JP4725458B2 - 編集装置,映像記録再生装置の制御方法及び編集システム - Google Patents

編集装置,映像記録再生装置の制御方法及び編集システム Download PDF

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本発明は、2台の映像記録再生装置を制御して編集を行うための編集装置に関する。
映像コンテンツの制作分野で使用される編集装置として、2台のVTRを制御する機能を有する編集装置が従来から存在している。この編集装置でプレーヤー側(再生側),レコーダー側(記録側)の2台のVTRを制御することにより、アッセンブル編集やインサート編集を行うことができる。
こうした編集を行う際に、プレーヤー側,レコーダー側のそれぞれのVTRに記録されている映像をビデオモニターで確認する方法としては、2台のビデオモニターを用いる方法と、ビデオモニターを1台だけ用いる方法とがある。
図1は、2台のビデオモニターを用いた編集システムの構成を示す図である。エディター51は、その操作パネルの操作に基づいて2台のVTRを制御する機能を有する編集装置である。このエディター51で、プレーヤー側のVTR52と、レコーダー側のVTR53とを制御する。VTR52の映像出力端子のうち、タイムコード等のキャラクター(オンスクリーンデータ)をスーパーインポーズした映像信号が出力される端子52aから、ビデオモニター54に映像信号を出力する。同様にVTR53の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズした映像信号が出力される端子53aから、ビデオモニター55に映像信号を出力する。また、プレーヤー側のVTR52の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズしない映像信号が出力される端子52bから、レコーダー側のVTR53に映像信号を出力する。
この図1の編集システムによれば、各VTR52,53での再生映像がそれぞれそのタイムコードをスーパーインポーズしてビデオモニター54,55に表示されるので、ビデオモニター54,55を見ながらエディター51でVTR52,53を操作して編集点(IN点及びOUT点)を設定して、編集を実行させることができる。また、プレーヤー側のVTR52が発生したタイムコード等のキャラクターがレコーダー側のVTR53に記録されてしまうようなこともない。しかし、例えば机の上のような限られたスペースで編集を行う場合には、このように2台のビデオモニターを用いることができないこともある。
図2は、ビデオモニターを1台だけ用いた編集システムの従来の構成を示す図であり、VTR52,VTR53及びビデオモニター54は図1と同一のものである。エディター61は、その操作パネルの操作に基づいて2台のVTRを制御する機能を有する編集装置であり、このエディター61でプレーヤー側のVTR52とレコーダー側のVTR53とを制御する。ここでも、プレーヤー側のVTR52の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズしない映像信号が出力される端子52bから、レコーダー側のVTR53に映像信号を出力する(図1のシステムと同様に、プレーヤー側が発生したタイムコード等のキャラクターがレコーダー側に記録されないようにするためである)。また、VTR53の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズした映像信号が出力される端子53aから、ビデオモニター54に映像信号を出力する。
エディター61内のシステム制御部は、VTRが一般に有している機能であるEEモード機能(Electric-to-Electricモード機能:外部から映像入力端子に入力した映像信号を、記録・再生することなく映像出力端子から出力する機能)を利用して、図3に示すような処理を実行することにより、ビデオモニター54に表示させる映像を切り換える。
この処理では、エディター61の操作パネルでプレーヤー側,レコーダー側のいずれのVTRが操作対象として指定されたかを判断する(ステップS11,S12)。そして、プレーヤー側が操作対象として指定された場合には、レコーダー側のVTR53のEEモードをオンにする(ステップS13)。これにより、操作パネルでVTRの再生操作が行われると、プレーヤー側のVTR52で再生された映像信号が、VTR52の出力端子52bからレコーダー側のVTR53に出力され、VTR53のEEモード機能によってVTR53の出力端子53aからビデオモニター54に出力される。
他方、レコーダー側が操作対象として指定された場合には、VTR53のEEモードをオフにする(通常の記録・再生モードにする)(ステップS14)。これにより、操作パネルでVTRの再生操作が行われると、VTR53で再生された映像信号が、VTR53の出力端子53aからビデオモニター54に出力される。
この図2の編集システムによれば、各VTR52,53での再生映像が1台のビデオモニター54に切換えて表示されるので、限られたスペースでも編集を行うことができる。しかし、レコーダー側のVTR53での再生映像はそのタイムコードをスーパーインポーズして表示されるが、プレーヤー側のVTR52での再生映像は、そのタイムコードをスーパーインポーズされないだけでなく、レコーダー側のVTR53が発生したタイムコードをスーパーインポーズして表示されてしまう。そのため、プレーヤー側の再生映像のタイムコードをビデオモニター54で確認できないだけでなく、レコーダー側が発生したタイムコードをプレーヤー側の再生映像のタイムコードであると誤認識してしまう可能性があった。
他方、従来、VTRのような映像記録再生装置の分野で、プレーヤー側として用いる映像記録再生装置におけるキャラクターの発生の有無を制御する技術は提案されていた(特許文献1)。しかし、プレーヤー側,レコーダー側のそれぞれにおけるキャラクターの発生の有無を制御する技術や、プレーヤー側,レコーダー側のそれぞれにおけるキャラクターの発生の有無をEEモードのオン/オフと連動して制御する技術は提案されていなかった。
特開平7−123352号公報
本発明は、上述の点に鑑み、2台の映像記録再生装置を制御して編集を行う際に、各映像記録再生装置での再生映像を、それぞれそのタイムコードをスーパーインポーズして1台のビデオモニターに表示させることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る編集装置は、外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置のうち、操作対象の映像記録再生装置を指定し、指定した映像記録再生装置から映像信号を再生させる操作と、編集を実行する操作とを行うための操作部と、この操作部の操作に基づいて再生側,記録側の映像記録再生装置を制御する制御部とを備え、この制御部は、この操作部で再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオンさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせる第1の制御と、この操作部で記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第2の制御と、この操作部で編集を実行する操作が行われたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第3の制御とを行うことを特徴とする。
また、本発明に係る映像記録再生装置の制御方法は、外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置を制御する編集装置における映像記録再生装置の制御方法において、再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオンさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせる第1のステップと、記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第2のステップと、編集実行操作が行われたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第3のステップとを有することを特徴とする。
上記発明によれば、再生側の映像記録再生装置の操作時には、編集装置が、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオンさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせる。したがって、再生側の映像記録再生装置から、タイムコード等のキャラクターをスーパーインポーズした再生映像信号を記録側の映像記録再生装置に出力させ、記録側の映像記録再生装置から、その再生映像信号をEEモードでビデオモニターに出力させることができる。そして、記録側の映像記録再生装置のスーパーインポーズはオフになるので、ビデオモニターに出力される映像信号に、記録側の映像記録再生装置が発生したキャラクターがスーパーインポーズされてしまうことはない。これにより、再生側の映像記録再生装置で再生した映像信号に、再生側の映像記録再生装置が発生したキャラクターをスーパーインポーズした映像信号による映像を、記録側の映像記録再生装置に接続したビデオモニターに表示させることができる。
また、記録側の映像記録再生装置の操作時には、編集装置が、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる。したがって、記録側の映像記録再生装置から、キャラクターをスーパーインポーズした再生映像信号をビデオモニターに出力させることができる。これにより、記録側の映像記録再生装置で再生した映像信号に、記録側の映像記録再生装置が発生したキャラクターをスーパーインポーズした映像信号による映像を、記録側の映像記録再生装置に接続したビデオモニターに表示させることができる。
また、編集実行時には、編集装置が、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる。したがって、記録側の映像記録再生装置から、キャラクターをスーパーインポーズした再生映像信号をビデオモニターに出力させることができる。これにより、これにより、記録側の映像記録再生装置で再生した映像信号に、記録側の映像記録再生装置が発生したキャラクターをスーパーインポーズした映像信号による映像を、記録側の映像記録再生装置に接続したビデオモニターに表示させることができる。そして、再生側の映像記録再生装置のスーパーインポーズはオフになるので、再生側の映像記録再生装置から記録側の映像記録再生装置に出力される再生映像信号には、キャラクターはスーパーインポーズされない。したがって、再生側の映像記録再生装置が発生したキャラクターが記録側の映像記録再生装置に記録されてしまうことはない。
このようにして、2台の映像記録再生装置を制御して編集を行う際に、各映像記録再生装置での再生映像を、それぞれそのタイムコードをスーパーインポーズして、記録側の映像記録再生装置に接続した1台のビデオモニターに表示させることができる。
次に、本発明に係る編集システムは、編集装置と、外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置と、1台のビデオモニターとで構成され、再生側の映像記録再生装置の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズするための合成回路を経由する映像信号が出力される端子が、記録側の映像記録再生装置の映像入力端子に接続され、記録側の映像記録再生装置の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズするための合成回路を経由する映像信号が出力される端子が、このビデオモニターに接続され、この編集装置は、再生側,記録側の映像記録再生装置のうち、操作対象の映像記録再生装置を指定し、指定した映像記録再生装置から映像信号を再生させる操作と、編集を実行する操作とを行うための操作部と、この操作部の操作に基づいて再生側,記録側の映像記録再生装置を制御する制御部とを備え、この制御部は、この操作部で再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオンさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせる第1の制御と、この操作部で記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第2の制御と、この操作部で編集を実行する操作が行われたことに応じて、記録側の映像記録再生装置にEEモードをオフさせ、再生側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオフさせるとともに記録側の映像記録再生装置にスーパーインポーズをオンさせる第3の制御とを行うことを特徴とする。
この編集システムは、前述の本発明に係る編集装置によって制御される再生側,記録側の2台の映像記録再生装置と、1台のビデオモニターとを、各映像記録再生装置での再生映像がそれぞれそのタイムコードをスーパーインポーズしてこの1台のビデオモニターに表示されるように接続したものである。
本発明によれば、2台の映像記録再生装置を制御して編集を行う際に、各映像記録再生装置での再生映像を、それぞれそのタイムコードをスーパーインポーズして1台のビデオモニターに表示させることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。図4は、本発明を適用した編集システムの構成例を示す図である。この編集システムは、エディター1と、プレーヤー側(再生側)のVTR2と、レコーダー側(記録側)のVTR3と、1台のビデオモニター4とで構成されている。
エディター1は、2台のVTRを制御する機能を有する編集装置である。図5は、このエディター1の上面に設けられた操作パネルの外観を示す図である。この操作パネルは、ユーザーが、2台のVTRを操作してアッセンブル編集やインサート編集を行うためのものであり、次のような釦やダイヤルやディスプレイ等を含んでいる。
・操作対象のVTRとして、プレーヤー側のVTRを指定するためのプレーヤー指定釦11
・操作対象のVTRとして、レコーダー側のVTRを指定するためのレコーダー指定釦12
・プレーヤー指定釦11,レコーダー指定釦12で指定したVTRの操作(再生・早送り・巻戻し・録画・停止・シャトル再生等)を行うための釦群13及びダイヤル14
・編集点(IN点及びOUT点)の設定や、設定した編集点の微調整等を行うための釦群15
・編集の実行させるための編集実行釦16
・再生中の映像のタイムコードや、メニュー画面等が表示されるディスプレイ17
図6は、エディター1の回路構成の概要を示す図である。エディター1内には、図5に示したような釦やディスプレイ等で構成された操作パネル21と、CPUやメモリで構成されたシステム制御部22と、プレーヤー側のVTRを制御するための外部制御出力端子23と、レコーダー側のVTRを制御するための外部制御出力端子24とが設けられている。システム制御部22は、操作パネル21の操作に基づき、外部制御出力端子23や外部制御出力端子24から制御信号を出力する。
図4のプレーヤー側のVTR2とレコーダー側のVTR3とは、同一構成のものである。図7は、これらのVTRの回路構成の概要を示す図である。VTR内には、記録・再生用の映像信号処理系(エンファシス回路,FM変調回路,記録アンプ,再生アンプ,イコライザ,FM復調回路,ディエンファシス回路)及びヘッドドラムで構成されるVTR部31と、オンスクリーンデータ発生部32と、合成部33と、切換スイッチ34と、CPUやメモリで構成されたシステム制御部35と、映像信号入力端子36と、映像信号出力端子37及び38と、外部制御入力端子39とが設けられている。
外部から映像信号入力端子36に入力した映像信号は、VTR部31に送られるとともに切換スイッチ34の一方の入力端に送られる。VTR部31で再生された映像信号は、切換スイッチ34のもう一方の入力端に送られる。
切換スイッチ34は、EEモード機能のためのスイッチであり、EEモードのオン時には映像信号入力端子36への入力映像信号を出力端から出力し、EEモードのオフ時(通常の記録・再生モード時)にはVTR部31での再生映像信号を出力端から出力する。切換スイッチ34の出力端から出力された映像信号は、映像信号出力端子37から外部に出力されるとともに、合成部33に送られる。
オンスクリーンデータ発生部32は、タイムコード等のキャラクター(オンスクリーンデータ)を発生する回路である。オンスクリーンデータ発生部32で発生されたキャラクターは合成部33に送られる。
合成部33は、映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするための回路である。合成部33の処理を経た映像信号は、映像信号出力端子38から外部に出力される。
システム制御部35は、外部制御入力端子39に入力した制御信号や、VTR自身の操作パネル(図示略)の操作に基づいてVTR内の各部を制御するが、外部制御入力端子39に入力した制御信号のほうを優先させて制御を行う。
図4に示すように、エディター1の外部制御出力端子23(図6)からはVTR2の外部制御入力端子39(図7)に制御信号が出力され、システム制御部35の外部制御出力端子24(図6)からはVTR3の外部制御入力端子39(図7)に制御信号が出力される。また、プレーヤー側のVTR2の映像信号出力端子38(図7)からレコーダー側のVTR3の映像信号入力端子36(図7)に映像信号が出力され、レコーダー側のVTR3の映像信号出力端子38(図7)からビデオモニター4に映像信号が出力される。
エディター1のシステム制御部22(図6)は、ビデオモニターに表示させる映像を切り換えるために、図8に示すような処理を実行する。
この処理では、操作パネルのプレーヤー指定釦11,レコーダー指定釦12,編集実行釦16(図5)のうちのいずれかが押されたかを判断する(ステップS1,S2)。
プレーヤー指定釦11が押された場合(すなわち操作対象のVTRとしてプレーヤー側のVTRが指定された場合)には、プレーヤー側のVTRを制御するための外部制御出力端子23から、キャラクターのスーパーインポーズをオンさせる制御信号を出力し(ステップS3)、レコーダー側のVTRを制御するための外部制御出力端子24から、EEモードをオンさせるとともにキャラクターのスーパーインポーズをオフさせる制御信号を出力する(ステップS4)。そしてステップS1に戻る。
操作対象指定釦12が押された場合(すなわち操作対象のVTRとしてレコーダー側のVTRが指定された場合)または編集実行釦16が押された場合には、外部制御出力端子23から、キャラクターのスーパーインポーズをオフさせる制御信号を出力し(ステップS5)、外部制御出力端子24から、EEモードをオフさせるとともにキャラクターのスーパーインポーズをオンさせる制御信号を出力する(ステップS6)。そしてステップS1に戻る。
図9は、図8の表示切換処理によって各VTR2,3から出力される映像信号を示す図であり、図9(a)はプレーヤー側のVTR2の操作時の図、図9(b)はレコーダー側のVTR3の操作時や編集実行時の図である。
プレーヤー側のVTR2の操作時には、図8の処理のステップS3によってVTR2に送られた制御信号に基づき、VTR2内では、システム制御部35(図7)が合成部33(図7)でのスーパーインポーズをオンにする。また、図8の処理のステップS4によってレコーダー側のVTR3に送られた制御信号に基づき、VTR3内では、システム制御部35(図7)が、切換スイッチ34(図7)を映像信号入力端子36(図7)側に切換えることによってEEモードをオンにするとともに、合成部33(図7)でのスーパーインポーズをオフにする。
したがって、エディター1の操作パネルの釦群13やダイヤル14(図5)で再生操作を行うと、プレーヤー側のVTR2内では、VTR部31(図7)で再生された映像信号Vpに、合成部33で、オンスクリーンデータ発生部32(図7)が発生したタイムコード等のキャラクターCpがスーパーインポーズされる。これにより、図9(a)のように、VTR2から、このキャラクターCpをスーパーインポーズした映像信号Vp+Cpがレコーダー側のVTR3に出力され、VTR3から、この映像信号Vp+CpがEEモードでビデオモニター4に出力される。
そして、レコーダー側のVTR3のスーパーインポーズはオフになるので、ビデオモニター4に出力される映像信号に、VTR3内のオンスクリーンデータ発生部32(図7)が発生したタイムコード等のキャラクターがスーパーインポーズされてしまうことはない。その結果、ビデオモニター4には、プレーヤー側のVTR2で再生した映像信号Vpに、プレーヤー側のVTR2が発生したキャラクターCpをスーパーインポーズした映像信号Vp+Cpによる映像が表示される。
他方、レコーダー側のVTR3の操作時や編集実行時には、図8の処理のステップS5によってプレーヤー側のVTR2に送られた制御信号に基づき、VTR2内では、システム制御部35(図7)が合成部33(図7)でのスーパーインポーズをオフにする。また、図8の処理のステップS6によってレコーダー側のVTR3に送られた制御信号に基づき、VTR3内では、システム制御部35(図7)が、切換スイッチ34(図7)をVTR部31(図7)側に切換えることによってEEモードをオフにするとともに、合成部33(図7)でのスーパーインポーズをオンにする。
したがって、レコーダー側のVTR3の操作時にエディター1の操作パネルの釦群13やダイヤル14(図5)で再生操作を行うと、VTR3内では、VTR部31(図7)で再生された映像信号Vrに、合成部33で、オンスクリーンデータ発生部32(図7)が発生したタイムコード等のキャラクターCrがスーパーインポーズされる。これにより、図9(b)のように、VTR3から、このキャラクターCrをスーパーインポーズした映像信号Vr+Crがビデオモニター4に出力される。その結果、ビデオモニター4には、レコーダー側のVTR3で再生した映像信号Vrに、レコーダー側のVTR3が発生したキャラクターCrをスーパーインポーズした映像信号Vr+Crによる映像が表示される。
また、プレーヤー側のVTR2のスーパーインポーズはオフになるので、編集実行時には、VTR2で再生されてレコーダー側のVTR3に出力される映像信号Vpには、VTR2内のオンスクリーンデータ発生部32(図7)が発生したキャラクターはスーパーインポーズされない。したがって、編集実行時に、プレーヤー側のVTR2が発生したキャラクターがレコーダー側のVTR3に記録されてしまうことはない。
図10は、プレーヤー側のVTR2の操作時,レコーダー側のVTR3の操作時,編集実行時のそれぞれについて、図8の表示切換処理によるVTR2,VTR3の制御内容と、図9を用いて説明したビデオモニター4の表示内容とを対応させて示す図である。
以上に説明したように、この編集システムによれば、各VTR2,3での再生映像が1台のビデオモニター4に切換えて表示されるので限られたスペースで編集を行うことができるだけでなく、各VTR2,3での再生映像がそれぞれそのタイムコード等のキャラクターをスーパーインポーズしてビデオモニター4に表示されるので、プレーヤー側のVTR2,レコーダー側のVTR3のいずれの操作時にも、再生映像のタイムコードをビデオモニター4で確認しながら、編集点を設定する操作をエディター1の操作パネルの釦群15(図5)で行うことができる。また、編集実行時に、プレーヤー側のVTR2が発生したキャラクターがレコーダー側のVTR3に記録されてしまうことはない。
なお、図8に示した表示切換処理では、レコーダー側のVTRの操作時(レコーダー指定釦12が押されたとき)と編集実行時(編集実行釦16が押されたとき)とで処理内容が同一になっている。しかし、レコーダー側のVTRの操作時には、プレーヤー側のVTRからレコーダー側のVTRには映像信号は出力されないので、ステップS5のように外部制御出力端子23からキャラクターのスーパーインポーズをオフさせる制御信号を出力する処理(プレーヤー側のVTRでのキャラクターのスーパーインポーズをオフさせる処理)を省略してもよい。
また、本発明は、図5及び図6に示した外観・構成のエディターに限らず、2台の映像記録再生装置(EEモード機能及びスーパーインポーズ機能を有するもの)を制御するあらゆる編集装置に適用することができる。
2台のビデオモニターを用いた従来の編集システムの構成を示す図である。 1台のビデオモニターを用いた従来の編集システムの構成を示す図である。 図2のエディターが表示切換のために実行する処理を示すフローチャートである。 本発明を適用した編集システムの構成例を示す図である。 図4のエディターの操作パネルの外観を示す図である。 図4のエディターの回路構成の概要を示すブロック図である。 図4の各VTRの回路構成の概要を示すブロック図である。 図6のシステム制御部が表示切換のために実行する処理を示すフローチャートである。 図8の処理によって各VTRから出力される映像信号を示す図である。 図8の処理による各VTRの制御内容とビデオモニターの表示内容とを対応させて示す図である。
符号の説明
1 エディター、 2 プレーヤー側のVTR、 3 レコーダー側のVTR、 4 ビデオモニター、 11 プレーヤー指定釦、 12 レコーダー指定釦、 16 編集実行釦、 22 システム制御部、 31 VTR部、 32 オンスクリーンデータ発生部、 33 合成部、 34 切換スイッチ、 35 システム制御部

Claims (4)

  1. 外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置のうち、操作対象の映像記録再生装置を指定し、指定した映像記録再生装置から映像信号を再生させる操作と、編集を実行する操作とを行うための操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて前記再生側,記録側の映像記録再生装置を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記操作部で前記再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオンさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせる第1の制御と、
    前記操作部で前記記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第2の制御と、
    前記操作部で編集を実行する操作が行われたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第3の制御と
    を行うことを特徴とする編集装置。
  2. 請求項1に記載の編集装置において、
    前記制御部は、前記第2の制御において、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせる
    ことを特徴とする編集装置。
  3. 外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置を制御する編集装置における映像記録再生装置の制御方法において、
    前記再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオンさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせる第1のステップと、
    前記記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第2のステップと、
    編集実行操作が行われたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第3のステップと
    を有することを特徴とする映像記録再生装置の制御方法。
  4. 編集装置と、
    外部から入力した映像信号を記録・再生することなく出力するEEモード機能と、出力する映像信号にキャラクターをスーパーインポーズするスーパーインポーズ機能とをそれぞれ有する再生側,記録側の2台の映像記録再生装置と、
    1台のビデオモニターと
    で構成され、
    前記再生側の映像記録再生装置の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズするための合成回路を経由する映像信号が出力される端子が、前記記録側の映像記録再生装置の映像入力端子に接続され、
    前記記録側の映像記録再生装置の映像出力端子のうち、キャラクターをスーパーインポーズするための合成回路を経由する映像信号が出力される端子が、前記ビデオモニターに接続され、
    前記編集装置は、
    前記再生側,記録側の映像記録再生装置のうち、操作対象の映像記録再生装置を指定し、指定した映像記録再生装置から映像信号を再生させる操作と、編集を実行する操作とを行うための操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて前記再生側,記録側の映像記録再生装置を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記操作部で前記再生側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオンさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせる第1の制御と、
    前記操作部で前記記録側の映像記録再生装置が操作対象として指定されたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第2の制御と、
    前記操作部で編集を実行する操作が行われたことに応じて、前記記録側の映像記録再生装置に前記EEモードをオフさせ、前記再生側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオフさせるとともに前記記録側の映像記録再生装置に前記スーパーインポーズをオンさせる第3の制御と
    を行うことを特徴とする編集システム。
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