JP4727929B2 - ピラゾリルアリールアルキン - Google Patents

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Description

本発明は、ピラゾリルアリールアルキンおよびその使用、ならびにピラゾリルアリールアルキンと中間体の製法に関する。
ピラゾリルアリールアルキンは、殺虫剤およびダニ駆除剤を製造する際の中間体として特に産業的に重要視されてきた(EP−A571326およびEP−A1219173参照)。従って、例えばフェニルアルキンとヨードピラゾールとをパラジウム−触媒下に結合させることにより、4−ピラゾリルフェニルアルキンを製造できる。しかし、いくつかのフェニルアルキン、例えば3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアルキンは、自発性の制御不能な分解を起こし易いことが知られている。別の態様でも、相当のピラゾールをヨウ化することにより、ヨードピラゾールは中程度の収率でのみ獲得することができる。
EP−A571326 EP−A1219173
それ故、入手が容易で収率の良い反応物を出発物質とし、ピラゾリルアルキンを確実に製造できる方法が必要とされている。
現在、以下の式(I)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
は、水素、C〜C12−アルキル、C〜C14−アリール、C〜C15−アリールアルキル、C〜C12−フルオロアルキルまたは式(II)の基であり:
(C〜C−アルキレン)−B−D−E (II)
およびRは、それぞれ独立して、水素、C〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C14−アリール、C〜C14−アリールオキシ、C〜C15−アリールアルキル、C〜C15−アリールアルコキシ、塩素、フッ素、シアノ、遊離または保護ホルミル、C〜C12−フルオロアルキル、C〜C12−フルオロアルキルチオ、C〜C12−フルオロアルコキシまたは式(IIIa)〜(IIIf)で示される基であり:
A−B−D−E (IIIa)
A−E (IIIb)
A−SO−E (IIIc)
A−B−SO−R(IIId)
A−SOW (IIIe)
A−COW (IIIf)
ここで、式(II)および(IIIa)〜(IIIf)中、
Aは、何も示さないかまたはC〜C−アルキレン、C〜C−アルケニレンまたはC〜C−フルオロアルキレン基であり、
Bは、何も示さないかまたは酸素、硫黄あるいはNRであり、
ここで、
は、水素、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであり、
Dは、カルボニル基であり、
Eは、R、OR、NHRまたはN(Rであり、
ここで、
は、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであり、
は、それぞれ独立して、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであるかまたはN(R一緒で、4〜12個の炭素原子を有する環状アミノ基を表し、
Wは、OH、NHまたはOMであり、
ここで、
Mは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンの半等量物、アンモニウムイオンまたは有機アンモニウムイオンであり、
Arは、全体で5〜18個の環原子を有する単環式、二環式または三環式芳香族基であり、一環あたりせいぜい1個の環原子は、酸素、硫黄および窒素から成る群より選択され、単環式、二環式または三環式芳香族基は、任意にモノ置換またはポリ置換されている]の製法が見出されており、この方法は以下の工程を行うことを特徴とする:
・第1工程、a)、式(IV)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものであり、
Halは、塩素、臭素またはヨウ素である]を触媒下に式(V)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
は、水素、ハロゲン、ArまたはCOORであり、ここで、
は、C〜C−アルキル、C〜C14−アリールまたはC〜C15−アリールアルキルである]と反応させることにより、式(VI)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものである]へ変換する、
・第2工程、b)、
I)Rが水素、ハロゲンまたはCOORである場合、
i)式(VI)の化合物を、場合によってはハロゲン化の後、脱離により、式(VII)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものである]へ変換し、
ii)式(VII)の化合物を、触媒の存在下に、式(VIII)の化合物:
Hal−Ar (VIII)
[式中、
Arは、前記したものであり、
Halは、塩素、臭素またはヨウ素である]と反応させることにより、式(I)の化合物へ変換する、ならびに
(II)RがArである場合、
式(VI)の化合物を、ハロゲン化と脱離により、式(I)の化合物へ変換する。
本明細書において、前記または下記の一般的記載または有利な態様(すなわち特殊かつ有利な態様)で特定される、基の定義、パラメーターおよび図は、望ましいように組み合わされてよい。
アルキル、アルコキシ、アルキレンおよびアルケニレンは、それぞれ独立して、直鎖、環状、分枝または非分枝アルキル、アルコキシ、アルキレンまたはアルケニレン基であり、それぞれ更にC〜C−アルコキシで置換されていてよい。同様のことが、アリールアルキル基の非芳香族部にも当てはまる。
〜C−アルキルは、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチルであり、C〜C−アルキルは、付加的に、例えば、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、シクロヘキシル、シクロペンチル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、n−ヘプチルおよびn−オクチルであり、C〜C12−アルキルは、付加的に更に、例えば、アダマンチル(adamantyl)、異性体メンチル、n−ノニル、n−デシルおよびn−ドデシルである。
〜C−アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシであり、C〜C−アルコキシは、付加的に、n−ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、ネオペントキシ、1−エチルプロポキシ、シクロヘキソキシ、シクロペントキシ、n−ヘキソキシおよびn−オクトキシであり、C〜C12−アルコキシは、付加的に更に、例えば、アダマントキシ(adamantoxy)、異性体メントキシ基、n−デコキシおよびn−ドデコキシである。
〜C−アルキレンは、例えば、メチレン、1,1−エチレン、1,2−エチレン、1,1−プロピレン、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,2−シクロヘキソキシレンおよび1,2−シクロペンチレンである。
〜C−アルケニレンは、例えば、1,1−エテニレン、2−エトキシ−1,1−エテニレンおよび2−メトキシ−1,1−エテニレンである。
フルオロアルキルおよびフルオロアルキレンは、それぞれ独立して、直鎖、環状、分枝または非分枝アルキル基およびアルキレン基であり、それぞれ一部、複数部または全部がフッ素原子で置換されており、更に付加的に一部または複数部が塩素原子で置換されている。
例えば、C〜C12−フルオロアルキルは、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、ノナフルオロブチル、ヘプタフルオロイソプロピル、ペルフルオロオクチル、ペルフルオロドデシルおよびペルフルオロヘキサデシルである。
アリールは、それぞれ独立して、5〜14個の骨格炭素原子を有するヘテロ芳香族基であり、この際、環あたりで骨格炭素原子の0、1、2または3個が(しかし全分子では少なくとも1つの骨格炭素原子が)窒素、硫黄および酸素から成る群より選択されるヘテロ原子で置換されていてよく、有利には6〜14個の骨格炭素原子を有する炭素環芳香族基である。
6〜14個の骨格炭素原子を有する炭素環芳香族基の例は、フェニル、ビフェニル、ナフチル、フェナンスレニル、アントラセニルまたはフルオレニルおよび5〜14個の骨格炭素原子を有するヘテロ芳香族基であり、この際、環あたりで骨格炭素原子の0、1、2または3個が(しかし全分子では少なくとも1つの骨格炭素原子が)、窒素、硫黄および酸素から成る群より選択されるヘテロ原子で置換されていてよく、例えば、ピリジニル、オキサゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニルまたはキノリニルである。
さらに、炭素環芳香族基またはヘテロ芳香族基は、環あたり、ニトロ、シアノ、塩素、フッ素、C〜C12−アルキル、C〜C12−フルオロアルキル、C〜C12−フルオロアルコキシ、C〜C12−フルオロアルキルチオ、C〜C12−アルコキシ、ジ(C〜C−アルキル)アミノ、トリ(C〜C−アルキル)シロキシルまたは前記式(IIIa)〜(IIIf)の基から成る群より選択される、同一または異なる5つまでの置換基で置換されていてよい。
アリールアルキルは、それぞれ独立して、直鎖、環状、分枝または非分枝の前記したアルキル基であり、一部、複数部または全部を前記のアリール基で置換されていてよい。
好ましい置換様式を以下に定義する。
は、有利に、水素、フェニルまたはC〜C−アルキル、より有利にメチルである。
は、有利に、C〜C12−フルオロアルキル、より有利に、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、ノナフルオロブチル、ヘプタフルオロイソプロピル、ペルフルオロオクチル、ペルフルオロドデシルおよびペルフルオロヘキサデシル、特に有利にトリフルオロメチルである。
は、有利に、水素、C〜C−アルキル、C〜C14−アリールまたは式(IIIa)〜(IIIf)に含まれ得る以下の基である:
−CHCN、−CHCOO(C〜C−アルキル)、−CHCOO(C〜C14−アリール)、−CHCONH(C〜C−アルキル)、−CHCON(C〜C−アルキル)、−C(=CHOCH)COO(C〜C−アルキル)、C(=CHOCH)COO(C〜C14−アリール)、−C(=CHOCH)CONH(C〜C−アルキル)および−C(=CHOCH)CON(C〜C−アルキル)である。
は、より有利に、C〜C−アルキルまたは−CHCOO(C〜C−アルキル)であり、特に有利にメチルである。
Arは、有利に、置換されていないか、ニトロ、シアノ、塩素、フッ素、C〜C12−アルキル、C〜C12−フルオロアルキル、C〜C12−フルオロアルコキシ、C〜C12−フルオロアルキルチオ、C〜C12−アルコキシ、ジ(C〜C−アルキル)アミノ、トリ(C〜C−アルキル)シロキシルまたは前記した式(IIIa)〜(IIIf)の基から成る群より選択される基でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されたフェニルまたはピリジル基である。
Arは、より有利に、置換されていないか、塩素、フッ素、C〜C12−フルオロアルキル、C〜C12−フルオロアルコキシ、C〜C12−フルオロアルキルチオまたはC〜C12−アルコキシから成る群より選択される基でモノ置換、ジ置換またはトリ置換されたフェニル基である。
Arは、特に有利に、フッ素、C〜C−アルキル、C〜C−フルオロアルキル、C〜C−フルオロアルコキシまたはC〜C−フルオロアルキルチオからなる群より選択される基、特に有利に、フッ素、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシおよびトリフルオロメチルチオ、非常に有利にトリフルオロメチルでモノ置換、ジ置換またはトリ置換されたフェニル基である。
特に好ましいAr基には、以下のものが含まれる:
3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、3−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル、4−メチル−3−(トリフルオロメチル)フェニルおよび2−メチル−5−(トリフルオロメチル)フェニル。
は、有利に、水素、臭素、塩素、COO−メチル、COO−エチル、COO−フェニル、COO−イソプロピルおよびCOO−tert−ブチルである。
式(I)の特に有利な化合物は、4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾリル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンである。
工程a)において、触媒の存在下に式(IV)の化合物を式(V)の化合物と反応させることにより、式(VI)の化合物へ変換する。式(V)の化合物は文献公知であり、文献に記載されるのと同様の方法で合成できる。本発明の方法の1つの形態において、RがArである式(V)の化合物も、エチレンと式(Va)の化合物:
Ar−Y (Va)
[式中、
Yは、塩素、臭素、ヨウ素またはスルホネートであり、
Arは、前記のものである]とを触媒の存在下に反応させることにより獲得でき、この場合特に、触媒、反応パラメーターおよび塩基は以下に記載する好ましい形態で使用され、更に、式(V)の化合物を中間単離することなく工程a)の結合を行う。
特に有価な中間体である式(VI)の化合物も本発明に包括される。式(VI)の純粋なシスおよびトランス立体配置化合物の両方ならびにそれらの任意混合物でも同様である。相応して、前記の好ましい形態が当てはまる。
式(VI)の化合物には、以下のものが含まれる:
4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾリル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−クロロエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−ブロモエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−メトキシカルボニルエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−エトキシカルボニルエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールおよび4−(2−イソプロポキシカルボニルエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール。
Halがヨウ素であり、反応体として使用される式(IV)の化合物の幾つかは、文献公知であるか、文献に記載されるのと同様の方法で合成できる。
Halが臭素または塩素であり、好ましい反応体とされる式(IV)の化合物も本発明に包括され、例えば、pKaが3以下、有利に0以下の値を有する酸の存在下に、式(IX)の化合物:
Figure 0004727929
[式中、
、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものである]と、臭素、塩素または臭素と塩素のハロゲン間化合物とを反応させることにより、獲得できる。
式(IV)の化合物には以下のものが含まれる:4−ブロモ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールおよび4−クロロ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール。
工程b)におけるハロゲン化は、Rが水素またはCOORであるI)の場合、あるいはII)の場合に必要である。
ハロゲン化は、自体公知の方法、例えば式(VI)の特定の化合物と臭素、塩素または臭素と塩素のハロゲン間化合物、塩化スルホニルまたは臭化スルホニルまたは五塩化リンまたは五臭化リンとを、任意に、反応条件で少なくとも90%不活性な有機溶剤の存在下に反応させることにより、実施できる。有利には、塩素または臭素、特に有利には臭素を使用する。
このような有機溶剤は特に:
任意にハロゲン化された脂肪族、脂環式または芳香族の炭化水素、例えば、ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルムまたは五塩化炭素である。
ハロゲン化の反応温度は、例えば、−20〜150℃、有利に20〜100℃であってよく、反応圧力は、例えば0.5〜100bar、有利に0.9〜5bar、非常に有利には周囲圧力であってよい。
ハロゲン化により、本発明の式(VIa)の化合物が、可能なすべての立体異性体として得られる。これらの化合物は特に、(R)−1−(S)−2、(R)−1−(R)−2、(S)−1−(S)−2、(S)−1−(R)−2異性体である。式(VIa)において:
Figure 0004727929
式中、
、RおよびRは、それぞれ有利な形態を含む前記したものであり、
7*は、Rの有利な形態を含む前記したものであり、ただし、R7*ではハロゲンの定義は除かれ、
Halは、それぞれ独立して、臭素または塩素、より有利に塩素である。
式(VIa)の好ましい化合物には以下のものが含まれる:
4−(1,2−ジクロロエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(1−ブロモ−2−クロロエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−ブロモ−1−クロロエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−メトキシカルボニル−1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−メトキシカルボニル−1,2−ジクロロエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール、4−(2−エトキシカルボニル−1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールおよび4−(2−エトキシカルボニル−1,2−ジクロロエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール。
工程b)の脱離は、I)の場合またはII)の場合に必要である。
脱離は、塩基の存在下に有機溶剤中で実施できる。
脱離に適する有機溶剤は、例えば:エーテル、例えばジオキサン、テトラヒドロフランまたはエチレングリコールジメチルまたはジエチルエーテル;アルコール、例えばメタノール、エタノールおよびイソプロパノール;スルホン、例えばテトラメチレンスルホン、およびスルホキシド、例えばジメチルスルホキシドであり、有利にジメチルスルホキシドである。場合により、二相混合物中で処理してもよく、この際、相間移動触媒を添加するのが好ましい。このような二相混合物には、例えば、水酸化カリウム水溶液、トルエンおよびPEG600が含まれる。
使用する塩基は例えば:
アルカリ土類金属またはアルカリ金属の水素化物、水酸化物、アミド、アルコキシド、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチウムジエチルアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtertブトキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、3級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピペリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデセン(DBU)およびN−ヘテロ芳香族化合物、例えばピリジンおよび3−N,N−ジメチルアミノピリジンであってよい。
特にクロロエテニル化合物の脱離には、種々のエーテル中の有機リチウム化合物組み合わせ物、アンモニア、ジメチルスルホキシドまたは液体アンモニア中の水素化物およびアミド、および種々のエーテル中のカリウムtert−ブトキシドが有用であることが見出された。
脱離は、例えば−20〜200℃、有利に20〜180℃、特に有利に80〜180℃の温度で実施できる。
反応時間は、例えば0.5〜72時間、有利に2〜24時間であってよい。
脱離の圧力は重要でないが、例えば0.5〜100bar、有利に0.8〜3barであってよい。特に有利には周囲圧力である。
好ましい態様において、ハロゲン化より前に脱離を行えば、式(VIa)の化合物の中間単離および/または精製を省くことができる。
工程b)の変法i)では、本発明の式(VII)の化合物が得られる。相応して、前記のR、RおよびRの好ましい形態が当てはまる。
特に好ましい式(VII)の化合物は:
4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールである。
好ましい触媒は、パラジウムを含む触媒である。
好ましい形態において、触媒の存在下に反応を行う場合は塩基も添加し、アルキンを変換するのであれば、有利には付加的に銅塩を添加する。
使用するパラジウム含有触媒は、例えば有利にパラジウム錯体である。
パラジウム錯体は、例えば、パラジウム化合物とリガンドとを含む反応溶液から、またはすでに単離されたパラジウム錯体の形で産生されてよいが、反応溶液中でパラジウム錯体を産生するのが好ましい。
本発明の方法に適する単離パラジウム錯体は、例えば、リガンドとしてホスフィン、ホスファイト、ホスホナイトまたはそれらの混合物等のリン化合物、有利にはホスフィンを含むパラジウム錯体である。
リガンドとしてリン化合物を含んでいてよいパラジウム錯体の有利な例は、式(Xa)のものであるか:
[PdL An] (Xa)
[式中、
は、それぞれ一リン化合物であるかまたは
一緒で、二リン化合物であり、
Anは、アニオンであり、有利に塩化物、臭化物、ヨウ化物、アセテート、プロピオネート、アリルまたはシクロペンタジエニルである]または式(Xb)のものである:
[PdL ] (Xb)
[式中、
nは、2、3または4であり、
は、それぞれ、一リン化合物または二リン化合物の半等量体であってよい]。
一リン化合物は、有利に例えば、式(XIa)のものである:
P(G−R (XIa)
式中、
Gは、それぞれ独立し、Rとも独立して、何も示さないかまたは酸素であり、
は、それぞれ独立して、C〜C−アルキルまたは非置換、モノ−、ジ−またはトリ−R10置換されたフェニル、ナフチルまたはフェロセニルであり、ここで、
10は、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、臭素、フッ素、N(C〜C−アルキル)、CO−(C〜C−アルキル)、−CON(C〜C−アルキル)、シアノまたはCO(C〜C−アルキル)である。
特に好ましい一リン化合物は、Gが何も示さず、Rがそれぞれ独立してC〜C−アルキルまたは非置換、モノ−、ジ−、トリ−R10置換されたフェニルまたはナフチルまたはフェロセニルであり、R10がC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、塩素またはフッ素である、式(XIa)の化合物である。
非常に有利な一リン化合物は、トリフェニルホスフィン、フェニルジ(tert−ブチル)ホスフィンおよびトリ(tert−ブチル)ホスフィンである。
二リン化合物は、有利に例えば、式(XIb)のものである:
(R11−G)P−G−Z−G−P(G−R11 (XIb)
式中、
Gは、それぞれ独立し、R11およびZとも独立して、何も示さないかまたは酸素を表し、
11基は、それぞれ独立して、C〜C−アルキルまたは5〜12個の骨格炭素原子を有する非置換、モノ−、ジ−またはトリ−R12置換されたフェニル、ナフチルまたはヘテロアリールであり、
12は、それぞれ独立して、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、フルオロまたはシアノから成る群より選択されるものであり、
Zは、非置換であるかまたは置換された、C〜C−アルキレン、1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,2−シクロヘキシル、1,1'−フェロセニル、1,2−フェロセニル、2,2'−(1,1'−ビナフチル)および1,1'−ビフェニルから成る群より選択される基である。
好ましい二リン化合物は、1,3−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)ブタン、2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチルである。
一リン化合物をリガンドとして含有する錯体を使用するのが好ましい。
好ましい単離パラジウム錯体は、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、ビス(ジ−tert−ブチルフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、ビス(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド、トリシクロヘキシルホスフェンパラジウム(0)ジアリルエーテル錯体、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(0)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。
本発明の方法の好ましいパラジウム錯体は、パラジウム化合物とリガンドとを含む反応溶液中で産生されるパラジウム錯体である。
有利に使用されるパラジウム錯体は、例えば以下のものである:ジベンジリデンアセトンパラジウム(0)錯体またはアリルパラジウムクロライドまたはブロマイドまたは式(XIIa)の化合物:
Pd(Y (XIIa)
[式中、
は、アニオン、有利には塩化物、臭化物、アセテート、プロピオネート、ニトレート、メタンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート、アセチルアセトネート、アリルまたはシクロペンタジエニルである]または式(XIIb)のパラジウム化合物:
Pd(Y (XIIb)
[式中、
は、アニオン、有利には、塩化物、臭化物、アセテート、メタンスルホネート、ノナフルオロブタンスルホネート、トリフルオロメタンスルホネート、テトラフルオロボーレートまたはヘキサフルオロホスフェートであり、
は、それぞれ、ニトリル、有利にはアセトニトリル、ベンゾニトリルまたはベンジルニトリル、またはオレフィン、有利にはシクロヘキセンまたはシクロオクテンであるか、または
一緒で、ジオレフィン、有利にノルボルナジエンまたは1,5−シクロオクタジエンである]または式(XIIc)のパラジウム化合物:
[Pd(Y] (XIIc)
[式中、
は、ハロゲン化物、有利に塩化物または臭化物であり、
Mは、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは有機アンモニウムである]である。
好ましいパラジウム化合物は、パラジウム(II)アセテート、パラジウム(II)クロライド、パラジウム(II)ブロマイド、パラジウム(II)プロピオネート、パラジウム(II)アセチルアセトネート、リチウム、ナトリウムまたはカリウムテトラクロロパラデート、ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)クロライド、ビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロライドである。
反応溶液中でパラジウム錯体を産生するために使用されるリガンドは、有利に、式(XIa)および(XIb)のリン化合物であり、より有利には式(XIa)の一リン化合物である。特定した有利な態様が同様に当てはまる。
反応混合物中のリン対パラジウムのモル比は、例えば、1:1〜10:1であり、有利には2:1〜5:1、より有利に3:1〜4:1である。
本発明の方法において、式(IV)の化合物対パラジウムのモル比は、例えば、10:20000、有利に100:5000、最も有利には500:2000である。
本発明において、触媒を用いて実施する反応は、有利に、少なくとも1種、好ましくは1種類の塩基の存在下で行う。
好適な塩基は、例えば、式(XIII)のアミンである:
NH(R13(3−m) (XIII)
式中、
mは、0、1または2であり、
13は、それぞれ独立して、C〜C12−アルキル、C〜C14−アリールまたはC〜C15−アリールアルキルであるかまたは、2個または3個のR13基の場合は、窒素原子が一緒になって、環あたり4〜8個の炭素原子を有する単環式、二環式または三環式へテロ環を形成する。
また、塩基として好適なのは、N−ヘテロ芳香族化合物である。例えば、任意に置換されたピリジン、特にピリジン、2,6−ビス(ジイソプロピル)ピリジンおよびジメチルアミノピリジンである。
また、塩基として好適なのは、例えば、脂肪族または芳香族カルボン酸のアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属塩、例えばアセテート、プロピオネートおよびベンゾエートおよび/またはカルボネート、例えば炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウム、炭酸水素塩、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、ホスフェート、リン酸水素塩および/または水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムである。
非常に好ましい塩基は、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、ジイソブチルアミン、トリイソブチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミンおよび2,6−ビス(ジイソプロピル)ピリジンである。特に有利なのは、アルキンの変換の場合はジエチルアミンおよびトリエチルアミンであり、アルケンの変換の場合はエチルジイソプロピルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミンおよびシクロヘキシルジメチルアミンである。
使用する塩基のモル量は、例えば式(IV)または(VII)の化合物のモル量の1〜200倍、有利に1〜3倍、特に有利に1.0〜1.2倍である。反応条件で液体である塩基を溶剤として使用することもできる。
本発明において、触媒を用いて実施するアルキンの変換では、有利に、銅塩、特に銅(I)および銅(II)塩を使用する。
これらの塩のアニオンは、ハロゲン化物、犠ハロゲン化物、カルボキシレート、ペルフルオロアルキルスルホネート、スルフェート、ニトレート、カルボネート、ヒドロキシドであってよい。
好ましいハロゲン化物および犠ハロゲン化物は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、シアナミド、シアネート、チオシアネートであり、好ましいカルボキシレートは、アセテートおよびプロピオネートであり、好ましいペルフルオロアルキルスルホネートはトリフレートおよびノナフレートである。
有利なのは、銅(I)塩へのチオエーテル、ホスファイトおよびホスフィンアダクトである。
特に、有利な銅塩は、ヨウ化銅(I)、臭化銅(I)、塩化銅(I)および臭化銅(I)−ジメチルスルフィド錯体である。
銅塩は、例えば、式(VII)の化合物に対して0.01〜100mol%の量で、有利には0.1〜20mol%の量、特に有利には0.5〜5mol%の量で使用できる。数種類の塩を組み合わせて使用することもできる。
本発明において、触媒を用いて実施する反応は、任意に有機溶剤の存在下、好ましくは中性溶剤の存在下、より好ましくは極性中性溶剤の存在下で行われる。相当して先の中性および極性の定義が当てはまる。
特に好適な溶剤は、エーテル、例えばジオキサン、THF、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、アミド溶剤、例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、N−メチルカプロラクタムまたはジメチルアセトアミド、スルホキシドおよびスルホン、例えばジメチルスルホキシドまたはテトラメチレンスルホン、ニトリル、例えばアセトニトリル、ベンゾニトリルおよびベンジルニトリル、およびケトン、例えばジメチルケトン、ジエチルケトン、メチルtert−ブチルケトンである。
反応温度は、例えば0℃〜200℃、有利に50℃〜150℃、より有利に50℃〜100℃であってよく、反応圧力は、例えば0.2〜100barである。有利には周囲圧力である。
触媒反応を実施するのが有利であるが、酸素と湿気とをほぼ完全に排除して保護ガス雰囲気下で実施する必要がある。有用な保護ガスは、例えば、窒素および希ガス、例えばアルゴン、またはそれらガスの混合物である。
本発明の方法の好ましい態様では、不飽和化合物、結合させるべきハロゲン化合物、塩基、任意に銅塩、リガンドおよびパラジウム化合物、任意に溶剤を、最初に、保護ガス下で反応容器へ導入し、混合物を撹拌しながら反応温度まで加熱する。反応終了時に混合物を水に注ぐ。次に、固体生成物を沈殿させ、吸引して濾別し、例えば水で洗浄してよい。液体生成物は有機水混和性溶剤または僅かに水混和性の溶剤で抽出し、蒸留等で後処理してよい。
固体生成物をさらに、再結晶または再沈殿等で精製してよい。
反応を管制計量(controlled metering)により実施するのが有利である。管制計量とは、不飽和化合物、結合させるべきハロゲン化合物およびパラジウム化合物から選択される少なくとも1種の化合物を反応過程で計量して導入することを意味する。
不所望な副反応をほぼ完全に妨げるために、フリーラジカルインヒビター、例えば2,6−ジ−tert−ブチルフェノールを触媒反応中の反応混合物へ添加してもよい。
本発明の方法では、式(I)の化合物が高い収率で得られる。
本発明で製造できる式(I)の化合物、式(IV)、(VI)、(VIa)および(VII)の化合物も、農薬を製造する方法で使用するのが特に好適である。好ましい農薬は、殺虫剤およびダニ駆除剤として使用するものである。これらの農薬は、特にEP−A571326およびEP−A1219173で特定されているものである。
本発明の方法の利点は、ピラゾリルアリールアルキンの加工性と収率の高さにある。
例1
1,5−ジメチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾールの製造
トリフルオロ酢酸無水物187ml(1.32mol)を、tert−ブチルメチルエーテル265mlおよびピリジン107ml(1.32mol)中のイソプロペニルメチルエーテル95.4g(1.32mol)溶液へ、0℃〜+5℃で滴下する。5℃で30分の反応時間の後、反応混合物を水400mlと飽和NaCO溶液200mlとで洗浄する。有機相を除き、MgSO上で乾燥させる。溶液を−20℃まで冷却し、メチルヒドラジン70.4ml(1.32mol)をそこへ滴下する。反応混合物を徐々に室温まで上昇させ、有機相をMgSO上で乾燥させ、その後、溶液を減圧下で濃縮する。油状残留物を蒸留して、1,5−ジメチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール186g(1.13mol;83%)を得る(b.p.:71℃/12mbar)。
例2
4−ブロモ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
臭素61.9g(388mol)全部をCHCl 600ml中の1,5−ジメチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール60g(366mmol)と酢酸ナトリウム無水物30.0g(366mmol)との懸濁液へ、0℃で2.5時間以内に滴下する。添加終了時に、混合物を20℃にし、さらに4日間撹拌する。反応終了後、混合物を30%NaHCO溶液で洗浄し、水相をさらにCHCl各200mlで2回抽出し、合した有機相をMgSO上で乾燥させ、濃縮する。再結晶により、4−ブロモ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール70.6g(291mmol、80%)を明黄色固体として得る。
例3
4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
4−ブロモ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール10.0g(41.2mmol)、パラジウムアセテート92.4mg(0.41mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド302mg(0.82mmol)を、ジ(tert−ブチル)フェニルホスフィン366mg(1.65mmol)、ジシクロヘキシルメチルアミン8.84g(45.3mmol)およびジメチルアセトアミド(34.3ml)と一緒に、オートクレーブのガラス挿入口へ測量して導入し、保護ガス雰囲気下に置く。その後、エチレン30barを20℃で注入し、反応混合物を130℃で30時間撹拌する。反応終了後、混合物を冷却し、希釈した冷塩酸上に注ぎ、CHClで抽出する。硫酸マグネシウム上で乾燥させて合した有機相を濃縮する。生成物は褐色油として83%の収率で得られる。
例4
4−(1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
臭素5.73g(35.9mmol)全部を、CHCl 100ml中の4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール7.50g(34.2mmol)溶液へ、0℃で0.5時間以内に滴下する。添加終了時、混合物を20℃にし、この温度でさらに20時間撹拌する。反応を終了させるために、さらに臭素1.20g(7.51mmol)を滴下し、混合物を50℃でさらに48時間撹拌する。反応終了後、混合物を30%NaHCO溶液で洗浄し、水相をさらにCHCl各50mlで2回抽出し、合した有機相をMgSO上で乾燥させ、濃縮させる。4−(1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール7.3g(20.9mmol、61%)が赤褐色油として得られる。
例5
4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
4−(1,2−ジブロモエチル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1−ピラゾール7.3g(20.9mmol)をトルエン5mlに回収し、60%のKOH水溶液(10ml)およびポリエチレングリコール600 1.2gと一緒に70℃で12時間加熱する。反応終了後、二相分離させ、水相をトルエンで抽出し、合した有機相をMgSO上で乾燥させ、濃縮させる。生成物は、固体として、81%の収率で得られる。
例6
4−(2−クロロエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
4−ブロモ−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール2.00g(8.23mmol)、パラジウムアセテート18.5mg(0.08mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド60.3mg(0.165mmol)を、ジ(tert−ブチル)フェニルホスフィン73.2mg(0.329mmol)、ジシクロヘキシルメチルアミン1.77g(9.05mmol)、ヒドロキノン9.1mg(0.082mmol)およびジメチルアセトアミド(22.8ml)と一緒に、オートクレーブのガラス挿入口へ測量して導入し、保護ガス雰囲気下に置く。その後、塩化ビニル2.57g(41.2mmol)を20℃で測量して導入し、反応混合物を130℃で30時間撹拌する。反応終了後、混合物を冷却し、希釈した冷塩酸上に注ぎ、CHClで抽出する。MgSO上で乾燥させて合した有機相を濃縮する。生成物は固体として69%の収率で得られる。
例7
4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾールの製造
4−(2−クロロエテニル)−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール1.27g(5.67mmol)を、無水THF40ml中に溶解し、保護ガス雰囲気下に置く。反応溶液を0℃に冷却した後、カリウムtert−ブトキシド1.91g(17.0mmol)を導入し、添加終了時、混合物を20℃で3時間撹拌する。反応終了後、飽和NHCl溶液(25ml)を添加し、CHClで2回抽出する。合した有機相をMgSO上で乾燥させ、濃縮させる。生成物は固体として79%の収率で得られる。
例8
4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾリル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンの製造
4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール183mg(0.983mmol)、パラジウムアセテート2.3mg(0.01mmol)およびヨウ化銅(I)3.9mg(0.02mmol)を丸底フラスコに測量して導入し、保護ガス下に置く。その後、ジ(tert−ブチル)フェニルホスフィン9.1mg(0.04mmol)、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ブロモベンゼン300mg(1.03mmol)、シクロヘキシルジメチルアミン137mg(1.08mmol)およびジメチルアセトアミド(5ml)を添加し、混合物を110℃で12時間加熱する。反応終了後、混合物を冷却し、希釈した冷塩酸上に注ぎ、エーテルで抽出する。MgSO上で乾燥させ合したエーテル相を濃縮する。生成物は固体として85%の収率で得られる。
例9
4−エテニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾリル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンの製造
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ブロモベンゼン10gを、シクロヘキシルジメチルアミン11mlおよびジメチルアセトアミド30mlと一緒に混合し、脱気する。パラジウムアセテート38mgおよびジ(tert−ブチル)フェニルホスフィン152mgをジメチルアセトアミド5ml中に溶解し、混合物へ添加する。混合物をオートクレーブへ移行し、エチレン30barを注入する。その後、混合物を110℃に加熱し、この温度で3時間撹拌する。反応終了時、混合物を冷却し、圧力から開放する。ついで、1,5−ジメチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール8.3gを反応混合物へ添加し、混合物を130℃で12時間過熱する。その後、混合物を冷却し、水へ添加し、トルエンで後処理する。2工程での収率:淡茶褐色固体10.5g(76%)。

Claims (5)

  1. 式(I)の化合物:
    Figure 0004727929
    [式中、
    は、水素、C〜C12−アルキル、C〜C14−アリール、C〜C15−アリールアルキル、C〜C12−フルオロアルキルまたは式(II)の基であり:
    (C〜C−アルキレン)−B−D−E (II)
    およびRは、それぞれ独立して、水素、C〜C12−アルキル、C〜C12−アルコキシ、C〜C14−アリール、C〜C14−アリールオキシ、C〜C15−アリールアルキル、C〜C15−アリールアルコキシ、塩素、フッ素、シアノ、遊離または保護ホルミル、C〜C12−フルオロアルキル、C〜C12−フルオロアルキルチオ、C〜C12−フルオロアルコキシまたは式(IIIa)〜(IIIf)で示される基であり:
    A−B−D−E (IIIa)
    A−E (IIIb)
    A−SO−E (IIIc)
    A−B−SO−R(IIId)
    A−SOW (IIIe)
    A−COW (IIIf)
    ここで、式(II)および(IIIa)〜(IIIf)中、
    Aは、何も示さないかまたはC〜C−アルキレン、C〜C−アルケニレンまたはC〜C−フルオロアルキレン基であり、
    Bは、何も示さないかまたは酸素、硫黄あるいはNRであり、
    ここで、
    は、水素、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであり、
    Dは、カルボニル基であり、
    Eは、R、OR、NHRまたはN(Rであり、
    ここで、
    は、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであり、
    は、それぞれ独立して、C〜C−アルキル、C〜C15−アリールアルキルまたはC〜C14−アリールであ
    Wは、OH、NHまたはOMであり、
    ここで、
    Mは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンの半等量物、アンモニウムイオンまたは有機アンモニウムイオンであり、
    Arは、全体で5〜18個の環原子を有する単環式、二環式または三環式芳香族基であり、この際、一環あたり多くとも1個の環原子は、酸素、硫黄および窒素から成る群より選択され、単環式、二環式または三環式芳香族基は任意にモノ置換またはポリ置換されている]の製法であって、以下の工程:
    ・第1工程、a)、式(IV)の化合物:
    Figure 0004727929
    [式中、
    、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものであり、
    Halは、塩素、臭素またはヨウ素である]を触媒下に式(V)の化合物:
    Figure 0004727929
    [式中、
    は、水素、ハロゲン、ArまたはCOORであり、ここで、
    は、C〜C−アルキル、C〜C14−アリールまたはC〜C15−アリールアルキルである]と反応させることにより、式(VI)の化合物:
    Figure 0004727929
    [式中、
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものである]へ変換する、
    ・第2工程、b)、
    I)Rが水素、ハロゲンまたはCOORである場合、
    i)式(VI)の化合物を、場合によってはハロゲン化の後、脱離により、式(VII)の化合物:
    Figure 0004727929
    [式中、
    、RおよびRは、それぞれ独立して、前記したものである]へ変換し、
    ii)式(VII)の化合物を、触媒の存在下に、式(VIII)の化合物:
    Hal−Ar (VIII)
    [式中、
    Arは、前記したものであり、
    Halは、塩素、臭素またはヨウ素である]と反応させることにより、式(I)の化合物へ変換する、ならびに
    (II)RがArである場合、
    式(VI)の化合物を、ハロゲン化と脱離により、式(I)の化合物へ変換する、
    を実施することを特徴とする、式(I)の化合物の製法。
  2. 式(I)の化合物が、4−エチニル−1,5−ジメチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾリル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンである、請求項1記載の方法。
  3. 式(IV):
    Figure 0004727929
    [式中、
    およびR はメチル基であり、 はトリフルオロメチル基であり、
    Halは、塩素または臭素である]の化合物。
  4. 式(VI):
    Figure 0004727929
    [式中、
    およびR はメチル基であり、 はトリフルオロメチル基であり、
    は、請求項1に記載のものである]の化合物。
  5. 式(VIa):
    Figure 0004727929
    [式中、
    およびR はメチル基であり、 はトリフルオロメチル基であり、
    7*は、請求項1のRに記載したものであるが、R7*ではハロゲンの定義を除き、
    Halは、臭素または塩素である]の化合物。
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