構成しておくことが好ましい。より効果的には、上側アーチ部分の搬送方向の間隔の調整にしたがって自動的にプレスの搬送方向の間隔も調整されるように構成しておく。
以上説明したように、本発明の梱包機は、安価であるにもかかわらず、しっかりとした結束状態の見栄えのよい被梱包物を供給できるものである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る梱包機の一部破断平面図、図2Aは本発明に係る梱包機についての側面図、図2Bは下側アーチ部分の変更例を示す図、図3は図1のA−A線断面図であり、アーチ式バンド梱包装置によって被梱包物の第1のバンド掛け個所にバンド掛けを行う状態を説明するための図である。
梱包機1は、パレット3に積み重ねられた段ボール(被梱包物)5をパレット3ごと梱包するためのものであり、金属製のベース枠7と、このベース枠7を前後方向に貫通して延びるように配置された、駆動手段(図示せず)によってローラが搬送方向に回転するローラコンベア(搬送路)9と、ローラコンベヤ9上の被梱包物5を囲むようにベース枠7の内側に配置されたアーチ10を有するアーチ式バンド梱包装置11と、ベース枠7の上部(天板)側に取り付けられた、被梱包物5を上方から押圧するためのプレス装置13と、を備えている。
ローラコンベア9は、被梱包物5をアーチ式バンド梱包装置11の後側(図1上右側)から前側(図1上左側)へ搬送することができるように構成されていて、アーチ式バンド梱包装置11による被梱包物5のバンド掛けの際には、被梱包物5を所定のバンド掛け位置に停止させるように構成されている。なお、ローラコンベア9の後側には、被梱包物5が載せられたパレット3をローラコンベア9に投入するための投入用ローラコンベア15が、ローラコンベア9の後端に連なるように設けられ、ローラコンベア9の前側には、バンド掛けされた被梱包物5を排出するための排出用ローラコンベア17が、ローラコンベヤ9の前端近傍から前方に延びるように設けられている。
アーチ式バンド梱包装置11は、ベース枠7の上部内側に、ローラコンベヤ9の幅方向に延びるように取り付けられた、後側に位置する第1の上側アーチ部分19と、ベース枠7の上部内側に、ローラコンベヤ9の幅方向に延びるように配置された、前側に位置する第2の上側アーチ部分21と、ローラコンベア9の長さ方向に沿って移動可能となるように設けられた梱包装置本体23と、を備えていて、梱包装置本体23は、第1の上側アーチ部分19又は第2の上側アーチ部分21と組み合わされて、ローラコンベヤ9上の被梱包物5を囲むようなアーチ10を構成する側方アーチ部分25、27を有している。第1の上側アーチ部分19と第2の上側アーチ部分21とは、同一の構造を有していて、幅方向両端部に多少下側に延びる接続部28、28を、それぞれ備えている。
第1の上側アーチ部分19は、支持部材29を介してベース枠7の上部内側に固定され、第2の上側アーチ部分21は、ベース枠7の上部に設けられた調整機構31によって、ローラコンベア9の長さ方向に移動可能となるように、ベース枠7の上部内側に配置されている。
調整機構31は、ベース枠7の上部外側の幅方向両側に設けられた、ローラコンベア9の長さ方向に延びる一対のガイドレール33、33と、この一対のガイドレール33、33に沿って移動可能に設けられた、駆動手段(図示せず)が構成されている支持体35と、を備え、この支持体35は、ベース枠7の上部(天板)の幅方向中央に設けられている、前端部から後端部にかけて延びるスリット36を貫通して、ベース枠7内に突出している取り付け部38を有していて、取り付け部38は、スリット36に沿って移動できるように構成されている。第2の上側アーチ部分21は、この取り付け部38の下端部に固定されている。したがって、調整機構31によって、第2の上側アーチ部分21をローラコンベア9の長さ方向に沿って移動させることができるので、第1の上側アーチ部分19と第2の上側アーチ部分21との間隔(搬送方向の間隔)を調整することができる。
梱包装置本体23は、ローラコンベア9の幅方向両側に、このローラコンベア9の長さ方向に沿って移動可能となるように設けられた、縦長長方形状の一対のフレーム37、39を有していて、一方のフレーム37の内側には、上下方向に延びるように一方の側方アーチ部分25が取り付けられ、他方のフレーム39の下側には、シーリングユニット41が取り付けられている。シーリングユニット41は、梱包用バンド43(図4参照)の繰出し及び引締め並びに接着及び切断等を行うシール機構(図示せず)と、梱包用バンド43が巻かれたバンドリール45と、を備えていて、このシーリングユニット41(シーリングユニット41のバンド差し込み個所)から延びる他方の側方アーチ部分27が、他方のフレーム39の内側上方又は内側かつ上側で支えられている。なお、一対のフレーム37、39の下側は連結バー47によって連結されている。また、梱包装置本体23あるいはシーリングユニット41は、ローラコンベア9よりも若干上側に位置し、ローラコンベア9の幅方向に沿って伸縮するように移動する下側アーチ部分49を内側に収容している。下側アーチ部分49は、他のアーチ部分と比較して薄く形成されているが、アーチ全体を同一の厚さとしてもよい。
一対のフレーム37、39の下端部にはそれぞれ、走行ローラ51が設けられていて、この走行ローラ51が、ベース枠7の下端内側部に設置されている一対のガイドレール53、53上を移動することにより、一対のフレーム37、39がローラコンベヤ9に沿って移動するように構成されている。そして、他方のフレーム39の下側には駆動手段55が設けられていて、他方のフレーム39の走行ローラ51がこの駆動手段55により駆動されることにより、梱包装置本体23が全体的に、第1の上側アーチ部分19及び第2の上側アーチ部分21の間を移動する。
このように構成された梱包装置本体23は、被梱包物5へのバンド掛け開始時には、一方の側方アーチ部分25及び他方の側方アーチ部分27が、第1の上側アーチ部分19の接続部28、28にそれぞれ連結された状態となっている。
なお、下側アーチ部分49は、バンド掛け開始時まで、梱包装置本体23のシーリングユニット41の内部下側に収容されているが、パレット3に載っている被梱包物5がバンド掛け位置に搬送され停止すると、ローラコンベア9の幅方向に沿って伸張又は突出するように移動し、パレット3に形成されている隙間57内を通過した状態で、一方の側方アーチ部分25の下側に連結される(図2A参照)。下側アーチ部分49が一方の側方アーチ部分25に連結されると、下側アーチ部分49、一方の側方アーチ部分25、第1の上側アーチ部分19及び他方の側方アーチ部分27からアーチ10が構成され、アーチ10内に梱包用バンド43のバンドガイド(図示せず)が形成される。なお、図2Bに示すように、下側アーチ部分49を、ローラコンベア9の幅方向で2分割し、それぞれの下側アーチ部分体49a、49bを幅方向反対側に待機させておくことができる。そして、下側アーチ部分49a、49bを幅方向に沿って伸長又は突出させ、両方の下側アーチ部分体49a、49bを幅方向中央位置で接続することにより(図2Bの状態)、下側アーチ部分49、一方側の側方アーチ部分25、第1の上側アーチ部分19及び他方側のアーチ部分27からなるアーチ10を構成してもよい。
プレス装置13は、ベース枠7の上部後側に設けられた第1のプレス59と、ベース枠7の上部前側に設けられた第2のプレス61と、を備えて構成されている。第1のプレス59は、本体62がベース枠7の上部に固定して設けられていて、第1の上側アーチ部分19を挟むように、この第1の上側アーチ部分19の前後に配置された、本体62からスリット36を通って下側に延びる一対の伸縮ロッド63と、この一対の伸縮ロッド63のそれぞれの下端に固定された押圧部材65と、を有している。また、第2のプレス61は、本体66が第2の上側アーチ部分21とともに調整機構31の支持体35に固定して取り付けられているが(第2のプレス61又は本体66は支持体35に直接固定されている)、第1のプレス59と同様に、第2の上側アーチ部分21を挟むように、この第2の上側アーチ部分21の前後に配置された、本体66からスリット36を通って下側に延びる一対の伸縮ロッド63と、この一対の伸縮ロッド63のそれぞれの下端に固定された押圧部材65と、を有している。第2のプレス61の伸縮ロッド63は、スリット36に沿って移動できるように構成されている。
押圧部材65は、下側が幅広となる断面台形状で、かつ、ローラコンベア9の幅とほぼ同じ長さを有する細幅の長いプレート体であり、ローラコンベア9の幅方向に延びるように設けられている。第1のプレス59及び第2のプレス61ではそれぞれ、一対の押圧部材65、65は、梱包用バンド43の幅にほぼ等しい間隔で配置されている。
このように構成された梱包機1を用いて、被梱包物5をバンド掛けする場合には、図3に示すように、まず、被梱包物5が載せられているパレット3を、投入用のローラコンベア15からローラコンベア9に移し、ローラコンベア9によって被梱包物5が載せられているパレット3をベース枠7内に移動させる。そして、被梱包物5の第1のバンド掛け個所となる後側部分が、第1の上側アーチ部分19の下側に位置したときに、すなわち、第1の上側アーチ部分19を用いて構成されているアーチ10内に位置したときに、ローラコンベア9が停止される。
次に、プレス装置13の第1のプレス59及び第2のプレス61のそれぞれの伸縮ロッド63を下側に伸ばして、被梱包物5の第1のバンド掛け個所となる後側部分及び第2のバンド掛け個所となる前側部分をそれぞれ、押圧部材65で押圧して圧縮する。ここでは、第1のプレス59及び第2のプレス61の伸縮ロッド63が、第1の上側アーチ部分19及び第2の上側アーチ部分21をそれぞれ挟むように設けられているので、バンド掛けされる部分の両側は、押圧部材65により、均一かつ十分に圧縮された状態になっている。
そして、このプレス装置13による被梱包物5の押圧工程とほぼ同時に、梱包装置本体23の下側アーチ部分49を、ローラコンベア7の幅方向に沿って伸長するように移動させて、一方の側方アーチ部分25の下側に連結させる。
被梱包物5の第1のバンド掛け個所となる後側部分及び第2のバンド掛け個所となる前側部分が第1のプレス59及び第2のプレス61によってそれぞれ押圧され、かつ、梱包装置本体23の下側アーチ部分49が一方の側方アーチ部分25の下側に連結されたら、梱包装置本体23のシーリングユニット41を作動させて、まず、被梱包物5の後側部分の第1のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛ける。このとき、被梱包物5の第1のバンド掛け個所の両側は、第1のプレス59の押圧部材65によってそれぞれ押圧されて圧縮されているので、梱包用バンド43による締め付けを強固にすることができる。なお、梱包用バンド43は、シーリングユニット41から、下側アーチ部分49、一方の側方アーチ部分25、第1の上側アーチ部分19及び他方の側方アーチ部分27の順でアーチ10内に供給され、側方アーチ部分27からシーリングユニット41に差し込まれる。
図4はアーチ式バンド梱包装置11の梱包装置本体23を移動させて被梱包物5の第2のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛ける状態を説明するための図である。
被梱包物5の後側部分の第1のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛けたら、下側アーチ部分49をシーリングユニット41に収縮するように収容し、梱包装置本体23を第2の上側アーチ部分21の下側に位置させるように移動させて、一方の側方アーチ部分25及び他方の側方アーチ部分27と、第2の上側アーチ部分21の接続部28、28とを連結させる。そして、再び、下側アーチ部分49をローラコンベア9の幅方向に沿って伸長するように移動させて、一方の側方アーチ部分25に連結させる。そして、シーリングユニット41を作動させて、被梱包物5の前側部分の第2のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛ける。
なお、被梱包物5の第2のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛けるときには、プレス装置13の第1のプレス59及び第2のプレス61は、被梱包物5の第1のバンド掛け個所に梱包用バンド43を掛けたときと同じ押圧状態を引き続き維持しているので、不適切な梱包状態が生じるおそれはない。
被梱包物5がバンド掛けされた後は、プレス装置13の第1のプレス59及び第2のプレス61の伸縮ロッド63をそれぞれ上側に収縮させ、梱包装置本体23の下側アーチ部分49をシーリングユニット41に収縮するように収容してから、ローラコンベア9の駆動手段を作動させることによって、バンド掛けされた被梱包部5を、ローラコンベア9によって排出用のローラコンベア17側に搬送する。
なお、例えば長さの異なる被梱包物5が梱包対象となる場合には、調整機構31の駆動手段を作動させて、支持体35を一対のガイドレール33に沿って移動させ、第2の上側アーチ部分21と第2のプレス61とを被梱包物5の前側部分の新たな第2のバンド掛け個所の上側に位置させる。
図5はアーチ式バンド梱包装置11によるバンド掛け動作を概略的に説明する図である。
アーチ10内に供給され、先端部がシーリングユニット41のシール機構によってグリップされた梱包用バンド43は、後部側が引き戻されて引き締められる。そうすると、梱包用バンド43は、一方の側方アーチ部分25(図5aの(1)参照)、第1の上側アーチ部分19(図5aの(2)参照)、他方の側方アーチ部分27(図5aの(3)参照)の順でアーチ10を抜けていき、最後に下側アーチ部分49を抜けて、パレット3及び被梱包物5に巻き付く。そして、梱包用バンド43の先端部と後部側とを溶着し、切断を行なって梱包を完了する(図5b参照)。
本発明の梱包機を用いれば、例えば、段ボールを積み重ねた被梱包物に梱包用バンドを都合よくバンド掛けできる。
本発明に係る梱包機の一部破断平面図である。 本発明に係る梱包機についての側面図である。 下側アーチ部分の変更例を示す図である。 図1のA−A線断面図であり、アーチ式バンド梱包装置によって被梱包物の第1のバンド掛け個所にバンド掛けを行う状態を説明するための図である。 アーチ式バンド梱包装置の梱包装置本体を移動させて被梱包物の第2のバンド掛け個所にバンド掛けを行う状態を説明するための図である。 アーチ式バンド梱包装置11によるバンド掛け動作を概略的に説明する図である。
符号の説明
1 梱包機
5 被梱包物
9 ローラコンベア(搬送路)
11 アーチ式バンド梱包装置
13 プレス装置
19 第1の上側アーチ部分
21 第2の上側アーチ部分
23 梱包装置本体
59 第1のプレス
61 第2のプレス
63 伸縮ロッド
65 押圧部材

Claims (2)

  1. 被梱包物の搬送路と、この搬送路上の被梱包物を囲むように配置されたアーチを有するアーチ式バンド梱包装置と、被梱包物を前記搬送路のバンド掛け位置で上方から押圧するプレス装置と、を備え、前記アーチ式バンド梱包装置が、被梱包物に前後少なくとも2個所でバンド掛けを行うことができるように構成されている梱包機であって、
    前記アーチ式バンド梱包装置は、前記バンド掛け位置で前記プレス装置に押圧されている被梱包物の一のバンド掛け個所にバンド掛けを行い、かつ、前記搬送路に沿って移動して被梱包物の他のバンド掛け個所にバンド掛けを行うものであり、被梱包物の一のバンド掛け個所に対応して配置された一の上側アーチ部分と、被梱包物の他のバンド掛け個所に対応して配置された他の上側アーチ部分と、前記搬送路に沿って前記上側アーチ部分の間を移動し、前記上側アーチ部分のそれぞれと組み合わされて被梱包物の一のバンド掛け個所及び他のバンド掛け個所にバンド掛けを行う梱包装置本体と、を備え、
    前記プレス装置は、それぞれの前記上側アーチ部分に対応して配置されたプレスを具備し、それぞれの前記プレスは、前記上側アーチ部分の前後に位置して設けられた一対の伸縮ロッド及びこの伸縮ロッドの下端に取り付けられた押圧部材を有していて、
    前記プレス装置は、前記プレスの間の搬送方向の間隔を調整できるように構成されている、ことを特徴とする梱包機。
  2. 被梱包物の搬送路と、この搬送路上の被梱包物を囲むように配置されたアーチを有するアーチ式バンド梱包装置と、被梱包物を前記搬送路のバンド掛け位置で上方から押圧するプレス装置と、を備え、前記アーチ式バンド梱包装置が、被梱包物に前後少なくとも2個所でバンド掛けを行うことができるように構成されている梱包機であって、
    前記アーチ式バンド梱包装置は、前記バンド掛け位置で前記プレス装置に押圧されている被梱包物の一のバンド掛け個所にバンド掛けを行い、かつ、前記搬送路に沿って移動して被梱包物の他のバンド掛け個所にバンド掛けを行うものであり、被梱包物の一のバンド掛け個所に対応して配置された一の上側アーチ部分と、被梱包物の他のバンド掛け個所に対応して配置された他の上側アーチ部分と、前記搬送路に沿って前記上側アーチ部分の間を移動し、前記上側アーチ部分のそれぞれと組み合わされて被梱包物の一のバンド掛け個所及び他のバンド掛け個所にバンド掛けを行う梱包装置本体と、を備え、前記上側アーチ部分の間の搬送方向の間隔を調整できるように構成されていて、
    前記プレス装置は、それぞれの前記上側アーチ部分に対応して配置されたプレスを具備し、それぞれの前記プレスは、前記上側アーチ部分の前後に位置して設けられた一対の伸縮ロッド及びこの伸縮ロッドの下端に取り付けられた押圧部材を有し、
    前記プレス装置は、前記プレスの間の搬送方向の間隔を調整できるように構成されている、ことを特徴とする梱包機。
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