JP4722592B2 - 粉末洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、α−アミラーゼを含有する粉末洗浄剤組成物、及び該粉末洗浄剤組成物中におけるα−アミラーゼの活性化方法に関する。
α−アミラーゼを含有する洗浄剤組成物は公知である(非特許文献1参照)が、従来からα−アミラーゼの活性や価格において必ずしも満足できるものではなかった。これを解決するための手段として、遺伝子組換えや蛋白工学技術による酵素の高生産化や酵素触媒能の強化、また酵素反応系において酵素の反応速度を向上させる方法、すなわち酵素反応の活性化方法について検討されてきた。
酵素の活性化方法としては、酵素反応系に特定のポリマーを添加することによって得られるもの(特許文献1参照)、特定のアミラーゼに対して塩素イオンを加えることで得られるもの(非特許文献2参照)、n−ヘキサンにTween20(ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート)を添加して得られる逆相ミセル系を利用して酵素活性を高めるもの(非特許文献3参照)、酵素反応系に特定のアルキル鎖長を有するアルキル硫酸塩および/またはアルキルスルホン酸塩を添加して酵素活性を高めること(特許文献2参照)などが報告されている。また、予め酵素を電解生成水に溶解させることにより、酵素反応の前段階で酵素を活性化させる方法(特許文献3参照)、酵素を発熱性無機塩に溶解することにより酵素を活性化する方法(特許文献4参照)が報告されている。
特表平5−507615号公報 特開平8−256768号公報 特開2000−245453号公報 特開2000−37186号公報 特許庁公報10(1998)-25〔7159〕周知・慣用技術集(衣料用粉末洗剤)平成10(1998).3.26発行 Clin. Biochem., 16, 224-228 (1983) Biotechnol. Bioeng., 29, 901-902 (1987)
上記のような従来の活性化方法は酵素の反応速度をある程度高めることはできるものの、未だその活性化力が十分とは言えなかった。また、これらの方法は溶液状態で酵素の活性化処理を行うために大掛かりな設備が必要である。さらに、この溶液状態での酵素の活性化方法は、処理後に酵素反応活性化剤を分離する必要があるが、この分離操作は非常に困難であると共に、不純物が最終製品に混入してその製品価値を下げるなどの問題があり、汎用技術として広く使用する上で問題があった。
本発明の課題は、粉末洗浄剤組成物中でα−アミラーゼの酵素活性を顕著に高める活性化方法、及び該活性化方法を取り込んだα−アミラーゼを含有する粉末洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、鋭意研究を続けた結果、粉末洗浄剤組成物中に特定成分をα−アミラーゼと共に特定量含有させることで、粉末状態において、α−アミラーゼの酵素活性を顕著に高め得ることを見出した。
即ち本発明は、(a)α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩から選ばれる少なくとも1種、(b)脂肪酸又はその塩から選ばれる少なくとも1種、及び(c)α−アミラーゼから選ばれる少なくとも1種を含有し、組成物中の(a)成分の含有量が5〜20質量%、(b)成分の含有量が5〜15質量%、(c)成分の含有量が0.001〜1質量%で、(a)成分と(b)成分の合計量が界面活性剤の全量に対し50質量%以上であり、組成物中の水分(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による)が1〜6質量%である粉末洗浄剤組成物に関する。
また本発明は、更に、(d)結晶性アルミノ珪酸塩から選ばれる少なくとも1種、及び(e)炭酸塩から選ばれる少なくとも1種を含有し、組成物中の(d)成分の含有量が15〜35質量%、(e)成分の含有量が15〜45質量%、(d)成分と(e)成分の合計含有量が40〜75質量%であり、(d)成分と(e)成分の質量比[(d)/(e)]が1/3〜2/1である、上記粉末洗浄剤組成物に関する。
また本発明は、更に、(f)非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有し、組成物中の(f)成分の含有量が1〜10質量%、(f)成分と陰イオン界面活性剤の質量比[(f)成分/陰イオン界面活性剤]が、1/3〜1/20である、上記粉末洗浄剤組成物に関する。
また本発明は、更に、組成物中の(g)珪酸塩の含有量が5質量%以下である、上記粉末洗浄剤組成物に関する。
また本発明は、上記粉末洗浄剤組成物中で、α−アミラーゼの活性を増強させるα−アミラーゼの活性化方法に関する。
本発明により、α−アミラーゼの酵素活性が高められた粉末洗浄剤組成物が得られ、本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの酵素活性が高く、優れた洗浄性能を有する。
[(a)成分]
(a)成分のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩としては、下記一般式(I)で表される化合物が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
Figure 0004722592
〔式中、R1は炭素数10〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R2は炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、Mはカチオンである。〕
一般式(I)において、R1は、好ましくは炭素数12〜18、特に好ましくは14〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基である。R2は、好ましくは1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基などが挙げられる。Mとしては、アルカリ金属、アンモニウム等のカチオンが好ましく、アルカリ金属の具体例としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられる。
(a)成分は、通常、公知の製法によって得られる。例えば、油脂に低級アルコールを反応させて得られた脂肪酸低級アルキルエステルを無水硫酸等でスルホン化し、最後に苛性アルカリ等で中和することによって製造することができる。前記原料油脂としては、例えば、ヤシ油、パーム核油、豚油、牛脂、米ヌカ油、パーム油、魚油などが挙げられる。
[(b)成分]
(b)成分の脂肪酸又はその塩としては、炭素数8〜22、好ましくは12〜18の飽和又は不飽和の、直鎖又は分枝鎖の脂肪酸又はその塩が好適に用いられる。
脂肪酸の中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物や、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア等のアミン類が挙げられるが、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンがより好ましく、これらは単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
これらの脂肪酸又はその塩は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。2種以上を併用する場合、例えば、脂肪酸又はその塩の炭素数が12以上であり且つ不飽和結合を1つ有する不飽和脂肪酸又はその塩の割合が30〜99質量%、不飽和結合を2つ以上有する不飽和脂肪酸又はその塩の割合が10質量%未満であることが、洗浄力の点で好ましい。
[(c)成分]
(c)成分のα−アミラーゼとしては、バチルス ズブチリス マーバーグ(Bacillus subtilis Marburg)、バチルス ズブチリス ナットウ(bacillus subtilis natto)、バチルス アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス セレウス(Bacillus cereus)、バチルス マセランス(Bacillus macerans)、シュードモナス シュツッツェリ(Pseudomonas stutzeri)、クレブシェラ アエリゲネス(Klebusiella aerogenes)などの細菌、ストレプトマイセス グリセウス(Streptomyces griseus)などの放線菌、アスペルギウス オリザエ(Aspergillus oryzae)、アスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)などのカビ類、イネ科植物、マメ科植物などの種子、ヒト、ブタなどの動物の消化腺など多くの生物から得られているものを使用することができる。
本発明に用いるα−アミラーゼは、前記微生物又はそれらの変異株、あるいはこれらの酵素又はその変異体をコードするDNA配列を有する組換えベクターで形質転換された宿主細胞等を、同化性の炭素源、窒素源その他の必須栄養素を含む培地に接種し、常法に従い培養し、一般の酵素の採取及び精製方法に準じて得ることができる。このようにして得られる酵素液は、公知の方法により精製、結晶化、粉末化又は造粒化(例えば特公昭58−26315、特表平7−500013、特開昭62−255990、特開平9−48996)したものを用いることができる。
本発明に用いるα−アミラーゼの形態としては、酵素蛋白質の乾燥物及び酵素蛋白質を含む固体が挙げられる。これらを用いる場合、その粒子径は20〜4000μmが好ましく、更に250〜1000μmが好ましい。またこれらのα−アミラーゼ濃度は、粒子中の酵素蛋白質の濃度として0.1〜20質量%が好ましい。なお、酵素蛋白質の定量はLowryらによる方法(Lowry, O.H.et.al., J. Biol. Chem., 193, 265 (1951))に準じ、牛血清アルブミン(Bovine Serum Albumin、SIGMA社製、製品番号A−7030)に換算して表わした。
[(d)成分]
(d)成分の結晶性アルミノ珪酸塩としては、チャバザイト、モンデナイト、エリオナイト、ホージャサイト、クリノプチロライトなどの天然ゼオライト、A型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、L型ゼオライト、オメガ型ゼオライト、P型ゼオライト、MAP型ゼオライト等の合成ゼオライトが挙げられる。
[(e)成分]
(e)成分の炭酸塩としては、日本化学会編化学便覧(丸善出版)記載の炭酸塩であり、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、炭酸ニッケル、炭酸銅及び炭酸アンモニウム等が挙げられる。
また、ここでいう炭酸塩は、水和物の形態であってもよく、水和物としては、炭酸ナトリウム10水塩、炭酸ナトリウム7水塩、炭酸ナトリウム1水塩、炭酸カリウム2水塩等が挙げられる。
上記炭酸塩の中で、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸ナトリウム10水塩、炭酸ナトリウム7水塩、炭酸ナトリウム1水塩、炭酸カリウム2水塩等が好ましく、特に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム10水塩、炭酸ナトリウム7水塩、炭酸ナトリウム1水塩、炭酸カリウム2水塩等が好ましい。
これらの炭酸塩は単独で用いても、2種以上を併用しても良い。
[(f)成分]
(f)成分の非イオン界面活性剤としては、以下の(1)〜(12)に示すものが挙げられる。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均3〜30モル、好ましくは平均5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル。この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルがより好適である。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコール、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル。
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキサイドが付加した、例えば下記一般式(II)で表される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
3CO(OA)nOR4 (II)
(式中、R3COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18のアシル基を示し、OAは、オキシエチレン基、オキシプロピレン基等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3のオキシアルキレン基を示し、nはオキシアルキレン基の平均付加モル数を示し、一般に3〜30、好ましくは5〜20の数である。R4は炭素数1〜3の置換基を有してもよい低級アルキル基を示す。)
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂脂酸エステル。
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。
(8)グリセリン脂肪酸エステル。
(9)脂肪酸アルカノールアミド。
(10)ポリオキシエチレンアルキルアミン。
(11)アルキルグリコシド。
(12)アルキルアミンオキサイド。
上記の非イオン界面活性剤の中でも、融点が40℃以下でHLBが9〜16のポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシレート、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシレート等が好適に用いられる。また、これらの非イオン界面活性剤は1種を単独で又は2種以上の混合物として使用してもよい。
[(g)成分]
(g)成分の珪酸塩としては、アルカリ金属珪酸塩が挙げられ、これらの無水物、水和物のいずれも挙げることができる。アルカリ金属珪酸塩としては、例えば、メタ珪酸ナトリウム無水物、メタ珪酸ナトリウム・5水塩、メタ珪酸ナトリウム・9水塩、メタ珪酸カリウム、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪酸ナトリウム、C珪酸カリウム、B珪酸カリウム、A珪酸カリウムなどが挙げられる。
本明細書において、(g)成分の珪酸塩とは、特に他に言及がない限り、(d)成分の結晶性アルミノ珪酸塩以外の珪酸塩をいう。
[粉末洗浄剤組成物]
本発明の粉末洗浄剤組成物は、必須成分として、(a)成分、(b)成分及び(c)成分を含有する。本発明の組成物中の(a)成分の含有量は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、5〜20質量%であり、6〜18質量%が好ましく、7〜15質量%がより好ましく、8〜13質量%が更に好ましい。また、(b)成分の含有量は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、5〜15質量%であり、6〜14質量%が好ましく、7〜13質量%がより好ましく、8〜12質量%が更に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(a)成分と(b)成分の合計量が界面活性剤の全量に対し50質量%以上であり、55質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。また、(a)成分と(b)成分の質量比[(a)/(b)]は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、1/2〜2/1が好ましく、2/3〜3/2がより好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物中の(c)成分の含有量は、洗浄性及び経済性の観点から、0.001〜1質量%であり、0.002〜0.5質量%が好ましく、0.003〜0.1質量%がより好ましく、0.004〜0.05質量%が更に好ましい。
尚、(c)成分の含有量は、α−アミラーゼの酵素蛋白質としての含有量である。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による水分が1〜6質量%であり、1.5〜5.8質量%が好ましく、2〜5.6質量%がより好ましく、2.5〜5.4質量%が更に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(d)成分を含有することが好ましく、組成物中の(d)成分の含有量は15〜35質量%が好ましく、20〜30質量%がより好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(e)成分を含有することが好ましく、組成物中の(e)成分の含有量は15〜45質量%が好ましく、20〜40質量%がより好ましく、25〜38質量%が更に好ましい。
本発明の組成物中の(d)成分と(e)成分の合計含有量は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、40〜75質量%が好ましく、45〜70質量%がより好ましく、50〜65質量%が更に好ましい。また、(d)成分と(e)成分の質量比[(d)/(e)]は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、1/3〜2/1が好ましく、2/5〜3/2がより好ましく、1/2〜4/3が更に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は洗浄性能や、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(f)成分を含有することが好ましく、組成物中の(f)成分の含有量は1〜10質量%が好ましく、2〜8質量%がより好ましく、3〜6質量%が更に好ましく、3.5〜5質量%が特に好ましい。また、洗浄性能や、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(a)成分と(f)成分の質量比[(a)/(f)]は、3/2〜10/1が好ましく、5/3〜5/1がより好ましく、2/1〜10/3が更に好ましい。更に、洗浄性能や、α−アミラーゼの活性向上の観点から、組成物中の(f)成分と、(a)成分や(b)成分を含む陰イオン界面活性剤との質量比[(f)成分/陰イオン界面活性剤]は、1/3〜1/20が好ましく、1/4〜1/15がより好ましく、1/5〜1/10が更に好ましい。
本発明の組成物には、(a)成分、(b)成分以外の陰イオン界面活性剤を用いることができる。
(a)成分、(b)成分以外の陰イオン界面活性剤としては、以下の(1)〜(10)に示すものが挙げられる。
(1)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS又はABS)。
(2)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(3)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(4)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩(AS)。
(5)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、平均0.5〜10モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドから選ばれる1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加した、アルキルエーテル硫酸塩又はアルケニルエーテル硫酸塩(AES)。
(6)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキルフェニル基又はアルケニルフェニル基を有し、平均3〜30モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドから選ばれる1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加した、アルキルフェニルエーテル硫酸塩又はアルケニルフェニルエーテル硫酸塩。
(7)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有し、平均0.5〜10モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド及びブチレンオキサイドから選ばれる1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加した、アルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエーテルカルボン酸塩。
(8)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸塩又は硫酸塩のようなアルキル多価アルコールエーテルスルホン酸塩又は硫酸塩。
(9)長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(10)ポリオキシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
これらの陰イオン界面活性剤は、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属塩や、アミン塩、アンモニウム塩等として用いることができる。また、これらの陰イオン界面活性剤は1種を単独で2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。これらの陰イオン界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)のアルカリ金属塩、AOS等が好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、洗浄性能の点で、水溶性ポリマーを含有することが好ましく、組成物中の水溶性ポリマーの含有量は0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。
水溶性ポリマーとしては、カルボン酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース、可溶性澱粉、糖類等が挙げられる。中でも金属イオン封鎖能、固体汚れ・粒子汚れの分散能及び再汚染防止能の点で、重量平均分子量が千〜10万のカルボン酸系ポリマーが好ましい。特に、アクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩、ポリアクリル酸塩が好ましい。ここで、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が挙げられる。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、α−アミラーゼの活性向上の観点から、(g)成分の含有量が5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることが更に好ましく、0.5質量%以下であることが特に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物には、洗剤の分野で公知のビルダー(硫酸ナトリウム等)、漂白剤(過炭酸塩、過ホウ酸塩、漂白活性化剤等)、再汚染防止剤(カルボキシメチルセルロース等)、柔軟化剤、還元剤(亜硫酸塩等)、蛍光増白剤、抑泡剤(シリコーン等)、香料、(c)成分以外の酵素(セルラーゼ、プロテアーゼ、ペプチナーゼ、リパーゼ、デキストラナーゼ等)、着色剤等を含有させることができる。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、溶解性の点で、JIS K 3362:1998により規定された方法で測定する見掛け嵩密度が1600g/L以下であることが好ましく、1300g/L以下であることがより好ましく、1000g/L以下であることが更に好ましい。また、利便性や廃棄物(例えば箱等)低減の点で、見掛け嵩密度は300g/L以上であることが好ましく、600g/L以上であることがより好ましく、700g/L以上であることが更に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、溶解性の点で、JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求める平均粒径が150〜1000μmであることが好ましく、より好ましくは150〜800μm、更に好ましくは180〜600μmである。
本発明の粉末洗浄剤組成物は洗浄性能、損傷性の点で、JIS K 3362:1998記載の20℃で測定する0.1質量%水溶液のpHが8〜12であることが好ましく、9〜11.5であることがより好ましく、9.5〜11であることが更に好ましく、10〜11であることが特に好ましい。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、利便性の点で、更に圧縮して錠剤形態にしても良いし、1回の使用量を水溶性或いは水不溶性の容器に収納することもできる。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、流動性及び非ケーキング性の点で、表面被覆剤により表面改質を行うことが好ましい。
[α−アミラーゼの活性化方法]
本発明のα−アミラーゼの活性化方法は、本発明の粉末洗浄剤組成物中で、α−アミラーゼの活性を増強させる方法である。
実施例1〜10及び比較例1〜5
下記に示す各成分を用い、表1に示す組成の粉末洗浄剤組成物を調製した。この時、洗浄剤組成物全量に対し5質量%分のゼオライトを用い表面改質を行った。また、酵素及び香料は最後にブレンドした。尚、酵素は、酵素蛋白質として表中の量になるように添加した。
得られた洗浄剤組成物の見掛け嵩密度(JIS K 3362:1998により規定された方法で測定)、平均粒径(JIS Z 8801の標準篩を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から求める)及び0.1質量%水溶液のpH(JIS K 3362:1998記載の20℃で測定)を測定した結果を表1に示す。
また、得られた洗浄剤組成物1.2kgを、開口部15cm×9cm、高さ13cmの箱型容器(容器1坪量550g/cm2の紙表面を厚さ20μmのポリエチレンでラミネートした部材を用いた)に充填した後、開口部をグラシン紙で封緘した。更に容器本体と同じ部材による蓋を被せ、容器本体とは紙製の粘着シートにより接合した。この洗浄剤組成物を38℃、湿度35%の恒温恒湿条件に1週間保存後のα−アミラーゼの活性値、及び洗浄剤組成物に配合する前のα−アミラーゼの活性値を下記方法で測定し、洗浄剤組成物に配合する前のα−アミラーゼの活性値を100とした場合の、洗浄剤組成物の保存後のα−アミラーゼの活性値の値をα−アミラーゼの相対活性として、表1に示した。
<配合成分>
(a)成分
・α−SFE−Na:炭素数14〜18のα−スルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム
(b)成分
・石鹸:炭素数12〜16のヤシ油系脂肪酸(ルナックL−55、花王(株)製)のナトリウム塩
(a)及び(b)成分以外の陰イオン界面活性剤
・LAS−Na:アルキル鎖長が炭素数10〜13の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・AS−Na:炭素数10〜13の直鎖アルキル硫酸エステルナトリウム
(c)成分
・アミラーゼ1:ターマミル60T(ノボ・ノルディスクバイオインダストリー社製)
・アミラーゼ2:ターマミル120T(ノボ・ノルディスクバイオインダストリー社製)
・アミラーゼ3:デュラミル60T(ノボ・ノルディスクバイオインダストリー社製)
(c)成分以外の酵素
・セルラーゼ:セルザイム2400T(ノボ・ノルディスクバイオインダストリー社製)
・プロテアーゼ:カンナーゼ24TK(ノボ・ノルディスクバイオインダストリー社製)
(d)成分
・ゼオライト:4A型ゼオライト、平均粒子径3μm(東ソー(株)製)
(e)成分
・炭酸Na:炭酸ナトリウム
・炭酸K:炭酸カリウム
(f)成分
・C12EO8:炭素数12の直鎖第1級アルコールにEOを平均8モル付加させたもの
(g)成分
・シリケート:2号シリケート
その他の成分
・硫酸Na:硫酸ナトリウム
・亜硫酸Na:亜硫酸ナトリウム
・PEG6000:ポリエチレングリコール、重量平均分子量6000
・AA/MAコポリマー:アクリル酸−マレイン酸コポリマーのナトリウム塩(70モル%中和)、モノマー比はアクリル酸/マレイン酸=3/7(モル比)、重量平均分子量7万
・蛍光染料:チノパールCBS−XとチノパールAMS−GX(チバスペシャリティケミカルス社製)の質量比1/1混合物
<α−アミラーゼ活性測定法(phadebas法)>
(1)サンプルの吸光度の測定
5mLの緩衝液(Britton-Robinson Buffer、pH 8.5、50mM(阿南功一ら著、基礎生化学実験法6、P277、丸善株式会社))にネオ.アミラーゼテスト「第一」〔第一化学薬品(株)より入手、製品番号701501−005〕を1錠添加し、約10秒間攪拌した後、2mM塩化カルシウム水溶液で希釈した1mLの酵素溶液を添加して、50℃にて15分間反応させた。1mLの0.5N水酸化ナトリウム水溶液を添加、攪拌することで反応を停止させた後、遠心分離(400×g、5分間)にて不溶成分を沈殿させ、得られた遠心上澄の620nmにおける吸光度を測定した。
(2)ブランクの吸光度の測定
5mLの緩衝液(Britton-Robinson Buffer、pH 8.5、50mM(阿南功一ら著、基礎生化学実験法6、P277、丸善株式会社))にネオ.アミラーゼテスト「第一」を1錠添加し、約10秒間攪拌した。これに1mLの0.5N水酸化ナトリウム水溶液を添加、攪拌した後、1mLの酵素溶液を添加し、50℃にて15分間インキュベートした後遠心分離(400×g、5分間)を行なった。得られた遠心上澄の620nmにおける吸光度を測定した。
(3)酵素活性の算出
ネオ.アミラーゼテスト「第一」同封の国際単位(IU/l)の検量線を基準とし、これに(1)と(2)の吸光度の差をあてはめることでアミラーゼの活性を算出した。
Figure 0004722592

Claims (6)

  1. (a)α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩から選ばれる少なくとも1種、(b)脂肪酸又はその塩から選ばれる少なくとも1種、(c)α−アミラーゼから選ばれる少なくとも1種、(d)結晶性アルミノ珪酸塩から選ばれる少なくとも1種、及び(e)炭酸塩から選ばれる少なくとも1種を含有し、組成物中の(a)成分の含有量が10〜20質量%、(b)成分の含有量が5〜15質量%、(c)成分の含有量が0.001〜1質量%、(d)成分の含有量が15〜35質量%、(e)成分の含有量が15〜45質量%で、(a)成分と(b)成分の合計量が界面活性剤の全量に対し50質量%以上であり、(a)成分と(b)成分の質量比[(a)/(b)]が1/1〜2/1であり、(d)成分と(e)成分の合計含有量が40〜75質量%であり、(d)成分と(e)成分の質量比[(d)/(e)]が1/2〜2/1であり、組成物中の水分(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による)が1〜6質量%である粉末洗浄剤組成物。
  2. 組成物中の水分(JIS K 3362:1998記載の過熱減量法による)が1〜5質量%である請求項1記載の粉末洗浄剤組成物。
  3. 組成物中の(d)成分の含有量が20〜35質量%、(e)成分の含有量が15〜40質量%である請求項1又は2記載の粉末洗浄剤組成物。
  4. 更に、(f)非イオン界面活性剤から選ばれる少なくとも1種を含有し、組成物中の(f)成分の含有量が1〜10質量%、(f)成分と陰イオン界面活性剤の質量比[(f)成分/陰イオン界面活性剤]が、1/3〜1/20である請求項1〜3何れか記載の粉末洗浄剤組成物。
  5. 更に、組成物中の(g)珪酸塩の含有量が5質量%以下である請求項1〜4何れか記載の粉末洗浄剤組成物。
  6. 請求項1〜5何れか記載の粉末洗浄剤組成物中で、α−アミラーゼの活性を増強させるα−アミラーゼの活性化方法。
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