JP4727837B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレジストパターンの形成方法に関するものであり、特に、半導体装置における微細パターン形成工程に用いるレジスト材料の組み合わせに特徴のあるレジストパターンの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体集積回路装置の集積度の向上に伴い、超LSIの開発においては、より高性能な微細加工技術やレジスト材料の開発が不可欠となっており、このような超微細加工に対向する次世代露光技術においては電子線の照射によりレジストの露光を行う電子線リソグラフィーが有望視されている。
【0003】
この様な電子線露光技術は、従来の紫外線による露光方式と比較して大幅に露光時間がかかるものの、0.1μm以下の超微細加工を可能とする。
【0004】
また、近年のレジスト材料は米IBMのH.Itoらによって提案された化学増幅型が主流になっている(必要ならば、J.M.J.Frechet et al.,Proc.Microcircuit Eng.,p.260,1982、H.Ito et al.,”Polymers in Electronics“,ACS SyMPOSIUM Series 242、T.Davidson,ed.,ACS,11,1984、或いは、米国特許第4,491,628号明細書参照)。
【0005】
この化学増幅型レジストでは、紫外線、電子線、X線、或いは、集束イオンビーム等の照射によって光酸素発生剤から酸が生じ、露光後のベークに伴う触媒反応によって露光部がアルカリ可溶性物質(ポジ型)またはアルカリ不溶性物質(ネガ型)に変化するものであり、感度が高く、量産に向いているという特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、超微細化に対応するためには電子線リソグラフィーの採用が不可欠であるが、電子線リソグラフィーは非常にスループットが低いため、このような電子線リソグラフィーの低スループット性を補う方法として、同一レジスト層の微細パターンのみを電子線で露光し、残りの比較的大きなパターンを従来の紫外線による露光により高速に行うことが考えられている。
【0007】
ここで、図6を参照して、提案されている露光方法を説明する。
図6(a)参照
まず、MOSFET等のデバイスを形成した半導体基板51上に、上述の化学増幅型レジストをスピンコート法によって塗布したのち、ベークする。
【0008】
図6(b)参照
次いで、KrFエキシマレーザ露光機を用いて紫外線53を照射し、20μm□の大露光パターン54を形成する。
【0009】
図6(c)参照
次いで、電子線露光装置を用いて電子線55を照射し、幅が0.05μmの孤立線からなる小露光パターン56を形成したのち、再び、ベーク(ポストエクスポージャーベーク:PEB)する。
【0010】
図6(d)参照
次いで、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液からなる現像液57を用いてレジスト層52を60秒間現像することによって、大露光パターン54及び小露光パターン56を除去して、それぞれ大パターン凹部58及び小パターン凹部59を形成する。
【0011】
しかし、この様な紫外線露光と電子線露光を組み合わせた露光方法においては、レジスト層52として紫外線及び電子線の両方に対し高感度を有する化学増幅型レジストを用いているが、この化学増幅型レジストは、露光により化学増幅型レジストに含まれる酸発生剤から生じた酸が露光後のベーク(PEB)で拡散し、化学増幅型レジストを構成するベース樹脂と反応しさらに酸が発生するといった触媒反応を起こす。
【0012】
図6(e)参照
このため、パターンの仕上がりは、酸の拡散距離や拡散方向に支配されるため、酸拡散の影響により、凹部パターン、即ち、大パターン凹部58及び小パターン凹部59のサイズは、破線で示す露光パターンからずれることになる。
【0013】
特に、パターンサイズが小さくなるほどこの酸拡散の影響は大きくなり、0.1μm以下の微細パターン形成では解像性の不足や寸法安定性の低下、或いは、パターンの大小、疎密による寸法変動が発生するという問題がある。
【0014】
一方、電子線非化学増幅型レジストの場合には、微細パターンの形成が比較的容易であるものの、紫外線に対する感度が不十分であり、大パターンを形成する際に、紫外線露光を用いることができないという問題があり、スループットの向上は困難である。
【0015】
したがって、本発明は、低スループット性の改善と解像度の向上とを両立することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理的構成の説明図であり、この図1を参照して本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上述の目的を達成するために、本発明は、基板1上に、互いに溶解特性の異なる非化学増幅型の第1レジスト層2と化学増幅型の第2のレジスト層3を順次積層させる工程、第1の放射線を用いて第2のレジスト層3を現像する工程、第2のレジスト層3をマスクとして第1のレジスト層2をエッチングする工程、第1の放射線と異なる第2の放射線5を用いて第2のレジスト層3及び第1のレジスト層2を逐次現像する工程を含むことを特徴とする。
【0017】
この様に、溶解特性の異なる2種類のレジスト層、即ち、第1のレジスト層2及び第2のレジスト層3を積層させ、異なった種類の放射線を用いて露光を行うことによって、低スループット性の改善と解像度の向上とを両立することが可能になる。
この場合、第2の放射線5による現像パターンは、第1の放射線による現像パターンより微細とするものであり、したがって、第2の放射線5による現像パターンは小パターン6となり、第1の放射線による現像パターンは大パターン4となる。
【0018】
また、この場合の非化学増幅型の第1のレジスト層2は、特に、下記の一般式(2)または(3)で表される電子線に対して解像度の高い物質を含む材料からなることが望ましい。
【化2】
Figure 0004727837
【0019】
また、化学増幅型の第2のレジスト層3は、特に、下記の一般式(4)で表される光酸発生剤を含む化学増幅型レジストが望ましく、且つ、一般式(4)におけるRが、下記の一般式(5)または(6)のいずれかからなることが望ましい。
CnF2n+1SO (但し、n=1〜6) ・・・(4)
【化3】
Figure 0004727837
【0020】
なお、上記の一般式(4)におけるnが7以上になると常温で液体になるため、常温で固体であるn=1〜6の範囲が、秤量等の観点から望ましく、且つ、ベーク温度の低温度化が可能になる。
【0021】
また、第1のレジスト層2をエッチングする工程において、下記の一般式(7)で表される物質を含んだエッチング液を用いることが望ましく、それによって、第2のレジスト層3の不所望なエッチングを防止することができる。
【化4】
Figure 0004727837
【0022】
【発明の実施の形態】
ここで、図2及び図3を参照して本発明の第1の実施の形態のレジストパターンの形成工程を説明する。
図2(a)参照
まず、MOSFET等のデバイスを形成したシリコン基板11上にスピンコート法を用いて、非化学増幅型の第1のレジスト層12を、厚さが、例えば、0.4μmになるように塗布したのち、例えば、180℃で60秒間ベークする。
【0023】
この場合の第1のレジスト層12として、下記の一般式(8)で示される物質を含むZEP−520A(日本ゼオン製商品名)を用いた。
【化5】
Figure 0004727837
【0024】
図2(b)参照
次いで、再び、スピンコート法を用いて化学増幅型の第2のレジスト層13を、厚さが、例えば、0.4μmになるように塗布したのち、例えば、110℃で60秒間ベークする。
【0025】
この場合の第2のレジスト層13を塗布する際には、
基材樹脂:ポリビニルフェノール/t−ブチルアクリレート共重合体100g
酸発生剤:トリフェニルスルフォニウムトリフレート 5g
溶媒:乳酸エチル 500g
を常温において混合したものを塗布した。
なお、上記の酸発生剤(トリフェニルスルフォニウムトリフレート)は下記の化学式(9)で表される。
【化6】
Figure 0004727837
【0026】
図2(c)参照
次いで、例えば、KrFエキシマレーザ露光機を用いて波長が248nmの紫外線14を照射して、例えば、20μm□の大露光パターン部15を形成したのち、100℃で60秒間、ポストエクスポージャーベークを行う。
【0027】
図2(d)参照
次いで、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液からなる現像液16を用いて第2のレジスト層13を60秒間現像することによって、大パターン露光部15を除去して、大パターン凹部17を形成する。
【0028】
図3(e)参照
次いで、大パターン凹部17を形成した第2のレジスト層13をマスクとして、アニソール18に120秒間浸漬して、第1のレジスト層12の露出部を選択的にエッチングすることによって大パターン凹部19を形成する。
なお、この場合のアニソールは、下記の化学式(10)で表される。
【化7】
Figure 0004727837
【0029】
図3(f)参照
次いで、電子線露光装置を用いて電子線20を照射して、例えば、幅が、0.05μmの孤立線からなる小パターン露光部21を形成したのち、再び、100℃で60秒間、ポストエクスポージャーベークを行う。
【0030】
図3(g)参照
次いで、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液からなる現像液22を用いて第2のレジスト層13を60秒間現像することによって、小パターン露光部21を除去して、小パターン凹部23を形成する。
【0031】
図3(h)参照
次いで、キシレン24を用いて第1のレジスト層12の露光部を現像することによって小パターン凹部25を形成することによって、20μm□の大パターン凹部19と0.05μmの孤立線からなる小パターン25とを同時に精度良く形成することができる。
なお、この場合、キシレン24の代わりにアニソールを用いた場合には、パターン幅が拡大しすぎる問題がある。
【0032】
この様に、本発明の第1の実施の形態においては、電子線に感度を有する非化学増幅型レジスト層と紫外線に感度を有する化学増幅型レジスト層を積層させて用いているので、微細パターンを電子線で露光した後のポストエクスポージャーベーク工程において、酸発生剤から発生した酸の拡散によって第2のレジスト層13における小パターン露光部21のサイズが拡大しても、第1のレジスト層12における小パターン露光部21のサイズが影響を受けることがないので、精度の高い微細パターンの形成とスループットの向上とを両立することが可能になる。
【0033】
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2の実施の形態のレジストパターンの形成工程を説明する。
図4(a)参照
まず、HEMT等のデバイスを形成したGaAs基板31上にスピンコート法を用いて、非化学増幅型の第1のレジスト層32を、厚さが、例えば、0.3μmになるように塗布したのち、例えば、140℃で300秒間ベークする。
【0034】
この場合の第1のレジスト層32を塗布する際に、
基材樹脂:ポリメチルメタクリレート 100g
溶媒:アニソール 600g
を常温において混合したものを用いた。
なお、ポリメチルメタクリレートは、下記の化学式(11)で示される。
【化8】
Figure 0004727837
【0035】
図4(b)参照
次いで、再び、スピンコート法を用いて化学増幅型の第2のレジスト層33を、厚さが、例えば、0.7μmになるように塗布したのち、例えば、100℃で60秒間ベークする。
【0036】
この場合の第2のレジスト層33を塗布する際、
基材樹脂:ポリビニルフェノール(一部t−ブトキシカルボニル化) 100g
酸発生剤:ジフェニルヨードニウムトリフレート 5g
溶媒:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 450g
を常温において混合したものを用いた。
なお、上記の酸発生剤(ジフェニルヨードニウムトリフレート)は下記の化学式(12)で表される。
【化9】
Figure 0004727837
【0037】
図4(c)参照
次いで、例えば、KrFエキシマレーザ露光機を用いて波長が248nmの紫外線34を照射して、例えば、20μm□の大露光パターン部35を形成したのち、100℃で60秒間、ポストエクスポージャーベークを行う。
【0038】
図4(d)参照
次いで、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液からなる現像液36を用いて第2のレジスト層13を60秒間現像することによって、大パターン露光部35を除去して、大パターン凹部37を形成する。
【0039】
図5(e)参照
次いで、大パターン凹部37を形成した第2のレジスト層33をマスクとして、フェネトール38に120秒間浸漬して第1のレジスト層32の露出部を選択的にエッチングすることによって大パターン凹部39を形成する。
なお、この場合のフェネトールは、下記の化学式(13)で表される。
【化10】
Figure 0004727837
【0040】
図5(f)参照
次いで、電子線露光装置を用いて電子線40を照射して、例えば、幅が、0.05μmの孤立線からなる小パターン露光部41を形成したのち、再び、100℃で60秒間、ポストエクスポージャーベークを行う。
【0041】
図5(g)参照
次いで、2.38%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液からなる現像液42を用いて第2のレジスト層33を60秒間現像することによって、小パターン露光部41を除去して、小パターン凹部43を形成する。
【0042】
図5(h)参照
次いで、キシレン44を用いて第1のレジスト層32の露光部を現像することによって小パターン凹部45を形成することによって、20μm□の大パターン凹部39と0.05μmの孤立線からなる小パターン45とを同時に精度良く形成することができる。
なお、この場合、キシレン44の代わりにフェネトールを用いた場合には、パターン幅が拡大しすぎる問題がある。
【0043】
この様に、本発明の第1の実施の形態においても、電子線に感度を有する非化学増幅型レジスト層と紫外線に感度を有する化学増幅型レジスト層を積層させて用いているので、微細パターンを電子線で露光したのちのポストエクスポージャーベーク工程において、酸発生剤から発生した酸の拡散によって第2のレジスト層33における小パターン露光部41のサイズが拡大しても、第1のレジスト層32における小パターン露光部41のサイズが影響を受けることがないので、精度の高い微細パターンの形成とスループットの向上を両立することが可能になる。
【0044】
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、本発明は、各実施の形態に記載した構成・条件に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記の第1の実施の形態においては、第1のレジスト層のエッチング工程において、上記の一般式(7)におけるRがR=CH3 のアニソールを用いた、また、上記の第2の実施の形態においては、第1のレジスト層のエッチング工程において、上記の一般式(7)におけるRがR=C2 5 のフェネトールを用いているが、この様なエッチング液に限られるものではなく、RがR=C6 5 のジフェニルエーテルを用いても良いものである。
【0045】
また、上記の第1の実施の形態においては、光酸発生剤として上記の一般式(4)におけるnが、n=1で、且つ、R1 が、上記の一般式(5)におけるR2 がR2 =Hのトリフェニルスルフォニウムトリフレートを用いているが、上記の一般式(5)における他の物質を用いても良いものである。
【0046】
また、上記の第2の実施の形態においては、光酸発生剤として上記の一般式(4)におけるnが、n=1で、且つ、R1 が、上記の一般式(6)におけるR2 がR2 =Hのジフェニルヨードニウムトリフレートを用いているが、上記の一般式(6)における他の物質を用いても良いものである。
【0047】
また、上記の第2の実施の形態においては、第1のレジスト層として上記の一般式(3)におけるR1 がR1 =CH3 、R2 がR2 =CH3 のポリメチルメタクリレートを用いているが、上記の一般式(3)における他の物質を用いても良いものである。
【0048】
また、上記の各実施の形態においては、基板としてシリコン基板或いはGaAs基板を用いているが、この様な基板に限られるものではなく、InP基板、InGaAs基板等の他のIII-V族化合物半導体基板、或いは、CdZnTe基板等のII−VI族化合物半導体基板にも適用されるものであり、さらには、半導体基板に限られるものではなく、高温酸化物超伝導体装置等の他の電子デバイスにおける微細パターンの形成工程に適用されるものである。
【0049】
ここで、再び、図1を参照して、本発明の詳細な特徴を説明する。
図1参照
(付記1) 基板1上に、互いに溶解特性の異なる非化学増幅型の第1レジスト層化学増幅型の第2のレジスト層3を順次積層させる工程、第1の放射線を用いて前記第2のレジスト層3を現像する工程、前記第2のレジスト層3をマスクとして前記第1のレジスト層2をエッチングする工程、前記第1の放射線と異なる第2の放射線5を用いて前記第2のレジスト層3及び第1のレジスト層2を逐次現像する工程を含むことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
(付記2) 上記第2の放射線5による現像パターンが、上記第1の放射線による現像パターンより微細であることを特徴とする付記1記載のレジストパターンの形成方法。
(付記) 上記第1のレジストを構成する材料が、下記の一般式(14)または(15)で表される物質を含んでなることを特徴とする付記記載のレジストパターンの形成方法。
【化11】
Figure 0004727837
(付記) 上記第2のレジストに含まれる光酸発生剤が、下記の一般式(16)で表される物質を含んでなり、且つ、一般式(16)におけるRが、下記の一般式(17)または(18)のいずれかからなることを特徴とする付記記載のレジストパターンの形成方法。
CnF2n+1SO (但し、n=1〜6) ・・・(16)
【化12】
Figure 0004727837
(付記) 上記第1のレジスト層2をエッチングする工程において、下記の一般式(19)で表される物質を含んだエッチング液を用いること特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載のレジストパターンの形成方法。
【化13】
Figure 0004727837
(付記) 上記第2の放射線5が、電子線であることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載のレジストパターンの形成方法。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、大面積パターンと微小パターンとを同時に形成する際に、レジスト層を電子線に感度を有する非化学増幅型レジスト層と、紫外線に感度を有する化学増幅型レジスト層の二層構造で構成しているので、電子線露光のみで行った場合と比較して大幅に時間を短縮することができるとともに、電子線露光のみで行った場合と同程度の微細パターン精度を確保することが可能になり、超LSI等の高集積度半導体装置の信頼性の向上或いは低コスト化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の途中までの製造工程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図2以降の製造工程の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の途中までの製造工程の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の図4以降の製造工程の説明図である。
【図6】提案されている露光方法の説明図である。
【符号の説明】
1 基板
2 第1のレジスト層
3 第2のレジスト層
4 大パターン
5 第2の放射線
6 小パターン
11 シリコン基板
12 第1レジスト層
13 第2レジスト層
14 紫外線
15 大パターン露光部
16 現像液
17 大パターン凹部
18 アニソール
19 大パターン凹部
20 電子線
21 小パターン露光部
22 現像液
23 小パターン凹部
24 キシレン
25 小パターン凹部
31 GaAs基板
32 第1レジスト層
33 第2レジスト層
34 紫外線
35 大パターン露光部
36 現像液
37 大パターン凹部
38 フェネトール
39 大パターン凹部
40 電子線
41 小パターン露光部
42 現像液
43 小パターン凹部
44 キシレン
45 小パターン凹部
51 半導体基板
52 レジスト層
53 紫外線
54 大露光パターン
55 電子線
56 小露光パターン
57 現像液
58 大パターン凹部
59 小パターン凹部

Claims (3)

  1. 基板上に、互いに溶解特性の異なる非化学増幅型の第1レジスト層と化学増幅型の第2のレジスト層を順次積層させる工程、第1の放射線を用いて前記第2のレジスト層を現像する工程、前記第2のレジスト層をマスクとして前記第1のレジスト層をエッチングする工程、前記第1の放射線と異なる第2の放射線を用いて前記第2のレジスト層及び第1のレジスト層を逐次現像する工程を含むことを特徴とするレジストパターンの形成方法。
  2. 上記第2の放射線による現像パターンが、上記第1の放射線による現像パターンより微細であることを特徴とする請求項1記載のレジストパターンの形成方法。
  3. 上記第1のレジスト層をエッチングする工程において、下記の一般式(1)で表される物質を含んだエッチング液を用いること特徴とする請求項1または請求項2に記載のレジストパターンの形成方法。
    Figure 0004727837
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