JP4725826B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、特に、音を生成する音生成手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機、パチコン機、パチスロ機等の遊技機においては、遊技状態に応じて各種の効果音を発するようにしている。この効果音は、遊技機に内蔵された音源装置により生成されて、スピーカーから発せられるようになっていた。この音源装置は、PCM音源(パルス符号変換(Pulse Code Modulation)音源)を用いていた。このPCM音源は、実際の音をデジタル録音したデータを用いる再生方式で、音の立ち上がりの複雑な波形も表現できるため、打楽器などの鋭い立ち上がりをもつ音色もリアルに再現できるという特徴を備えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなPCM音源では、効果音のデータとして、実際の音をデジタル録音したデータを用いるために、効果音のデータ量が大きくなってしまうという問題点があった。また、遊技機の効果音のデータを記憶するROMの容量が基準により制限されているために、ROMに多数のPCM音源用の効果音のデータを記憶させておくことができず、効果音の選択の幅が狭くなるという問題点もあった。さらに、PCM音源しか備えない遊技機では、効果音のバリエーションが少なくなるという問題点もあった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の音源を使い分けることができ、効果音のデータ容量を小さくでき、且つ、多数の種類の効果音のデータを記憶することを可能とした遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明の遊技機では、遊技機本体枠と、当該遊技機本体枠から交換可能な遊技盤と、遊技機の各種の制御を行う主制御手段とを備えた遊技機であって、前記遊技機の遊技状態に応じた音を生成する第一の音生成手段及び第二の音生成手段と、前記主制御手段からのコマンド信号に基づいて、前記第一の音生成手段及び前記第二の音生成手段の内の少なくとも一つを選択し、当該選択した音生成手段に音生成のためのデータ信号を出力する音生成手段選択制御手段と、所定の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段とを備え、前記第一の音生成手段は、前記遊技機本体枠に設けられ、前記第一の音生成手段は、General MIDI規格に対応したMIDI音源ROM又はMIDI音源の回路基板を備え、前記第二の音生成手段は、前記遊技盤側に設けられ、前記第二の音生成手段は、前記第一の音生成手段とは異なる音源のデータを記憶した第二のROMを有した第二の音源を備え、前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データは、MIDIデータ用のROMに記憶されたMIDIデータであり、前記MIDIデータ用のROMは、前記遊技盤側に設けられ、前記MIDI音源ROM及び前記MIDI音源の回路基板は、交換可能であり、前記音生成手段選択制御手段が、前記主制御手段からの前記コマンド信号に基づいて、前記第一の音生成手段を選択するとともに前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを選択した時には、前記第一の音生成手段は、当該演奏データに基づいて音を生成し、前記音生成手段選択制御手段が、前記主制御手段からの前記コマンド信号に基づいて、前記第二の音生成手段を選択した時には、当該コマンド信号に基づいて音を生成することを特徴とする。
【0006】
この構成の遊技機では、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、前記第一の音生成手段及び前記第二の音生成手段の内の少なくとも一つを選択し、当該選択した音生成手段に音生成のためのデータ信号を出力する。
【0007】
【0008】
また、演奏データ記憶手段は、所定の演奏データを記憶し、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、第一の音生成手段を選択するとともに演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを選択した時には、第一の音生成手段は、当該演奏データに基づいて音を生成し、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、第一の音生成手段とは異なる第二の音生成手段を選択した時には、当該コマンド信号に基づいて音を生成する。さらに、第一の音生成手段を遊技機本体枠に設けているので、遊技盤の取り替えを行っても、遊技機本体枠に設けた第一の音生成手段が取り替えられず、第一の音生成手段で使用するMIDIデータの交換だけで済む。
【0009】
【0010】
また、前記第一の音生成手段は、General MIDI規格に対応した音源によりMIDIデータの演奏データを再生し、前記第二の音生成手段は、前記第一の音生成手段とは異なる音源のデータを記憶した第二のROMを有した第二の音源により演奏データを再生する。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
また、前記MIDI音源ROM及び前記MIDI音源の回路基板を交換することにより、同じ遊技機でも異なる効果音を発するようにすることができる。
【0017】
尚、本発明では、遊技盤上に複数の図柄を表示する図柄表示部を設けても良い。また、当該図柄表示部に表示される図柄の表示を制御する図柄表示制御手段や、所定条件に基づく抽選により大当たりを判断する大当たり判断手段や、大当たり時に図柄表示部に所定の組合せの図柄を表示する大当たり図柄表示制御手段や、大当たり時に遊技者に特別の利益を与える特定遊技状態を制御する特定遊技状態制御手段や、大当たり後に次の大当たりを引く確率を高くする高確率状態制御手段や、大当たり後に普通図柄の停止の時間を短くする時間短縮制御手段や、遊技者に有利な遊技状態に制御する有利状態制御手段等を設けるようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の一実施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチンコ機1についての機械的構成の概略について図面を参照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の長方形の遊技機本体枠1aを備え、遊技機本体枠1a上半分の部分には、この遊技機本体枠1aから交換可能な略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。このような構成のパチンコ機1では、遊技盤2のみを交換することにより新しいパチンコ機(新台)として使用することもでき、また、遊技機本体枠1aと遊技盤2とを一体として島設備(図示外)から取り外すことによって新しいパチンコ機(新台)と交換することもできる。また、パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7が、下皿6の上には効果音を発するスピーカー48が設けられている。
【0019】
次に、遊技盤2の機械的構造について図2及び図3を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤2の正面図であり、図3は特別図柄表示装置8の正面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略中央には、LCDから構成された表示画面28や各種ランプ、LEDを備えた特別図柄表示装置8が設けられている。また、特別図柄表示装置8の右上方には電飾風車9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート12が設けられている。
【0020】
また、特別図柄表示装置8の下側には、特別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方には、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ21が水平に設けられ、特別図柄表示装置8の右肩にはワープ口22が設けられ、特別図柄表示装置8の左肩にはワープ口23が設けられている。これらのワープ口22,23を通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ21に現出するようになっている。ステージ21に現出した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている特別図柄始動電動役物15に向かって落下するようになっている。
【0021】
また、特別図柄表示装置8の上部には、4個のLEDから成る特別図柄記憶数表示LED60が設けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したいわゆる保留球の数を表示することができる。また、特別図柄記憶数表示LED60の下方には、4個のLEDから成る普通図柄記憶数表示LED59が設けられており、この普通図柄記憶数表示LED59は、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球数を表示することができる。尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、その他のLED、風車および多数の障害釘等が設けられている。
【0022】
次に、特別図柄表示装置8の構造及びここに表示される画面を説明する。尚、本実施の形態では、特別図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例として、図柄が上から下又は下から上にスクロールされて表示される図柄の変動表示を例に説明する。図3に示すように、特別図柄表示装置8の表示画面28には、左から特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄表示部L2の3つが横一列に配置されている。この特別図柄表示部L1〜L3には、後述する図柄が上から下方向にスクロールするように変動表示され、また、表示画面28上には、特別図柄表示部L1〜L3の背景画像やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっている。また、図3に示すように、表示画面28の上方には、7セグメントLEDから構成された普通図柄表示部24が設けられ、普通図柄の当たりはずれを示すようになっている。普通図柄表示部24に「7」が表示されたときには、当たりであり、「−」が表示されたときには、はずれである。
【0023】
特別図柄表示部L1〜L3に表示される図柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのスクロール)されて、特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L2、特別図柄表示部L3の順に停止するようになっている。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止表示させる順序などは任意に変更できることは言うまでもない。また、特別図柄表示装置8は、上記の特別図柄表示部L1〜L3に特別図柄が常に表示されているわけではなく、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示できるようになっている。また、特別図柄表示装置8は、裏面に図4に示す図柄表示基板44を備えている。
【0024】
上記の特別図柄表示部L1〜L3に各々表示される図柄としては、本実施の形態の例では数字の「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の10種類があり、特別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して大当たりの抽選が開始されると、これら10種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。大当たりである場合には、横1列に表示された3つの特別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例えば、「7」、「7」、「7」のように3つ揃った場合)で大当たり図柄が構成されて表示され、遊技者に大当たりが報知される。そして、大入賞口16が開放される特別遊技状態が生起され、大入賞口16内に設けられているVゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16回等)まで繰り返される。
【0025】
また、前記10図柄の内、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れかの図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当たりを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、315分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は通常状態となる。
【0026】
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的構成について図4を参照して説明する。図4は、パチンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パチンコ機1の制御部40はパチンコ機1の遊技盤2の背面に設けられ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニット50が設けられている。このCPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウンタ値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したROM53とが設けられており、これらは一つのLSIとして一体にモールディングされている。
【0027】
また、CPUユニット50には、割込リセット回路57が接続され、割込リセット回路57は、0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるようになっており、CPU51は、ROM53に記憶された制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行う。尚、CPU51の一例としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット等のCPUが使用されている。
【0028】
また、主基板41には、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインターフェース54が設けられている。このI/Oインターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。
【0029】
尚、構成を後述する音基板43以外の図柄表示基板44、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、信号入力インターフェース(図示外)が各々搭載されている。尚、主基板41はパチンコ機1の主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音基板43は効果音の発生の制御を行い、図柄表示基板44は特別図柄表示装置8での図柄の表示を制御し、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っている。
【0030】
また、電飾基板46には、普通図柄記憶数表示LED59、特別図柄記憶数表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ63が接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表示装置8が接続され、さらに、音基板43には、スピーカー48が接続され、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49が接続され、さらに、中継基板47には、普通図柄表示部24を構成する7セグメントLED、大入賞口開放ソレノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド71、特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口19,20,30,31に入賞して図示外の案内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口スイッチ76とが接続されている。
【0031】
また、電源基板42は、主基板41、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46に各々接続されて、直流の安定化された電力が供給されるようになっている。尚、電源基板42には、交流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が設けられており、安定化された直流の12V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板42、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースラインで接続されている。
【0032】
次に、図5を参照して、音基板43の構造の詳細を説明する。図5は、音基板43のブロック図である。図5に示すように、音基板43には、音基板43の制御を行うワンチップマイコン101が設けられ、ワンチップマイコン101には、音基板43の制御を行うCPU101a、音基板43の制御プログラムを記憶したROM101b及び各種のデータを記憶するRAM101cが内蔵されている。また、ワンチップマイコン101には、ワンチップマイコン101の駆動クロックを生成する発振器102と、楽曲の効果音用のMIDIデータを多数記憶したROM103と、楽曲の効果音を生成するMIDI音源115と、「バッヒューン」、「バン」、「ピー」等の音や音声等の短い効果音を生成するPCM音源117とが接続されている。
【0033】
上記のPCM音源117には、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)による効果音のPCMデータを複数記憶したROM117bと、ROM117bに記憶されたPCMデータに基づいて効果音のアナログ信号を再生するADPCM−LSI117aとが設けられている。ADPCM−LSI117aからのアナログ信号の出力は、左ラインはミキサー120を介し、右ラインはミキサー121を介して、各々オーディオ信号増幅用アンプ116に入力されて増幅され、スピーカー48から出力されるようになっている。
【0034】
また、音基板43には、主基板41と接続するための信号コネクタ106及び電源基板42と接続するための電源コネクタ108が設けられている。信号コネクタ106にはフィルタ105が接続され、フィルタ105にはバッファ104が接続され、バッファ104はワンチップマイコン101に接続されている。従って、主基板41から送信された8ビットのデータ信号や制御信号は、信号コネクタ106から入力されて、フィルタ105及びバッファ104を介してCPU101aに入力されることになる。
【0035】
さらに、電源コネクタ108には、直流+12Vライン109の直流から+5Vの直流を生成する電源107が接続され、電源107から出力される+5Vの直流は、ワンチップマイコン101に入力されるようになっており、電源コネクタ108のGNDライン110は、音基板43のGNDに接地されている。また、電源コネクタ108のシステムリセットライン111は、ワンチップマイコン101に入力されている。
【0036】
次に、MIDI音源115について説明する。MIDI音源115には、ワンチップマイコン101がROM103から読み出して送信して来るMIDIデータを受信して楽曲等の効果音を生成する音源LSI115aと、音源LSI115aが再生する楽器音の音源データ(インストゥルメントデータ)を記憶した音源ROM115bとが設けられている。また、MIDI音源115の音源LSI115aには、左ラインはミキサー120を介し、右ラインはミキサー121を介して、各々オーディオ信号増幅用アンプ116が接続され、オーディオ信号増幅用アンプ116には、前述のスピーカー48が接続されている。尚、MIDI音源115及びオーディオ信号増幅用アンプ116にも図示外の配線により電源コネクタ108から直流電源が供給されるようになっている。
【0037】
上記のMIDI音源115は、MIDI(Musical Insturument Digital Interface)規格の中でも特に、General MIDI規格(「General MIDI System Level1」という名称で、1991年に採用されたMIDIの応用例の規格)(以下、「GM規格」と称する。)に対応している。このGM規格は、世界共通規格であり、音源の音色番号と音質を共通化しており、メーカーや機種を問わず同じデータが利用できる。従って、様々な形式のMIDIデータに互換性を持たせることができ、メーカーや機種を問わずほぼ同じ音色の演奏を再現することができるというメリットがある。
【0038】
尚、上記の音基板43では、MIDI音源115が一体の回路基板として、音基板43から交換可能(着脱可能)となっており、MIDI音源115の回路基板を交換することによって、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、音基板43では、MIDI音源115の音源ROM115bを交換可能(着脱可能)としても良い。この場合には、音源ROM115bを交換することにより、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、音基板43では、MIDI音源115の音源ROM115bにEEPROMを用いて、音源ROM115bをMIDI音源115に搭載した状態で、MIDI音源115に接続したROMライター(図示外)で、音源ROM115bに記憶されている音源データ(インストゥルメントデータ)の書き換えや、書き込みを行うようにしても良い。
【0039】
次に、図6を参照して、音基板43の変形例である音基板43aについて説明する。図6は、音基板43の変形例である音基板43aのブロック図である。図6に示すように、音基板43aでは、CPU101a、ROM101b及びRAM101cを内蔵したワンチップマイコン101と、発振器102と、ROM103と、バッファ104と、フィルタ105と、信号コネクタ106と、電源107と、電源コネクタ108とが音基板43a上に設けられており、音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115とオーディオ信号増幅用アンプ116とは、遊技機本体枠1aに設けられている。従って、遊技盤2を交換した場合には、音基板43aは、遊技盤2の背面に備えられているので、遊技盤2と共に交換されることになるが、音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115は、遊技機本体枠1aに残ることになるので、MIDI音源115及びオーディオ信号増幅用アンプ116は、新しい遊技盤でも使用することができる。
【0040】
また、この遊技機本体枠1aに設けられたMIDI音源115でも、前記同様にMIDI音源115が一体の回路基板として、遊技機本体枠1aから交換可能(着脱可能)となっており、MIDI音源115の回路基板を交換することによって、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、音基板43aでは、MIDI音源115の音源ROM115bを交換可能(着脱可能)としても良い。この場合には、音源ROM115bを交換することにより、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、MIDI音源115の音源ROM115bにEEPROMを用いて、音源ROM115bをMIDI音源115に搭載した状態で、MIDI音源115に接続したROMライター(図示外)で、音源ROM115bに記憶されている音源データ(インストゥルメントデータ)の書き換えや、書き込みを行うようにしても良い。従って、新しい遊技盤に応じた音質の効果音を発生させることができる。
【0041】
尚、音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115及びオーディオ信号増幅用アンプ116を、遊技機本体枠1以外に、パチンコ機1の外部に設けても良い。例えば、パチンコ機1が設置される島設備(図示外)に音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115と、オーディオ信号増幅用アンプ116と、スピーカー48とを設けても良い。この場合には、パチンコ機1を交換しても音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115と、オーディオ信号増幅用アンプ116と、スピーカー48とは、島設備に残ることになるので、これらは、新しい遊技盤でも使用することができる。
【0042】
また、この島設備に設けられたMIDI音源115でも、前記同様にMIDI音源115が一体の回路基板として、島設備から交換可能(着脱可能)となっており、MIDI音源115の回路基板を交換することによって、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、音基板43aでは、MIDI音源115の音源ROM115bを交換可能(着脱可能)としても良い。この場合には、音源ROM115bを交換することにより、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、MIDI音源115の音源ROM115bにEEPROMを用いて、音源ROM115bをMIDI音源115に搭載した状態で、MIDI音源115に接続したROMライター(図示外)で、音源ROM115bに記憶されている音源データ(インストゥルメントデータ)の書き換えや、書き込みを行うようにしても良い。この場合には、新しいパチンコ機に応じた音質の効果音を発生させることができる。
【0043】
次に、上記のように構成されたパチンコ機1での効果音の発生について、図4及び図5と、図7に示すフローチャートとを参照して説明する。図7は、音基板43で行われる効果音生成のフローチャートである。図4に示すパチンコ機1の主基板41のCPU51が、パチンコ機1の遊技状態に応じて、ROM53に記憶した8ビットのデータから構成された音コマンドデータをI/Oインターフェース54を介して音基板43に出力すると、音コマンドデータは、図5に示す信号コネクタ106、フィルタ105、及びバッファ104を介してワンチップマイコン101に入力され、ワンチップマイコン101のCPU101aが当該音コマンドデータを受信する(S10)。
【0044】
次いで、当該ワンチップマイコン101のCPU101aは、受信した音コマンドデータが、MIDI発音を指示するコマンドデータか否かを判断する(S11)。この判断は、受信した音コマンドデータが、MIDIを指示するコードを含んでいるか否かで判断する。受信した音コマンドデータが、MIDIを指示するコードを含んでいる場合には(S11:YES)、当該ワンチップマイコン101のCPU101aは、ROM103に複数記憶したMIDIデータの中から当該音コマンドデータに対応するMIDIデータを選択して読み出す(S12)。次に、そのMIDIデータをMIDI音源115に送信する(S13)。MIDI音源115では、受信したMIDIデータに基づいて、音源LSI115aが音源ROM115bに記憶したGM規格に対応した音源データ(インストゥルメントデータ)により効果音のアナログ信号を生成し(S14)、当該効果音のアナログ信号をオーディオ信号増幅用アンプ116に出力する(S15)。オーディオ信号増幅用アンプ116では、効果音のアナログ信号を増幅して、スピーカー48から効果音が出力される。尚、MIDI音源115を遊技機本体枠1aに設けた場合も、パチンコ機1の外に設けた場合も上記と同様の動作を行う。
【0045】
また、受信した音コマンドデータが、MIDIを指示するコードを含んでいない場合には(S11:NO)、PCM音源117による効果音の生成の指示であるので、受信した音コマンドデータをPCM音源117に出力する(S16)。PCM音源117では、ROM117bから受信した音コマンドデータに対応したPCMデータを読み出して(S17)、ADPCM−LSI117aがPCMによる効果音のアナログ信号を生成し(S18)、当該効果音のアナログ信号をオーディオ信号増幅用アンプ116に出力する(S19)。オーディオ信号増幅用アンプ116では、効果音のアナログ信号を増幅して、スピーカー48から効果音が出力される。
【0046】
以上説明したように、上記の実施の形態のパチンコ機1では、音基板43に、MIDI音源115とPCM音源117とを設けたので、必要に応じて音源を切り替えて効果音を生成することができる。例えば、楽曲の効果音の場合には、曲の演奏が長いので、データ容量を小さくできるMIDI音源115を使用するようにし、爆発音や肉声等の短い効果音で、原音に忠実な再現が必要な場合には、PCM音源117を使用するようにできる。
【0047】
また、上記実施の形態のパチンコ機1では、記憶容量の限られているROM103にMIDIデータを多数記憶することができる。MIDIデータは、データサイズが、PCMデータに比べて格段に小さくなるからである。従って、効果音のバリエーションを飛躍的に増大することができる。また、MIDI音源115としては、GM規格を採用したので、様々な形式のMIDIデータを再生することが可能となる。
【0048】
さらに、音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115やオーディオ信号増幅用アンプ116を遊技機本体枠1aに設ければ、遊技盤2を交換しても、MIDI音源115及びオーディオ信号増幅用アンプ116は、継続して新しい遊技盤でも使用することができる。
【0049】
また、音源LSI115a及び音源ROM115bを内蔵したMIDI音源115と、オーディオ信号増幅用アンプ116と、スピーカー48とをパチンコ機1外の島設備等に設ければ、パチンコ機1を交換しても、MIDI音源115、オーディオ信号増幅用アンプ116及びスピーカー48を継続して新しいパチンコ機1でも使用することができる。
【0050】
さらに、MIDI音源115の回路基板を交換可能としているので、MIDI音源115の回路基板を交換すれば、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、音基板43のMIDI音源115の音源ROM115bを交換可能(着脱可能)とした場合には、音源ROM115bを交換することにより、同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。また、MIDI音源115の音源ROM115bにEEPROMを用いて、音源ROM115bをMIDI音源115に搭載した状態で、MIDI音源115に接続したROMライター(図示外)で、音源ROM115bに記憶されている音源データ(インストゥルメントデータ)の書き換えや、書き込みを行うようにした場合には、音源ROM115bを交換せずに同じMIDIデータに対して、異なる音色の音を発生させることができる。従って、パチンコ機1を設置する遊技場毎に異なる音色の効果音を発生させることも可能となる。
【0051】
次に、図4、図5及び図8を参照して、パチンコ機1での効果音の発生の変形例について説明する。図8は、音基板43で行われる効果音生成の変形例のフローチャートである。図4に示すパチンコ機1の主基板41のCPU51が、パチンコ機1の遊技状態に応じて、ROM53に記憶した8ビットのデータから構成された音コマンドデータをI/Oインターフェース54を介して音基板43に出力すると、音コマンドデータは、図5に示す信号コネクタ106、フィルタ105、及びバッファ104を介してワンチップマイコン101に入力され、ワンチップマイコン101のCPU101aが当該音コマンドデータを受信する(S30)。
【0052】
次いで、当該ワンチップマイコン101のCPU101aは、受信した音コマンドデータが、PCM発音を指示するコマンドデータか、MIDI発音を指示するコマンドデータか、PCM発音とMIDI発音との両方を指示するコマンドデータか否かを判断する(S31)。
【0053】
受信した音コマンドデータが、MIDIを指示するコードの場合には(S31:MIDI)、ワンチップマイコン101のCPU101aは、ROM103に複数記憶したMIDIデータの中から当該音コマンドデータに対応するMIDIデータを選択して読み出す(S32)。次に、そのMIDIデータをMIDI音源115に送信する(S33)。MIDI音源115では、受信したMIDIデータに基づいて、音源LSI115aが音源ROM115bに記憶したGM規格に対応した音源データ(インストゥルメントデータ)により効果音のアナログ信号を生成し(S34)、当該効果音のアナログ信号をミキサー120,121を介してオーディオ信号増幅用アンプ116に出力する(S35)。オーディオ信号増幅用アンプ116では、効果音のアナログ信号を増幅して、スピーカー48から効果音が出力される。尚、MIDI音源115を遊技機本体枠1aに設けた場合も、パチンコ機1の外に設けた場合も上記と同様の動作を行う。
【0054】
また、受信した音コマンドデータが、PCM発音を指示するコマンドデータの場合には(S31:PCM)、PCM音源117による効果音の生成の指示であるので、受信した音コマンドデータをPCM音源117に出力する(S36)。PCM音源117では、ROM117bから受信した音コマンドデータに対応したPCMデータを読み出して(S37)、ADPCM−LSI117aがPCMによる効果音のアナログ信号を生成し(S38)、当該効果音のアナログ信号をミキサー120,121を介してオーディオ信号増幅用アンプ116に出力する(S39)。オーディオ信号増幅用アンプ116では、効果音のアナログ信号を増幅して、スピーカー48から効果音が出力される。
【0055】
また、受信した音コマンドデータが、MIDI発音とPCM発音との両方を指示するコマンドデータの場合には(S31:両方)、MIDI音源115とPCM音源117との両方を用いた効果音の生成の指示であるので、まず、ワンチップマイコン101のCPU101aは、ROM103に複数記憶したMIDIデータの中から当該音コマンドデータに対応するMIDIデータを選択して読み出し、そのMIDIデータをMIDI音源115に送信する(S40)。次いで、受信したPCM発音を指示する音コマンドデータをPCM音源117に出力し、PCM音源117では、ROM117bから受信した音コマンドデータに対応したPCMデータを読み出す(S41)。
【0056】
次いで、MIDI音源115では、受信したMIDIデータに基づいて、音源LSI115aが音源ROM115bに記憶したGM規格に対応した音源データ(インストゥルメントデータ)により効果音のアナログ信号を生成し、PCM音源117では、ADPCM−LSI117aがPCMによる効果音のアナログ信号を生成する(S42)。そして、PCM音源117で生成された効果音のアナログ信号と、MIDI音源115で生成された効果音のアナログ信号は、ミキサー120,121でミキシングされてオーディオ信号増幅用アンプ116に出力される(S43)。オーディオ信号増幅用アンプ116では、効果音のアナログ信号を増幅して、スピーカー48から効果音が出力される。
【0057】
以上説明したように、上記の変形例では、MIDI発音だけ、PCM発音だけ、MIDI発音とPCM発音との両方を同時に用いた発音の3種類の発音を行うことが可能となる。従って、遊技状態に合わせた臨場感ある効果音を発生させることが可能となる。
【0058】
尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パチコン機、パチスロ機等の効果音を発生する各種の遊技機に適用可能なことは言うまでもない。また、本発明は、各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、MIDI音源115の音源ROM115bのEEPROMの音源データの書き換えを、遊技場に設置した管理用のホールコンピュータからネット経由で行っても良い。また、パチンコ機をインターネットに接続し、MIDI音源115の音源ROM115bのEEPROMの書き換えを、インターネット経由で行うようにしても良い。
【0059】
さらに、音基板43には、MIDI音源115とPCM音源117以外に、FM音源等の他の音源を用いても良い。また、音基板43上の音源は、2つに限られず、3つ、4つ等の複数用いても良い。また、その複数の中から、2つ以上を同時に使用するようにしても良い。また、PCM音源117も遊技機本体枠1a又は、パチンコ機1外の島設備等に設けても良い。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の遊技機では、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、第一の音生成手段及び第二の音生成手段の内の少なくとも一つを選択し、当該選択した音生成手段に音生成のためのデータ信号を出力する。従って、特性の異なる音源を使い分けることが可能となる。
【0061】
また、演奏データ記憶手段は、所定の演奏データを記憶し、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、第一の音生成手段を選択するとともに演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを選択した時には、第一の音生成手段は、当該演奏データに基づいて音を生成し、音生成手段選択制御手段が、主制御手段からのコマンド信号に基づいて、第一の音生成手段とは異なる第二の音生成手段を選択した時には、当該コマンド信号に基づいて音を生成することができる。従って、第一の音生成手段と第二の音生成手段とを主制御手段からのコマンド信号に基づいて使い分けることが可能となる。さらに、第一の音生成手段を遊技機本体枠に設けているので、遊技盤の取り替えを行っても、遊技機本体枠に設けた第一の音生成手段が取り替えられず、第一の音生成手段を継続して使用することができる。また、第一の音生成手段で使用するデータを変えるだけで新しい遊技盤に対応した効果音を発生させることができる。
【0062】
また、前記第一の音生成手段は、General MIDI規格に対応した音源によりMIDIデータの演奏データを再生し、前記第二の音生成手段は、前記第一の音生成手段とは異なる音源のデータを記憶した第二のROMを有した第二の音源により演奏データを再生することができる。従って、General MIDI規格に対応した音源と他の音源と使い分けて効果音の生成を行うことができる。例えば、楽曲による効果音は、General MIDI規格に対応した音源を使用し、短いが原音に忠実な再現が必要な効果音は、例えばPCM音源を使用するようにできる。
【0063】
【0064】
【0065】
また、前記MIDI音源ROM及び前記MIDI音源の回路基板を交換することにより、同じ遊技機でも異なる効果音を発するようにすることができる。従って、同じ遊技機でも遊技場毎に異なる効果音を発するようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機1の正面図である。
【図2】 パチンコ機1の遊技盤2の正面図である。
【図3】 特別図柄表示装置8の正面図である。
【図4】 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】 音基板43のブロック図である。
【図6】 音基板43aのブロック図である。
【図7】 音基板43の動作のフローチャートである。
【図8】 音基板43の動作の変形例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
4 遊技領域
8 特別図柄表示装置
41 主基板
43 音基板
44 図柄表示基板
45 払出制御基板
46 電飾基板
47 中継基板
48 スピーカー
51 CPU
52 RAM
53 ROM
101 ワンチップマイコン
101a CPU
101b ROM
101c RAM
103 ROM
115 MIDI音源
115a 音源LSI
115b 音源ROM
116 オーディオ信号増幅用アンプ
117 PCM音源
117a ADPCM−LSI
117b ROM

Claims (1)

  1. 遊技機本体枠と、当該遊技機本体枠から交換可能な遊技盤と、遊技機の各種の制御を行う主制御手段とを備えた遊技機であって、
    前記遊技機の遊技状態に応じた音を生成する第一の音生成手段及び第二の音生成手段と、
    前記主制御手段からのコマンド信号に基づいて、前記第一の音生成手段及び前記第二の音生成手段の内の少なくとも一つを選択し、当該選択した音生成手段に音生成のためのデータ信号を出力する音生成手段選択制御手段と、
    所定の演奏データを記憶する演奏データ記憶手段とを備え、
    前記第一の音生成手段は、前記遊技機本体枠に設けられ、
    前記第一の音生成手段は、General MIDI規格に対応したMIDI音源ROM又はMIDI音源の回路基板を備え、
    前記第二の音生成手段は、前記遊技盤側に設けられ、
    前記第二の音生成手段は、前記第一の音生成手段とは異なる音源のデータを記憶した第二のROMを有した第二の音源を備え、
    前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データは、MIDIデータ用のROMに記憶されたMIDIデータであり、
    前記MIDIデータ用のROMは、前記遊技盤側に設けられ、
    前記MIDI音源ROM及び前記MIDI音源の回路基板は、交換可能であり、
    前記音生成手段選択制御手段が、前記主制御手段からの前記コマンド信号に基づいて、前記第一の音生成手段を選択するとともに前記演奏データ記憶手段に記憶された演奏データを選択した時には、前記第一の音生成手段は、当該演奏データに基づいて音を生成し、
    前記音生成手段選択制御手段が、前記主制御手段からの前記コマンド信号に基づいて、前記第二の音生成手段を選択した時には、当該コマンド信号に基づいて音を生成することを特徴とする遊技機。
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