JP4725772B2 - 微細凹部の加工装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、自動車用エンジンのシリンダブロックにおけるシリンダボアの内周面に、低フリクション化を実現するための微細凹部(油溜り)を形成するのに用いられる微細凹部の加工装置に関するものである。
従来において、例えばシリンダブロックのシリンダボアの内周面に微細凹部を形成するには、ショットブラストが多く採用されている。このショットブラストでは、円形穴の内周面に、所定形状の透孔を有するマスキングシートを貼り付けた後、同内周面に、圧縮空気とともにセラミックス等の小径粒子を投射することにより、透孔により露出している内周面に微細凹部を形成する。
そして、微細凹部を形成した後には、マスキングシートを取り外し、洗浄工程を経た後、ホーニングを行うことにより、ショットブラストを行った際に微細凹部の周囲に生じた盛上り部分を除去するようにしていた。
特開2002−307310号公報
しかしながら、上記したようなショットブラストを用いた微細凹部の形成にあっては、微細凹部を規則的に配置することが困難であり、加えて、円形穴の内周面に対するマスキングシートの貼り付け工程及び取り外し工程、並びに洗浄工程が不可欠であることから、このような作業が生産性の向上を阻む原因になっていると共に、マスキングシートが使い捨てであるために、マスキングシートの材料、透孔等の加工及び接着剤などによってマスキングに費用がかかり、これが製造コストを増大させているという問題点があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するために成されたものであって、被加工物の円形穴の内周面に微細凹部を形成するに際し、内周面に対して微細凹部を規則的に且つ高精度に形成することができると共に、生産性の向上や製造コストの低減を実現することができる微細凹部の加工装置を提供することを目的としている。
本発明の微細凹部の加工装置は、被加工物における円形穴の内周面に、微細凹部を形成する加工装置であって、外周部に微細凹部形成用の凸部を有する加工ローラと、同軸状態に装着した加工ローラを円形穴の中心線に対して偏心した位置で回転駆動するローラ駆動体と、被加工物とローラ駆動体を円形穴の中心線に沿って相対移動させる進退駆動手段と、加工ローラを円形穴の内周面に押し付けた状態において被加工物及びローラ駆動体の少なくとも一方を円形穴の中心線回りに回転駆動する回転駆動手段と、ローラ駆動体における加工ローラの回転角を検出する第1の回転検出手段と、回転駆動手段の回転角を検出する第2の回転検出手段と、第1及び第2の回転検出手段からの検出信号に基づいて、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の回転駆動を同期させる制御を行う制御装置を備えている。
被加工物は、例えば装置本体側の支持体に支持されている。一方、ローラ駆動体は、例えば装置本体側の保持体に設けてあり、この保持体において、円形穴の中心線に対して偏心した位置で保持されている。そして、進退駆動手段により、被加工物とローラ駆動体を円形穴の中心線に沿って相対移動させることで、円形穴の内部に少なくとも加工ローラを入り込ませた状態にする。
その後、円形穴の内周面に加工ローラを所定量押し付けた状態にし、回転駆動手段により、例えば支持体及び保持体の少なくとも一方を回転駆動して、被加工物及びローラ駆動体の少なくとも一方を円形穴の中心線回りに回転駆動する。これにより、円形穴の内周面に沿って加工ローラが転動し、この際、加工ローラはローラ駆動体で回転駆動されつつ転動して同内周面に微細凹部を形成する。
また、上記の加工装置では、第1及び第2の回転検出手段により、ローラ駆動体における加工ローラの回転角、及び回転駆動手段の回転角を検出すると共に、制御装置により、第1及び第2の回転検出手段からの検出信号に基づいて、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の回転駆動を同期させることにより、円形穴の内周面に沿って加工ローラを転動させ、この際、加工ローラをローラ駆動体で回転駆動しつつ転動させて同内周面に微細凹部を形成する
本発明の微細凹部の加工装置によれば、従来のような使い捨てのマスキングシートを用いずに加工ローラによる機械加工を行うことから、円形穴の内周面に対して微細凹部を規則的に且つ高精度に形成することができると共に、生産性の大幅な向上や製造コストの大幅な低減を実現することができる。
また、回転駆動手段により被加工物及びローラ駆動体の少なくとも一方を円形穴の中心線回りに回転駆動すると共に、ローラ駆動体により加工ローラを回転駆動することから、被加工物の材質や形成する微細凹部の深さが異なる場合であっても、円形穴の内周面と加工ローラとの間の滑りを防止しつつ微細凹部を高精度に形成することができる。
さらに、装置構成がシンプルであるとともに製作費も安価であるという利点があると共に、被加工物とローラ駆動体との相対的な回転に加えて、進退駆動手段を動作させることにより、円形穴の中心線に沿う方向にも微細凹部を規則的に且つ高精度に形成することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の微細凹部の加工装置及び加工方法の一実施例を説明する。図1に一部を示す被加工物W1は、自動車用エンジンのシリンダブロックであって、円形穴であるシリンダボアB1の内周面に微細凹部の形成が行われる。
図示の加工装置は、例えばNC工作機械に適用し得るものであって、シリンダボアB1の中心線Caが垂直方向(Z方向)となるように被加工物W1を位置決めし、その内周面に微細凹部を形成する。
加工装置は、外周部に微細凹部形成用の凸部1aを有する加工ローラ1と、同軸状態に装着した加工ローラ1をシリンダボアB1の中心線Caに対して偏心した位置で回転駆動するローラ駆動体2と、被加工物W1とローラ駆動体2をシリンダボアB1の中心線Caに沿って相対移動させる進退駆動手段3と、加工ローラ1をシリンダボアB1の内周面に押し付けた状態において被加工物W1及びローラ駆動体2の少なくとも一方をシリンダボアB1の中心線Ca回りに回転駆動する回転駆動手段を備えている。
この実施例の回転駆動手段は、図示しない駆動源を含み、この駆動源により回転駆動される円柱状の保持体4である。保持体4は、その回転軸CbがシリンダボアB1の中心線Caに一致する状態において、同回転軸Cbに対して偏心した位置でローラ駆動体2を保持している。このとき、シリンダボアB1の中心線Ca、回転駆動手段の回転軸Cb、及びこれらに対して偏心した加工ローラ1の回転軸Ccは、互いに平行である。
加工ローラ1は、材料がとくに限定されるものではないが、例えば、超硬、超硬以外の硬質金属やアルミナ、窒化珪素等のセラミックス等から成るものであり、シリンダボアB1の直径よりも充分に小さい直径を有している。この実施例の加工ローラ1は、複数の凸部1aを円周方向に所定間隔で設けたものであり、シリンダボアB1の内周面にディンプル状の微細凹部を所定間隔で形成する。なお、円周方向に連続する鍔状の凸部を設けたものにすれば、溝状の微細凹部を連続形成することができる。
ローラ駆動体2は、モータを内蔵した本体部2aの下側に、回転駆動される軸部2bを同軸状に備えており、軸部2bの下端部に加工ローラ1を装着する。軸部2bには、凸部形態や直径が異なる複数種の加工ローラを選択的に着脱することが可能である。このローラ駆動体2は、本体部2aの上端部に、加工ローラ1の回転角を検出する第1の回転検出手段R1が設けてあり、ジョイント5及びローラ移動手段6を介して保持体4に保持されている。
上記のローラ移動手段6は、モータ等の駆動源及び動力伝達機構を含むと共に、保持体4の下面において、同保持体4の直径方向に移動可能なジョイント5を備えており、このジョイント5に強固に装着したローラ駆動体2とともに加工ローラ1をシリンダボアB1の半径方向rに移動させる。
進退駆動手段3は、先述の如く、被加工物W1とローラ駆動体2をシリンダボアB1の中心線Caに沿って相対移動させるものであるが、この実施例では、保持体4を垂直方向(Z方向)に移動させることにより、被加工物W1に対してローラ駆動体2及び加工ローラ1を進退動作させるものとなっている。
また、保持体4には、当該保持体(回転駆動手段)4の回転角を検出する第2の回転検出手段R2が設けてある。なお、第1及び第2の回転検出手段R1,R2には、より好ましい実施形態としてロータリーエンコーダが用いられ、これにより装置構成のさらなる簡略化や検出精度の向上を図ることができる。
さらに、加工装置は、保持体4とともにローラ駆動体2や加工ローラ1などを水平方向(X及びY方向)に移動させる水平移動手段7と、制御装置8を備えている。制御装置8は、水平移動手段7、進退駆動手段3、保持体4、ローラ移動手段6及びローラ駆動体2の動作制御を行うと共に、第1及び第2の回転検出手段R1,R2からの検出信号を入力し、その検出信号に基づいて各動作部位のフィードバック制御を行うことが可能である。
上記構成を備えた加工装置は、シリンダボアB1の内周面に微細凹部を形成するに際し、まず水平移動手段7により保持体4を水平移動させて、保持体4の回転軸CbとシリンダボアB1の中心線Caとが一致するように位置決めをし、続いて、進退駆動手段3により保持体4を前進(下降)させて、加工ローラ1をシリンダボアB1内に進入させる。
次に、加工装置は、ローラ移動手段6によりローラ駆動体4を水平方向に移動させて、加工ローラ1をシリンダボアB1の内周面に所定量押し込む。このとき、加工ローラ1の回転軸Ccは、シリンダボアB1の中心線Ca及び保持体4の回転軸Cbに対してオフセットされた位置である。
その後、加工装置は、保持体4によってローラ駆動体2をシリンダボアB1の中心線Ca回りに回転駆動し、これに同期して、ローラ駆動体2によって加工ローラ1を回転駆動する。このとき、当該加工装置では、図2に示すように、ローラ駆動体2及び加工ローラ1の回転軸CcがシリンダボアB1の中心線Ca回り(図中矢印A1回り)に移動するのと同時に、加工ローラ1をその回転軸Ccの移動方向とは逆回り(図中矢印A2回り)に回転駆動することで、加工ローラ1をシリンダボアBの内周面に沿って転動させ、このように二軸を回転駆動することにより、シリンダボアBの内周面と加工ローラ1との間での滑りを防止しつつ同内周面に微細凹部を形成する。
また、加工装置は、上記の動作に加えて、進退駆動手段3によって保持体4を徐々に下降させ、加工ローラ1の進入を継続すると、シリンダボアB1の内周面に対して螺旋状の軌跡で微細凹部を連続的に形成し、シリンダボアB1の中心線Caに沿う方向の所定範囲にわたって微細凹部を形成することができる。
ここで、例えば、加工ローラ1の外径をφ30mm、凸部1aの数を100、シリンダボアB1の内径をφ60mmとすると、加工ローラ1がシリンダボアB1の内周面を滑りなく転動した場合、シリンダボアB1の内周面における一周あたりの微細凹部の数は200である。また、加工ローラ1は、(シリンダボア内径)/(加工ローラ外径)=60/30であるから、ローラ駆動体2がシリンダボアB1の中心線Ca回りに一回転する間(保持体4が一回転する間)に二回転することになる。
すなわち、保持体4が自己の回転軸Cb回りに一回転する間に、加工ローラ1が自己の回転軸Cc回りに二回転すれば、加工ローラ4がシリンダボアB1の内周面を滑りなく転動したことになり、双方の回転角で表せば、加工ローラ1を1度回転させるのに対して、保持体4を0.5度回転させればよいことになる。
このようにして、加工装置では、保持体4の回転駆動と、ローラ駆動体2による加工ローラ1の回転駆動と、ローラ駆動体2及び加工ローラ1の下降を同期させることにより、シリンダボアB1の内周面の広い領域に対して、図3(a)に示すように、縦横に規則的にパターニングされた微細凹部Dを高精度に且つ効率良く形成することができる。
また、例えば、シリンダボアB1の内周面一周あたりの微細凹部の数が200.5になるようにした場合、加工ローラ1における凸部1a一つあたりの回転角度は、360(度)/100(歯)=3.6(度)であるため、保持体4が一回転する間に、加工ローラ1を一回転+3.6度/二回転させれば良い。このとき、加工ローラ1の回転角1度に対して、保持体4の回転角は、360/(720+3.6/2)=0.499度である。
このようにして、保持体4の回転駆動と、ローラ駆動体2による加工ローラ1の回転駆動と、ローラ駆動体2及び加工ローラ1の下降を同期させることにより、シリンダボアB1の内周面の広い領域に対して、図3(b)に示すように、一周毎にずれた状態にパターニングされた微細凹部Dを高精度に且つ効率良く形成することができる。
以上のように、上記実施例で説明した微細凹部の加工装置及び加工方法では、装置構成が比較的シンプルであって、安価に製作することが可能であり、とくに、各駆動部位が加工ローラ1側に集約されているので、被加工物W1側の位置決め手段をよりシンプルなものにすることができ、順次搬入される被加工物W1に対して微細凹部を形成する場合にもより好適である。
そして、当該加工装置及び加工方法では、従来のような使い捨てのマスキングシートを用いずに加工ローラによる機械加工を行うので、シリンダボアB1の内周面に対して微細凹部を規則的に且つ高精度に形成し得るものとなり、生産性の大幅な向上や製造コストの大幅な低減を実現する。
また、回転駆動手段である保持体2によりローラ駆動体2をシリンダボアB1の中心線回りに回転駆動すると共に、ローラ駆動体2により加工ローラ1を回転駆動するので、被加工物W1の材質や形成する微細凹部の深さが異なる場合であっても、シリンダボアB1の内周面と加工ローラ1との間の滑りを防止しつつ微細凹部を高精度に形成する。
さらに、回転検出手段R1,R2の採用により、シリンダボアB1の内周面と加工ローラ1との間の滑りを監視しつつ微細凹部を形成することが可能であって、微細凹部のさらなる高精度化に貢献し得るものとなり、さらには、ローラ移動手段6を採用したことから、直径の異なるシリンダボア(円形穴)B1、材質の異なる被加工物W1及び微細凹部の深さの変更などに容易に対処することができる。
図4は、本発明の微細凹部の加工装置及び加工方法の他の実施例を説明する図である。なお、この実施例における被加工物W2は円筒部材である。また、先の実施例と同一の部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施例の加工装置は、回転駆動手段として、被加工物W2を支持して回転駆動される支持体14を備えている。この支持体14は、図示しない駆動源を含み、回転軸Cbが被加工物W2における円形穴B2の中心線Caに一致する状態で同被加工物W2を支持すると共に、水平移動手段7によって被加工物W2を水平方向(X及びY方向)に移動させることができる。
また、回転駆動手段が支持体14であることから、第2の回転検出手段R2は、支持体14の回転角を検出する。進退駆動手段3は、この実施例では、ローラ移動手段6を垂直方向(Z方向)に移動させることにより、被加工物W2に対してローラ駆動体2及び加工ローラ1を進退動作させるものとなっている。
上記構成を備えた加工装置は、先の実施例では、ローラ駆動体2をシリンダボアB1の中心線Ca回りに回転すなわち保持体(図1中の符号4)を回転駆動しながら、シリンダボアB1の内周面に沿って加工ローラ1を回転駆動しつつ転動させたのに対して、被加工物Wを円形穴B2の中心線Ca回りに回転駆動しながら、加工ローラ1を回転駆動しつつ転動させて円形穴B2の内周面に微細凹部を形成する。
上記の加工装置及び加工方法によっても、先の実施例と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、例えば既存のNC工作機械に適用した場合には、進退駆動手段3には昇降する主軸ヘッドを利用し、また、水平移動手段7には水平移動するワークテーブルを利用することができるので、新設する装置構成をよりシンプルにすることができる。
なお、本発明の微細凹部の加工装置及び加工方法は、その構成の細部が上記各実施例のみに限定されるものではなく、シリンダブロックや円筒部材といった被加工物以外の円形穴にも当然適用可能である。また、加工ローラにあっては、上記実施例では凸部を単列に備えたものとしたが、凸部を複列に備えたものでも良い。
さらに、図1に示す実施例では、回転駆動手段としてローラ駆動体2を回転させる保持体を備えたものとし、図4に示す実施例では、回転駆動手段として被加工物を回転させる支持体を備えたものとしたが、とくに、回転駆動手段、進退駆動手段及び水平移動手段については、被加工物と加工ローラを相対的に移動させる手段であれば良いので、被加工物側及び加工ローラ側の一方あるいは両方に設けることができる。
本発明の加工装置の一実施例を示す斜視説明図である。 微細凹部形成時における加工ローラの動作を示す平面説明図である。 形成した微細凹部のパターンを示す各々説明図(a)(b)である。 本発明の加工装置の他の実施例を示す斜視説明図である。
符号の説明
1 加工ローラ
1a 凸部
2 ローラ駆動体
3 進退駆動手段
4 保持体(回転駆動手段)
6 ローラ移動手段
14 支持体(回転駆動手段)
B1 シリンダボア(円形穴)
B2 円形穴
Ca シリンダボアの中心線
Cb 保持体の回転軸
Cc 加工ローラの回転軸
D 微細凹部
R1 第1の回転検出手段
R2 第2の回転検出手段
W1 被加工物
W2 被加工物

Claims (8)

  1. 被加工物における円形穴の内周面に、微細凹部を形成する加工装置であって、
    外周部に微細凹部形成用の凸部を有する加工ローラと、
    同軸状態に装着した加工ローラを円形穴の中心線に対して偏心した位置で回転駆動するローラ駆動体と、
    被加工物とローラ駆動体を円形穴の中心線に沿って相対移動させる進退駆動手段と、
    加工ローラを円形穴の内周面に押し付けた状態において被加工物及びローラ駆動体の少なくとも一方を円形穴の中心線回りに回転駆動する回転駆動手段と、
    ローラ駆動体における加工ローラの回転角を検出する第1の回転検出手段と、
    回転駆動手段の回転角を検出する第2の回転検出手段と、
    第1及び第2の回転検出手段からの検出信号に基づいて、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の回転駆動を同期させる制御を行う制御装置
    を備えたことを特徴とする微細凹部の加工装置。
  2. 回転検出手段がロータリエンコーダであることを特徴とする請求項1に記載の微細凹部の加工装置。
  3. 回転駆動手段が、ローラ駆動体を保持して回転駆動される保持体を備えており、この保持体は、回転軸が円形穴の中心線に一致する状態において、その回転軸に対して偏心した位置でローラ駆動体を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の微細凹部の加工装置。
  4. 回転駆動手段が、被加工物を支持して回転駆動される支持体を備えており、この支持体は、回転軸が円形穴の中心線に一致する状態で被加工物を支持することを特徴とする請求項1又は2に記載の微細凹部の加工装置。
  5. ローラ駆動体とともに加工ローラを円形穴の半径方向に移動させるローラ移動手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の微細凹部の加工装置。
  6. 制御手段が、第1及び第2の回転検出手段からの検出信号に基づいて、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の保持体の回転駆動を同期させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の微細凹部の加工装置。
  7. 制御手段が、第1及び第2の回転検出手段からの検出信号に基づいて、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の支持体の回転駆動を同期させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の微細凹部の加工装置。
  8. 制御手段が、ローラ駆動体による加工ローラの回転駆動と回転駆動手段の回転駆動を同期させるのに加えて、被加工物とローラ駆動体を円形穴の中心線に沿う方向に相対的に移動させる制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の微細凹部の加工装置。
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