JP4725674B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、固体撮像装置、特にMOS型あるいはC−MOS型の固体撮像装置及びその製造方法に関する。
固体撮像装置として、各単位画素がフォトダイオードによるセンサ部とスイッチング素子を有して構成され、光電変換によりセンサ部に蓄積された信号電荷を読み出して、これを電圧又は電流に変換して出力する、いわゆるMOS型、あるいはC−MOS型の固体撮像装置が知られている。これらMOS型あるいはC−MOS型の固体撮像装置は、例えば画素の選択を行うスイッチング素子や、信号電荷を読み出すスイッチング素子に、MOSトランジスタあるいはC−MOSトランジスタが用いられている。また、水平走査回路、垂直走査回路等の周辺回路にMOSトランジスタあるいはC−MOSトランジスタが用いられ、スイッチング素子と一連の構成で製造を行うことができる利点を有している。
従来、センサ部を構成するフォトダイオードにpn接合型トランジスタを用いたMOS型あるいはC−MOS型の固体撮像装置においては、その各画素のセンサ部が選択酸化による素子分離層、いわゆるLOCOS(local oxidation of silicon)層によりXYマトリックス状に画素分離されて形成される。
図22に示すように、センサ部となるフォトダイオード1は、例えばn型のシリコン半導体基板2にp型の半導体ウエル領域3を形成した後、選択酸化による素子分離層(LOCOS層)4を形成し、次いで、薄い絶縁膜(例えばSiO2膜)5を介してp型半導体
ウエル領域3の表面に例えばヒ素(As)又はリン(P)等のn型不純物6をイオン注入しn型半導体層7を形成して作成される。
特開平10−98176号公報 特開平10−308507号公報
ところで、このようなセンサ部(フォトダイオード)1では、より光電変換効率を向上するために、空乏層を広げ、深い位置で光電変換された信号電荷をも利用できるようにすることが望まれている。
一方、センサ部となるフォトダイオード1の形成に際して、n型不純物6をドープするには、前述の図22に示すように、素子分離層4上で位置合せしたフォトレジスト層8で他領域を保護してイオン注入するために、素子分離層4の端部Aにpn接合が現われていた。素子分離層4の端部Aには、応力で転位等の結晶欠陥の発生があることが知られている。従って、pn接合jに逆バイアスをかけて発生した空乏層が、この結晶欠陥のある素子分離層端の領域に来ると、その電界によりリーク電流が増加する。センサ部(フォトダイオード)1において、このリーク電流が増加すると、光が入射していない状態でも信号電荷が発生し、暗電流となる。この暗電流は、結晶欠陥により発生しているために、各センサ部1により発生量が異なり、画質上、むらとなって表われる。
本発明は、上述の点に鑑み、少なくともリーク電流による暗電流の低減を図った固体撮像装置及びその製造方法を提供するものである。
本発明に係る固体撮像装置は、第2導電型の半導体領域に形成された第1導電型の第1の半導体ウェル領域と、第1の半導体ウェル領域の上に形成された高抵抗半導体領域と、高抵抗半導体領域の表面に形成された第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、高抵抗半導体領域が電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部と、センサ部を画素分離する溝内に絶縁層が埋め込まれたトレンチ素子分離層と、トレンチ素子分離層を囲って電荷蓄積領域及び高抵抗半導体領域に接し、かつ第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達する第1導電型の半導体領域とを有する。
本発明の固体撮像装置では、トレンチ素子分離層を囲ってセンサ部の第2導電型の電荷蓄積領域及び高抵抗半導体領域に接する第1導電型の半導体領域を有するので、センサ部がトレンチ素子分離層端から離れ、トレンチ素子分離層との界面での空乏化が防止され、この領域からのリーク電流の発生が抑えられ、暗電流が低減する。センサ部が高抵抗半導体領域を有し、トレンチ素子分離層を囲う第1導電型の半導体領域が第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達しているので、センサ部における空乏層の広がり深さが大きくなる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、第2導電型の半導体領域に、pn接合型のセンサ部を形成すべき領域を画素分離する部分に溝を形成する工程と、溝を全て囲ってセンサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成する工程と、溝内に絶縁膜を埋め込んでトレンチ素子分離層を形成する工程と、センサ部を形成すべき領域に、第1導電型の半導体領域に接して第2導電型の半導体領域上に形成した第1導電型の半導体ウェル領域と、第1導電型の半導体領域に接して第1導電型の半導体ウェル領域上に形成した高抵抗半導体領域と、第1導電型の半導体領域に接して高抵抗半導体領域の表面に形成した第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、高抵抗半導体領域が電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部を形成する工程とを有する。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、トレンチ素子分離層を囲ってセンサ部の第2導電型の電荷蓄積領域及び高抵抗半導体領域に接する第1導電型の半導体領域が形成されるので、この第1導電型の半導体領域によって、トレンチ素子分離層との界面及びその近傍でのリーク電流の発生を抑えることができセンサ部が形成される。センサ部が高抵抗半導体領域を有し、トレンチ素子分離層を囲う第1導電型の半導体領域が第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達しているので、センサ部における空乏層の広がり深さが大きくなる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、第2導電型の半導体領域に、センサ部を形成すべき領域を画素分離する部分に溝を形成し、溝内に絶縁膜を埋め込んでトレンチ素子分離層を形成する工程と、トレンチ素子分離層の周囲を囲ってセンサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成する工程と、センサ部を形成すべき領域に、第1導電型の半導体領域に接して第2導電型の半導体領域上に形成した第1導電型の半導体ウェル領域と、第1導電型の半導体領域に接して第1導電型の半導体ウェル領域上に形成した高抵抗半導体領域と、第1導電型の半導体領域に接して高抵抗半導体領域の表面に形成した第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、高抵抗半導体領域が前記電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部を形成する工程とを有する。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、トレンチ素子分離層を囲ってセンサ部の第2導電型の電荷蓄積領域及び高抵抗半導体領域に接する第1導電型の半導体領域が形成されるので、この第1導電型の半導体領域によって、トレンチ素子分離層との界面及びその近傍でのリーク電流の発生を抑えることができセンサ部が形成される。センサ部が高抵抗半導体領域を有し、トレンチ素子分離層を囲う第1導電型の半導体領域が第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達しているので、センサ部における空乏層の広がり深さが大きくなる。
本発明に係る固体撮像装置によれば、トレンチ素子分離層で画素分離する固体撮像装置において、転位等のリーク電流発生要因が存在するトレンチ素子分離層端からセンサ部を離すことができ、リーク電流の発生を抑制し、暗電流を低減することができる。
上記固体撮像装置において、センサ部が、第2導電型の半導体領域に形成された第1導電型の第1の半導体ウェル領域と、第1の半導体ウェル領域の上に形成された高抵抗半導体領域と、高抵抗半導体領域の表面に形成された第2導電型の前記電荷蓄積領域とを有て構成され、第1導電型の半導体領域が第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達しているので、空乏層の広がり深さを大きくし、センサ部における光電変換効率をさらに向上することができる。
上記固体撮像装置において、第1導電型の半導体領域が、第1導電型の第2の半導体ウェル領域で形成され、第2の半導体ウェル領域が、電荷蓄積領域及び高抵抗半導体領域に接し、かつ第1の半導体ウェル領域に達して形成されるときは、センサ部の接合位置が深くなり、空乏層の広がり深さが大きくなり、センサ部における光電変換効率が向上する。
上記固体撮像装置において、第1の半導体ウェル領域が、第2導電型の半導体領域の所要の深さ位置に形成され、高抵抗半導体領域が、第2導電型の半導体領域の第1の半導体ウェル領域で分離された表面側の領域によって形成されるときは、センサ部の接合位置が深くなり、空乏層の広がり深さが大きくなり、センサ部における光電変換効率が向上する。
上記固体撮像装置において、第2の半導体ウェル領域が、トレンチ素子分離層の全てを囲って形成され、第1の半導体ウェル領域が、第2の半導体ウェル領域のトレンチ素子分離層下に対応する部分で終端されるときは、高抵抗半導体領域の面積が電荷蓄積領域の面積より広がる。高抵抗半導体領域の面積が広がった分、さらに分光電変換効率が向上し、光電変換効率の向上と暗電流の低減を共に図ることができる。
上記固体撮像装置において、第1の半導体ウェル領域が、センサ部及びトレンチ素子分離層下を含む全域に形成され、トレンチ素子分離層が前記第2の半導体ウェル領域を貫通して形成されるときも、光電変換効率の向上と暗電流の低減を共に図ることができる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、トレンチ素子分離を覆って、センサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成することにより、リーク電流による暗電流が低減した固体撮像装置を製造することができる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、トレンチ素子分離を囲って、センサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成することにより、リーク電流による暗電流が低減した固体撮像装置を製造することができる。
上記固体撮像装置の製造方法において、第2導電型の半導体領域に第1導電型の第1の半導体ウェル領域を形成し、第1の半導体ウェル領域の上に高抵抗半導体領域を形成し、高抵抗半導体領域の表面に第2導電型の電荷蓄積領域を形成してセンサ部を形成し、トレンチ素子分離層を囲う第1導電型の半導体領域が、第1導電型の第1半導体ウェル領域に達しているので、空乏層の広がり深さを大きくすることができる。従って、暗電流が低減し、より光電変換効率が向上した固体撮像装置を製造することができる。
本発明に係る固体撮像装置の一実施の形態を示す構成図である。 本発明の固体撮像装置に適用される単位画素の他の例を示す構成図である。 本発明の固体撮像装置に適用される単位画素の他の例を示す構成図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の一実施の形態を示す要部の断面図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す断面図である。 A〜D 図5、図6のセンサ部の製造工程図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す要部の断面図である。 A〜C 図8のセンサ部の製造工程図である。 D〜E 図8のセンサ部の製造工程図である。 A 本発明に係るセンサ部を備えた固体撮像装置の一例を示す要部の平面図である。B その単位画素の等価回路図である。 本発明の説明に供する図8に係るセンサ部を有する場合の図11のB−B線上の断面図である。 本発明の説明に供する図6に係るセンサ部を有する場合の図11のB−B線上の断面図である。 A〜C 固体撮像装置の周辺回路を構成するC−MOSトランジスタの製造工程図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す要部の断面図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明に係る固体撮像装置のセンサ部の他の実施の形態を示す断面図である。 A〜B 本発明に係るトレンチ素子分離されたセンサ部の製造方法の一例の製造工程図である。 A〜C 本発明に係るトレンチ素子分離されたセンサ部の製造方法の他の例の製造工程図である。 A〜C 本発明に係るトレンチ素子分離されたセンサ部の製造方法の他の例の製造工程図である。 従来例に係る固体撮像装置のセンサ部の要部の断面図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る例えばC−MOS型の固体撮像装置の一例の構成を示す。
この固体撮像装置10は、光電変換を行うフォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)11と画素を選択する垂直選択用スイッチ素子(例えばMOSトランジスタ)13と読み出し用スイッチ素子(例えばMOSトランジスタ)12とによって構成された単位画素14がマトリックス状に複数配列されて成る撮像領域と、各行毎に垂直選択用スイッチ素子13の制御電極(いわゆるゲート電極)が共通に接続された垂直選択線15に垂直走査パルスφV〔φV1 ,‥‥φVm,‥‥φVm+k ,‥‥〕を出力する垂直走査回路16
と、各列毎に読み出し用スイッチ素子12の主電極が共通に接続された垂直信号線17と、各列毎に垂直選択用スイッチ素子13の主電極に接続された読み出しパルス線18と、垂直信号線17と水平信号線19に主電極が接続された水平スイッチ素子(例えばMOSトランジスタ)20と、水平スイッチ素子20の制御電極(いわゆるゲート電極)と読み出しパルス線18に接続された水平走査回路21と、水平信号線19に接続されたアンプ22により構成される。
各単位画素14では、読み出し用スイッチ素子12の一方の主電極がフォトダイオード11に接続され、その他方の主電極が垂直信号線17に接続される。また、垂直選択用スイッチ素子13の一方の主電極が読み出し用スイッチ素子12の制御電極(いわゆるゲート電極)に接続され、その他方の主電極が読み出しパルス線18に接続され、その制御電極(いわゆるゲート電極)が垂直選択線15に接続される。
水平走査回路21から各水平スイッチ素子20の制御電極(いわゆるゲート電極)に水平走査パルスφH〔φH1 ,‥‥φHn ,φHn+1 ,‥‥〕が供給されると共に、各読み出しパルス線18に水平読み出しパルスφHR 〔φHR 1 ,‥‥φHR n ,φHR n+1 ,‥‥〕が供給される。
この固体撮像装置10の基本動作は次のようになる。垂直走査回路16からの垂直走査パルスφVm と、水平走査回路21からの読み出しパルスφHR n を受けた垂直選択用スイッチ素子13が、それらのパルスφVm ,φHR n の積のパルスを作り、この積のパルスで読み出し用スイッチ素子12の制御電極を制御して、フォトダイオード11で光電変換された信号電荷を垂直信号線17に読み出す。この信号電荷は、水平映像期間中に、水平走査回路21からの水平走査パルスφHn により制御された水平スイッチ素子20を通して水平信号線19に出て、これに接続されたアンプ22により信号電圧に変換されて出力される。
尚、単位画素14の構成としては、上例に限らず、例えば図2、図3、その他等の種々の構成を採り得る。図2では、単位画素14が、フォトダイオード11と之に接続された読み出し用MOSトランジスタ12で構成され、読み出し用MOSトランジスタ12の他方の主電極が垂直信号線17に接続されると共に、そのゲート電極が垂直選択線に接続される。
図3では、単位画素14が、フォトダイオード11と、読み出し用MOSトランジスタ21と、FD(フローティングディフージョン)アンプMOSトランジスタ22と、FDリセットMOSトランジスタ23と、垂直選択用MOSトランジスタ24で構成される。そして、読み出し用MOSトランジスタ21の一方の主電極がフォトダイオード11に接続されると共に他方の主電極がFDリセットMOSトランジスタ23の一方の主電極に接続される、FDリセットMOSトランジスタ23の他方の主電極と垂直選択用MOSトランジスタ24の一方の主電極間にFDアンプMOSトランジスタ22が接続され、FDアンプMOSトランジスタ22のゲート電極が、読み出し用MOSトランジスタ21とFDリセットMOSトランジスタ23の接続中点であるFD(フローティングディフージョン)部に接続される。読み出し用MOSトランジスタ21のゲート電極は垂直読み出し線25に接続され、FDリセットMOSトランジスタ23の他方の主電極が電源VDDに接続されると共にそのゲート電極が水平リセット線28に接続され、垂直選択用MOSトランジスタ24の他方の主電極が垂直信号線26に接続され、そのゲート電極が垂直選択線27に接続される。
図4に、かかる固体撮像装置10におけるセンサ部11の一実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)111は、第2導電型、例えばn型のシリコン半導体基板31に第1導電型の例えばp型の第1の半導体ウエル領域32を形成し、この第1のp型半導体ウエル領域32上に高抵抗半導体領域、例えば低濃度のn型半導体領域33を形成し、センサ部111を画素分離するように形成した選択酸化による素子分離層(即ちLOCOS層)34下に、第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域35を形成し、素子分離層34で区画された低濃度のn型半導体領域33の表面に高濃度のn型半導体領域36を形成して、低濃度のn型半導体領域33と第1のp型半導体ウエル領域32間でpn接合jを形成し、動作時に、センサ部の空乏層が第1のp型半導体ウエル領域32まで広がるように構成される。
ここで、第1のp型半導体ウエル領域32は、基板31の所定深さ位置に形成され、この第1のp型半導体ウエル領域32で2分され基板31の表面側の領域で低濃度のn型半導体領域33が形成される。また、高濃度のn型半導体領域36が実質的な電荷蓄積領域となる。なお、センサ部111のn型半導体領域36の絶縁膜(例えばSiO2 膜)37との界面に、高濃度のp型半導体領域38を形成するようにしたセンサ構造とすることもできる。センサ部111のpn接合jは、高濃度のn型半導体領域36と高濃度のp型半導体領域38との間、低濃度のn型半導体領域33と第2のp型半導体ウエル領域35との間にも形成される。
この第2のp型半導体ウエル領域35は、例えば周辺回路のC−MOSトランジスタにおけるp型半導体ウエルと同時に形成することができる。C−MOSトランジスタは、図14に示すように、n型半導体基板51の上面に選択酸化によるフィールド絶縁層(いわゆる素子分離層)52を形成した後、フォトレジスト層53をマスクに一方の素子形成領域に例えばボロン等のp型不純物54をイオン注入してp型半導体ウエル領域55を形成する(同図A参照)。
次に、p型半導体ウエル領域55上及び他の素子形成領域であるn型半導体基板51上に夫々ゲート絶縁膜56を介して例えば多結晶シリコンによるゲート電極57を形成する(同図B参照)。次に、夫々のゲート電極57をマスクにセルファラインによって、p型半導体ウエル領域55にn型不純物をイオン注入してn型のソース領域58S及びドレイン領域58Dを形成してnチャネルMOSトランジスタ59を形成し、またn型半導体基板51にp型不純物をイオン注入してp型のソース領域61S及びドレイン領域61Dを形成してpチャネルMOSトランジスタ62を形成し、C−MOSトランジスタを得る。このフィールド絶縁層52を形成した後、p型半導体ウエル領域55を形成するようにした工程を、レトログレートpウエルプロセスと云われている。
上述の図4における第2のp型半導体ウエル領域35は、この図14のp型半導体ウエル領域55と同時に形成することができ、製造工程を増すことなく、後述する空乏層の広がりを深くして光電変換効率を向上したセンサ部111の形成が可能となる。また、図14に示すように、素子分離層34を形成した後、第2のp型半導体ウエル領域35を形成するので、センサ形成領域を除く素子分離層34下に第2のp型半導体ウエル領域35を素子分離層形成時の熱処理による拡散の影響を受けずに選択的に形成することが可能となる。
本実施の形態に係るセンサ部111を有する固体撮像装置10によれば、センサ領域を除く素子分離層34下のみに選択的に第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域35を形成し、高濃度のn型半導体領域36及び低濃度のn型半導体領域33と、第1のp型半導体ウエル領域32とによりpn接合を形成してフォトダイオード、即ちセンサ部111を形成することにより、動作時に、センサ部111における空乏層の広がり深さが大きくなり、深い位置で光電変換された信号電荷をも電荷蓄積領域となるn型半導体領域36に蓄積することができる。従って、光電変換効率が増加し、より高感度の固体撮像装置が得られる。
図5に、本発明に係るセンサ部11(図1参照)の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)112は、光電変換効率の向上とリーク電流による暗電流の低減を図ったものである。このセンサ部112は、前述と同様に、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に第1導電型の例えばp型の第1の半導体ウエル領域32を形成し、この第1のp型半導体ウエル領域32上に低濃度のn型半導体領域33を形成し、選択酸化による素子分離層34により画素分離された低濃度のn型半導体領域33の表面に高濃度のn型半導体領域36を形成し、低濃度のn型半導体領域33と第1のp型半導体ウエル領域32との間でpn接合jを形成し、動作時にセンサ部の空乏層が第1の半導体ウエル領域32まで広がるように構成される。
そして、本実施の形態では、特に、画素分離するための素子分離層34下に、第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域351を形成すると同時に、この第2のp型半導体ウエル領域351の一部351aを、センサ部の実質的な電荷蓄積領域となるn型半導体領域36と素子分離層34との間に延長して構成される。p型半導体ウェル領域351は、素子分離領域36の端部及び下部を覆って画素領域側、つまりセンサ部側に張出して形成される。
即ち、第2のp型半導体ウエル領域351の終端は、素子分離層34の端部から離れたセンサ側に存するように形成され、センサ部112の電荷蓄積領域であるn型半導体領域36の端部は第2のp型半導体ウエル領域の延長部351aと接するようになされる。センサ部112のpn接合jは、両n型半導体領域33,36と第2のp型半導体ウエル領域の延長部351aとの間でも形成される。
図7A〜Cに、センサ部112の製造方法を示す。先ず、図7Aに示すように、n型の半導体基板31の表面に選択酸化となる素子分離層34を形成した後、基板31のセンサ部を形成すべき領域を覆って素子分離層34の端部から離れたセンサ部側(フォトダイオードのアクティブ領域上)にレジスト端41aが存するような所定パターンのフォトレジスト層41を形成し、このフォトレジスト層41をマスクにp型不純物42をイオン注入して第2のp型半導体ウエル領域351を形成する。この第2のp型半導体ウエル領域351は、その終端、即ち延長部351aの終端が素子分離層34の端部より離れたセンサ部を形成すべき領域側に形成されることになる。
次に、図7Bに示すように、フォトレジスト層41を剥離した後、素子分離層34下を含んでセンサ部を形成すべき領域の全面にp型不純物43をイオン注入して、基板31の所定深さ位置に、第2のp型半導体ウエル領域351の下部に接する第1のp型半導体ウエル領域32を形成する。この第1のp型半導体ウエル領域32の形成によって、第1のp型半導体ウエル領域32、第2のp型半導体ウエル領域351によって囲われた領域に、基板31の分離された一部で構成される低濃度のn型半導体領域33が形成される。
次に、図7Cに示すように、センサ部形成領域以外の他部上にフォトレジスト層44を形成し、n型不純物45をイオン注入し、低濃度のn型半導体領域33の表面に電荷蓄積領域となる高濃度のn型半導体領域36を形成する。そして、このn型半導体領域33と第1の半導体ウエル領域32との間、両n型半導体領域36,33と第2のp型半導体ウエル領域の延長部351aとの間にpn接合jが形成されてなる目的のフォトダイオード、即ちセンサ部112を形成する。
ここで、各領域の不純物濃度は次の通りである。第2の半導体ウエル領域351>n型半導体領域36。n型半導体領域36>n型半導体領域33。
上述のセンサ部112を備えた本実施の形態に係る固体撮像装置によれば、第2のp型半導体ウエル領域(いわゆるチャネルストップ領域)351を、素子分離層34の端部よりセンサ部側に延長して形成することにより、センサ部112を形成するフォトダイオードのpn接合を、転位等の結晶欠陥が存在する素子分離層34端、即ち素子分離層34端の近傍の半導体領域から離すことができ、pn接合に逆バイアスをかけたときに、空乏層を素子分離層34端から離れた位置に発生させることができる。従って、素子分離層34端付近でのリーク電流の発生が抑制され、暗電流が低減する。
さらに、このセンサ部112は、前述の図4と同様に、第2の半導体ウエル領域351によって、フォトダイオードを構成する一方のn型半導体領域が、領域36及び33で形成され、空乏層の広がり深さが大きくなり、光電変換効率を高めることができる。従って、暗電流が低減し、かつ高感度の固体撮像装置が得られる。
図7A〜Cの製造方法によれば、素子分離層34を形成した後、イオン注入で第2のp型半導体ウエル領域351を形成するので、素子分離層34の形成の際の熱処理の影響を受けず、即ち、第2のp型半導体ウエル領域351は再拡散されずに位置精度よく形成できる。また、素子分離層34端から離れたセンサ部側に延長部351aを有する第2のp型半導体ウエル領域351の形成の際にも、素子分離層34との位置合せも容易となり、第2のp型半導体ウエル領域351を容易且つ正確に形成できる。また、本実施の形態では、この第2のp型半導体ウエル領域351は、前述の図14に示す周辺回路のC−MOSトランジスタの製造に際してのp型ウエル領域55と同時形成できるので、製造工程数が増加することがない。
図6に、本発明に係るセンサ部11(図1参照)の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)113は、前述の図5のセンサ構造に、さらにその電荷蓄積領域となるn型半導体領域36と表面の絶縁膜37との間に、第2のp型半導体ウエル領域351に接するように、高濃度のp型半導体領域38を形成して構成される。その他の構成は、図5と同様であるので、対応する部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
このセンサ部113は、前述の図7Cのn型半導体領域36をイオン注入で形成した後、図7Dに示すように、さらにp型不純物46をイオン注入してn型半導体領域36の表面にp型半導体領域38を形成するようにして製造できる。
本実施の形態に係るセンサ部113を備えた固体撮像装置によれば、n型半導体領域36の表面にさらにp型半導体領域38を有するセンサ構造とすることにより、図示さぜるも読み出し用MOSトランジスタのゲート端以外のpn接合を全てバルク中に設けることができる。即ち、このセンサ部113では、図5のセンサ部112における効果に加えて、さらに空乏層がセンサ部表面の絶縁膜37との界面、従ってSi−SiO2 界面からも離れた位置に来るため、より暗電流の低減が図れる。
図8に、本発明に係るセンサ部11(図1参照)の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)114は、前述と同様に、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に第1導電型の例えばp型の第1の半導体ウエル領域32を形成し、この第1のp型半導体ウエル領域32上に低濃度のn型半導体領域33を形成し、選択酸化による素子分離層34により画素分離された低濃度のn型半導体領域33の表面に高濃度のn型半導体領域36を形成し、低濃度のn型半導体領域33と第1のp型半導体ウエル領域32との間でpn接合jを形成し、動作時にセンサ部の空乏層が第1のp型半導体ウエル領域32まで広がるように構成される。
そして、本実施の形態では、特に、画素分離するための素子分離層34下に、素子分離層34の端部より内方に端部352aを有し第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域352を形成すると共に、素子分離層34の端部とセンサ部114の電荷蓄積領域となるn型半導体領域36との間に、p型半導体領域、いわゆるp型プラグ領域39を形成して構成される。このp型プラグ領域39は、第2のp型半導体ウエル領域352に接続するように形成される。さらに、図8では、n型半導体領域36の表面に、一部がp型プラグ領域39に接するように高濃度のp型半導体領域38が形成される。なお、センサ部114のpn接合jは、n型半導体領域36,33とp型半導体領域38、第2のp型半導体ウエル領域352、p型プラグ領域39との間にも形成される。第2の半導体ウェル領域352は、図8から明らかなように、その端部が素子分離層34の下部及び端部を覆うp型プラグ領域39の端部より内側に存して、p型プラグ領域39の幅より狭い幅で形成される。
図9及び図10に、このセンサ部114の製造方法を示す。先ず、図9Aに示すように、n型の半導体基板31の表面に選択酸化による素子分離層34を形成した後、センサ部を形成すべき領域上を覆って素子分離層34上に端部64aが存する所定パターンのフォトレジスト層64を形成し、このフォトレジスト層64をマスクにp型不純物42をイオン注入して第2のp型半導体ウエル領域352を形成する。この第2のp型領域ウエル領域352は、その端部352aが素子分離層34の端部より内方に位置して形成される。この第2のp型半導体ウエル領域352は、前述と同様に周辺回路のC−MOSトランジスタのp型半導体ウエル領域55と同時工程で形成される。
次に、図9Bに示すように、フォトレジスト層64を剥離後、素子分離層34下を含んでセンサ部を形成すべき領域の全面にp型不純物43をイオン注入して基板31の所定深さ位置に、第2のp型半導体ウエル領域352の下部に接する第1のp型半導体ウエル領域32を形成する。この第1のp型半導体ウエル領域32の形成によって、第1のp型半導体ウエル領域32、第2のp型半導体ウエル領域352によって囲われた領域に、基板31の分離された一部で構成される低濃度のn型半導体領域33が形成される。
次に、図9Cに示すように、センサ部を形成すべき領域上を覆ってその端部65aが素子分離層34の端部から離れたセンサ部側(フォトダイオードのアクティブ領域上)に存するような所定パターンのフォトレジスト層65を形成し、このフォトレジスト層65をマスクしてp型不純物66をイオン注入してp型プラグ領域39を形成する。このp型プラグ領域39は、その終端が素子分離層34の端部より離れたセンサ部形成領域側に存するように、即ち素子分離層34端よりセンサ部形成領域側にはみ出して形成される。
次に、図10Dに示すように、センサ部形成領域以外の他部上に、フォトレジスト層44を形成し、n型不純物45をイオン注入して低濃度のn型半導体領域33の表面に電荷蓄積領域となる高濃度のn型半導体領域36を形成する。
続いて、図10Eに示すように、p型不純物46をイオン注入してn型半導体領域36の表面にp型プラグ領域39に接するように高濃度のp型半導体領域38を形成する。このようにして、n型半導体領域36,33と第1のp型半導体ウエル領域32とによって主たるpn接合jが形成されてなる目的のフォトダイオード、即ちセンサ部114が得られる。
ここで、各領域の不純物濃度は次の通りである。p型半導体領域38>n型半導体領域36。p型半導体ウエル領域352>n型半導体領域33。p型プラグ領域39>n型半導体領域36。
本実施の形態に係るセンサ部114を備えた固体撮像装置によれば、選択酸化による素子分離層34の端部とセンサ部114の電荷蓄積領域となるn型半導体領域36との間にp型プラグ領域(チャネルストップ領域となる)39を形成することにより、センサ部114を構成するフォトダイオードのpn接合を、転位等の結晶欠陥が存在する素子分離層34端、即ち素子分離層34端付近の半導体領域から離すことができ、pn接合に逆バイアスをかけたときに、空乏層を素子分離層34から離れた位置に発生させることができる。また、図8に示すように、p型半導体ウェル領域352が、素子分離層34の端部より内側に形成され、p型半導体ウェル領域352の幅が実質的にp型プラグ領域39の幅より狭くなる。この構成によって、高抵抗半導体領域33の面積が電荷蓄積領域36の面積より大きくなり、高抵抗半導体領域33の面積が広がった分、センサ部114での光電変換効率をより向上することができる。従って、素子分離層34端付近でのリーク電流の発生を抑制し、暗電流を低減することができる。同時に、前述と同時に空乏層の広がり深さが大きくなり、光電変換効率を高めることができる。
また、第2のp型半導体ウエル領域352を素子分離層34の内方に形成し、素子分離層34の端部とセンサ部114のn型半導体領域36との間にp型プラグ領域39を形成した構成とするときは、読み出し用MOSトランジスタのゲート端とp型プラグ領域39の端部との間の距離をより正確に設定することが可能になる。
即ち、図8のセンサ構造を図6のセンサ構造と比較する。図8のセンサ部114の断面構造及び図6のセンサ部113の断面構造を、夫々図11Aの撮像領域の要部を示す平面図のA−A線上の断面構造とすると、図11の読み出し用MOSトランジスタのゲート電極71上を通るB−B線上の断面構造は、センサ部114の場合には図12に示す如くなり、センサ部113の場合は図13に示す如くなる。なお、図11Bは図11Aにおける単位画素の等価回路を示す。図11Aの平面図において、斜線部分は選択酸化による素子分離層34を示し、34aは素子分離層端を示す。逆斜線部分は、第2のp型半導体ウエル領域351の延長部351a又はp型プラグ領域39を示す。12は読み出し用MOSトランジスタ、71はそのL字状に形成された読み出しゲート電極を示す。13は垂直選択用MOSトランジスタで、そのゲート電極は垂直選択線15に接続されている。171〜174は、各コンタクト部を示す。垂直信号線17と読み出し用MOSトランジスタ12を構成する一方のソース・ドレイン領域73とがコンタクト部171で接続され、そのゲート電極71が図示せざる配線(例えばAl配線)及びコンタクト部172及び173を介して垂直選択用MOSトランジスタ13の一方のソース・ドレイン領域に接続される。垂直選択用MOSトランジスタ13の他方のソース・ドレイン領域はコンタクト部174を介して読み出しパルス線18に接続される。
図12及び図13の断面構造において、読み出し用MOSトランジスタ12を構成するゲート電極71直下のチャネル領域72は低濃度のp型不純物が導入される。77はSiO2 等によるゲート絶縁膜、74はSiO2 等によるサイドウォールを示す。
センサ部112の構成の場合、図13に示すように、形状が残らないイオン注入工程、即ち第2のp型半導体ウエル領域351のイオン注入工程が先に行われるため、素子分離層34に対して第2のp型半導体ウエル領域351をマスク合わせし、素子分離層34に対してゲート電極71をマスク合わせして夫々第2のp型半導体ウエル領域351及びゲート電極71を形成している。このため、第2の半導体ウエル領域351とゲート電極71を直接位置合せすることができない。
即ち、図13に示すように、第2のp型半導体ウエル領域351及びゲート電極71の形成の際のマスク合せは、夫々形状として残る素子分離層34の端部を基準点pとして行われるために、夫々の距離d1 ,d2 に合せずれによるばらつきが生じ、精度を必要とするゲート電極71と第2のp型半導体ウエル領域351間の距離D1 の精度が落ち、ロット間の特性ばらつきが大きくなる懼れがある。
これに対し、センサ部114の構成の場合、図12に示すように、読み出しゲート電極71を形成した後、このゲート電極71端Qを基準にイオン注入でp型プラグ領域39を形成するので、ゲート電極71とp型プラグ領域39間のマスク合せ精度が向上し、ゲート電極71とp型プラグ領域39間の距離D2 の精度が向上する。これにより、合せマージンを減らして、センサ部の開口面積を拡げることができる。また、ロット間の特性ばらつきを減らすことができる。
なお、図8、図12のセンサ部114の構成では、n型半導体領域36の表面にp型半導体領域38を形成し、ゲート端以外のpn接合を全てバルク中に設けるようにして暗電流の更なる低減を図るようにしたが、その他、このp型半導体領域38を省略した構成とすることもできる。
図15に、本発明に係るセンサ11(図1参照)のさらに他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部115は、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に第1導電型の例えばp型の半導体ウエル領域81を形成した後、選択酸化による素子分離層34を形成し、素子分離された領域に電荷蓄積領域となるn型半導体領域82を形成してこのn型半導体領域82とp型半導体ウエル領域81間にpn接合を形成してフォトダイオードを形成すると共に、素子分離層34の端部及び下部を覆うように、n型半導体領域82と素子分離層34端との間にp型プラグ領域39を形成して構成される。このセンサ部115は、前述の図22の構成にp型プラグ領域39を付加した構成である。
かかるセンサ部115を備えた固体撮像装置においても、n型半導体領域82と素子分離層34との間にp型プラグ領域39を形成することによって、素子分離層34端でのリーク電流が抑制され、暗電流を低減することができきる。
上述の各実施の形態は、固体撮像装置の素子分離層として、選択酸化による絶縁層34を用いた場合である。
本発明は、素子分離層として、トレンチ分離、いわゆるSTI(Shallow Trench Isolation)による素子分離層を用いた固体撮像装置にも適用できる。トレンチ素子分離は、選択酸化による素子分離に比べて、画素の微細化、高集積化ができる。
次に、図16〜図18を用いて、トレンチ素子分離を用いた固体撮像装置に適用した実施の形態を説明する。
図16に、前述の固体撮像装置10におけるセンサ部11の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)116は、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に画素分離のため溝91と溝91内に埋め込まれた例えばSiO2 膜等の絶縁層92とによるトレンチ素子分離層93を形成し、n型の半導体基板31の画素領域内に前述と同様に、第1のp型半導体ウエル領域32と、その上の低濃度のn型半導体領域33と、その上の電荷蓄積領域となるn型半導体領域36と、その表面と絶縁膜37との間の高濃度のp型半導体領域38を順次形成して構成される。
そして、本実施の形態では、特に、センサ部116側を除くように第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域94を形成すると共に、この第2のp型半導体ウエル領域94の一部を画素分離するためのトレンチ素子分離領域93の溝91の界面を囲うようにして、画素領域のセンサ部116側に張り出すように延長して形成する。
この例では、溝91が低濃度のn型半導体領域33に達する深さ程度に形成される。また、第1のp型半導体ウエル領域32は、第2のp型半導体ウエル領域94のトレンチ素子分離層93下に対応する部分で終端するように形成される。第2のp型半導体ウエル領域94は溝93が形成された状態で各部均一な深さをもって形成される。第2の半導体ウェル領域94は、トレンチ素子分離層93を囲い電荷蓄積領域36に接するようにセンサ部118側に張り出す幅広部分94aと、端部が幅広部分94aの端部より内側に存し、低濃度のn型半導体領域33に接して幅広部分94aより狭い幅の幅狭部分94bとを有する。
図17に、本発明に係るセンサ部11(図1参照)の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)117は、前述と同様に、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に画素分離のための溝91と溝91内に埋め込まれた例えばSiO2 等の絶縁層92とによるトレンチ素子分離層93を形成し、n型の半導体基板31の画素領域内に、第1のp型半導体ウエル領域32と、その上の低濃度のn型半導体領域33と、その上の電荷蓄積領域となるn型半導体領域36と、その表面と絶縁膜37との間の高濃度のp型半導体領域38を順次形成して構成される。
そして、本実施の形態では、特に、センサ部117側を除くように、第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域94を形成すると共に、この第2のp型半導体ウエル領域94の一部をトレンチ素子分離層93の溝91の界面を囲うようにして画素領域のセンサ部117側に張り出すように延長して形成する。この例では、第1のp型半導体ウエル領域32が全域にわたって形成され、トレンチ素子分離層93の溝91が第1のp型半導体ウエル領域32に達するように形成される。溝91は、その底部及び側部が第1及び第2のp型半導体ウエル領域32及び94にて囲まれる。
図18に、本発明に係るセンサ部11(図1参照)の他の実施の形態を示す。本実施の形態に係るセンサ部(フォトダイオード)118は、前述と同様に、第2導電型、例えばn型の半導体基板31に画素分離のための溝91と溝91内に埋め込まれた例えばSiO2 等の絶縁層92とによるトレンチ素子分離層93を形成し、溝91の界面に高濃度のp型プラグ領域95を形成し、n型の半導体基板31の画素領域内に第1のp型半導体ウエル領域32と、その上の低濃度のn型半導体領域33と、その上の電荷蓄積領域36と、その表面と絶縁膜37との間の高濃度のp型半導体領域38を順次形成して構成される。高濃度のp型プラグ領域95によって、トレンチ部の絶縁層92とシリコン(Si)の界面部がすべて囲われる。
そして、本実施の形態では、特に、センサ118側を除くように、第1のp型半導体ウエル領域32に達する第2のp型半導体ウエル領域94を形成すると共に、この第2のp型半導体領域94の一部をトレンチ素子分離層93の溝91の界面を囲うようにして画素領域のセンサ部118側に張り出すように延長して形成する。この例では、溝91がn型の半導体基板31に達するように形成され、第1のp型半導体ウエル領域32が全域にわたって形成される。溝91は、その側部の全周が第1及び第2のp型半導体ウエル領域32及び94にて囲まれる。
図19〜図21に、夫々上述のセンサ部116、117及び118を実現するための製造方法を示す。
図19の製造例を説明する。先ず、図19Aに示すように、n型の半導体基板31の面上に例えばSiO2等からなる絶縁膜37を形成し、この絶縁膜37と共に半導体基板3
1にトレンチ分離用の溝91を形成する。次いで、溝91の端縁より所定の距離d1 だけ離れるように溝91で分離されたアクティブ領域、即ち画素領域内にレジストマスク97を形成し、このレジストマスク97を介してp型不純物をイオン注入して一部溝91から画素領域側に張り出すように、半導体基板31に第2のp型半導体領域94を形成する。
このとき、第2のp型半導体領域94は、溝91の側部及び底部にわたって十分な幅及び深さで形成され、溝91の側部及び底部の界面の全てを囲うように形成される。
次に、図19Bに示すように、溝91内に絶縁膜、例えばSiO2 膜92を例えばCVD(化学気相成長)法により埋め込み、平坦化して、溝91及び埋め込み絶縁膜92によるトレンチ素子分離層93を形成する。この後、画素領域を除いて終端がトレンチ素子分離層93上に存するようにレジストマスク99を形成し、このレジストマスク99を介して画素領域に夫々選択的にp型、n型不純物をイオン注入して、基板31の深い位置に第2のp型半導体ウエル領域94と接続する第1のp型半導体ウエル領域32を形成し、基板31の表面側に電荷蓄積領域となるn型半導体領域36を形成し、更に、n型半導体領域36の絶縁膜37との界面に、第2のp型半導体ウエル領域94と接続されるように高濃度のp型半導体領域38を形成する。表面側のn型半導体領域36と第1のp型半導体ウエル領域32間の基板31の部分が、低濃度のn型半導体領域33となる。
ここで、第1のp型半導体ウエル領域32、n型半導体領域36、高濃度のp型半導体領域38のイオン注入を1つの図で示しているが、これは他の部位の形成の都合上、別工程となる場合もある。
このようにして、目的のセンサ部を形成する。このセンサ部は、高濃度のp型半導体領域38と、n半導体領域36,33と、第1のp型半導体ウエル領域32とによって、いわゆるHAD(Hole Accumulation Diode)センサとして構成される。
図20の製造例を説明する。先ず、図20Aに示すように、n型の半導体基板31の面上に例えばSiO2等からなる絶縁膜37を形成し、この絶縁膜37と共に半導体基板3
1にトレンチ分離用の溝91を形成する。次いで、溝91及び溝91の端縁より所要の距離d2 だけ離れた領域部を除いて、他部全面上にレジストマスク101を形成し、このレジストマスク101を介してp型不純物をイオン注入して、後に形成する第1のp型半導体ウエル領域32及び第2のp型半導体ウエル領域32を継ぐための濃度の高いp型半導体層、いわゆるp型半導体プラグ層95を形成する。p型半導体プラグ層95は、溝91を囲うように溝91の側部及び底部にわたって形成される。
次に、図20Bに示すように、溝91内に絶縁膜、例えばSiO2 膜92を例えばCVD(化学気相成長)法により埋め込み、平坦化して、溝91及び埋め込み絶縁膜92によるトレンチ素子分離層93を形成する。この後、画素領域を除いて終端がトレンチ素子分離層93上に存するようにレジストマスク103を形成し、このレジストマスク103を介して画素領域に夫々選択的にp型、n型不純物をイオン注入して、基板31の深い位置にp型半導体プラグ層95と接続する第1のp型半導体ウエル領域32を形成し、基板31の表面側に電荷蓄積領域となるn型半導体領域36を形成し、更に、n型半導体領域36の絶縁膜37との界面に、p型プラグ領域95と接続する高濃度のp型半導体領域38を形成する。表面側のn型半導体領域36と第1のp型半導体ウエル領域32間の基板31の部分が、低濃度のn型半導体領域33となる。
ここで、第1のp型半導体ウエル領域32、n型半導体領域36、高濃度のp型半導体領域38のイオン注入を1つの図で示しているが、これは他の部位の形成の都合上、別工程となる場合もある。
次に、図20Cに示すように、トレンチ素子分離層93の溝91端縁よりp型フラグ領域95を越えて所定の距離d1 だけ離れるように画素領域内にレジストマスク104を形成し、このレジストマスク104を介してp型不純物をイオン注入して一部トレンチ素子分離層93より画素領域側に張り出すように第2のp型半導体領域94を形成する。第1のp型半導体ウエル領域32と第2のp型半導体ウエル領域94はp型プラグ領域95を介して互に接続される。このようにして目的のセンサ部を形成する。
図21の製造例を説明する。先ず、図21Aに示すように、n型の半導体基板31の面上に例えばSiO2等からなる絶縁膜37を形成し、この絶縁膜37と共に半導体基板3
1にトレンチ分離用の溝91を形成する。次いで、溝91内に絶縁膜、例えばSiO2 膜92を例えばCVD(化学気相成長)法により埋め込み、平坦化して、溝91及び埋め込み絶縁膜92によるトレンチ素子分離層93を形成する。この後、トレンチ素子分離層93で分離された画素領域を除いてレジストマスク105形成し、このレジストマスク105を介して画素領域に夫々選択的にイオン注入して、基板31の表面側に電荷蓄積領域となるn型半導体領域38を形成し、n型半導体領域38の表面に高濃度のp型半導体領域38を形成する。
ここで、n型半導体領域36、高濃度のp型半導体領域38のイオン注入を1つの図で示しているが、これは、他の部位の形成の都合上、別工程となる場合もある。
次に、図21Bに示すように、トレンチ素子分離層93の溝91端縁より所定の距離d1 だけ離れるように画素領域内にレジストマスク106を形成し、このレジストマスク106を介してp型不純物をイオン注入して一部トレンチ素子分離層93より画素領域側に張り出すように第2のp型半導体領域ウエル領域94を形成する。
次に、図21Cに示すように、全域にp型不純物をイオン注入して基板31の深い位置に、第2のp型半導体ウエル領域94の下部と接続する第1のp型半導体ウエル領域32を形成する。表面側のn型半導体領域36と第1のp型半導体ウエル領域32間の基板31の部分が低濃度のn型半導体領域33となる。このようにして、目的のセンサ部を形成する。
上述の図16のセンサ部116は、例えば図19の製造例及び図20の製造例により製造することができる。即ち、第2のp型半導体ウエル領域94の底が第1のp型半導体ウエル領域32よりも浅くて間がn- 半導体領域33となる場合に、第1及び第2のp型半導体ウエル領域32及び94をつなぐために、図19ではイオン注入を使い、図20ではプラグイオン注入を使って製造することができる。上述の図17のセンサ部117は、例えば図21の製造例により製造することができる。上述の図18のセンサ部118は、例えば、図20の製造例により製造することができる。
上述のセンサ部116,117及び118を備えた固体撮像装置によれば、トレンチ素子分離層93からセンサ部のn型半導体領域33,36側へ張り出すようにp型半導体領域94、又は94と95が形成されている。即ち、センサ部(フォトダイオード)116,117又は118を分離するトレンチ素子分離層93との半導体界面がp型半導体領域、例えば第2の半導体ウエル領域94、又は第1及び第2の半導体ウエル領域32及び94、又はp型プラグ領域95及び第2の半導体ウエル領域94等によって囲まれた構成になっている。
トレンチ素子分離層93との半導体界面には,転位等の結晶欠陥が存在するが、この結晶欠陥が存在する界面がセンサ部の電荷蓄積領域であるn型半導体領域36とは逆導電型のp型半導体領域内に取り込まれることになる。
このような構成により、センサ部116,117又は118を構成するフォトダイオードのpn接合を、リーク電流の発生原因となる転位等の結晶欠陥が存在するトレンチ素子分離層93の界面から離すことができ、pn接合に逆バイアスをかけたときに、トレンチ素子分離層93の界面及びその近傍が空乏化するのを防ぐことができる。従って、この界面及びその近傍からのリーク電流の発生を抑制することができ、暗電流を低減することができる。
センサ部を、n型半導体領域36の表面にp型半導体領域38を形成した、いわゆるHADセンサとするときには、ゲート端以外のpn接合を全てバルク中に設けることになり、暗電流を更に低減することができる。
上述の実施の形態では、C−MOS型の固体撮像装置に適用した場合を説明したが、その他、MOS型の固体撮像装置にも適用することができる。
10‥‥C−MOS型固体撮像装置、11,111,112,113,114,115‥‥センサ部(フォトダイオード)、12‥‥読み出し用スイッチ素子(MOSトランジスタ)、13‥‥垂直選択用スイッチ素子(MOSトランジスタ)、14‥‥単位画素、31‥‥n型半導体基板、32‥‥第1のp型半導体ウエル領域、33‥‥低濃度のn型半導体領域、34‥‥素子分離層(LOCOS層)35,351,352‥‥第2のp型半導体ウエル領域、36‥‥電荷蓄積領域となるn型半導体領域、38‥‥p型半導体領域、39‥‥p型プラグ領域、71‥‥読み出し用MOSトランジスタのゲート電極、91‥‥溝、92‥‥絶縁膜、93‥‥トレンチ素子分離層、94‥‥第2のp型半導体ウエル領域、95‥‥p型プラグ領域

Claims (9)

  1. 第2導電型の半導体領域に形成された第1導電型の第1の半導体ウェル領域と、
    前記第1の半導体ウェル領域の上に形成された高抵抗半導体領域と、
    前記高抵抗半導体領域の表面に形成された第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、前記高抵抗半導体領域が前記電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部と、
    前記センサ部を画素分離する溝内に絶縁層が埋め込まれたトレンチ素子分離層と、
    前記トレンチ素子分離層を囲って前記電荷蓄積領域及び前記高抵抗半導体領域に接し、かつ前記第1導電型の第1の半導体ウェル領域に達する第1導電型の半導体領域と
    を有する
    固体撮像装置。
  2. 前記第1導電型の半導体領域が、第1導電型の第2の半導体ウェル領域で形成されている、
    請求項記載の固体撮像装置。
  3. 前記第1の半導体ウェル領域が、前記第2導電型の半導体領域の所要の深さ位置に形成され、
    前記高抵抗半導体領域が、前記第2導電型の半導体領域の前記第1の半導体ウェル領域で分離された表面側の領域によって形成される
    請求項記載の固体撮像装置。
  4. 高抵抗半導体領域が、前記分離された表面側の第2導電型の領域で形成される
    請求項記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2の半導体ウェル領域が、前記トレンチ素子分離層の全てを囲って形成され、
    前記第1の半導体ウェル領域が、前記第2の半導体ウェル領域のトレンチ素子分離層下に対応する部分で終端される
    請求項2乃至4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1の半導体ウェル領域が、センサ部及びトレンチ素子分離層下を含む全域に形成され、
    前記トレンチ素子分離層が前記第2の半導体ウェル領域を貫通して形成される
    請求項2乃至4のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 前記第2の半導体ウェル領域が、前記センサ部の一方の側面を覆い、且つ前記電荷蓄積領域よりも高い不純物濃度で形成される
    請求項2乃至6のいずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 第2導電型の半導体領域に、pn接合型のセンサ部を形成すべき領域を画素分離する部分に溝を形成する工程と、
    前記溝を全て囲って前記センサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成する工程と、
    前記溝内に絶縁膜を埋め込んでトレンチ素子分離層を形成する工程と、
    前記センサ部を形成すべき領域に、前記第1導電型の半導体領域に接して前記第2導電型の半導体領域上に形成した第1導電型の半導体ウェル領域と、前記第1導電型の半導体領域に接して前記第1導電型の半導体ウェル領域上に形成した高抵抗半導体領域と、前記第1導電型の半導体領域に接して前記高抵抗半導体領域の表面に形成した第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、前記高抵抗半導体領域が前記電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部を形成する工程と
    を有する固体撮像装置の製造方法。
  9. 第2導電型の半導体領域に、pn接合型のセンサ部を形成すべき領域を画素分離する部分に溝を形成し、前記溝内に絶縁膜を埋め込んでトレンチ素子分離層を形成する工程と、
    前記トレンチ素子分離層の周囲を囲って前記センサ部を形成すべき領域側に張出す第1導電型の半導体領域を形成する工程と、
    前記センサ部を形成すべき領域に、前記第1導電型の半導体領域に接して前記第2導電型の半導体領域上に形成した第1導電型の半導体ウェル領域と、前記第1導電型の半導体領域に接して前記第1導電型の半導体ウェル領域上に形成した高抵抗半導体領域と、前記第1導電型の半導体領域に接して前記高抵抗半導体領域の表面に形成した第2導電型の電荷蓄積領域とからなり、前記高抵抗半導体領域が前記電荷蓄積領域の比抵抗より高い比抵抗を有するセンサ部を形成する工程と
    を有する固体撮像装置の製造方法。
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