JP4721200B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
一方、特別役の当選をストックしないスロットマシンでは、特別役に当選しない遊技がいつまでも続き、遊技者は、遊技媒体を投入し続けなければならない場合があるという問題がある。
請求項1の発明は、遊技者に再遊技を行わせるための役であって図柄の組合せが異なるリプレイ1及びリプレイ2、並びに遊技者にとって有利となる特別遊技を行わせるための役である特別役を含む役の抽選を行う第1遊技状態と、前記リプレイ1及び前記特別役を含む役の抽選を行う第2遊技状態とを有し、遊技媒体の投入数として、少なくとも、最大数であるM、及び前記Mより小さいNが定められており、前記第1遊技状態は、遊技媒体の投入数に対する遊技媒体の払出し数期待値である出玉率がY1(Y1≧1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイ1の当選確率がX1に設定され、遊技媒体の投入数が前記Nであるときの前記リプレイ2の当選確率が前記Mであるときよりも高く設定され、前記第2遊技状態は、前記出玉率がY2(Y2<1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイ1の当選確率がX2(X2<X1)に設定され、前記第2遊技状態で、前記特別役に当選していない遊技回数が所定回数以上となったときは、前記第2遊技状態を終了して前記第1遊技状態に移行し、前記特別役に当選するまで継続するように制御し、前記第1遊技状態において、前記特別役に当選する前に前記リプレイ2に当選し、前記リプレイ2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第1遊技状態を終了して、出玉率がY3(Y3<1)に設定された前記第1遊技状態以外の遊技状態に移行するように制御することを特徴とする。
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが有効化されるスイッチである。なお、ベットスイッチ40は、複数設けられている。本実施形態では、メダルを2枚投入又は3枚投入で遊技が可能であり、2枚ベットスイッチ、及び3枚(MAX)ベットスイッチが設けられている。
また、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを有効化するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
なお、本実施形態では、メダル投入枚数が1枚では遊技を行うことができないように設定されているが、これに限らず、メダル投入枚数が1枚で遊技を行うことができるようにしても良い。この場合には、水平方向中段の図柄組合せライン(1本)が有効ラインに設定されるとともに残りの4本の図柄組合せラインが無効ラインに設定することが挙げられる。
図2は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、当選確率、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図2に示すように、役としては、特別役であるBB及びRB、小役である小役1、小役2及び小役3、リプレイであるリプレイ1及びリプレイ2、並びにRB移行役が設けられている。
また、他の特別役として、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けていない。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。本実施形態では、リプレイは、リプレイ1及びリプレイ2の2種類が設けられている。
また、RB移行役とは、BB一般遊技中に抽選される役であり、BB一般遊技中にRB移行役が入賞すると、次遊技からRB遊技が実行される役である。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、リプレイ、及びRB移行役)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(RT1遊技中、RT2遊技中、RT3遊技中、RT4遊技、BB一般遊技中、RB遊技中)ごと、及びメダルの投入枚数ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
ここで、RT1遊技中、RT2遊技中、及びRT3遊技中は、非内部中の遊技であり、RT4遊技中は、内部中の遊技である。
本実施形態では、メダルの投入枚数が2枚のときと3枚のときとで、リプレイ1及びリプレイ2の当選確率が異なる。図2(b)に示すように、メダル投入枚数が3枚であるときは、リプレイ1のみの抽選が行われ、リプレイ2については抽選されない。RT1遊技中のリプレイ1の当選確率は、1/1.3と高く設定されている。したがって、RT1遊技中では、頻繁にリプレイ1が当選・入賞する。また、RT2遊技中、RT3遊技中及びRT4遊技中のリプレイ1の当選確率は、それぞれ、1/7.2、1/7.1、1/7.3と近似した値に設定されている。
RT1遊技中における2枚投入時は、リプレイ1の当選確率は1/16384と低いが、リプレイ2の当選確率は、1/7.2に設定されている。
また、RT2遊技中、RT3遊技中、RT4遊技中での2枚投入時のリプレイ1の当選確率は、それぞれ、3枚投入時のリプレイ1の当選確率と同一である。さらに、RT2遊技中、RT3遊技中、RT4遊技中での2枚投入時のリプレイ2の当選確率は、1/16384と低い値に設定されている。
特別役当選持越し手段63は、特別役(BB及びRB)に当選したときに、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(当選した特別役が入賞するまで)の遊技において、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
本実施形態では、特別役に当選したときは、その特別役の当選を記憶しておくため、特別役フラグ63aを備える。そして、特別役に当選したときは、特別役フラグ63aが(オフから)オンにされる。例えばBBの当選時には、BBに係る特別役フラグ63aがオンにされ、RBの当選時には、RBに係る特別役フラグ63aがオンにされる。そして、特別役フラグ63aのオンの状態は、その特別役が入賞するまで維持され、その特別役が入賞した時点で、オンからオフに戻される。
リール制御手段64は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、停止位置決定テーブル65を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
停止位置決定テーブル65は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。すなわち、ストップスイッチ42が操作された瞬間の位置に対して停止させるべき位置が、一対一で定められている。
図3は、本実施形態における各リール31の外周面の図柄配列を示す平面図である。図3では、「RP」及び「ベル」の図柄配列を示し、他の役に係る図柄(「7」、「BAR」、「チェリー」、「スイカ」)については、図示を省略している。
同様に、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内の間隔で、「ベル」の図柄がリール31に配列されている。
これにより、小役3、リプレイ1、リプレイ2、及びRB移行役の当選時には、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、当選した小役3、リプレイ1、リプレイ2、及びRB移行役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御することができる。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段68は、特別遊技(BB遊技、及びRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
BB遊技では、最初にBB一般遊技が行われる。BB一般遊技中は、小役1〜小役3、及びRB移行役の抽選が行われ、このBB一般遊技中にRB移行役に当選・入賞すると、次遊技から、それぞれ、RB遊技が行われる。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が450枚以上となったと判断したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判断する。
遊技状態制御手段69は、通常遊技での遊技状態を、RT1遊技、RT2遊技、RT3遊技、RT4遊技のいずれにするかを制御するものである。そして、遊技状態制御手段69は、遊技状態を記憶するため、RTフラグ69aを備える。RTフラグ69aは、それぞれ、RT1フラグ69a、RT2フラグ69a、RT3フラグ69a、RT4フラグ69aからなる。そして、例えばRT1遊技のときは、RT1フラグ69aのみがオンとなり、他のRTフラグ69aはオフとなる。
そして、RT2遊技中に特別役に当選すると、RT2フラグ69aがオフになるとともにRT4フラグ69aがオンとなり、次遊技から、RT4遊技に移行する。RT4遊技は、当選した特別役が入賞するまで継続される。RT4遊技で当選した特別役が入賞すると、RT4フラグ69aがオフにされる。
なお、確率は極めて低いが、RT2遊技中に2枚がけをしてリプレイ2に当選・入賞すると、RT3遊技に移行する。
そして、RT3遊技中に特別役に当選すると、RT3フラグ69aがオフになるとともにRT4フラグ69aがオンとなり、次遊技から、RT4遊技に移行する。RT4遊技は、特別役が入賞するまで継続される。
そこで、遊技状態制御手段69は、RT遊技回数カウント手段69bを備える。
RT遊技回数カウント手段69bは、RT2遊技又はRT3遊技が行われているときに、毎遊技、遊技回数をカウントするものである。
出玉率とは、メダルの投入枚数に対する払出し枚数の期待値(払出し枚数×役の当選確率)を意味する。なお、以下の説明では、特別役の当選により得られる特別遊技中の払出しを除く出玉率を示す。また、リプレイの入賞時は、3枚のメダルの払出しがあるものとする。さらにまた、小役1の当選時には、2ラインに小役1に対応する図柄の組合せが停止し、4枚の払出しを受けるものとする。さらに、1遊技でのメダル投入枚数は、3枚とする。
4×1/60+6×1/80+10×1/10+3×1/1.3
≒3.45
となる。
よって、出玉率は、
3.45/3
=1.15
となる。したがって、出玉率が1を上回るので、RT1遊技は、メダルが増加していく(減らない)遊技となる。
4×1/60+6×1/80+10×1/10+3×1/7.2
≒1.56
となる。
よって、出玉率は、
1.56/3
≒0.52
となる。
したがって、出玉率が1を下回るので、RT2遊技は、メダルが減少していく遊技状態となる。
同様に、RT4遊技は、RT2遊技と対比すると、リプレイの当選確率が1/7.3となるだけである。したがって、出玉率の計算は省略するが、出玉率が1を下回るので、RT4遊技は、メダルが減少していく遊技状態となる。
ここで、本実施形態では、スロットマシンの設定値が設けられている。設定値は、6段階(設定1〜設定6)設けられ、いずれか1つの設定値が設定される。また、設定値は、RAM等に記憶されている。そして、設定された設定値に応じて役の当選確率が異なる役抽選テーブル62が用いられる。例えば、設定値が高いほど、特別役の当選確率が高くなるように設定されている。
図2で示した役抽選テーブル62は、いずれか1つの出玉率の設定値に対応する役の当選確率を例示したものであり、実際には、特別役の当選確率が異なる設定値ごとに、各役抽選テーブル62を有している。
これに対し、設定変更を行わない場合には、電源をオン/オフしても、遊技状態が維持されるように構成されている。
そこで、本実施形態では、RT1遊技状態から、容易に、RT2遊技状態と同等のRT3遊技状態に移行できるようにした。
なお、本実施形態では、RT2遊技状態やRT4遊技状態でもリプレイ2が当選する場合があるように設定されているが、その当選確率は、1/16384であり、しかも、通常は、3枚掛けで遊技を行うのであるから、リプレイ2が当選・入賞し、RT3遊技に移行する場合は、ほとんどないといえる。なお、RT4遊技では、リプレイ2に当選・入賞しても、遊技状態の移行を行わないように制御しても良い。
図4及び図5は、RT遊技中(非内部中/内部中)における処理の流れを示すフローチャートである。図5は、図4に続くフローチャートである。
次に、ステップS17に進み、役抽選手段61は、ステップS16でセットされた役抽選テーブル62を用いて役の抽選を行う。次のステップS18では、リール制御手段64は、全てのリール31の回転を開始するように制御する。
次にステップS25に進み、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判断し、停止したと判断したときはステップS26に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判断したときは、ステップS23に戻る。
ステップS32では、遊技状態制御手段69は、それまでのRT2フラグ69a又はRT3フラグ69aをオフにし、RT1フラグ69aをオンにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、メダル投入枚数が2枚又は3枚で遊技が可能にしたが、1枚、2枚、3枚のいずれでの遊技が可能としても良く、あるいは、1枚又は3枚で遊技が可能としても良い。この場合、メダル投入枚数が1枚であるときは、リプレイ2の抽選を行うようにすれば良い。
(4)役の当選確率及び払出し枚数は、本実施形態で示したものに限定されることなく、RT1遊技は、出玉率が1を上回る遊技とし、RT2遊技〜RT4遊技は、出玉率が1を下回る遊技であれば良い。
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
63a 特別役フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
69a RTフラグ
69b RT遊技回数カウント手段
Claims (4)
- 遊技者に再遊技を行わせるための役であって図柄の組合せが異なるリプレイ1及びリプレイ2、並びに遊技者にとって有利となる特別遊技を行わせるための役である特別役を含む役の抽選を行う第1遊技状態と、
前記リプレイ1及び前記特別役を含む役の抽選を行う第2遊技状態と
を有し、
遊技媒体の投入数として、少なくとも、最大数であるM、及び前記Mより小さいNが定められており、
前記第1遊技状態は、遊技媒体の投入数に対する遊技媒体の払出し数期待値である出玉率がY1(Y1≧1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイ1の当選確率がX1に設定され、遊技媒体の投入数が前記Nであるときの前記リプレイ2の当選確率が前記Mであるときよりも高く設定され、
前記第2遊技状態は、前記出玉率がY2(Y2<1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイ1の当選確率がX2(X2<X1)に設定され、
前記第2遊技状態で、前記特別役に当選していない遊技回数が所定回数以上となったときは、前記第2遊技状態を終了して前記第1遊技状態に移行し、前記特別役に当選するまで継続するように制御し、
前記第1遊技状態において、前記特別役に当選する前に前記リプレイ2に当選し、前記リプレイ2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第1遊技状態を終了して、出玉率がY3(Y3<1)に設定された前記第1遊技状態以外の遊技状態に移行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記出玉率が前記Y3に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイ1の当選確率がX3(X3<X1)に設定された第3遊技状態を有し、
前記第1遊技状態において、前記特別役に当選する前に前記リプレイ2に当選し、前記リプレイ2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第1遊技状態を終了して前記第3遊技状態に移行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 遊技者に再遊技を行わせるための役であるリプレイ、予め定められた遊技媒体の払出しを行う所定の小役、及び遊技者にとって有利となる特別遊技を行わせるための役である特別役を含む役の抽選を行う第1遊技状態と、
前記リプレイ及び前記特別役を含む役の抽選を行う第2遊技状態と
を有し、
遊技媒体の投入数として、少なくとも、最大数であるM、及び前記Mより小さいNが定められており、
前記第1遊技状態は、遊技媒体の投入数に対する遊技媒体の払出し数期待値である出玉率がY1(Y1≧1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイの当選確率がX1に設定され、遊技媒体の投入数が前記Nであるときの前記所定の小役の当選確率が前記Mであるときよりも高く設定され、
前記第2遊技状態は、前記出玉率がY2(Y2<1)に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイの当選確率がX2(X2<X1)に設定され、
前記第2遊技状態で、前記特別役に当選していない遊技回数が所定回数以上となったときは、前記第2遊技状態を終了して前記第1遊技状態に移行し、前記特別役に当選するまで継続するように制御し、
前記第1遊技状態において、前記特別役に当選する前に前記所定の小役に当選し、前記所定の小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第1遊技状態を終了して、出玉率がY3(Y3<1)に設定された前記第1遊技状態以外の遊技状態に移行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記出玉率が前記Y3に設定されるとともに、遊技媒体の投入数が前記Mであるときの前記リプレイの当選確率がX3(X3<X1)に設定された第3遊技状態を有し、
前記第1遊技状態において、前記特別役に当選する前に前記所定の小役に当選し、前記所定の小役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、前記第1遊技状態を終了して前記第3遊技状態に移行するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。
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