JP4720724B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
図1及び図2を参照して本発明の第1の形態に係る燃料噴射弁を説明する。なお、図1は図2のI−I線における燃料噴射弁1の断面図を、図2は図1のII−II線における燃料噴射弁1の断面図をそれぞれ示している。また、図1では燃料噴射弁の先端部分を拡大して示している。図1の燃料噴射弁1は、内燃機関の吸気通路や燃焼室に設けられ、これらの内部に燃料を噴射する周知のものである。燃料噴射弁1は、バルブボディ2と、バルブボディ2の内部に図1の上下方向に往復動自在に設けられるニードル3とを備えている。なお、図1に示した部分よりも上部の構造は周知の燃料噴射弁と同様でよいため、説明を省略する。ニードル3は、不図示のバネによってバルブボディ2のシート部2aと接触するように付勢されており、ニードル3がシート部2aと接触している場合はその接触部分よりも先端側(図1の下側)への燃料の流出が阻止される。一方、ニードル3が不図示の電磁石にて図1の上方向に駆動されると図1に示したようにニードル3がシート部2aと離間し、その離間した部分を介して燃料が燃料噴射弁1の先端側に送られる。この燃料は、その後バルブボディ2とニードル3との間に形成された燃料流路10を経由してバルブボディ2の先端に設けられた複数の噴孔4から外部に噴射される。
図9〜図11を参照して本発明の第2の形態に係る燃料噴射弁を説明する。なお、図9〜図11において図1〜図4と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図9に示したようにこの形態では、ニードル3に凸部30が設けられる点が第1の形態と異なる。なお、この凸部30の形状は、図3に拡大して示した第1の形態の凸部20の形状と同様でよいため説明は省略する。このようにニードル3に凸部30を設けて燃料流路10にキャビテーション生成通路11及びキャビテーション混合部12をそれぞれ設けても、キャビテーション生成通路11の入口及び出口においてそれぞれ燃料中にキャビテーション気泡を発生させることができるので、従来よりもさらに多くのキャビテーション気泡を燃料中に生成できる。
図12〜図15を参照して本発明の第3の形態に係る燃料噴射弁を説明する。なお、図12〜図15において図1〜図11と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図12に示したようにこの形態では、ノズルボディ2及びニードル3の両方に互いに対向するように凸部20、30が設けられる点が上述した形態と異なる。なお、各凸部20、30の形状は、図3に拡大して示した凸部20の形状とそれぞれ同様でよい。この形態の場合は、図13に示したように各凸部20、30の上流側端面21、31の端部21a、31aにおいて燃料中にキャビテーション気泡を発生させることができるので、さらに多くのキャビテーション気泡を燃料中に生成できる。
2 バルブボディ
3 ニードル(ニードル部)
4 噴孔
10 燃料流路
11 キャビテーション生成通路
12 キャビテーション混合部
20、30 凸部
21a、31a 端部
Claims (8)
- バルブボディと前記バルブボディ内に往復動自在に設けられたニードル部との間に形成される燃料流路を経由し、前記燃料流路にて発生したキャビテーション気泡を含んだ燃料を前記バルブボディの先端に設けられた噴孔から噴射する内燃機関の燃料噴射弁において、
前記燃料流路を形成する前記バルブボディの壁面及び前記ニードル部の壁面の少なくともいずれか一方の壁面には、前記燃料流路を流れる燃料中にキャビテーション気泡を発生させるべく前記燃料流路の流路断面積が燃料の流れ方向の前後と比較して減少するキャビテーション生成通路が形成されるように前記燃料流路内に突出する凸部が設けられ、
前記凸部は、前記キャビテーション生成通路の入口部よりも下流において前記キャビテーション生成通路の流路断面積が拡がるように前記キャビテーション生成通路の燃料流れに沿って設けられる前記凸部の側面を前記凸部が設けられた壁面に達しない範囲で後退させた後退部を備えていることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記凸部の前記キャビテーション生成通路の燃料流れに沿って設けられる側面は、前記キャビテーション生成通路の入口部から前記凸部が設けられた壁面側に漸次後退していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
- 前記凸部は、前記キャビテーション生成通路の出口部を形成する端部から前記燃料流路の燃料流れ上流側に向かって漸次後退しつつ前記凸部が設けられた壁面に後退していることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
- 前記キャビテーション生成通路の入口部を形成する前記凸部の端部には、前記燃料噴射弁の周方向に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記凸部は、前記バルブボディの壁面及び前記ニードル部の壁面の両方の壁面にそれぞれ対向するように設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記キャビテーション生成通路の入口部の流路断面積は、前記燃料噴射弁の燃料噴射時に前記バルブボディのシート部と前記ニードル部との間に形成される流路断面積及び前記噴孔の流路断面積よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記燃料流路の前記キャビテーション生成通路の下流には、流路断面積が前記キャビテーション生成通路の流路断面積よりも広く、かつ前記キャビテーション生成通路にて発生したキャビテーション気泡と燃料とを混合するためのキャビテーション混合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
- 前記バルブボディの壁面及び前記ニードル部の壁面は、前記キャビテーション生成通路の出口部から前記キャビテーション混合部を経由して前記噴孔に至る燃料流路を形成する部分がそれぞれ滑らかに接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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JPH09506409A (ja) * | 1994-09-30 | 1997-06-24 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 特に、噴射弁のためのノズルプレート及びノズルプレートを製造するための方法 |
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- 2006-11-13 JP JP2006306840A patent/JP4720724B2/ja active Active
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