JP4725166B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像することにより画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来より、この種の画像形成装置に静電潜像を形成する露光手段として、感光体に光を照射することにより静電潜像を形成するレーザダイオードと、このレーザダイオードの発光量を検出するフォトダイオードと、フォトダイオードにより検出したレーザの現発光量に応じた出力電圧を発生させるCPUと、設定された印刷濃度に応じた基準電圧を生成する基準電圧生成部と、この発光量検出値およびCPUにより発生された出力電圧とを比較し、これらの大小関係に応じてレーザダイオードの発光量を制御する発光量制御部と、を備えたものが知られている。
この画像形成装置において、レーザダイオードが発光していない状態から基準電圧に対応した発光量まで、レーザダイオードの発光量を増加させる制御をする際には、CPUは、フォトダイオードによる検出電圧が予め設定された電圧になるまでの間、2ステップずつ出力電圧を増加させ、検出電圧が予め設定された電圧を超えてから目標とする電圧になるまでの間、1ステップずつ出力電圧を増加させるよう設定されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−5865号公報
上記のように、この画像形成装置においては、レーザダイオードが発光していない状態から基準電圧に対応した発光量まで制御する際には、良好にレーザダイオードの発光量を制御できる。
しかしながら、この画像形成装置によれば、フォトダイオードにより検出される検出電圧をCPUに取り込むために検出電圧をA/D変換するための構成が必要になることや、フォトダイオードによる検出電圧値は一般的に微少な電圧値であるため、この検出電圧をA/D変換する際のダイナミックレンジの設定が難しくなり、この設定によってはレーザダイオードの発光量の精度が悪化してしまうなどの問題点がある。
そこで、このような問題点を鑑み、感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像することにより画像形成を行う画像形成装置において、印刷濃度を変更する際に、レーザダイオード等の発光手段に供給される電力量を、より簡素な構成で精度よく制御できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装置は、帯電させた感光体表面に光を照射することにより静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段が形成した静電潜像を現像剤により可視像化する現像手段と、この可視像化した現像剤像を被記録媒体に転写する転写手段と、を備え、前記露光手段は、前記感光体表面に照射される露光用の光を発生する発光手段と、前記発光手段の発光量を検出する検出手段と、前記発光手段の発光量の目標値に応じて設定された基準電圧を生成する基準電圧生成部と、前記基準電圧生成部によって生成された基準電圧と前記検出手段が検出した検出電圧とを比較し、比較した結果に応じた電圧を出力する比較回路と、前記比較回路が出力した比較した結果に応じた電圧に基づいて、前記検出手段が検出した検出電圧が、前記基準電圧生成部により生成された基準電圧値と等しくなるよう前記発光手段の発光量を制御する発光量制御回路と、現像剤像の濃度を変更する場合に、現在の基準電圧から変更後の濃度に基づく新たな基準電圧まで、前記基準電圧生成部により生成される基準電圧を、前記現在の基準電圧と前記新たな基準電圧との差に応じた一定の割合で段階的に変化させ、前記現在の基準電圧から前記新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、前記基準電圧生成部を制御する基準電圧制御部と、を備えたことを特徴としている。
従って、このような画像形成装置によれば、基準電圧制御部が現在の基準電圧から変更後の濃度に基づく新たな基準電圧まで、前記基準電圧生成部により生成される基準電圧を一定の割合で変化させるので、構成を複雑にすることなく発光手段の発光量の精度を向上させることができる。
さらに、請求項1に記載の画像形成装置において、基準電圧制御部は、請求項2に記載のように、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、現在の基準電圧から新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、基準電圧を変更する変化率を設定し、この変化率に基づいて、基準電圧生成部が生成する基準電圧を変化させることが望ましい。
特に、請求項2に記載の画像形成装置において、基準電圧制御部は、請求項3に記載のように、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、現在の基準電圧から新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、単位時間当たりの基準電圧の変化量を設定し、この変化量に基づいて、基準電圧生成部が生成する基準電圧を段階的に変化させるよう構成してもよいし、請求項4に記載のように、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、予め設定された基準量で複数回、基準電圧を変化させた場合に現在の基準電圧から新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、基準電圧を変更する時間間隔を設定し、この時間間隔毎に、基準量だけ前記基準電圧生成部が生成する基準電圧を段階的に変化させるよう構成してもよい。
従って、このような画像形成装置によれば、変更前および変更後の基準電圧の電位差に基づいて、基準電圧の変化量を任意に設定することができるので、発光手段や検出手段の特性に応じて、これらに負荷をかけない仕様にすることができる。
特に、基準電圧の変化量が大きいときに、電圧の変化率を大きく設定するようにすれば、基準電圧の変化量にかかわらず、一定の時間で基準電圧の変更を行うこともできる
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、プリンタ1(本発明でいう画像形成装置)の要部側断面図である。なお、図1においては、プリンタ1を後述する各種ローラの軸方向から見た図となっており、この図における右側を手前側、左側を奥側と呼ぶこととする。
図1において、プリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3(本発明でいう被記録媒体)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備え、プリンタ1の上部に設けられた排紙トレイ46に、プリンタ1により画像形成された用紙3を排出する。
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる送出ローラ11、給紙ローラ8および分離パッド9とを備え、用紙押圧板7上に積層された用紙3を送出ローラ11により送出し、給紙ローラ8、分離パッド9により、1枚ずつ画像形成部5へ給紙する。
画像形成部5は、スキャナユニット16(本発明でいう露光手段)、プロセスユニット17、定着ユニット18などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザダイオード85(図3参照)、レーザダイオード85を発光制御するレーザダイオード(LD)制御回路81(図3参照)、ポリゴンモータ25により回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22および23などを備えており、レーザダイオード85から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、図1における一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21、反射鏡23の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17における感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。
より詳しくは、このスキャナユニット16において、ポリゴンミラー19は、感光体ドラム27および後述する画像形成位置Pの真上に配置されており、ポリゴンミラー19に反射されたレーザビームは、反射鏡22に向かって略水平方向に進行する。そして、このレーザビームは、反射鏡22によりポリゴンミラー19のすぐ下方に位置する反射鏡23に向かって反射される。即ち、反射鏡22は入射されるレーザビームを水平方向から15度程度下方に向けて鋭角に反射する。そして、これらの各部(ポリゴンミラー19、レンズ20、21、反射鏡22、23)を備えるスキャナユニット16は、レーザビームの光路を妨げない程度の大きさおよび形状に設定されている。即ち、このスキャナユニット16の上面(上板)は、略水平方向(厳密には給紙ローラ8から遠い方が低くなるよう傾斜して)配置されている。また、スキャナユニット16の下面(下板)は、給紙ローラ8から遠い方がより低くなるよう、上面よりも大きく傾斜している。このため、スキャナユニット16の形状は、ポリゴンミラー19が位置する画像形成位置P側が厚く、給紙ローラ8側が薄い先細り形状となっている。
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して略水平方向且つ前後方向(図1では左右方向:脱着方向)に着脱自在に装着されており、プロセスユニット17は、ドラムカートリッジ26と、現像カートリッジ28とから構成されている。また、プロセスユニット17とスキャナユニット16との間には、空間が形成されている。
プロセスユニット17のうち、ドラムカートリッジ26には、スキャナユニット16によって潜像が形成される感光体ドラム27と(本発明でいう感光体)、感光体ドラム27の表面を帯電させるスコロトロン型帯電器29と、感光体ドラム27の表面に形成されたトナー像を用紙3に転写する転写ローラ30(本発明でいう転写手段)とを備えている。
また、現像カートリッジ28には、現像ローラ31(本発明でいう現像手段)、層厚規制ブレード32、トナー供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。そして、この現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着され、潜像が形成された感光体ドラム27にトナーを供給し、潜像を顕像化させる。
定着ユニット18は、用紙3に形成されたトナー像を定着させるものであり、プロセスユニット17よりも用紙搬送方向下流側(奥側)に配設され、加熱によりトナーを溶融させる定着ローラ41と、定着ローラ41との間に搬送された用紙3を押圧し、溶融されたトナーを用紙3に固着させる押圧ローラ42とを備え、この定着ローラ41、およびサーモスタット18aは、カバー18bにより覆われている。
このような定着ユニット18において、定着ローラ41は、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が定着ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。さらに、定着ローラ41は、画像定着後の用紙3を、ガイド部材52、53により形成される排紙パスを介して、排出ローラ45まで搬送する。そして、排出ローラ45は、送られてきた用紙3を排紙トレイ46上に排紙する。なお、一対の排出ローラ45は、用紙3をプリンタ1の外部に排出するための排出口24として機能する。
また、このプリンタ1において、前述の各種ローラ、ポリゴンミラー19等を駆動制御するための制御部71が搭載された基板90は、図1における破線にて示すように、用紙3が搬送される搬送経路の両側面に配置されている。
[制御系について]
次に、このプリンタ1の制御系について図2を用いて説明する。図2は、プリンタ1の電気的接続関係を示すブロック図である。
このプリンタ1の制御系は、図2に示すように、制御部71(本発明でいう基準電圧生成部、PWM信号生成部、および基準電圧制御部)を中心として構成されている。
制御部71は、CPU(またはASIC)、ROM、ROM等を備えた公知のマイクロコンピュータとして構成されているとともに、プリンタ1を構成する各部を駆動するための駆動回路(図示は省略)を備えている。そして、この制御部71は、ROMに格納されたプログラム、インターフェイス75を介して接続された外部装置(パーソナルコンピュータ等)から入力される外部指令(印刷指令、設定変更指令、操作部73から入力される指令等)、位置センサ64の検知結果等に基づいて、プリンタ1を構成する各部を制御する。
具体的には、制御部71には、プロセスユニット17、スキャナユニット16、定着ユニット18、およびこれらのユニットには含まれない各種ローラ77(給紙ローラ8や、排出ローラ45等)が接続されており、これらを各々制御することにより、用紙3を搬送しながらこの用紙3に画像を形成する。
[LD制御回路について]
ここで、制御部71により制御されるスキャナユニット16を構成するLD制御回路81について、図3を用いて詳しく説明する。図3は、LD制御回路81を構成する回路を機能的に示すブロック図である。
LD制御回路81は、図3に示すように、積分回路82(本発明でいう基準電圧生成部および積分回路)と、比較回路83と、出力制御回路84(比較回路83とともに本発明でいう発光量制御回路)と、レーザダイオード85(本発明でいう発光手段)と、フォトダイオード86(本発明でいう検出手段)と、安定化回路87とを備えている。
ここで、制御部71は、LD制御回路81に対して、用紙3に形成する画像の濃度に応じたデューティ比を有するパルス幅変調信号(PWM信号)を送信することにより、画像の濃度を設定するよう構成されている。
積分回路82は、制御部71から送信されたPWM信号を入力し、積分することにより、濃度設定(レーザダイオード85の発光量)の目標となる基準電圧を生成する。
次に、比較回路83は、例えば、公知のオペアンプとして構成されており、積分回路82にて生成された基準電圧と、フォトダイオード86による検出電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を出力する。
出力制御回路84は、例えば、トランジスタと抵抗との組み合わせにより構成されており、比較回路83の出力電圧に応じた電流をレーザダイオード85に供給する。
そして、フォトダイオード86は、レーザダイオード85の発光量を検出し、レーザダイオード85の発光量に応じた出力を発生させる。
安定化回路87は、例えば、コンデンサやトランジスタにより構成されており、比較回路83にノイズが入り難くするとともに、レーザダイオード85が感光体ドラム27の表面にレーザ光を照射するインターバル(1走査の間)において、比較回路83に入力される電圧を固定することにより、レーザダイオード85からの出力を安定させる。
この構成により、LD制御回路81は、積分回路82にて生成された基準電圧と、安定化回路87を介してフォトダイオード86により検出された検出電圧とが、一致するように、レーザダイオード85の発光量を制御するフィードバック制御を行うよう設定されている。
ここで、制御部71は、用紙3に形成する画像の濃度を変更するとき(即ち、操作部73を介して濃度変更指令が入力されるか、またはインターフェイス75を介して濃度変更指令が入力されるか、或いはインターフェイス75を介して入力された画像データ中に濃度変更指令が含まれているとき等)に、LD制御回路81(積分回路82)に送信するPWM信号のデューティ比を変更し、積分回路82により生成される基準電圧を変更する制御を行う。
ただし、急激にPWM信号のデューティ比を変更すると、比較回路83にて比較される各電圧の電位差が大きくなり過ぎてしまい、レーザダイオード85に過電流が流れたり、レーザダイオード85が発光しなかったりしてしまう虞がある。このため、本実施形態において、制御部71は、図4に示すような処理を行うことにより、レーザダイオード85の発光量を良好に制御できるように構成されている。
なお、図4は制御部71が実行する濃度変更処理を示すフローチャートである。
図4に示す濃度変更処理は、制御部71が濃度変更指令を検出したときに開始する処理であって、まず、S110にて、濃度変更指令に基づいて、目標とする濃度レベル(例えば、最も濃度が薄いレベル1から最も濃度が濃いレベル6までの6段階)を設定する。
そして、S120に移行し、現在(変更前)の濃度レベルと目標とする濃度レベルとの差(即ち、変更前の基準電圧と変更後の基準電圧との差)を読み出す処理を行う。
この処理は、例えば、図5に示すように、変更前の濃度レベルと、変更後の目標とする濃度レベルとを縦軸および横軸にとることにより形成されたマトリクスを、予め制御部71のROM内に記憶しておき、このマトリクスから、変更前の濃度レベルと変更後の濃度レベルとにより決定される値を抽出することにより行われる。
例えば、図5において、変更前の濃度レベルが「2」で、変更後の濃度レベルが「4」の場合には、値「2」が選択されることになる。なお、本実施例においては、変更前および変更後の濃度レベルの差に応じて、それに対応する同じ値が設定されている。このため、濃度レベルを何段階変更するかによって抽出する値が決定されることとなる。
次いで、S130では、図5に示すマトリクスから読み出した値に基づいて、濃度レベルの差(変化量)に応じたデューティ比の変化率を設定する。なお、この変化率は、マトリクスから読み出した値に応じて一義的に決定される。
そして、S140では、設定した変化率でPWM信号のデューティ比を変更し、この変更が終了すれば、濃度変更処理を終了する。
ここで、S140にて実行される処理の一例について、図6(a)を用いて説明する。図6は、時間とPWM信号のデューティ比との関係を示すグラフである。
なお、濃度レベルとPWM信号のデューティ比との関係は、濃度レベル「1」に対してデューティ比10%、濃度レベル「6」に対してデューティ比20%とされており、これらの間の濃度レベルについては、デューティ比2%刻みで適宜設定されているものとする。そしてここでは、濃度レベルを「1」から「6」に変更する場合と、濃度レベルを「1」から「4」に変更する場合とを例に挙げて説明する。
濃度レベルを「1」から「6」に変更する場合(即ち、マトリクスから値「5」が抽出されたとき)には、制御部71は、単位時間t秒(例えば10ms)毎に、デューティ比を2%ずつ増加させるよう設定する。
つまり、制御部71は、濃度変更処理のS140を開始すると、図6(a)の「A」に示すように、まず、PWM信号のデューティ比を10%から2%増加させ、t秒後まではデューティ比を12%に維持する。そして、t秒が経過すると、さらにPWM信号のデューティ比を2%増加させる。以下、制御部71は、t秒経過する毎に2%ずつPWM信号のデューティ比を増加させ、4t秒経過後に、目標とするPWM信号のデューティ比である20%に到達させる。
一方、濃度レベルを「1」から「4」に変更する場合(即ち、マトリクスから「3」が抽出されたとき)には、制御部71は、単位時間t秒(例えば10ms)毎に、デューティ比を1%ずつ増加させるよう設定する。
この場合には、制御部71は、濃度変更処理のS140を開始すると、図6(a)の「B」に示すように、まず、PWM信号のデューティ比を10%から1%増加させ、t秒後まではデューティ比を11%に維持する。そして、t秒が経過すると、さらにPWM信号のデューティ比を1%増加させる。以下、制御部71は、t秒経過する毎に1%ずつPWM信号のデューティ比を増加させ、5t秒経過後に、目標とするPWM信号のデューティ比である16%に到達させる。
以上のように詳述したプリンタ1においては、帯電させた感光体ドラム27表面に光を照射することにより静電潜像を形成するスキャナユニット16と、スキャナユニット16により形成された静電潜像を可視像化する現像ローラ31と、この可視像化した現像剤像を用紙3に転写する転写ローラ30と、を備えている。
そして、スキャナユニット16は、感光体ドラム27表面に照射される露光用の光を発生するレーザダイオード85と、レーザダイオード85の発光量を検出するフォトダイオード86と、レーザダイオード85の発光量の目標値に応じて設定された基準電圧を生成する制御部71および積分回路82と、フォトダイオード86が検出した検出電圧が、制御部71および積分回路82により生成された基準電圧になるようレーザダイオード85の発光量を制御する比較回路83および出力制御回路84とを備えている。
そして、制御部71は、濃度変更処理において、現像剤像の濃度を変更する場合に、現在の基準電圧から変更後の濃度に基づく新たな基準電圧まで、制御部71および積分回路82により生成される基準電圧を一定の割合で段階的に変化させるように、制御部71および積分回路82を制御するよう構成されている。
従って、このようなプリンタ1によれば、制御部71は、濃度変更処理において、現在の基準電圧から変更後の濃度に基づく新たな基準電圧まで、制御部71および積分回路82により生成される基準電圧を一定の割合で変化させるので、構成を複雑にすることなくレーザダイオード85の発光量の精度を向上させることができる。
また、制御部71は、現像剤像の濃度に応じてデューティ比が制御されたパルス幅変調信号を生成し、積分回路82は、制御部71により生成されたパルス幅変調信号を積分し、パルス幅変調信号のパルス幅に応じた基準電圧を生成するよう設定されている。
従って、このようなプリンタ1によれば、パルス幅を変更するだけで基準電圧を変更することができるので、コンピュータ(例えば制御部71)によるデジタル制御を容易にすることができる。
さらに、プリンタ1において、制御部71が実行する濃度変更処理は、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、基準電圧を変更する変化率を設定し、この変化率に基づいて、制御部71および積分回路82が生成する基準電圧を変化させている。
特に、本実施例において、制御部71が実行する濃度変更処理は、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、単位時間当たりの基準電圧の変化量を設定し、この変化量に基づいて、制御部71および積分回路82が生成する基準電圧を段階的に変化させるよう設定されている。
従って、このようなプリンタ1によれば、変更前および変更後の基準電圧の電位差に基づいて、基準電圧の変化量を任意に設定することができるので、レーザダイオード85やフォトダイオード86の特性に応じて、これらに負荷をかけない仕様にすることができる。
また、基準電圧の変化量が大きいときに、電圧の変化率を大きく設定しているので、基準電圧の変化量にかかわらず、ほぼ一定の時間で基準電圧の変更を行うことができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、本実施例において、濃度変更処理のS130にて設定されるデューティ比の変化率の設定は、単位時間当たりのデューティ比の変化率を、濃度レベルの変化量に応じて設定することにより行ったが、例えば、濃度レベルの変化量に応じて、デューティ比を変更する時間間隔を設定し、この設定した時間間隔毎に、予め設定した変化量だけPWM信号のデューティ比を変更することにより設定してもよい。
即ち、濃度レベルを「1」から「6」に変更する場合には、制御部71は、デューティ比を増加させる時間間隔を、0.5t秒に設定する。なお、この場合においては、1段階デューティ比を増加させる際には、常に1%だけデューティ比を増加させる。
このため、制御部71は、濃度変更処理のS140を開始すると、図6(b)の「C」に示すように、まず、PWM信号のデューティ比を10%から1%増加させ、0.5t秒後まではデューティ比を11%に維持する。そして、0.5t秒が経過すると、さらにPWM信号のデューティ比を1%増加させる。以下、制御部71は、0.5t秒経過する毎に1%ずつPWM信号のデューティ比を増加させ、4.5t秒経過後に、目標とするPWM信号のデューティ比である20%に到達させる。
一方、濃度レベルを「1」から「4」に変更する場合には、制御部71は、デューティ比を増加させる時間間隔を、t秒に設定する。なお、この場合においても、1段階デューティ比を増加させる際には、常に1%だけデューティ比を増加させるよう設定されている。
この場合には、制御部71は、濃度変更処理のS140を開始すると、図6(b)の「D」に示すように、まず、PWM信号のデューティ比を10%から1%増加させ、t秒後まではデューティ比を11%に維持する。そして、t秒が経過すると、さらにPWM信号のデューティ比を1%増加させる。以下、制御部71は、t秒経過する毎に1%ずつPWM信号のデューティ比を増加させ、5t秒経過後に、目標とするPWM信号のデューティ比である16%に到達させる。
このようにしても、本実施例のプリンタ1と同様の効果が得られる。
プリンタの要部側断面図である。 プリンタの電気的接続関係を示すブロック図である。 LD制御回路を構成する回路を機能的に示すブロック図である。 濃度変更処理を示すフローチャートである。 変更前および変更後の濃度レベルにより濃度ベベルの変化率を設定する際に使用されるマトリクスを示す説明図である。 時間とPWM信号のデューティ比との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…プリンタ、2…本体ケーシング、3…用紙、4…フィーダ部、5…画像形成部、6…給紙トレイ、7…用紙押圧板、8…給紙ローラ、9…分離パッド、11…送出ローラ、16…スキャナユニット、17…プロセスユニット、18…定着ユニット、18a…サーモスタット、18b…カバー、19…ポリゴンミラー、20…レンズ、21…レンズ、22…反射鏡、23…反射鏡、24…排出口、25…ポリゴンモータ、26…ドラムカートリッジ、27…感光体ドラム、28…現像カートリッジ、29…スコロトロン型帯電器、30…転写ローラ、31…現像ローラ、32…層厚規制ブレード、33…トナー供給ローラ、34…トナーボックス、41…定着ローラ、42…押圧ローラ、46…排紙トレイ、52…ガイド部材、53…ガイド部材、64…位置センサ、71…制御部、73…操作部、75…インターフェイス、81…LD制御回路、82…積分回路、83…比較回路、84…出力制御回路、85…レーザダイオード、86…フォトダイオード、87…安定化回路、90…基板。

Claims (4)

  1. 帯電させた感光体表面に光を照射することにより静電潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段が形成した静電潜像を現像剤により可視像化する現像手段と、
    この可視像化した現像剤像を被記録媒体に転写する転写手段と、
    を備え、
    前記露光手段は、
    前記感光体表面に照射される露光用の光を発生する発光手段と、
    前記発光手段の発光量を検出する検出手段と、
    前記発光手段の発光量の目標値に応じて設定された基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記基準電圧生成部によって生成された基準電圧と前記検出手段が検出した検出電圧とを比較し、比較した結果に応じた電圧を出力する比較回路と、
    前記比較回路が出力した比較した結果に応じた電圧に基づいて、前記検出手段が検出した検出電圧が、前記基準電圧生成部により生成された基準電圧値と等しくなるよう前記発光手段の発光量を制御する発光量制御回路と、
    現像剤像の濃度を変更する場合に、現在の基準電圧から変更後の濃度に基づく新たな基準電圧まで、前記基準電圧生成部により生成される基準電圧を、前記現在の基準電圧と前記新たな基準電圧との差に応じた一定の割合で段階的に変化させ、前記現在の基準電圧から前記新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、前記基準電圧生成部を制御する基準電圧制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準電圧制御部は、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、前記現在の基準電圧から前記新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、基準電圧を変更する変化率を設定し、この変化率に基づいて、前記基準電圧生成部が生成する基準電圧を変化させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基準電圧制御部は、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、前記現在の基準電圧から前記新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、単位時間当たりの基準電圧の変化量を設定し、この変化量に基づいて、前記基準電圧生成部が生成する基準電圧を段階的に変化させること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記基準電圧制御部は、現在の基準電圧と変更後の濃度に基づく新たな基準電圧との電位差に応じて、予め設定された基準量で複数回、前記基準電圧を変化させた場合に前記現在の基準電圧から前記新たな基準電圧に変更するまでの時間が略一定になるように、基準電圧を変更する時間間隔を設定し、この時間間隔毎に、前記基準量だけ前記基準電圧生成部が生成する基準電圧を段階的に変化させること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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